JPH027072A - 静電像現像用キャリヤ - Google Patents

静電像現像用キャリヤ

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JPH027072A
JPH027072A JP63160203A JP16020388A JPH027072A JP H027072 A JPH027072 A JP H027072A JP 63160203 A JP63160203 A JP 63160203A JP 16020388 A JP16020388 A JP 16020388A JP H027072 A JPH027072 A JP H027072A
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resin particles
carrier
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control agent
particles
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JP63160203A
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Masanori Kouno
誠式 河野
Kenji Tsujita
辻田 賢治
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Konica Minolta Inc
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G9/00Developers
    • G03G9/08Developers with toner particles
    • G03G9/10Developers with toner particles characterised by carrier particles
    • G03G9/113Developers with toner particles characterised by carrier particles having coatings applied thereto
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、電子写真法、静電記録法、静電印刷法等に用
いられる静電像現像用キャリヤ、特に、芯材上に樹脂を
コーティングした静電像現像用キャリヤに関する。
[発明の背景] トナーとキャリヤとからなる2成分系現像剤は、トナー
の帯電極性および帯電量を相当程度制御することができ
、また、トナーに゛付与することができる色彩の選択の
範囲が広いという利点がある。
その反面、トナーの摩擦帯電量が低いときには。
潜像担持体の非画像部にトナーが付着しやすくなり、そ
の結果カブリが発生するという問題点が生じ、また、ト
ナーの摩擦帯電量が高いときには、画像濃度が低下する
という問題点がある。従って、良好な現像を達成するた
めには、l−ナーを適正に摩擦帯電させることが必要と
される。
トナーの摩擦帯電性を向上させる手段としては。
トナーに荷電制御剤を含有させる方法と、キャリヤ側に
荷電制御剤を含有させる方法とがある。両者を比較する
と、前者は、トナーと共に荷電制御剤を消費するのに対
し、後者はキャリヤと共に繰返し使用できるので、コス
ト的に後者の方法が優れている。
キャリヤ側に荷電制御剤を付与する手段としては、芯材
に樹脂を被覆したコーテッドキャリヤの樹脂被覆中に、
荷電制御剤を含有させることが考えられる。そのために
は、荷電制御剤の含有に好ましいコーテッドキャリヤに
ついて検討する必要がある。
ところで、コーテッドキャリヤとしては、従来、以下の
ようなものが知られている。
(1)流動層式スプレーコーテッドキャリヤコーティン
グ用樹脂を溶剤に溶解して調製された塗布液を、流動層
を用いて磁性体粒子の表面にスプレー塗布し1次いで乾
燥して得られたコーテッドキャリヤ。
(2)浸漬式コーテッドキャリヤ コーティング用樹脂を溶剤に溶解して調製された塗布液
中に、磁性体粒子を浸漬して塗布処理し、次いで乾燥し
て得られたコーテッドキャリヤ。
(3)焼結式コーテッドキャリヤ コーティング用樹脂を溶剤に溶解して調製された塗布液
を、磁性体粒子の表面に塗布し、次いで、樹脂を焼結さ
せて得られたコーテッドキャリヤ。
(4)半乾式コーテッドキャリヤ キャリヤ芯材と樹脂粒子を機゛核的に混合し、キャリヤ
芯材の表面に樹脂粒子を付着させ被覆層を形成し、その
後、樹脂粒子を熱で溶融して固定化するか、または、溶
剤で溶解して固定することで得られたコーテッドキャリ
ヤ(特開昭63−37360号公報参照)。
[発明が解決しようとする課題] しかし、上記(1)〜(4)のキャリヤは、各々キャリ
ヤ自身について、および、被i屑中に荷電制御剤を含有
させることについて種々の欠点がある。
上記(1)の技術においては、溶剤を用いるため造粒率
が高くなり、その結果、キャリヤが大径化し所望の粒度
分布のキャリヤを得る場合に収率が大幅に減少し、また
、乾燥工程が必要とされるため、キャリヤの製造に相当
に長い時間を要し、生産性が低い問題点がある。
また、荷電制御剤をコーテッドキャリヤの被膜中に含有
させる場合には、塗布液中に荷電制御剤を溶解させ、あ
るいは、均一に分散させることが必要であるが、荷電制
御剤の中には、溶剤に溶解しにくいものや1分散しにく
いものもあるため、荷電制御剤の選択範囲が狭くなり、
また、塗布液中において荷電制御剤の分散状態が不均一
となりやすく、荷電制御剤が被膜中に均一に含有されな
いようになる。その結果、コーテッドキャリヤの摩擦帯
電性が不均一となり、そのため、当該コーテッドキャリ
ヤと組合せて用いられるトナーの摩擦帯電量がブロード
となり現像性が低下する問題点がある。
上記(2)の技術においては、磁性体粒子を直接浸漬し
て塗布処理するため、コーテイング後の乾燥においては
、造粒が著しく生じ、結局キャリヤの収率が大幅に減少
する。
そして、荷電制御剤をコーテッドキャリヤの被膜中に含
有させる場合、上記と同様の問題点がある。
上記(3)の技術においては、焼結に相当長い時間を要
し、また、溶剤を用いるため、@粒重も高くなりやすく
、生産性が低い問題点がある。その上、焼結により樹脂
を熱架橋さ・せるため、キャリヤの被覆層が不均一とな
りやすく、キャリヤの耐久性が低い問題点もある。
そして、荷電制御剤をコーテッドキャリヤの被膜中に含
有させる場合には、当該荷電制御剤が高い温度にさらさ
れるので、その劣化をta来する問題点がある。
上記(4)の技術においては、樹脂粒子を熱で溶融して
固定化するため、樹脂粒子の粘着性が高くなり、次のよ
うな問題を生ずる。
■樹脂粒子どうしが、また、樹脂粒子を介してキャリヤ
芯材どうしが凝集し、塊状化する。
■固定化する装置内部への粘着が発生する。
■樹脂粒子間に取り込まれたガスの膨張により気泡が発
生し、この気泡の抜けによるピンホールが形成されて、
被y1.層が不均一となり、耐久性が劣化する。
■気泡の発生に対応してピンホールを潰すには。
長時間の処理が必要となる。しかも、この場合。
上記のおよび■の問題がさらに進行することになる。
上記したように、(4)の技術によれば、被r11.N
の均一な耐久性のあるキャリヤを得ようとすると。
長時間の処理が必要となり、しかも、造粒率が高くなる
ため、fliにより選別しなけ九ばならず1手間がかか
ると共に、所望の粒度分布のキャリヤを得るのに収率が
低いという問題がある。
また、上記公報には、荷電制御剤を含有させる手段が開
示されていないが、固定時に高温状態に長時間おくこと
になるため、該荷電制御剤の分解、劣化等を招来するお
それがある。
一方、上記(4)の技術において、樹脂粒子を溶剤で溶
解して固定する場合には、上記(1)の技術について指
摘したと同様の問題点がある。
これに対して、本発明者等は、樹脂粒子を溶融や溶解を
行なわずに、衝撃力によって芯材にコーティングする、
いわば完全な乾式コーティングにより形成するコーテッ
ドキャリヤを提案した(特願昭62−67992号)、
さらに、この技術を用いて、磁性体粒子(芯材)と、樹
脂粒子と、荷電制御剤微粒子とを混合撹拌し、これに・
衝撃力を繰り返して付与することにより得られる。荷電
制御剤含有のキャリヤを提案した(特願昭62−679
93号)。
このようにして得られるキャリヤは、上記(1)〜(4
)の技術により得られるものと異なり簡単な手段により
、短時間で、しかも、高い収率でll造することができ
る。そして、このキャリヤは、優れた摩擦帯電性、優れ
た耐久性を発揮する。
ところで、上記特願昭62−67993号記載の発明に
よるキャリヤは、荷電制御剤が樹脂粒子に比べて芯材に
付着しやすいため、被r!I層の厚さ方向における荷電
制御剤の濃度分布が、芯材との界面側で高くなる傾向が
ある。このような濃度分布は、芯材界面での被Fjf/
11の接着力を弱める方向に作用する可能性が考えられ
る。そのため、被覆層の芯材に対する固着力を上げて、
機械的強度を向−ヒし。
耐久性をさらに向上するに際し、解決すべき課題である
と考えられる。
また、荷電制御剤の濃度分布の」−記したような傾向は
、被覆層の表面近傍の濃度が低くなって、ばらつきが大
きくなる可能性があることを意味する。キャリヤの帯電
性能は、被U表面近傍に存在する荷電制御剤に大きく支
配される。そのため、帯電性能を所望範囲に正確に制御
する必要がある場合、被覆層表面近傍における荷電制御
剤の含有量が容易に制御できることが要請される。
この他、上記(1)〜(4)の技術においても関係する
が、荷電制御剤が被rIIM中に取り込まれず、遊離し
て存在することが起きやすいという問題がある。この遊
離荷電制御剤は、静電的に被覆層表面に付着して、現像
剤として使用した場合、経時的にI−ナー側に移行して
帯電性能の劣化を生じる。
また、感光体上にも付着して、濃度低下、画像抜け、カ
ブリの問題を発生ずる。
本発明は、上記した事情に基づいてなされたもので、そ
の第1の目的は、簡単な手段により、短時間で、しかも
高収率で製造することができ、がっ、優れた摩擦帯電性
を有し、しかも、優れた耐久性を有する静電像現像用キ
ャリヤを提供することにある。
また1本発明の第2の目的は・、荷電制御剤の濃度分布
が被覆層の芯材との界面側に偏よらないようにできて、
被覆層の芯材に対する固着力を上げて機械的強度を向上
して、耐久性をより向上し。
また、被覆層表面近傍における荷電制御剤の含有量を容
易に制御できて、所望の41F電性能を有する静電像現
像用キャリヤを提供することにある。
本発明の第3の目的は、荷電制御剤の遊離を発生せず、
従って、遊離荷電制御剤の存在による静電現像時の各種
トラブルの発生を防止した静電像現像用キャリヤを提供
することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明は1課題を解決するための手段として。
キャリヤ芯材上に、荷電制御剤を表面に固着させた樹脂
粒子を、機械的衝撃を与えて被着固定する乾式コーティ
ングにより被覆させてなることを特徴とする。
上記乾式コーティングは、キャリヤ芯材と荷電制御剤を
固着させた樹脂粒子との混合物に、樹脂粒子が溶融しな
い温度で衝撃力を繰り返し付与するものであることが好
ましい。
本発明でいう、溶融しない温度とは、以下の測定により
求めた軟化点Tspより低い温度をいう。
測定ハ、7 ローテス9 r CF T −500J 
 (島津製作所製)を用いる。具体的には、測定条件を
荷重20ktc/a7.ノズルの直径L +nn+ 、
ノズルの長さ1m、予備加熱80℃で5分間、昇温速度
6℃/l1inとし、サンプル量1d(真比重X1cj
で表わされる重量)を測定記録したときに得られる、フ
ローテスタのプランジャー降下量−温度曲線(軟化流動
曲線)におけるS字曲線の高さをhとしたとき、h/2
のときの温度が軟化点Tspである。
また、上記静電像現像用キャリヤは、樹脂粒子の乾式コ
ーティングによる被着固定が樹脂粒子のガラス転移点よ
り50℃高い温度を上限とする品温の範囲で、衝撃力を
繰返し付与して得られるものであることが好ましい。す
なわち、芯材に付着した状態で衝撃力が付与されている
樹脂粒子の表面温度を、当該m脂粒子のガラス転移点よ
り50℃高い温度を含み、これより低い温度とする。従
って、ガラス転移点より低い温度であってもよい。
衝撃力の付与に際しては、樹脂粒子どうしの凝集や、荷
電制御剤の劣化を招かない品温において行なうことが好
ましい。例えば、衝撃力付与時間を短時間とすればよい
本発明でいうガラス転移点Tgは、示差走査熱量7M5
1法(D S C) i:従イ、例えばrD S C−
20」(セイコー電子工業社製)によって測定できる。
具体的には、試料約10mgを一定の昇温速度(10’
o / win)で加熱し、ベースラインと吸熱ピーク
の傾線との交点により得る。
また、本発明にいう品温とは、芯材に樹脂粒子を付着し
てなる粒子が、衝撃力を付与されて流動する粒子集団中
に、温度測定プローブを挿入して、該グローブに粒子を
ランダムに接触させて得られる、粒子の近似的な表面温
度の平均値をいう。温度測定プローブは、熱電対、測温
抵抗体等からなり、その起電力、抵抗値等を電気的に測
定することにより、温度を測定することができる。熱電
対としては、例えば、クロメル−アルメル熱電対が挙げ
られる。
本発明における品温の測定は、長さlOcw、直径6.
4■のステレンス(SUS304)製カバー付のクロメ
ル−アルメル熱電対(林電工株式会社製、T2O−に−
2−6,4−100−U−304−KX−G−300)
を用い、その端部を、後述する第1図に示す装置におけ
るリサイクル用配管内に、該配管のR部の肘の上部側か
ら、挿入深さ5cmで、先端が管断面のほぼ中央に位置
するキャリヤ芯材としては、rdi性体粒体粒子いられ
る。この磁性体粒子は不定形でよいが、好ましくは球形
である。磁性体粒子の大きさは、重量平均粒径が20〜
200μmの範囲が好ましく、30〜120μmの範囲
であればなお好ましい、20μmより小さい粒子は、樹
脂粒子との粒径比を1/10以下とすることが容易でな
く、被rIINが形成しにくい、一方、200μmより
大きい粒子は、きめの粗い画像となる。
また、上記樹脂粒子は1重量平均粒径が上記磁性体粒子
の1/10以下のものを用いることが好ましい、小さい
ものほど膜成形が容易になる利点がある。樹脂粒子は、
いかなる形状であってもよく、また、その表面は、平滑
でも凹凸があってもよい。
この樹脂粒子には、荷電制御剤を予め固着する。
両者の混合重量比は、比重等によっても異なり。
−概には規定することができないが9例えば、樹脂粒子
100部に対して、荷電制御剤0.1〜10部程度が好
ましい。
樹脂粒子への荷電制御剤の固着は、例えば、樹脂粒子と
荷電制御剤微粒子とを混合撹拌し、この混合物に1il
ff撃力を繰り返し付与することにより行なうことが好
ましい。この際の衝撃力は、樹脂粒子や荷電制御剤微粒
子が破砕されない大きさであればよい、また、ili!
力の付与に際しては、樹脂粒子どうしの凝集や、荷電制
御剤の劣化を招かない品温において行なうことが好まし
い0例えば、衝撃力付与時間を短時間とすればよい、な
お、各粒子の形状は、特に限定されない。
上記のように衝撃力を付与して荷電制御剤を樹脂粒子に
被着させると、樹脂粒子表面に荷電制御剤が強固に固着
して、荷電制御剤の遊離がほとんど発生しない、この場
合、荷電制御剤固着層上に、樹脂粒子固着層を設けると
、荷電制御剤の遊離の発生がほぼ完全に抑えられる。
また、衝撃力を付与して荷電制御剤を固着した樹脂粒子
は、全体的に球形化される。
本発明の一つの実施態様としては、芯材として平均粒径
20〜200μmの磁性体粒子と、平均粒径が当該磁性
体粒子の1/10以下であり、表面に荷電制御剤微粒子
を被着固定した樹脂粒子とを混合撹拌して均一な混合状
態とし、この混合物に衝撃力を繰り返して付与すること
により5荷電制御剤を被着した樹脂粒子を磁性体粒子上
に展延接着させて、被覆層中に荷電制御剤を含有したコ
ーテッドキャリヤを得るものがある。
磁性体粒子と、樹脂粒子との混合重量比は、磁性体の比
重等によっても異なり、−概には規定することができな
いが、例えば、磁性体粒子と樹脂粒子の混合重量比は、
100:1〜100:10程度が好ましい。
磁性体粒子と樹脂粒子との混合物に加える衝撃力は、磁
性体粒子と樹脂粒子が粉砕されない大きさであればよい
1例えば、トナーの製造において粉砕時に通常必要とさ
れる機械的エネルギーの115〜1/10程度の大きさ
のi撃力であればよい。
磁性体粒子としては、上記したように、重量平均粒径が
20〜200μmの磁性体粒子を用いる。
当該重量平均粒径が過小のときには、得ら九るコーテッ
ドキャリヤが小径なものとなるので、潜像担持体へのキ
ャリヤ付着が生じやすくなり、その結果1画質が劣化す
る。一方1重量平均粒径が過大のときには、得られるコ
ーテッドキャリヤが大径なものとなるので、比表面積が
小さくなる。
その結果、トナーを適正に摩擦JiF Mlさせるため
には、トナー濃度を厳密に制御することが必要とされ、
設備コストが高価となり、また、コーテッドキャリヤを
現像剤担持体上に均一に、しかも、高い密度で担持させ
ることが困難となり、その結果、キャリヤに付着して現
像空間に搬送されるトナー量が不安定となって現像性が
悪°くなり、画質の劣化を招来する。
磁性体粒子の材料としては、磁場によってその方向に強
く磁化する物質、例えば、鉄、フェライト、マグネタイ
トをはじめとする鉄、ニッケル、コバルト等の強磁性を
示す金属、あるいは、これらの金属を含む合金または化
合物、強磁性元素を含まないが適当に熱処理することに
よって強磁性を示すようになる合金、例えば、マンガン
−銅−アルミニウムもしくはマンガン−銅−錫等のホイ
スラー合金とよばれる種類の合金または二酸化クロム等
を用いることができる。
なお、フェライトとは、ここでは鉄を含有する磁性酸化
物を総称しており、MO−F e、O,の化学式で示さ
れるスピネル型フェライトに限定されない。なお、上記
化学式において1Mは2価の金属を表し、具体的には、
ニッケル、銅、亜鉛、マンガン、マグネシウム、リチウ
ム等を表す。
磁性体粒子は、その円形度が、0.70以上であること
が好ましい、このような円形度の高い磁性体粒子を用い
るときには、得られるコーテッドキャリヤが円形度の高
いものとなるので、キャリヤの流動性が高くなり、その
結果、適正な量のトナーを現像空間に安定に搬送するこ
とが可能となって一漕優れた現像性が発揮される。
ここで1円形度とは、次式で定義されるものをいう。
この円形度は1例えば画像解析装置(日本アビオニクス
社製)を用いて測定することができる。
樹脂粒子としては、上記したように、重量平均粒径が磁
性体粒子の1710以下である樹脂粒子を用いる。樹脂
粒子の重量平均粒径が過大のときには、li!性体粒体
粒子面に樹脂粒子が展延しにくくなり、乾式コーティン
グ処理が困難となる。
樹脂粒子の材料としては、特に限定されず、種々の樹脂
を用いることができる。すなわち、本発明においては乾
式コーティングによりコーテッドキャリヤを得るため、
溶剤に溶解しにくい樹脂をも用いることが可能となり、
樹脂の選択範囲が相当に広い、具体的には1例えば、ス
チレン系樹脂、アクリル系樹脂、スチレン−アクリル系
樹脂。
ビニル系樹脂、エチレン系樹脂、ロジン変成樹脂、ポリ
アミド樹脂、ポリエステル樹脂等の種々の樹脂を用いる
ことができる。これらの樹脂は組合わせて用いてもよい
。特に、スチレン系樹脂、アクリル系樹脂およびスチレ
ン−アクリル系樹脂が好ましい。
スチレン系樹脂もしくはスチレン−アクリル系樹脂の製
造に用いられるスチレン系単量体の具体例としては、例
えば、スチレン、0−・メチルスチレン、m−メチルス
チレン、P−メチルスチレン、α−メチルスチレン、p
−エチルスチレン、2,4−ジメチルスチレン、p−n
−ブチルスチレン、p−tert−ブチルスチレン、p
 −fl−へキシルスチレン、p−n−オクチルスチレ
ン、ρ−n−ノニルスチレン、p−n−デシルスチレン
、p−n−ドデシルスチレン、p−メトキシスチレン、
p−フェニルスチレン、p−クロルスチレン、3,4−
ジクロルスチレン等を挙げることができ、これらの単量
体は単独で用いてもよいし、複数のものを組合せて用い
てもよい。
また、アクリル系樹脂もしくはスチレン−アクリル系樹
脂の製造に用いられるアクリル系単量体の具体例として
は、例えば、アクリル酸、アクリル酸メチル、アクリル
酸エチル、アクリル酸n −ブチル、アクリル着イソブ
チル、アクリル酸プロピル、アクリル酸n−オクチル、
アクリル酸ドデシル、アクリル酸ラウリル、アクリル酸
2−エチルヘキシル、アクリル酸ステアリル、アクリル
酸2−クロルエチル、アクリル酸フェニル、α−クロル
アクリル酸メチル等のアクリル酸もしくはそのエステル
類;メタクリル酸、メタクリル酸メチル、メタクリル酸
エチル、メタクリル酸プロピル、メタクリル酸n−ブチ
ル、メタクリル酸イソブチル、メタクリル酸n−オクチ
ル、メタクリル酸ドデシル、メタクリル酸ラウリル、メ
タクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸ステアリ
ル、メタクリル酸フェニル、メタクリル酸ジメチルアミ
ノエチル、メタクリル酸ジエチルアミノエチル等のメタ
クリル酸もしくはそのエステル類;その他を挙げること
ができ、これらの単量体は単独で用いてもよいし、複数
のものを組合せて用いてもよい。
前記スチレン−アクリル系樹脂を得る場合において、ス
チレン系単量体と、アクリル系単量体の組成比は、重量
比で9:1〜1:9であることが好ましい、スチレン成
分はコーテイング膜を硬くし、アクリル成分はコーテイ
ング膜を強靭なものとする。また、これらに組成比を適
宜変更することにより、コーテッドキャリヤとトナーと
の摩擦帯電におけるトナーの帯電量を相当程度制御する
ことができる。
また、スチレン−アクリル系樹脂としてその重量平均分
子量Mwが30,000〜200,000のものを用い
てコーテッドキャリヤを形成する場合には、樹脂粒子の
磁性体粒子への固着強度が高いものとなり、キャリヤの
耐久性が向上する。このような樹脂によれば、コーテッ
ドキャリヤ粒子の粘着性が低くて耐ブロッキング性が優
れ、またトナー物質がキャリヤ粒子の表面に付着するい
わゆるトナーフィルミングの発生を有効に防止すること
ができる。
荷電制御剤微粒子としては、上記樹脂粒子に均一に固着
し得る粒径であればよい1例えば、重量平均粒径が2μ
m以下であるものが好ましい。荷電制御剤微粒子の重量
平均粒径が過大のときには、樹脂粒子の表面に荷電制御
剤微粒子が均一固着しにくくなり、その結果としてトナ
ーの摩擦帯電性にバラツキが生ずることが起こり得る。
荷電制御剤微粒子の材料としては1種々の染料もしくは
顔料等を用いることができる。具体的には、キャリヤを
負帯電性にするものとしては、例えば特開昭57−14
1452号、特開昭58−7645号、特開昭58−1
11049号、特開昭58−185653号、特開昭5
7−167033号、特公昭44−6397号の各公報
等に開示されている2:1型含金アゾ染料;例えば特開
昭57−104940号、特開昭57−111541号
、特開昭57−124357号、特開昭53−1277
26号の各公報等に開示されている芳香族オキシカルボ
ン酸、芳香族ダイカルボン酸の金属錯体;例えば特開昭
52−45931号公報に開示されている銅フタロシア
ニン染料のスルホニルアミン誘導体あるいは綱フタロシ
アニンのスルホンアミド誘導体染料、銅フタロシアニン
のスルホンアミドおよびスルホン酸またはスルホン酸塩
誘導体染料;等を挙げることができる。
また、キャリアを正帯電性にするものとしては、例えば
特開昭49−51951号、特開昭52−1.0141
号の各公報等に開示されている第4級アンモニウム化合
物;例えば特開昭56−11461号、特開昭54−1
58932号の各公報、米国特許節4 、254 、2
05号明細書等に開示されているアルキルピリジニウム
化合物、アルキルピコリニウム化合物;例えばニグロシ
ンSO、ニグロシンEX等のニグロシン系染料:例えば
特開昭49−80320号公報に開示されている付加縮
合体等を挙げることができる。
キャリヤの重量平均粒径は、磁性体粒子に対応した適正
な範囲にあることが好ましい、すなわち。
キャリヤの重量平均粒径が過小のときには、潜像担持体
へのキャリヤ付着が生じやすくなって画質が劣化する。
一方、重量平均粒径が過大のときには、比表面積が小さ
くなるため、トナーを適正に摩擦帯電させることが困難
となり、また、キャリヤを現像剤担持体上に均一にしか
も高い密度で担持させることが困難となり、現像性が悪
化する。
また、特性の揃ったキャリヤ・とするためには、キャリ
ヤの粒度分布は狭いことが好ましい。
なお、重量平均粒径は、「マイクロトラック」(リード
・アンド・ノースラップ(LIEEDS &N0RTI
IRUP)社製、 TYPIE7981−OX)を用イ
テ乾式で測定されたものである。
本発明の静電像現像用キャリヤは1例えば、以下ような
方法により製造することができる。
すなわち、重量平均粒径が20〜200μmの磁性体粒
子と、重量平均粒径が当該磁性体粒子の1/10以下で
あり、荷電制御剤を固着した樹脂粒子とを、例えば、通
常の撹拌装置等により混合撹拌して均一に混合し、得ら
れた混合物を、例えば、通常の衝撃式粉砕装置を改良し
7た装置等に移し、当該装置を通常の粉砕を行うときの
、例えば、約1/10程度の回転数に調整した状態で、
混合物に衝撃力を1例えば、1〜20分間にわたり繰り
返して付与することにより、磁性体粒子の表面に樹脂粒
子を展延付着させてコーテッドキャリヤを得る。
第1図に本発明の乾式コーティングに好ましく用いられ
る装置の一例を示す、同図において。
11は原料投入弁、12は原料投入シュート、13は製
品排出弁、14は製品排出シュート。
15は回転盤(ローター)、16は回転盤15上に設け
られたブ1ノード(回転羽根)、17はステータ、 1
8はリサイクル用配管、19はジャケット(冷却あるい
は加温可能)、20はケーシング、21はクロメル−ア
ルメル熱電対を温度測定プローブとする品温針である。
また、サイクル用配管18、投入および排出シュー1−
12.14部分をジャケット構造とし、冷却あるいは加
熱する構造してでもよい。
この装置においては、原料投入弁11より封入された磁
性体粒子と樹脂粒子の混合物が、回転盤15、ブレード
16により回転分散されながら、回転m15.ブレード
16およびステーター17との衝突や粒子同志の衝突に
より、11I17撃力を与えられ、樹脂粒子が磁性体粒
子の表面に展延固着され、さらに、リサ・rクル用配管
18を循環しながら、このような*撃力を繰り返しうけ
ることにより固定されて、乾式コーティングが達成され
る。
同図において、矢印は、原料粒子等の軌跡を示す。
上記第1図に示す装置において、衝撃力は、樹脂粒子が
溶融しない温度で繰り返し付与されるものであることが
好ましい、特に、樹脂粒子のガラス転移点より50℃高
い温度を上限とする品温の範囲で衝撃力が付与されるこ
とが好ましい。
なお1品温は、キャリヤがリサイクル用配管18を通過
する際に、品温針21にて測定される。
樹脂粒子のガラス転移点より50℃高い温度を超えると
、しだいに樹脂粒子の粘着性が高くなり、その結果、樹
脂粒子どうしが凝集し塊状化しやすくなる。そして、温
度が高くなるほど磁性体粒子どうしが樹脂粒子により結
合されて造粒するようなり、樹脂粒子が溶融し始める温
度に達すると、磁性体粒子の表面に樹脂粒子を均一に付
着させることが困難となる この装置は、樹脂粒子に荷電制御剤粒子を固着させる際
にも使用できる。従って、同一の装置により、先ず樹脂
粒子に荷電制御剤微粒子を固着させ、ついで、この樹脂
粒子を磁性体粒子に固着させるようにしてもよい。
本発明のキャリヤの被覆層の膜厚は、磁性体粒子と樹脂
粒子の混合重量比で決定される。ところで−度に多量の
樹脂粒子をコーティングするより。
磁性体粒子を樹脂粒子の単一粒子層で覆った状態で?#
撃力を付与するほうが成膜しやすい。このような単一粒
子層による乾式コーティングの場合には、樹脂粒子の粒
径比を適宜選定することにより膜厚を調製するこができ
る。そして、このような乾式コーティングを繰り返し行
なうことにより、目的の膜厚で被覆層を形成することが
できる。
キャリヤの被覆層の荷電制御剤の含有率は、樹脂粒子に
対する荷電制御剤を所望量固着させることにより適宜設
定することができる。
また、荷電制御剤を固着した樹脂粒子を固着していない
樹脂粒子により希釈して、全体として所望の荷電制御剤
含有率としてもよい、このようにすると、樹脂粒子どう
しの静電的反発が減少するため、磁性体粒子表面に対す
る単一層固着密度を高くすることができる。これは、一
定膜厚を得るために必要な乾式コーティングの回数の減
少となる。
なお、荷電制御剤の固着量の異なる樹脂粒子を適宜混合
することにより、荷電制御剤の含有率を制御してもよい
[作用効果] 本発明は、芯材に対し、樹脂粒子を衝撃力によりコーテ
ィングする。すなわち、芯材と樹脂粒子とを混合し、こ
の混合物に繰り返し衝撃力を与えることによりコーティ
ングする。芯材と樹脂粒子とを混合すると、樹脂粒子が
静電的に芯材」二に付着した状態となっている。この状
態で?#撃力を付与すると、その機械的エネルギにより
、樹脂粒子相互および樹脂粒子と芯材とが被着され、樹
脂粒子が芯材表面上で一体の層をなして被覆層を形成す
る。この結果、耐久性の優れたキャリヤを形成すること
ができる。
この衝撃力を与える際、本発明では、樹脂粒子を溶融し
たり、溶解することがない、従って、溶融、溶解等の手
段を必要とせず、簡単な手段によりコーティングを行な
うことができる。しかも、樹脂粒子の溶融、溶解に伴な
う各種トラブル、特に、造粒を起こすことがほとんどな
いので、高収率でキャリヤを得られる。その結果、現像
剤に造粒物が混入する率を非常に低くすることができて
、造粒物に基因する画像のカブリや、感光体のクリーニ
ング不良の発生を抑えることができる。
また、本発明では、荷電制御剤を予め樹脂粒子に固着し
てあり、しかも、コーティング時に高温にさらされるこ
とがないので形成された被覆層において、優れた摩擦帯
電性を発揮する。しかも、荷電制御剤が遊離しにくいの
で、ti離荷電制御剤の存在による静ft現像時に生じ
る各種トラブル、例えば、荷電制御剤が1〜ナー側に移
行することによる帯電性能の劣化、荷電制御剤が感光体
に付着することによる濃度低下1画像抜け、カブリの問
題等を防止できる。
さらに、本発明では、荷電制御剤が樹脂粒子に予め固着
しであるので、荷電制御剤の濃度分布が被覆層の芯材と
の界面側に偏よ′らないようにできる。その結果、被覆
層の芯材に対する固着力を上げて機械的強度を向として
、耐久性をより向上することができる。また、被覆層表
面近傍における荷電制御剤の含有量を容易に制御できて
、所望の帯電性能を有する静電現像用キャリヤを実現す
ることができる。
[実施例] 以下1本発明の実施例について説明する。なお、本発明
は、これらの実施例に限定されるものではない。
(キャリヤの製造) 実施例−1 メチルメタクリレート−ブチルメタクリレート共重合樹
脂(Tg=71℃、Tsp=189℃。
平均粒径7.7μm)100重量部、荷電制御剤ニグロ
シンSO(オリエント化学工業社製、平均粒径0.3μ
m)4重量部を、YGG混合機((株)ヤヨイ製)によ
り1100ppで20分間混合して、樹脂粒子上に荷電
制御剤を均一に付着させた混合物を得た。
この混合物を、ハイブリダイザ−NH8−1型(奈良機
械製)を第1図のように改造した装置で、室温20℃に
て衝撃力を3分間繰り返し付与し、荷電制御剤を表面に
固着させた平均粒径7.4μmの樹脂粒子を得た。
この樹脂粒子12重量部と、鉄粉キャリヤDSP−13
8(同和鉄粉社製、平均粒径100μ履。
円形度0.75) 1000重量部を、YGG混合機(
(株)ヤヨイ製)で1100rpで20分間混合して、
樹脂粒子が均一に鉄粉キャリヤ上に付着した混合物を得
た。
さらに、得られた混合物を、ハイブリダイザ−NH3−
1型(奈良機械)改造機で、室温にて衝撃力を10分間
繰り返し付与し、コーテッドキャリヤを得た。
品温は、最高120℃まで上昇した。また、造粒の発生
はなかった。これは、80メツシユ(177μm)の篩
上回収物が無いことで確認した。
実施例−2 ポリメチルメタクリレート樹脂(綜研化学MP100O
,T g = 118℃、T s p = 289℃、
平均粒径7.5μm)を、混線、粉砕、分級して平均粒
径7.5μmに調整したポリマー粒子100重置部、ニ
グロシンSO3,5重量部を用いて、実施例−1と同様
な方法で樹脂粒子を得、さらに、実施例−1と同じ芯材
を用いて同じ方法によりコーテッドキャリヤを得た。
途中で得られた、荷電制御剤を固着した樹脂粒子の平均
粒径は、7.3μmであった。
品温は最高123℃まで上昇した。また造粒の発生はな
かった。
実施例−3 スチレン−メチルメタクリレート共重合樹脂(Tg=1
06℃、Tsp=186℃、平均粒径7.4μm)10
0重量部、スビロンブラックTRH(保止ケ谷化学工業
社製 平均粒径0.2μm)5重量部を用いて、実施例
−1と同様な方法で樹脂粒子を得、さらに実施例−1と
同じ芯材を用いて同じ方法により、コーテッドキャリヤ
を得た。
途中で得られた。荷電制御剤を固着した樹脂粒子の平均
粒径は、7.2μmであった。
品温は最高118℃まで上昇した。また造粒の発生はな
かった。
実施例−4 スチレン−メチルメタクリレート−ブチルメタクリレー
ト共重合樹脂(Tg=71℃、Ts p=173℃、平
均粒径8.2μm)100ffi量部、スピロンブラッ
クT RH5重量部を用いて、実施例−1と同様な方法
で樹脂粒子を得、さらに実施例−1と同じ芯材を用いて
同じ方法により、コーチイツトキャリヤを得た。
途中で得られた。荷電制御剤を固着した樹脂粒子の平均
粒径は、8.1μmであった。
品温は最高121℃まで上昇した。また造粒の発生はな
かった。
実施例−5 荷電制御剤を固着した樹脂粒子を芯材に被着固定する際
、ハイブリダイザ−NMS−1型改造機のジャケット部
を51℃に加温′した他は、実施例−1と同様にして、
コーテッドキャリヤを得た。
品温は最高167℃まで上昇した。また造粒の発生は6
%であった。
比較例−1 鉄粉DSP−138(平均粒径100μm、同和鉄粉社
@) 1000重量部、メチルメタクリレート−ブチル
メタクリレート共重合樹脂(Tg=71℃、Tsp=1
89℃、平均粒径7.7μm)12重量部と、荷電制御
剤ニグロシンSO(オリエント化学社製、平均粒径0.
3p m) 0.5重量部とを、YGG混合機((株)
ヤヨイm>で1100rpで20分間混合し、得られた
混合物をハイブリダイザ−NMS−1型(奈良機械!J
&)を改造した装置に仕込み、室温で当該混合物にml
力を10分間繰り返し付与し、コーテッドキャリヤを得
た。
品温は最高120℃まで上昇した。造粒の発生はなかっ
た。
比較例−2 荷電制御剤ニグロシンsoi、o重量部とした以外は、
比較例−1と同様にして、コーテッドキャリヤを得た。
品温は最高119℃まで上昇した。造粒の発生はなかっ
た。
比較例−3 鉄粉DSP−138を1000重量部、スチレン−メチ
ルメタクリレート−ブチルメタクリレート共重合樹脂1
2重量部と、荷電制御剤スビロンブラックTRH0,6
重量部とした以外は、比較例−1と同様にして、コーテ
ッドキャリヤを得た。
平均粒径は、8.2μmであった0品温は最高121℃
まで上昇した。造粒の発生はなかった。
比較例−4 スビロンブラックTRHI、O重量部とした以外は、比
較例−3と同様にして、コーテッドキャリヤを得た。
品温は最高117℃まで上昇した。造粒の発生はなかっ
た。
比較例−5 荷電制御剤を固着した樹脂粒子を芯材に被着固定する際
、ハイブリダイザ−N’M S −1型改造機のジャケ
ット部を61℃に加温した他は、実施例−1と同様にし
て、コーテッドキャリヤを得た。
品温は最高195℃まで上昇した。造粒の発生が有り、
80メツシユ(177μm)の篩で造粒物を除去したと
ころ、造粒率は41重量%であった。また、リサイクル
用配管および回転羽根への融着が発生した。
得られたコーテッドキャリヤの表面は、粗く不均一であ
った。
比較例−6 荷電制御剤を固着した樹脂粒子を芯材に被着固定する際
、ハイブリダイザ−NH8−1型改造機のジャケット部
を72℃に加温した他は、実施例−1と同様にした。
品温は最高204℃まで上昇した。多数の造粒の発生が
有り、装置内壁、リサイクル用配管および回転羽根への
融着が激しく、コーテッドキャリヤの回収ができなかっ
た。
比較例−7 荷電制御剤を固着した樹脂粒子を芯材に被着固定する際
、ハイブリダイザ−NH8−1型改造機のジャケット部
を、150〜200℃の範囲内に加温した他は、実施例
−2と同様にした。
品温は最高300℃まで上昇した。多数の造粒の発生が
あり、装置内壁、リサイクル用配管および回転羽根への
融着が激しく、コーテッドキャリヤの回収ができなかっ
た。
実施例−1〜5および比較例−5〜7を表−1(現像剤
の調整) 上記実施例および比較例で製造したキャリヤ97重量部
と、Wl、子写真複写機rU−Bix1550MRJ 
 (コニカ(株)11)用トナー3重量部とを、YGG
混合機((株)ヤヨイ製)でIQOrpmで20分間混
合して、現像剤を調整した。
(現像剤の評価) 実施例−1,2,5および比較例−1,2,5゜6.7
のキャリヤを用いた現像剤は、電子写真機rU−Bix
  2022J  (コニカ(株)11)改造機により
、また実施例3,4、比較例3,4を用いた現像剤は、
電子写真複写機rU−Bix1550MRJ  (コニ
カ(株)製)改造機により。
ともに温度33℃、相対湿度80%の環境条件下におい
て、実写評価を実施した− トナーの摩擦IF電量の経時変化を公知のブローオフ法
により求めた。
上記各実施例および比較例についての、ランニング結果
を第2,3図に示す。
第2図に実施例−1のキャリヤの性能を○印で、実施例
−2を0印で、実施例5をΔ印で、第3図に実施例−3
をO印で、実施例−4を0印で示した。 これらの結果
より明らかなように、実施例−1,2および5は、5万
コピーまで、実施例−3および4は、4万コピーまで適
正なトナー摩擦帯電量を維持し、安定した良好な画像が
得られた。
第2図に比較例−1のキャリヤの性能を・印で示した。
この比較例−1のキャリヤは、適正なトナー摩擦Tr電
量が得られず、初期よりカブリを生じ、1万コピー以降
、トナーの飛散が激しくなり、1万コピーで実写評価を
中止した。
第2図に比較例−2のキャリヤの性能を1印で示した。
この比較例−2のキャリヤは、初期には適正なトナー摩
擦帯電量を有したが、2万コピー以後急激な劣化を示し
た。3万コピー以降カブリが発生し、トナー飛散が激し
くなり、3万5千コピーで実写評価を中止した。画像か
ら判定した実質的な耐久性は2万コピーであった。
第3図に比較例−3のキャリヤの性能を・印で示した。
この比較例−3のキャリヤは、適正なトナー摩擦帯電量
が得られず、初期よりカブリが発生した。
また、2500コピー以降l−ナー飛敗が激しく、50
00コピー以降機内汚れが激しいため1万コピーで実写
評価を中止した。
第3図に比較例−4のキャリヤの性能を■印で示した。
この比較例−4のキャリヤは、初期には適正なトナー摩
擦帯電性能を与えるが、経時的にトナー摩擦帯電性能が
劣化し、2万5千コピーでカブリが発生し、トナー飛散
も生じたため、3万コピーで実写評価を中止した1画像
か・ら判定した実質的な耐久性は2万コピーであった。
第2図に比較例−5のキャリヤの性能をム印で示した。
この比較例−5のキャリヤは、初期的には適正なトナー
摩擦帯電性能を与えたが、経時的な劣化を生じ、3万5
千コピー以後カブリを発生した。
また4万コピー以後トナー飛散による機内汚れが激しい
ため4万5千コピーで実写評価を中止した。
画像が判定した実質的な耐久性は2万コピーであった。
なお、比較例−6および比較例−7はキャリヤの回収が
できず、ランニング実験は不可能であった。
以上の説明から明らかなように、荷電制御剤を表面に固
着させた樹脂粒子を、該樹脂粒子が溶融しない温度、好
ましくは、該樹脂粒子のガラス転移点より50℃高い温
度を上限とする品温の範囲で衝撃力を繰り返し付与した
静電像現像用キャリヤは、造粒の発生がなく、収率が高
く適正な摩擦帯電性が得られ、カブリの発生、トナーの
飛散がなく、大量ランニングにおいて安定した実写性能
を示した。
【図面の簡単な説明】 第1図は改造型ドライコーティング装置の構成量と実写
枚数との関係を示すグラフである。 11・・・原料投入弁 12・・・原料投入シュート 13・・・製品排出弁 14・・・製品排出シュート 15・・・回転盤 16・・・ブレード 17・・・ステーター 】8・・・リサイクル用配管 19・・・ジャケット 20・・・ケーシング 21・・・品温針 第1図

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)キャリヤ芯材上に、荷電制御剤を表面に固着させ
    た樹脂粒子を、機械的衝撃を与えて被着固定する乾式コ
    ーティングにより被覆させてなることを特徴とする静電
    像現像用キャリヤ。
  2. (2)上記乾式コーティングが、キャリヤ芯材と荷電制
    御剤を固着させた樹脂粒子との混合物に、樹脂粒子が溶
    融しない温度で衝撃力を繰り返し付与するものである請
    求項1記載の静電像現像用キャリヤ。
  3. (3)上記乾式コーティングが、樹脂粒子のガラス転移
    点より50℃高い温度を上限とする品温の範囲で、衝撃
    力を繰り返し付与するものである請求項1記載の静電像
    現像用キャリヤ。
  4. (4)樹脂粒子として、荷電制御剤を固着させたものと
    、固着させていないものとを混合して用いる請求項1、
    2または3記載の静電像現像用キャリヤ。
  5. (5)荷電制御剤を表面に固着させた樹脂粒子として、
    樹脂粒子と荷電制御剤微粒子とを混合撹拌し、この混合
    物に衝撃力を繰り返し付与することにより得られるもの
    を用いる請求項1、2、3または4記載の静電像現像用
    キャリヤ。
JP63160203A 1988-06-27 1988-06-27 静電像現像用キャリヤ Pending JPH027072A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009204959A (ja) * 2008-02-28 2009-09-10 Sharp Corp キャリア、それを用いた二成分現像剤、及び該二成分現像剤を用いる画像形成装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009204959A (ja) * 2008-02-28 2009-09-10 Sharp Corp キャリア、それを用いた二成分現像剤、及び該二成分現像剤を用いる画像形成装置

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