JPH0278710A - 内燃機関の動弁装置 - Google Patents

内燃機関の動弁装置

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JPH0278710A
JPH0278710A JP20190389A JP20190389A JPH0278710A JP H0278710 A JPH0278710 A JP H0278710A JP 20190389 A JP20190389 A JP 20190389A JP 20190389 A JP20190389 A JP 20190389A JP H0278710 A JPH0278710 A JP H0278710A
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Kenichi Nagahiro
長弘 憲一
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 A1発明の目的 (1)産業上の利用分野 本発明は、機関弁を作動させるための複数のロッカアー
ムのうち、隣接するロッカアーム間には、それらの連結
および連結解除を切換可能な連結切換機構が設けられる
内燃機関の動弁装置に関する。
(2)従来の技術 かかる内燃機関の動弁装置において、機関の低負荷運転
時に機関弁としての吸気弁あるいは排気弁の一部の作動
を休止することにより、燃費の低減を図るようにしたも
のが、実開昭57−193905号公報により開示され
ている。
(3)発明が解決しようとする課題 ところで、上記従来のものは、機関弁に係合するロッカ
アームと、カムにより揺動駆動される自由ロッカアーム
との連結および連結解除をキーの係脱駆動により切換え
るようにしている。而して該キーμ、ロッカシャフトに
摺動自在に嵌合された円筒状部材に固定されており、両
ロッカアームは該円筒状部材に揺動可能に支承されてい
るので、両ロッカアームはロッカシャフトに直接支承さ
れるものに比べると大型化せざるを得ず、また前記円筒
状部材も切換作動にかかわらず両ロッカアームを支承す
るために両ロッカアームの幅を合わせた長さよりも大き
な全長を有するように形成されるので、動弁系の慣性重
量が大きくなってしまう。
本発明は、そのような事情に鑑みてなされたものであり
、慣性重量を比較的小さくし、かつ応答性に優れた切換
作動を可能として機関弁の作動態様を切換え得るように
した内燃機関の動弁装庫を提供することを目的とする。
B1発明の構成 (1)課題を解決するための手段 かかる目的を達成するために、本発明によれば、連結切
換機構は、機関弁の閉弁時に同軸となるべくして両ロッ
カアームにそれぞれ穿設されるシリンダ孔と、両ロッカ
アームを連結する位置と該連結を解除する位置との間で
移動可能にして前記シリンダ孔に摺動可能に嵌合される
中空状の切換ピストンと、油圧の切換に応じて前記切換
ピストンを駆動する油圧力を発揮する油圧室とを備える
(2)作用 上記構成によれば、油圧室の油圧を切換えることにより
連結切換機構が切換作動して、自由ロッカアームおよび
駆動ロッカアーム間の連結および連結解除が切換えられ
る。而して駆動ロッカアームおよび自由ロッカアームを
特別大型化することなく連結切換機構を両ロッカアーム
間に配設することが可能であり、しかも連結切換機構を
設けたことにより重量が増加することもなく、切換ピス
トンが中空状であることにより重量軽減がより一層図ら
れる。
(3)実施例 以下、図面により本発明の実施例について説明すると、
先ず第1図および第2図において、この内燃機関Eは、
多気筒たとえば4気筒のトーチ点火式内燃機関であり、
各気筒のシリンダヘッド1には、主燃焼室2への吸、排
気を司る機関弁としての吸気弁3aおよび排気弁3bと
、副燃焼室(図示せず)への吸気を司る機関弁としての
副燃焼室用吸気弁3Cとが開閉動作自在にそれぞれ設け
られる。答弁3a、3b、3cは、カムシャフト4の回
転動作に応じて強制的に開閉作動されるが、低負荷運転
時には、いくつかの気筒の弁3a。
3b、3cはその作動を休止せしめられる。たとえば、
各気筒の一方から他方に向けて順に第1〜第4の番号を
付けたとすると、第1および第4気筒の答弁3a、3b
、3cは高負荷運転時においては個別に対応する強制動
弁機構5a、  5b、  5Cによって強制的に作動
せしめられるが、低負荷運転時においては個別に対応す
る油圧式連結切換機構6a、6b、6cの切換作動によ
りその作動を休止せしめられる。一方、第2および第3
気筒の答弁3a、3b、3cは個別に対応する常時強制
動弁機構7a、  ?b、  ?cによって負荷の高低
に拘らず常時作動せしめられる。
第1および第4気筒の答弁3a、3b、3cに個別に対
応する強制動弁機構5a、5b、5cおよび油圧式連結
切換機構6a、6b、6cはそれぞれ同一の構成を有し
ており、また第2および第3気筒の答弁3a、3b、3
cに個別に対応する常時強制動弁機構7a、7b、7c
も同一の構成を有している。したがって、以下の説明で
は、強制動弁機構5as油圧式連結切換機構6a、常時
強制動弁機構7aおよびそれらに関連する部分について
詳述することにし、他の強制動弁機構5b。
5C%油圧式連結切換機構6b、6c、常時強制動弁機
構7b、?cおよびそれらに関連する部分については詳
細な説明を省略する。
第1気筒において、吸気弁3aは、シリンダヘッド1を
上下に貫通して設けられた案内筒8内に移動自在に挿通
されており、その吸気弁3aの上端には雄ねじ9が刻設
される。雄ねじ9にはリテーナ10が螺着されるととも
に、リテーナ10によって下方への移動を規制されて下
側リフタ11が螺合される。また下側リフタ11から上
方に間隔をあけた位置で、雄ねじ9には上側リフタ12
が螺合され、この上側リフタ12はその上方で雄ねじ9
に螺合されるロックナツト13によって上方への移動を
規制される。下側リフタ11および上側リフタ12間に
強制動弁機構5aが係合されており、この強制動弁機構
5aの揺動動作によって吸気弁3aの強制的な上下動、
すなわち強制的な開閉動作が行われる。
尚、吸気弁3aを囲繞してシリンダヘッド1の上部とり
テーナ10との間にコイル状ばね14が介装されており
、このばね14のばね力により吸気弁3aは閉弁方向に
付勢されているが、ばね14のばね力は吸気弁の閉弁状
態を保持する程度の弱いものであり、吸気弁3aの開閉
動作には殆ど関与しない。
第3図において、強制動弁機構5aは、シリンダヘッド
1の中央部上方に配置され閉弁用カム15および開弁用
カム16を一体的に備えるカムシャフト4と、閉弁用カ
ム15に当接して揺動する第1自由ロツカアーム17と
、開弁用カム16に当接しながら第1自由ロツカアーム
17に連動して揺動する第2自由ロツカアーム18と、
第2自由ロツカアーム18との連結および連結解除自在
であり吸気弁3aに連結される駆動ロッカアーム19と
、各ロッカアームIT、18.19を共通に枢支すべく
カムシャフト4と平行に配置されたロッカシャフト20
とを備える。
カムシャフト4は、シリンダへラド1の上部で回転自在
に支承されており、機関の回転に同期して1/2の回転
比で回転駆動きれる。またロッカシャフト20は、カム
シャフト4の斜め上方でシリンダヘッド1の上部に固定
的に支持される。第1自由ロツカアーム17には閉弁用
カム15に摺接するカムスリッパ21が一体的に設けら
れ、第2自由ロッカア−・ム18には開弁用カム16に
摺接するカムスリッパ22が一体的に設けられる。
しかも両カムスリッパ21.22は、カムシャフト4お
よびロッカシャフト20の中心間を結ぶ仮想直線230
両側に配置される。すなわち、第1自由ロツカアーム1
7のカムスリッパ21は、前記仮想直線23に関して吸
気弁3a側で閉弁用カム15に摺接し、第2自由ロツカ
アーム18のカムスリッパ22は前記仮想直線23に関
して吸気弁3aと反対側で開弁用カム16に摺接する。
また第1自由ロツカアーム17の吸気弁3a側の上部に
は、上方に臨む当接塵24が設けられており、第2自由
ロツカアーム18にはその当接塵24の上方に延びる支
持部25が一体的に設けられる。
この支持部25には当接塵24に当接するタペットねじ
26が進退可能に螺合されており、緩みを防止するため
にタペットねじ26にはロックナツト27が螺合される
。このタペットねじ26により、第1および第2自由ロ
ッカアーム17.18が連動する。すなわち、閉弁用カ
ム15により第1自由ロツカアーム17が第1図の反時
計方向に回動したときには当接塵24がタペットねじ2
6を押すことにより第2自由ロツカアーム18も第1図
の反時計方向に回動し、また開弁用カム16により第2
自由ロツカアーム18が第1図の時計方向に回動したと
きにタペットねじ26が当接塵24を押すことにより第
1自由ロツカアーム17も第1図の時計方向に回動され
る。
駆動ロッカアーム19には吸気弁3aの方向に延び、し
かも先端部が二股に分岐した係合腕28が一体的に設け
られており、この係合腕28の先端が吸気弁3aを両側
から挟持するようにして下側リフタ11および上側リフ
タ12間に係合される。したがって第2自由ロツカアー
ム18および駆動ロッカアーム19が連結状態にあると
きには、第1自由ロツカアーム17の閉弁方向への回動
動作が第2自由ロツカアーム18を介して駆動ロッカア
ーム19に伝達され、係合腕28が上方に回動して上側
リフタ12を上方に押上げることにより吸気弁3aが閉
弁作動する。また第2自由ロツカアーム18の開弁方向
への回動動作と一体的な駆動ロッカアーム190回動動
作により、下側リフタ11が係合腕28により下方に押
下げられて、吸気弁3aが開弁作動する。
第2自由ロツカアーム18および駆動ロッカアーム19
間の連結および連結解除を行うための油圧式連結切換機
構6aは、第2および駆動ロッカアーム18.19間に
介設されており、この油圧式連結切換機構6aが作動し
たときに、第2自由ロツカアーム18および駆動ロッカ
アーム18間の連結状態が解除される。そのように連結
状態が解除されると、第1および第2自由ロツカアーム
17.18の動作が駆動ロッカアーム19に伝達されず
、吸気弁3aはばね14のばね力により閉弁されたまま
となる。
第4図を併せて参照して、油圧式連結切換機構6aは、
ロッカシャフト20の軸線と平行な軸線に沿って第2自
由ロツカアーム18に穿設されるシリンダ孔36と、吸
気弁3aの閉弁時に該シリンダ孔36と同軸になるべく
して駆動ロッカアーム19にロッカシャフト20の軸線
と平行に穿設されるシリンダ孔33と、第2自由ロツカ
アーム18および駆動ロッカアーム19を連結する位置
およびその連結を解除する位置間で移動可能にしてシリ
ンダ孔33.38に摺動可能に嵌合される切換ピストン
29と、シリンダ孔36に摺動可能に嵌合されるタイミ
ングピストン30と、油圧の作用時には切換ピストン2
9をその連結解除位置側に移動せしめる油圧力を発揮す
べくタイミングピストン30および第2自由ロッカアー
ム18間に画成される油圧室40と、切換ピストン29
をその連結位置側に向けて付勢するためのはね31と、
タイミングピストン30の作動を規制するトリガ板32
とを備える。
駆動ロッカアーム19には、第2自由ロツカアーム18
側に向けて開放するとともにロッカシャフト20の軸線
と平行な有底のシリンダ孔33が穿設されており、該シ
リンダ孔33の第2自由ロツカアーム18とは反対側の
端部は駆動ロッカアーム19に穿設された空気抜き孔3
4を介して外部に連通される。切換ピストン29は底部
に透孔35を有して中空の有底円筒状に形成されており
、その開放端を前記空気抜き孔34側に向けてシリンダ
孔33に摺動自在に嵌合され、該シリンダ孔33の閉塞
端部と切換ピストン29との間にばね31が介装される
。したがって、切換ピストン29は、ばね31のばね力
により、シリンダ孔33から突出する方向、すなわち第
2自由ロツカアーム18側に向けて付勢される。
一方、第2自由ロツカアーム18には、前記シリング孔
33に対応してロッカシャフト20の軸線と平行なシリ
ンダ孔36が穿設されており、このシリンダ孔36の駆
動ロッカアーム19とは反対側の端部はプラグ37によ
って閉塞される。シリンダ孔36は、その駆動ロッカア
ーム19側から順に、ガイド穴33と同径のピン摺合部
38と、該摺合部38よりも小径のピストン摺合部39
と、ピストン摺合部39よりも大径の油圧室40とが形
成されて成り、ピン摺合938およびピストン摺合部3
9間には駆動ロッカアーム19側に臨む規制段部41が
形成される。切換ピストン29はピン摺合部38に摺合
可能であり、規制段部41に当接してその第2自由ロツ
カアーム18側への移動を規制され、その状態で第2自
由ロツカアーム18および駆動ロッカアーム19が切換
ピストン29を介して連結される。
タイミングピストン30は、有底円筒体42と、円筒体
43とが相互に摺動自在に嵌合されて成る。
有底円筒体42は、その開放端を駆動ロッカアーム19
側に向けてピストン摺合部39に摺合される。円筒体4
3は、ピストン摺合部39に摺合する押圧鍔44を一端
に有して有底円筒体42に摺合される。有底円筒体42
の底部および円筒体43の一端部間にはばね45が介装
されており、円筒体43ばばね45のばね力により駆動
ロッカアーム19側に向けて付勢される。しかも円筒体
43における一端部には透孔46が穿設されており、前
記切換ピストン29の透孔35およびシリンダ孔33の
空気抜き孔34を介して、タイミングピストン30の内
部は外部に連通される。したがって、円筒体43および
有底円筒体42の軸方向相対運動は、タイミングピスト
ン30内の空気の加圧あるいは減圧による抵抗なしに自
在に行われる。
有底円筒体42および円筒体43の長さは、有底円筒体
42の底部がプラグ37に当接し、かつ規制段部41に
当接している切換ピストン29に円筒体43の押圧鍔4
4が当接したときに、押圧鍔44および有底円筒体42
の端部間に、トリガ板32を嵌合し得る嵌合溝47が形
成されるように設定される。また、有底円筒体42の外
周にもトリガ板32の嵌合可能な嵌合溝48が穿設され
ており、この嵌合溝48の位置は、油圧室40に油圧が
作用してタイミングピストン30が切換ピストン29を
押圧し、第2および駆動ロッカアーム18.19の連結
状態が解除されたときに、トリガ板32が嵌合するよう
に設定される。
第2自由ロツカアーム18には、トリガ板32を揺動自
在に摺合する溝49が穿設されており、溝49に摺合さ
れたトリガ板32はロッカシャフト20の軸線と平行な
ピン50により第2自由ロツカアーム18に枢支される
。ピン50の両端にはE型止め輪51.52がそれぞれ
嵌着される。
第5図において、トリガ板32にはピン50の位置から
タイミングピストン30側に延びる規制部53と、ピン
50の位置からロッカシャフト20側に延びる当接部5
4とがそれぞれ設けられており、規制部53は前記タイ
ミングピストン30の嵌合溝47.48に嵌合可能であ
る。また、当接部54はロッカシャフト20の外周に切
込んで設けられたカム面55に当接する。さらに基本的
には略U字状に形成され、ピン500両端に枢支される
ばね56の途中が規制部53の上部に当接され、ばね5
6の両端は第2自由ロツカアーム18のロッカシャフト
20側の側面に当接される。
このばね56のばね力により、トリガ板32は規制部5
3がタイミングピストン30側に近接する方向、すなわ
ちピン50のまわりに第5図の時計方向に回動する方向
に付勢される。一方、カム面55は、第2自由ロツカア
ーム18が開弁方向、すなわち第2自由ロツカアーム1
8およびピン50がロッカシャフト20のまわりに第5
図の反時計方向に回動するのに応じて、ピン50および
ロッカシャフト20の中心間を結ぶ直線上でのカム面5
5およびピン50の中心間の距離り、が次第に小さくな
るようにして、ロッカシャフト20の一直径線と平行な
平坦面状に形成される。また当接部54の形状は、上述
のようにカム面55およびピン50の中心間の距離L+
が次第に小さくなるのに応じてトリガ板32をピン50
のまわりに第5図の反時計方向に回動せしめるべく、カ
ム面55に摺接する当接部54の外周面からピン50の
中心までの距離L2がピン50のまわりに第5図の時計
方向に進むにつれて小さくなるように形成される。これ
により、第2自由ロツカアーム18が開弁方向に回動し
たときに、トリガ板32は第、2自由ロツカアーム18
とともにロッカシャフト20のまわりに第5図の反時計
方向に回動しつっばね56の付勢力に抗してピン50の
まわりに第5図の反時計方向に回動し、規制部53がタ
イミングピストン30の嵌合溝47あるいは48から離
脱せしめられることになる。
このような油圧式連結切換機構6aにおいて、油圧室4
0に油圧が作用していない状態では、切換ピストン29
がばね31のばね力によりシリンダ孔36のピン摺合部
38に摺合して、第2自由ロツカアーム18および駆動
ロッカアーム19を連結する。したがって駆動ロッカア
ーム19は、第2自由ロツカアーム18と一体的に揺動
し、係合腕28を介して吸気弁3aが開閉作動される。
一方、油圧室40に油圧が作用すると、タイミングピス
トン30の有底円筒体42が駆動ロッカアーム19側に
作動するが、吸気弁3aが閉弁作動しているときには、
トリガ板32の規制部53が嵌合溝47に嵌合している
ので、有底円筒体42の動作は阻止される。吸気弁3a
が開弁作動している途中では、トリガ板32の規制部5
3が嵌合溝47から離脱するので、有底円筒体42の動
作が許容され、有底円筒体42は円筒体43の押圧鍔4
4に当接し、該押圧鍔44を介して切換ピストン29を
押圧する。このとき、吸気弁3aの開弁動作が終了する
頃にな名と、切換ピストン29とピン摺合部38との間
の摺動抵抗が小さくなるので、切換ピストン29はシリ
ンダ孔36のピン摺合部38から離脱してシリンダ孔3
3内に押し込まれる。したがって第2自由ロツカアーム
18および駆動ロッカアーム19の連結状態が解除れ、
駆動ロッカアーム19は、第2自由ロツカアーム18の
動作に拘らず、吸気弁3aを閉弁状態に保つ姿勢を維持
する。
第6図において、切換ピストン29の直径は、第2自由
ロツカアーム18および駆動ロッカアーム19の連結状
態が解除された状態で、第2自由ロツカアーム18の揺
動動作に拘らず、タイミングピストン30が常に摺接し
ているように設定される。すなわち、角度αの範囲内で
第2自由ロツカアーム18がロッカシャフト20を支点
として揺動運動する際に、第6図の実線で示すようにタ
イミングピストン30と切換ピストン29との軸線が一
致している状態から、タイミングピストン30が鎖線で
示す位置まで角変位しても、斜線で示す部分でタイミン
グピストン30と切換ピストン29とが摺接しているよ
うに、切換ピストン29の直径が設定される。なおタイ
ミングピストン30の直径を上述と同様に大きく設定し
てもよい。
第2自由ロツカアーム18および駆動ロッカアーム19
を再び連結する際には、油圧室40の油圧が解放される
。これにより、切換ピストン29がばね31のばね力に
より、第2自由ロツカアーム18側に向けて押圧される
が、この際にも第2自由ロツカアーム18が閉弁動作し
ているときには、トリガ板32が嵌合溝48に嵌合して
いるので、タイミングピストン30の動作が規制されて
おり、切換ピストン29の移動は阻止される。第2自由
ロツカアーム18が開弁動作に移ると、トリガ板32が
嵌合溝48から離脱するので、タイミングピストン30
の移動が可能となり、切換ピストン29はタイミングピ
ストン30を押圧しながらシリンダ孔31、ピン摺合部
38に摺合する。
これにより、第2自由ロ7カアーム18および駆動ロッ
カアーム19が再び連結され、駆動ロッカアーム19が
第2自由ロツカアーム18とともに揺動して、吸気弁3
aが開弁作動される。
このような第2自由ロツカアーム18および駆動ロッカ
アーム19の再連結時に、切換ピストン29の軸線とシ
リンダ孔36の軸線とが多少ずれていても、切換ピスト
ン29のピン摺合部38への摺合が円滑に行われるよう
にするために、第7図で示すように、シリンダ孔36の
開口端縁36aと、切換ピストン29の端部層bk29
aとは、滑らかに彎曲加工される。すなわち第2自由ロ
ツカアーム18および駆動ロッカアーム19の連結が解
除されている状態にあるときに、駆動ロッカアーム19
は上側リフタ12および下側リフタ11間で係合腕28
の先端が上下動するだけのわずかな角度で揺動可能であ
り、第2自由ロツカアーム18および駆動0ツカアーム
19の再連結時に切換ピストン29の軸線とタイミング
ピストン30の軸線とがわずかにずれる可能性がある。
そのような場合でも、切換ピストン29のピン摺合部3
8への摺合が自動的かつ円滑に行われように、切換ピス
トン29の端部周縁29aの彎曲曲率半径R1と、シリ
ンダ孔36の開口端縁36aの彎曲曲率半径R2とが設
定される。
ここで、油圧式連結切換機構6aに油圧を供給するため
の構成について説明すると、再び第3図を参照して、油
圧供給源57は油圧ポンプ58とアキュムレータ59と
から成る。油圧ポンプ58は、シリンダ60内のプラン
ジャ61を駆動棒62で往復駆動して、吸入弁63から
作動油を吸入するとともに吐出弁64から作動油を吐出
するように構成されており、駆動棒62はカムシャフト
4に一体的に設けられた駆動カム65により駆動される
。またプランジャ61は駆動棒62に常に当接するよう
に、ばね66により付勢される。吐出弁64に通じる吐
出油路67の途中にはアキュムレータ59が接続されて
おり、吐出油路67はさらに電磁切換弁68に接続され
る。
電磁切換弁68は、前記吐出油路67を油路69に接続
する第1の切換態様と、油路69を開放油路70に接続
する第2の切換態様とを切換可能であり、ソレノイド7
1が励磁されたときに第1切換態様となり、ソレノイド
71が消磁されたときには第2の切換態様となる。
油路69はロッカシャフト20内に同心に形成された油
路72に接続される。しかもロッカシャフト20には、
第2自由ロッカ了−ム18の油圧室40に対応した側壁
に連通孔73が穿設されており、この連通孔73は、第
2自由ロツカアーム18に穿設された油路74を介して
油圧室40に連通される。したがって、ソレノイド71
を励磁して電磁切換弁68を第1の切換態様としたとき
に、油圧ポンプ58からの作動油が油圧室40に供給さ
れ、ソレノイド71を消磁して電磁切換弁68を第2の
切換態様としたときに、油圧室40の油圧が開放される
次に第8図によって常時強制動弁機構7aについて説明
すると、この常時強制動弁機構7aは閉弁用カム15に
当接して揺動する第10ツカアーム75と、開弁用カム
16に当接し第10ツカアーム75に連動して揺動する
第20ツカアーム76とを有し、第20ツカアーム76
には吸気弁3aに係合する係合腕78が一体的に設けら
れる。
すなわち、この常時強制動弁機構7aでは、係合腕78
が第20ツカアーム76に一体的に設けられているので
、第1および第20ツカアーム75゜76の揺動に応じ
て係合腕78が常時上下動し、吸気弁3aはカムシャフ
ト4の回転動作中、すなわち機関の運転中、負荷の高低
に拘らず、常に開閉作動される。なお、この第8図にお
いて、前述の強制動弁機構5aに対応する部分には同一
の参照符を付す。
次にこの実施例の作用について説明すると、内燃機関E
が高負荷で運転されている状態にあっては、油圧式連結
切換機構6a〜6Cの各油圧室40に油圧は作用してお
らず、したがって強制動弁機構5a〜5cにおいては第
2自由ロツカアーム18′J6よび駆動ロッカアーム1
9が切換ピストン29を介して連結されている。このた
め、第1および第4気筒においては、閉弁用カム15に
当接して揺動する第1自由ロツカアーム17と、開弁用
カム16に当接し第1自由ロツカアーム17に連動して
揺動する第2自由ロツカアーム18とによって駆動ロッ
カアーム19が揺動し、多弁3a〜3cが強制的に開閉
作動せしめられる。また第2および第3気筒においては
、閉弁用カム15に当接して揺動する第10ツカアーム
75と、開弁用カム16に当接し第10ツカアーム75
に連動して揺動する第20ツカアーム76とによって多
弁3a〜3Cが強制的に開閉作動せしめられる。
このように、多弁3a〜3cを強制駆動することにより
、各閉弁用カム15および開弁用カム16のカムプロフ
ィルを理想的な形状にして吸、排気効率を向上させるこ
とができる。しかも、ばね14のばね力を、多弁3a〜
3cの閉弁状態を維持する程度の弱い値に設定して、多
弁3a〜3cの作動には殆ど無関係とすることができる
。したがって開弁作動時のばね14の反発力が小さくな
り、動弁負荷が低減されるので、燃費を低減することが
可能となる。
内燃機関Eが低負荷で運転されるときには、電磁切換弁
68を励磁して油路69.72、連通孔73および油路
74から、第1および第4気筒における各油圧式連結切
換機構68〜6cの油圧室40に油圧を供給する。これ
により、各タイミングピストン30が駆動ロッカアーム
19側に向けて抑圧駆動され、各切換ピストン29がば
ね31のばね力に抗してシリンダ孔33内に押し戻され
る。この際、第2自由ロツカアーム18が閉弁作動して
いるときには、トリガ板32が嵌合溝47に嵌合してい
るのでタイミングピストン30の移動は規制されでおり
、第2自由ロツカアーム18が開弁作動している際にト
リガ板32が嵌合溝47から離脱したときにタイミング
ピストン30の移動が許容される。これにより、第2自
由ロツカアーム18および駆動ロッカアーム19がとも
に作動しているときの切換ピストン29のピン摺合部3
8からの離脱が避けられ、したがって切換ピストン29
はシリンダ孔36に引っ掛かることなく、シリンダ孔3
3に円滑に押し戻される。
切換ピストン29がシリンダ孔33内に押し戻されるこ
とにより、第2自由ロツカアーム18および駆動ロッカ
アーム19の連結状態が解除され、駆動ロッカアーム1
9は、第2自由ロツカアーム18の動作とは無関係に、
ばね14によりその閉弁状態を維持する。
この際、切換ピストン29の直径は第6図に関連して説
明したように大きく設定されているので第2自由ロツカ
アーム18の揺動運動に拘らず、タイミングピストン3
0は切換ピストン29に常に摺接しており、切換ピスト
ン29が第2自由ロツカアーム18側に突出することは
ない。また、タイミングピストン30における有底円筒
体42の嵌合溝48はトリガ板32に対応する位置にあ
り、第2自由ロツカアーム18が閉弁作動しているとき
には、トリガ板32が嵌合溝48に嵌合する。
このようにして、内燃機関Eの低負荷運転時には、第1
および第4気筒における多弁3a〜3Cの作動は休止さ
れており、第2および第3気筒の多弁3a〜3cのみが
常時強制動弁機構7a〜7Cによって強制的に作動せし
められる。従って低負荷運転時の燃費が大幅に低減され
る。
次に内燃機関Eが低負荷運転から高負荷運転に復帰する
場合を想定する。この場合には、電磁切換弁68のソレ
ノイド71が消磁され、第1および第4気筒にあける各
油圧室40の油圧が解放される。これに応じて、各油圧
式連結切換機構6a〜6Cでは、切換ピストン29がは
ね31のばね力により、タイミングピストン30を押圧
しながらシリンダ孔36のピン摺合部38に摺合する。
ただし、第2自由ロツカアーム18が閉弁作動している
ときには、トリガ板32が嵌合溝48に嵌合しているの
でタイミングピストン30および切換ピストン29の移
動は阻止されており、第2自由ロツカアーム18が開弁
作動しているときにトリガ板32が嵌合溝48から離脱
することにより、タイミングピストン30および切換ピ
ストン29の移動が許容される。したがって、第2自由
ロツカアーム18および駆動ロッカアーム19の連結解
除時と同様に、第2自由ロツカアーム18および駆動ロ
ッカアーム19が静止しているときに、切換ピストン2
9がシリンダ孔36のピン摺合部38に円滑に摺合され
る。
しかも、切換ピストン29の端部周縁29aの曲率半径
R3と、シリンダ孔36の開口端縁36aの曲率半径R
2とは、切換ピストン29のピン摺合部38への摺合が
自動的且つ円滑に行われるように設定されているので、
切換ピストン29の軸線とシリンダ孔36の軸線とが多
少ずれていたとしても、切換ピストン29はシリンダ孔
36のピン摺合部38に円滑に摺合される。
切換ピストン29のピン摺合部38への摺合により、第
2自由ロツカアーム18$よび駆動ロッカアーム19は
再び連結され、第1および第4気筒においては強制動弁
機構5a〜5cにより多弁3a〜3cの開閉作動が再開
される。この際、第2および第3気筒においては、常時
強制動弁機構?a〜7cによる多弁3a〜3cの開閉作
動が継続されているので、結局、全気筒の多弁3a〜3
Cが強制的に開閉作動されることになり、内燃機関Eの
高負荷運転が達成される。
ところで、油圧式連結切換機構6aは、第2自由ロツカ
アーム18および駆動ロッカアーム19に設けられるシ
リンダ孔33.36に切換ピストン29およびタイミン
グピストン30を摺動自在に嵌合して構成されるもので
あり、該油圧式連結切換機構6aを配設することによっ
て第2自由ロツカアーム18および駆動ロッカアーム1
9が大型化することはなく、しかも第2自由ロツカアー
ム18および駆動ロッカアーム19はロッカシャフト2
0に直接支承されるものであり、慣性重量が増加するよ
うな部品が不必要であるので、慣性重量の増加を抑える
ことができ、また油圧室40の油圧切換により速やかに
切換作動を生じせしめることができるので、応答性を向
上することができる。しかも油圧式連結切換機構6aに
おいて、切換ピストン29およびタイミングピストン3
0は中空状に形成されるものであり、これにより前記慣
性重量をより一層低減することができる。
さらに、油圧式連結切換機構6aは、油圧室40の油圧
を解放することにより連結作動するものであるので、油
圧室40に通じる油圧供給系で故障があったとしても、
吸気弁3aが休止した状態のままとなることが防止され
る。
ここで、吸気弁3aおよび排気弁3bにそれぞれ対応す
る油圧式連結切換機構6a、6bの作動順序、すなわち
、吸気弁3aおよび排気弁3bの作動体止順序について
検討してみると、排気弁3bを吸気弁3aよりも先に休
止した場合には、第9図で示すように吸気系への吹き返
し現象が生じる。第9図において、(a)は吸気弁3a
のリフト、(b)は排気弁3bのリフト、(C)は気筒
内圧力を示し、参照符iは点火時期、Pは大気圧を示す
ものである。第9図で明らかなように、排気弁3bが作
動体止、すなわち閉弁しているときに吸気弁3aが開弁
しているので、斜線で示す範囲において吸気系への吹き
返し現象が生じる。これは、吸気弁3aおよび排気弁3
bの作動体止後、作動復帰させるときに、吸気弁3aを
排気弁3bよりも先に作動復帰させたときにも、同様で
ある。
このような吸気系への吹き返し現象が生じると、気化器
の詰り、騒音、エンジンストールなどが生じて不都合で
ある。
これに対して、作動体止のときには吸気弁3aを排気弁
3bよりも先に作動体止させ、作動復帰時には排気弁3
bを吸気弁3aよりも先にあるいは同時に作動させるよ
うしたときには、第10図(a)、  (b)、  (
c)で示すようになる。すなわち第10図(b)で示す
ように排気弁3bが開弁しているときに、第10図(a
)で示すように吸気弁3aが閉弁していると、第10図
(c)の斜線で示す範囲で気筒内圧力が加圧状態にあっ
ても、吹き返し現象は生じ得ない。
そこで、上述のように作動体止時には吸気弁3aを先に
休止させ、作動復帰時には吸気弁3aおよび排気弁3b
を同時に作動させるようにして、吹き返し現象の生じる
ことを防止するようにした実施例について次に説明する
第11図は本発明の他の実施例を示すものであり、吸気
弁3aの油圧式連結切換機構79aと、排気弁3bの油
圧式連結切換機構?9bとが、−対のチエツク弁80.
81を介して連結される。
すなわち、両部圧式連結切換機構79a、79bにふい
て、油圧室82は、タイミングピストン85によって後
部室83と、先部室84とに仕切られており、タイミン
グピストン85は、後部室83に油圧が作用していない
ときにばね86により移動せしめられる作動位置と、後
部室83に油圧が作用したときにばね86.87のばね
力に抗して切換ピストン88をシリンダ孔89内に押し
戻す作動体止位置との間で移動可能に設けられる。
しかも、吸気弁3a側の第2自由ロツカアーム18には
、タイミングピストン85が前記作動位置にあるときに
先部室84に連通しかつタイミングピストン85が作動
体止位置にあるときにタイミングピストン85で閉塞さ
れる油路90,91と、タイミングピストン85が作動
位置にあるときにタイミングピストン85で閉塞されし
かもタイミングピストン85が作動体止位置にあるとき
に後部室84に連通する油路92と、後部室83に常時
連通する油路93とが設けられる。また排気弁3b側の
第2自由ロツカアーム18には、後部室83に常時連通
する油路94と、タイミングピストン85が作動位置に
あるときに後部室83に連通しかつタイミングピストン
85が作動体止位置にあるときには閉塞される油路95
とが設けられる。
油路93には電磁切換弁68(第3図参照)からの油圧
を供給する油路96が接続される。また油路92と油路
94とは油路97を介して接続され、この油路97の途
中には油路92側から油路94側への圧油の流通のみを
強要するチエツク弁80が介装される。また油路97に
おいてチエツク弁80と排気弁3b側の油路94との間
で、前記油路97から分岐した油路98が吸気弁3a側
の油路90に接続されており、この油路98の途中には
油路90側への圧油流通のみを許容するチエツク弁81
が介装される。さらに、吸気弁3a側の油路91および
排気弁3b側の油路95は、オイルパン(図示せず)に
開放される。
次にこの実施例の作用について説明すると、吸気弁3a
および排気弁3bの作動を休止する際には、油路96か
ら油路93を介して、油圧式連結切換機構79aにおけ
る油圧室82の後部室83に油圧を供給する。これによ
り油圧式連結切換機構79aのタイミングピストン85
が作動して切換ピストン88をシリンダ孔89に押し込
んで、第2自由ロツカアーム18および駆動ロッカアー
ム19の連結が外れ、吸気弁3aの作動が休止する。こ
のタイミングピストン85の作動体止位置への移動によ
り、油路92が後部室83に連通し、チエツク弁80を
介して油圧式連結切換機構79bの後部室83に油圧が
供給される。このため、油圧式連結切換機構79bにお
いて、タイミングピストン85が作動して切換ピストン
88をシリンダ孔、89内に押し込んで、排気弁3bの
作動が休止される。このようにして作動体止時には、吸
気弁3aが先に作動体止した後に、排気弁3bが作動を
休止する。
次いで、弁作動復帰の場合には、油路96から油圧を解
放する。これにより、油圧式連結切換機構79aのタイ
ミングピストン85はばね86゜87のばね力により後
退し、切換ピストン88による第2自由ロツカアーム1
8および駆動ロッカアーム19の連結が行われる。とこ
ろが、これと同時に、油路90が先部室84に連通され
るので、チエツク弁81を介して、油圧式連結切換機構
79bにおける後部室83の油圧が解放される。したが
って、両油圧式連結切換機構79a、?9bの各タイミ
ングピストン85が同時に後退して第2自由ロツカアー
ム18および駆動ロッカアーム19の連結が行われる。
以上の実施例では、閉弁用カム15および開弁用カム1
6にそれぞれ当接する第1および第2自由ロッカアーム
17.18によって弁を強制的に開閉駆動するようにし
た多気筒内燃機関について述べたが、本発明は、答弁に
関して単一のカムを配置し該カムの回転動作に応じてロ
ッカアームを揺動させるようにした多気筒内燃機関に関
連しても実施することができる。
C1発明の効果 以上のように本発明によれば、連結切換機構は、連結切
換機構は、機関弁の閉弁時に同軸となるべくして両ロッ
カアームにそれぞれ穿設されるシリンダ孔と、両ロッカ
アームを連結する位置と該連結を解除する位置との間で
移動可能にして前記シリング孔に摺動可能に嵌合される
中空状の切換ピストンと、油圧の切換に応じて前記切換
ピストンを駆動する油圧力を発揮する油圧室とを備える
ので、重量増大を回避しながら連結切換機構を両ロッカ
アーム間に配設して両ロッカアームの大型化を回避する
ことが可能であり、しかも切換ピストンが中空状である
ことから慣性重量のより一層の低減を図ることができ、
油圧の切換による応答性の優れた切換作動を実現するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第8図は本発明の一実施例を示すものであり、
第1図は縦断面図、第2図は第1図の一部を省略して示
す平面図、第3図は強制動弁機構、油圧式連結切換機構
および油圧供給機構を示す分解斜視図、第4図は油圧式
連結切換機構の内部を示す断面図、第5図はトリガ板の
ロッカシャフトおよびタイミングピストンとの対応配置
を示す断面図、第6図はタイミングピストンと切換ピス
トンとの相対位置を示す簡略図、第7図は切換ピストン
の端部とシリンダ孔の端部を拡大して示す断面図、第8
図は常時強制動弁機構の分解斜視図、第9図および第1
0図は吸気弁および排気弁の油圧式連結切換順序による
気筒内圧力の変化を示す図であり、(a)は吸気弁リフ
ト、(b)は排気弁リフト、(c)は気筒内圧力を示す
ものであり、第11図は本発明の他の実施例の断面図で
ある。 3a・・・機関弁としての吸気弁、3b・・・機関弁と
しての排気弁、3c・・・機関弁としての副燃焼室用吸
気弁、6a、6b、6c、?9a、79b−・・連結切
換機構、17,18.19・・・ロッカアーム、20・
・・ロッカシャフト、29.88・・・切換ピストン、
33.36.89・・・シリンダ孔、40.82・・・
油圧室 第1図 第2図 第4図 了/ 第5図 第6図 第7図 第8図 第11図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 機関弁を作動させるための複数のロッカアームのうち、
    隣接するロッカアーム間には、それらの連結および連結
    解除を切換可能な連結切換機構が設けられる内燃機関の
    動弁装置において、前記連結切換機構は、機関弁の閉弁
    時に同軸となるべくして両ロッカアームにそれぞれ穿設
    されるシリンダ孔と、両ロッカアームを連結する位置と
    該連結を解除する位置との間で移動可能にして前記シリ
    ンダ孔に摺動可能に嵌合される中空状の切換ピストンと
    、油圧の切換に応じて前記切換ピストンを駆動する油圧
    力を発揮する油圧室とを備えることを特徴とする内燃機
    関の動弁装置。
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