JPH0275168A - 高エネルギー形鉄−ニッケル電池の化成法 - Google Patents

高エネルギー形鉄−ニッケル電池の化成法

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JPH0275168A
JPH0275168A JP63227863A JP22786388A JPH0275168A JP H0275168 A JPH0275168 A JP H0275168A JP 63227863 A JP63227863 A JP 63227863A JP 22786388 A JP22786388 A JP 22786388A JP H0275168 A JPH0275168 A JP H0275168A
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electrolyte
electrode
battery
discharge
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Takashi Eguro
高志 江黒
Junichi Hashiguchi
橋口 順一
Yasunobu Koga
靖信 古賀
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HONDA DENKI KK
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    • H01M4/02Electrodes composed of, or comprising, active material
    • H01M4/24Electrodes for alkaline accumulators
    • H01M4/26Processes of manufacture
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、鉄−ニラゲル電池の化成法に関する。
〔従来の技術〕
従来の鉄−ニラゲル電池、例えばボゲット式鉄−ニッケ
ル電池の化成法は、水酸化カリウムを化成液として、先
ず充電を行い、2〜3回の充放電を繰り返した後、該水
酸化カリウム水溶液を水酸化リチウム又はイオウ化合物
を含む水酸化カリウム水溶液と交換して、更に充放電を
繰り返し、所定の電池容量を得るまでに充放電サイクル
を10サイクル以上を必要としていた。
最近、電気自動車用として、焼結式電極を使った高エネ
ルギー形鉄−ニッケル電池か注目されている。これは、
鉄−ニッケル電池の寿命か長く、資源も豊富で、無公害
である優れた特徴を生かし戸、鉛電池やニッケルーカド
ミウム電池或いはボゲット式鉄−ニッケル電池に比べ、
小型、軽量で高容星の電池とするり能性かあるからであ
る。
しかし乍ら、高エネルギー形鉄−ニッケル電池、即ち、
電槽に多数枚の鉄電極とニッケル電極とをセパレータを
介して交互に密に挿入し電極間隔を小さくして組み立て
て成る電池は、電解液量か比較的少なく、又初期容址が
低く、所定容量の電池を得るためには、初めに充電を次
で放電を行う充放電サイクルを10回程繰り返す必要か
あった。
この−収約な従来の高エネルギー形鉄−ニックル電池の
化成法にお?fる充放電サイクル回数を減らず改良手段
として、特公昭57−12500号公報には、先ず充電
方向に小量通電し、鉄電極表面を活性化するための初充
電を行い、次で放電してニッケル電極の転4E!、後継
続して鉄電極が放電終了するまでj所定させ、その後電
池を充電し、両極とも充電状態にし、その後は通常の充
放電を行うことにより鉄電極の容量は、前記の従来の−
・般の充放電化成処理を行った場合に比べ大幅に増大し
、その後の化成必要回数を急激に少なくしたものである
。化成サイクルか少なくなった理由は、該公報の記載に
よれば、鉄電極の初充電時には、ニッケル電極の初充電
時にはニッケル電極は主として水の電気分解を行う一種
の金属極の役割をするので、その電極の膨れを生じない
ため、鉄電極は高い利用率まで深く放電か可能となり、
鉄電極内部まで活物質化されることになるからであると
説明されている。
〔発明か解決しようとする課題〕
然し乍ら、上記の従来提案の改良化成法によっても、電
極の放電容量の立ち上かりに、3〜。
4サイクルを要するとされている。
本発明者は、この原因を種々の観点より検討、研究した
結果、次の事実を知見した。
高エネルギー密度を得るために設J1された鉄〜ニッケ
ル電池の場合、電解液は出来るなC′フ少なく設定し、
又、鉄電極の設計容置はニッケル電極の設a1容量に比
べ、その比率を出来るたり低くする必要かある。このよ
うな高エネルギー密度形鉄〜ニッケル電池は、電解液量
が少ないなめ、化成中、電解液比重の著しい低下及び電
解液中のリチウムなどのイオンか電極に取り込まれるな
どにより、その濃度の著しい低1ζなどか生じ、これが
鉄電極の放電時の溶解析出反応か進みにく\なることを
もならし、そのため、鉄電極の充分な容量の増加を得る
ことはできないことが判った。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、上記の課題を解決するため、充放−、−5−
− 電時におG−)る化成液の比重、成分などに着し1シ、
化成中の電解液比重や電解液中に含まれるリチウムやイ
オウ等のイオンの濃度を化成処理に適した条件に設定す
ることにより、鉄−ニッケル電池の化成用充放電サイク
ル回数を更に減らすことかできる高エネルギー形鉄−ニ
ッケル電池の化成法を提供するもので、水酸化リチウム
30g/l〜50g/l、イオウ化合物(K2 Sとし
て’5g/l〜10g/j)を添加した水酸化カリウム
水溶液から成る電解液を小量含有する高エネルN−形鉄
−ニッケル電池を用意し、これに先ず、鉄電極を二段目
まで放電さぜな後、水電解により消失した水と鉄電極に
収り込まれたリチウムイオンとイオウイオンを補うため
に、最初の液面まで電解液を補充し、上記のイオン濃度
と比重値をもつ電解液に補正し、次で過充電を行うこと
を特徴とする。
〔作 用〕
初回に鉄電極を二段[1の放電を行うときは、鉄が溶液
中に溶出し、鉄、銘イオンII F e (1,−など
の反応中間体を経由する溶解析出反応であるか、この鉄
錯イオンの溶解度の向」−のため、水酸化リチウムとイ
オウ化合物の混在か必要である。水酸化リチウムは、第
二段目の反応中に電極の導電性を向上させる働きを有す
るか、鉄電極内にその一部か取り込まれて電解液中の淵
J良か低下する。イオウも鉄電極に作用し、鉄の放電中
の溶解度を向上させる働きかあるか、イオウも鉄に吸着
されて化成液中の濃度か低下する。
次に、過放電を行うか、その前に、化成液に水酸化リチ
ウムとイオウ化合物の溶解した水酸化カリウム水溶液か
ら成る電解液を当初の液面まで補液して、その水酸化リ
チウムとイオウ化合物の濃度を高める化成液の調整をす
る。この場合、水酸化リチウムの濃度か高ずき゛ると電
解液の液抵抗か増加したり電池の放電1、ν性か低ドす
るので、50g/f)までにと望める。イオウの濃度か
高ずき°ると、電池容量か低下したり、甚しくは、鉄の
腐食かfBl察されるので、10g/り(K、Sとして
)にと望める。リチウムイオンは充電中にニッケル電極
に取り込まれるのて、電解液中のリチウムイオンは、低
十し、その結果又状の放電時の鉄の溶解度が低下する。
従って、前記のように補液した後、過充電することは、
過充電を良好に行うことができ、充分に充電反応を行わ
せて1回のサイクルて所定の容量をもつ鉄:ニッケル電
池とすることができる6化成を完了する。以ドはその1
−電池としての充放電を繰り返し使用できる。電解液中
の水酸化リチウムの濃度を30g/j〜□50g/jの
範囲に、イオウ化合物の濃度を5g/l−10g/J!
の範囲に保持し、比重も約1.25〜1.30の範囲に
保持することか好ましい。化成終了後の電解液の比重は
、1.30前後であり、このま\、所定容量をもつ電池
として使用でき、長期に亘り必要な容量をもつ電池とし
て長期に互り使用できる。
〔実施例〕
次に本発明の実施例を詳述する。
一般に、鉄−ニッケル電池の設計電池容量は、鉄電極か
ニッケル電極より多く設定されている。
しかし、初期化成における鉄電極の容量は、初期活性か
低いので、ニッケル電極よりも少ない容量しか放電でき
ない。
鉄電極は、放電時に下式に示すような反応を行う。
re−f 2011−” re(011)2+ 2 e
 −この放電電圧は、約−0,88V (v、s、酸化
水銀電極)である。上記の反応か終了した後、鉄電極で
は、更に、2価から3価への反応が起こる。
Fe(叶)2 +0tl−−→F eooll −1−
1120−4c−この反応式については、いまだ確定し
てはいないか、F a 00 ftやF e s 04
か生成するとされている。その放電電圧は、約−0,7
〜0.6 V (v、S、酸化水銀型@l)である。従
って、鉄電極を放電させると放電電圧は二段を示し、−
段目と二段目の放電時間の比率は、反応電子数が夫々二
個及び−個であるので、2:1となる。
鉄電極の放電反応では、上述のように、0価の鉄が反応
して2価の水酸化第一・鉄を生成する。
この反応は、鉄か溶液中に溶出し、鉄錯イオンHF e
 O,−等の反応中間体を経由する溶解析出反応である
。鉄電極としての反応は、この鉄錯イオンの溶解度の高
い方が良いことになる。
本発明によれば、特に電解液量の少ない、アンペア当た
り3〜10mlの高エネルキー形鉄−ニッケル電池では
、化成時の充放電により、電解液量の減少、生成水など
による化成液である水酸化カリウムの比重の変化、共存
する水酸化リチウムやイオウ化合物のリチウムイオン、
イオウイオンなどの共存の右前、これらの濃度の変化に
より前記の鉄錯イオンの溶解度に影響があることが判っ
た。特に、後記するように、充、放電時の鉄電極やニッ
ケル電極へのリチウムイオンの取り組み、吸着などによ
る減少は、電池容量の立ち上がりを遅くする事実を確認
した。
か\る知見に基づき、本発明は、上記のように、初回の
深い放電の後及び次の過放電の後に、その電池内の化成
液に、予め調整しである水酸化リチウムとイオウ化合物
を所定濃度添加溶解しである水酸化カリウムから成る電
解液を適量補液することにより、鉄の溶解度を向上し、
或ν)は電解液の比重の低下を防止して、所要のイオン
濃度と化成液の比重を維持して、初期化成を行うことに
より、その回数を1サイクルで鉄電極の初期容量の立ち
上がりを行い、化成を完了し、直ちに、所定の容量をも
つ高エネルギー鉄−ニッケル電池を得ることに成功した
、鉄−ニッケル電池の充放電反応は、下記に示す通りで
ある。(鉄−ニッケル電池 充放電反応)re+ 2 
Ni0Otl + 2 B20 ;=N!(O旧2 +
Fe(Off)2又、放電中に水分子か出入りをする。
これは、主に下式のような電極上の反応によっている。
にニッケル極の反応) NiO叶+H20=N!(0旧2−1−0H−計算では
、26.8Ah当たり、18g(約18cc )の水が
出入りする。
(鉄電極での反応) Fe0011−1− e +−1120= [e(Oi
l)2士叶−計算では、26,8Ah当たり、18g(
約18cc )の水か出入りする。
1l−− (過充電、過放電時の電極反応) 酸素発生反応(過充電時のニッケル@り40H”−’ 
21’b O+〇2七4e計算では、53,6八り当た
り、18g(約18cc )の水か生成する。
水素発生反応(過充電時の電極、過放電時のニッケル極
) 2020+2e=2ON−+112 計算では、26.8Ah当たり、18g(約18cc)
の水か消費される。
上記の反応より解るように、充放電中の水の出入りのた
めに電解液比重が変化する。電解液量の少ない高エネル
ギー形鉄−ニッケル電池では、この変化か大きくなり電
池の放電容量に影響する。鉄電極は、電解液比重が薄い
(1,25未満)と、中間生成物の溶解度か低くなり、
放電反応か進みにく\なる。例えば充電末期では、電解
液か薄くなり、化成のなめ次の放電を始めると、電解ン
Ck比重の薄い状態で放電をrIN始する事になり、グ
、電極の反応は進みにくいことになる。この点において
、従来の鉄電極の初期容量の立ち上がりを行う初期化成
において、電解液の減量時、補水を行うことは好ましく
なく、むしろ、マイナスである。
本発明によれば、従来の補水に代えて補液を行い、電池
内の化成液の比重を常に約1.25゛〜1゜30の範囲
に維持することか重要であることを確認した。電解液の
比重か1.30以上となると、溶解鉄の電槽析出、二・
yケル橋l\の析出か生じ好ましくない。逆に、1.2
5未満では、鉄の充分な溶解析出反応が得られない。本
発明によれば、化成終了後の電池においては、電解液比
重は、1.30及びその前後を維持することが好まじり
)。
又、本発明は、次の事実に注目した。又、電解液中に含
まれる水酸化リチウムは、鉄電極の放電中、鉄錯イオン
等の溶解度を増す働きがある。又、第二段目の反応中に
、鉄電極内にそσ)−・部か取り込まれ、電極の導電性
を向−1ニさせる働きを有する。又、イオウも鉄電極に
作用し、鉄の放電中の溶解度を向上させるσ・力きかあ
る。
これらの水酸化リチウム及びイオウの濃液は、高ずぎて
も、低すぎても効果は薄い。水酸化リチウムの濃度が高
ずき゛る場合は、電解液の液抵抗が増加したり、電池の
放電型F)−か低下する。
又、イオウの濃度が高ずき゛ると、電池容置が0(下し
たり、甚しくは、鉄の腐食か観察される。
高いエネルギー密液を有する鉄−ニッケル′喝池では、
電解液量か少ないため、電解?tk中のリチウムイオン
及びイオウイオン濃度は、電池容量当たりでは相対的に
少ない。又、化成の初期に電解液中のリチウムイオンは
放電中に鉄電極に、充電中にニッケル電極に夫々拡散し
ていき、取り込まれるので、電解液中のリチウムイオン
濃度は少なくなり、放電中の鉄の溶解度がO(上するの
で、電池容置の立ち十がりが遅くなる。
又イオウイオンも電極に吸着するのて、電解液中のイオ
ウの濃度は、低下したま\となり、鉄の溶解度が低下す
る。このように、鉄の溶解度が低下した状態で化成を行
っても、容量、は増加しないことになる6 かくして、本発明を行うに当たり、前記の化成液を使用
し、その第一回の鉄電極の過放電的−0,7〜0.6 
V (対水銀電極)を行った後、予め用意した前記電解
液の補充を行い、リチウムとイオウのイオウ濃度の補充
を行い、電池内の電解液のこれらイオンの濃度を水酸化
リチウム30g/l〜50g/jの範囲に、イオウ化合
物の濃度を5g/l〜10g/、Qに保ち、電解液比重
を爾後の過放電で1.25未満とならないようにした後
、過充電を行うことにより、僅か1ザイクルで所定の電
池容量をもつ鉄−ニッケル電池を得ることかでき、且つ
その後は、電池として使用し、充放電を繰り返し、通常
の抽水を行っても電解液比重1.30前後を維持し、且
つ初期容量を長期に亘り維持する良好な電池をもならず
ことを確認しな。
次に、本発明の更に具体的な実施例につき説明する。
本発明の高エネルキー形鉄−ニッゲル電池の化成法を実
施するため、先ず、次のような試験用電池を構成した。
鉄電極としては、電解鉄粉を微粉砕し、325メツシユ
以下の粉末を700℃の水素雰囲気中で30分焼結した
。電極の大きさは65×9511III+、厚み約1 
、0rnm、多孔度約65%の電極を用いた。ニッケル
電極としては焼結したニツクルグラークに、水酸化ニッ
ケルを主体とした活物質を充填した@極を用いた。電極
サイズは同じで、厚みは約2.3InI11である。
1−記の鉄電極5枚とニッケル電極4枚で電池を組んだ
。電極の容量は、人々29.5Ah、22 A hであ
る。鉄電極の容量は、ニッケル電極の約1.4倍である
。電極の間は、プラスチックセパレータを用いて隔離し
た。電解液としては、水酸化カリウム水溶液比重1,2
0、これに硫化カリウムを5g/(添加しな化成液(以
下A液と称する)を用意した。別個に 水酸化カリウム
水溶液に水酸化リチウムを30’ir、−/、1!及び
硫化カリウムを5 g/ fJ添加した比重1.25の
化・酸液(以下B液と称する)を用意しな。
実施例 前記椙成の電池に前記B液を100ml入れて試験用電
池としな。該電池につき、次のように本発明の化成法を
実施した。即ち、鉄電極か第二−二段まで完全に放電す
るまで(−0,5V /酸化水銀電極)、5時間率(4
A)で放電を行った。このときニッケル電極からは、水
素か発生した。
約10時間で一〇、5Vに達した。放電終了後に電流を
止めた後に、水分解により消失した水と、鉄電極に取り
込まれたリチウムイオンやイオウイオンを補うため、最
初の液面まで13液を加えた。
次に5時間率で約60Ah(電池設計容120AI+に
対して300%15時間)の充電を行った。これにまり
化成を終了した。この電池をN011とする。次に、こ
の電池を5時間率でi、ov、iで放電を行った9次で
、最初の液面まで抽水した後、5111f間率で約/l
0A11(電池設91容量20AI+に対して200%
10時間)の充電、5時間率で(/IA、終止電圧i 
、 ov >放電の充放電条件で充放電を繰り返した。
この間電解液比重は、第1[ル1くに明らか−1,7−
− なように、1.30の前後を維持していた。
比較例 1 試験用の電池に、化成用電解液としてA液を100ml
加え、先ず5時間率(4A)充電を200%(10時間
)行った。次に、以後5時間率で放電を行った。(放電
時間5時間弱)A液による化或は3回行った。その後、
電解液をB液に交換した。電解液量が少なくなったら、
蒸溜水を補水しながら充放電を繰り返した。放電終止電
池電圧は、1.0Vとした。この電池をNo、 2とし
た。
比較例 2 試験用の電池に、電解液B液を100ml加え、先ず5
時間率(4A)で200%〈10時間)の充電を行い、
以後5時間率で充放電を繰り返した。
(放電時間5時間弱)。電解液量か少なくなったら、蒸
溜水を補水した。放電終止電池電圧は、1.0Vとした
。この電池をN013とした。
比較例 3 試験用の電池に電解液B液を100ml加え、実施例1
と同じ方法で鉄電極の放電から開始した。
但し、B液による補液を行う代りに、精製水による補水
を行った。この電池をNo、 4とした。
第1図示の前述の実施例並に比較例1〜3による各電池
N011及びNO12〜・4の化成の充放電容量の変化
を示ず化成特性曲線から明らかなように、所定の電池容
i 20Ahを得るまでに必要な化成サイクル数は、以
下のようであ−)な。又、化成が終了するまでの時間を
右側に示した。
実施例  1サイクル (25時間) 比較例112サイクル (約180時間)比較例28サ
イクル (116時間) 比較例36サイクル (約85時間) 即ち、本発明による化成方法は、第1図から明らかなよ
うに、初回の過放電後補液し次で過充電を行う僅か1サ
イクルにより、電池の設計容量以上を得ることかできる
。即ち、−回のサイクルで化成を終了することかできる
。更に、その−回のサイクルに要する時間は保か25時
間である。即ち、 鉄電極の過放電       10時間鉄−ニッケル電
極の過充電  15時間計          25時
間 その後の充放電サイクルは、このように化成を終了した
所定容量の電池につき行ったもので、その放電気量は、
所定の電池容量以上を維持し、良好に使用できる。
而して、本発明の化成法によれば、01i記のように、
鉄電極の過放電後に電解液の補液を行うことか重要て、
これにより、次の過充電によつる水の生成により電解液
か希釈されても、第2図に明示の如く、その電解液の比
重は、1.25よりはるかに高い1.26位を保持する
ことができ、化成を完了でき、その後放電、補水、充電
を繰り返しても、その比重は1.25以、1−1.35
の範囲、略1,30の前後を維持することかてきる。
これを比較例3の鉄電極の過放電後、補液ではなく補水
を行うときは、第1図示の如く、電池の設計容量を越え
るには6サイクル(約85時間)の化成処理か必要とな
ると共に、第2図示= 20 = の如く、その電解液比重は、その充放電の繰り返しで1
.25以下に落ちることか判る。これは又、分析の結果
、電解液中のリチウムイオン及びイオウイオンの濃度の
不足か大きく、その後の充電によっても所定の電池容量
か得られなかった。
又多くの実験と検討を行った結果、化成時には、即ち、
その電池中の電解液中に水酸化リチウム30g/、11
〜50g/lの範囲、イオウ化合物に、Sとして5g/
、11−10g/Jの範囲含有していることか重要であ
ることが判った。−1−記のイオン濃度か上記濃度以下
であると鉄橋の過放電過程で生成する中間生成物の溶解
度がa(<なり、放電反応が進みにくへなり、充電末期
には電解液比重が薄くなり、鉄電極の反応は進みにく−
なる。
上記のリチウム及びイオウイオンは、濃度が高いと鉄の
電極の溶解や導電性の向上を助けるか、」−記濃度以−
1−となると、却って電解液の液抵抗か増加したり、電
池の放電電ハか低下し、却って悪影響を及ぼずことが判
った。
−,21− 更に、比較例1〜3についてその化成終了までの時間に
つき詳述する。
比較例1は、所定の電池容量を得るまで10サイクル以
]−を要する。3回の充放電を行った後、電解液交換を
行うが、電解液か充分排出できないので、B液に交換し
ても、充分なリチウム及びイオウの量を得ることができ
ないと考えられる。又、電解液交換の手間がか\るので
、T業的に不利であることは盾うまでもない。
所要時間 1回目 充電    10時間放電   2
.5時間 2〜12回[1 充放電 約168時間 合計      約180時間 比較例2の場合、電池の化成を[3液で行ってはいるが
、初めに充電から行っているので、ニッケル極の充電中
に水分子か生成するため、電解液濃度が低下した状態か
ら放電か開始すること−なる。ス、電解液中のjリチウ
ムは、先ずニッケル極に拡散していくため、電解液中の
リチラム濃度か低下してしまう。又、電解液中のイオウ
は、放電中に鉄電極に吸着するので、充電から始めると
鉄電極への吸着か起こらない。又この化成方法では、鉄
電極を第二段まで放電させないので電極か充分な容量を
得るのに数サイクルを必要とする。
所要時間 1回目 充電    10時間放電   4
.5時間 2〜・10回目 充放電 約102時間 合計      約116時間 比較例3の場合、電解液に存在したリチウムイオンやイ
オウは、鉄電極やニッケル電極に一度は作用することが
できるが、補水しか行わないので、それ以上のリチウム
やイオウを得ることができず、鉄の溶解を促進できない
ので、電池の容量増加にやはり、数サイクルを要する。
図中、比較例3の各サイクルにおける放電容量は、増減
しているが、容量か下がるところは、補水直後の放電容
量である。これは、補水直後は電解液濃度が低下した・
め、容量か減少したものと考えられる。
所要時間 1回目 充電    10時間放電    
15時間 2〜6回目 充放電  約60時間 合31        約85時間 〔発明の効果〕 このように本発明によるときは、高エネルギー形鉄−ニ
ンケル電池の化成に当なり、その電解液として、水酸化
リチウム50g/、l!、イオウ化合物に2Sとして5
g/l〜10g/lを添加し、水酸化カリウムを有する
ものを使用し、先ず、鉄電極の第二段[1までの放電を
行った後、補液し、最初の電解液量までの液量とすると
共に前記のイオン濃度と電解液比重とを調整した後、過
充電を行うようにしたので、所定の電池設計容量に達し
、化成処理を1サイクルで足り、従来の化成処理に比し
短時間で化成を完了でき、電池の製造を迅速且つ安価に
てきる効果を有ず−2/′I − る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本性の化成法と比較法との充放電サイクル数
と放電電気容置のグラフ、第2図は、本性の化成法と比
較法の電解液の比重と電解液の増減、充放電、補液、補
水→)−イクルとの関係を示すグラフである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、水酸化リチウム30g/l〜50g/l、イオウ化
    合物(K_2Sとして5g/l〜10g/l)を添加し
    た水酸化カリウム水溶液から成る電解液を小量含有する
    高エネルギー形鉄−ニッケル電池を用意し、これに先ず
    、鉄電極を二段目まで放電させた後、水電解により消失
    した水と鉄電極に取り込まれたリチウムイオンとイオウ
    イオンを補うために、最初の液面まで電解液を補充し、
    上記のイオン濃度と比重値をもつ電解液に補正し、次で
    過充電を行うことを特徴とする高エネルギー形鉄−ニッ
    ケル電池の化成法。 2、前記の化成処理の後、放電した後補水し、次で充電
    、放電、補水を繰り返しても電解液比重は、1.25以
    上1.30前後、略1.28〜1.33前後を保持され
    ることを特徴とする高エネルギー形鉄−ニッケル電池の
    化成法。 3、高エネルギー形鉄ニッケル電池は、アンペア当たり
    3〜10mlの前記の電解液を有する高エネルギー形鉄
    −ニッケル電池であり、該過放電は、約−0.7〜0.
    6V(対酸化水銀電極)まで行ない、又該過充電は、鉄
    電極の二段目までの放電容量の少くとも約1.5倍を行
    うことを特徴とする請求項1に記載の高エネルギー形鉄
    −ニッケル電池の化成法。
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