JPH0415335Y2 - - Google Patents

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JPH0415335Y2
JPH0415335Y2 JP11015785U JP11015785U JPH0415335Y2 JP H0415335 Y2 JPH0415335 Y2 JP H0415335Y2 JP 11015785 U JP11015785 U JP 11015785U JP 11015785 U JP11015785 U JP 11015785U JP H0415335 Y2 JPH0415335 Y2 JP H0415335Y2
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ridges
ridge
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は布壁うね塗り用ローラーに係り、そ
の目的は内壁構築物の内壁最外層が布である、い
わゆる布壁のうね部と谷部に別色の塗装物を塗布
する際に、特にうね部のみを二次塗装する際に、
好適に使用できる布壁うね塗り用ローラーを提供
することにある。 (従来技術及びその欠点) 近年、種々の構築物の内壁の化粧材として布を
使用する、いわゆる布壁が汎用されている。 このような布壁は布独特の織目模様を持ち、そ
の風合いが極めて温かい感触を醸し出すため、布
の質感を生かした布壁の採用が構築物内壁に極め
て多くなつている。 ところが、このような布壁においては長期間の
使用により例えば布壁の地色が、白色であれば布
が黄ばんでくる、あるいは何らかの液体が布壁に
含浸されることによつて色が変色するなどの欠点
があるため、通常布壁を地色のままで使用するこ
とは少ない。 従つて、新築構築物の内壁などにおいても、予
めこのような布などにシーラー組成物を塗布した
り、或いは塗料を塗布したりして地色の布のまま
で使用せずに変色防止のための保護被膜を形成し
て使用すると共に塗料の場合においてはその塗料
の持つ自由な色合いを楽しむということが多い。 このような塗布された布壁において特に布壁の
うね部と谷部を別色にする技術が近年提唱され、
実施されている。 ところで、一般に(第2図に示す如く)布壁
は、通常谷部を構成する細い糸2とうね部を構成
する太い糸3で織り上がつているものが多い。 その理由はうね部と谷部を形成することにより
布の持つ均一な模様に変化をもたらすためであ
る。 このような布壁に塗料組成物あるいはシーラ
ー組成物を塗布する方法としては、この発明者が
すでに明らかにした優れた方法があり、この方法
を特公平3−18511号公報に基づいて説明すると、
まず第3図に示す如く布壁のうね部に、第7図
に示すような従来のローラー4を使用して、この
ローラー4にシーラー組成物若しくは塗料を含浸
させた後、布壁の全体に塗布物5を塗着して一
次転開する。 次いで、第4図に示す如く、塗着一次転開され
た塗装物5を前記ローラー4を用いて、布壁
ローラー4を押圧して、布壁中の空気を押し出
しながら布の全ての織目に塗装物を二次転開す
る。 この転開の後、第5図に示す如く、この二次転
開されたこの布壁用シーラー組成物及び布壁用塗
装組成物5を前記ローラーを布壁に押圧して、布
の糸目の輪郭がはつきり判るまで三次転開
し、その後所要時間乾燥させるという塗布方法
が、この発明者らによつてすでに開発された。 この既開示の塗布方法は、布壁の質感を最大に
生かしながら塗装しても布壁の織目が明確にな
り、かつうね部6と谷部7との違いも外観上明確
になる優れた塗布方法であつた。 ところが、このような優れた塗布方法であつて
も、谷部7とうね部6の両方を塗装した後、第6
図に示す如くうね部6のみに、前記塗装物5の配
色と別色の塗装物8を塗着して、谷部7とうね部
6の配色の違いの風合いを楽しもうと、従来のロ
ーラー4を使用する塗着手段では大きな障害が生
起してきた。 即ち、前述の如くこの発明者らが開発した第3
図乃至の第5図に示す塗布方法或いは他の公知の
塗布方法によつて、布壁に塗装物5を予め全体
に均一に塗布した後、うね部6のみを別色の塗装
物8で塗装しようとすると、布壁のうね部6と
谷部7の高低差(うね高さ)が極めて僅少(通常
は1mm以下)であるため、ローラー4の塗布体9
が、第8図に示す如く、うね部6からすべり落ち
て、塗着を必要としない谷部7の一部10まで、
うね部6と同様の塗装物5を付けてしまう、いわ
ゆる、布壁へのよごれ現象が出てきていた。 このように、うね部6と谷部7の塗着物の配合
色を変化させることによつて、その色の変化を模
様として楽しもうとする目的でうね部6のみを二
次塗着するものであるが、実際上如何に熟練した
塗装工であつても、ローラー4の端部がうね部6
からすべり落ちて谷部7に当接する、あるいはう
ね部6の高さに較べて塗布体9の厚みが厚すぎる
等の原因で、ローラー4の塗布体9が谷部7に当
接し谷部7にうね部6が必要とする塗装物8が塗
着されてしまい極めて見苦しい布壁になるという
弊害があつた。 このような欠点に照らし、現在は布壁の全体
に塗布壁を塗布壁燥させた後、うね部6のみを別
色とするために、うね部6を含み布壁全体に別
色の塗装物8を塗布し、乾燥前にうね部6の塗装
物のみを急いでカキ落としうね部6を元の色とし
て色分けするという作業でうね塗りを実施してい
るところが多い。 しかしながら、この方法においても、作業精度
はいまひとつであるうえ作業工程が多いという欠
点があつた。 (解決手段) この考案者らは、以上のような事情に照らし鋭
意研究した結果、この考案に到達したもので即ち
この考案は内壁最外層が布である布壁のうね部
6及び谷部7に均一塗装をした後、うね部6に前
記塗装色と別色の塗装物を塗布するローラー11
であつて、このローラー11が芯材12と塗布体
13とからなり、この塗布体13の厚みがb、こ
の塗布体13の圧縮時の厚みがa、かつうね間の
内距離がC、うね高さがAである時にtanθ=(A
+a)/Cで規定される角度θの正弦値sinθで前
記塗布体13の厚みbを割つた値よりも大きい距
離Dだけ、芯材12の両端部から塗布体13が欠
除され、かつ塗布体13の厚みbはうね高さAと
塗布体13の圧縮厚みaの和よりも小さいことを
特徴とする布壁うね塗り用ローラーを提供するこ
とにより、従来の欠点を解消せんとした。 (実施例) この考案の実施例に係る布壁うね塗り用ローラ
11を第1図乃至第10図に基づいて詳細に説
明する。 第1図において11はこの考案に係る布壁うね
塗り用ローラーであつて、12はローラー11
芯材、13は塗布体である。 この塗布体13は通常、フエルト等の不織布、
或いは発泡合成樹脂などの吸水性素材から構成さ
れている。 14はローラーを回着する軸で、15は握持部
である。 この考案において塗布体13は、芯材12の両
端部からDの距離だけ、欠除されて構成されて成
る。 このようなこの考案の構成を第10図に基づい
て、説明する。 この芯材12の両端部から塗布体13が欠除さ
れる欠除幅Dの設定根拠について説明する。 布壁のうね部6,6,6a,6b間の内距離
をCとし、うね部6の谷部7からの高さをAと
し、かつ第9図に示す如く、塗布体13の厚みを
bとし、かつ塗布体13の圧縮時の圧縮厚みをa
とする。 この場合においてはローラー11の芯材12の
端部が、第9図に示すうね部6,6aの谷7側の
最内端6,6cに接した場合がローラー11の布
壁に対する接触角度θの最小値である。 即ち、ローラー11の塗布体13の端部が布壁
1の谷部7に最も接触しやすい条件でもある。 この場合に、このtanθの値延いては接触角θの
値はうね部6,6間の内距離、即ちCとうね高さ
A及び塗布体13の圧縮時厚みaの三者の関係に
よつて、規定される。 この際に、第8図示の如く、塗布体がローラー
4の芯材の両端部まで植設されている場合には、
問題なく谷部7に塗布体13が当接する。 しかしながら、ローラー11の塗布体13の最
外周線Lと谷部7との距離bが塗布体13の厚み
bよりも大きくなる塗布体13のL上の端部から
の距離Dを算出すれば、このローラー11におい
て芯材12の両端部からどの程度の距離Dだけ塗
布体13を欠除すればよいかが明確になる。 従つて、式(1)の如くtanθ=(A+a)/C……
(1)の関係が成立する角度θで、塗布体13の圧縮
時厚みaから次式(2)の如くDの寸法が算出され
る。 D>b/sinθ ……(2) この第10図に示す状態が、最も塗布体13の
端部が谷部7に接触しやすい状態であるから、こ
の状態よりも、芯材14が端部が谷部7に接触す
る位置がうね部6,6aから6b側へ近づいた場
合には、角度θが大きくなるので塗布体13が谷
部7に当接する可能性は全くなくなる。 値b及び値aはその塗布体の材質によつて種々
変化するため、れこらのその数値を換案してDの
距離を決定すればよい。 この発明においては、塗布体13の厚みbは、
うね部6、高さAと塗布体13の圧縮時厚みaと
の和よりも小さくするのが望ましい。 b<A+a ……(3) この考案者は、この様なローラーを開発するに
あたり塗布体13の組成物が第9図に示す如く圧
縮された状況で使用されること、即ち塗布体13
は通常厚みbとローラーの布壁に当接している
圧縮厚みaとが異なるということを、観察の結果
見いだしb<A+a……(3)の場合にこの考案の一
般式(1)、(2)が該当するということを分析した結
果、この考案に到達したものである。 (考案の効果) 以上詳述した如く、この考案に係る布壁うね塗
り用ローラーは、内壁最外層が布である布壁
うね部6及び谷部7に均一塗装をした後、うね部
6に前記塗装色と別色の塗装物を塗布するローラ
11であつて、このローラー11が芯材12と
塗布体13とからなり、この塗布体13の厚みが
b、この塗布体13の圧縮時の厚みがa、かつう
ね間の内距離がC、うね高さがAである時にtanθ
=(A+a)/Cで規定される角度θの正弦値
sinθで前記塗布体13の厚みbを割つた値よりも
大きい距離Dだけ、芯材12の両端部から塗布体
13が欠除され、かつ塗布体13の厚みbはうね
高さAと塗布体13の圧縮厚みaの和よりも小さ
いことを特徴とする布壁うね塗り用ローラーであ
るから、第10図に示す如く塗装者が不熟練者で
あつても、布壁にシーラー組成物若しくは塗料組
成物をそのうね部及び谷部に均一に塗布した後、
うね部に別色の塗装物を塗布しようとする作業時
にローラーの一端部がうね部より滑り落ちて谷部
に当接した場合でも、塗布体に含浸された塗料は
谷部に付着することがなく、確実にうね部のみを
別色で塗装することができるという効果を奏する
ものである。 以下この考案の試験例を記載することによりこ
の考案の効果をより明確なものとする。 (試験例) 布壁として次第1表に示す(株)川島織物製の3種
類の布を貼着した壁面6面に、予め織り目が明確
となるように、(株)アサヒペン社製布壁用シーラー
(白色)を塗着した。 十分乾燥させた後、塗布体の厚み1mm、塗布体
の圧縮厚み0.8mm、欠除幅9mm(くしろ)、欠除幅
12mm(SCR−01、SCR−02)の外直径41.6mm、全
ローラー長さ22.5mmの、この考案に係る布壁うね
塗り用ローラーと比較例として塗布体が欠除され
ていない通常のローラーとを使用して、うね部に
(株)アサヒペン社製ブルー色水性塗料ビツグ10をそ
れぞれ塗着した。 尚、塗装は経験2〜3年程度の中習者が実施し
た。 結果をまとめて次の表に示す。 【表】 【表】
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例に係る布壁うね塗
り用ローラーの外観図、第2図乃至第6図は布壁
塗装方法の従来例の布壁塗装の説明図、第7図は
従来例のローラーの外観説明図、第8図は従来例
の布壁うね塗り用ローラーの使用状態説明図、第
9図及び第10図はこの考案に係る布壁うね塗り
用ローラー使用状態説明図である。 ……布壁、6……うね部、7……谷部、5…
…塗装物、8……うね塗り用塗装物、11……布
壁うね塗り用ローラー、12……芯材、13……
塗布体、a……塗布体圧縮時厚み、b……塗布体
厚み、A……うね高さ、C……うね間内距離、D
……塗布体欠除距離。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内壁最外層が布である布壁のうね部6及び谷
    部7に均一塗装をした後、うね部6に前記塗装色
    と別色の塗装物を塗布するローラー11であつ
    て、このローラー11が芯材12と塗布体13と
    からなり、この塗布体13の厚みがb、この塗布
    体13の圧縮時の厚みがa、かつうね間の内距離
    がC、うね高さがAである時にtanθ=(A+
    a)/Cで規定される角度θの正弦値sinθで前記
    塗布体13の厚みbを割つた値よりも大きい距離
    Dだけ、芯材12の両端部から塗布体13が欠除
    され、かつ塗布体13の厚みbはうね高さAと塗
    布体13の圧縮厚みaの和よりも小さいことを特
    徴とする布壁うね塗り用ローラー。
JP11015785U 1985-07-18 1985-07-18 Expired JPH0415335Y2 (ja)

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