JPH0280416A - オキシメチレン重合体組成物 - Google Patents

オキシメチレン重合体組成物

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JPH0280416A
JPH0280416A JP22971788A JP22971788A JPH0280416A JP H0280416 A JPH0280416 A JP H0280416A JP 22971788 A JP22971788 A JP 22971788A JP 22971788 A JP22971788 A JP 22971788A JP H0280416 A JPH0280416 A JP H0280416A
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JP
Japan
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oxymethylene
melamine
copolymer
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JP22971788A
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English (en)
Inventor
Akihiko Konishi
昭彦 小西
Isamu Masumoto
勇 増本
Yukihiro Iha
行博 伊覇
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Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
Original Assignee
Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
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Publication date
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  • Polyoxymethylene Polymers And Polymers With Carbon-To-Carbon Bonds (AREA)
  • Phenolic Resins Or Amino Resins (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、高い熱安定性を有し、成形時におけるモール
ド・デボジ・ントの生成が極めて少なく、且つハイサイ
クルで成形可能なオキシメチレン重合体組成物に関する
〔従来の技術〕
オキシメチレン重合体は、その優れた物理的性質により
、各方面で広く利用されている有用なエンジニアリング
プラスチックであり、主として射出成形により種々の形
状に成形されて使用される。
成形は通常185〜220″Cの温度で実施されるが、
使用する重合体の熱安定性が悪いと分解により生成した
ホルムアルデヒドが金型に付着して正常な成形が不可能
となる。又、安定剤や添加剤により安定化を図っても、
それらの剤が重合体中に均一に混合されていない場合や
重合体との相溶性に劣る場合には、成形品表面にそれら
の剤が滲み出て金型に付着してやはり正常な成形を妨げ
る。これらの金型への付着物はモールド・デポジットと
呼ばれているが、その生成を極力少なくする為種々の検
討が行われている。
又一方、成形品の生産性を向上させる為、重合体を溶融
状態から冷却した場合の固化速度を速めてハイサイクル
で成形する方法についても種々検討されている。
即ち、特公昭40−21148号公報には、アミジン化
合物を添加した、高度の熱安定性を有するオキシメチレ
ン重合体組成物が開示されており、アミジン化合物とし
ては、シアノグアニジン、ベンゾグアニジン、メラミン
化合物等が例示されている。
一方特公昭55−50502号公報には、水に不溶性の
網状化されたメラミン・ホルムアルデヒド重縮合物を添
加した、高度の熱安定性を有し真空中で加熱した場合の
メラミン昇華物量が小さく、且つ該重縮金物の核形成作
用により凝固時間が短縮されたポリオキシメチレン成形
材料が開示されている。
更に本願出願人は、特開昭57−102943号公報に
おいて、アミン置換トリアジン類とホルムアルデヒドと
の初期縮合物、立体障害性フェノール類及びアルカリ金
属又はアルカリ土金属の水酸化物、無機酸塩又はアルコ
キシドからなる三元系の安定剤を使用することにより、
熱安定性の良好で且つモールド・デポジットの少ない組
成物が得られることを開示している。
更に又特公昭55−19942号公報には、オキシメチ
レン線状重合体に分岐又は絹状化オキシメチレン重合体
を添加することにより、球晶径を小さくしハイサイクル
化が達成し得ることが開示されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、特公昭40−21148号公報の組成物
は、高度の熱安定性を有するものの、アミジン化合物、
特にメラミンがオキシメチレン重合体に対する溶解性に
乏しいため、成形品から滲み出してモールド・デポジッ
トの原因となる。
次に、特公昭55−50502号公報の組成物は、添加
物の成形品からの滲み出しも少なく、又固化速度も大で
あるが、不溶性の網状化された縮合物を用いる為、良好
な熱安定性を得る為には、該縮合物を微粉砕して緻密に
混合させる必要がある。
次に、特開昭57−102943号公報の組成物は、上
記のような混合の問題はなく、耐モールド・デポジット
性の良い成形品を与えるが、固化速度が若干遅いという
改善すべき点を有している。
最後に、特公昭55−19942号公報の組成物は、固
化速度は改善されているが、熱安定性及び成形品の機械
的物性が低下する傾向がある。
本発明者らは、かかる従来技術の問題点、即ち■ 安定
剤の滲み出し ■ 安定剤の混合操作性 ■ 耐モールド・デポジット性 ■ 固化速度 ■ 成形品の機械的物性のバランス 等について鋭意検討した結果、安定剤であるメラミンを
末端不安定部分の安定化処理が未了のオキシメチレン粗
共重合体に高濃度に添加して加熱・混練した後、それを
オキシメチレン重合体にメラミン添加量が所定の範囲内
となる量添加することにより、所期の目的が達成できる
ことを見出し本発明に到達した。
c問題点を解決するための手段〕 即ち本発明は、(a)オキシメチレン重合体100重量
部に対し、(b)末端安定化処理を行っていないオキシ
メチレン粗共重合体100重量部と2〜30重量部のメ
ラミンとを170〜250°Cの温度で加熱・混練して
得られる安定剤組成物(以下安定剤(1)と記す。)を
該安定剤組成物を製造する際に使用するメラミン量とし
て0.01〜1重量部に相当する量配合してなり、且つ
(c)酸化防止剤を0.05〜5重量%含有してなるオ
キシメチレン重合体組成物である。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明で使用するオキシメチレン重合体は、オキシメチ
レン単独重合体及び共重合体である。
オキシメチレン単独重合体は、ホルムアルデヒド又はト
リオキサンの単独重合体であり、その末端をエステル化
、エーテル化等の公知の方法で安定化したものを使用す
る。
オキシメチレン共重合体としては、主鎖中に04〜40
モル%、好ましくは0.4〜10モル%のオキシアルキ
レン単位を含むものであり、ホルムアルデヒド又はトリ
オキサン等の環状アセタールとエチレレンオキシド、1
.3−ジオキソラン、1,3−ジオキソラン等の環状エ
ーテル又は環状アセタールとからの綿状共重合体の他、
前記の共重合成分の他に多官能性の共単量体(ターモノ
マー)を使用することにより得られる部分的に網状化さ
れた共重合体(ターポリマー)や前記の共重合成分の他
に少なくとも3個の水酸基を有する化合物を使用するこ
とにより得られる分岐化された共重合体も使用し得る。
部分的に網状化された共重合体は、例えば特公昭42−
3955号公報及び特公昭45−25114号公報に開
示されているものであり、多官能性の共単量体としては
、エチレングリコールジグリンジルエーテル、ネオペン
チルグリコールジグリシジルエーテル、l、4−ブタン
ジオールジグリシジルエーテル等が用いられる。
一方分岐化された共重合体は、例えば特公昭44−23
341号公報に開示されているものであり、3個の水酸
基を有する化合物としては、トリメチロールプロパン、
ソルビトール、グリセリン、ペンタエリスリトール等が
用いられる。
これらの各種の共重合体の重合用触媒としては、主とし
て三フン化ホウ素又はその錯化合物が用いられる。重合
反応により得られた共重合体は触媒を含むため、中和剤
を含む洗浄液で洗浄し触媒を除去するか、又は本願出願
人が先に提案した三級ホスフィン化合物を添加する方法
(特公昭5542085)で触媒を完全に失活させるこ
とが必要である。
かかる処理により触媒が除去されるか又は失活された共
重合体はその末端に熱的に不安定な部分を有するが、こ
の不安定部分を加水分解安定化、加熱溶融安定化等の公
知の方法により除去することにより共重合体を安定化す
ることが出来る。
安定剤(りは、末端安定化処理を施していないオキシメ
チレン共重合体(以下オキシメチレン粗共重合体と記す
。)とメラミンとを加熱・混練することにより得られる
が、このオキシメチレン粗共重合体は、前記したオキシ
メチレン共重合体と同様に重合され、重合終了後に触媒
を触媒が除去されるか又は失活されただけの末端に熱的
に不安定な部分を残すものである。これを必要に応じて
乾燥して使用するが、MI値が0.5〜50g/10分
の範囲で、主原料のオキシメチレン重合体のMI値に近
いものを選ぶのが好適である。
尚、オキシメチレン粗共重合体が網状化された共重合体
である場合は、多官能性の共単量体の使用量が他の共単
量体の合計に対し0.0001〜0.05重1%である
ものが、叉、オキシメチレン粗共重合体が分岐化された
共重合体である場合は、少なくとも3個の水酸基を有す
る化合物の使用量が他の共単量体の合計に対し0.00
05〜0.1重量%であるものが、それぞれ好ましい。
メラミンは、オキシメチレン粗共重合体100重量部に
対し2〜30重量部、好ましくは5〜20重量部使用す
る。
混合は170〜250°C1好ましくは190〜230
°Cの温度で行う。混合操作時間は、温度によって異な
るが、混合操作終了後の安定剤山中の後述する方法で測
定した抽出可能なメラミン量が当初添加したメラミン量
の10%以下となるまで行うのが好ましく、通常5〜1
00分間である。
混合操作中にオキシメチレン粗共重合体中の不安定部分
の分解により生成するホルムアルデヒドは、適当な排気
設備により除去する。又、混合操作中の共重合体の劣化
を防止するため、オキシメチレン重合体の通常使用され
る酸化防止剤を、オキシメチレン粗共重合体lOO重量
部に対し0゜05〜5重景部重量ましくは0. 1〜1
重量部予め添加するのが適当である。加熱・混練操作を
連続的に行う装置としては、単軸又は2軸以上のベント
付押出機を用いるのが適当である。
本発明で使用する酸化防止剤は、オキシメチレン重合体
の酸化防止剤として公知のものであり、下記−量大で示
される立体障害性フェノール類が適当である。
H 〔式中、R3及びR2は、それぞれ、アルキル基、置換
アルキル基又は置換トリアゾール基を表し、R3はアル
キル基、置換アルキル基、アルコキシ基又は置換アミノ
基を表す。   〕具体的には、2,2′−メチレン−
ビス(4−メチル−6−t−ブチルフェノール)、1.
6−ヘキサンシオールービス(3−(3,5−ジーも一
ブチルー4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート)、
ペンタエリスリチル−テトラキシ〔3−(3,5−ジー
し一ブチルー4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート
〕、ジステアリル−3,5−ジーL−ブチル−4−ヒド
ロキシベンジルフスフネート、2,6.7−ドリオキサ
ー1−ホスファ−ビーシクロ(2,2,2)−オクト−
4−イルメチル−3,5−ジーも一ブチルー4−ヒドロ
キシシンナメート、3.5−ジーし一ブチルー4−ヒド
ロキシフェニル−3,5−ジステアリル−チオトリアジ
ルアミン、2(2′−ヒドロキシ−35−’;−t、−
7”チルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、
2.6−ジーL−ブチル−4ヒドロキシメチルフエノー
ル、13,5−トリメチル−2,4,6−)リス(3,
5−ジ−t−フチルー4−ヒドロキシベンジル)ベンゼ
ン、4.4′−メチレン−ビス(4−メチル−6−L−
ブチルフェノール)、3.5−ジ−t−ブチル−4−ヒ
ドロキシベンジルジメチルアミン及びNN′−へキサメ
チレン−ビス(3,5−ジーむ−ブチル−4−ヒドロキ
シ)ヒドロシンナマイド等を挙げることができ、なかで
も2.2′−メチレン−ビス(4−メチル−6−t−ブ
チルフェノール)、1.6−ヘキサンシオールービス(
3−(3,5−ジーし一ブチルー4−ヒドロキシフェニ
ル)プロピオネート〕及びペンタエリスリチル−テトラ
キシ(3−(3,5−ジーし一ブチルー4−ヒドロキシ
フェニル)プロピオネート〕が特に効果的で好ましい。
次に本発明の組成物の各成分の混合方法について説明す
る。
安定剤(1)とオキシメチレン重合体の混合の方法とし
ては、調製後−旦固化させた安定剤(11と末端安定化
処理を施したオキシメチレン単独重合体又は共重合体と
をそれぞれ固体の状態で混合した後加熱して溶融状態と
して混練する方法と、末端安定化処理を施したオキシメ
チレン単独重合体又は共重合体を溶融状態にしたもの、
又は加熱溶融安定化若しくは溶融加水分解安定化工程に
ある溶融状態にあるオキシメチレン粗共重合体に同じく
調製したままの安定剤(Ilを添加して混練する方法が
あり、後者の方法がより有利である。
連続的に実施する場合の混合装置としては、通常の押出
機又は連続式の混合機を用いるこ七が出来る。叉、オキ
シメチレン粗共重合体の安定化処理工程で安定剤(Il
を添加する場合には、例えば本願出願人が先に提案した
(特開昭57−87410号公報)、押出機と表面更新
型混合機と組み合わせて使用して溶融安定化する方法を
採用し、押出機本体又は表面更新型混合機の本体に安定
剤[1を溶融状態で添加することが出来る。
酸化防止剤は、最終的に得られた組成物中に所定割合で
含まれていれば良く、オキシメチレン重合体にその末端
安定化処理の段階若しくは安定剤(I)と混合する前の
段階で添加する方法、オキシメチレン重合体と安定剤(
I)とを混合する段階で添加する方法等の1つ又は2つ
以上を併用して添加することが出来る。
熔融・混合の際の温度は170〜250°C1好ましく
は190〜230°Cが適当である。
混合時間は特に制限はないが、通常0.5〜30分間で
ある。
本発明の組成物には、必要に応じて、他の安定剤、離型
剤、帯電防止剤等を配合することが出来る。
〔作用及び効果〕
本発明の効果は、必ずしも明確ではないが、安定剤(1
)の調製段階において、オキシメチレン粗共重合体と通
常オキシメチレン重合体に添加される割合より高い割合
で存在するメラミンとが加熱溶融状態で接触することに
より、メラミンが何らかの化学的変性を受けているもの
と推定される。そしてこの為、直接オキシメチレン重合
体に所要量のメラミンを添加する場合に比較して抽出可
能なメラミンの量が非常に少なくなり、成型時にメラミ
ンが滲み出て、成型品の表面が曇ったりモールド・デポ
ジットが起こることがない。
更に、固化速度も大となり、叉安定剤(11はオキシメ
チレン重合体に非常に容易に溶解するため、混合操作も
容易である。
〔実施例) 以下実施例により、本発明を更に詳細に説明する。尚、
実施例中に記載した各種測定項目の測定方法及び酸化防
止剤A、酸化防止剤Bの内容は次の通りである。又、第
2〜6表の記載において゛′実″は実施例を、“比°″
は比較例を表す。
固化速度:試料を用いて、プレス法により約60μの厚
さのフィルムを作成し、151 ’Cのオイル中に溶融
状LQ(200°C)から浸漬した時の浸漬開始から5
0%固化するまでの時間(秒)で示す。測定装置として
は、株式会社コタキ製作所製ポリマー結晶化速度測定装
置MK−701形を使用した。
抽出可能なメラミン量:粉砕した試料1〜2gを4%メ
タノール水溶液40m1に加え、全還流下に2時間抽出
を行う。溶液を濾過した後、蒸発乾固し、抽出されたメ
ラミンをシリル化剤によりシリル化後、ガスクロマトグ
ラフィーにて定量し、試料に対する重量%を求める。
ホルムアルデヒド発生量 試料0.5gを約50dのガラス製試験管に入れ、内部
を窒素にて置換した後密閉し、227°Cで60分間加
熱後、窒素中のホルムアルデヒドをガスクロマトグラフ
ィーにて定量し、試料に対する重量%を求める。
モールド・デポジットの量:12時間の同一条件での連
続成形の後、肉眼により金型面の状態を観察し、第1表
の基準に従い判定したもの。
第  1  表 酸化防止剤Bl、6−ヘキサンシオールービス(3,5
−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオ
ネート Ml値:ASTM  D−1238 190°C12,16kg標準荷重下での溶融指数(単
位g/10分) 但し、粗共重合体については粗共重合
体100重量部、メラミン0.3重量部及び酸化防止剤
B(後記)0.4重量部からなる組成にてラボプラスト
ミルで200°Cl2O分間溶融安定化処理を実施した
後、測定した値である。
引張強度:ASTM  D−638(単位kg/cn)
引張伸度:ASTM  D−638(単位%)酸化防止
剤A:2.2’−メチレン−ビス(4−メチル−6−t
−ブチルフェノール) 実施例1 (1)オキシメチレン重合体の製造 無水のホルムアルデヒドを、重合触媒としてのジブチル
錫ジラウレートを含むシクロヘキサン中に吹き込み、5
0℃にて重合させ、生成した重合体をシクロヘキサンよ
り分離した後、重合体の末端をアセチル化することによ
り安定化せしめた。
この重合体のMl値は10.0g/10分であった。
(2)安定剤(11の製造 トリオキサンとトリオキサンに対して2重量%のエチレ
ンオキサイドとを触媒としての三フッ化ホウ素ジブチル
エーテラートの存在下に温度80°Cで共重合させ、得
られた重合体をトリエチルアミン水溶液にて洗浄し、触
媒を除去した。得られたオキシメチレン粗共重合体(M
l値=5.0g/10分)を減圧下60°Cにて10時
間乾燥した後、この粗共重合体100重量部と0.6重
量部の酸化防止剤A及び11重量部のメラミンとを、窒
素気流下220°Cで30分間加熱・混練した後、固化
、粉砕した。
このものの抽出可能なメラミン量を測定したところ0.
20重量%であり、当初添加したメラミン量の約2%で
あった。
(3)組成物の製造 (1)で得られたオキシメチレン重合体100重量部、
(2)で得られた安定剤(■)3重量部及び酸化防止剤
、へ0,6重量部を単軸押出機で190°Cで混練・押
出しし、成型用組成物を得た。
この組成物の物性を測定したところ、第2表に記載した
如くであった。
比較例1〜3 安定剤(I)3重量部に代えてメラミン0.3重量部(
比較例1)、網状化メラミン−ホルムアルデヒド樹脂0
.3重量部(比較例2)又はメラミン−ホルムアルデヒ
ド初期縮合物0.3:を置部(比較例3)を使用した以
外は実施例1の(3)と同様に行った。
得られた組成物の物性を測定したところ、第2表に記載
した如くであった。
第2表 実施例2 (1)オキシメチレン重合体の製造 トリオキサンとトリオキサンに対して2.5重量%のエ
チレンオキサイドとを、重合触媒としての三フッ化ホウ
素ジエチルエーテラートの存在下、80°Cで共重合さ
せ、得られた共重合体に触媒の3モル倍のトリフェニル
ホスフィンを添加、混合し、触媒を失活せしめた後、減
圧下60°Cにて10時間乾燥し、末端不安定部分の安
定化未処理のオキシメチレン粗共重合体を得た。この粗
共重合体のMl値は31g/10分であった。
(2)安定剤(+1の製造 (1)で得られたオキシメチレン粗共重合体と当該粗共
重合体100重量部に対し0.6重量部に相当する量の
酸化防止剤B及び11重量部に相当する量のメラミンと
を、2軸ベント付押出機に連続的に供給し、温度225
°C1滞在時間lO分間の条件下に連続的に加熱、混練
した。
ベントロは僅かに減圧となる程度に保って粗共重合体の
不安定部分の分解により生成するホルムアルデヒドを除
去した。
押出機より押し出された安定剤(11の抽出可能なメラ
ミン量は0.26重量%であった。
(3)組成物の製造 (1)で得られたオキシメチレン粗共重合体と当該粗共
重合体100重量部に対し0.6重量部に相当する量の
酸化防止剤Bとを、2軸ベント付押出機と表面更新型の
混合機とからなる加熱溶融安定化装置の2軸ヘント付押
出機に連続的に供給した。
2軸ベント付押出機での温度を200°Cとし、ベント
ロを僅かに減圧とした。2軸ベント付押出機から連続的
に排出された共重合体を直ちに表面更新型の混合機に連
続的に導入した。混合機での温度を220℃、滞在時間
を30分間とした。
この表面更新型の混合機の中央部に、(2)で得られた
安定剤(■)を、2軸ベント付押出典に供給したオキシ
メチレン粗共重合体100重量部に対し3重量部に相当
する量で、溶融状態で連続的に供給した。
表面更新型の混合機から排出された共重合体組成物は冷
却、固化し、ペレット状に切断した。
この組成物の物性を測定したところ、第3表に記載した
如くであった。
比較例4〜6 安定剤(Tlを表面更新型の混合機に連続的に供給する
ことに代えて、2軸ベント付押出機に供給したオキシメ
チレン粗共重合体100重量部に対して0.3重量部に
相当する量のメラミン(比較例4)、網状化メラミン−
ホルムアルデヒド樹脂(比較例5)、メラミン−ホルム
アルデヒド初期縮合物(比較例6)又はシアノグアニジ
ン(比較例7)を2軸ベント付押出機に連続的に供給し
た以外は、実施例2の(3)と全く同様に行った。
得られた組成物の物性を測定したところ、第3表に記載
した如くであった。
第3表 実施例3 (1)  オキシメチレン重合体の製造トリオキサンと
トリオキサンに対して2.5重量%のエチレンオキサイ
ド及びトリオキサンに対して0.1重量%のエチレング
リコールジグリシジルエーテルとを、重合触媒としての
三フッ化ホウ素ジエチルエーテラートの存在下、80°
Cで共重合させ、得られた重合体に触媒の3モル倍のト
リフェニルホスフィンを添加、混合し、触媒を失活せし
めた後、減圧下60゛Cにて10時間乾燥し、末端不安
定部分の安定化未処理の綱状化されたオキシメチレン粗
共重合体を得た。この粗共重合体のMl値は0.53g
/10分であった。
(2)安定剤(I)の製造 実施例1の(2)で安定剤(1)を製造する際に使用し
たものと同じオキシメチレン粗共重合体と当咳粗共重合
体100重量部に対し0.6重量部に相当する量の酸化
防止剤B及び11重量部に相当する量のメラミンとを、
2軸ベント付押出機に連続的に供給し、温度225°C
1滞在時間IO分間の条件下に連続的に加熱、混練した
ベントロは僅かに減圧となる程度に保って粗共重合体の
不安定部分の分解により生成するホルムアルデヒドを除
去した。
押し出された安定剤(1)の抽出可能なメラミン量は0
,31重量%であった。
(3)組成物の製造 (1)で得られたオキシメチレン粗共重合体と当該粗共
重合体100重量部に対し0.6重量部に相当する量の
酸化防止剤Bとを、2軸ベント付押出機と表面更新型の
混合機とからなる加熱溶融安定化装置の2軸ベント付押
出機に連続的に供給した。
2軸ベント付押出機での温度を200°Cとし、ベント
ロを僅かに減圧とした。2軸ベント付押出機から連続的
に排出された共重合体を直ちに表面更新型の混合機に連
続的に導入した。混合機での温度を220°C1滞在時
間を30分間とした。
この表面更新型の混合機の中央部に、(2)で得られた
安定剤(I)を、2軸ベント付押出機に供給したオキシ
メチレン粗共重合体100重量部に対し3重量部に相当
する量で、溶融状態で連続的に供給した。
表面更新型の混合機から排出された共重合体組成物は冷
却、固化し、ベレット状に切断した。
この組成物の物性を測定したところ、第4表に記載した
如くであった。
比較例8 安定剤(I)を表面更新型の混合機に連続的に供給する
ことに代えて、2軸ベント付押出機に供給したオキシメ
チレン粗共重合体100重量部に対して0.3重量部に
相当する量のメラミンを2軸ベント付押出機に連続的に
供給した以外は実施例3の(3)と同様に実施し、成形
用組成物を得た。
この組成物の物性を測定したところ、第4表に記載した
如くであった。
第4表 実施例4 (1)オキシメチレン重合体の製造 トリオキサンとトリオキサンに対して2.8重量%の1
.3−ジオキソランとを、重合触媒としての三フッ化ホ
ウ素ジブチルエーテラートの存在下、80゛Cで共重合
させ、得られた共重合体を5重量%のトリエチルアミン
水溶液で洗浄して触媒を除去した0次いで、この共重合
体100重量部、酸化防止剤8014重量部及び水5重
量部をベント付押出機に供給し、溶融加水分解安定化処
理を行った。
得られた共重合体のMl値は9 、 5 g/10分で
あった。
(2)安定剤(υの製造 トリオキサン100重量部、エチレンオキサイド2.5
重量部及び1.4−ブタンジオールジグリシジルエーテ
ル0.025重量部から得られたMl値1 、 5 g
/10分の網状化されたオキシメチレン粗共重合体10
0重量部、酸化防上剤BO64重量部及びメラミン8重
量部を、窒素雰囲気下、温度225°Cで20分間加熱
、混練した。
得られた安定剤(I)の抽出可能なメラミン量は0.1
3重重量であった。
(3)組成物の製造 (1)で得られたオキシメチレン粗共重合体lOO重量
部と(2)で得られた安定剤(1)1,5重量部とを2
軸ベント付押出機に供給し、190℃で溶融、混練した 得られた組成物の物性を測定したところ、第5表に記載
した如くであった。
実施例5 (3ンで使用する安定剤(1)の量を3重量部とした以
外は実施例4と全く同様に行った。
得られた組成物の物性を測定したところ、第5表に記載
した如くであった。
実施例6 (2)で使用する網状化されたオキシメチレン粗共重合
体100重量部に代えて、トリオキサン10O1i量部
、エチレンオキサイド2.5重量部及びトリメチロール
プロパン0.05重量部から得られたMI値1.8g/
10分の分岐化されたオキシメチレン粗共重合体100
重量部を使用した以外は実施例4と全く同様に行った。
(安定剤(11の抽出可能なメラミン量=0.18重量
%) 得られた組成物の物性を測定したところ、第5表に記載
した如(であった。
実施例7 (3)で使用する安定剤+11の量を3重量部とした以
外は実施例6と全く同様に行った。
得られた組成物の物性を測定したところ、第5表に記載
した如くであった。
比較例9 実施例4の(1)で得られたオキシメチレン粗共重合体
100重量部にトリオキサン100重量部、エチレンオ
キサイド2.5重量部及び1.4−ブタンジオールジグ
リシジルエーテル0.025重量部から得られたMl値
1.5g/10分の網状化されたオキシメチレン粗共重
合体1.5重量部とメラミン0.2重量部とを添加し、
ベント付押出機で190°CT:溶融・混練した。
得られた組成物の物性を測定したところ、第5表に記載
した如くであった。
比較例10 網状化されたオキシメチレン粗共重合体1.5重量部に
代えてトリオキサン100重量部、エチレンオキサイド
2.5重量部及びトリメチロールプロパン0.05重量
部から得られたMl値1゜8g/10分の分岐化された
オキシメチレン粗共重合体1.5重量部を使用した以外
は、比較例9と全く同様に行った。
得られた組成物の物性を測定したところ、第5表に記載
した如くであった。
比較例11 綱状化されたMl値1 、 5 g/10分のオキシメ
チレン粗共重合体1.5重量部に代えてトリオキサン1
00ffJi部、エチレンオキサイド2.5重量部及び
1.4−ブタンジオールジグリシジルエーテルO,1f
fi量部から得られたMIIO2、2g/10分の網状
化されたオキシメチレン粗共重合体1゜0重量部に変え
た以外、比較例9と全く同様に行った。
得られた組成物の物性を測定したところ、第5表に記載
した如くであった。
比較例I2 網状化されたオキシメチレン粗共重合体1.5重量部に
代えてトリオキサン100重量部、エチレンオキサイド
2.5重量部及びトリメチロールプロパン0. 5重量
部から得られたMl値0.9g/10分の分岐化された
オキシメチレン粗共重合体1.0重量部を使用した以外
は、比較例9と全く同様に行った。
得られた組成物の物性を測定したところ、第5表に記載
した如くであった。
特許出願人 三菱瓦斯化学株式会社 代理人 弁理士 小 堀 貞 文

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (a)オキシメチレン重合体100重量部に対し、(b
    )末端安定化処理を行っていないオキシメチレン粗共重
    合体100重量部と2〜30重量部のメラミンとを17
    0〜250℃の温度で加熱・混練して得られる安定剤組
    成物を該安定剤組成物を製造する際に使用するメラミン
    量として0.01〜1重量部に相当する量配合してなり
    、且つ(c)酸化防止剤を0.05〜5重量%含有して
    なるオキシメチレン重合体組成物。
JP22971788A 1988-09-16 1988-09-16 オキシメチレン重合体組成物 Pending JPH0280416A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6051660A (en) * 1995-09-01 2000-04-18 Asahikasei Kogyo Kabushiki Kaisha Polyacetal resin moldings and process for producing the same
US8921471B2 (en) 2009-08-07 2014-12-30 Ticona Llc Low formaldehyde emission polyacetal composition
US8975313B2 (en) 2011-09-29 2015-03-10 Ticona Llc Polymer composition for producing articles having a metallic appearance

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