JPH0278712A - 内燃機関の動弁装置 - Google Patents

内燃機関の動弁装置

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JPH0278712A
JPH0278712A JP20190589A JP20190589A JPH0278712A JP H0278712 A JPH0278712 A JP H0278712A JP 20190589 A JP20190589 A JP 20190589A JP 20190589 A JP20190589 A JP 20190589A JP H0278712 A JPH0278712 A JP H0278712A
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rocker arms
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Kenichi Nagahiro
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 A0発明の目的 (1)産業上の利用分野 本発明は、機関弁を作動させるための複数のロッカアー
ムのうち、゛隣接するロッカアーム間には、両ロッカア
ームを連結する状態と両ロツカアー・ムの連結を解除す
る状態とを切換可能な連結切換機構が設けられる内燃機
関の動弁装置に関する。
(2)従来の技術 かかる内燃機関の動弁装置において、機関の低速運転時
に機関弁としての吸気弁あるいは排気弁の一部の作動を
休止すべく隣接するロッカアームの連結を解除し、機関
の高速運転時には両ロッカアームを連結することにより
、燃費の低減を図るとともに出力向上を図るようにした
ものが、実開昭57−193905号公報により開示さ
れている。
(3)  発明が解決しようとする課題ところで、上記
従来のものは、機関弁に係合するロッカアームと、カム
により揺動駆動される自由ロッカアームとの連結および
連結解除をキーの係脱駆動により切換えるようにしてい
る。而して該キーは、ロッカシャフトに摺動自在に嵌合
された円筒状部材に固定されており、両ロッカアームは
該円筒状部材に揺動可能に支承されているので、両ロッ
カアームはロッカシャフトに直接支承されるものに比べ
ると大型化せざるを得ず、また前記円筒状部材も切換作
動にかかわらず両ロッカアームを支承するために両ロッ
カアームの幅を合わせた長さよりも大きな全長を有する
ように形成されるので、動弁系の慣性重量が太き(なっ
てしまう。
また、連結切換機構の切換作動は、機関弁の閉弁状態に
あって両ロッカアームが静止状態にあるときに行なうこ
とが必要であり、切換作動開始時期がずれると円滑な切
換作動が行なわれず、異音の発生や破損の原因となる。
本発明は、そのような事情に鑑みてなされたものであり
、慣性重量を比較的小さくし、かつ応答性に優れた切換
作動を可能として機関弁の作動態様を切換え得るように
するとともに、連結切換機構の切換作動を円滑に行ない
得るようにした内燃機関の動弁装置を提供することを目
的とする。
B9発明の構成 (1)課題を解決するための手段 かかる目的を達成するための第1の発明によれば、連結
切換機構は、機関弁の閉弁時に同軸となるべくして両ロ
ッカアームにそれぞれ穿設されるシリンダ孔と、両ロッ
カアームを連結する位置と該連結を解除する位置との間
で移動可能にして前記シリンダ孔に摺動可能に嵌合され
る切換ピストンと、前記切換ピストンを駆動する油圧力
を発揮可能な油圧室と、該油圧室の油圧力に抗して切換
ピストンを付勢するばねとを備え、相互に隣接するロッ
カアームのいずれか一方には、両ロッカアームの揺動位
置に応じて前記切換ピストンの移動を規制する移動規制
手段が設けられる。
また第2の発明によれば、連結切換機構は、機関弁の閉
弁時に同軸となるべくして両ロッカアームにそれぞれ穿
設されるシリンダ孔と、両ロッカアームを連結する位置
と該連結を解除する位置との間で移動可能にして前記シ
リンダ孔に摺動可能に嵌合される切換ピストンと、前記
切換ピストンを駆動する油圧力を発揮可能な油圧室とを
備え、両ロッカアームの揺動位置に応じて前記切換ピス
トンの移動を規制すべく、伸長方向のばね力を発揮して
伸縮可能に構成されて前記切換ピストンに当接するタイ
ミングピストンが前記両シリンダ孔の一方に摺動可能に
嵌合されるとともに、ロッカアームの開弁方向への揺動
時にタイミングピストンとの係合状態解除を可能にして
該タイミングピストンにトリガ板が係合される= (2)作用 上記第1の発明の構成によれば、油圧室の油圧を切換え
ることにより連結切換機構が切換作動して、自由ロッカ
アームおよび駆動ロッカアーム間の連結および連結解除
が切換えられる。而して駆動ロッカアームおよび自由ロ
ッカアームを特別大型化することなく連結切換機構を両
ロッカアーム間に配設することが可能であり、しかも連
結切換機構を設けたことにより重量が増加することもな
く、また移動規制手段により切換ピストンの移動時期が
規制され、円滑な切換作動が実現される。
また上記第2の発明の構成によれば、油圧室の油圧を切
換えることにより連結切換機構が切換作動して、自由ロ
ッカアームおよび駆動ロッカアーム間の連結および連結
解除が切換えられる。而して駆動ロッカアームおよび自
由ロッカアームを特別大型化することなく連結切換機構
を両ロッカアーム間に配設することが可能であり、しか
も連結切換機構を設けたことにより重量が増加すること
もなく、さらにトリガ板のタイミングピストンとの係合
および係合解除の切換により切換ピストンの移動がロッ
カアームの揺動位置に応じて規制され、円滑な切換作動
が実現される。
(3)実施例 以下、図面により本発明の実施例について説明すると、
先ず第1図および第2図において、この内燃機関Eは、
多気筒たとえば4気筒のトーチ点火式内燃機関であり、
各気筒のシリンダヘッド1には、主燃焼室2への吸、排
気を司る機関弁としての吸気弁3aおよび排気弁3bと
、副燃焼室(図示せず)への吸気を司る機関弁としての
副燃焼室用吸気弁3cとが開閉動作自在にそれぞれ設け
られる。答弁3a、3b、3cは、カムシャフト4の回
転動作に応じて強制的に開閉作動されるが、低負荷運転
時には、いくつかの気筒の弁3a。
3b、3cはその作動を休止せしめられる。たとえば、
各気筒の一方から他方に向けて順に第1〜第4の番号を
付けたとすると、第1および第4気筒の答弁3a、3b
、3cは高負荷運転時においては個別に対応する強制動
弁機構5a、5b、5Cによって強制的に作動せしめら
れるが、低負荷運転時においては個別に対応する油圧式
連結切換機構6a、6b、6cの切換作動によりその作
動を休止せしめられる。一方、第2および第3気筒の答
弁3a、3b、3cは個別に対応する常時強制動弁機構
7a、7b、7cによって負荷の高低に拘らず常時作動
せしめられる。
第1および第4気筒の答弁3a、3b、3cに個別に対
応する強制動弁機構5a、5b、5cおよび油圧式連結
切換機構6a、6b、6cはそれぞれ同一の構成を有し
ており、また第2および第3気筒の答弁3a、3b、3
cに個別に対応する常時強制動弁機構7a、7b、7c
も同一の構成を有している。したがって、以下の説明で
は、強制動弁機構5a、油圧式連結切換機構6a1常時
強制動弁機構7aおよびそれらに関連する部分について
詳述することにし、他の強制動弁機構5b。
50%油圧式連結切換機構6b、6cs常時強制動弁機
構7b、7cおよびそれらに関連する部分については詳
細な説明を省略する。
第1気筒において、吸気弁3aは、シリンダヘッド1を
上下に貫通して設けられた案内筒8内に移動自在に挿通
されており、その吸気弁3aの上端には雄ねじ9が刻設
される。雄ねじ9にはリテーナ10が螺着されるととも
に、リテーナIOによって下方への移動を規制されて下
側リフタ11が螺合される。また下側リフタ11から上
方に間隔をあけた位置で、雄ねじ9には上側リフタ12
が螺合され、この上側リフタ12はその上方で雄ねじ9
に螺合されるロックナツト13によって上方への移動を
規制される。下側リフタ11および上側リフタ12間に
強制動弁機構5aが係合されてあり、この強制動弁機構
5aの揺動動作によって吸気弁3aの強制的な上下動、
すなわち強制的な開閉動作が行われる。
尚、吸気弁3aを囲繞してシリンダへラド1の上部とり
テーナ10との間にコイル状ばね14が介装されており
、このばね14のばね力により吸気弁3aは閉弁方向に
付勢されているが、ばね14のばね力は吸気弁の閉弁状
態を保持する程度の弱いものであり、吸気弁3aの開閉
動作には殆ど関与しない。
第3図において、強制動弁機構5aは、シ、リングヘッ
ド1の中央部上方に配置され閉弁用カム15および開弁
用カム16を一体的に備えるカムシャフト4と、閉弁用
カム15に当接して揺動する第1自由ロツカアーム17
と、開弁用カム16に当接しながら第1自由ロツカアー
ム17に連動して揺動する第2自由ロツカアーム18と
、第2自由ロツカアーム18との連結および連結解除自
在であり吸気弁3aに連結される駆動ロッカアーム19
と、各ロッカアーム17.18.19を共通に枢支すべ
くカムシャフト4と平行に配置されたロッカシャフト2
0とを備える。
カムシャフト4は、シリンダヘッド1の上部で回転自在
に支承されており、機関の回転に同期して1/2の回転
比で回転駆動される。またロッカシャフト20は、カム
シャフト4の斜め上方でシリンダヘッド1の上部に固定
的に支持される。第1自由ロツカアーム17には閉弁用
カム15に摺接するカムスリッパ21が一体的に設けら
れ、第2自由ロツカアーム18には開弁用カム16に摺
接するカムスリッパ22が一体的に設けられる。
しかも両カムスリッパ21.22は、カムシャフト4お
よびロッカシャフト20の中心間を結ぶ仮想直線23の
両側に配置される。すなわち、第1自由ロツカアーム1
7のカムスリッパ21は、前記仮想直線23に関して吸
気弁3a側で閉弁用カム15に摺接し、第2自由ロツカ
アーム18の力    ”ムスリッパ22は前記仮想直
線23に関して吸気弁3aと反対側で開弁用カム16に
摺接する。また第1自由ロツカアーム17の吸気弁3a
側の上部には、上方に臨む当接座24が設けられており
、第2自由ロツカアーム18にはその当接座24の上方
に延びる支持部25が一体的に設けられる。
この支持部25には当接座24に当接するタペットねじ
26が進退可能に螺合されており、緩みを防止するため
にタペットねじ26にはロックナツト27が螺合される
。このタペットねじ26により、第1および第2自由ロ
ッカアーム17.18が連動する。すなわち、閉弁用カ
ム15により第1自由ロツカアーム17が第1図の反時
計方向に回動したときには当接塵24がタペットねじ2
6を押すことにより第2自由ロツカアーム18も第1図
の反時計方向に回動し、また開弁用カム16により第2
自由ロツカアーム18が第1図の時計方向に回動したと
きにタペットねじ26が当接塵24を押すことにより第
1自由ロツカアーム17も第1図の時計方向に回動され
る。
駆動ロッカアーム19には吸気弁3aの方向に延び、し
かも先端部が二股に分岐した係合腕28が一体的に設け
られており、この係合腕2Bの先端が吸気弁3aを両側
から挟持するようにして下側リフタ11および上側リフ
タ12間に係合される。したがって第2自由ロツカアー
ム18および駆動ロッカアーム19が連結状態にあると
きには、第1自由ロツカアーム17の閉弁方向への回動
動作が第2自由ロツカアーム18を介して駆動ロッカア
ーム19に伝達され、係合腕28が上方に回動して上側
リフタ12を上方に押上げることにより吸気弁3aが閉
弁作動する。また第2自由ロツカアーム18の開弁方向
への回動動作と一体的な駆動ロッカアーム19の回動動
作により、下側リフタ11が係合腕28により下方に押
下げられて、吸気弁3aが開弁作動する。
第2自由ロツカアーム18右よび駆動ロッカアーム19
間の連結および連結解除を行うための油圧式連結切換機
構6aは、第2および駆動ロッカアーム18.19間に
介設されており、この油圧式連結切換機構6aが作動し
たときに、第2自由ロツカアーム18および駆動ロッカ
アーム19間の連結状態が解除される。そのように連結
状態が解除されると、第1および第2自由ロツカアーム
17.18の動作が駆動ロッカアーム19に伝達されず
、吸気弁3aはばね14のばね力により閉弁されたまま
となる。
第4図を併せて参照して、油圧式連結切換機構6aは、
ロッカシャフト20の軸線と平行な軸線に沿って第2自
由ロツカアーム18に穿設されるシリンダ孔36と、吸
気弁3aの閉弁時に該シリンダ孔36と同軸になるべく
して駆動ロッカアーム19にロッカシャフト20の軸線
と平行に穿設されるシリンダ孔33と、第2自由ロツカ
アーム18および駆動ロッカアーム19を連結する位置
およびその連結を解除する位置間で移動可能にしてシリ
ンダ孔33.36に摺動可能に嵌合される切換ピストン
29と、油圧の作用時には切換ピストン29をその連結
解除位置側に移動せしめる油圧力を発揮するための油圧
室4oと、切換ピストン29をその連結位置側に向けて
付勢するためのばね31とを備える。また第2自由ロツ
カアーム18には、該ロッカアーム18の揺動位置に応
じて前記切換ピストン29の移動を規制する移動規制手
段Rが設けられ、該移動規制手段Rは、相互間に伸長方
向のばね力を発揮して伸縮可能に構成されるとともに前
記切換ピストン29に当接しながらシリンダ孔36に摺
動可能に嵌合されるタイミングピストン30と、第2自
由ロツカアーム18の開弁方向への揺動時にタイミング
ピストン30との係合状態解除を可能にして該タイミン
グピストンに係合するトリガ板32とを備える。而して
油圧室40はタイミングピストン30および第2自由ロ
ッカアーム18間に画成される。
駆動ロッカアーム19には、第2自由ロッカア−ム18
側に向けて開放するとともにロッカシャツ)20の軸線
と平行な有底のシリンダ孔33が穿設されており、該シ
リンダ孔33の第2自由ロツカアーム18とは反対側の
端部は駆動ロッカアーム19に穿設された空気抜き孔3
4を介して外部に連通される。切換ピストン29は底部
に透孔35を有して中空の有底円筒状に形成されており
、その開放端を前記空気抜き孔34側に向けてシリンダ
孔33に摺動自在に嵌合され、該シリンダ孔33の閉塞
端部と切換ピストン29との間にばね31が介装される
。したがって、切換ピストン29は、ばね31のばね力
により、シリンダ孔33から突出する方向、すなわち第
2自由ロツカアーム18側に向けて付勢される。
一方、第2自由ロツカアーム18には、前記シリンダ孔
33に対応してロッカシャフト20の軸線と平行なシリ
ンダ孔36が穿設されており、このシリンダ孔36の駆
動ロッカアーム19とは反対側の端部はプラグ37によ
って閉塞される。シリンダ孔36は、その駆動ロッカア
ーム19側から順に、ガイド穴33と同径のピン摺合部
38と、該摺合部38よりも小径のピストン摺合部39
と、ピストン摺合部39よりも大径の油圧室40とが形
成されて成り、ピン摺合部38およびピストン摺合部3
9間には駆動ロッカアーム19側に臨む規制段部41が
形成される。切換ピストン29はピン摺合部38に摺合
可能であり、規制段部41に当接してその第2自由ロツ
カアーム18側への移動を規制され、その状態で第2お
よび駆動ロッカアーム18.19が切換ピストン29を
介して連結される。
タイミングピストン30は、有底円筒体42と、円筒体
43とが相互に摺動自在に嵌合されて成る。
有底円筒体42は、その開放端を駆動ロッカアーム19
側に向けてピストン摺合部39に摺合される。円筒体4
3は、ピストン摺合部39に摺合する押圧鍔44を一端
に有して有底円筒体42に摺合される。有底円筒体42
の底部および円筒体43の一端部間にはばね45が介装
されており、円筒体43はばね45のばね力により駆動
ロッカアーム19側に向けて付勢される。しかも円筒体
43における一端部には透孔46が穿設されており、前
記切換ピストン29の透孔35およびシリンダ孔33の
空気抜き孔34を介して、タイミングピストン30の内
部は外部に連通される。したがって、円筒体43および
有底円筒体42の軸方向相対運動は、タイミングピスト
ン30内の空気の加圧あるいは減圧による抵抗なしに自
在に行われる。
有底円筒体42および円筒体43の長さは、有底円筒体
42の底部がプラグ37に当接し、かつ規制段部41に
当接している切換ピストン29に円筒体43の押圧鍔4
4か当接したときに、押圧鍔44および有底円筒体42
の端部間に、トリガ板32を嵌合し得る嵌合溝47が形
成されるように設定される。また、有底円筒体42の外
周にもトリガ板32の嵌合可能な嵌合溝48が穿設され
ており、この嵌合溝48の位置は、油圧室40に油圧が
作用してタイミングピストン30が切換ピストン29を
押圧し、第2お、よび駆動ロッカアーム18.19の連
結状態が解除されたときに、トリガ板32が嵌合するよ
うに設定される。
第2自由ロツカアーム18には、トリガ板32を揺動自
在に摺合する溝49が穿設されており、溝49に摺合さ
れたトリガ板32はロッカシャフト20の軸線と平行な
ピン50により第2自由ロツカアーム18に枢支される
。ピン50の両端にはE型止め輪51.52がそれぞれ
嵌着される。
第5図において、トリガ板32にはピン50の位置から
タイミングピストン30側に延びる規制部53と、ピン
50の位置からロッカシャフト20側に延びる当接部5
4とがそれぞれ設けられており、規制部53は前記タイ
ミングピストン30の嵌合溝47,48に嵌合可能であ
る。また、当接部54はロッカシャフト20の外周に切
込んで設けられたカム面55に当接する。さらに基本的
には略U字状に形成され、ピン50の両端に枢支される
ばね56の途中が規制部53の上部に当接され、ばね5
6の両端は第2自由ロツカアーム18のロッカシャフト
20側の側面に当接される。
このばね56のばね力により、トリガ板32は規制部5
3がタイミングピストン30側に近接する方向、すなわ
ちピン50のまわりに第5図の時計方向に回動する方向
に付勢される。一方、カム面55は、第2自由ロツカア
ーム18が開弁方向、′すなわち第2自由ロツカアーム
18およびピン50がロッカシャフト20のまわりに第
5図の反時計方向に回動するのに応じて、ピン50およ
びロッカシャフト20の中心間を結ぶ直線上でのカム面
55およびピン50の中心間の距離L1が次第に小さく
なるようにして、ロッカシャフト20の−直径線と平行
な平坦面状に形成される。また当接部54の形状は、上
述のようにカム面55およびピン50の中心間の距離り
、が次第に小さくなるのに応じてトリガ板32をピン5
0のまわりに第5図の反時計方向に回動せしめるべく、
カム面55に摺接する当接部54の外周面からピン50
の中心までの距離L2がピン50のまわりに第5図の時
計方向に進むにつれて小さくなるように形成される。こ
れにより、第2自由ロツカアーム18が開弁方向に回動
したときに、トリガ板32は第2自由ロツカアーム18
とともにロッカシャフト20のまわりに第5図の反時計
方向に回動しつつばね56の付勢力に抗してピン50の
まわりに第5図の反時計方向に回動し、規制部53がタ
イミングピストン30の嵌合溝47あるいは48から離
脱せしめられること1戸なる。
このような油圧式連結切換機構6aにおいて、油圧室4
0に油圧が作用していない状態では、切換ピストン29
がばね31のばね力によりシリンダ孔36のピン摺合部
38に摺合して、第2自由ロツカアーム18および駆動
ロッカアーム19を連結する。したがって駆動ロッカア
ーム19は、第2自由ロツカアーム18と一体的に揺動
し、係合腕28を介して吸気弁3aが開閉作動される。
一方、油圧室40に油圧が作用すると、タイミングピス
トン30の有底円筒体42が駆動ロッカアーム19側に
作動するが、吸気弁3aが閉弁作動しているときには、
トリガ板32の規制部53が嵌合溝47に嵌合している
ので、有底円筒体42の動作は阻止される。吸気弁3a
が開弁作動している途中では、トリガ板32の規制部5
3が嵌合溝47から離脱するので、有底円筒体42の動
作が許容され、有底円筒体42は円筒体43の押圧鍔4
4に当接し、該押圧鍔44を介して切換ピストン29を
押圧する。このとき、吸気弁3aの開弁動作が終了する
頃になると、切換ピストン29とピン摺合部38との間
の摺動抵抗が小さくなるので、切換ピストン29はシリ
ンダ孔36のピン摺合部38から離脱してシリンダ孔3
3内に押し込まれる。したがって第2自由ロツカアーム
18および駆動ロッカアーム19の連結状態が解除れ、
駆動ロッカアーム19は、第2自由ロツカアーム18の
動作に拘らず、吸気弁3aを閉弁状態に保つ姿勢を維持
する。
第6図において、切換ピストン29の直径は、第2自由
ロツカアーム18および駆動ロッカアーム19の連結状
態が解除された状態で、第2自由ロツカアーム18の揺
動動作に拘らず、タイミングピストン30が常に摺接し
ているように設定される。すなわち、角度αの範囲内で
第2自由ロツカアーム18がロッカシャフト20を支点
として揺動運動する際に、第6図の実線で示すようにタ
イミングピストン30と切換ピストン29との軸線が一
致している状態から、タイミングピストン30が鎖線で
示す位置まで角変位しても、斜線で示す部分でタイミン
グピストン30と切換ピストン29とが摺接しているよ
うに、切換ピストン29の直径が設定される。なおタイ
ミングピストン30の直径を上述と同様に大きく設定し
てもよい。
第2自由ロツカアーム18および駆動ロッカアーム19
を再び連結する際には、油圧室40の油圧が解放される
。これにより、切換ピストン29がばね31のばね力に
より、第2自由ロツカアーム18側に向けて押圧される
が、この際にも第2自由ロツカアーム18が閉弁動作し
ているときには、トリガ板32が嵌合溝48に嵌合して
いるので、タイミングピストン30の動作が規制されて
おり、切換ピストン29の移動は阻止される。第2自由
ロツカアーム18が開弁動作に移ると、トリガ板32が
嵌合溝48から離脱するので、タイミングピストン30
の移動が可能となり、切換ピストン29はタイミングピ
ストン30を押圧しながらシリンダ孔31.ビン摺合部
38に用台する。
これにより、第2自由ロツカアーム18および駆動ロッ
カアーム19が再び連結され、駆動ロッカアーム19が
第2自由ロツカアーム18とともに揺動して、吸気弁3
aが開弁作動される。
このような第2自由ロツカアーム18および駆動ロッカ
アーム19の再連結時に、切換ピストン29の軸線とシ
リンダ孔36の軸線とが多少ずれていでも、切換ピスト
ン29のビン摺合部38への摺合が円滑に行われるよう
にするために、第7図で示すように、シリンダ孔36の
開口端縁36aと、切換ピストン29の端部周縁29a
とは、滑らかに彎曲加工される。すなわち第2自由ロツ
カアーム18および駆動ロッカアーム19の連結が解除
されている状態にあるときに、駆動ロッカアーム19は
上側リフタ12および下側リフタ11間で係合腕28の
先端が上下動するだけのわずかな角度で揺動可能であり
、第2自由ロツカアーム18および駆動ロッカアーム1
9の再連結時に切換ピストン29の軸線とタイミングピ
ストン30の軸線とがわずかにずれる可能性がある。そ
のような場合でも、切換ピストン29のビン摺合部38
への摺合が自動的かつ円滑に行われように、切換ピスト
ン29の端部周縁29aの彎曲曲率半径R3と、シリン
ダ孔36の開口端縁36aの彎曲曲率半径R7とが設定
される。
ここで、油圧式連結切換機構6aに油圧を供給するため
の構成について説明すると、再び第3図を参照して1.
油圧供給源57は油圧ポンプ58とアキュムレータ59
とから成る。油圧ポンプ58は、シリンダ60内のプラ
ンジャ61を駆動棒62で往復駆動して、吸入弁63か
ら作動油を吸入するとともに吐出弁64から作動油を吐
出するように構成されており、駆動棒62はカムシャフ
ト4に一体的に設けられた駆動カム65により駆動され
る。またプランジャ61は駆動棒62に常に当接するよ
うに、ばね66により付勢される。吐出弁64に通じる
吐出油路67の途中にはアキュムレータ59が接続され
ており、吐出油路67はさらに電磁切換弁68に接続さ
れる。
電磁切換弁68は、前記吐出油路67を油路69に接続
する第1の切換態様と、油路69を開放油路70に接続
する第2の切換態様とを切換可能であり、ソレノイド7
1が励磁されたときに第1切換態様となり、ソレノイド
71が消磁されたときには第2の切換態様となる。
油路69はロッカシャフト20内に同心に形成された油
路72に接続される。しかもロッカシャフト20には、
第2自由ロツカアーム18の油圧室40に対応した側壁
に連通孔73が穿設されており、この連通孔73は、第
2自由ロツカアーム18に穿設された油路74を介して
油圧室40に連通される。したがって、ソレノイド71
を励磁して電磁切換弁68を第1の切換態様としたとき
に、油圧ポンプ58からの作動油が油圧室40に供給さ
れ、ソレノイド71を消磁して電磁切換弁68を第2の
切換態様としたときに、油圧室40の油圧が開放される
次に第8図によって常時強制動弁機構7aについて説明
すると、この常時強制動弁機構7aは閉弁用カム15に
当接して揺動する第10ツカアーム75と、開弁用カム
16に当接し第10ツカアーム75に連動しそ揺動する
第20ツカアーム76とを有し、第20ツカアーム76
には吸気弁3aに係合する係合腕78が一体的に設けら
れる。
すなわち、この常時強制動弁機構7aでは、係合腕78
が第20ツカアーム76に一体的に設けら 。
れているので、第1および第20ツカアーム75゜76
の揺動に応じて係合腕78が常時上下動し、吸気弁3a
はカムシャフト4の回転動作中、すなわち機関の運転中
、負荷の高低に拘らず、常に開閉作動される。なお、こ
の第8図において、前述の強制動弁機構5aに対応する
部分には同一の参照符を付す。
次にこの実施例の作用について説明すると、内燃機関E
が高負荷で運転されている状態にあっては、油圧式連結
切換機構6a〜6cの各油圧室40に油圧は作用してふ
らず、したがって強制動弁機構5a〜5cにおいては第
2自由ロツカアーム1111よび駆動ロッカアーム19
が切換ピストン29を介して連結されている。このため
、第1および第4気筒においては、閉弁用カム15に当
接して揺動する第1自由ロツカアーム17と、開弁用カ
ム16に当接し第1自由ロツカアーム17に連動して揺
動する第2自由ロツカアーム18とによって駆動ロッカ
アーム19が揺動し、多弁3a〜3cが強制的に開閉作
動せしめられる。また第2および第3気筒においては、
閉弁用カム15に当接して揺動する第10ツカアーム7
5と、開弁用カム16に当接し第10ツカアーム75に
連動して揺動する第20ツカアーム76とによって多弁
3a〜3Cが強制的に開閉作動せしめられる。
このように、多弁3a〜3cを強制駆動することにより
、各閉弁用カム15および開弁用カム16のカムプロフ
ィルを理想的な形状にして吸、排気効率を向上させるこ
とができる。しかも、ばね14のばね力を、多弁3a〜
3cの閉弁状態を維持する程度の弱い値に設定して、多
弁3a〜3cの作動には殆ど無関係とすることができる
。したがって開弁作動時のばね14の反発力が小さくな
り、動弁負荷が低減されるので、燃費を低減することが
可能となる。
内燃機関Eが低負荷で運転されるときには、電磁切換弁
68を励磁して油路69.72、連通孔73および油路
74から、第1および第4気筒における各油圧式連結切
換機構6a〜6cの油圧室40に油圧を供給する。これ
により、各タイミングピストン30が駆動ロッカアーム
19側に向けて押圧駆動され、各切換ピストン29がば
ね31のばね力に抗してシリンダ孔33内に押し戻され
る。この際、第2自由ロツカアーム18が閉弁作動して
いるときには、トリガ板32が嵌合溝47に嵌合してい
るのでタイミングピストン30の移動は規制されており
、第2自由ロツカアーム18が開弁作動している際にト
リガ板32が嵌合溝47から離脱したときにタイミング
ピストン30の移動が許容される。これにより、第2自
由ロツカアーム18および駆動ロッカアーム19がとも
に作動しているときの切換ピストン29のピン摺合部3
8からの離脱が避けられ、したがって切換ピストン29
はシリンダ孔36に引っ掛かることなく、シリンダ孔3
3に円滑に押し戻される。
切換ピストン29がシリンダ孔33内に押し戻されるこ
とにより、第2自由ロツカアーム18および駆動ロッカ
アーム19の連結状態が解除され、駆動ロッカアーム1
9は、第2自由ロツカアーム18の動作とは無関係に、
ばね14によりその閉弁状態を維持する。
この際、切換ピストン29の直径は第6図に関連して説
明したように大きく設定されているので第2自由ロツカ
アーム18の揺動運動に拘らず、タイミングピストン3
0は切換ピストン29に常に摺接しており、切換ピスト
ン29が第2自由ロツカアーム18側に突出することは
ない。また、タイミングピストン30における有底円筒
体42の嵌合溝48はトリガ板32に対応する位置にあ
り、第2自由ロツカアーム18が閉弁作動しているとき
には、トリガ板32が嵌合溝48に嵌合する。
このようにして、内燃機関Eの低負荷運転時には、第1
および第4気筒における答弁3a〜3Cの作動は休止さ
れており、第2および第3気筒の答弁3a〜3Cのみが
常時強制動弁機構7a〜7Cによって強制的に作動せし
められる。従って低負荷運転時の燃費が大幅に低減され
る。
次に内燃機関Eが低負荷運転から高負荷運転に復帰する
場合を想定する。この場合には、電磁切換弁68のソレ
ノイド71が消磁され、第1′J6よび第4気筒におけ
る各油圧室40の油圧が解放される。これに応じて、各
油圧式連結切換機構6a〜6cでは、切換ピストン29
がばね31のばね力により、タイミングピストン30を
押圧しながらシリンダ孔36のピン摺合部38に摺合す
る。
ただし、第2自由ロツカアーム18が閉弁作動している
ときには、トリガ板32が嵌合溝48に嵌合しているの
でタイミングピストン30および切換ピストン29の移
動は阻止されており、第2自由ロツカアーム18が開弁
作動しているときにトリガ板32が嵌合溝48から離脱
することにより、タイミングピストン30および切換ピ
ストン29の移動が許容される。したがって、第2自由
ロツカアーム11よび駆動ロッカアーム19の連結解除
時と同様に、第2自由ロツカアーム18および駆動ロッ
カアーム19が静止しているときに、切換ピストン29
がシリンダ孔36のピン摺合部38に円滑に摺合される
しかも、切換ピストン29の端部周縁29aの曲率半径
R1と、シリンダ孔36の開口端縁36aの曲率半径R
2とは、切換ピストン29のピン摺合部38への摺合が
自動的且つ円滑に行われるように設定されているので、
切換ピストン29の軸線とシリンダ孔36の軸線とが多
少ずれていたとしても、切換ピストン29はシリンダ孔
36のピン摺合部38に円滑に摺合される。
切換ピストン29のピン摺合部38への摺合により、第
2自由ロツカアーム18および駆動ロッカアーム19は
再び連結され、第1および第4気筒においては強制動弁
機構5a〜5Cにより各弁3a〜3cの開閉作動が再開
される。この際、第2′J3よび第3気筒においては、
常時強制動弁機構7a〜7Cによる8弁3a〜3Cの開
閉作動が継続されているので、結局、全気筒の8弁3a
〜3Cが強制的に開閉作動されることになり、内燃機関
Eの高負荷運転が達成される。
ところで、油圧式連結切換機構6aは、第2自由ロツカ
アーム18および駆動ロッカアーム19に設けられるシ
リンダ孔33.36に切換ピストン29およびタイミン
グピストン30を摺動自在に嵌合して構成されるもので
あり、該油圧式連結切換機構6aを配設することによっ
て第2自由ロツカアーム18および駆動ロッカアーム1
9が大型化することはなく、しかも第2自由ロ1カアー
ム18および駆動ロッカアーム19はロッカシャフト2
0に直接支承されるものであり、慣性重量が増加するよ
うな部品が不必要であるので、慣性重量の増加を抑える
ことができ、また油圧室40の油圧切換により速やかに
切換作動を生じせしめることができるので、応答性を向
上することができる。しかも油圧式連結切換機構6aに
おいて、切換ピストン29およびタイミングピストン3
0は中空状に形成されるものであり、これにより前記慣
性重量をより一層低減することができる。
さらに、油圧式連結切換機構6aは、油圧室40の油圧
を解放することにより連結作動するものであるので、油
圧室40に通じる油圧供給系で故障があったとしても、
吸気弁3aが休止した状態のままとなることが防止され
、機関の高速運転時に吸気弁3aが作動体止状態となる
ことが防止される。
以上の実施例では、閉弁用カム15および開弁用カム1
6にそれぞれ当接する第1および第2自由ロッカアーム
17.18によって弁を強制的に開閉駆動するようにし
た多気筒内燃機関について述べたが、本発明は、8弁に
関して単一のカムを配置し該カムの回転動作に応じてロ
ッカアームを揺動させるようにした多気筒内燃機関に関
連しても実施することができる。
C1発明の効果 以上のように第1の発明によれば、連結切換機構は、機
関弁の閉弁時に同軸となるべくして両ロッカアームにそ
れぞれ穿設されるシリンダ孔と、両ロッカアームを連結
する位置と該連結を解除する位置との間で移動可能にし
て前記シリンダ孔に摺動可能に嵌合される切換ピストン
と、前記切換ピストンを駆動する油圧力を発揮可能な油
圧室と、該油圧室の油圧力に抗して切換ピストンを付勢
するばねとを備え、相互に隣接するロッカアームのいず
れか一方には、両ロッカアームの揺動位置に応じて前記
切換ピストンの移動を規制する移動規制手段が設けられ
るので、両ロッカアームの大型化を回避することが可能
であり、油圧の切換による応答性の優れた切換作動を実
現することができる。しかも移動規制手段の働きにより
切換ピストンの移動開始時期を規制することにより円滑
な切換作動が実現される。
また第2の発明によれば、連結切換機構は、機関弁の閉
弁時に同軸となるべくして両ロッカアームにそれぞれ穿
設されるシリンダ孔と、両ロッカアームを連結する位置
と該連結を解除する位置との間で移動可能にして前記シ
リンダ孔に摺動可能に嵌合される切換ピストンと、前記
切換ピストンを駆動する油圧力を発揮可能な油圧室とを
備え、両ロッカアームの揺動位置に応じて前記切換ピス
トンの移動を規制すべく、伸長方向のばね力を発揮して
伸縮可能に構成されて前記切換ピストンに当接するタイ
ミングピストンが前記両シリンダ孔の一方に摺動可能に
嵌合されるとともに、ロッカアームの開弁方向への揺動
時にタイミングピストンとの係合状態解除を可能にして
該タイミングピストンにトリガ板が係合されるので、両
ロッカアームの大型化を回避することが可能であり、油
圧の切換による応答性の優れた切換作動を実現すること
ができる。しかもタイミングピストンへのトリガ板への
係合および係合解除をロッカアームの揺動位置に応じて
切換えることにより切換ピストンの移動開始時期を規制
して円滑な切換作動が実現される。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すものであり、第1図は縦
断面図、第2図は第1図の一部を省略して示す平面図、
第3図は強制動弁機構、油圧式連結切換機構および油圧
供給機構を示す分解斜視図、第4図は油圧式連結切換機
構の内部を示す断面図、第5図はトリガ板のロッカシャ
フトおよびタイミングピストンとの対応配置を示す断面
図、第6図はタイミングピストンと切換ピストンとの相
対位置を示す簡略図、第7図は切換ピストンの端部とシ
リンダ孔の端部を拡大して示す断面図、第8図は常時強
制動弁機構の分解斜視図である。 3a・・・機関弁としての吸気弁、3b・・・機関弁と
しての排気弁、3c・・・機関弁としての副燃焼室用吸
気弁、6a、6b、6cm連結切換機構、17゜18.
19・・・ロッカアーム、29・・・切換ピストン、3
0・・・タイミングピストン、31・・・ばね、32・
・・トリガ板、33.36・・・シリンダ孔、40・・
・油圧室、 R・・・移動規制手段 第1図 第2図 第4図 第6図 第7図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)機関弁を作動させるための複数のロッカアームの
    うち、隣接するロッカアーム間には、両ロッカアームを
    連結する状態と両ロッカアームの連結を解除する状態と
    を切換可能な連結切換機構が設けられる内燃機関の動弁
    装置において、前記連結切換機構は、機関弁の閉弁時に
    同軸となるべくして両ロッカアームにそれぞれ穿設され
    るシリンダ孔と、両ロッカアームを連結する位置と該連
    結を解除する位置との間で移動可能にして前記シリンダ
    孔に摺動可能に嵌合される切換ピストンと、前記切換ピ
    ストンを駆動する油圧力を発揮可能な油圧室とを備え、
    相互に隣接するロッカアームのいずれか一方には、両ロ
    ッカアームの揺動位置に応じて前記切換ピストンの移動
    を規制する移動規制手段が設けられることを特徴とする
    内燃機関の動弁装置。
  2. (2)機関弁を作動させるための複数のロッカアームの
    うち、隣接するロッカアーム間には、両ロッカアームを
    連結する状態と両ロッカアームの連結を解除する状態と
    を切換可能な連結切換機構が設けられる内燃機関の動弁
    装置において、前記連結切換機構は、機関弁の閉弁時に
    同軸となるべくして両ロッカアームにそれぞれ穿設され
    るシリンダ孔と、両ロッカアームを連結する位置と該連
    結を解除する位置との間で移動可能にして前記シリンダ
    孔に摺動可能に嵌合される切換ピストンと、前記切換ピ
    ストンを駆動する油圧力を発揮可能な油圧室とを備え、
    両ロッカアームの揺動位置に応じて前記切換ピストンの
    移動を規制すべく、伸長方向のばね力を発揮して伸縮可
    能に構成されて前記切換ピストンに当接するタイミング
    ピストンが前記両シリンダ孔の一方に摺動可能に嵌合さ
    れるとともに、ロッカアームの開弁方向への揺動時にタ
    イミングピストンとの係合状態解除を可能にして該タイ
    ミングピストンにトリガ板が係合されることを特徴とす
    る内燃機関の動弁装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05240012A (ja) * 1992-02-28 1993-09-17 Mitsubishi Motors Corp 内燃機関の動弁装置
JP2007092726A (ja) * 2005-09-30 2007-04-12 Honda Motor Co Ltd 内燃機関の動弁機構におけるオイル供給構造
JP2008532027A (ja) * 2005-03-03 2008-08-14 インフィコン ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング スニッファプローブを備えた漏れ検出器

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