JPH0278715A - 内燃機関の弁作動変更装置 - Google Patents

内燃機関の弁作動変更装置

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JPH0278715A
JPH0278715A JP20247689A JP20247689A JPH0278715A JP H0278715 A JPH0278715 A JP H0278715A JP 20247689 A JP20247689 A JP 20247689A JP 20247689 A JP20247689 A JP 20247689A JP H0278715 A JPH0278715 A JP H0278715A
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guide hole
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rocker
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Yoshio Ajiki
安食 嘉夫
Shigemasa Kajiwara
梶原 滋正
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 A9発明の目的 (1)産業上の利用分野 本発明は、機関の回転に同期して回転駆動されるカムシ
ャフトに一体化されるカムと、カムの回転動作に応じて
機関弁を開閉作動させるための複数のロッカアームと、
機関の運転状態に応じて各ロッカアームの連結および連
結解除状態を切換可能な連結手段とを備える内燃機関の
弁作動変更装置に関する。
(2)従来の技術 従来、かかる装置は、たとえば特開昭59−37223
号公報等により公知である。
(3)発明が解決しようとする課題 ところで、上記従来のものは、単一のカムにより駆動さ
れるロッカアームと、単一の機関弁に連動、連結される
ロッカアームとの連結および連結解除を切換えるように
しており、1つの機関弁がカムにより駆動される状態と
、カムとの連動、連結を解除して休止する状態とを切換
えて機関の運転状態に応じた機関弁作動状態を得るよう
にしている。
しかるに、機関の運転状態に応じてより精密に機関弁作
動状態を制御するためには、口・ンカアームおよびカム
の個数を増加して、機関弁をより多くの作動態様に変化
させることが望ましく、その観点から、本出願人は、一
対の機関弁に対応して3つのロッカアームをロッカシャ
フトで枢支スるとともにそれらのロッカアームの2つに
カムをそれぞれ摺接させ、各ロッカアームの連結および
連結解除を機関の運転状態に応して切換えるようにした
動弁装置を既に提案(特願昭59−140064号)し
ている。
ところで、上述の各ロッカアームの連結状態の切換えに
あたっては、ロッカアームが揺動していない状態、すな
わちカムのベース内部にロッカアームが摺接している状
態にあることが必要である。
特に各ロッカアームを連結状態から連結解除状態へと切
換えるときには、カムのベース内部にロッカアームが摺
接している状態でなければ隣接するロッカアームからピ
ストンに剪断力が作用してピストンの移動が困難となる
ので連結解除開始時期を制御しなくともピストンの連結
解除開始時期がほぼ定まるのに対し、各ロッカアームを
連結解除状態から連結状態に切換えるときには、カムの
ベース内部にロッカアームが摺接していない状態でピス
トンの移動を開始すると、ピストンがロッカアームによ
って叩かれて異音が発生したり、損傷したりして円滑な
連結作動が困難となる。たとえば、隣接するロッカアー
ムを連結解除状態から連結状態へと切換えるにあたって
、第7図に示すように機関弁の閉弁区間A、すなわちロ
ッカアームがカムのベース内部に摺接して静止している
区間における時期り、で各ロッカアームを連結すべくピ
ストンの移動を開始したときを想定する。この場合、機
関弁の開弁区間へ〇すなわちロッカアームの揺動動作区
間に直ちに入ってしまうためにピストンの移動が困難と
なり、ピストンにより各ロッカアームがわずかに連結さ
れたとしても連結状態が外れたりして確実な切換えが行
なわれない。
これに対して、開弁区間A0の時期L2rT−2でピス
トンの移動を開始すると、そのときのピストンの連結移
動動作は不可能であるが、次の閉弁区間Acの最初から
ピストンの移動が可能となるため、切換えが確実となる
このように、連結手段の連結作動開始時期によっては、
各ロッカアームの連結解除状態から連結状態への切換え
が円滑に行なわれないことがあり、円滑な切換えが行な
われないと、異音が発生したり、破損の原因となるので
好ましくはない。
このような連結手段による連結開始時期を制御するため
の機構が前記従来技術(特開昭59−37223号公報
)に開示されているが、この制御機構は、ピストンを駆
動すべく該ピストンに連動、連結された駆動ロッドへの
トリガーレバーの係合および保合解除を切換えるように
しており、ピストンの移動を直接制御するものではない
ので、構造が複雑となり、かつ駆動ロンドおよびピスト
ン間の伝動手段が不調となったときには移動開始制御が
不良となる。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、機
関弁の作動態様を機関の運転状態に応してより精密に切
換え得るようにするとともに各ロッカアームの連結解除
状態から連結状態への切換を簡単な構成で確実に行ない
得るようにした内燃機関の弁作動変更装置を提供するこ
とを目的とする。
B5発明の構成 (1)課題を解決するための手段 本発明によれば、カムシャフトには形状を異にする複数
のカムが一体化され、それらのカムに少なくとも2つを
それぞれ摺接させる3つのロッカアームが相互に隣接し
て配置され、連結手段は、隣接するロッカアームを連結
する位置および該連結を解除する位置間で軸方向摺動可
能にして相互に当接しながらロッカアームに嵌合される
複数のピストンを備え、ロッカアームの開弁方向への揺
動作動時に保合解除方向に作動する係合作動部材が前記
ピストンの1つに係合される。
(2)  作用 上記構成によれば、複数のカムで駆動される少なくとも
2つのロッカアームを含む3つのロッカアームの連結お
よび連結解除状態を連結手段で切換えることにより機関
弁の作動態様を変化させてより精密な機関弁作動態様制
御が可能となり、しかも係合作動部材をピストンに直接
係合させるようにした簡単な構成でピストンの連結移動
開始時期を制御して円滑な切換を実現可能となる。
(3)実施例 以下、図面により本発明の一実施例について説明すると
、先ず第1図および第2図において、機関本体1に設け
られた一対の機関弁としての吸気弁Vl、V2は、機関
の回転に同期して1/2の回転比で駆動されるカムシャ
フト2に一体的に設けられた低速用カム3および高速用
カム5と、カムシャフト2と平行なロッカシャフト6に
枢支される第1.第2および第30ツカアーム7.8゜
9との働きによって開閉作動される。また、前記機関本
体1には、一対の排気弁(図示せず)が備えられており
、これらの排気弁も前述の吸気弁■1、v2と同様に開
閉作動される。
カムシャフト2は機関本体lの上方で回転自在に配設さ
れており、低速用カム3は一方の吸気弁■1に対応する
位置でカムシャフト2に一体的に設けられる。また高速
用カム5は両吸気弁Vl。
■2間に対応する位置でカムシャフト2に一体的に設け
られる。しかも、低速用カム3は機関の低速用運転時に
対応した形状を有するものであり、カムシャフト2の半
径方向に沿う外方への突出量が比較的小さい高位部3a
を有する。また高速用カム5は機関の高速運転時に対応
した形状を有するものであり、カムシャフト2の半径方
向外方への突出量を低速用カム3の高位部3aよりも大
とし、かつその高位部3aよりも広い中心角範囲にわた
る高位部5aを有する。
ロッカシャフト6は、カムシャフト2よりも下方で固定
配置される。このロッカシャフト6には第1〜第30ツ
カアーム7〜9がそれぞれ枢支されるが、第1および第
30ツカアーム7.9は基本的に同一形状に形成される
。すなわち、第1および第30ツカシヤフト7.9は、
吸気弁vl。
■2に対応する位置で、その基部がロッカシャフト6に
t3動可能に枢支され、各吸気弁Vl、 V2の上方位
置まで延設される。また第10フカアーム7の上部には
低速用カム3に摺接するカムスリッパ10が設けられる
。第1および第30ツカアーム7.9において、各吸気
弁Vl、V2の上方に位置する端部には、各吸気弁Vl
、V2の上端に当接し得るタペットねし12.13が進
退可能に螺着される。
一方、両吸気弁v1.v2の上部には鍔部14゜15が
設けられており、これらの鍔部14.15と機関本体1
との間には吸気弁V1.V2を囲繞する弁ばね16,1
7が介装されており、弁ばね16.17により、各吸気
弁Vl、V2は閉弁方向すなわち上方に向けて付勢され
る。
第20ツカアーム8は、第1および第30ツカアーム7
.9間でロッカシャフト6に枢支される。
この第20ツカアーム8は、ロッカシャフト6から両吸
気弁Vl、V2側にわずかに延出され、その上部には高
速用カム5に摺接するカムスリッパ18が設けられる。
また第20ツカアーム8は、図示しないばねにより上方
に向けて回動付勢されており、高速用カム5に常時弾発
的に摺接される。
第1〜第30ツカアーム7〜9は相互に摺接されており
、それらの相対角変位を可能とする状態と、各ロッカア
ーム7〜9を一体的に連結する状態とを切換可能な連結
手段21が第1〜第30ツカアーム7〜9に設けられる
第3図(a)において、連結手段21は、第1および第
20ツカアーム7.8間を連結可能な第1ピストン22
と、第2および第30ツカアーム8゜9間を連結可能で
あり第1ピストン22に当接する第2ピストン23と、
第2ピストン23に当接する第3ピストン24と、第1
および第2ピストン22.23を連結解除位置側に押圧
すべく第3ピストン24を付勢するばね25とを備える
第10ツカアーム7には、第20ツカアーム8側に向け
て開放するとともにロッカシャフト6と平行なガイド穴
26が穿設される。このガイド穴26には第1ピストン
22が摺合され、これにより第1ピストン22の一端と
ガイド穴26の底面との間に油圧室27が画成される。
また第10ツカアーム7には油圧室27に連通する油路
28が穿設され、ロッカシャフト6内には油圧供給源(
図示せず)に通じる油路29が穿設される。ざらにロッ
カシャフト6の側壁には油路29内に連通す連通孔30
が穿設されており、この連通孔30の位置および形状は
第10ツカアーム7の揺動状態に拘らず油路28と常時
連通するように設定される。
ガイド穴26の底部寄りの部分には、第1ピストン22
の一端に当接可能な段部31が設けられており、第1ピ
ストン22の長さは、その一端が段部31に当接してい
る状態で他端がガイド穴26の開放端かられずかに内方
側に位置するように設定される。
第20ツカアーム8には、ガイド穴26に対応するガイ
ド孔32が両側面間にわたって穿設されており、ガイド
孔32は、第10ツカアーム7側から順に、ガイド穴2
6に対応した内径を有する小径部33と、大径部34と
が段部35を介して同軸に連設されて成る。このガイド
孔32には第2ピストン23が摺合されており、第2ピ
ストン23は伸長方向のばね力を発揮して伸縮可能に構
成される。
すなわち、第2ビスi・ン23は、大径部34に摺合さ
れる連結体36と、該連結体36に摺合される押圧体3
7との間に、ばね25よりもセット荷重の小さいばね3
8が介装されて成る。連結体36は短円柱状に構成され
ており、その一端には小径部33より小さな外径を有す
る円筒部39が一体的に突設される。押圧体37は有底
円筒状に構成されており、その開放端を連結体36側に
向けて円筒部39内に摺合される。これにより、連結体
36と押圧体37とによってばね室40が画成され、こ
のばね室40内にばね38が収容され、連結体36およ
び押圧体37はばね38によって相互に離反する方向に
付勢される。このため、第2ピストン23の一端、すな
わち押圧体37は第1ピストン22に常に弾圧的に当接
する。
連結体36の長さは、その一端が段部35に当接したと
きに、その他端が第2および第30ツカアーム8,9の
対向側面間に位置するように設定される。また円筒部3
9の長さは、連結体36が段部35に当接した状態で、
その開放端が第10ツカアーム7のガイド穴26内に突
入することのないように設定される。さらに、押圧体3
7の長さは、その閉塞端が円筒部39の開放端と面一に
なったときに、連結体36に当接することのないように
設定される。
円筒部39の側部には、ばね室40内に常時連通ずる孔
41が穿設されており、この孔41は連結体36が第3
図(a)で示すように段部35に当接している状態では
、ガイド孔32における小径部33の内面と、円筒部3
9の外面とで画成される環状室42を介して外部に連通
される。さらにガイド孔32における大径部34の段部
35寄りの内面には環状溝43が穿設されており、第1
ピストン22がガイド孔32の小径部33に摺合したと
きに、前記孔41は環状溝43に連通される。
このような構成により、押圧体37の円筒部39内での
摺動動作により、ばね室40内が加圧あるいは減圧され
ることが避けられ、押圧体37の動作が円滑となる。
第30ツカアーム9には、ガイド孔32に対応したガイ
ド穴44が第20ツカアーム8側に向けて開放して穿設
されるこのガイド穴44はガイド孔32の大径部34と
同一径を有し、その底部寄りには段部45を介して小径
部46が設けられる。
第3ピストン24は円板状に形成されており、段部45
に当接するまでの間で摺動可能にしてガイド穴44に摺
合される。また第3ピストン24には案内棒47が一体
的に設けられており、この案内棒47はガイド穴44の
底部に穿設された挿通孔48に挿通される。さらに、ば
ね25は案内棒47を囲繞して第3ピストン24とガイ
ド穴44の底部との間に介装されており、第3ピストン
24はばね25の力により第2ピストン23の連結体3
6に弾発的に当接される。
第4図を併せて参照して、第1ピストン22の外面には
、環状の保合溝49が設けられる。この保合溝49は、
第1ピストン22の軸線に沿う平坦な底面50と、その
底面50の両側で外方側に向かうにつれて相互に離反す
るように傾斜した一対のテーバ状側面51.52とから
成る。また第10ツカアーム7には、各ロッカアーム7
〜9を連結する際の第1ピストン22の移動時期を制御
するための連結開始制御機構53と、各ロッカアーム7
〜9の連結状態を解除する際の第1ピストン22の移動
時期を制御するための連結解除開始制御機構54とが配
設される。
連結開始制御機構53は、第1ピストン22が段部31
に当接した状態にあるときの係合溝49に対応した位置
に配設される。この連結開始制御機構53は、ガイド穴
26の軸線と直交する方向に延びて第10ツカアーム7
に一体的に設けられるとともに開放端をキャップ55で
閉じられたシリンダ部56と、キャップ55との間に油
圧室57を画成してシリンダ部56に摺合されるととも
に保合溝49に係合可能な係合作動部材としてのストッ
パピン58と、油圧室57に収容されるとともにストッ
パピン58を保合溝49への係合方向に付勢するばね5
9とを備える。
ストッパピン58は、油圧室57に臨んで開放した有底
円筒部60と、該有底円筒部60に一体的に設けられる
ピン部61とから成り、ピン部61はシリンダ部56と
ガイド穴26との間にわたって第10フカアーム7に設
けられた摺合孔62に摺合される。またシリンダ部56
内において、ストッパピン58の有底円筒部60に関し
て油圧室57と反対側に画成される空間は、ス)7パピ
ン58の移動を阻害することを避けるためにシリンダ部
56の側壁に穿設された開放孔63を介して外部に連通
される。
第10ツカアーム7には、油圧室57に連通する油路6
4が穿設される。またロッカシャフト6の側壁には酸油
路64に対応して導孔65が穿設されており、この導孔
65は、第10ツカアーム7が吸気弁Vlを開閉作動す
べく揺動しているときにのみ油路64をロッカシャフト
6内の油路29に連通させるように設けられる。
かかる連結開始制御機構53において、油圧室57がロ
ッカシャフト6内の油路29に連通している状態では、
油圧室57の容積減少すなわちストッパピン58の係合
溝49からの離脱が可能である。
連結解除開始制御機構54は、第1ピストン22が第2
0ツカアーム8のガイド孔32における小径部33に摺
合し第1および第20ツカアーム7.8が完全に連結さ
れた状態にあるときの保合溝49に対応した位置に配設
される。この連結解除開始制御機構54は、ガイド穴2
6の軸線と直交する方向に延びて第10ツカアーム7に
一体的に設けられるとともに開放端をキャップ66で閉
じられたシリンダ部67と、キャップ66との間に油圧
室68を画成してシリンダ部67に摺合されるとともに
係合溝49に係合可能なストッパピン69と、ストッパ
ピン69を保合溝49から離脱する方向に付勢するばね
70とを備える。
ストッパピン69は、シリンダ部67に摺合スる円板部
71と、該円板部71に一体的に設けられるピン部72
とから成り、ピン部72はシリンダ部67とガイド穴2
6との間にわたって第10ツカアーム7に設けられた摺
合孔73に摺合される。またシリンダ部68内において
、ストッパピン69の円板部71に関して油圧室68と
反対側にはばね室74が画成され、ばね70はばね室7
4内に収容される。さらに、シリンダ部67の側部には
、ストッパピン69の移動を阻害することを避けるべく
、ばね室74を外部に連通させるための開放孔75が穿
設される。キャップ66にはストッパピン69に当接し
て移動を阻止するためのストッパ76が突設されており
、このストッパ76の長さはピン部72が摺合孔73か
ら離脱することを回避し得るように設定される。
第10ツカアーム7には、油圧室68に連通する油路7
7が穿設される。またロッカシャフト6の側壁には、該
油路77に対応して導孔78が穿設されており、この導
孔78は第10ッカアーム7が吸気弁Vlを開閉作動す
べく揺動しているときにのみ油路77をロッカシャフト
6内の油路29に連通させるように設けられる。
かかる連結解除開始制御機構54においては、油圧室6
8がロッカシャフト6内の油路29と遮断されている状
態では油圧室68の容積減少すなわちストッパピン69
の係合溝49からの離脱が不可能である。
ロッカシャフト6内の油路29には、各ロッカアーム7
〜9を連結ずべく連結手段21を作動させるときには高
圧の作動油が供給される。また、連結手段21を連結解
除側に作動させるとき、ならびに連結解除状態を維持す
るときには、低圧の作動油圧が第1ピストン22に作用
するようにされる。この低作動油圧は、第1ピストン2
2がばね3日のばね力に抗して移動し始めることのない
程度に設定される。このように、油路29に常に油圧を
作用させておくことにより、油圧室27゜57.68に
空気が混入することを防止することができる。
次にこの実施例の作用について説明すると、機関の低速
運転時には、油路29には低圧の作動油が供給されてお
り、油圧室27の油圧も低圧である。このため、第3図
(a)に示すように、第2ピストン23の連結体36は
第3ピストン24に作用するばね25のばね力により段
部35に当接されており、第1ピストン22は第2ピス
トン23の押圧体37がばね38で押圧されるのに応じ
て段部31に当接されている。この状態で、第2ピスト
ン23における連結体36と、第3ピストン24との当
接面は、第2および第30ツカアーム8゜9の対向側面
間にあり、第2および第30ツカアーム8.9は連結体
36および第3ピストン24を相互に摺接させながら相
対角変位可能である。
また、第2ピストン23の押圧体37は、第10ツカア
ーム7のガイド穴26に突入しているが、低速用カム3
で揺動駆動される第10ツカアーム7におけるガイド穴
26と、高速用カム5で揺動駆動される第20ツカアー
ム8における押圧体37との芯ずれは比較的小さい。し
たがって、第1および第20ツカアーム7.8は、ガイ
ド穴62内で第1ピストン22の端面に押圧体37を摺
接させた状態で相対角変位可能である。
このような連結手段21の連結解除状態にあっては、第
10ンカアーム7が低速用カム3によって揺動し、第2
0ツカアーム8は高速用カム5によって揺動し、第30
ツカアーム9は静止したままである。したがって、一方
の吸気弁■1のみが開閉作動され、他方の吸気弁■2は
閉弁したままである。このようにして、機関の低速運転
時には、一方の吸気弁■1のみが開閉作動され、燃費の
低減およびアイドル特性の向上が図られる。
連結手段21の連結解除時において、連結開始制御機構
53では、ばね59のばね力によってストッパピン58
が係合溝49に係合し、連結解除開始制御機構54では
、ばね70のばね力によりストッパピン69がストッパ
76に当接するまで第1ピストン22から離反している
機関の高速運転に際しては、連結手段21の油圧室27
に高圧の作動油が供給される。これにより、第1ピスト
ン22はばね38のばね力に抗して第20ツカアーム8
側に移動しようとする。ところが、連結開始制御機構5
3のストッパピン59が保合溝49に係合しており、第
1ピストン22の移動に応じて係合溝49の側面51が
第5図で示すようにストッパピン58に当接し、ストッ
パピン58を油圧室57側に押圧する。ところが、連結
開始制御機構53においては、第10ッカア−ム7が一
方の吸気弁Vlを開弁ずべく揺動作動しているときのみ
に油圧室57が油路29に連通されており、その他の区
間では油圧室57が油路29と遮断されている。このた
め、油圧室57が油路29と遮断されているときには、
油圧室57から作動油を逃がすことができず、スレンパ
ピン58の油圧室57側への移動は阻止されており、し
たがって第1ピストン22の第20ツカアーム8側への
移動は阻止される。しかるに第10ツカアーム7が揺動
しているときには、油圧室57に高油圧が作用している
が、ストッパピン58の受圧面積は第1ピストン22の
受圧面積よりも小さいので、ストッパピン58は係合溝
49の側面51によって押圧され、油圧室57側に移動
する。
これにより、ストッパピン58の係合溝49との係合状
態が解除され、第1ピストン22の移動が許容される。
このようにして、第1ピストン22は第10・シカアー
ム7が揺動作動しているときに、ばね38を縮少しなが
ら第20ツカアーム8側に移動し、第3図■)に示すよ
うに第2ピストン23の円筒部39に当接して、連結体
36を第30ツカアーム9側に押圧する。ところが、こ
の際には第20・シカアーム8も高速用カム5で揺動作
動しているために、ガイド孔32と第30ツカアーム9
のガイド穴44とは軸線がずれている。したがって、連
結体36は第30ツカアーム9の第20ツカアーム8側
の側面により、その移動を阻止される。
第1および第20ツカアーム7.8が静止状態に入り、
ガイド穴26、ガイド孔32およびガイド穴44の軸線
が第3図(C)で示すように一致すると、第30ツカア
ーム9のガイド穴44への連結体36の摺合が可能とな
り、第1ピストン22は第20ツカアーム8におけるガ
イド孔32の小径部33に摺合し、連結体36はばね2
5を縮少しながら第30ツカアーム9のガイド穴44内
に摺合する。第3ピストン24が段部45に当接した状
態でミ゛第1〜第3ピストン22〜24の移動が停止し
、第1〜第30ツカアーム7〜9が完全に連結される。
このような連結手段21による連結状態にあっては、高
速用カム5で駆動される第20ツカアーム8とともに第
1および第30ツカアーム7.9が揺動し、両吸気弁V
l、V2がともに開閉作動する。したがって両吸気弁V
l、V2がその閉弁時期を早くするとともに閉弁時期を
遅くし、しかもリフト量も大きくして開閉作動せしめら
れる。
このようにして、高速域の機関出力の向上が図られる。
連結手段21による各ロッカアーム7〜9の連結状態に
あって、第1ピストン22の係合溝49は連結解除開始
制御機構54に対応する位置にある。したがって、スト
ッパピン69は油圧室68内の油圧が高圧となるとき、
すなわち第10ツカアーム7が揺動作動しているときに
、ばね70のばね力に抗して第1ピストン22に近接移
動して、係合溝49に係合する。
次に各ロッカアーム7〜9の連結状態を解除すべく、油
路29の油圧を低下させた場合を想定する。油路29の
油圧低下に応じて連結手段21における油圧室27の油
圧が低下し、各ピストン22〜24はばね25のばね力
により連結解除位置側に移動しようとする。ところが、
第10ツカアーム7が静止している状態、すなわち一方
の吸気弁Vlが閉弁している状態では、連結解除開始制
御機構54における油圧室68は油路29と遮断されて
いるので、第6図で示すように第1ピストン22の移動
に応じて係合溝49の側面52がストツバピン69に当
接し、ストッパピン69を油圧室68側に移動させよう
としても、ストッパピン69の移動は阻止される。した
がって第1〜第3ピストン22〜24の移動は阻止され
ており、連結状態は解除されない。
これに対して、第10ツカアーム7が揺動動作をしてい
るときには、油圧室68の油圧は油路29に排出可能で
あり、ストッパピン69は、第3図(d)で示すように
、係合溝49との係合状態を解除する。これにより、第
1ピストン22の移動が可能となるが、第10ツカアー
ム7が揺動動作をしているとき、すなわち第20ンカア
ーム8が高速用カム5で揺動駆動されているときには、
第2ピストン23の連結体36にはガイド穴44との摩
擦力が作用し、第1ピストン22にはガイド孔32の小
径部33との摩擦力が作用するので、各ピストン22〜
24の移動は規制されている。次いで、各ロッカアーム
7〜9が静止状態に入ったとき、すなわちガイド穴26
、ガイド孔32およびガイド穴44の軸線が一致したと
きに、各ピストン22〜24の移動が開始され、第3図
(e)で示すように、第1および第2ピストン22.2
3の当接面が第1および第20ツカアーム7.8の対向
側面間に位置し、第2および第3ピストン23゜24の
当接面が第2および第30ツカアーム8゜9の対向側面
間に位置する状態となる。さらにその後、第1ピストン
22および押圧体37は、ばね38によって押圧され、
第3図(a)の状態に戻る。
このような連結手段21の作動をまとめて第7図を参照
しながら説明すると、各ロッカアーム7〜9が連結され
ていない状態で連結開始制御機構53のストッパピン5
8が係合溝49から離脱し得るとき、ならびに各ロッカ
アーム7〜9を連結した状態で連結解除開始制御機構5
4のストッパピン69が係合溝49から離脱し得るとき
は、第10ツカアーム7が一方の吸気弁■1を開閉作動
ずべく揺動作動している開弁区間AOよりもわずかに短
い区間Atとなる。したがって、この区間At内の時期
Lz、L3で、油圧室27への供給油圧の高低の切換え
を行なったときには、次の閉弁区間Acすなわち第10
ツカアーム7が静止している状態で連結手段2[による
各ロッカアーム7〜9の連結および連結解除作動が確実
に行なわれる。また、閉弁区間Ac内での時期り、で、
油圧室27への供給油圧の高低の切換えを行なったとき
には、破線矢符で示すように、1つの区間Aもを越えた
次の閉弁区間Acで連結手段21による確実な切換え作
動が行なわれる。
以上の説明では、吸気弁Vl、V2に関連する部分につ
いて述べたが、一対の機関弁としての排気弁についても
吸気弁Vl、V2と同様に作動せしめられるものである
。また吸気弁Vl、V2および一対の排気弁の一方のみ
に関連して本発明に従う弁作動変更装置を設けるように
してもよい。
C1発明の効果 以上のように本発明によれば、カムシャフトには形状を
異にする複数のカムが一体化され、それらのカムに少な
くとも2つをそれぞれ摺接させる3つのロッカアームが
相互に隣接して配置され、連結手段は、隣接するロッカ
アームを連結する位置および該連結を解除する位置間で
軸方向摺動可能にして相互に当接しながらロッカアーム
に嵌合される複数のピストンを備え、ロッカアームの開
弁方向への揺動作動時に保合解除方向に作動する係合作
mJ+部材が前記ピストンの1つに係合されるので、簡
単な構成により燃費の低減および機関出力の向上をより
一層図ることができるとともに、各ロッカアームの連結
作動開始時期を簡単な構成で確実に制御することができ
るようになる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図は横断平
面図、第2図は第1図の■−■線断面図、第3図(a)
〜(e)は連結手段の作動状況を順次示すもので第2図
■−■線拡大断面図、第4図は第1図IV−IV線拡大
断面図、第5図は連結開始制御機構のストッパピンへの
押圧力を説明するための拡大断面図、第6図は連結解除
開始制御機構のストッパピンへの押圧力を説明するため
の拡大断面図、第7図は弁作動タイミングと連結手段の
作動時期との関係を示すための説明図である。 2・・・カムシャフト、3・・・低速用カム、5・・・
高速用カム、6・・・ロッカシャフト、7,8.9・・
・ロッカアーム、21・・・連結手段、22,23.2
4・・・ピストン、58・・・係合作動部材としてのス
トッパピン、

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 機関の回転に同期して回転駆動されるカムシャフトに一
    体化されるカムと、カムの回転動作に応じて機関弁を開
    閉作動させるための複数のロッカアームと、機関の運転
    状態に応じて各ロッカアームの連結および連結解除状態
    を切換可能な連結手段とを備える内燃機関の弁作動変更
    装置において、カムシャフトには形状を異にする複数の
    カムが一体化され、それらのカムに少なくとも2つをそ
    れぞれ摺接させる3つのロッカアームが相互に隣接して
    配置され、連結手段は、隣接するロッカアームを連結す
    る位置および該連結を解除する位置間で軸方向摺動可能
    にして相互に当接しながらロッカアームに嵌合される複
    数のピストンを備え、ロッカアームの開弁方向への揺動
    作動時に係合解除方向に作動する係合作動部材が前記ピ
    ストンの1つに係合されることを特徴とする内燃機関の
    弁作動変更装置。
JP20247689A 1989-08-04 1989-08-04 内燃機関の弁作動変更装置 Expired - Lifetime JPH0621532B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH046712U (ja) * 1990-05-07 1992-01-22

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JPH046712U (ja) * 1990-05-07 1992-01-22

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