JPS63298254A - 静電像現像用キャリア - Google Patents

静電像現像用キャリア

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JPS63298254A
JPS63298254A JP62131258A JP13125887A JPS63298254A JP S63298254 A JPS63298254 A JP S63298254A JP 62131258 A JP62131258 A JP 62131258A JP 13125887 A JP13125887 A JP 13125887A JP S63298254 A JPS63298254 A JP S63298254A
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carrier
particles
coating
silicone resin
magnetic particles
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JP62131258A
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Yoshiaki Koizumi
小泉 美明
Satoru Ikeuchi
池内 覚
Kenji Tsujita
辻田 賢治
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電子写真法、静電記録法、静電印刷法等に用
いられる静電像現像用キャリアに関するものである。
〔発明の背景〕
一般に、電子写真法においては、光導電性材料よりなる
感光層を有する潜像担持体すなわち感光体に均一な静電
荷を与えた後、画像露光を行うことにより当該感光体の
表面に静電潜像を形成し、この静電潜像を現像剤により
現像してトナー画像が形成される。得られたトナー画像
は紙等の転写材に転写された後、加熱あるいは加圧など
により定着されて複写画像が形成される。
静電潜像を現像する方法としては、湿式現像法と、乾式
現像法とが知られている。前者の湿式現像法は、液体現
像剤を用いるため悪臭を放つ問題点があり、また転写材
を乾燥するために高いエネルギーを必要とし高速複写が
困難である問題点がある。後者の乾式現像法は、そのよ
うな問題点を有せず、静電潜像の現像方法として好まし
い方法である。
乾式現像法に用いられる現像剤としては、一般に、磁性
体を含有してなる磁性トナーのみよりなるいわゆる1成
分系現像剤と、磁性体を含有しない非磁性トナーと磁性
を有するキャリアとよりなるいわゆる2成分系現像剤と
が知られている。
後者の2成分系現像剤は、トナーとキャリアとを機械的
に攪拌することによってトナーを摩擦帯電さ、せるので
、キャリアの特性、攪拌の条件等を選定することにより
、トナーの帯電極性および帯電量を相当程度制御するこ
とが可能であり、またトナーに付与することができる色
彩の選択範囲が広く、これらの点で前者の1成分系現像
剤よりも優れている。
2成分系現像剤に用いられるキャリアとしては、キャリ
アの耐久性、摩擦帯電性等の向上を図ることができるこ
とから、磁性体粒子の表面を樹脂によりコーティングし
てなるコーティングキャリアが好ましく用いられている
斯かるコーティングキャリアとしては、従来以下のよう
なものが知られている。
(1)流動層式スプレーコーティングキャリアコーティ
ング用樹脂を溶剤に溶解して調製された塗布液を、流動
層を用いて磁性体粒子の表面にスプレー塗布し、次いで
乾燥して得られたコーティングキャリア。
(2)浸漬式コーティングキャリア コーティング用樹脂を溶剤に熔解して調製された塗布液
中に、磁性体粒子を浸漬して塗布処理し、次いで乾燥し
て得られたコーティングキャリア。
(3)焼結式コーティングキャリア コーティング用樹脂を溶剤に溶解して調製された塗布液
を、磁性体粒子の表面に塗布し、次いで樹脂を焼結させ
て得られたコーティングキャリア。
(発明が解決しようとする問題点〕 しかしながら、上記(1)の技術においては、溶剤を用
いるため造粒率が高くなり、その結果キャリアが大径化
し所望の粒度分布のキャリアを得る場合に収率が大幅に
減少し、また、乾燥工程が必要とされるため、キャリア
の製造に相当に長い時間を要し、生産性が低い問題点が
ある。また、コーティング用樹脂として特にシリコーン
系樹脂を用いる場合には、膜剥離が生じやすくキャリア
の耐久性が低いという問題点がある。さらには、コーテ
ィング用樹脂が溶剤に溶解しにくいものである場合には
、この方法ではコーティングが実質上不可能となる。こ
れに対して、時間短縮を図って生産性を高くするために
、■塗布液におけるコーティング用樹脂の濃度を高くし
、あるいは■スプレーノズルの本数を多(する、ことが
考えられる。しかしながら、上記■の場合には、塗布液
の粘度が高くなるため、塗布液が磁性体粒子に付着した
陳情らかに展延せず、ムラのあるコーティングとなり、
その結果キャリアの耐久性が低下する。
また、磁性体粒子同志が一度接触すると塗布液の粘性が
高いため容易に造粒してしまい、キャリアの収率が大幅
に減少する。また、上記■の場合には、スプレーノズル
の本数の増加にも限度があるうえ、一度にスプレーされ
る塗布液量が多くなると、磁性体粒子の造粒率が高くな
り、上記と同様の問題点がある。一方、造粒を防止する
ために、流動層内にアジテータ−と称される剪断力を付
与する機構を備える技術もあるが、アジテータ−により
造粒物を強制的に解砕すると表面状態が粗く不均一とな
り、その結果キャリアの耐久性が低下する。
上記(2)の技術においては、磁性体粒子を直接浸漬し
て塗布処理するため、コーテイング後の乾燥においては
、造粒が著しく生じ、結局キャリアの収率が大幅に減少
する。
上記(3)の技術においては、焼結に相当長い時間を要
し、また溶剤を用いるため造粒率も高(なりやすく、生
産性が低い問題点がある。
〔発明の目的〕
本発明は以上の如き事情に基いてなされたものであって
、その目的は、簡単な手段により短時間でしかも高い収
率で製造することができ、かつ耐久性の優れた静電像現
像用キャリアを提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の静電像現像用キャリアは、磁性体粒子に、シリ
コーン系樹脂微粒子を、乾式コーティングにより被着さ
せてなることを特徴とする。
〔発明の作用効果〕
本発明の静電像現像用キャリアによれば、簡単な手段に
より短時間でしかも高い収率で製造することができ、か
つ耐久性が優れていてトナーを安定に摩擦帯電させるこ
とができる。
すなわち、磁性体粒子およびシリコーン系樹脂微粒子を
用い、乾式コーティングによりキャリアを得るため、■
洗浄、乾燥等の処理が不要となり、コーティングに要す
る時間が大幅に短縮され、■造粒率が小さく、その結果
磁性体粒子に対応した粒度分布のキャリアを高い収率で
得ることができ、■溶剤回収装置、溶剤燃焼装置等の処
理設備が不要となり、生産コストを低減化することがで
き、■磁性体粒子に対するシリコーン系樹脂微粒子量を
減少させることが可能となり、原料を効率的に利用する
ことができ、■磁性体粒子の表面にシリコーン系樹脂微
粒子が付着して展延されるため、剥離されにクク、耐久
性が優れていてトナーを安定に摩擦帯電させることがで
きる。
〔発明の具体的構成〕
以下、本発明を具体的に説明する。
本発明の静電像現像用キャリアは、磁性体粒子に、シリ
コーン系樹脂微粒子を、乾式コーティングにより被着さ
せてなる。
好ましい実施態様においては、磁性体粒子と、シリコー
ン系樹脂微粒子とを混合攪拌して均一な混合状態とし、
この混合物に衝撃力を繰り返して付与することにより、
磁性体粒子の表面にシリコーン系樹脂微粒子を展延付着
させてコーティングキャリアを得る。
磁性体粒子とシリコーン系樹脂微粒子との混合重量比は
、磁性体の比重等によっても異なり一概には規定するこ
とができないが、例えば100jl〜100 : 10
程度が好ましい。
磁性体粒子とシリコーン系樹脂微粒子との混合物に加え
る衝撃力は、シリコーン系樹脂微粒子が粉砕されない大
きさであればよく、例えばトナーの製造において粉砕時
に通常必要とされる機械的エネルギーの115〜1 /
10100大きさの衝撃力であればよい、具体的には、
シリコーン系樹脂微粒子の特性によっても異なり一概に
は規定することができないが、−例においては、磁性体
粒子1個当たり、1.59X10−”〜9.56X10
−’erg 、好ましくは1.20X10”’〜1.6
0X10−’ergの衝撃力であればよい。
磁性体粒子としては、重量平均粒径が20〜200μの
磁性体粒子を用いることが好ましい、当該重量平均粒径
が過小のときには、得られるコーティングキャリアが小
径なものとなるので、潜像担持体へのキャリア付着が生
じやすくなり、その結果画質が劣化しやすい、一方重景
平均粒径が過大のときには、得られるコーティングキャ
リアが大径なものとなるので、比表面積が小さくなり、
その結果トナーを適正に摩擦帯電させるためには、トナ
ー濃度を厳密に制御することが必要とされ、設備コスト
が高価となり、またコーティングキャリアを現像剤担持
体上に均一にしかも高い密度で担持させることが困難と
なり、その結果キャリアに付着して現像空間に搬送され
るトナー量が不安定となって現像性が悪くなり、画質の
劣化を招来しやすい。
磁性体粒子の材料としては、磁場によってその方向に強
く磁化する物質、例えば鉄、フェライト、マグネタイト
をはじめとする鉄、ニッケル、コバルト等の強磁性を示
す金属あるいはこれらの金属を含む合金または化合物、
強磁性元素を含まないが適当に熱処理することによって
強磁性を示すようになる合金、例えばマンガン−銅−ア
ルミニウムもしくはマンガン−銅−錫等のホイスラー合
金とよばれる種類の合金または二酸化クロム等を用いる
ことができる。
なお、フェライトとは、ここでは鉄を含有する磁性酸化
物を総称しており、MO・Fe*Osの化学式で示され
るスピネル型フェライトに限定されない、°なお、上記
化学式において、Mは2僅の金属を表し、具体的には、
ニッケル、銅、亜鉛、マンガン、マグネシウム等を表す
フェライトは磁化が低く小粒径のトナーを損壊するおそ
れが少なく、そのため現像剤の耐久性が向上する。また
、フェライトは含有金属成分の組成を変えることにより
種々の磁気特性が得られるために、目的に合ったキャリ
アを容易に得ることができる。また、フェライト粉は酸
化物であるため、その比重が鉄粉やニッケル粉等の金属
粉より小さくて軽量であるから、トナーとの混合、攪拌
が容易になり、現像剤中におけるトナー濃度の均一化、
またトナーの帯電量の適正化を図るうえで好適である。
しかも、フェライト粉は、その固有抵抗が10”〜10
”Ω・C−と、鉄粉、ニッケル粉、コバルト粉等に比べ
て大きいため、シリコーン系樹脂微粒子によるコーテイ
ング膜の厚さを小さくした場合においても、現像空間に
高いバイアス電圧を印加する現像方法に十分使用可能な
wli縁性生性キャリアることができるという長所を有
する。
また、フェライトとしては、10000eの外部磁場中
における飽和磁化が10〜80 emu/ g、保磁力
が0.1〜1000sであることが好ましく、また固有
抵抗が1 xlO’ −1xlO”Ω・c−1比重が4
.0〜5.5、空隙率が1.0〜lO%であることが好
ましい、このような好ましい特性を有する磁性体粒子を
用いることにより、一層優れた現像性が得られ磁性体粒
子は、その円形度が、0.70以上であることが好まし
い、このような円形度の高い磁性体粒子を用いるときに
は、得られるコーティングキャリアが円形度の高いもの
となるので、キャリアの流動性が高くなり、その結果適
正な量のトナーを現像空間に安定に搬送することが可能
となって一層優れた現像性が発揮される。
ここで、円形度とは、次式で定義されるものをいう。
円形度− この円形度は、例えば画像解析装置(日本アビオニクス
社製)を用いて測定することができる。
シリコーン系樹脂微粒子としては、重量平均粒径が磁性
体粒子の1710以下であるものが好ましい、シリコー
ン系樹脂微粒子の重量平均粒径が過大のときには、磁性
体粒子の表面にシリコーン系樹脂微粒子が展延しにくく
なり、乾式コーティング処理が困難となる。
シリコーン系樹脂微粒子を構成するシリコーン系樹脂と
しては、構成単位としてアルキル基、芳香族基等の有機
基を有するものが好ましく、特にメチル基、フェニル基
等の有機基を有するものが好ましい、斯かる有機基を有
するシリコーン系樹脂の具体例としては、例えばジメチ
ルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ジ
フェニルポリシロキサン、これらの変性体等を挙げるこ
とができる。特に、メチル基またはフェニル基を有する
ポリシロキサンは、優れた帯電性を有し、これを用いて
得られる乾式コーティングキャリアと、トナーとを摩擦
帯電させたときには、当該トナーに良好な摩擦電荷を付
与することができる。
そして、上記有機基において、メチル基、フェニル基の
含有割合を適宜選択することにより、乾式コーティング
キャリアの被膜の硬度、強靭性、摩擦帯電性等の特性を
調整することが可能であり、従って乾式コーティングキ
ャリアと組合せて用いるトナーに必要とされる条件が相
当に緩和され、トナーの選択範囲が広範となる利点があ
る。
また、シリコーン系樹脂を用いることにより乾式コーテ
ィングキャリアの表面エネルギーが相当に小さくなり、
その結果トナー物質のキャリア粒子への転移付着が生じ
にくくなり、キャリアの汚染を相当に制御することがで
き、耐久性の優れた現像剤を得ることが可能となる。
斯かるシリコーン系樹脂の市販品としては、例えば「ト
スパール120」、「トスパール240J  (東芝シ
リコーン社製) 、rKR−215J、rKR−216
」、rKR−220J、r S H−6018J  (
信越シリコーン社製)等を挙げることができる。これら
の樹脂は組合せて用いてもよい、また、これらの樹脂は
、被膜形成後熱処理して膜強度をさらに向上させてもよ
い。
キャリアの重量平均粒径は、磁性体粒子に対応した適正
な範囲にあることが好ましい、すなわち、キャリアの重
量平均粒径が過小のときには、潜像担持体へのキャリア
付着が生じやすくなって画質が劣化し耐久性に劣る。一
方重景平均粒径が過大のときには、比表面積が小さくな
るため、トナーを適正に摩擦帯電させることが困難とな
り、またキャリアを現像剤担持体上に均一にしかも高い
密度で担持させることが困難となり、現像性が悪化する
また、特性の揃ったキャリアとするためには、キャリア
の粒度分布は狭いことが好ましい。
なお、重量平均粒径は、「マイクロトラック」(リード
・アンド・ノースランプ(LEIiDS & N0RT
−HRllP)社製、TYPE7981−OX)を用イ
テ乾式で測定されたものである。
本発明の静電像現像用キャリアは、例えば以下のような
方法により製造することができる。
すなわち、磁性体粒子と、シリコーン系樹脂微粒子とを
、例えば通常の攪拌装置等により混合攪拌して均一に混
合し、得られた混合物を例えば通常の衝撃式粉砕装置を
改良した装置等に移し、当該装置を通常の粉砕を行うと
きの例えば約l/10程度の回転数に調整した状態で、
混合物に衝撃力を例えば1〜20分間にわたり繰り返し
て付与することにより、磁性体粒子の表面にシリコーン
系樹脂微粒子を展延付着させてコーティングキャリアを
得る。
第1図は、乾式コーティングに用いることができる装置
の一例を示す説明図であり、同図において、11は原料
入口、12は入口用蓋、13は出口、14は出口用蓋、
15は攪拌モーター、16は回転羽根、17Aおよび1
7Bはリサイクル用配管である。
この装置においては、原料人口11より封入された磁性
体粒子と樹脂粒子の混合物が、回転羽根16により打ち
すえられて樹脂粒子が磁性体粒子の表面に展延され、そ
してこれらの粒子はリサイクル用配管17Aまたは17
Bを通過して、再び回転羽根16により打ちすえられる
ようになる。このような操作が繰り返されて乾式コーテ
ィングが達成される。
乾式コーティングは、常温で行ってもよいし、わずかに
軟化させるために加熱しながら行ってもよい、しかし加
熱温度が高すぎると、シリコーン系樹脂微粒子の粘着性
が高くなり、その結果樹脂微粒子同志が凝集し塊状化す
る現象が生じ、また磁性体粒子同志が樹脂微粒子により
結合されて造粒するようになり、磁性体粒子の表面に樹
脂微粒子を均一に付着させることが困難となる。
〔具体的実施例〕
以下、本発明の具体的実施例について説明するが、本発
明がこれらの実施例に限定されるものではない。
(キャリアの製造) (1)キャリアC1〜C6 通常の混合攪拌装置を用いて、後記第1表に示す組合せ
の磁性体粒子と樹脂粒子とを混合攪拌し、次いで得られ
た混合物を通常の衝撃式粉砕装置を改良した装置に仕込
み、当該装置を通常の粉砕を行うときの約l/10程度
の回転数で駆動して、当該混合物に衝撃力を15分間に
わたり繰り返して付与し、各コーティングキャリアを得
た。
各コーティングキャリアの造粒率、最終収率を後記第1
表に併せて示す。
(2)キャリアC7 シリコーン系樹脂「トスパール120J(東芝シリコー
ン社製)を、メチルエチルケトン溶媒に濃度が4%とな
るような割合で分散して塗布液を調製し、この塗布液を
用いて流動層式スプレーコーティング法により、重量平
均粒径が120μのフェライトよりなる磁性体粒子を湿
式コーティング処理してコーティングキャリアを得た。
これを[キャリアC7Jとする。
このキャリアC7は、被膜の状態が不良であった。
(2)キャリアC8 シリコーン系樹脂r S H−6018J  (信越シ
リコーン社製)に変更したほかは、キャリア7と同様に
処理してコーティングキャリアを得た。これを「キャリ
アC8Jとする。
このキャリアC8の造粒率は約10%と大きなものであ
った。
(現像剤の調製) 上記キャリア01〜C8のそれぞれと、電子写真複写機
r U −Bix 2812M RJ  (小西六写真
工業社製)用のトナーとを、トナーの初期帯電量が適正
となる割合で混合して各現像剤D1〜D8を調製した。
(ただし、キャリアC4〜C6、およびC8は150℃
で2時間熱処理を施したものを用い。
た、) (キャリアの耐久性の評価) 上記現像剤D1〜D8のそれぞれを用いて、電子写真複
写機r U −Bix 2812M RJ  (小西六
写真工業社製)改造機により、温度33℃、相対湿度8
0%の環境条件下において繰り返して複写画像を形成す
るテストを行い、トナーの摩擦帯電量の経時変化を測定
した。なお、トナーの摩擦帯電量は公知のブローオフ法
により求めた。結果を後記第2表に示す。
第2表 単位:〆/g (実写テスト) 上記現像剤DI−D8をそれぞれ用いて、接触型現像器
を備えてなる電子写真複写機r U −Bix2812
MRJ  (小西六写真工業■製)改造機により複写画
像を形成する実写テストを行い、下記の項目についてそ
れぞれ評価した。結果を後記第3表に示す。
■画質 複写画像を目視により判定した。評価は、良好である場
合を「○」、若干不良であるが実用レベルにある場合を
「△」、不良で実用的には問題のある場合を「×」とし
た。
■潜像担持体へのキャリア付着 潜像担持体の表面を目視により観察し、当該潜像担持体
へのキャリア付着物の有無により判定した。評価は、キ
ャリア付着物がほとんど認められず良好である場合を「
O」、キャリア付着物が若干認められるが実用レベルに
ある場合を「Δ」、付着物が多く認められ実用的には問
題のある場合を「×」とした。
■耐久性 複写画像の形成を繰り返して行い、良好な複写画像が得
られか否かにより判定した。評価は、良好である場合を
「○」、若干不良であるが実用レベルにある場合を「Δ
」、不良で実用的には問題のある場合を「×」とした。
第3表 (実写テスト) 以上の実施例の結果からも理解されるように、本発明の
キャリアCl−C6によれば、簡単な手段により短時間
でしかも高い収率でキャリアを得ることができ、また耐
久性が優れていて安定した摩擦帯電性が発揮され、キャ
リア付着を伴わずに良好な画質の画像を形成することが
できる。
これに対して、比較用キャリアC7は、樹脂が可溶でな
いため、コーティング被膜が形成されず、その結果初期
より画質が不良となり、耐久性のまった(低いものであ
る。
また比較用キャリアC8は、流動層式スプレーコーティ
ングキャリアであるため、残留溶媒の影響により摩擦帯
電性の経時変化が大きく、耐久性の低いものである。ま
た造粒率が大きいため収率が大幅に低下する。
【図面の簡単な説明】
第1図は乾式コーティングに好適に用いることができる
装置の一例を示す説明図である。 11・・・原料人口     12・・パ入日用蓋13
・・・出口       14・・・出口用蓋15・・
・攪拌モーター   16・・・回転羽根17A、・1
7B・・・リサイクル用配管手続補正書(自発) 昭和63年6月24日 特許庁長官  吉 1)文 毅 殿 1、事件の表示 特願昭62−131258号 住 所 東京都新宿区西新宿1丁目26番2号名 称 
(127)コニカ株式会社 4、代理人 5、補正の対象 (1)明細書の発明の詳細な説明の欄 (2)明細書の図面の簡単な説明の欄 (3)図面の第1図および第2図 6、補正の内容 (1)■明細書第16頁第9行から第11行を下記の通
り訂正する。 「 この例の装置は、回分式の装置であり、回転羽根1
6を高速回転させると、この回転羽根16により周囲の
空気に遠心力が作用して回転羽根16の外側が加圧状態
となり、回転羽根16の中心部が負圧状態となる。 しかして、リサイクル用配管17/lよび17Bによっ
て、回転羽根16の外側と中心部とが連結されているの
で、回転羽根16の外側の加圧空気がリサイクル用配管
17B、 17Aを介して回転羽根16の中心部へと移
り、空気の循環流が形成される。 従って、この装置においては、原料人口11より封入さ
れた磁性体粒子とシリコーン系樹脂微粒子の混合物が、
回転羽根16により打ちすえられて当該樹脂微粒子が磁
性体粒子の表」 ■明細書第17頁第4行と第5行との間に下記を挿入す
る。 「 第2図は、乾式コーティングに用いることができる
装置の他の例を示す説明図であり、同図において、61
は粉体役人弁、62は粉体投入シュート、63は循環回
路、64はケーシング、65は回転盤、66はブレード
、67はステーター、68は冷却または加熱用のジャケ
ット、69は粉体排出シュート、70は粉体排出弁であ
る。なお、矢印は粉体の軌跡を表す。 ブレード66を有する回転盤65を高速回転させると、
このブレード66により内部空気に遠心力が作用して回
転盤65の外側が加圧状態となり、回転盤65の中心部
が負圧状態となる。 しかして、循環回路63によって、回転盤65の外側と
中心部とが連結されているので、回転盤65の外側の加
圧空気が循環回路63を介して回転盤65の中心部へと
移り、空気の循環流が形成される。 このような空気の循環流が形成された状態において、循
環回路63の途中に設けられた粉体投入シュート62よ
り磁性体粒子とシリコーン系樹脂微粒子の混合物よりな
る粉体原料を投入すると、投入された当該粉体原料はこ
の循環流とともに循環回路63を介して循環するように
なり、この循環過程において、粉体原料はブレード66
と衝突して衝撃力を受け、これにより樹脂微粒子が磁性
体粒子の表面に展延されるようになる。斯かる循環過程
を一定時間行った後、粉体排出弁70を開いて遠心力に
より粉体原料の処理物を排出させると、乾式コーティン
グされたキャリアが得られる。 斯かる循環過程において、装置内部の温度を制御するた
めに、ステーター67側に設けられたジャケット68に
より循環回路63および粉体投入シ5−トロ9を冷却ま
たは加熱してもよい。 また、この例の装置においては、循環回路63の入口側
通路が回転盤65の接線方向に沿って伸びているので、
粉体原料の循環が円滑かつ効率的になされるようになる
。 また、粉体排出シx−)69の出口通路も回転盤65の
下部においてその接線方向に沿って伸びているので、粉
体原料の処理物の排出が円滑かつ効率的になされるよう
になる。」 (2)■明細書第24頁第9行から第10行を下記の通
り訂正する。 「 第1図および第2図は各々乾式コーティングに好適
に用いることができる装置の例を示す説明図である。」 ■明細書第24頁第14行の次に下記を追加する。 「61・・・粉体投入弁   62・・・粉体役人シュ
ート63・・・循環回路    64・・・ケーシング
65・・・回転盤     66・・・ブレード67・
・・ステーター   68・・・ジャケット69・・・
粉体排出シュート 70・・・粉体排出弁」 (3)■図面の第1図を別紙の訂正図の通り訂正する。 ■図面の第2図を別紙の通り追加する。 (訂正図) 第1R

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)磁性体粒子に、シリコーン系樹脂微粒子を、乾式コ
    ーティングにより被着させてなることを特徴とする静電
    像現像用キャリア。 2)乾式コーティングが、磁性体粒子と、シリコーン系
    樹脂微粒子とを混合攪拌し、これに衝撃力を繰り返して
    付与するものであることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載の静電像現像用キャリア。 3)磁性体粒子の円形度が、0.70以上であることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項または第2項記載の静
    電像現像用キャリア。
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