JPH0278838A - 空調装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、セパレート型式の空調装置の室内機に、床下
の空気を導入することにより、自然の冷気を利用して部
屋を換気、冷房ができ、装置の稼働率を高めるとともに
動力費の節減を計りうる空調装置に関する。

〔従来の技術〕

部屋を冷房する空調装置として、室外機と室内機とに分
離したいわゆるセパレート型式の空調装置が多用される
。

出し、冷熱化されるとともに、室外機と室内機とを結ぶ
管体を通り室内機に導かれ、室内機内において部屋の空
気と熱交換することにより、部屋を冷房する。

〔発明が解決しようとする課題〕

従って、部屋の空気は、外気とは隔離された状態におい
て室内機との間を循環しており、室内機には部屋を換気
する機能は具えていない。

他方、盛夏の前後、即ち初夏、初秋期さらには夜間等に
おいては、部屋の温度を外気に対して２〜４度下げれば
足りる場合が多々あるが、このような場合であっても前
記セパレート型式の空調装置にあっては、熱媒を室外機
と室内機の間を循環させる一般的な空調手段を用いねば
ならず、電力費がかさみコスト高となる。

発明者等は、前記問題点を解決すべく鋭意研究の結果、
床下空気の温度は外気の温度に比べて４〜５度低く、床
下空気を部屋に導入することによって、部屋の温度を下
げることが可能であることを見出したのである。

本発明は、室内機の通風路に通じるダクトに部屋空気と
床下空気とを選択的に導入しうるダンパを設けることを
基本として、熱媒による通常の冷房に加えて中間期、夜
間にあっては、床下空気を利用した冷房及び換気ができ
、動力費の節減と装置の利用効率の増大を計りうる空調
装置の提供を目的としている。

〔課題を解決するための手段〕

前記問題点を解決するため本発明の空調装置にあっては
、空気の取入口と吹出し口とを継ぎかつファンを配した
通風路に室外機からの熱媒が通る熱交換器を設けた室内
機を、前記吹出し口を部屋に向けて配置するとともに、
前記取入口に、部屋に通じ部屋空気が通る部屋通気口と
床下に通じ床下空気が遣る床下通気口とを有しかつ前記
部屋通気口と床下通気口とを選択的に開閉するダンパを
具えたダクトを設けている。

又前記ダンパは、部屋空気の温度と床下空気の温度とを
検知するセンサの検知出力により電気的に前記開閉動作
をさせることができる。

さらに又、前記ダンパは、前記部屋通気口を開閉する第
１のダンパと、床下通気口を開閉する第２のダンパとを
含みかつ第１、第２のダンパは、該第１、第２のダンパ
を選択的に解除しうる掛金に夫々閉止位置で保持される
とともに、第１、第２のダンパは、前記ファンの！！！
勅により生じる負圧によって前記掛金の解除とともに選
択的に開放されるように形成することもできる。

〔作用〕

室内機の取入口に床下空気が通る床下通気口を有するダ
クトを設けているため、床下空気を部屋に導くことがで
き、部屋を換気しうるとともに、盛夏の前後期である中
間期又は夜間においては、室外機を作動させることなく
床下空気によって部屋を冷房することができる。又前記
ダクトに部屋通気口と床下通気口とを選択的に開閉する
ダンパを設けたため、部屋の空調に際して室外機を用い
た熱媒による冷房と、床下空気による換気、冷房とを択
一的にすることができ、装置の稼働率を高めかつ装置の
有効利用を計りうる。

又ダンパが部屋空気の温度と床下空気の温度とを検知す
るセンサによって開閉するよう形成した場合には、熱媒
による冷房と、床下空気を利用しを向上しかつ動力費の
節減にも役立つ。

さらに第１、第２のダンパを夫々係脱しうる掛金を設け
かつ掛金を選択的に解除させうるよう形成した場合には
、動力を用いることなくダンパの切替ができ、動力の節
減を計りうるとともに、構造が簡易となり装置のコスト
ダウンを計りうる。

〔実施例〕

以下本発明の一実施例を図面に基づき説明する。

第１〜７図において本発明の空調装置１は、部ｆｉＲを
冷房する装置であって、部屋Ｒに配される室内機４と該
室内機４との間で熱媒を循環させる管体５を介して接続
される室外機６とを具える。

室内機４は、部ｆｉＲの床体Ｃ上に設ける箱体１２内に
収容される。又室外機６は前記床体Ｃの下方、床下地面
Ｅとの間、かつ布基礎Ｇに囲まれる床下空間Ｈに設けら
れる。

床下空間Ｈは布基礎Ｇに設ける通風口Ｊを通して外気と
導通する。

前記室外機６は、床下空間Ｈの空気を吸入し熱媒と熱交
換するとともにその熱交換によって高温となった空気は
布基礎Ｇを貫通する排気ダクト４３を通り屋外に排出さ
れる。

室内機４は、下面に空気の取入ロアを、前面かつ部屋Ｒ
に向く吹出し口９を設けた基体４１の内部に取入ロアか
ら吹出し口９に向かって送気しうるファンＦが介在する
通風路１０が形成され、該通風路１０に前記室外機６か
らの熱媒が通りファンＦを駆動することによって前記通
風路１０を流れる空気と熱交換しうる熱交換器１１が設
けられる。

又室内機４には熱媒が通る管体５を接続する接続管４２
が取付けられる。

前記箱体１２は、前、後に立設される前板４４、後板４
５の両端部を側板４６．４６によって囲んでなる矩形枠
組の上縁に上板４７を架設した下開口の箱状をなしかつ
前記前板４４には比較的大きな面積を有して開口する開
放部Ｋを具えるキャビネット１３と、前記開放部Ｋを覆
うとともに上、下に吹出しグリル２と吸気グリル４９と
を設けたカバ一体５０とからなる。

キャビネット１３は、第４図に示すように、両側に配さ
れる側板４６．４６の各内側面に、前後にのびかつ同高
さに配されかつ断面矩形の一対の桟材５２．５２が取付
けられ該桟材５２．５２の上面にはスライド棚１４が架
は渡される。スライド棚１４は、前記カバ一体５０を取
外すことにより桟材５２．５２上を前後に摺動しかつ桟
材５２．５２から取外すこともできる。

スライド棚１４の上には、室内機４に下役される取付金
具５３をボルト等の固定具を用いて固定することにより
室内機４をスライド棚１４に取付５４が設けられる。

このように室内機４は、箱体１２に設けた引込み自在な
スライド棚１４に取付けられるため、室内機４の取付け
が箱体１２の外部で行うことが可能となり、室内機４を
取付ける施工性を向上させることができる。

箱体１２は、前記したごとく床体Ｃ上に設置されるが、
該箱体１２の下方の前記床体Ｃには箱体１２の設置面積
より小さい矩形孔からなる開口部りが形設され、該開口
部りには室内機４の前記取入ロアに接続されるダクト１
５が挿通する。

ダクト１５は、床体Ｃ上方に位置する上ダクト１５Ａと
、床体Ｃから床下１３に突出する下ダクト１５Ｂとから
なる。

上ダクト１５Ａは、その上端部において周囲に張り出す
フランジによって室内機４の前記取入ロアに気密に接続
され又断面が中空矩形の基体５６の下端に下ダク）１５
Ｂ連結用のフランジ５７を張り出す。

上ダク）１５Ａの前面には、箱体１２の前記吸気グリル
４９を通り箱体１２内に進入する部屋Ｒの空気を上ダク
ト１５Ａ内に導入しうる部屋通気口１６を設けるととも
に、上ダクト１５Ａの内部には、部屋通気口１６と、該
部屋通気口１６下方の上ダク）１５Ａ内部を選択的に開
閉するダンパ１７が設けられる。

ダンパ１７は本実施例では、部屋通気口１６下方でかつ
部屋通気口１６に沿って上ダク）１５Ａ内を挿通するダ
ンパ軸５９を前記上ダク）１５Ａに固定される減速電動
機Ｍに係合させるとともに、該ダンパ軸５９に減速電動
機Ｍの作動によって起倒しうる板体からなる羽根６０を
取付けている。

羽根６０は、起立することによって部屋通気口１６を閉
鎖しかつ部屋通気口１６下方のダクト１５Ａ内を通気す
るとともに、水平に倒れることによって、部屋通気口１
６を開放しかつ部屋通気口１６下方のダクト１５Ａ内の
通気を遮断する。

下ダクト１５Ｂは、前記開口部り上の床体Ｃに載置され
、該開口部りを覆う覆板１９の中央部に設ける透孔部２
０を囲んで下役される上方が開口し箱状をなすチャンバ
ー２２とからなる。

チャンバー２２には、床下Ｂと下ダクト１５Ｂ内とを導
通させうる床下通気口２１を具える。

又覆板１９には前記管体５を挿通させうる孔部２４が設
けられる。

下ダクト１５Ｂは、部屋Ｒ側からチャンバー２２を透孔
部２０に挿入し該透孔部２０を床下Ｂに突出させかつ覆
板１９を床体Ｃ上に載置するとともに、透孔部１９の周
縁部において覆板１９と床体Ｃとをビス等を用いて固定
する。

父上ダクト１５Ａは、そのフランジ５７を覆板１９に当
接させかつフランジ５７と覆板１９とをボルト止めする
ことにより、上ダクト１５Ａ１下ダク）１５Ｂは一体に
接続され、ダクト１５を形成する。

従って、下ダク）１５Ｂは、上ダク）１５Ａを介して室
内機４の取入ロアに導通するとともに、ダクト１５には
部屋通気口１６と床下通気口２１とを選択的に開閉する
ダンパ１７を具える。

室内機４の吹出し口９は、箱体１２に設ける前記吹出し
グリル２との間を吹き出しダクト６２によって接続され
る。

吹出しグリル２は本実施例ではカバ一体５０の孔部５１
に取付く外枠体２５の内部に平行な一対の第１の翼片２
６．２６を有する内枠体２７を傾動自在に枢支しており
、又前記第１の翼片２６．２６の間に第１の翼片２６．
２６に直交しかつ傾動自在な第２の翼片２９を設けてい
る。

従って第１の翼片２６を傾動させることにより、室内機
４から吐出される空気を上下の方向に風向きを変えるこ
とができ、又第２の翼片２９を傾動することにより、前
記空気を左右の方向に風向きを変化させることができる
。

又本実施例では前記ダンパ１７の開閉は、センサの検知
出力により電気的に作動させる。

箱体１２の前記吸気グリル４９近傍には、部屋Ｒの空気
の温度を検知する第１のセンサ３２が、又床下Ｂの前記
床下通気口２１近傍には床下空間Ｈの空気の温度を検知
する第２のセンサ３３が設けられる。又第１、第２のセ
ンサ３２．３３には、部［Ｒ及び床下空間Ｈの湿度を検
知しうる湿度センサも付設され、第１、第２の各センサ
３２．３３の検知出力は室内機４に設けられかつコンピ
ュータを内蔵する演算器６４に導かれる。又演算器６４
は、前記ダンパ１７開閉用の減速電動機Ｍを動作させる
信号を出力する。さらに本実施例では箱体１２とは分離
した、ワイヤレスの手動操作器６５が設けられ、その信
号は、箱体１２に設けられかつ前記演算器６４に接続さ
れる受信機６６に電波を媒体として伝達される。

手動操作器６５は、演算器６４を介して室内機４、室外
機６を個別にオン、オフでき、又手動によりダンパ１７
を開閉することができる。

然して第１、第２のセンサ３２．３３は夫々の温度を検
知しその検知出力を演算器６４に伝える演算器６４は両
センサ３２．３３の出力信号を演算し部屋Ｒの温度が床
下Ｂの温度よりも高い場合には室内機４、室外機６をと
もに作動させるとともに、第６図に示すごとくダンパ１
７は部屋通気口１６を開き床下通気口２１を閉じる。

従って部［Ｒの空気は、吸気グリル４９から部屋通気口
１６、上ダンパｌ’ｌをへて、取入ロアから室内機４に
進入する、室内機４は室外機６が作動することによって
、管体５をへて送られる熱媒が熱交換器１１を流過する
ことにより室内機４の通風路１０を通る空気は、熱交換
器１１により熱媒と熱交換し、冷風となり、吹出し口９
、吹出しグリル２をへて部屋Ｒに吐出され、部屋Ｒを冷
房することができる。

他方、部屋Ｒの温度が床下Ｂの温度に比べて低い場合に
は、演算器６４の信号により、室外機６を停止させ室内
機４のみを作動させる一方、第７図に示すごとくダンパ
１７は、部屋通気口１６を閉じ床下通気口２１を開く。

従って床下空気は、室内機４のファンＦによる吸引によ
り、床下通気口２１から下ダンパ１５Ｂ、上ダンパ１５
Ａを通り、該室内機４に流入し、熱交換器１１による熱
媒との熱交換は行うことなく床下空気の温度のまま吹出
し口９、吹出しグリル２をへて部屋Ｒに吐出され、部屋
Ｒの冷房、換気をすることができる。

このように床下空気を部屋Ｒに導く場合には室外機６を
停止し、従って熱媒による冷却は行わないため、空調に
要する動力費は大巾に節減される。

なお第１、第２のセンサ３２．３３に湿度を検知するセ
ンサを夫々付設することにより、前記温廣差の場合と同
様に湿度の差によってダンパ１７を動作させることがで
きる。

第８図は本発明の他の実施例を示す。

本実施例ではダクト１５に部屋通気口１６、床下通気口
２１を設けるとともに、該部屋通気口１６、床下通気口
２１には室内機４に配設されるファンＦの駆動により生
じる負圧により開放させうる第１のダンパ１７Ａ、第２
のダンパ１７Ｂを夫々設ける。

第１、第２のダンパ１７Ａ、１７Ｂにはその開放を係止
する掛金３５．３６が夫々に付設され又掛金３Ｆ、３Ｌ
は、１つの操作具６９の動作により、第１のダンパ１７
Ａを係止した場合には第２のダンパ１７Ｂの係合を解除
し、第１のダンパ１７Ａの係合を解除するときには第２
のダンパ１７Ｂを係合するごとく形成される。

従って、第１のダンパ１７Ａの掛金３５を解除した場合
には前記ファンＦの負圧により部屋空気が部屋通気口１
６から進入でき、第２のダンパ１７Ｂの掛金３６の解除
により床下空気が床下通気口２１から進入できる。

このように２つの掛金の係脱を互いに逆動作させるよう
形成するとともにファンＦの負圧を利用することによっ
て、部屋通気口１６と、床下通気口２１とを選択的に開
閉することができ、る。

このように本発明は種々な態様のものに変形できる。

〔発明の効果〕

紙上のごとく本発明の空調装置は、室内機と室外機とを
設けるとともに室内機の取入口に部屋空気が通る部屋通
気口と床下空気が通る床下通気口とを設けかつ前記２つ
の通気口を選択的に開閉するダンパを具えているため、
セパレート型の空調装置であっても部屋を外気による冷
房及び換気が可能となり、しかも外気冷房の場合は部屋
よりも低温の床下の空気を導入するため、盛夏の前後期
又は夜間等において床下空気を導入する際には室外機を
停止させることができるため、動力費の節減を計りうる
とともに装置の利用効率を高めうる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す断面図、第２図はその
要部を示す斜視図、第３図は室内機とダクトと箱体とを
分解して示す斜視図、第４図は箱体と室内機との取付け
を示す分解斜視図、第５図は吹出しグリルを示す斜視図
、第６．７図は作用を示す断面図、第８図は他の実施例
を示す断面図である。 ４−・・室内機、　　５−・管体、　６−・室外機、７
・−取入口、　　９・・−・吹出し口、　　１０・・・
−・通風路、１１−熱交換器、　　１２−・箱体、　１
５・・−・ダクト、１６−・・部屋通気口、　　１７・
−・ダンパ、１７Ａ−・・・第１のダンパ、　　１７Ｂ
・・・−・第２のダンパ、２１−・−・床下通気口、　
　２２・・・・チャンバー、３１・−・−・第１のセン
サ、　３２−第２のセンサ、３５．３６・−・掛金、　
Ｂ・−・床下、Ｆ　−ファン、　　Ｒ・・−・部屋。 特許出願人　　　　ナシッナル住宅産業株式会社代理人
　　弁理士　苗　　　　村　　　　　　正第６　図 第７図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　空気の取入口と吹出し口とを継ぎかつフアンを配し
   た通風路に室外機からの熱媒が通る熱交換器を設けた室
   内機を、前記吹出し口を部屋に向けて配置するとともに
   、前記取入口に、部屋に通じ部屋空気が通る部屋通気口
   と床下に通じ床下空気が通る床下通気口とを有しかつ前
   記部屋通気口と床下通気口とを選択的に開閉するダンパ
   を具えたダクトを設けてなる空調装置。 ２　前記ダンパは、部屋空気の温度と床下空気の温度と
   を検知するセンサの検知出力により電気的に前記開閉動
   作をすることを特徴とする請求項１記載の空調装置。 ３　前記ダンパは、前記部屋通気口を開閉する第１のダ
   ンパと、床下通気口を開閉する第２のダンパとを含みか
   つ第１、第２のダンパは、該第１、第２のダンパを選択
   的に解除しうる掛金に夫々閉止位置で保持されるととも
   に、第１、第２のダンパは、前記フアンの駆動により生
   じる負圧によって前記掛金の解除とともに選択的に開放
   されることを特徴とする請求項１記載の空調装置。