JPH027127Y2 - - Google Patents

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JPH027127Y2
JPH027127Y2 JP18897683U JP18897683U JPH027127Y2 JP H027127 Y2 JPH027127 Y2 JP H027127Y2 JP 18897683 U JP18897683 U JP 18897683U JP 18897683 U JP18897683 U JP 18897683U JP H027127 Y2 JPH027127 Y2 JP H027127Y2
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JP
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tile
tile panel
wall
panel
individual tiles
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JP18897683U
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、乾式タイル工法に用いられるタイ
ルパネルの改良に関する。
従来のタイル施工にあつては、たとえばモルタ
ルの上に水平あるいは垂直の基準線に沿いながら
タイル単体を一枚一枚貼りつけ、タイルどうしの
間の溝に目地詰を行なう湿式タイル工法が知られ
ている。
ところで、この湿式タイル工法にあつては、作
業者の熟練を要するばかりでなく、内装が汚れた
り、工期が長かつたり、あるいはいつたん施工す
ると改装が難しいなどの問題があつた。
そこで近年、第2図に示すように、たとえば矩
形のタイル単体1どうしを互いに隣接させて複数
枚配設し、これら隣接するタイル単体1どうしの
間に目地溝2を形成するとともに、1枚の平板状
の板材3に前記タイル単体1の裏面を、それぞれ
接着剤3aによつて接着して所定の形状にタイル
パネル4を形成し、このタイルパネル4を壁など
に組みつけた棧木などに、釘や接着剤を用いて取
りつけるいわゆる乾式タイル工法が開発されてい
る。この乾式タイル工法に用いられるタイルパネ
ル4にあつては、その側縁5に配設されたタイル
単体1の端面1aや板材3の端部3bが、側面か
ら見えるため、第3図に示すようにアングル状の
納め役物6をタイルパネル4の側縁5に沿つて取
りつけて、タイル単体1の端面1aや板材3の端
部3bを見せないように構成している。
しかしながら、タイルパネル4の側縁5にこの
納め役物6を取りつける場合には、たとえば納め
役物6の一端6b側を壁体7に両面テープなどで
接着する一方、他端6a側とタイル単体1の上面
との間にコーキングを施して取りつけなければな
らず、能率が悪いという問題があつた。さらに
は、この納め役物6の一端が、前記タイルパネル
4のタイル単体1の縁部に載り、タイルパネル4
の側縁5が額縁状に突出するために、タイル単体
1の端面1aや板材3の端部3bが見えなくなる
代わりに、突出した納め役物6の他端6aが目立
ち、タイル面や壁面とアンバランスになり意匠性
が低いという問題があつた。
この考案は、タイルパネルの側縁に配設したタ
イル単体の縁部に、板材の端部を覆う屈曲部を形
成し、かつこの屈曲部の端面を接地させないよう
に形成することにより前記問題を解消したもの
で、納め役物を取りつける必要がなく、しかも意
匠性の高いタイルパネルの提供を目的とするもの
である。
以下、この考案を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第4図と第5図は、この考案の一実施例を示す
ものであるが、従来と同一構成については、同一
符号を付して説明を省略する。しかして、タイル
パネル4の側縁5に配設したタイル単体1の縁部
10には、前記板材3の端部3bを覆つたたとえ
ばほぼ断面弧状の屈曲部11が、その端面1aを
壁体7側に対面させて形成されている。すなわ
ち、このタイル単体1を配設したタイルパネル4
を壁体7に取りつけた場合でも、タイル単体1の
屈曲部11が板材3の端部3bを覆いかくすばか
りではなく、屈曲部11の端面1aをも壁体7側
に対面させているので、これらの端面1aや端部
3bが側方から見えず、そのため意匠性が高めら
れるようになつている。
一方屈曲部11の端面1aと、板材3の底面の
存在する平面、すなわち、壁体7の外表面との間
には、コーキング剤13を充填する間隙14が設
けられている。
ところで、タイルパネル4の板材3を、たとえ
ばビニールクロス15が貼られているような壁体
7に取りつける場合には、釘ばかりではなく接着
剤なども使用するため、タイルパネル4の取付強
度を十分なものとする必要から、板材3を取りつ
ける部分のビニールクロス15を、板材3と同じ
大きさだけ剥がして壁体7に直接取りつける必要
がある。そこで、このビニールクロス15の切口
が、タイルパネル4の外側にはみ出さないよう
に、タイル単体1の屈曲部11の内側に位置させ
なければならないが、この場合には屈曲部11と
壁体7との間に生じる間隙14を、少なくともビ
ニールクロス15などの表面材の厚さに相当する
分だけ設けておく必要がある。もちろん、壁体7
にビニールクロス15などが貼られていないで、
直接壁体7にタイルパネル4を取りつけるような
場合にあつては、間隙14にコーキング剤13を
充填すればよいので、この間隙14を設けておけ
ば様様な壁体7の施工条件に対応することができ
る。
なお、このタイルパネル4は一般に矩形状に形
成されるが、必ずしも矩形状に限られない。ま
た、縁部10に断面弧状の屈曲部11を形成した
タイル単体1は、タイルパネル4の一側縁だけに
配設されるものではなく、タイルパネル4の施工
場所に応じて複数の側縁に配設してもよい。
以上説明したように、この考案は、タイルパネ
ルの側縁に配設したタイル単体の縁部に、板材の
端部を覆つて断面弧状の屈曲部を形成し、かつ屈
曲部の端面を壁体に接地させないように構成した
ので、従来のように納め役物などを用いる必要は
なく、したがつて作業能率にすぐれているばかり
ではなく、また屈曲部の端面と壁体との間には、
間隙を設けたので、様々な壁体の外表面の条件に
応じて施工することができる。また、タイル面
は、壁面から側縁の屈曲部をへて立ち上がつてい
るので、壁面とタイル面の接続において、段差を
感じさせずになめらかに連続し、意匠的に良好で
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図から第3図はタイルパネルの従来例を示
すもので、第1図はタイルパネルを台所の壁体に
取りつけた状態の斜視図、第2図はタイルパネル
の斜視図、第3図はタイルパネルを壁体に取りつ
けた状態の断面図、第4図と第5図はこの考案の
一実施例を示すもので、第4図はタイルパネルを
ビニールクロス貼りの壁体に取りつけた状態の断
面図、第5図は直接壁体に取りつけた状態の断面
図である。 1……タイル単体、1a……端面、2……目地
溝、3……板材、3b……端部、4……タイルパ
ネル、5……側縁、10……縁部、11……屈曲
部、14……間隙。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. タイル単体どうしの間に目地溝を形成して複数
    枚のタイル単体を配設するとともに、1枚の板材
    に前記複数枚のタイル単体の裏面をそれぞれ接着
    して所定の形状に形成したタイルパネルにおい
    て、前記タイルパネルの側縁に配設した複数のタ
    イル単体の縁部には、前記板材の端部を覆つて断
    面弧状の屈曲部が形成され、かつ屈曲部の端面
    と、板材の底面の存在する平面との間には、間隙
    が設けられてなることを特徴とするタイルパネ
    ル。
JP18897683U 1983-12-07 1983-12-07 タイルパネル Granted JPS6097831U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18897683U JPS6097831U (ja) 1983-12-07 1983-12-07 タイルパネル

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JP18897683U JPS6097831U (ja) 1983-12-07 1983-12-07 タイルパネル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6097831U JPS6097831U (ja) 1985-07-03
JPH027127Y2 true JPH027127Y2 (ja) 1990-02-21

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ID=30407551

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JP18897683U Granted JPS6097831U (ja) 1983-12-07 1983-12-07 タイルパネル

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JPS6097831U (ja) 1985-07-03

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