JPH0274426A

JPH0274426A - 自動車用フロントシートの回転装置

Info

Publication number: JPH0274426A
Application number: JP22728988A
Authority: JP
Inventors: Takashi Yoshimura; 隆吉村; Kenji Muramatsu; 健二村松
Original assignee: Mazda Motor Corp
Current assignee: Mazda Motor Corp
Priority date: 1988-09-09
Filing date: 1988-09-09
Publication date: 1990-03-14
Anticipated expiration: 2014-04-26
Also published as: JP2886167B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、運転席シート及び助手席シートがいずれも車
体前方を向く前向き状態と車体後方を向く対座状態とを
取り得る自動車用フロントシ一トの回転装置に関するも
のである。

（従来の技術）多目的の自動車において、運転席シート及び助手席シー
トがいずれも車体前方を向く前向き状態と車体後方を向
く対座状態とを取り得るものが知られている。

そのような自動車用フロントシートの回転装置としては
、例えば特開昭５９−２２７５２８号公報に記載される
ように、助手席側のシートの対座状態は運転席側のシー
トの対座状態を、また、運転席側の前向き状態は助手席
側シートの前向き状態をそれぞれ前提とし、上記シート
の位置を検出する作動レバーと、回転レリーズレバ−と
係合する係合ピンとを遠隔操作ワイヤにて連結してなる
ものが知られている。

（発明が解決しようとする課題）ところが、そのような回転装置は、遠隔操作ワイヤを用
いた機械的なものであるため、構造が複雑となるし、シ
ートの回転を阻止するだけであるので、安全性の点で不
十分である。

本発明はかかる点に鑑みてなされたもので、簡単な構造
でもって、助手席が対座状態で走行するのを防止するこ
とができる自動車用フロントシートの回転装置を提供す
ることを目的とする。

（課題を解決するための手段）請求項（１）の発明は、上記目的を達成するために、運
転席シート及び助手席シートがいずれも車体前方を向く
前向き状態と車体後方を向く対座状態とを取り得るフロ
ントシートの回転装置であって、上記助手席シートの対
座状態を検出するシート位置検出手段と、該シート位置
検出手段の出力を受け上記助手席シートが対座状態にあ
るときにエンジンの作動を阻止させる制御手段を備える
ことを特徴とする請求項（′２Ｊの発明は、運転席シート及び助手席シー
トがいずれも車体前方を向く前向き状態と車体後方を向
く対座状態とを取り得るフロントシートの回転装置であ
って、上記運転席シートの前向き状態を検出する第１シ
ート位置検出手段と、上記助手席シートの対座状態を検
出する第２シート位置検出手段と、上記上記第１及び第
２シート位置検出手段の出力を受け上記運転席シートが
前向き状態でかつ助手席シートが対座状態にあるときに
エンジンの作動を阻止させる制御手段を備えることを特
徴とする請求項（３）の発明は、請求項（２）の発明におけるシ
ート位置検出手段と制御手段に加えて、さらに、運転席
シートの対座状態を検出する第３シート位置検出手段と
、少なくとも運転席シートを対座状態にてロックさせる
回転コントロール手段と、上記第２及び第３シート位置
検出手段の出力を受け、上記運転席シート及び助手席シ
ートが共に対座状態においてエンジンを作動させたとき
に、上記回転コントロール手段にて少なくとも運転席シ
ートを対座状態にてロックさせる制御手段を備えている
。

（作用）請求項（１）の発明によれば、助手席が対座状態にある
とき、エンジンの作動が制御手段にて阻止されるので、
安全性が確保される。

請求項（２）の発明によれば、運転席が前向きでかつ助
手席が対座状態であるとき、エンジンの作動が制御手段
にて阻止される。運転席シート及び助手席シートいずれ
も対座状態となるときには、エンジンの作動が可能とな
るため、空調装置等を作動させることができる。

請求項（３）の発明によれば、運転席シート及び助手席
シートが共に対座状態でエンジンを作動させたとき、制
御手段にて運転席が対座状態にてロックされる。

（実施例）以下、本発明の実施例を図面に沿って詳細に説明する。

なお、運転席シートＡ（助手席シートも同様）は、第１
１図に示すように、車体フロアに支持台Ｂ、Ｂを介して
取付けられており、両シトＡと支持台Ｂ、Ｂの間には、
シートＡを車体前後方向にスライド可能なスライド装置
Ｃと、シトＡを回転レリーズレバ−Ｄの操作により回転
可能な回転装置Ｅとが介設されているが、以下の説明は
スライド装置についての説明は省略する。

運転席シート側の概略構成を示す第１図及び第２図、第
７図において、ＩＡは回転ベースで、車体フロアに支持
されている。２Ａは回転テーブルで、運転席シートのシ
ートクション（図示せず）が取付けられるもので、上記
回転ベースＩＡに対して回転可能に支承されている。

すなわち、回転ベースＩＡ上に環状のガイド部材３が複
数の取付具４によって取付固定される一方、回転テーブ
ルＩＢの下面には上記回転ベースＩＡとガイド部材３と
によって形成される係合部に回転摺動可能に係合する係
合部５ａを内周縁に有する係合部材５が固設されており
、それによって回転テーブル２Ａが回転ベースＩＡに対
して回転可能となっている。

上記回転テーブル２Ａには、先端部が下方に延びる掛止
め部材６が固着され、該掛止め部材６を係脱可能に係止
するフック部材７，８が回転ベスＩＡの前後側において
回動可能に支承され、該フック部材７．８に連結された
回転レリーズレバ−７ａ、８ａを回動することによりフ
ック部材７゜８による掛止め部材６の係止を解除して運
転席シートを回転できるようになっている。

上記各フック部材７，８の上方には、掛止め部材６のフ
ック部材７，８による係止時に該掛止め部材６が外れる
のを防止するために抱持部材９゜１０が固設されている
。

一方、助手席シート側も、運転席シート側と同様に構成
されている。すなわち、第３図及び第４図に示すように
、回転ベースＩＢ上に環状のガイド部材２）が複数の取
付具２２によって取付固定される一方、回転テーブル２
Ｂの下面には上記回転ベースＩＢとガイド部材２）とに
よって形成される係合部に回転摺動可能に係合する係合
部２４ａを内周縁に有する係合部材２４が固設されてい
る。

上記回転テーブル２Ｂには、先端部が下方に延びる掛止
め部材２５が固着され、該掛は止め部材２５を係脱可能
に係止するフック部材（前側のフック部材２６のみ図示
）が回転ベースＩＢの前後側に回動可能に支承され、該
フック部材２６に連結された回転レリーズレバ−２６ａ
（後側の回転レリーズレバ−は２７ａで示す）を回動す
ることによりフック部材２６による掛止め部材２５の係
止を解除して運転席シートを回転できるようになってい
る。

上記フック部材２６の上方には、掛止め部材２５とフッ
ク部材２６との係合時に該掛止め部材２５が暮れるのを
防止するために抱持部材２８が固設されている。

また、上記回転テーブル２Ｂには、アクチュエータ３１
が取付けられ、その作動ロッド３１ａの先端に、揺動レ
バー３２が連結されている。この揺動レバー３２は、助
手席シートの前向き状態のとき、先端係止部３２ａがフ
ック部材２６の上方に位置し、該フック部材２６が回動
してフック部材２６と掛止め部材２５との係合が解除さ
れるのを阻止し、助手席シートが回動不能とする回動阻
止位置（第４図実線参照）と、フック部材２６の回動を
許容して助手席シートを回動可能とする回動許容位置（
第４図鎖線参照）とを取るようになっている。これによ
って、助手席シートに設けられアクチュエータ３１の作
動に連動して回転レリーズレバ−２６ａの作動を阻止し
たりあるいは阻止を解除する回転コントロール手段が構
成されている。

また、回転テーブル２Ｂには、助手席シートの前向き状
態を検出する第２検出スイツチ３３が設けられ、回転ベ
ース１の前側においてに上方に突出するように立設され
た突出部材３４が、位置検出スイッチ３３のスイッチ端
子３３ａに当接することで助手席シートの前向き状態が
検出される。

なお、回転ベースＩＢの後側においては、突出部材が設
けられていないので、助手席シートが対座状態で、位置
検出スイッチ３３がＯＮすることはない。

上記位置検出スイッチ３３は、第５図に示すように、ス
タータスイッチ４１と、スタータモータ４２のリレース
イッチ４３の励磁コイル４３ａとの間に介設され、助手
席シートが対座状態のときには、ＯＮせず、スタータス
イッチ４１を作動させても、スタータモータ４２が作動
しないようになっている。また、イグニッションスイッ
チがＯＮされることで、アクチュエータ３１が作動して
、前向き状態の助手席シートをロックして、回転できな
いようにするようになっている。

したがって、第６図（ａ）（ｂ）に示すように、助手席
シート２０２が対座状態のときには、運転席シート２０
１が対座状態であっても前向き状態であっても、エンジ
ンの作動は阻止されることになり、第６図（ｃ）（ｄ）
に示すように、助手席シート２０２が前向き状態であれ
ば、運転席シート２０１が前向き状態であっても対座状
態であっても、エンジンの作動は可能である。なお、第
６図において、運転席シート２０１のシートクツション
は２０１ａで、シートバックは２０１ｂで示し、助手席
シート２０２のシートクツションは２０２ａで、シート
バックは２０２ｂで示す。

また、上記実施例では、助手席シートのみ回転不能にロ
ックするようにしているが、運転席シートも第２図及び
第７図に鎖線で示すように、位置検出スイッチ１５及び
アクチュエータ１１を設けて対座状態にロックできるよ
うにしてもよい。

すなわち、回転テーブル２Ａには、運転席シートが車体
後方を向く対座状態を電気的に検出する位置検出スイッ
チ１５が設けられ、回転ベースＩＡの後側においてに上
方に突出するように立設された突出部材１６が、上記位
置検出スイッチ１５のスイッチ端子１５ａに当接するこ
とで運転席シートの対座状態が検出されるようにしてい
る。

なお、回転ベースＩＡの前側には、突出部材が設けられ
ていないので、運転席シートが車体前方に向く前向き状
態では、位置検出スイッチ１５がＯＮすることはない。

また、回転テーブル２Ａには、アクチュエータ１１が取
付けられ、その作動ロッドｌｌａの先端に、揺動レバー
１２が連結されている。この揺動レバー１２は、先端係
止部１２ａがフック部材７の上方に位置し、アクチュエ
ータ１１の作動に連動して、運転席シートが後方を向く
対座状態のとき、フック部材７が回動して係合が解除さ
れるのを阻止し、運転席シートが回動不能となる回動阻
止位置と、フック部材７の回動を許容し、運転席シート
を回動できる回動許容位置とを択一的にとるようにして
いる。

しかして、上記両位置検出スイッチ１５．３３は並列に
接続されて、第８図に示すように、スタータスイッチ４
１と、スタータモータ４２のリレースイッチ４３の励磁
コイル４３ａとの間に介設され、運転席シートが対座状
態のときあるいは助手席シートが前向き状態のときしか
、リレースイッチ４３がＯＮせず、その他の状態のとき
には、リレースイッチ４３がＯＦＦ状態にあるので、ス
タータスイッチ４１を操作しても、スタータモータ４２
が作動しないようになっている。

したがって、この場合は、運転席シートが前向き状態で
かつ助手席シートが対座状態・のとき（第９図（ａ）参
照）のみエンジンの作動が阻止され、その他の場合（第
９図（ｂ）〜（ｄ）参照）はエンジンの作動は可能とな
る。

なお、前述したものでは、助手席シートが対座状態であ
れば常にエンジンが作動しないが、この例では、運転席
シートを対座状態とすれば、エンジンが作動するように
なっており、そのような状態で空調装置等の作動させる
ことができる。

また、イグニッションスイッチがＯＮされることで、ア
クチュエータ１１．３１が作動して、運転席シート及び
助手席シートをロックして、回転できないようになって
いる。

さらに、運転席シートの前向き状態でかつ助手席シート
が対座状態のときにはエンジンの作動を停止させるよう
にしているが、換言すれば、運転席シート及び助手席シ
ートが共に対座状態においてエンジンを作動させたとき
に（第９図（ｄ）参照）、運転席シートを対座状態にロ
ックさせるようにしていることになる。このように、助
手席シートが対座状態のときには、運転席シートを対座
状態にロックすることで、運転席シートが不用意に前向
き状態とされ、運転が行われるということがなくなり、
安全性が高まる。

なお、上記アクチュエータ１１（アクチュエタ３１も同
じ）は第１０図に示すように構成されている。

すなわち、イグニッション・オンされることで、リレー
スイッチ５１．５２の励磁コイル５１ａ。

５２ａに電流が流れて、接点５１ｂ、５２ｂが切替わり
、モータ５３に電流が流れ、接点５３ａの状態によって
運転席シートをロック、アンロックするようになってい
る。

（発明の効果）請求項（１）の発明は、助手席シートが対座状態にある
ときには、エンジンの作動を阻止するようにしているの
で、簡単な構成でもって、安全性の確保が図れる。

請求項（２）の発明によれば、運転席シートが対座状態
にあれば、エンジンの作動が可能となるので、空調装置
等の作動が可能となり、車室内の快適性が高まる。

請求項（３）の発明によれば、運転席シート及び助手席
シートが共に対座状態にあるときに、エンジンを作動さ
せると、運転席シートを対座状態にロックするので、よ
り安全性が高まる。

【図面の簡単な説明】

第１図は前向き状態の運転席シート要部の平面図、第２
図は同正面図、第３図は前向き状態の助手席シートの要
部の平面図、第４図は同正面図、第５図は電気回路図、
第６図は運転席シート及び助手席シートの状態の説明図
、第７図は対座状態の運転席シートの第２図と同様の図
、第８図は他の実施例の電気回路図、第９図は他の実施
例の運転席シート及び助手席シートの状態の説明図、第
１０図はアクチュエータの電気回路図、第１１図は運転
席シートの斜視図である。ＬＡ、ＩＢ・・・・・・回転ベース、２Ａ、２Ｂ・・・
・・・回転テーブル、１５．３３・・・・・・位置検出
スイッチ、１１．３１・・・・・・アクチュエータ、４
３・・・・・・リレースイッチ、４３ａ・・・・・・励
磁コイル第図第図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）運転席シート及び助手席シートがいずれも車体前
方を向く前向き状態と車体後方を向く対座状態とを取り
得るフロントシートの回転装置であって、上記助手席シ
ートの対座状態を検出するシート位置検出手段と、該シ
ート位置検出手段の出力を受け上記助手席シートが対座
状態にあるときにエンジンの作動を阻止させる制御手段
を備えることを特徴とする自動車用フロントシートの回
転装置。
（２）運転席シート及び助手席シートがいずれも車体前
方を向く前向き状態と車体後方を向く対座状態とを取り
得るフロントシートの回転装置であって、上記運転席シ
ートの前向き状態を検出する第１シート位置検出手段と
、上記助手席シートの対座状態を検出する第２シート位
置検出手段と、上記上記第１及び第２シート位置検出手
段の出力を受け上記運転席シートが前向き状態でかつ助
手席シートが対座状態にあるときにエンジンの作動を阻
止させる制御手段を備えることを特徴とする自動車用フ
ロントシートの回転装置。
（３）運転席シートの対座状態を検出する第３シート位
置検出手段と、少なくとも運転席シートを対座状態にて
ロックさせる回転コントロール手段と、上記第２及び第
３シート位置検出手段の出力を受け、上記運転席シート
及び助手席シートが共に対座状態においてエンジンを作
動させたときに、上記回転コントロール手段にて少なく
とも運転席シートを対座状態にてロックさせる制御手段
を備えるところの請求項（２）記載の自動車用フロント
シートの回転装置。