JPH0140894Y2 - - Google Patents
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- JPH0140894Y2 JPH0140894Y2 JP15514883U JP15514883U JPH0140894Y2 JP H0140894 Y2 JPH0140894 Y2 JP H0140894Y2 JP 15514883 U JP15514883 U JP 15514883U JP 15514883 U JP15514883 U JP 15514883U JP H0140894 Y2 JPH0140894 Y2 JP H0140894Y2
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- boards
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- Expired
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Landscapes
- Finishing Walls (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は鎧葺外壁(鎧状に段差を有する外壁)
用に使用される金属表面建築用板に関するもので
ある。
用に使用される金属表面建築用板に関するもので
ある。
最近、住宅の洋風化に伴ない外壁に対しても機
能性の他にフアツシヨン性が求められるようにな
つてきた。このような背景の中で前記したニーズ
に適合した外装用建築用板として鎧葺建築用板
(以後、単に建築用板と略称)に対する関心が高
まつてきており、一般住宅はもとより店舗等非住
宅にも次第に広く使用されてきている。しかしな
がら従来の建築用板は、本質的に外装材として必
要な機能性、すなわち、雨仕舞及び作業性の点で
問題があつた。
能性の他にフアツシヨン性が求められるようにな
つてきた。このような背景の中で前記したニーズ
に適合した外装用建築用板として鎧葺建築用板
(以後、単に建築用板と略称)に対する関心が高
まつてきており、一般住宅はもとより店舗等非住
宅にも次第に広く使用されてきている。しかしな
がら従来の建築用板は、本質的に外装材として必
要な機能性、すなわち、雨仕舞及び作業性の点で
問題があつた。
すなわち、従来の建築用板の張設においては、
第1図に示すように、建築用板1を順次下から上
へ張設するに際し、すでに固定された下段の建築
用板1の上部に設けられた係合溝2に、上段の建
築用板1の下部に設けられた係合突出片3を下か
ら持ち上げつつ係合させ、ついで固定部4を釘5
等で固定する。順次この作業が繰り返し行われ、
鎧葺き外壁が完成する。この場合、建築用板の重
量を手で支えながら係合(嵌合)釘打ちをするの
で、作業性が悪い上、建築用板を水平に張設する
のが困難であり、屡々水平がずれ、外観的にも見
劣るものであつた。
第1図に示すように、建築用板1を順次下から上
へ張設するに際し、すでに固定された下段の建築
用板1の上部に設けられた係合溝2に、上段の建
築用板1の下部に設けられた係合突出片3を下か
ら持ち上げつつ係合させ、ついで固定部4を釘5
等で固定する。順次この作業が繰り返し行われ、
鎧葺き外壁が完成する。この場合、建築用板の重
量を手で支えながら係合(嵌合)釘打ちをするの
で、作業性が悪い上、建築用板を水平に張設する
のが困難であり、屡々水平がずれ、外観的にも見
劣るものであつた。
本考案者は、このような下から持ち上げつつ係
合させる従来法の欠点を改良するため、下段の建
築用板を固定後、上段の建築用板を上から落し込
む形で、作業性の著しい軽減と水平を保つことを
容易にせしめる建築用板を開発したものである。
合させる従来法の欠点を改良するため、下段の建
築用板を固定後、上段の建築用板を上から落し込
む形で、作業性の著しい軽減と水平を保つことを
容易にせしめる建築用板を開発したものである。
すなわち、本考案は、長手方向に直角な断面が
逆凹状を形成し、ほぼ平らな表面部15と、この
表面部15の両端部から下方へ延びる2本の脚部
7,8を有し、一脚部7は内部へ凹状に折曲され
凹部13を形成した後、外方へ突出た係合差込片
3を有し、他脚部8は前記係合差込片3を係合さ
せる内側へ折曲した係合溝2を形成した後、外方
へ突出した突出片固定部4を有し、前記表面部1
5と前記係合溝2との間に形成された凸部16は
前記凹部13と嵌合し得る形状であり、表面部1
5から係合差込片3の上面迄の高さをH1、表面
部15から突出片固定部4の上面迄の高さをH2
とし、又係合差込片3の長さをL1、係合溝2の
深さをL2とするとH1>H2,L1≦L2であることを
特徴とする建築用板に関する考案である。
逆凹状を形成し、ほぼ平らな表面部15と、この
表面部15の両端部から下方へ延びる2本の脚部
7,8を有し、一脚部7は内部へ凹状に折曲され
凹部13を形成した後、外方へ突出た係合差込片
3を有し、他脚部8は前記係合差込片3を係合さ
せる内側へ折曲した係合溝2を形成した後、外方
へ突出した突出片固定部4を有し、前記表面部1
5と前記係合溝2との間に形成された凸部16は
前記凹部13と嵌合し得る形状であり、表面部1
5から係合差込片3の上面迄の高さをH1、表面
部15から突出片固定部4の上面迄の高さをH2
とし、又係合差込片3の長さをL1、係合溝2の
深さをL2とするとH1>H2,L1≦L2であることを
特徴とする建築用板に関する考案である。
以下、図面を用いて本考案を説明する。
第2図に本考案建築用板の実施例の使用状態を
示す斜視図を、第3図に係合状態部分の拡大図を
示した。
示す斜視図を、第3図に係合状態部分の拡大図を
示した。
第2及び3図に示すように、本考案建築用板
は、下段の建築用板1を柱6に釘5で固定した
後、下段の建築用板1の上部に形成された係合溝
2に、上段の建築用板1の係合差込片3を上から
落し込み、ついで上段上部の突出片、すなわち、
固定部4を釘5で柱6に固定する。順次この作業
を進め、鎧葺き外壁を完成させる。
は、下段の建築用板1を柱6に釘5で固定した
後、下段の建築用板1の上部に形成された係合溝
2に、上段の建築用板1の係合差込片3を上から
落し込み、ついで上段上部の突出片、すなわち、
固定部4を釘5で柱6に固定する。順次この作業
を進め、鎧葺き外壁を完成させる。
したがつて、従来の建築用板のように、作業者
が下から持ち上げつつ係合させ、水平を気にしつ
つ固定をさせる方式と異り、係合差込片を係合溝
に嵌合させれば、ほぼ自動的に水平が保持され、
固定中も作業者が持ち上げている必要はないので
作業者にかかる労力は著しく軽減される。水平が
保たれ、美感的にも優れている。
が下から持ち上げつつ係合させ、水平を気にしつ
つ固定をさせる方式と異り、係合差込片を係合溝
に嵌合させれば、ほぼ自動的に水平が保持され、
固定中も作業者が持ち上げている必要はないので
作業者にかかる労力は著しく軽減される。水平が
保たれ、美感的にも優れている。
又、本考案においては、一側壁7に係合差込片
3に沿つて凹部13が設けられており、この凹部
13に他側壁端部に形成された凸部16が嵌合す
るので、強度及び雨仕舞の点でもより完全にな
る。
3に沿つて凹部13が設けられており、この凹部
13に他側壁端部に形成された凸部16が嵌合す
るので、強度及び雨仕舞の点でもより完全にな
る。
第4〜5図に、本考案建築用板実施例の断面形
状を示した。図面に垂直方向が長手方向を形成す
る。aは逆凹状断面を有する代表例で、構成材質
は金属薄板、たとえば約0.2〜0.6mmの着色亜鉛鉄
板、ステンレス板、PVC被覆鋼板、アルミ板な
どである。このような金属板を逆凹状の主部に賦
形し、さらに一側壁7端部を前記した凹部13、
及び外方に直接突出した係合差込片3を有するよ
うに賦形する。他側壁8の端部は、一旦内側に折
曲げ、これを再び外方に折曲げ突出せしめ、凸部
16と、折曲げによつて形成された内側方向への
係合溝2と、外方に向いた突出片固定部4を有す
るようになる。
状を示した。図面に垂直方向が長手方向を形成す
る。aは逆凹状断面を有する代表例で、構成材質
は金属薄板、たとえば約0.2〜0.6mmの着色亜鉛鉄
板、ステンレス板、PVC被覆鋼板、アルミ板な
どである。このような金属板を逆凹状の主部に賦
形し、さらに一側壁7端部を前記した凹部13、
及び外方に直接突出した係合差込片3を有するよ
うに賦形する。他側壁8の端部は、一旦内側に折
曲げ、これを再び外方に折曲げ突出せしめ、凸部
16と、折曲げによつて形成された内側方向への
係合溝2と、外方に向いた突出片固定部4を有す
るようになる。
なお、一側壁の高さをH1とし、他側壁の高さ
をH2とすると、H1>H2、好ましくはH1>1.5H2
とすることが必要である。このようにすることに
より、使用状態において、係合部分の上段の建築
用板の下部表面9が、下段の建築用板の上部表面
10より突出した鎧葺きが形成され、雨押えが完
全になる。
をH2とすると、H1>H2、好ましくはH1>1.5H2
とすることが必要である。このようにすることに
より、使用状態において、係合部分の上段の建築
用板の下部表面9が、下段の建築用板の上部表面
10より突出した鎧葺きが形成され、雨押えが完
全になる。
又、係合差込片の長さをL1とし、係合溝の深
さをL2とすると、L1≦L2であることが必要であ
る。このようにしないと係合部分に隙間を生じ雨
仕舞が完全でない。
さをL2とすると、L1≦L2であることが必要であ
る。このようにしないと係合部分に隙間を生じ雨
仕舞が完全でない。
つぎにbは、建築用板の凹状部分(内面)に軽
量ボード挿入したものを示す。軽量ボードとして
は、たとえば、無機質のものでは、石膏ボード、
岩綿ボード、木毛セメントボード、発泡石膏ボー
ド、有機質のものとしてはウレタンフオームボー
ド、イソシアヌレートフオームボード、スチレン
フオームボード、その他無機/有機複合ボードな
どがある。このようなボード挿入により、強度、
断熱性、防音性が向上する。
量ボード挿入したものを示す。軽量ボードとして
は、たとえば、無機質のものでは、石膏ボード、
岩綿ボード、木毛セメントボード、発泡石膏ボー
ド、有機質のものとしてはウレタンフオームボー
ド、イソシアヌレートフオームボード、スチレン
フオームボード、その他無機/有機複合ボードな
どがある。このようなボード挿入により、強度、
断熱性、防音性が向上する。
つぎに、cは、建築用板の凹状部分に発泡体を
充填したもので、発泡体としては、たとえば無機
質のものとしては、石膏フオーム、水ガラスフオ
ーム、有機質のものとしては、ウレタンフオー
ム、イソシアヌレートフオーム、スチレンフオー
ム、その他無機/有機複合フオームなどがある。
効果は、軽量ボードと同様である。
充填したもので、発泡体としては、たとえば無機
質のものとしては、石膏フオーム、水ガラスフオ
ーム、有機質のものとしては、ウレタンフオー
ム、イソシアヌレートフオーム、スチレンフオー
ム、その他無機/有機複合フオームなどがある。
効果は、軽量ボードと同様である。
以上詳述した如く、本考案建築用板は作業性及
び雨仕舞に特に優れ、外観も美しい。さらに、従
来製品のように最下段の建築用板の張設の際、下
段が柱又は内壁面と密着する構造であるためスタ
ーターを省略することができる。
び雨仕舞に特に優れ、外観も美しい。さらに、従
来製品のように最下段の建築用板の張設の際、下
段が柱又は内壁面と密着する構造であるためスタ
ーターを省略することができる。
第1図は、従来技術の説明図である。第2〜5
図は本考案実施例の説明図である。 1……建築用板、2……係合溝、3……係合差
込片、4……突出片固定部、5……釘、6……
柱、7,8……脚部、9,10……建築用板の表
面、11……軽量ボード、12……発泡体、13
……凹部、15……表面部、16……凸部。
図は本考案実施例の説明図である。 1……建築用板、2……係合溝、3……係合差
込片、4……突出片固定部、5……釘、6……
柱、7,8……脚部、9,10……建築用板の表
面、11……軽量ボード、12……発泡体、13
……凹部、15……表面部、16……凸部。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 長手方向に直角な断面が逆凹状を形成し、ほ
ぼ平らな表面部15と、この表面部15の両端
部から下方へ延びる2本の脚部7,8を有し、
一脚部7は内部へ凹状に折曲され凹部13を形
成した後、外方へ突出した係合差込片3を有
し、他脚部8は前記係合差込片3を係合させる
内側へ折曲した係合溝2を形成した後、外方へ
突出した突出片固定部4を有し、前記表面部1
5と前記係合溝2との間に形成された凸部16
は前記凹部13と嵌合し得る形状であり、表面
部15から係合差込片3の上面迄の高さをH1、
表面部15から突出片固定部4の上面迄の高さ
をH2とし、又係合差込片3の長さをL1、係合
溝2の深さをL2とするとH1>H2,L1≦L2であ
ることを特徴とする建築用板。 2 逆凹状の内部に軽量ボードを挿入してなるこ
とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項
記載の建築用板。 3 逆凹状部の内部に発泡体を充填してなること
を特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記
載の建築用板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15514883U JPS6063625U (ja) | 1983-10-07 | 1983-10-07 | 建築用板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15514883U JPS6063625U (ja) | 1983-10-07 | 1983-10-07 | 建築用板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6063625U JPS6063625U (ja) | 1985-05-04 |
JPH0140894Y2 true JPH0140894Y2 (ja) | 1989-12-05 |
Family
ID=30342740
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15514883U Granted JPS6063625U (ja) | 1983-10-07 | 1983-10-07 | 建築用板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6063625U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0546592Y2 (ja) * | 1988-10-07 | 1993-12-07 |
-
1983
- 1983-10-07 JP JP15514883U patent/JPS6063625U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6063625U (ja) | 1985-05-04 |
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