JPH027662Y2 - - Google Patents
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- JPH027662Y2 JPH027662Y2 JP14793885U JP14793885U JPH027662Y2 JP H027662 Y2 JPH027662 Y2 JP H027662Y2 JP 14793885 U JP14793885 U JP 14793885U JP 14793885 U JP14793885 U JP 14793885U JP H027662 Y2 JPH027662 Y2 JP H027662Y2
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- Japan
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- roll
- coating
- painting
- cloth
- paint
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- Expired
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Landscapes
- Coating Apparatus (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
この考案は、板状物、特に表面に凹凸模様を有
する板状物の平面部および凹凸部を同時に且つ均
一に塗装するための塗装用ロールに関するもので
ある。
する板状物の平面部および凹凸部を同時に且つ均
一に塗装するための塗装用ロールに関するもので
ある。
従来の技術
従来、表面に凹凸模様を有する板状物を塗装す
る工場塗装方法としてはスプレーガンによるスプ
レー塗装、スポンジロールを使用したロールコー
ター塗装、フローコーター塗装等がある。
る工場塗装方法としてはスプレーガンによるスプ
レー塗装、スポンジロールを使用したロールコー
ター塗装、フローコーター塗装等がある。
考案が解決しようとする問題点
然し乍ら、この様な従来における塗装方法を用
いる場合、塗装作業性の面において、スプレー塗
装は塗着効率が悪く、塗料ミストが発生し、スプ
レーガンのノズルが目詰りし、凹部の垂直壁面を
塗装する場合にはスプレーに角度を付けて塗装し
なければならない。また、フローコーター塗装に
おいては塗料の性状に制約があり、例えば極端に
低粘度の塗料や、高粘度の塗料は使用できず、塗
料の種類によつてはカーテン安定性が悪く、表面
の凹凸模様の激しいものを塗装する場合に深い凹
部や凹部内壁を一度に塗装することが困難であ
り、塗り重ねが必要となり、従つて平面部に必要
以上の塗料が塗布されるため塗布量の増大とな
る。スポンジロールによるロールコーター塗装の
場合には、水系塗料やアクリル溶剤系塗料を使用
する際には問題がないが、ウレタン系の塗料のよ
うな湿気硬化型のものを使用する場合にスポンジ
ロールの洗浄が充分できないためにスポンジに残
つている塗料が硬化してスポンジロールが硬くな
り、短期間で使用不能となる等の欠点がみられ
る。
いる場合、塗装作業性の面において、スプレー塗
装は塗着効率が悪く、塗料ミストが発生し、スプ
レーガンのノズルが目詰りし、凹部の垂直壁面を
塗装する場合にはスプレーに角度を付けて塗装し
なければならない。また、フローコーター塗装に
おいては塗料の性状に制約があり、例えば極端に
低粘度の塗料や、高粘度の塗料は使用できず、塗
料の種類によつてはカーテン安定性が悪く、表面
の凹凸模様の激しいものを塗装する場合に深い凹
部や凹部内壁を一度に塗装することが困難であ
り、塗り重ねが必要となり、従つて平面部に必要
以上の塗料が塗布されるため塗布量の増大とな
る。スポンジロールによるロールコーター塗装の
場合には、水系塗料やアクリル溶剤系塗料を使用
する際には問題がないが、ウレタン系の塗料のよ
うな湿気硬化型のものを使用する場合にスポンジ
ロールの洗浄が充分できないためにスポンジに残
つている塗料が硬化してスポンジロールが硬くな
り、短期間で使用不能となる等の欠点がみられ
る。
この考案に用いられる塗料としては以下の種
類、粘度のものが挙げられる。
類、粘度のものが挙げられる。
アクリルエマルシヨン塗料、酢ビエマルシヨン
塗料、酢ビ/塩ビエマルシヨン塗料、等のマルシ
ヨン塗料、アクリル、ウレタン、塩ゴム、塩ビ樹
脂をビヒクルの主成分とする溶剤型の塗料であ
る。
塗料、酢ビ/塩ビエマルシヨン塗料、等のマルシ
ヨン塗料、アクリル、ウレタン、塩ゴム、塩ビ樹
脂をビヒクルの主成分とする溶剤型の塗料であ
る。
これらの塗料はロール作業に適当な粘度に水、
有機溶剤等で希釈して使われるが本考案に適した
粘度範囲は次ぎの通りである。
有機溶剤等で希釈して使われるが本考案に適した
粘度範囲は次ぎの通りである。
まず、粘度が低すぎるとロールに塗料が付着し
にくい、膜厚が付けにくい、塗膜が流れ易い等の
別な現象が現れるので被塗物の吸込み等との関連
で把握する必要がある。
にくい、膜厚が付けにくい、塗膜が流れ易い等の
別な現象が現れるので被塗物の吸込み等との関連
で把握する必要がある。
一般的にNo.4フードカツプ(以下#4FC)で約
10秒程度である。
10秒程度である。
また、粘度が高すぎるとロールの回転が円滑で
なくなつたり、ロービング等の問題が発生するの
で#4FCで200秒位が好ましい。
なくなつたり、ロービング等の問題が発生するの
で#4FCで200秒位が好ましい。
好ましい範囲は#4FCで20〜80秒程度である。
以上の様に、従来の斯様な塗装方法では塗装す
る上で種々の問題があり、またこの様な塗装設備
がない場合には新規に塗装設備を購入しなければ
ならないために相当な設備費用と設備期間が必要
となり、またユーザーの要求に即対応することが
不可能である。
る上で種々の問題があり、またこの様な塗装設備
がない場合には新規に塗装設備を購入しなければ
ならないために相当な設備費用と設備期間が必要
となり、またユーザーの要求に即対応することが
不可能である。
従つて、この考案の目的は上述の従来における
問題点を解決するために、既存のロールコーター
塗装設備を使用して新たな設備改造を要さず、ス
ポンジロールの硬化の問題を解決すると共に被塗
装物の凹凸模様に追従できるように毛足の長い布
地を巻付けて塗料洗浄が十分にできる様に布地の
接合部分をフアスナの利用によつて取外し簡単に
できるようにした板状物の塗装用ロールを提供す
ることにある。
問題点を解決するために、既存のロールコーター
塗装設備を使用して新たな設備改造を要さず、ス
ポンジロールの硬化の問題を解決すると共に被塗
装物の凹凸模様に追従できるように毛足の長い布
地を巻付けて塗料洗浄が十分にできる様に布地の
接合部分をフアスナの利用によつて取外し簡単に
できるようにした板状物の塗装用ロールを提供す
ることにある。
問題点を解決するための手段
この考案に依れば、板状物の塗装用ロールは、
ロール本体、このロール本体に巻付けられ隣接す
る接合部端縁にフアスナを有すると同時にロール
からの移動防止手段を備えたロール被覆布から成
ることを特徴としている。
ロール本体、このロール本体に巻付けられ隣接す
る接合部端縁にフアスナを有すると同時にロール
からの移動防止手段を備えたロール被覆布から成
ることを特徴としている。
この考案の以上および他の目的と特長や利点は
以下の添付図面に沿つての詳細な説明から明らか
になろう。
以下の添付図面に沿つての詳細な説明から明らか
になろう。
実施例
図面の第1,2図に示される様に、この考案の
板状物の塗装用ロールはロール本体1と、このロ
ール本体1に巻付固着されたロール被覆布3とに
より形成されたウールロールから形成されてい
る。ロール本体1は、両端に軸部2を有する金属
製のロールにゴムの様な弾性材料を被覆して成る
通常のもので、弾性材料の厚さを適宜必要に応じ
て選ぶことが好適にできるものである。また、ロ
ール本体1に巻付固着されるロール被覆布3はア
クリルやウール等の耐溶剤性のある毛足の長い布
地4からつくられ、被塗装物である板状物の凹凸
形状に良好に適合できる様に5〜30mmの長さの毛
足のものが使用される。この様なロール被覆布3
は、ロール本体1に巻付けて固着するために図示
される様な端縁にフアスナ5が設けられている。
このフアスナはチヤツク形式のもの、接着テープ
方式によるものも含む。巻付時にこのフアスナ5
によつて布地4の端縁が接合できるようになつて
いる。特に、図示される様に、ロール被覆布3の
布地4は端縁が斜めになるように裁断され、この
様に斜めに裁断された端縁に沿つてフアスナ5が
設けられている。また、ロール被覆布3の両端に
は適宜な間隔を置いて鳩目の様な孔7が設けられ
ていて、ロール本体1に巻付けて取付けるときに
紐や針金8によつてロール被覆布3の両端を巾着
状、或は爪、固定板によつて固定してもよい。巾
着状に固定する方式が最も簡便である。
板状物の塗装用ロールはロール本体1と、このロ
ール本体1に巻付固着されたロール被覆布3とに
より形成されたウールロールから形成されてい
る。ロール本体1は、両端に軸部2を有する金属
製のロールにゴムの様な弾性材料を被覆して成る
通常のもので、弾性材料の厚さを適宜必要に応じ
て選ぶことが好適にできるものである。また、ロ
ール本体1に巻付固着されるロール被覆布3はア
クリルやウール等の耐溶剤性のある毛足の長い布
地4からつくられ、被塗装物である板状物の凹凸
形状に良好に適合できる様に5〜30mmの長さの毛
足のものが使用される。この様なロール被覆布3
は、ロール本体1に巻付けて固着するために図示
される様な端縁にフアスナ5が設けられている。
このフアスナはチヤツク形式のもの、接着テープ
方式によるものも含む。巻付時にこのフアスナ5
によつて布地4の端縁が接合できるようになつて
いる。特に、図示される様に、ロール被覆布3の
布地4は端縁が斜めになるように裁断され、この
様に斜めに裁断された端縁に沿つてフアスナ5が
設けられている。また、ロール被覆布3の両端に
は適宜な間隔を置いて鳩目の様な孔7が設けられ
ていて、ロール本体1に巻付けて取付けるときに
紐や針金8によつてロール被覆布3の両端を巾着
状、或は爪、固定板によつて固定してもよい。巾
着状に固定する方式が最も簡便である。
次に、この考案の塗装用ロールを使用しての塗
装例を示す。
装例を示す。
使用塗料 ポリウレ#20−74クリーム色
ポリウレ#20−74硬化剤
塗付量 150g/m2
粘度 25秒/20℃/#4FC
被塗物 溝切り珪カルエンボス板
ゴムロール (イ)被覆布の材質 ウール
(ロ)被覆布の毛の長さ 15mm
(ハ)直径 20cm
(ニ)長さ 150cm
(ホ)ゴムの硬度 40
コンベア速度 4m/分
塗装板の仕上がり
溝の部分にも被覆された平滑な塗膜が得られ
た。
た。
考案の効果
この様に構成されたこの考案のウールロールと
称せられる塗装用ロールに依れば、斜めに裁断さ
れた端縁に沿つてフアスナ5が設けられた毛足の
長い布地4から成るロール被覆布3をロール本体
1に巻付け、フアスナ5によつてロール被覆布3
の隣接する端縁を接合し、次いでロール被覆布3
の両端の孔7に通された紐または針金8によつて
巾着状に閉じることによつてロール本体1にロー
ル被覆布3を簡単且つ迅速に取付けることがで
き、既存のロールコーター設備があれば、特に設
備改造を要することなく使用でき、またロール被
覆布の取外しが簡単にできるので塗料洗浄が容易
であり、特に塗装時にはロール本体の弾性とロー
ル被覆布の毛足の長さとを利用することによつて
凹凸模様を板状物の凸部は勿論のこと凹部の内壁
面までも良好に塗装することができ、凹部深さに
応じて適宜毛足の長さを選択することができ、1
台のロールコーター装置によつて平坦な平面板は
勿論、凹凸模様をもつた凹凸板の2種類の板状物
の塗装が可能である。また、従来の如く溝部塗装
のためのスプレー塗装やコマロール塗装等におけ
る被塗装物の位置決めの必要がなく、また溝の数
に対応した数の塗装機の必要もなく平面部および
溝部を同時に塗装することができる等の効果が得
られる。
称せられる塗装用ロールに依れば、斜めに裁断さ
れた端縁に沿つてフアスナ5が設けられた毛足の
長い布地4から成るロール被覆布3をロール本体
1に巻付け、フアスナ5によつてロール被覆布3
の隣接する端縁を接合し、次いでロール被覆布3
の両端の孔7に通された紐または針金8によつて
巾着状に閉じることによつてロール本体1にロー
ル被覆布3を簡単且つ迅速に取付けることがで
き、既存のロールコーター設備があれば、特に設
備改造を要することなく使用でき、またロール被
覆布の取外しが簡単にできるので塗料洗浄が容易
であり、特に塗装時にはロール本体の弾性とロー
ル被覆布の毛足の長さとを利用することによつて
凹凸模様を板状物の凸部は勿論のこと凹部の内壁
面までも良好に塗装することができ、凹部深さに
応じて適宜毛足の長さを選択することができ、1
台のロールコーター装置によつて平坦な平面板は
勿論、凹凸模様をもつた凹凸板の2種類の板状物
の塗装が可能である。また、従来の如く溝部塗装
のためのスプレー塗装やコマロール塗装等におけ
る被塗装物の位置決めの必要がなく、また溝の数
に対応した数の塗装機の必要もなく平面部および
溝部を同時に塗装することができる等の効果が得
られる。
第1図はこの考案の塗装用ロールを示す正面
図、第2図は塗装用ロールの塗装被覆布の展開図
である。 図中、1:ロール本体、3:ロール被覆布、
4:布地、5:フアスナ、7:孔、8:針金。
図、第2図は塗装用ロールの塗装被覆布の展開図
である。 図中、1:ロール本体、3:ロール被覆布、
4:布地、5:フアスナ、7:孔、8:針金。
Claims (1)
- ロール本体、該ロール本体に巻付けられ隣接す
る接合部端縁にフアスナを有すると同時にロール
からの移動防止手段を備えたロール被覆布から成
ることを特徴とする板状物の塗装用ロール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14793885U JPH027662Y2 (ja) | 1985-09-30 | 1985-09-30 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14793885U JPH027662Y2 (ja) | 1985-09-30 | 1985-09-30 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6256175U JPS6256175U (ja) | 1987-04-07 |
JPH027662Y2 true JPH027662Y2 (ja) | 1990-02-23 |
Family
ID=31061756
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14793885U Expired JPH027662Y2 (ja) | 1985-09-30 | 1985-09-30 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH027662Y2 (ja) |
-
1985
- 1985-09-30 JP JP14793885U patent/JPH027662Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6256175U (ja) | 1987-04-07 |
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