JPH027220Y2 - - Google Patents

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JPH027220Y2
JPH027220Y2 JP1984160559U JP16055984U JPH027220Y2 JP H027220 Y2 JPH027220 Y2 JP H027220Y2 JP 1984160559 U JP1984160559 U JP 1984160559U JP 16055984 U JP16055984 U JP 16055984U JP H027220 Y2 JPH027220 Y2 JP H027220Y2
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JP
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vehicle body
exhaust pipe
silencer
exhaust
engine
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JP1984160559U
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JPS6174618U (ja
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Exhaust Silencers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 A 考案の目的 (1) 産業上の利用分野 本考案は車両、主として自動車用エンジンの消
音装置に関するものである。
(2) 従来の技術 従来車両用消音装置として第2,3図に示すも
のが知られている。これらのものでは、消音器0
2は車体01の後部一側に燃料タンク08を避け
るように車体01に対して縦向き(第2図)、も
しくは横向き(第3図)に配置され、該消音器0
2の相対向する両端面に、エンジンE′に連なる上
流側排気管05と、大気に開口する下流側排気管
07とをそれぞれ接続している。
(3) 考案が解決しようとする問題点 ところで一般に拡張式消音器の最終膨脹室の低
周波限界周波数0は次式によつて与えられる。
ここでC,π:常数、S:下流側排気管の断面
積、V:消音器の最終膨脹室容積、l:下流側排
気管の長さ、 ところで消音性能の低周波限界周波数0は、小
さいほど消音性能が優れ、この0を小にするに
は、前記式から明らかなようにSを小さく、Vあ
るいはlを大きくすることが考えられる。ところ
がSを小さくすればエンジンの背圧抵抗が増して
その出力低下の原因を招き、またVを大きくすれ
ば消音器自体が大型となりその取付スペース上の
制約をうけるばかりでなくコスト高を招き、さら
にlを単に大きくすれば、排気管の前、後端間の
距離が大となつて車体下の限られた取付スペース
に配置するのが難しく、前記lを長くするにも自
から限界があり、前記何れの場合にも満足のいく
ものではなかつた。
そこで本考案は消音器の配置およびそれに接続
される排気管の接続位置を特定することにより前
記問題を生起することなく、前記lを長く設定で
きるようにして消音性能の大幅な向上を図れるよ
うにした車両におけるエンジンの消音装置を提供
することを目的とするものである。
B 考案の構成 (1) 問題点を解決するための手段 本考案によれば前記目的達成のため、車体に搭
載されるエンジンに連なる上流側排気管を、車体
に支持される消音器の排気流入口に接続し、該消
音器の排気流出口に、大気に開口される下流側排
気管を接続してなる、車両におけるエンジンの消
音装置において、前記消音器は、前記車体の後部
一側に偏らせ、かつその縦軸線が車体の幅方向に
沿うように配置され、該消音器の、車体中央寄り
の一端面に、前記上流および下流側排気管の接続
される排気流入口および排気流出口を共に設け、
前記下流排気管を車体の幅方向に長く延長させ
る。
(2) 作用 前記構成によれば、排気の消音効果は長い下流
側排気管により大幅に高められる。
(3) 実施例 以下、第1図により本考案の好適な一実施例に
ついて説明する。
なお、以下の説明において、前、後、左、右お
よび上、下は車両の進行方向(第1図矢印方向)
に対していう。
車両の車体1の前方中央部には、走行用エンジ
ンEが横置き、すなわちクランク軸線L−Lが車
両の進行方向に略直交して搭載され、一方消音器
2は車体1にその後部左側に偏して車体1の幅方
向、すなわちその縦軸線l−lがクランク軸線L
−Lと略平行になるように車体1に弾性支持され
る。エンジンEのエンジン本体3の後面には排気
マニホールド4が接続され、該排気マニホールド
4の入口は、エンジン本体3に開口される排気ポ
ートに連通される。排気マニホールド4の後端に
は上流側排気管5の前端が接続される。この上流
側排気管5は車体の前後方向に沿つてのびてお
り、車体1に弾性支持され、その途中に補助的に
消音作用をなすプリチヤンバ6が介装される。上
流側排気管5の後半部は、車体1に支持される燃
料タンク8を迂回するように彎曲したのち前記消
音器2に向つて車体1の幅方向にのびている。
前記消音器2の、車体1中央寄りの一端面2a
には、排気流入口9および排気流出口10がとも
に開口され、該排気流入口9に、前記上流側排気
管5の後端が接続され、また前記排気流出口10
には、車体に弾性支持される下流側排気管7の前
端が接続される。この下流側排気管7は車体1の
幅方向に沿つて右方向に長くのびており、その後
端は後方に向けて屈曲されて大気に開口される。
次に本考案の実施例の作用について説明する。
いまエンジンEの運転により発生する排気は、
排気マニホールド4より上流側排気管5を流れ、
消音器2内に流入しここで消音され、下流側排気
管7を通つた大気に放出される。
ところで前記消音器2は、後部左側に偏して、
その縦軸線l−lが車体1の幅方向に沿うように
配置され、その中央寄りの一端面2aに上、下流
側排気管5,7が何れも接続されることにより下
流側排気管7の管長を十分長くとることができ、
前述の低周波限界周波数0を小さくすることが可
能となり消音性能が高められる。
C 考案の効果 以上の実施例により明らかなように、本考案に
よれば、消音器を、車体の後部一側に偏らせ、か
つその縦軸線が車体の幅方向に沿うように、該車
体に配置し、該消音器の、車体中央寄りの一端面
に、上流および下流側排気管の接続される排気流
入口および排気流出口を共に設け、前記下流側排
気管を車体の幅方向に長く延長させたので、車体
下の限られたスペース内で前記下流側排気管の管
長を可及的に長くすることができ、前述の低周波
限界周波数を小さくすることができ、消音性能の
大幅な向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案消音装置の一実施例を示す概略
平面図、第2,3図は従来の消音装置を示す概略
平面図である。 E……エンジン、l−l……消音器の縦軸線、
1……車体、2……消音器、5……上流側排気
管、7……下流側排気管、9……排気流入口、1
0……排気流出口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車体に搭載されるエンジンに連なる上流側排気
    管を、車体に支持される消音器の排気流入口に接
    続し、該消音器の排気流出口に、大気に開口され
    る下流側排気管を接続してなる、車両におけるエ
    ンジンの消音装置において、前記消音器は、前記
    車体の後部一側に偏らせ、かつその縦軸線が車体
    の幅方向に沿うように配置され、該消音器の、車
    体中央寄りの一端面に、前記上流および下流側排
    気管の接続される排気流入口および排気流出口を
    共に設け、前記下流側排気管を車体の幅方向に長
    く延長させたことを特徴とする車両におけるエン
    ジンの消音装置。
JP1984160559U 1984-10-24 1984-10-24 Expired JPH027220Y2 (ja)

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JPS6174618U JPS6174618U (ja) 1986-05-20
JPH027220Y2 true JPH027220Y2 (ja) 1990-02-21

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54102433A (en) * 1978-01-31 1979-08-11 Yamaha Motor Co Ltd Exhaust silencer for compact cars
JPS5546004B2 (ja) * 1976-08-19 1980-11-20

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5546004U (ja) * 1978-09-20 1980-03-26
JPS5792013U (ja) * 1980-11-27 1982-06-07

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JPS6174618U (ja) 1986-05-20

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