JPH07284718A - 目地塗装用ローラーカバーとそのローラー - Google Patents

目地塗装用ローラーカバーとそのローラー

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JPH07284718A
JPH07284718A JP6101695A JP10169594A JPH07284718A JP H07284718 A JPH07284718 A JP H07284718A JP 6101695 A JP6101695 A JP 6101695A JP 10169594 A JP10169594 A JP 10169594A JP H07284718 A JPH07284718 A JP H07284718A
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JP
Japan
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joint
cover
roller
roller cover
width
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JP6101695A
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English (en)
Inventor
Toshiharu Osaka
敏治 大坂
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 目地の内面とその両外側表面を同時にしかも
初心者であっても簡単かつ綺麗に塗装することができる
ようにすること。 【構成】 両端が開口する円筒体１とその外側中央に起
立する円板２の外周面全域に塗料浸潤層３を被着するこ
とにより形成する大径部４の突出高さｈおよびと幅ｗ
を、塗装しようとする目地１５の深さおよび幅とほぼ同
じ寸法に設定してローラーカバーａが構成されている。
このローラーカバーａを、基端に握り柄５を嵌着した直
状部６に対して直角をなす先端の軸部７に回転自在に支
承したカバー嵌着体８に、取外し自在に被嵌装着して目
地塗装用ローラーｂが構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、カーテンウォールのパ
ネル相互間、タイル相互間、サッシュまわり等の目地の
内面とその両外側表面を塗装するのに使用する目地塗装
用ローラーカバーとそのローラーに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、目地（イ）の内面とその両外側表
面の塗装は、図６に示すように目地用刷毛（ロ）を使用
して行っている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】この刷毛（ロ）による
塗装は、所要の塗料を付けた刷毛（ロ）を目地（イ）の
内面に摺擦して行うものであるが、塗膜（ハ）に厚いと
ころと薄いところができてしまい均一に仕上げるのが難
しいとともに、特に目地（イ）の両外側表面の辺縁部に
塗料が微小な凸部（ハ′）を形成した厚塗り状態となり
外観を損なう（図７）。
【０００４】また一般に、刷毛による塗装は、刷毛を目
地の内面に押し付けるようにして繰り返し摺擦しなけれ
ばならないため、熟練を要するばかりでなく、作業性が
悪く、長い作業時間を要するとともに、毛先が磨耗する
のが早く、したがって、施工コストが高くなるものであ
った。
【０００５】本発明は、これらの欠点を解消するために
提案されたもので、目地の内面とその両外側表面を同時
にしかも特に熟練を要することなく簡単かつ綺麗に塗装
することができる目地塗装用ローラーカバーとそのロー
ラーを提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の目地
塗装用ローラーカバーａは塗料浸潤層３の中央に大径部
４を形成してなるものである。大径部４としては、両端
が開口する円筒体１とその外側中央に起立する円板２の
外周面全域に塗料浸潤層３を被着することにより形成す
ることが、構成が簡単であってかつ実用的であるととも
に、該大径部４の突出高さｈおよびと幅ｗを、塗装しよ
うとする目地１５の深さおよび幅とほぼ同じ寸法に設定
しておくことが肝要である。
【０００７】本発明の目地塗装用ローラーｂは、上記構
成の目地塗装用ローラーカバーａを、基端に握り柄５を
嵌着した直状部６に対して直角をなす先端の軸部７に回
転自在に支承したカバー嵌着体８に、取外し自在に被嵌
装着してなるものであ。そのカバー嵌着体８としては、
鍔付き円形端片９と鍔なし円形端片９′との間に複数本
の弧状弾線１０を張架して紡錘形に構成したものが好適
である。
【０００８】
【作用】本発明目地塗装用ローラーによれば、ローラー
カバーを、その大径部を目地に嵌め、それに沿ってかつ
適宜前後動させながら転動するだけで、目地の内面とそ
の両外側表面所要幅員の塗装を一挙に、しかも、目地の
両外側表面の辺縁部も均一にしかも綺麗に塗装すること
ができる。
【０００９】
【実施例】以下図示の実施例について説明する。ａは本
発明の目地塗装用ローラーカバーで、それは、厚紙等で
作成されかつ両端を開口させてなる円筒体１の外側中央
に円板２を嵌着起立するとともに、その円筒体１と円板
２の外周面全域に塗料浸潤層３を被着してなる。
【００１０】塗料浸潤層３は、円筒体１の外周面を所要
の厚さｔで覆って、その外径をＴとするとともに、円板
２の外周端部を所要の厚さｔ′で覆ってなる大径部４の
外径を上記外径Ｔより大きいＴ′としている。この大径
部４の外径Ｔ′とＴとの差すなわち大径部４の突出高さ
ｈと、該大径部４の幅ｗとは、塗装しようとする後記目
地１５の深さおよび幅とほぼ同じ寸法に設定するもので
ある。
【００１１】塗料浸潤層３の材料としては、天然毛、人
工毛、混毛等の毛を素材とするもの、合成ゴム等のスポ
ンジ材を素材とするもの、あるいは短糸織物等の生地を
素材とするもの、また、仕上げ面にあわせて細目、粗目
にしたもの等が適宜選択採用される。
【００１２】ｂは本発明の目地塗装用ローラーで、ハン
ドルｃに上記本発明の目地塗装用ローラーカバーａを嵌
装してなるものである。ハンドルｃは、基端に握り柄５
を嵌着した直状部６に対して直角をなす先端の軸部７に
紡錘形のカバー嵌着体８を支承している。そのカバー嵌
着体８は、鍔付き円形端片９と鍔なし円形端片９′との
間に複数本の弧状弾線１０を張架してなり、上記軸部７
に対して、鍔付き円形端片９を該軸部７の折曲基端側に
するとともに鍔なし円形端片９′を同軸部７の開放外端
側にして、しかも、回転自在ではあるが抜脱しない状態
で取り付けられている（図４）。
【００１３】目地塗装用ローラーカバーａは、その一側
開口を上記鍔なし円形端片９′に一致嵌合させ弧状弾線
１０の弾性に抗しつつ押し込むことにより、カバー嵌着
体８に着脱自在に被嵌装着する（図３，４）。
【００１４】図５のｄは金網等の塗料均し具で、この塗
料均し具ｄは、上記構成の目地塗装用ローラーｂで目地
の塗装作業を行うに当たって、そのローラーカバーａに
付けた塗料を該ローラーカバーａの全体に満遍なく染み
込ませるのに使用するためのものである。
【００１５】この塗料均し具ｄは、四隅の脚片１１によ
り支承された平面方形の支持枠１２に金網等のネット１
３を張架し、その中央に凹溝１４を形成してなる。その
凹溝１４の深さおよび幅は塗装しようとする目地１５の
深さおよび幅とほぼ同じ寸法にしてあり、これにより、
ローラーカバーａの外径Ｔ′の大径部４が凹溝１４に嵌
合一致し、そのとき、外径Ｔの塗料浸潤層３は凹溝１４
の両外側表面に当接する（図５）。
【００１６】所望の目地塗装作業を行うには、塗料を付
けたローラーカバーａを、その大径部４を凹溝１４に嵌
合させた状態でネット１３に所要回数当接転動させて、
その塗料を該ローラーカバーａの全体に満遍なく染み込
ませ、その後、図３に示すように、ローラーカバーａ
を、その大径部４を目地１５に嵌め、それに沿ってかつ
適宜前後動させながら転動する。これによって、目地１
５の内面とその両外側表面所要幅員の塗装を一挙に行う
ことができるもので、目地１５の両外側表面の辺縁部も
均一にしかも綺麗に塗装される。
【００１７】
【発明の効果】以上述べたところから明らかなように、
本発明によれば、目地塗装用ローラーカバーが塗料浸潤
層の中央に大径部を形成しているから、その大径部を目
地に嵌め、それに沿ってかつ適宜前後動させながら転動
するだけで、目地の内面とその両外側表面所要幅員の塗
装を一挙に、しかも、目地の両外側表面の辺縁部も均一
にしかも綺麗に塗装することができる。すなわち、従来
の刷毛による塗装のように塗膜に厚いところと薄いとこ
ろができるとか、目地の両外側表面の辺縁部を微小な凸
部を形成した厚塗り状態にしてしまい外観を損なうと
か、特に熟練を要するとかいったことがなく、したがっ
て本発明によれば施工コストを低減させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る目地塗装用ローラーの斜視図であ
る。
【図２】本発明に係る目地塗装用ローラーカバーの断面
図である。
【図３】上記目地塗装用ローラーによる塗装作業状態を
示す斜視図である。
【図４】カバーを被嵌装着した状態のカバー嵌着体の断
面図である。
【図５】塗料均し具により、ローラーカバーに塗料を満
遍なく染み込ませている状態を示す斜視図である。
【図６】従来の刷毛による目地の塗装作業状態を示す斜
視図である。
【図７】同上の塗装作業による塗装の仕上がり具合を示
す斜視図である。
【符号の説明】
ａ 目地塗装用ローラーカバー ｂ 目地塗装用ローラー ｃ ハンドル ｄ 塗料均し具 ｈ 突出高さ ｔ，ｔ′ 厚さ Ｔ，Ｔ′ 外径 ｗ 幅 １ 円筒体 ２ 円板 ３ 塗料浸潤層 ４ 大径部 ５ 握り柄 ６ 直状部 ７ 軸部 ８ カバー嵌着体 ９ 鍔付き円形端片 ９′ 鍔なし円形端片 １０ 弧状弾線 １１ 脚片 １２ 支持枠 １３ ネット １４ 凹溝 １５ 目地

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】塗料浸潤層の中央に大径部を形成してなる
    ことを特徴とする目地塗装用ローラーカバー。
  2. 【請求項２】円筒体とその外側中央に起立する円板の外
    周面全域に塗料浸潤層が被着し、中央に大径部を形成し
    ていることを特徴とする目地塗装用ローラーカバー。
  3. 【請求項３】大径部の突出高さｈおよび幅ｗが、塗装し
    ようとする目地の深さおよび幅とほぼ同じ寸法に設定さ
    れていることを特徴とする請求項１または２記載の目地
    塗装用ローラーカバー。
  4. 【請求項４】請求項１，２または３記載の目地塗装用ロ
    ーラーカバーを、基端に握り柄を嵌着した直状部に対し
    て直角をなす先端の軸部に回転自在に支承したカバー嵌
    着体に、取外し自在に被嵌装着してなることを特徴とす
    る目地塗装用ローラー。
  5. 【請求項５】カバー嵌着体が、鍔付き円形端片と鍔なし
    円形端片との間に複数本の弧状弾線を張架して紡錘形に
    構成されていることを特徴とする請求項４記載の目地塗
    装用ローラー。
JP6101695A 1994-04-18 1994-04-18 目地塗装用ローラーカバーとそのローラー Pending JPH07284718A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE202004014671U1 (de) * 2004-09-17 2006-01-26 Hußmann, Michael Farbwalze
JP2008272655A (ja) * 2007-04-27 2008-11-13 Dainippon Printing Co Ltd 板材の塗装方法
CN103323306A (zh) * 2013-06-04 2013-09-25 青岛农业大学 凹玻片液基标本制片装置及方法
JP2020019598A (ja) * 2018-07-31 2020-02-06 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 カバー嵌込治具、及びカバー嵌込方法

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