JP2848479B2 - プリンタ - Google Patents

プリンタ

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JP2848479B2
JP2848479B2 JP32023292A JP32023292A JP2848479B2 JP 2848479 B2 JP2848479 B2 JP 2848479B2 JP 32023292 A JP32023292 A JP 32023292A JP 32023292 A JP32023292 A JP 32023292A JP 2848479 B2 JP2848479 B2 JP 2848479B2
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宣政 田村
英雄 畠山
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、媒体に印字をう印
ヘッドとプラテンとの間の印字ヘッドギャップを最適な
状態に設定する印字ヘッドギャップ設定機能を備えたプ
リンタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は従来のプリンタの要部概略構造
であり、図において、1はドットピン方式の印字ヘッド
であり、本体の下面中央から突出させたガイド部1aの
先端より、図示せぬ複数本のドットピンを下方に突出さ
せることにより印字を行うものである。
【0003】2はこの印字ヘッド1の先端、つまりドッ
トピン突出面と対向配置されているプラテンであり、こ
のプラテン2は左右端部にそれぞれ、印字用の媒体を
入する際のガイド面となる右側媒体ガイド3と、左側媒
体ガイド4とを突設させた構造としている。5はこのプ
ラテン2と所定の間隔を保持して平行に配置したガイド
シャフトで、前記印字ヘッド1を図示せぬキャリッジ等
の支持部材を介して支持することにより、該ガイドシャ
フト5に沿って左右方向に水平移動可能としている。ま
た、印字ヘッド1は同時に、前記図示せぬ支持部材によ
って垂直方向にも移動可能な構造となっており、これに
より印字ヘッド1はプラテン2に対して接近したり離間
する方向に移動する。
【0004】6と7はそれぞれ前記印字ヘッド1に接続
しているヘッドUP/DOWNモータと、スペースモー
タであり、ヘッドUP/DOWNモータ6は印字ヘッド
1をプラテン2に対して接近したり離間する垂直方向
に、またスペースモータ7はガイドシャフト5に沿って
水平方向に移動させるようになっている。また、8は印
字ヘッド1の先端とプラテン2との間に介在するように
プラテン2上にセットされた印字媒体である。なお、図
示していないが、この印字媒体8と印字ヘッド1との間
にはインクリボンを介在させることは言うまでも無い。
【0005】上述した構成において、印字ヘッド1とプ
ラテン2との間隙つまり印字ヘッドギャップを設定する
場合は、まずプラテン2上に印字媒体8をセットする。
印字媒体8のセットは、該印字媒体8の一端辺を前記プ
ラテン2の左右の媒体ガイド3及び4のいずれかに付き
当てながら載置することにより行う。印字媒体8のセッ
トが終了した後、スペースモータ7を駆動して印字ヘッ
ド1を印字ヘッドギャップ設定地点Aに対応させる。こ
印字ヘッドギャップ設定地点Aは、図に示すよう
に、印字媒体8に印字される第1文字目の印字位置、す
なわち印字開始位置であり、プラテン2の一端部になっ
ている。
【0006】次に、この印字ヘッドギャップ設定地点A
において、ヘッドUP/DOWNモータ6を駆動し、印
字ヘッド1を下降させる。すなわち印字ヘッド1をプラ
テン2に接近する方向に移動させ、印字媒体8を挟んで
印字ヘッド1の先端をプラテン2に当接させ、さらに押
圧させる。これにより、ヘッドUP/DOWNモータ6
は圧力が増大し、その結果、脱調して駆動を停止する。
【0007】こうしてヘッドUP/DOWNモータ6の
駆動が停止すると、この停止した位置から所定の幅だけ
印字ヘッド1を後退させるべく、予め設定されているス
テップ数だけ、ヘッドUP/DOWNモータ6を逆回転
させる。この逆回転のステップ数は、もちろん予め設定
されているものである。ヘッドUP/DOWNモータ6
の逆回転は、印字ヘッド1を上昇させて、プラテン2か
ら離間させる。そして予め設定されたステップ数だけ駆
動したヘッドUP/DOWNモータ6により所定の間隙
だけプラテン2から離間した印字ヘッド1は、プラテン
2との間で印字処理における最も適した印字ヘッドギャ
ップで配置されることになる。
【0008】これにより、スペースモータ7を駆動して
印字ヘッド1をガイドシャフト5に沿って水平方向に移
動しながら印字動作を行うことで、前記印字ヘッドギャ
ップ設定地点Aにて設定した最適の印字ヘッドギャップ
によって印字処理を行っていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述した
従来の印字ヘッドギャップ設定の技術においては、以下
に示すような問題点があった。すなわち、近年における
プリンタはより高速な印字処理を要求されている。その
ため、印字ヘッドは高速印字を目的とし、またそれを実
現するべく高速による動作が必須条件とされている。こ
れにより印字ヘッドはそのドットピンのストロークを小
さくすることにより印字速度を向上させる傾向がある
が、これによれば印字ヘッドとプラテンとの間隙を高精
度に保持することが要求される。
【0010】ところが、印字ヘッドの水平移動を案内す
るガイドシャフトと、プラテンとの平行精度を出すの
は、現在の技術では至難の技となっており、印字ヘッド
とプラテンとの間の印字ヘッドギャップを高精度に保持
することは難しいものであった。さらに、前記ガイドシ
ャフト及びプラテンは、両端部で支える構造となってい
るために、中央部に重力による撓みが生じ、この撓みの
分が加算されると、ガイドシャフトとプラテンとの平行
精度はさらに狂いを生じることになり、これによって従
来の印字ヘッドギャップの設定構造、すなわち、プラテ
ンの一端部に設けた媒体厚み印字ヘッドギャップ設定
点A印字ギャップを設定し、この印字間隙によりプラ
テン幅全体にわたって印字処理を行うという構造では、
印字ヘッドギャップ設定地点A以外の他の印字箇所にお
いて印字ヘッドギャップには違いが生じ、その精度を保
持することはできなかった。
【0011】このため、印字ヘッドギャップが変化して
しまった箇所では、その印字品位、すなわち印字濃度が
薄くなったり、印字が抜けてしまったり、また甚だしい
ものではドットピンが折れてしまうというようなトラブ
ルが発生していた。そして、このようなトラブルの現象
は、媒体の紙幅が広くなるに従い、プラテンおよびガイ
ドシャフトもその長さが長くなるために、さらに顕著と
なり、印字品位を低下させてしまうという問題があっ
た。
【0012】また、ガイドシャフトの撓みを無くすため
には、ガイドシャフトをより太くして強固とすることが
考えられるが、これによれば装置の大型化や、動力源の
パワーアップが必要となってしまうという問題があっ
た。本発明は上述した問題点を解決するためになされた
ものであり、ガイドシャフトとプラテンとの平行が精度
良く保持されず、またガイドシャフトを強固な構造とし
なくとも、印字ヘッドとプラテン間における最適な印字
ヘッドギャップの精度を保持することにより印字品位を
向上させ、装置の大型化や動力源のパワーアップを必要
としない小型でかつ高品位の印字処理を可能としたプリ
ンタを提供することを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため本発明は、プラテン上にセットされた媒体に印字を
う印字ヘッドと、前記プラテンに沿って平行に配置し
たガイドシャフトと、このガイドシャフトに沿って前記
印字ヘッドを水平方向に移動するスペースモータと、前
記プラテンに対して印字ヘッド離間したり接近するよ
移動させるヘッドUP/DOWNモータとを備え、前
記ヘッドUP/DOWNモータにより印字ヘッドをプ
テンに当接させた後適量離間させることで、印字ヘッ
ドとプラテンとの間の印字ヘッドギャップを自動的に設
定するプリンタにおいて、前記ガイドシャフトとプラテ
ンとの間隙を、印字ヘッドのスペース移動範囲内におけ
る複数の測定点で測定するべく指示する間隙測定指示手
段と、この間隙測定指示手段の指示により印字ヘッドを
ヘッドUP/DOWNモータにより移動させることで得
られる測定データから印字ヘッドのスペース範囲内にお
ける印字ヘッドギャップ修正値を算出する算出手段と、
算出された印字ヘッドギャップ修正値を記憶する記憶手
段とを備える。
【0014】そして、この記憶手段に記憶した印字ヘッ
ドギャップ修正値を読出して、この印字ヘッドギャップ
修正値に応じて印字ヘッドを上下動させることにより常
に適正印字ヘッドギャップを保持して印字処理を行うよ
うに制御する制御部とを備えたことを特徴とする
【0015】
【作用】上述した構成によれば、印字ヘッドがスペース
移動する範囲内の複数箇所において、印字ヘッドを支持
しているガイドシャフトと、このガイドシャフトと対向
配置しているプラテンとの間隙を、間隙測定指示手段の
指示により測定する。この測定は、印字ヘッドをヘッド
UP/DOWNモータにより移動させることにより行
う。
【0016】測定して得たデータは、ガイドシャフトの
撓みを検出することになる。従って、この測定データ
に基づき算出手段が、印字ヘッドがガイドシャフトに沿
ってスペース移動した場合に辿るであろう軌跡を求め、
かつこの軌跡データから印字ヘッドギャップ修正値を算
出する。こうして算出された印字ヘッドギャップ修正値
記憶手段に記憶し制御部はこの印字ヘッドギャップ
修正値を読出して、適正な印字ヘッドギャップ保持し
た状態で印字ヘッドにより印字処理を行うよう制御す
【0017】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明
する。図1は本実施例のプリンタの構造を示す説明図、
図2はプラテンとガイドシャフトとの間隙測定フローチ
ャート、図3は各測定点における間隙測定フローチャー
ト、図4は本実施例における印字ヘッドギャップ設定の
フローチャートである。また、図5は印字ヘッドギャッ
プ調整時における印字ヘッドの動作を示す説明図、図6
はガイドシャフトとプラテンとの間隙の軌跡、及び印字
ヘッドの動作軌跡を示す説明図である。
【0018】まず、図1により本実施例のプリンタの構
造を説明すると、図において1は印字ヘッド、2はプラ
テン、3は右側サイドガイド、4は左側サイドガイド、
5はガイドシャフト、6はヘッドUP/DOWNモー
タ、7はスペースモータ、8は印字媒体であり、これら
は従来とほぼ同様であり、かつほぼ同様に構成されてい
るので、従来と同一の符号を付し、その説明は省略す
る。
【0019】9は周方向に複数のスリットが形成された
円板形状のスリット円板であり、ヘッドUP/DOWN
モータ6の回転軸に取付られヘッドUP/DOWNモ
ータ6と一体に回転するようになっている。のスリッ
円板は回転軸を中心としてスリット間隔で
放射状に形成されているが、任意の箇所に5個分のス
リットを除いた領域が形成されている。
【0020】10はヘッドUP/DOWNモータ6の回
転量を検出するための検出センサであり、発光センサ1
0aと受光センサ10bが対と成って構成されている。
発光センサ10aと受光センサ10bの間にスリット円
板9が配置され、かつスリット円板9に形成されたスリ
ットが発光センサ10aと受光センサ10bに対向して
配置されている。従って、UP/DOWNモータ6が回
転し、これにより該モータ6の回転軸に取付られたスリ
ット円板9が回転すると、発光センサ10aと受光セン
サ10bの間をスリットが横切り、スリットの有無によ
り受光センサ10の出力が変化する。検出センサ10
は、この出力変化を検出してパルス状のスリット検出信
号を出力するものである。
【0021】11は制御部(1Chip CPU)あ
り、前記印字ヘッド1を上下動させるヘッドUP/DO
WNモータ6に対するUP/DOWN用のクロック、及
び印字ヘッド1を水平移動させるスペースモータ7に対
してのスペーシング用のクロック発生させ、また、後
述する各手段を用いて印字ヘッド1が常に一定の印字ヘ
ッドギャップを保持し印字を行うように制御する。
【0022】12はこの制御部11と接続している入出
力用のI/Oポートであり、前記ヘッドUP/DOWN
モータ6やスペースモータ7を駆動させるためのドライ
ブの選択、あるいはクロック信号のイネーブル(開始)
/ディスエーブル(禁止)を行うと共に、印字ヘッド1
の上下動の際に検出センサ10の出力を制御部11に入
力する
【0023】13は前記I/Oポート12を介して制御
部11と接続しているドライバであり、前記ヘッドUP
/DOWNモータ6とスペースモータ7を駆動する。1
4は間隙測定指示手段であり、前記制御部11を介して
ヘッドUP/DOWNモータ6およびスペースモータ7
を駆動することにより、印字ヘッド1がスペース移動す
る範囲の複数箇所において、ガイドシャフト5とプラテ
ン2との間隙を測定するべく指示する。
【0024】15は算出手段で、前記間隙測定指示手段
14により得た測定データから、ガイドシャフト5の撓
みを測定し、これにより印字ヘッド1が印字中に辿るで
あろう軌跡を求めて、この軌跡から印字ヘッド1を上下
動させて修正するための印字ヘッドギャップ修正値を算
出する。16は前記算出手段15により算出した印字ヘ
ッドギャップ修正値を記憶しておく記憶手段である。
【0025】そして、この記憶手段16に記憶された印
字ヘッドギャップ修正値を、前記制御部11により印字
開始可能状態に設定された印字ヘッド1に加え、印字処
理中の印字ヘッド1を前記修正値の分だけ上下動するこ
とによって適正な印字ヘッドギャップを保持するように
なっている。次に、上述した構造による印字ヘッドギャ
ップ設定動作を、図1に加えて図2〜図4の各フローチ
ャート、図の印字ヘッドの動作説明図、並びに図6の
印字ヘッド軌跡等の説明図を用いて説明する。
【0026】適正印字ヘッドギャップ値を得るには、ま
ず、間隙測定指示手段14の指示によりガイドシャフト
5とプラテン2との間隙測定を、印字ヘッド1のスペー
ス移動範囲内において予め設定した複数箇所において行
う。図2によりこの測定点のひとつである測定点Aでの
間隙測定動作を説明する。なお、この動作フローチャー
トにおいて、検出センサ10の出力に変化が無いときの
状態をカウントするセンサカウンタ(センサCT)と、
プラテンと印字ヘッドとの間隙をカウントする間隙カウ
ンタ(間隙CT)が用いられ、始めにセンサCTが初期
」に設定される
【0027】次に、制御部11よりI/Oポート12を
介してドライバ13に対してDOWNパルスを1ケ出力
する。これによりヘッドUP/DOWNモータ6はドラ
イバ13の駆動により1パルス分回転する。このとき印
字ヘッド1がプラテン2に当接してしていなければ、印
字ヘッド1は同じく1パルス分下降する。
【0028】次に、制御部11はセンサCTを「+1」
して、センサ状態に変化が有ったか否か、つまり検出セ
ンサ10からスリット検出信号が出力されたか否かを判
定する。ここで、印字ヘッド1がプラテン2に当接して
いなければヘッドUP/DOWNモータ6は1パルス分
回転するので、スリット円板9も1パルス分回転し、検
出センサ10からスリット検出信号が出力される。これ
により図2のフローチャートに示したように再びセンサ
CTを「0」の初期値に戻して、以上の動作を繰り返
す。 このようにして印字ヘッド1がプラテン2まで到達
して該プラテン2に当接すると、それ以上ヘッドUP/
DOWNモータ6を駆動しても、ヘッドUP/DOWN
モータ6は脱調して正規に回転することはなくなる。そ
のため、スリット円板9も回転しなくなるので、検出セ
ンサ10からスリット検出信号が出力されなくなり、こ
れにより図2のフローチャートにおいて、センサ状態に
変化が有ったか否かの判定は「NO」となる。
【0029】次に、センサCTの値が「8」か否かが判
定されるが、初めてセンサ状態に変化がないことが検出
されたときには、センサCTの値は「1」であるので、
ここでは「NO」と判定される。そして、再びDOWN
パルスを1個出力する。しかし、このときには印字ヘッ
ド1がプラテン2に当接しているので、ヘッドUP/D
OWNモータ6は再び脱調することになり、スリット円
板9も回転しないことになる。そのため、センサ状態に
変化が有ったか否かの判定は再び「NO」となる。ま
た、このときセンサCTの値は「+1」されて「2」と
なるが、「8」より値が小さいので、以上の動作を繰り
返す。 このようにしてセンサCTの値が1つづつ増えて
ゆき、やがてセンサCTの値は「8」となる。ここでセ
ンサ状態に変化がなくなった後にも、DOWNパルスを
所定数(本実施例では上述の如くセンサCTの値が
「8」になるまで)出力す るのは、印字ヘッド1をプラ
テンに確実に当接させるためである。
【0030】こうして、印字ヘッド1をプラテンに当接
させた後、印字ヘッド1を上昇させる。すなわち、制
部11よりI/Oポート12を介してドライバ13に対
してUPパルスを1ケ出力する。これによりヘッドUP
/DOWNモータ6はドライバ13の駆動により1パル
ス分逆回転し、印字ヘッド1は同じく1パルス分上昇す
る。次に、センサ状態に変化が有ったか否かの判定を行
い、センサ状態に変化が有るまでUPパルスを1ケづつ
出力する。 これら印字ヘッド1の上昇時の前ステップ
は、印字ヘッド1がプラテン2から確実に離れたことを
検出してから間隙CTのカウントを開始するためであ
る。
【0031】次に、間隙CTを初期値「0」に設定し、
次いセンサCTも初期値「0」に設定する。こうしてカ
ウンタの計数準備ができると、制御部11によりI/O
ポート12を介してドライバ13に対してUPパルスを
1ケ出力する。これによりヘッドUP/DOWNモータ
6はドライバ13の駆動により1パルス分逆回転し、印
字ヘッド1は同じく1パルス分上昇するので、続いて間
隙CTを「+1」し、更にセンサCTを「+1」した
後、センサ状態に変化が有ったか否かの判定を行う。
こで、センサ状態に変化が有れば、再びセンサCTを初
期値「0」に戻してUPパルスを1ケ出力する。このと
き間隙CTはUPパルスが出力される度に「+1」づつ
カウントアップされる、従って、この間隙CTの値によ
りヘッドUP/DOWNモータ6の回転量、つまり印字
ヘッド1の移動量が分かる。このようにしてヘッドUP
/DOWNモータ6を1パルスづつ回転させてゆくと、
やがてセンサ状態に変化有りが検出されなくなる。 その
後、前述した印字ヘッド1の下降時と同様に、印字ヘッ
ド1が確実に上昇位置に達したことを検出するために更
にヘッドUP/DOWNモータ6を所定量回転させ、間
隙測定動作を終了する。その結果、間隙CTには、印字
ヘッド1を印字ヘッド上昇位置まで上昇させたときのヘ
ッドUP/DOWNモータ6の回転量、つまり印字ヘッ
ド1の移動量がセットされ、これが測定点A間隙デー
タとなる。
【0032】そして、この上述したガイドシャフト5と
プラテン2との間隙の測定を、図1に示すように予め設
定された複数の測定点BとCにおいてもそれぞれ行う。
つまり、図3のフローチャートに示すように測定点Aに
おけるガイドシャフト5とプラテン2との間隙を測定す
る動作が終了すると、スペースモータ7により印字ヘッ
ド1をガイドシャフト5に沿って次の測定位置である測
定点Bにスペース移動し、上記測定点Aと同様の測定動
作をこの測定点Bにて行った後、さらに印字ヘッド1を
測定地点Cにスペース移動して同様に測定動作を行う。
このときの測定点Aにおける間隙データつまり間隙CT
の値をCTA、測定点Bにおける間隙CTの値をCT
B、測定点Cにおける間隙CTの値をCTCとする。
【0033】こうして、所定の測定箇所のガイドシャフ
ト5とプラテン2との間隙測定を行うことにより、ガイ
ドシャフト5とプラテン2との軌跡を算出手段15によ
り図6に示すように求める。仮に、測定点A,B,Cに
おいて、CTA=400,CTB=380,CTC=4
00のデータが得られたものとし、A点からC点まで
領域(イ),(ロ),(ハ),(ニ),(ホ)のよう
5分割した場合、(ロ)と(ニ)の区間における間隙
は前記の軌跡に基づいて疑似的に求められる。これによ
り(イ),(ロ),(ハ),(ニ),(ホ)における間
隙データは次のようになる。
【0034】 (イ)=400,(ロ)=390,(ハ)=380,
(ニ)=390,(ホ)=400 字媒体8に印字する場合は、最初に印字ヘッド1はB
点にあり、印字媒体8がプラテン2上にセットされる
そこで、例えばこのB点つまり(ハ)の領域の第1行目
の印字位置にて印字ヘッドギャップの設定を行うものと
すると、その印字ヘッドギャップの設定は前記プラテン
2とガイドシャフト5の間隙を間隙測定方法とほぼ同様
の動作により行うが、その場合、印字ヘッド1の上昇時
に所定パルス数だけ、UPパルスを発生する。図4は印
字ヘッドヘッドギャップとして間隙CTの値が「40」
になるように設定する例を示している。
【0035】そして、図4に示したようにB点つまり
(ハ)の区間の印字ヘッドギャップを「間隙CT=4
0」とした場合、各区間の印字ヘッドギャップも間隙C
Tの値で表すと次のようになる。 (イ)=20,(ロ)=30,(ハ)=40,(ニ)=
30,(ホ)=20本実施例では前記の間隙データに基づいて印字ヘッドギ
ャップ修正値を算出手段15により求め、記憶手段16
に記憶する。 印字動作は、記憶手段16に記憶した印字
ヘッドギャップ修正値を制御部11が読出し、制御部1
1の指示により、(イ)の区間は間隙CT値=20に保
ち、かつスペースモータ7によりスペースしながら印字
を行い、(ロ)の区間は間隙CT値=30となるように
印字ヘッド1をヘッドUP/DOWNモータ6により上
昇させ、その値に保ちながらスペースモータ7によりス
ペーシングして印字を行う。同様にして(ハ)の区間は
間隙CT値=40となるように印字ヘッド1を上昇さ
せ、その値に保ちながらスペーシングして印字を行う。
続いて(ニ)の区間では間隙CT値=30となるように
印字ヘッド1をヘッドUP/DOWNモータ6により下
降させ、その値に保ちながらスペースモータ7により印
字ヘッド1をスペーシングして印字を行い、最後に
(ホ)の区間では間隙CT値=20となるように印字ヘ
ッド1を下降させ、その値に保ちながらスペーシングし
て印字を行うようにする。
【0036】これにより、印字ヘッド1はその先端と印
字媒体8の間隙、すなわち印字ヘッドギャプは常に一定
に保持された適正間隙状態で印字処理を行うことにな
る。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、プラテン
上にセットされた媒体に印字を行う印字ヘッドと、 前
記プラテンに沿って平行に配置したガイドシャフトと、
このガイドシャフトに沿って前記印字ヘッドを水平方向
に移動するスペースモータと、前記プラテンに対して
字ヘッド離間したり接近するよう移動させるヘッドU
P/DOWNモータとを備え、前記ヘッドUP/DOW
Nモータにより印字ヘッドをプラテンに当接させた後適
量離間させることで、印字ヘッドとプラテンとの間の
印字ヘッドギャップを自動的に設定するプリンタにおい
て、前記ガイドシャフトとプラテンとの間隙を、印字ヘ
ッドのスペース移動範囲内における複数の測定点で測定
するべく指示する間隙測定指示手段と、この間隙測定指
示手段の指示により印字ヘッドをヘッドUP/DOWN
モータにより移動させることで得られる測定データから
印字ヘッドのスペース範囲内における印字ヘッドギャッ
プ修正値を算出する算出手段と、算出された印字ヘッド
ギャップ修正値を記憶する記憶手段と、この記憶手段に
記憶した印字ヘッドギャップ修正値を読出して、この印
字ヘッドギャップ修正値に応じて印字ヘッドを上下動さ
せることにより常に適正印字ヘッドギャップを保持して
印字処理を行うように制御する制御部とを備えたものと
している
【0038】このため、印字ヘッドとプラテンとの間隙
が、たとえガイドシャフトの中央が撓んでいる等のこと
で平行に保持されていなくとも、その撓み等に合わせて
印字ヘッドを印字中に上下動させるので、印字ヘッドギ
ャップは常に一定に保持することができるので、常に適
正印字ヘッドギャップを保持した状態で印字処理が可能
となるので、高品位の印字結果を得ることができる。
【0039】従って、従来例のように印字結果に濃淡を
生じたり、文字が抜けてしまったり、またドットピンが
折れてしまう等のトラブルを解消することができ、ま
た、ガイドシャフトを強固とする必要もないので、装置
の大型化を招くこともなく、かつ動力源を増加する必要
もないので、小型で高品位の印字処理が可能なプリンタ
を実現することができる。
【0040】尚、本発明は、自的に印字ヘッドギャッ
プ設定を行う全てのプリンタについて適用することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のプリンタの構造を示す説明図であ
る。
【図2】プラテンとシャフトとの間隙測定フローチャー
トである。
【図3】各測定点における間隙測定フローチャートであ
る。
【図4】本実施例における印字ヘッドギャップ設定フロ
ーチャートである。
【図5】印字ヘッドギャップ調整時における印字ヘッド
の動作を示す説明図である。
【図6】ガイドシャフトとプラテンとの間隙の軌跡等を
示す説明明図である。
【図7】従来のプリンタの要部概略構造図である。
【符号の説明】
1 印字ヘッド 2 プラテン 5 ガイドシャフト 6 ヘッドUP/DOWNモータ 7 スペースモータ 9 スリット円板 10 検出センサ 11 制御部 14 間隙設定指示手段 15 算出手段 16 記憶手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−26578(JP,A) 特開 平4−1072(JP,A) 特開 平5−104816(JP,A) 特開 平5−104817(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41J 25/308

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラテン上にセットされた媒体に印字を
    う印字ヘッドと、 前記プラテンに沿って平行に配置したガイドシャフト
    と、 このガイドシャフトに沿って前記印字ヘッドを水平方向
    に移動するスペースモータと、 前記プラテンに対して印字ヘッド離間したり接近する
    よう移動させるヘッドUP/DOWNモータとを備え、 記ヘッドUP/DOWNモータにより印字ヘッドをプ
    ラテンに当接させた後適量離間させることで、印字ヘ
    ッドとプラテンとの間の印字ヘッドギャップを自動的に
    設定するプリンタにおいて、 前記ガイドシャフトとプラテンとの間隙を、印字ヘッド
    のスペース移動範囲内における複数の測定点で測定する
    べく指示する間隙測定指示手段と、 この間隙測定指示手段の指示により印字ヘッドをヘッド
    UP/DOWNモータにより移動させることで得られる
    測定データから印字ヘッドのスペース範囲内における印
    字ヘッドギャップ修正値を算出する算出手段と、算出された 印字ヘッドギャップ修正値を記憶する記憶手
    と、 この 記憶手段に記憶した印字ヘッドギャップ修正値を
    出して、この印字ヘッドギャップ修正値に応じて印字ヘ
    ッドを上下動させることにより常に適正印字ヘッドギャ
    ップを保持して印字処理を行うように制御する制御部と
    を備えたことを特徴とするプリンタ。
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