JPH027129Y2 - - Google Patents

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JPH027129Y2
JPH027129Y2 JP16340583U JP16340583U JPH027129Y2 JP H027129 Y2 JPH027129 Y2 JP H027129Y2 JP 16340583 U JP16340583 U JP 16340583U JP 16340583 U JP16340583 U JP 16340583U JP H027129 Y2 JPH027129 Y2 JP H027129Y2
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JP
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engagement
board
side wall
cross
engagement groove
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JPS6072832U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は鎧葺外壁(鎧状に段差を有する外壁)
用に使用される金属表面建築用板に関するもので
ある。
最近、住宅の洋風化に伴ない外壁に対しても機
能性の他にフアツシヨン性が求められるようにな
つてきた。このような背景の中で前記したニーズ
に適合した外装用建築用板として鎧葺建築用板
(以後、単に建築用板と略称)に対する関心が高
まつてきており、一般住宅はもとより店舗等非住
宅にも次第に広く使用されてきている。しかしな
がら従来の建築用板は、本質的に外装材として必
要な機能性、すなわち、雨仕舞及び作業性の点で
問題があつた。
すなわち、従来の建築用板の張設においては、
第1図に示すように、建築用板1を順次下から上
へ張設するに際し、すでに固定された下段の建築
用板1の上部に設けられた係合溝2に、上段の建
築用板1の下部に設けられた係合突出片3を下か
ら持ち上げつつ係合させ、ついで固定部4を釘5
等で固定する。順次この作業が繰り返し行われ、
鎧葺き外壁が完成する。この場合、建築用板の重
量を手で支えながら係合(嵌合)釘打ちをするの
で、作業性が悪い上、建築用板を水平に張設する
のが困難であり、屡々水平がずれ、外観的にも見
劣るものであつた。
本考案者は、まずこのような下から持ち上げつ
つ係合させる従来法の欠点を改良するため、下段
の建築用板を固定後、上段の建築用板を上から落
し込む形で、作業性の著しい軽減と水平を保つこ
とを容易にせしめる建築用板を開発したものであ
る。
さらに、従来前記上下(巾)方向の雨仕舞の他
に、横(長手)方向の雨仕舞が問題となつてお
り、これに対しては、単に重ね合わせ、又は重ね
合わせ部に目止め剤としてコーキング材を使用
し、又は第2図に示すようにジヨイナー20を使
用して、ジヨイント部の雨仕舞に対抗しているの
が通常であつた。しかしこれらの方法は雨仕舞及
び作業性がよくないのみならず、コーキング剤が
変色したり、ゴミを付着させ、ジヨイナーを使用
するときは外壁面に露出して外観上も好まれない
等の問題があつた。
そこで、本考案者は、これらの点にも留意し、
ジヨイナーを使用せず、左右のスライド等によつ
て、巾方向のジヨイントと共に、極めて容易に長
手方向の係合(ジヨイント)が緊密に行える雨仕
舞、外観共にすぐれ作業性も良好な建築用板を開
発したものである。
しかしながら、このような建築用板を実際使用
した場合、係合部分からの雨水の侵入ほとんど防
止できるが、たとえ、ジヨイント部の接合面から
毛細管現象等により雨水が侵入した場合であつて
も長手方向係合位置において、建築用板の一側壁
に水切り開口部を設けておけば、雨水は係合下方
向の建築用板の表面部を伝わつて速やかに外壁面
上に排水することができ、雨仕舞がより完全とな
ることを見出し、本考案を完成したものである。
すなわち、本考案は、巾方向及び長手方向にそ
れぞれ直角な断面が略逆凹状断面を有し、該両断
面共、表面部の両端からそれぞれ下方へ伸びる側
壁を有し、一側壁の先端には係合差込片を有し、
又他側壁の先端には係合溝を有し、係合差込片と
係合溝とはそれぞれ係合し得る形状をなし、表面
部から係合差込片の上面迄の高さをH1、表面部
から突出片固定部の上面迄の高さをH2とし、又
係合差込片の長さをL1、係合溝の深さをL2とす
るとH1>H2、L1≦L2であり、さらに長手方向係
合位置において、下段の建築用板の表面より上方
に位置した一側壁に水切り用開口部を有すること
を特徴とする建築用板に関する。
以下、本考案を図面をもつて説明する。
第3図は、本考案建築用板の一実施例の使用状
態を示す斜視図である。
第3図に示すように、本考案建築用板は、下段
の建築用板1を柱6に釘5で固定した後、下段の
建築用板1の上部に形成された係合溝2に、上段
の建築用板1の係合差込片3を上から落し込み、
ついで上段上部の突出片固定部4を釘5で柱6に
固定する。順次この作業を進め、鎧葺き外壁を完
成させる。
したがつて、従来の建築用板のように、作業者
が下から持ち上げつつ係合させ、水平を気にしつ
つ固定をさせる方式と異り、係合差込片を係合溝
に嵌合させれば、ほぼ自動的に水平が保持され、
固定中も作業者が持ち上げている必要はないので
作業者にかかる労力は著しく軽減される。水平が
保たれ、美感的にも優れている。
又、本考案においては、一側壁(脚部)7に係
合差込片3に沿つて凹部13が設けられており、
この凹部13に他側壁端部(脚部)8に形成され
た凸部16が嵌合するので、強度及び雨仕舞の点
でもより完全になる。
第4図は第3図のA−A′断面矢視図であり、
長手方向の係合状況の1例が示されている。この
例では、雌、雌係合となつているが、雄雌係合で
あつても差支えない。
係合のプロセスは前記の如く、巾方向のジヨイ
ントの後、上乗せした建築用板を左右にスライド
する等して、又は巾方向のジヨイントと同時に長
手方向のジヨイントも行うことができる。この
間、手で建築用板を支える必要がない。目地を使
用することなく雨水の進入を防止することがで
き、スターター、ジヨイナー等の継手が一切不要
であるため、作業性が改良されると共に、美感上
も好ましい。さらに、長手方向のジヨイント部の
断面2次モーメントが大きいので剛性が大きく、
間柱以外の箇所でも係合することができ、より作
業性は向上する。
本考案者は、長手方向係合位置22において、
雨水の侵入があつても、雨水23が速やかに排出
できるよう、下段の建築用板の表面より上方(外
方)に位置した一側壁7に水切り用開口部21が
設けてある。水切り用開口部21の形状は特に限
定はなく、一側壁において、部分開口であつて
も、全面開口であつても差支えない。第5図a,
bに開口部21の位置、形状について例示する。
開口部よりの排出水23は、下段に張設した建築
用板の表面15を伝わつて排出される。
第6〜8図は本考案の他の実施例で、第8図
は、上下方向ジヨイントの例の説明図、第6〜7
図は長手方向ジヨイントの例の説明図である。な
お、水切り用開口部は図面上省略した。いずれも
aは断面形状を示し、bは係合状態を示してい
る。
なお、一側壁の高さをH1とし、他側壁の高さ
をH2とすると、H1>H2、好ましくはH1>1.5H2
とすることが必要である。このようにすることに
より、使用状態において、係合部分の上段の建築
用板の下部表面15が、下段の建築用板の上部表
面10より突出した鎧葺きが形成され、雨押えが
完全になる。
又、係合差込片の長さをL1とし、係合溝の深
さをL2とすると、L1≦L2であることが必要であ
る。このようにしないと係合部分に隙間を生じ雨
仕舞が完全でない。
本建築板の主部を形成する構成材質は金属薄
板、たとえば約0.2〜0.6mmの着色亜鉛鉄板、ステ
ンレス板、PVC被覆鋼板、アルミ板などである。
このような金属板を逆凹状の主部に賦形し、さら
に一側壁7及び他側壁8端部をそれぞれ前記した
係合差込片3及び係合溝2に賦形する。
建築用板の凹状部分(内面)には、軽量ボード
又は発泡体を挿入又は充填してもよい。挿入又は
充填により面剛性が向上し、タワミやネジレ等が
少なくなり張設作業性がよくなる、切断加工性が
よくなる、加工時の変形がなくなる、断熱性能が
よくなる等、性能が改善される。挿入又は充填の
深さ(程度)は要求される性能により適宜に決定
する。
軽量ボードとしては、たとえば、無機質のもの
では、石膏ボード、岩綿ボード、木毛セメントボ
ード、発泡石膏ボード、有機質のものとしてはウ
レタンフオームボード、イソシアヌレートフオー
ムボード、スチレンフオームボード、その他無
機/有機複合ボードなどがある。
発泡体としては、たとえば無機質のものとして
は、石膏フオーム、水ガラスフオーム、有機質の
ものとしては、ウレタンフオーム、イソシアヌレ
ートフオーム、スチレンフオーム、その他無機/
有機複合フオームなどがある。
以上詳述した如く、本考案建築用板は全方向の
雨仕舞に特に優れ、外観も美しく、特に作業性が
格段に改善される。
【図面の簡単な説明】
第1〜2図は、従来技術の説明図である。第3
〜8図は本考案実施例の説明図である。 1……建築用板、2……係合溝、3……係合差
込片、4……突出片固定部、5……釘、6……
柱、7,8……側壁、11……軽量ボード、12
……発泡体、13……凹部、15……表面部、1
6……凸部、20……ジヨイナー、21……水切
り用開口部、22……長手方向係合位置、23…
…水滴。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 巾方向及び長手方向にそれぞれ直角な断面が
    略逆凹状断面を有し、該両断面共、表面部の両
    端からそれぞれ下方へ伸びる側壁を有し、一側
    壁の先端には係合差込片を有し、又他側壁の先
    端には係合溝を有し、係合差込片と係合溝とは
    それぞれ係合し得る形状をなし、長手方向に直
    角な断面においては、表面部から係合差込片の
    上面迄の高さをH1、表面部から突出片固定部
    の上面迄の高さをH2とし、又係合差込片の長
    さをL1、係合溝2の深さをL2とするとH1
    H2、L1≦L2であり、さらに長手方向係合位置
    において、下段の建築用板の表面より上方に位
    置した一側壁に水切り用開口部を有することを
    特徴とする建築用板。 2 逆凹状の内部に軽量ボードを挿入してなるこ
    とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項
    記載の建築用板。 3 逆凹状部の内部に発泡体を充填してなること
    を特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記
    載の建築用板。
JP16340583U 1983-10-24 1983-10-24 建築用板 Granted JPS6072832U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16340583U JPS6072832U (ja) 1983-10-24 1983-10-24 建築用板

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16340583U JPS6072832U (ja) 1983-10-24 1983-10-24 建築用板

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Publication Number Publication Date
JPS6072832U JPS6072832U (ja) 1985-05-22
JPH027129Y2 true JPH027129Y2 (ja) 1990-02-21

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JP16340583U Granted JPS6072832U (ja) 1983-10-24 1983-10-24 建築用板

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