JPH0271250A - 蓄積性蛍光体シートのノイズ消去方法 - Google Patents

蓄積性蛍光体シートのノイズ消去方法

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JPH0271250A
JPH0271250A JP63223322A JP22332288A JPH0271250A JP H0271250 A JPH0271250 A JP H0271250A JP 63223322 A JP63223322 A JP 63223322A JP 22332288 A JP22332288 A JP 22332288A JP H0271250 A JPH0271250 A JP H0271250A
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01TMEASUREMENT OF NUCLEAR OR X-RADIATION
    • G01T1/00Measuring X-radiation, gamma radiation, corpuscular radiation, or cosmic radiation
    • G01T1/16Measuring radiation intensity
    • G01T1/20Measuring radiation intensity with scintillation detectors
    • G01T1/2012Measuring radiation intensity with scintillation detectors using stimulable phosphors, e.g. stimulable phosphor sheets
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    • GPHYSICS
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    • G01T1/20Measuring radiation intensity with scintillation detectors
    • G01T1/2012Measuring radiation intensity with scintillation detectors using stimulable phosphors, e.g. stimulable phosphor sheets
    • G01T1/2016Erasing of stimulable sheets, e.g. with light, heat or the like

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、放射線画像情報が蓄積記録されている蓄積性
蛍光体シートに励起光を照射して放射線画像情報読取り
を行なった後に、このシートに残存している放射線エネ
ルギーを光照射により放出させるようにした、蓄積性蛍
光体シートのノイズ消去方法に関するものである。
(従来の技術) ある種の蛍光体に放射線(X線、α線、β線、γ線、電
子線、紫外線等)を照射すると、この放射線エネルギー
の一部が蛍光体中に蓄積され、この蛍光体に可視光等の
励起光を照射すると、蓄積されたエルネギ−に応じて蛍
光体が輝尽発光を示すことが知られており、このような
性質を示す蛍光体は蓄積性蛍光体(輝尽性蛍光体)と呼
ばれる。
この蓄積性蛍光体を利用して、人体等の放射線画像情報
を一旦蓄積性蛍光体のシートに記録し、この蓄積性蛍光
体シートをレーザ光等の励起光で走査して輝尽発光光を
生ぜしめ、得られた輝尽発光光を光電的に読み取って画
像信号を得、この画像信号に基づき写真感光材料等の記
録材料、CRT等の表示装置に放射線画像を可視像とし
て出力させる放射線画像情報記録再生システムが本出願
人によりすでに提案されている(特開昭55−1249
2号、同5B−11395号等)。
また本出願人は、上記の蓄積性蛍光体シートを利用する
ことにより、電子顕微鏡像を高感度、高画質で記録再生
可能で、しかも各種処理が容易となるように、顕微鏡像
を担持する電気信号が直接得られる、新しい電子顕微鏡
像記録再生システムを提案した(特開昭61−5173
8号、特開昭61−93539号等)。この蓄積性蛍光
体シートを用いる電子顕微鏡像記録再生システムは基本
的に、該シートに試料を透過した電子線を真空状態で蓄
積記録し、次いでこのシートに励起光を照射して蓄積さ
れたエネルギーを光として放出させ、この放出光を光電
的に検出して画像信号を得、この画像信号を用いて試料
の透過電子線像を再生するものである。
上述した放射線画像あるいは電子顕微鏡像(本明細書で
はこれらを総称して放射線画像という)情報の記録再生
システムにおいては、放射線画像情報の読取り時に十分
な強度の励起光を照射すれば、蓄積放射線エネルギーは
全て放出されるはずである。しかし実際に読取り時に照
射する励起光の強度はそれほど高くはなく、したがって
蓄積性蛍光体シートを繰り返し使用するときは、読取り
時に前回記録の放射線画像情報がノイズとなって現われ
るという問題がある。このような残存放射線エネルギー
は、例えば特開昭56−11392号に示されるように
、放射線画像情報読取り後の蓄積性蛍光体シートに光を
照射することによって放出させることができる。この光
すなわち消去光の照射量を非常に高く設定しておけば、
当然良好なノイズ消去効果が得られるが、この消去光量
を不必要に高く設定することは経済的でないので、読取
情報に基づいて蓄積性蛍光体シートの残存放射線エネル
ギーレベルを検出し、この検出レベルに応じて消去光照
射量をほぼ必要最少限に制御することが従来から考えら
れている(例えば特開昭58−80633号、同60−
280035号等)。
(発明が解決しようとする課題) ところで、人体の放射線画像を撮影(記録)してそれを
読み取る場合には、蓄積性蛍光体シートに著しく多量の
放射線が照射されることは通学者えられないが、前述の
電子顕微鏡像を記録する場合は、極めて多量の電子線が
蓄積性蛍光体シートに照射されることもありうる。その
ような場合は、この蓄積性蛍光体シートからの電子顕微
鏡像情報読取り時に、励起光照射により著しく高レベル
の輝尽発光光が発せられることになる。輝尽発光光を光
電的に検出して得られる画像信号は、予めその一般的な
レンジを考慮して収録範囲が決定されているので、上述
のようにして画像信号が特異的に大きい値を取るときは
、収録信号値は収録範囲内の最大値にクリップされる。
この場合には、蓄積性蛍光体シートの残存放射線エネル
ギーレベルを読取情報に基づいて検出することが不可能
になるから、消去光量をほぼ必要最少限の最適量に制御
することもできなくなる。
本発明は上記のような事情に鑑みてなされたものであり
、読取画像信号がクリップされるほどに蓄積性蛍光体シ
ートの蓄積放射線エネルギーレベルが高い場合でも、該
シートに照射する消去光量を最適に制御することができ
るノイズ消去方法を提供することを目的とするものであ
る。
(課題を解決するための手段) 本発明による蓄積性蛍光体シートのノイズ消去方法は、
前述したように蓄積性蛍光体シートに読取処理を施して
、その後該シートに消去光を照射するに当たり、 蓄積性蛍光体シートの一部から発せられた輝尽発光光を
検出して得た画像信号が、正しく放射線画像情報を把握
可能な範囲のレベルを超えているとき、該範囲内にある
その他の画像信号の分布状態に基づいて、上記一部に蓄
積されている放射線エネルギーレベルを予測し、 この予測された放射線エネルギーレベルに基づいて消去
光の照射量を決定することを特徴とするものである。
(作  用) 読取画像信号が上記の範囲を超えているとき、その信号
が担うべき輝尽発光光量つまり蓄積放射線エネルギーレ
ベルを、その信号から求めることはできない。しかしそ
の画像信号が情報を示すべきところの画素(これを以下
、クリップ画素という)に近いいくつかの画素に関する
画像信号が、上述の範囲内にあって画像情報を正しく示
していれば、この画像情報に基づいて上記蓄積放射線エ
ネルギーレベルを推定することができる。
つまり、例えば第3図(1)に示すように、1本の走査
ライン内の画素列P1、P2・・・・・・Pnについて
考えたとき、この画素列P1〜pn内に上述のクリップ
画素がいくつかあって(図中斜線を付す)、それらの外
側の画素についての画像信号が第3図(2)に実線で示
すような分布をとっているとする。
このとき、上記クリップ画素についての信号値が、もし
クリップされないとすれば、第3図(2)に破線で示す
ような分布をとるであろうことは、ある程度正確に推定
可能である。こうして推定できる画像信号は、勿論蓄積
性蛍光体シート上の蓄積放射線エネルギーレベルに対応
するものであるから、結局クリップ画素における残存放
射線エネルギーレベルを推定できることになる。
(実 施 例) 以下、図面に示す実施例に基づいて本発明の詳細な説明
する。
第1図は、本発明の方法を実施する電子顕微鏡像記録再
生システムの一例を示すものである。電子顕微鏡1の鏡
体部1aは、−様の速度の電子線2を射出する電子銃3
と、電子線2を試料面に絞り込む磁気レンズ、静電レン
ズ等からなる少なくとも1コの集束レンズ4と、試料台
5と、上記集束レンズ4と同様の対物レンズ6と、投影
レンズ7とを有してなる。試料台5上に載置された試料
8を透過した電子線2は上記対物レンズ6により屈折さ
れ、該試料8の拡大透過像8aを形成する。
この拡大透過像8aは投影レンズ7により、結像面9に
結像投影される(図中の8b)。
上記鏡体部1aの下方には、電子顕微鏡像記録読取装置
10が配置されている。この電子顕微鏡像記録読取装置
10は、鏡体部1a内の前記結像面9に固定された2次
元センサとしての蓄積性蛍光体シート11と、励起光源
12および光走査系13からなる励起手段と、前記鏡体
部1aの周壁に設けられた透光窓14を介して蓄積性蛍
光体シート11に対向するように配されたフォトマルチ
プライヤ−(光電子増倍管)15と、消去光源16とを
有している。
上°記蓄積性蛍光体シート11は前述したような蓄積性
蛍光体が透明支持体上に層成されてなるものである。ま
た励起光源12は一例としてHe−Neレーザ、半導体
レーザ等からなり、光走査系13は第1および第2の光
偏向器13a、13bと、固定ミラー13cとからなる
。第1および第2の光偏向器13a、 L3bとしては
それぞれ、ガルバノメータミラー、ポリゴンミラー、ホ
ログラムスキャナ、AOD等の公知の光偏向器が使用さ
れつる。励起光源12から射出された励起光ビーム12
aは第1の光偏向器13aにより偏向されるとともに、
第2の光偏向器13bにより上記偏向の方向と直角な方
向(図の矢印A方向)に偏向され、例えば鉛ガラス等が
嵌め込まれた透光窓21を透過して鏡体部1a内に入射
し、固定ミラーL3cにおいて反射して前記蓄積性蛍光
体シート11上に入射する。このようにして蓄積性蛍光
体シート11は、励起光ビーム12aによりX−7両方
向に走査される。なお図示はしないが、励起光源12か
ら発せられた励起光ビム12aは、蓄積性蛍光体シート
11が発する輝尽発光光(後に詳述する)の波長領域を
カットするフィルターを通過させ、ビームエキスパンダ
ーによりビーム径を調整した後、光偏向器13a、13
bで偏向され、次いでfθレンズを通過させて均一なビ
ーム径として蓄積性蛍光体シート11に入射されるのが
好ましい。
前記消去光源16は蓄積性蛍光体シート11の励起波長
領域に含まれる光を発生するものである。そして上記第
2の光偏向器13bと固定ミラー13cとの間において
励起光ビーム12aの光路中に入る位置と、該光路から
外れた位置とをとりうるミラ17が配設されている。消
去光源16が発する消去光leaはレンズ18によって
集光され、上記ミラー17が励起光ビーム12aの光路
中に入る位置に設定されていれば、該ミラー17および
固定ミラー13cにおいて反射して、蓄積性蛍光体シー
ト11を全面的に照射する。また対物レンズ7と蓄積性
蛍光体シト11との間において鏡体部1aには、電子線
2を遮断しうるシャッター19が設けられ、蓄積性蛍光
体シート11とフォトマルチプライヤ−15との間には
光シヤツター22か設けられている。そして前記透光窓
14には、蓄積性蛍光体シート11が発する輝尽発光光
のみを透過させ、励起光ビーム12aを取り除く光学フ
ィルターを備えたガラス20が嵌着されている。また鏡
体部1aの内部は通常の電子顕微鏡におけるのと同様に
、蓄積性蛍光体シート11が配置されている部分も含め
て、電子顕微鏡稼動中は真空ポンプ等の公知の手段によ
り真空状態に維持される。
以下、上記構成の電子顕微鏡像記録読取装置10による
電子顕微鏡像の記録、読取りについて詳しく説明する。
試料台5に試料8を載置し、電子銃3、集束レンズ4、
対物レンズ6および投影レンズ7を駆動させ、そして前
述のシャッター19を開くと(第1図図示の状態)、結
像面9に固定された蓄積性蛍光体シート11に、試料8
の拡大透過像8bを担持する電子線2のエネルギーが蓄
積される。この電子線露光の際に、光シヤツター22は
閉じられているのが好ましい。次いでシャッター19が
閉じられ光シヤツター22は開かれ、続いて前述のよう
に励起光源12から射出され、X−7両方向に偏向され
た励起光ビーム12aがシート11上に入射せしめられ
る。このように偏向された励起光ビーム12aにより蓄
積性蛍光体シート11は2次元的に走査され、該シート
11は上記電子線エネルギーのレベルに応じた強度の輝
尽発光光を放出する。
この輝尽発光光はシート11の裏側から、上記励起光ビ
ーム12aを取り除く光学フィルターを備えたガラス2
0を介してフォトマルチプライヤ−15によって受光さ
れ、輝尽発光光量が光電的に読み取られる。
上記輝尽発光光の光量を担持するフォトマルチプライヤ
−15の出力は、増幅器23によって適正レベルの電気
信号(読取画像信号)Sに増幅される。
次いでこの読取画像信号SはA/D変換器24において
、ディジタル画像信号Sdに変換され、信号処理回路2
5において例えば階調処理、周波数強調処理等の信号処
理を受けて画像再生装置60に送られる。
以下、上記画像再生装置60を詳しく示す第2図を参照
して、電子顕微鏡像の再生について説明する。画像再生
装置60の機台62へ収容されるマガジン64には、記
録材料としてロール状の熱現像感光材料66が収容され
ている。この感光材料66はその外周から引き出され、
カッタ68で所定長さに切断された後に、記録ドラムと
しての回転ドラム70の外周に巻き付けられるようにな
っている。この回転ドラム70の外周に対応して画像記
録用ヘッドとしての露光ヘッド72が配置されており、
この露光ヘッド72には3色の光ビームを発する発光素
子73が取り付けられている。これらの発光素子73の
作動(ON−OFFあるいは光出力)は、前記信号処理
回路25から出力された画像信号Sdを受ける変調回路
71により、この画像信号Sdに基づいて制御される。
それにより各発光素子73が発する光ビームが変調され
る。そして回転ドラム70が矢印り方向に回転されると
ともに、露光ヘッド72が該ドラム70の表面に沿って
その長手方向に移動されることにより、上記光ビームの
主走査、副走査がなされ、熱現像感光材料66には上記
光ビームが2次元的に照射される。これらの光ビームは
上述の通り画像信号Sdに基づいて変調されているので
、これらの光ビームの照射を受けた熱現像感光材料66
には、画像信号Sdが担持する画像、すなわち前述した
蓄積性蛍光体シート11に蓄積記録された試料8の電子
顕微鏡像が写真潜像として記録される。
露光後の感光材料66は回転ドラム70の逆転により、
スクレーパ74で回転ドラム70から剥離され、水塗布
部76で画像形成用溶媒としての水か付与された後に、
内部が加熱部とされた熱現像転写部78へと送られる。
一方、トレイ80に収容されている複数枚の受像材料8
2のうち最上部の1枚が、上記熱現像転写部78へ送ら
れる。
熱現像転写部78では互いに密着する搬送ローラ84.
86が入口部に設けられており、感光材料66と受像材
料82を密着させた後に出口部の搬送ローラ88.90
へと送り込むようになっている。中間部には搬送ローラ
92.94が設けられ、搬送ローラ84.86から送り
出されて密着している感光材料66と受像材料82を搬
送ローラ88.90へ送り出す。なお各搬送ローラは図
示しないモータにより駆動される。
各搬送ローラは、感光材料66と受像材料82の搬送経
路の反対側にそれぞれ配置されたヒータ96(電熱体)
によって、所定温度に加熱されるようになっている。熱
現像感光材料66がこれらの加熱された搬送ローラに接
することにより、該感光材料66の写真潜像が熱現像さ
れ、現像された画像は該感光材料66から遊離して、受
像材料82に転写される。
熱現像転写部78の後流には剥離手段98が配置されて
おり、熱現像転写部78から送り出された感光材料66
を廃棄感光材料収容箱96へ、受像材料82を乾燥装置
97へと分離して送り出すようになっている。上述のよ
うにして電子顕微鏡像が転写された受像材料82は、乾
燥装置97で乾燥された後に機台62の頂部に形成され
た取出トレイ98上へ送り出される。
以上説明のようにして、受像材料62には試料8の電子
顕微鏡像が最終的に記録される。ここで、信号処理回路
25において画像信号Sdにカラー化の処理を施せば、
上記電子顕微鏡像をカラー表示することができる。
なお信号処理回路25から出力された画像信号は、以上
説明のように直ちに画像再生装置60に送って電子顕微
鏡像再生に供してもよいし、あるいは後に画像再生する
ために、−旦磁気テープ、磁気ディスク等の記憶媒体2
8に記憶させておいてもよい。
上述のようにして輝尽発光光の読取り、すなわち電子顕
微鏡像の読取りが終了した後、光シヤツター22が閉じ
られ、ミラー17は励起光ビーム12aの光路中に入る
位置に立てられ、そしてこのミラー17の動作と連動し
て消去光源16が点灯される。
それによりシート11の表面には、該消去光源16が発
する消去光16aが照射される。蓄積性蛍光体シト11
に前記のように励起光ビーム12aが照射されても、該
シート11に蓄積されていた電子線エネルギーがすべて
放出される訳ではなく、残像が残る場合がある。しかし
上記のようにして蓄積性蛍光体シート11に消去光IB
aを照射すれば、上記残像が消去され、蓄積性蛍光体シ
ート11が再使用可能となる。またこの消去光照射によ
り、シート11の蛍光体中に不純物としてて含まれてい
る225 Raなどの放射性元素によるノイズ成分も放
出される。
上記消去光源16としては、例えば特開昭58−113
92号に示されているようなタングステンランプ、ハロ
ゲンランプ、赤外線ランプ、キセノンフラッシュランプ
あるいはレーザ光源等が任意に選択使用され得る。また
読取り用の励起光源12を消去用に兼用してもよい。
なお視野探しとピント合せのための画像は、以上説明し
たのと全く同様にして画像再生装置6oに出力可能であ
り、この画像を観察しながら視野探しとピント合せを行
なうことができる。またその他、CRT等のデイスプレ
ィ装置にモニタ画像を出力させ、このモニタ画像を観察
しながら視野探しとピント合せを行なってもよい。
次に、蓄積性蛍光体シートに照射する消去光16aの光
量の制御について説明する。消去光源16は一定照度の
消去光leaを発し、その点灯時間は光源駆動制御回路
50によって制御される。前述したディジタルの読取画
像信号Sdは、電子顕微鏡像の再生に供する他、上記点
灯時間の制御のために最大発光量検出部51と演算部5
2とに送られる。最大発光量検出部51は、1枚の画像
を担うすべての画像信号Sdからその最大値■。(クリ
ップされない範囲のもの)を求めるとともに、読取感度
設定部53が設定した読取感度についての信号Srを受
け、上記最大値■。と該信号Srが示す読取感度とに基
づいて、輝尽発光光の絶対発光量最大値Iを求める。な
お読取感度設定部53は、例えば電子顕微鏡像記録時の
電子線露出量に基づいて、読取感度を左右する条件すな
わち増幅器23のゲインや励起光ビーム12aの強度等
を最適に設定するものである。
上記絶対発光量最大値■を示す信号Siは、記憶部54
に送られる。蓄積性蛍光体シート11に残存する放射線
エネルギーレベルは、この絶対発光量最大値Iが高いほ
ど大きく、該エネルギーレベルが高いほど、それをほぼ
完全に(前述のノイズとならない程度まで)放出させる
のに必要な消去光照射量(照度×点灯時間)は高くなる
。記憶部54は、この絶対発光量Iの最大値毎に最適の
(残存放射線エネルギーをほぼ完全に放出させる必要最
少限の)消去光源点灯時間tをROM等に記憶しており
、該記憶部54は入力された絶対発光量最大値Iに対応
する必要点灯時間tを読み出し、この時間tを示す信号
Stを光源駆動制御回路50に送る。該光源駆動制御回
路50は、この信号Stが示す時間tだけ消去光源16
を点灯させる。こうすることにより、消去光源16の点
灯時間すなわち消去光照射量が必要最少限の最適量に制
御される。なお最大発光量検出部51、演算部52およ
び記憶部54等は、例えばマイクロコンピュータシステ
ム等から構成されるものである。
上述のようにして消去光照射量を最適に制御する処理は
、画像信号Sdのレベルがクリップされない範囲にある
とき、つまり該信号Sdが例えば第3図(2)の鎖線す
で示すような分布状態となっている場合に行なわれる。
それに対して、画像信号SdがA/D変換器24による
収録範囲の最大値をとったとき、つまり蓄積性蛍光体シ
ート11から発せられた輝尽発光光のレベルが特異的に
高くて、信号Sが一部クリップされているとき、最大発
光量検出部51はそのような画像信号で情報が示される
画素(クリップ画素)を含む画素列を示す信号Scを演
算部52に送る。演算部52はこの信号Scが示す画素
列の画像信号Sdのうち、クリップされていない画像信
号の分布状態(第3図(2)の実線a)に基づいて、ク
リップ画素における画像信号がもしクリップされなけれ
ば、どのような最大値Io+ をとった筈であるかを予
測する。この予測は、第3図(2)の実線aて示す信号
分布状態を例えばy = ea、、あるいはさらに簡単
にはy−bx等の関数に近似させ、この近似された関数
がクリップ画素の範囲Cの中点ではどのような値となる
かを計算することによってなされる。なお演算部52に
は、前記信号Scとともに、読取感度を示す信号Srも
人力され、演算部5zは予測された最大値tol と上
記信号Srが示す読取感度とに基づいて、該最大値■。
゛に対応する絶対発光量最大値I°を求める。演算部5
2は信号がクリップされた複数の画素列(このような画
素列が1つだけ存在するということは、通常有り得ない
)の各々について上記絶対発光量最大値I′をそれぞれ
求め、それらの最大値■゛のうちの最も大きい値を示す
信号Si″を記憶部54に送る。記憶部54においては
、この入力された信号Si′ に基づき、前記最大発光
量検出部51から信号Siが入力された場合と同様にし
て、消去光源点灯時間tがROM等から読み出される。
この時間tを示す信号Stは、光源駆動制御回路50に
送られる。該光源駆動制御回路50は、この信号Stが
示す時間tだけ消去光源16を点灯させる。こうするこ
とによりこの場合も、消去光源16の点灯時間すなわち
消去光照射量は、残存放射線エネルギーをほぼ完全に放
出させる必要最少限の最適量に設定されることになる。
(発明の効果) 以上詳細に説明した通り本発明のノイズ消去方法におい
ては、蓄積性蛍光体シートの一部から発せられた輝尽発
光光を検出して得た画像信号が、正しく放射線画像情報
を把握可能な範囲のレベルを超えているとき、該範囲内
にあるその他の画像信号の分布状態に基づいて、上記一
部に蓄積されている放射線エネルギーレベルを予測し、
この予測された放射線エネルギーレベルに基づいて消去
光の照射量を決定するようにしているから、蓄積性蛍光
体シートに対して特異的に多量の放射線が照射されても
、必要最少限の消去光照射量により、ノイズ成分となる
残存放射線エネルギーを確実に放出させることが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の方法を実施する電子顕微鏡像記録再生
システムの一例を示す概略図、第2図は上記システムに
用いられた画像再生装置を示す概略側面図、 第3図は本発明方法における蓄積放射線エネルギーレベ
ルの予測を説明する説明図である。 1・・電子顕微鏡    2・・・電子線8・・・試料
       9・・・電子顕微鏡の結像面10・・・
電子顕微鏡像記録読取装置 11・・・蓄積性蛍光体シート12・・・励起光源12
a・・・励起光ビーム  13・・・光走査系13a、
13b・・・光偏向器 15・・・フォトマルチプライヤ−16・・・消去光源
16a・・・消去光     23・・・増幅器24・
・・A/D変換器   25・・・信号処理回路50・
・・光源駆動制御回路 51・・・最大光量検出部52
・・・演算部      53・・・読取感度設定部5
4・・・記憶部 第 図 1L Z

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 放射線画像情報が蓄積記録されている蓄積性蛍光体シー
    トに励起光を照射し、 それにより該シートから発せられた輝尽発光光を光電的
    に検出して前記放射線画像情報を担う画像信号を得、 次いで前記蓄積性蛍光体シートに消去光を照射して該シ
    ートに残存している放射線エネルギーを放出させる際に
    、 前記蓄積性蛍光体シートの一部から発せられた輝尽発光
    光を検出して得た画像信号が、正しく放射線画像情報を
    把握可能な範囲のレベルを超えているとき、該範囲内に
    あるその他の画像信号の分布状態に基づいて、前記一部
    に蓄積されている放射線エネルギーレベルを予測し、 この予測された放射線エネルギーレベルに基づいて前記
    消去光の照射量を決定することを特徴とする蓄積性蛍光
    体シートのノイズ消去方法。
JP63223322A 1988-09-06 1988-09-06 蓄積性蛍光体シートのノイズ消去方法 Expired - Fee Related JPH07109483B2 (ja)

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