JPH027001Y2 - - Google Patents

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JPH027001Y2
JPH027001Y2 JP5279584U JP5279584U JPH027001Y2 JP H027001 Y2 JPH027001 Y2 JP H027001Y2 JP 5279584 U JP5279584 U JP 5279584U JP 5279584 U JP5279584 U JP 5279584U JP H027001 Y2 JPH027001 Y2 JP H027001Y2
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dam
window
guide
window glass
positioning jig
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、車両ウインドウ部におけるウインド
ウダム等の軟体連続物を送給する際に、その案内
を行なわせるための軟体連続物送給案内管に関す
る。
〔従来の技術〕
従来、車両の製造工程において、ウインドウガ
ラスはウレタン製やチオコール製の接着剤により
車体の窓枠フランジに貼り付けられており、接着
剤が後に硬化してゴム弾性体となり、ウインドウ
ガラスが、車体に対し弾性的に支持されるように
なつている。
したがつて、車両製造のウインドウガラス装着
工程においては、第17図に示すように、接着剤
2および接着剤2とウインドウガラス1との接着
力を強めるためのプライマー4を、ウインドウガ
ラス1端縁部全周にわたり、塗布する前処理が行
なわれる。
また、ウインドウガラス1の端縁部における接
着剤2の内側には、ウインドウガラス1を車体に
貼り付けた場合に、接着剤2がつぶれてウインド
ウガラス1の内側にはみ出すのを防止する軟体連
続物としてのウインドウダム3が、ウインドウガ
ラス1端縁部の全周にわたり貼り付けられるが、
この作業は接着剤2の塗布に先だつて行なわれ
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、上述の前処理作業のうち、プライマ
ー4の塗布作業および接着剤2の塗布作業を行な
う装置はすでに提供されており、これらの作業は
自動的に行なわれているが、ウインドウダム3を
貼り付ける作業は、ウインドウダム3が非対称な
断面を有する軟体物で形成されているため、安定
した貼り込みを行なうことが困難であり、自動的
にその作業を行なう装置(ロボツト)は提供され
ていない。
すなわち、ウインドウダム3等の軟体連続物の
送給を必要とするロボツトでは、ロボツトの作動
に追従するように軟体連続物の送給経路を変化さ
せる必要がある。
このため、その送給に際し、コイル状ワイヤで
形成されたフレキシブル案内管により軟体連続物
を案内させることが考えられる。
しかしながら、このような手段による場合に
は、フレキシブル案内管のコイル状ワイヤが軟体
連続物に食い込んだり、コイル状ワイヤの相互間
に軟体連続物が挟まれたりする不具合がある。
また、合成樹脂等で内周面を平面的に形成され
たフレキシブル案内管による場合には、摩擦が大
きく、スムーズに軟体連続物を送給できないのに
加えて、軟体連続物がその内周壁に付着したりす
る不具合がある。
このような理由により、ウインドウダム3等の
軟体物を送給して作業を行なうロボツトを提供す
ることは困難である。
本考案は、このような問題点の解消をはかろう
とするもので、ウインドウダム等の軟体連続物の
送給に際し、その案内を支障なくスムーズに行な
えるようにした、軟体連続物送給案内管を提供す
ることを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
このため、本考案の軟体連続物送給案内管は、
コイル状ワイヤで形成されたフレキシブル案内管
において、同案内管に挿入された軟体連続物の移
送時に同軟体連続物の案内を行なわせるべく、上
記ワイヤにほぼ球状に形成された多数の案内ボー
ルが回動可能に貫挿されるとともに、上記案内管
の隣接するワイヤ部分がそれぞれに装着された上
記案内ボールの相互間に空隙を有するように形成
されたことを特徴としている。
〔作用〕
上述の構成により、軟体連続物が案内管に装備
された案内ボールの転動によりスムーズに案内さ
れるようになり、案内管へ噛み込むことなく円滑
に安定して送給される。
〔実施例〕
以下、図面により本考案の実施例について説明
すると、第1〜21図は本考案の一実施例として
の軟体連続物送給案内管を装備したウインドウガ
ラス前処理装置を示すもので、第1,2図はその
ダム送給案内管を示すもので、第1図はその斜視
図、第2図は第1図の−矢視図であり、第3
〜5図はその位置決め装置を示すもので、第3図
はその平面図、第4図は第3図の−矢視断面
図、第5図は第3図の−矢視断面図であり、
第6〜8図はそのウインドウダム貼り込み装置を
示すもので、第6図はその平面図、第7図はその
正面図、第8図はその側面図であり、第9図は第
8図の部拡大図であり、第10図a,b,cは
それぞれウインドウダムの断面図、第11図a,
bはそれぞれそのダム貼り込み装置におけるダム
貼り込み状態を示す模式図、第12図はそのダム
貼り込み装置におけるコーナー部の貼り込み状態
を示す模式図、第13図は第9図の−矢
視断面図、第14図はそのダムガイドの縦断面
図、第15図はそのダム切断用カツターの正面
図、第16図a〜eはそれぞれウインドウダム切
断作業を示す模式図、第17図は前処理されたウ
インドガラスを示す断面図、第18図はその全体
構成図、第19図はダム送給案内管の案内ボール
の斜視図であり、第20図はそのダム離けい紙分
離収納装置を示す模式図であり、第21図a,
b,cはそのダムコーナー部におけるダム貼り込
み状態を示す模式図である。
第18図に示すように、搬入されたウインドウ
ガラス1を所要の位置まで移動させるパレツト台
車17が設けられている。
パレツト台車17の上方にはガラス抽出装置2
1が装備され、ガラス抽出装置21は、パレツト
台車17に隣接するように配設された位置決め治
具7上方へ延在しており、パレツト台車17上の
ウインドウガラス1を位置決め治具7上へ移送で
きるようになつている。
位置決め治具7は、ウインドウガラス1の中心
をシヤトルビーム8aの中心線位置に合わせるよ
うに、ウインドウガラス1を移動させて調整する
機能を有して形成されており、多数の車種に適合
する種々のウインドウガラス1のそれぞれにおけ
る中心位置が、一定の位置に調整されるようにな
つている。
この調整作業は、副操作盤19aの制御信号に
もとづく位置決め装置としての位置決め治具7の
作動により行なわれるようになつている。
位置決め治具7の次には、ダム位置決め治具9
が配設されており、ダム位置決め治具9に隣接す
るように付設されたダムロボツト11による貼り
込み作業のための位置決めと、固定が行なわれる
ようになつている。
そして、ダム位置決め治具9に固定されたウイ
ンドウガラス1に対し、ダムロボツト11により
ダムの貼り込み作業が行なわれるようになつてい
る。
すなわち、ダム貼り込み作業が、プライマおよ
び接着剤の塗布作業に先立つて行なわれるように
なつている。
この作業に際し、ダムロボツト11はロボツト
コントローラ11aにより制御されるようになつ
ている。
このように、ダム位置決め治具9、ダムロボツ
ト11およびロボツトコントローラ11aにより
ウインドウダム貼り込み装置Sdが構成されてい
る。
位置決め治具7とダム位置決め治具9、ダムロ
ボツト11との間にはダム作業台10が配設され
ており、ダム位置決め治具9またはダムロボツト
11が故障したときに、ウインドウダム3の貼り
込み作業を手作業で行なえるようになつている。
位置決め治具7とダム位置決め治具9との間は
シヤトルビーム8aにより連絡されており、位置
決め治具7において位置決めされたウインドウガ
ラス1がシヤトルビーム8aによりダム位置決め
治具9へ移送されるようになつている。
ダム位置決め治具9の次にはプライマ位置決め
治具20が配設されており、ダム位置決め治具9
とプライマ位置決め治具20とはシヤトルビーム
8bにより連絡されている。
そして、プライマ位置決め治具20は、シヤト
ルビーム8bにより移送されたウインドウガラス
1を一定位置に固定するように形成されており、
プライマ位置決め治具20により位置決め固定さ
れたウインドウガラス1に対しプライマロボツト
13により、プライマー4の塗布作業が行なわれ
るようになつている。
この作業に際し、プライマロボツト13はロボ
ツトコントローラ13aにより制御されるように
なつている。
このように、プライマ位置決め治具20、プラ
イマロボツト13およびロボツトコントローラ1
3aによりプライマ塗布装置Spが構成されてい
る。
また、ダム位置決め治具9とプライマ位置決め
治具20との間には、プライマ位置決め治具20
またはプライマロボツト13の故障時に、プライ
マー4の塗布作業を手作業で行なうためのプライ
マ作業台12が設けられている。
プライマ位置決め治具20の次には接着剤位置
決め治具15が配設されており、プライマ位置決
め治具20と接着剤位置決め治具15とはシヤト
ルビーム8cにより連絡されている。
接着剤位置決め治具15は、シヤトルビーム8
cにより移送されたウインドウガラス1を所要の
一定位置に固定するように形成されており、接着
剤位置決め治具15により位置決め固定されたウ
インドウガラス1に対し、接着剤位置決め治具1
5に付設された接着剤ロボツト16により、接着
剤2の塗布作業が行なわれるようになつている。
この作業に際し、接着剤ロボツト16はロボツ
トコントローラ16aにより制御されるようにな
つている。
このように、接着剤位置決め治具15、接着剤
ロボツト16およびロボツトコントローラ16a
により接着剤塗布装置Sbが構成されている。
また、プライマ位置決め治具20と接着剤位置
決め治具15との間には、接着剤位置決め治具1
5または接着剤ロボツト16の故障時に、接着剤
2の塗布作業を手作業で行なうための接着剤作業
台14が設けられている。
そして、ダム位置決め治具9、プライマ位置決
め治具20および接着剤位置決め治具15のライ
ンに対し直交する方向の接着剤位置決め治具15
に隣接する位置にコンベア18が配設されてお
り、接着剤位置決め治具15とコンベア18とは
ガラス移載装置22により連絡されている。
すなわち、接着剤位置決め治具15において接
着剤2の塗布作業を完了し、前処理工程を終えた
ウインドウガラス1がガラス移載装置22により
コンベア18に移載されるようになつており、コ
ンベア18に前処理を終えたウインドウガラス1
がストツクされるようになつている。
コンベア18にストツクされたウインドウガラ
ス1は、位置決め治具7、ダム位置決め治具9、
プライマ位置決め治具20および接着剤位置決め
治具15のラインに並行して形成された車両本体
のラインにおける車両に、図示しない移送手段に
より移送され、貼り込み作業が行なわれるように
なつている。
なお、副操作盤19a、ロボツトコントローラ
11a、ロボツトコントローラ13aおよびロボ
ツトコントローラ16aは主制御盤19に連結さ
れており、主制御盤19によりこれらの相互調整
を行なうことにより、前処理工程の総合的な調整
制御が行なわれるようになつている。
また、ダム作業台10、プライマ作業台12お
よび接着剤作業台14はそれぞれ副操作盤19
b、副制御盤19cおよび副制御盤19dのそれ
ぞれにより操作できるようになつている。
ところで、位置決め治具7は第3〜5図に示す
ように構成されている。
すなわち、支持台31中央部にベースプレート
32が固着され、ベースプレート32には4本の
ウインドウガラス支持用柱33が立設されてお
り、その先端にウインドウガラス1を載置するこ
とにより、ウインドウガラス1を支持するように
なつている。
ウインドウガラス1は、本実施例では、第3図
に鎖線で示すように、その上部を図中下方に下部
を図中上方に向かうように載置される。
ウインドウガラス支持用柱33には、吸盤式固
定機構34が付設されており、ウインドウガラス
1の位置決め調整が完了した後にウインドウガラ
ス1を固定するようにして、シヤトルビーム8a
に装備された吸盤によりウインドウガラス1をシ
ヤトルビーム8aに固定する際における、ウイン
ドウガラス1のずれを防止するようになつてい
る。
吸盤式固定機構34は、ウインドウガラス支持
用柱33に固着されたアクチユエータ34bと、
アクチユエータ34bのロツド先端に装備された
吸盤34aとにより構成されており、副操作盤1
9aからの制御信号により、吸盤34aがウイン
ドウガラス支持用柱33上に支持されたウインド
ウガラス1に向け駆動されるようになつている。
そして、ウインドウガラス幅方向中心位置調整
機構Swを取り付けるためのベースプレート32
a,32bが支持台31におけるウインドウガラ
ス1の上部(図中下部)側両側端部に固着されて
おり、ベースプレート32aに円筒状の支持筒3
5cが立設されている。
支持筒35cは、その下端部に固着されたブラ
ケツト35bをベースプレート32aに固着され
ることにより立設されている。
支持筒35c内にはポール35aが貫挿されて
おり、ポール35aは支持筒35cに対し回動可
能に装着されている。
ポール35aの上端には、アーム35が外方へ
向かうように固着されており、アーム35先端に
はローラ36が回動可能に装着されている。
ポール35a下端にはウオームホイール37が
固着され、ウオームホイール37はウオーム38
に歯合しており、ウオーム38の回転によりウオ
ームホイール37を介してポール35aおよびア
ーム35が回転するようになつている。
ウオーム38は、モータ取り付けプレート42
a,42bに固着された駆動モータ41にギア機
構40を介して連結されており、駆動モータ41
の作動によりウオーム38が回転し、これにより
アーム35が所要の回転を行なうようになつてい
る。
そして、ギア機構40はウオーム38の反対側
(図中左側)へ延在するように設けられたウオー
ム38′にも連結されており、ウオーム38′は、
支持台の31中心線に対し、ポール35aと対称
な位置を中心に回動可能に装備されたウオームホ
イール37′、ポール35′a、アーム35′およ
びローラ36′を駆動するようになつている。
アーム35′は、ウオーム38′とウオーム38
とが相互に逆方向に回転するため、アーム35の
回動に対し、所要の対称な回動を行なうようにな
つている。
このように、左右に対称に配設されたアーム3
5,35′,ローラ36,36′およびその回動機
構とによりウインドウガラス幅方向中心位置調整
機構Swが構成されている。
そして、ウインドウガラス1のウインドウガラ
ス高さ方向中心位置調整機構Shは以下に説明す
るように構成されている。
すなわち、ウインドウガラス1の上端面におけ
る2箇所のそれぞれに係合しうるローラ52,5
2′をポール51,51′を介して回動可能に装着
されたスライドバー49が、ウインドウガラス1
の下端側に配設されている。
スライドバー49はスライダー50,50′を
介してガイドバー46,46′に支持されている。
スライダー50,50′はガイドバー46,4
6′に摺動可能に装着されており、スライダー5
0,50′がガイドバー46,46′に案内されて
移動することにより、スライドバー49が平行移
動を行なうようになつている。
また、スライドバー49は、ベースプレート3
2に支持された油圧シリンダ53のロツド54先
端に連結されており、油圧シリンダ53の伸張作
動または収縮縮作動により、スライドバー49が
移動するようになつている。
一方、ウインドウガラス1の上端側には、ウイ
ンドウガラス1の上端面における2箇所のそれぞ
れに係合しうるローラ48,48′をポール47,
47′を介して回動可能に装着されたスライドバ
ー43が配設されている。
スライドバー43はスライダー45,45′を
介してガイドバー46,46′に支持されている。
スライダー45,45′は、ガイドバー46,4
6′に摺動可能に装着されており、スライダー4
5,45′がガイドバー46,46′に案内されて
移動することにより、スライドバー49が平行移
動を行なうようになつている。
ガイドバー46,46′は、その両端を支持台
31に立設されたブラケツト44a,44′a,
44c,44′cに支持されており、その中間部
をベースプレート32に立設されたブラケツト4
4b,44′bに支持固定されている。
また、スライドバー43はピニオンラツク取り
付け板55に摺動可能に貫挿されたラツク56′
に連結されており、ラツク56′はピニオン57
に歯合している。また、ピニオン57は、ピニオ
ンラツク取り付け板55に摺動可能に貫挿された
ラツク56に歯合しており、ラツク56の先端は
スライドバー49に連結されている。
すなわち、スライドバー49の移動により、ラ
ツク56を介してピニオン57が回動し、このピ
ニオン57の回動により、ラツク56′を介しス
ライドバー43が駆動されるようになつている。
これにより、スライドバー49の移動量がピニ
オン57を介しスライドバー43に伝達され、ス
ライドバー49とスライドバー43とがウインド
ウガラス1に関し対称な方向(相互に反対方向)
へ同量平行移動するようになつている。
また、スライドバー43,49は、ローラ4
8,48′、ローラ52,52′がポール47,4
7′、ポール51,51′に対し回動可能に枢着さ
れているため、スライドバー43,49が平行移
動してウインドウガラス1の上端および下端にロ
ーラ48,48′,52,52′の外周が係合した
後、それぞれの端面に沿いローラ48,48′,
52,52′を転動させながら、スライドバー4
3,49の平行移動を継続され、スライドバー4
3,49の幅を最小にする位置まで駆動されるよ
うになつている。
ついで、ダムロボツト11について説明する
と、第1,2,6〜16,19〜21図に示すよ
うに構成されており、第6〜8図に示すようにハ
ンド部69を先端に有するように形成されたアー
ム60が、アーム67およびスタンド66を介し
てロボツト基台に装着されており、スタンド66
およびアーム67は、ロボツトコントローラ11
aからの制御信号により、それぞれ所要の水平方
向および鉛直方向の回転を行ない、ハンド部69
を所要の位置へ移動させるようになつている。
アーム60の基端部には、ダムリール61が、
ダムリール軸62を介して回動可能に枢着されて
いる。
ダムリール軸62は、アーム60にモータ取り
付け板63aを介して固設されたダムリール駆動
モータ63により所要の回動を行ない、所要のウ
インドウダム3を供給するようになつている。
そして、アーム60中間部には、ダムレベルガ
イド64を構成する上部ローラ64aと下部ロー
ラ64bとが水平方向に延在して枢着されてお
り、上部ローラ64a、下部ローラ64bにはダ
ムレベルを検出する赤外線反射型センサ65aと
反射板65bとが並設されている。
また、ハンド部69上端には、ダム支持アーム
71がその基部70を介し枢着されており、ダム
支持アーム71先端部には、ダム案内補助ローラ
73、ダム姿勢制御アーム75、案内ホース基端
部材74aおよびフレキシブル送給案内管74b
により構成されるダム姿勢制御部74が回動可能
に装着されている。
すなわちダム姿勢制御アーム75がダム支持ア
ーム71に水平方向への回動を可能に枢着されて
おり、ダム姿勢制御アーム75にダム案内補助ロ
ーラ73が鉛直方向への回動を可能に取り付けら
れている。
ダム姿勢制御アーム75は鉛直方向へ延在する
部分と水平方向へ延在する部分とで構成されてお
り、水平方向へ延在する部分は上下に調整できる
ようになつている。
したがつて、ウインドウダム3は、上部ローラ
64aまたは下部ローラ64bを経由してダム案
内補助ローラ73へ至るように懸架されて案内さ
れるようになつており、その後案内ホース基端部
材74aの開口からフレキシブル送給案内管74
b内を通じ、ハンド部69先端のダムガイド84
へ導びかれるようになつている(第9図参照)。
ところで、本考案の実施例としての軟体連続物
送給案内管を構成するフレキシブル送給案内管7
4bは、第1,2,19図に示すように形成され
ており、比較的剛性の低い線材でコイル状に形成
されたワイヤ95と、ワイヤ95に多数回動可能
に貫挿された案内ボール96とワイヤ95の剛性
を強化する形状保持線部材97および取り付け金
具98とにより形成されている。
そして、フレキシブル送給案内管74bを構成
するワイヤ部分95aが、それぞれに装着された
案内ボール96の相互間に空隙を有するように形
成されている。
すなわち、ワイヤ95内を通過するウインドウ
ダム3が、ワイヤ95に噛み込まないで、案内ボ
ール96の転動によりスムーズに案内されるよう
になつている。
そして、ワイヤ95は取り付け金具98を介し
て形状保持線部材97に連結されている。
取り付け金具98および形状保持線部材97
は、ワイヤ95および案内ボール96の外方の3
方向に設けられており、ワイヤ95の形状および
隣り合うワイヤ部分の案内ボール96相互間隔を
十分に保持できるように形成されている。
すなわち、ウインドウダム3が通過する際に、
ワイヤ95および案内ボール96が案内ホース基
端部材74aからダムガイド84へ至る間で垂れ
ることのないように形成されている。
また、フレキシブル送給案内管74bが変形し
て、ダムロボツト11のフレキシブル送給案内管
74b近傍の部材にからむことのないように構成
されている。
一方、ダムガイド84を装着されるダム貼り込
み部76は、第9〜15図に示すように形成され
ている。
第9図に示すように、ハンド部69に垂設され
たロツドにプレート77が固着されており、プレ
ート77にアクチユエータ81がメインローラ7
8を上下動させるべく取り付けられている。
メインローラ78は、ロツド82およびロツド
82下端に取り付けられたブラケツト78aを介
してアクチユエータ81に支持されている。
ブラケツト78aおよびメインローラ78は、
ブラケツト78a上端に立設された後部ロツド7
9aおよび前部ロツド79bがロツド案内部80
aおよびロツド案内部80bに案内されることに
より、一定の姿勢で上下動されるようになつてい
る。
そして、アクチユエータ81におけるロツド8
2のストロークは、ウインドウダム3を貼り付け
る際に、メインローラ78がウインドウダム3を
適度に押圧する長さに設定されている。
ブラケツト78aには、メインローラ78より
前方に、ダムガイド固定部83が取り付けられて
おり、ダムガイド固定部83内には、ダムガイド
84が装着されている。
ダムガイド84は、第13,14図に示すよう
に形成されており、その中央部に貫通して形成さ
れたダム案内孔84aが、その横断面をウインド
ウダム3の横断面よりやや大きく形成されてい
る。
また、ダム案内孔84aには、ダム案内孔84
a側壁に開口しダムガイド84外周へ連通する空
気供給孔84bが多数設けられている。
そして、空気供給孔84bは、ダムガイド84
の外周側からダム案内孔84aに向かい、ダムガ
イド84の後端方向へ昇傾斜して形成されてお
り、空気供給孔84b内に空気を外周側から供給
することにより、ダムガイド84後端への空気の
流れを発生させ、ウインドウダム3をダムガイド
84後端へ向け駆動しうる推力を発生させるよう
になつている。
また、空気の流れがウインドウダム3とダム案
内孔84a側面との間に存在するようになるた
め、ウインドウダム3周面とダムガイド84周面
との間に気体膜が形成され、ウインドウダム3が
ダム案内孔84a側面から浮くような状態で、ダ
ム案内孔84a内を案内移送されるようになつて
いる。
なお、ダム案内孔84aへの空気は、図示しな
い空気供給源から、固定部83の空気供給孔83
aを通じて供給されるようになつている。
そして、ダムガイド84は、第11図aに示す
ように、そのダム底面の案内面84cが水平方向
から所要の角度θ傾くようにして、ダムガイド固
定部83に取り付けられている。
これにより、ウインドウダム3の貼り込み時に
は、まずウインドウダム3のウインドウガラス1
に近接する内周側端縁がウインドウガラス1に接
触し、ついでメインローラ78の押圧により、ウ
インドウダム3の内周側から外周側へ向け徐々に
接触して、ウインドウガラス1にウインドウダム
3がスムーズにまた確実に接着されるようになつ
ている。
一方、ブラケツト78aの先端部には、ダムガ
イド固定部83より前下方に延在する突出部85
が形成されており、突出部85には離ケイ紙吸込
口86付き吸込管86bが装着されている。
離ケイ紙吸込口86付き吸込管86bを含む離
ケイ紙処理機構Srは、第20図に示すように構
成されており、空気吸引手段(図示せず)によ
り、離ケイ紙吸込口86を通じて吸込管86b内
に、離ケイ紙吸込口86付近の空気が吸引され、
ウインドウダム3の離ケイ紙3aが吸引されるよ
うになつている。
また吸込管86bは、離ケイ紙吸込口86から
離ケイ紙収納ボツクス86aへ向け離ケイ紙3a
が案内される経路に沿い延在して設けられてい
る。
これにより、離ケイ紙3aは、離ケイ紙吸込口
86下流側に接続された離ケイ紙収納ボツクス8
6aに収納されるようになつている。
ところで、メインローラ78の後方には、カツ
タ87と補助ローラ90とが配設されている。
補助ローラ90は、アクチユエータ93に、ロ
ツド91およびロツド94を介して連結されてお
り、アクチユエータ93の作動により、メインロ
ーラ78の上下動に対し独立して上下動されるよ
うになつている。
また、この上下動に際し、ロツド91がロツド
案内部92に案内されることにより、補助ローラ
90およびロツド91が一定の姿勢を保持される
ようになつている。
そして、補助ローラ90とメインローラ78と
の間にはカツタ87が配設されている。カツタ8
7は第15図に示すようになつており、ロツド8
9の上下動により、アーム87a,87bが開閉
され、カツタ87先端の刃部87cが開閉されて
ウインドウダム3を切断できるようになつてい
る。
ロツド89は、アクチユエータ88の作動によ
り上下動を行なうようになつている。
また、刃部87cにおける刃先87d,87d
のそれぞれは、ともにその後方面を、刃部87c
の延在する面に対し傾斜して形成され、前方面を
刃部87cの延在する面に平行に形成されてい
る。
これにより、刃先87d,87dは、ウインド
ウダム3に対し、左右対称の切り込みを入れて、
ウインドウダム3を切断するようになつている。
ところで、ダム貼り付け部76のアーム60に
対する回転中心Bは、メインローラ78における
走行方向押圧中心線Aのやや後方に位置するよう
に形成されており、ウインドウガラス1のコーナ
ー部におけるウインドウダム3の貼り込み作業を
容易に行なえるようになつている。
本考案の実施例は、上述のごとく構成されてい
るので、ウインドウガラス1の前処理作業は以下
のようにして行なわれる。
第18図に示すように、搬入されたウインドウ
ガラス1は、パレツト台車17に載置され、ガラ
ス抽出装置21により、位置決め治具7へ特定の
ウインドウガラス1が移送される。
位置決め治具7は、第3〜5図に示すように構
成されており、まずウインドウガラス1がウイン
ドウガラス支持用柱33上に載置される。
このとき、吸盤式固定機構34における吸盤3
4aは、アクチユエータ34bにより下方へ駆動
しておくようにする。
そして、ウインドウガラス幅方向中心位置調整
機構Swを作動させて、ウインドウガラス1の幅
方向の中心位置を調整する。
すなわち、駆動モータ41を作動させて、ギア
機構40、ウオーム38,38′およびウオーム
ホイール37,37′を介しアーム35a,3
5′aおよびアーム35,35′を回動させるよう
にする。
これにより、ローラ36,36′の一方の外周
がウインドウガラス1の両側端の一方に係合する
ようになる。
この後、アーム35,35′をさらに回動させ
ることにより、ウインドウガラス1の側端に係合
していない他方のローラ36,36′へ向けウイ
ンドウガラス1とローラ36,36′の一方とが
ともに駆動される。
この駆動に際し、ウインドウガラス1に係合し
ているローラ36,36′の一方は、上述の駆動
とともにウインドウガラス1の側端に沿い転動す
る。
そして、ウインドウガラス1の両側端にローラ
36,36′の両方が係合するようになり、アー
ム35,35′の回動は停止される。
このとき、アーム35,35′の回動は左右対
称であるため、ローラ36,36′の回動後の位
置は位置決め治具7の幅方向中心線に対し線対称
であり、ウインドウガラス1は位置決め治具7の
幅方向中心線に対しほぼ線対称な位置に載置され
るようになる。
これにより、ウインドウガラス1の左右方向中
心線と位置決め治具7の幅方向中心線とがほぼ一
致するようになる。
ついで、ウインドウガラス高さ向中心位置調整
機構Shにより、ウインドウガラス1の上下方向
の中心位置を調整する。
すなわち、油圧シリンダ53を駆動してスライ
ドバー49を平行移動させるとともに、スライド
バー49の移動によりラツク56、ピニオン5
7、ラツク56′を介してスライドバー43を平
行移動させ、ウインドウガラス1の上下端のいず
れかにローラ52,52′およびローラ48,4
8′のいずれかを係合させるようにする。
この後、さらに油圧シリンダ53を作動させ
て、スライドバー49およびスライドバー43を
さらに移動させる。
これにより、ウインドウガラス1の上下端に係
合していないローラ52,52′およびローラ4
8,48′の一方へ向け、ウインドウガラス1、
スライドバー49およびスライドバー43が一体
に駆動され、ウインドウガラス1の上下端にロー
ラ52,52′,48,48′のすべてが係合する
ようになる。
なお、上述のウインドウガラス1の上下方向調
整時には、ウインドウガラス1の破損を防止する
ため、ウインドウガラス1とローラ36,36′
との係合状態は解くようにする。
このようなウインドウガラス1の上下方向調整
において、スライドバー49の移動量が、ラツク
56、ピニオン57およびラツク56′を通じそ
のまま伝達されるため、位置決め治具7の上下方
向中心線に対しスライドバー49およびスライド
バー43は線対称に移動するようになり、調整後
においてもスライドバー49およびスライドバー
43a位置は、位置決め治具7の上下方向中心線
に対して線対称であるため、位置決め治具7の上
下方向中心線とウインドウガラス1の上下方向中
心線とはほぼ一致するようになる。
このようにして、ウインドウガラス1の上下方
向中心線、左右方向中心線と位置決め治具7の上
下方向中心線、幅方向中心線とがそれぞれ一致す
るようになる。
なお、上記の中心線どうしの一致は、ウインド
ウガラス高さ向中心位置調整機構Shとウインド
ウガラス幅方向中心位置調整機構Swとを同時に
作動させた場合に各ローラ52,52′,48,
48′,36,36′がすべてウインドウガラス1
の端面に係合しているかどうかで確認され、一致
していない場合は上述の作動が繰り返される。
そして、ウインドウガラス1の位置決め治具7
に対する位置決めが完了した後には、吸盤式固定
機構34により吸盤34aがウインドウガラス1
下面へ向け駆動され、ウインドウガラス1の位置
を保持させるようにする。
ついで、シヤトルビーム8a(第18図参照)
に装備された図示しない吸盤付保持装置によりウ
インドウガラス1を保持させるようにし、吸盤3
4aによる保持状態を解除するようにして、ウイ
ンドウガラス1をシヤトルビーム8a上へ移載す
る。
なお、これらの作動は、主制御盤19の信号に
基づき副操作盤19aから出力される制御信号に
より行なわれる。
そして、第18図に示すように、シヤトルビー
ム8aに移載されたウインドウガラス1は、ダム
位置決め治具9上まで移送され、ダム位置決め治
具9上に載置される。
ウインドウガラス1は、ダム位置決め治具9に
より、その幅方向中心線の位置を調整され、ダム
位置決め治具9に固定される。
ついで、第1,2,6〜16,19,20図に
示すように構成されたダムロボツト11により、
ウインドウガラス1外周縁部へのウインドウダム
3貼り込み作業が行なわれる。
すなわち、ダムリール61に所要量のウインド
ウダム3が装填される。
そして、ウインドウダム3は、上部ローラ64
aおよび下部ローラ64bのいずれかを経由し、
ダム案内補助ローラ73、案内ホース基端部材7
4aおよびフレキシブル送給案内管74bを通じ
て、ダムガイド84のダム案内孔84a内を挿通
され、その端部がメインローラ78の下方へ至る
ように、手作業により装着される。
ついで、スタンド66、アーム67およびアー
ム60の、ロボツトコントローラ11aの制御信
号に基づく姿勢調整により、ウインドウガラス1
のウインドウダム3貼り込み開始位置上方へメイ
ンローラ78を位置させるようにする。
メインローラ78はアクチユエータ81の作動
により下方へ駆動されるが、その際にメインロー
ラ78とウインドウガラス1との間に、ウインド
ウダム3端部が挟持されるようにする。
この後、ロボツトコントローラ11aの制御信
号に基づき、スタンド66、アーム67およびア
ーム60の姿勢が調整されて、メインローラ78
が、ウインドウガラス1端縁部のウインドウダム
3貼り込み部分に沿い移動する。
これと同時に、ダムリール駆動モータ63が駆
動されてダムリール61が回転し、ウインドウダ
ム3がダムレベルガイド64の方向へ供給され
る。そして、ウインドウダム3は、ダム保有量検
出バー68、ダム支持アーム71、ダム支持アー
ムストツパピン72、ダム姿勢制御部74および
案内ホース基端部材74aによりその姿勢および
供給量を調整されながら、ダムガイド84へ供給
される。そして、ウインドウダム3はダム案内孔
84a内に挿通されるが、ダム案内孔84a内へ
は、図示しない空気源からダムガイド固定部83
の空気供給孔83aおよびダムガイド84の空気
供給孔84bを通じ加圧された空気が供給され
る。
ウインドウダム3はダム案内孔84a内周面か
ら浮いた状態になり、ウインドウダム3とダムガ
イド84とが相対的に変位する際にも、ウインド
ウダム3とダムガイド84とは直接に接触しない
ようになる。
また、空気供給孔84bがダムガイド84の後
端方向へ向け傾斜して設けられているので、空気
供給孔84bから供給される空気は、スムーズに
ダム案内孔84a後端から排出されるようにな
り、ウインドウダム3には、ダムガイド84の後
端方向への所要の推力が作用する。
これにより、ウインドウダム3がダム案内孔8
4a内からスムーズに繰り出されるようになる。
すなわち、ウインドウダム3は、ダムガイド8
4の前進によりダムガイド84後端から相対的に
後方に繰り出されることになるが、上述のように
ダム案内孔84aから浮いた状態であるため、ダ
ム案内孔84a内を摺動する際の摩擦抵抗が大幅
に低減されるとともに、ダムガイド84後端方向
への推力をウインドウダム3に作用させるため、
ダムガイド84の移動の際に、メインローラ78
下方からダムガイド84後端に至る部分のウイン
ドウダム3に伸張力を作用させることがなくな
り、ダムガイド84がウインドウダム3に対しス
ムーズに変位する。
また、ウインドウダム3がダム案内孔84a内
側面に噛み込んだりすることもない。
このようにして、軟体物で形成されたウインド
ウダム3が、損傷することなく、また無理な変形
を強いられることなくウインドウガラス1に貼り
込まれるのである。
ところで、ダムガイド84は、第11図に示す
ようにウインドウダム3の底面と対向するダム底
面の案内面84cを水平面(ウインドウダム3貼
り込み部分におけるウインドウガラス1の延在す
る面)に対し、所要の角度θだけ傾けてダムガイ
ド固定部83に装着されている。
すなわち、ウインドウダム3は、そのウインド
ウガラス1へ装着する内周側端縁が先にウインド
ウガラス1に接触し、その後、ウインドウダム3
上をメインローラ78が通過して押圧することに
より、ウインドウダム3はその内周側から外周側
へ向けウインドウガラス1に徐々に接着されて、
外周側が最後に接着される。
このようにすることにより、左右非対称断面を
有する軟体物質で形成されたウインドウダム3
が、ウインドウガラス1に対し一定角度に傾斜し
た姿勢を一定に保たれるようになり、ウインドウ
ガラス1に接触する際の位置および姿勢が一定に
保たれるようになつて、ウインドウダム3を一定
の位置に貼り込めるようになる。
また、ウインドウダム3の不均等な伸びや縮み
が発生せず、貼り込む際に発生しやすいひだが、
発生しないようになる。
このウインドウダム3の貼り込み手段は、第1
1図bに示すように、ウインドウダム3の外周側
を先に接触させるように、ダム底面の案内面84
cを第11図aの場合と逆方向に、所要の角度θ
傾斜させて装着するようにしても、同様な効果が
得られる。
さらに、上述の効果は、第12図に示すよう
な、コーナー部の貼り込み作業において、特に有
効に作用する。
すなわち、ウインドウダム3は、コーナー部に
おいて、その貼り込み後に内周側と外周側との長
さが相違するようになるが、ウインドウダム3を
傾斜させずに貼り込んだ場合には、内周側と外周
側との接着時間に差がないため、その長さの差を
許容する貼り込み制御は困難である。
ところが、本実施例のように、ウインドウダム
3を傾斜させて貼り込むようにすれば、接着直前
に、コーナー部の形状に対応したウインドウダム
3の形状が、傾斜した姿勢により保持されるよう
になる。したがつて、内周側がやや縮み、外周側
がやや伸びて長さ調整が自動的に行なわれる。
これに加えて、メインローラ78による押圧作
動において、ウインドウダム3の内周側から外周
側にかけて接着時間差があるため、ウインドウダ
ム3は、外周側が徐々に伸びるような状態で接着
されるようになる。
このようにして、コーナー部においても、軟体
物で形成されたウインドウダム3がひだ等を形成
されることなく、スムーズに貼り込めるのであ
る。
なお、上述の作用効果は、ウインドウダム3の
断面が、第10図bのように形成されたウインド
ウダム3′または第10図cのように形成された
ウインドウダム3″であつても、同様に得られる。
ところで、ウインドウダム3の貼り込み作業に
おけるウインドウダム3終端の作業は、第16図
a〜eに示すようにして行なわれる。
まず、第16図aに示すようにメインローラ7
8がウインドウダム3終端直前位置に到達する。
メインローラ78が、ウインドウダム3終端直
前位置に到達するまでは、補助ローラ90は上方
に駆動された状態になつているが、到達時にアク
チユエータ93を作動させて下方へ駆動し、ウイ
ンドウダム3を押圧するようにする。
この後、第16図bに示すように、アクチユエ
ータ88を作動させて刃部87c,87cを開い
た状態にし、ついで、アクチユエータ81を作動
させてメインローラ78を上方へ駆動する。
ついで、刃部87c,87cを少し前進させ、
ウインドウダム3の終端位置に刃先87d,87
dを位置させるうにする。
そして、アクチユエータ88を作動させて刃部
87c,87cを閉じるようにし、刃先87d,
87dによりウインドウダム3を切断する。
このとき、刃先87d,87dは、その傾斜面
をカツタ87後方側に対向するように形成されて
おり、前面を刃先87d,87dの係合時に面一
になるように刃部87c,87cの延在する方向
に平行に形成されているため、ウインドウダム3
の長さを正確に切断できるとともに、刃部87
c,87cの相対変位によりウインドウダム3が
刃先87d,87dの間に挟まれて切断が不確実
に行なわれるのを防止され、ウインドウダム3を
正確な位置で確実に切断できるのである。
次に、第16図dに示すように、補助ローラ9
0をウインドウダム3の終端に向け移動させるこ
とにより、メインローラ78の押圧した終端直前
位置から終端へ至る、ウインドウガラス1から離
隔したウインドウダム3をウインドウガラス1に
押圧接着するようにし、終端に到達したらアクチ
ユエータ93を作動させて補助ローラ90を上方
へ駆動する。
これにより、ウインドウダム3の終端部におけ
る貼り込み作業が完了する。
そして、この後、第16図eに示すように、次
回の貼り込み作業にそなえてアクチユエータ81
を作動させてメインローラ78を下方へ駆動し、
ウインドウダム3の先端をメインローラ78の下
方へ位置させるようにする。
次に、案内ホース基端部材74aからフレキシ
ブル送給案内管74bを経由してダム案内孔84
aに至るウインドウダム3のダム送給案内機構
Sg(第7図参照)における軟体連続物送給案内管
としてのフレキシブル送給案内管74bは、第
1,2,19図に示すように構成されており、そ
の内部をウインドウダム3が送給される。
この送給に際し、ウインドウダム3側面は多数
個の案内ボール96周面に係合支持される。
そして、案内ボール96はワイヤ95に対して
回動可能であるため、ウインドウダム3の送給に
伴い、案内ボール96が転動し、ウインドウダム
3が支障なく案内される。
すなわち、ウインドウダム3は軟体物で形成さ
れているため、案内部材に噛み込みやすいが、多
数のローラとして機能する案内ボール96の転動
により多数箇所を案内されるため、特定箇所に過
大な力が作用することが回避され、ウインドウダ
ム3の案内部材への噛み込みが防止される。
また、ワイヤ95は、取り付け金具98を介し
て形状保持線部材97に支持されているため、比
較的剛性の低い線材によりワイヤ95を形成して
も、ダム送給案内機構Sg全体の剛性は保たれる。
したがつて、剛性が低い場合にダム送給案内機
構Sgの変形により発生する、ダムロボツト11
の諸機構へのからみ込み等が防止される。
そして、剛性の低い線材でワイヤ95を形成で
きるため、その製造が容易であるとともに、バネ
定数の低い状態でワイヤ95の隣接するコイル相
互の間隔を容易に設定できるようになる。
さらに、離ケイ紙処理機構Srの作動について
説明すると、第20図に示すように、離ケイ紙吸
込口86付き吸込管86bに接続された吸引装置
(図示せず)により、離ケイ紙吸込口86付近の
空気が吸い込まれ、これにより離ケイ紙3aが空
気とともに吸い込まれて離ケイ紙収納ボツクス8
6a内に収容される。
すなわち、離ケイ紙3aは、ウインドウダム3
がダム案内孔84aから繰り出された直後の部分
において、離ケイ紙吸込口86による吸引力によ
り分離される。
そして、ダム案内孔84aより前方に設けられ
た離ケイ紙吸込口86付き吸込管86bを通じ
て、離ケイ紙3aが吸い込まれ、離ケイ紙3aが
他の機構にからみついたりすることなく、スムー
ズに処理される。
このような手段は、離ケイ紙3aに、ウインド
ウダム3から離ケイ紙3aをはがしやすくするた
め、離ケイ紙3a表面に非接着剤としてのシリコ
ン樹脂が塗布されているために必要になるのであ
つて、離ケイ紙3aをローラ等により送る機構で
は、離ケイ紙3aとローラとがシリコン樹脂によ
りすべるようになり、離ケイ紙3aの送りが不可
能となつて、離ケイ紙3aを処理できない。
本実施例の手段によれば、離ケイ紙3a表面に
シリコン樹脂が塗布されているかどうかにかかわ
らず、離ケイ紙3aを確実に処理できる。
なお、離ケイ紙吸込口86付き吸込管86b
は、ウインドウダム3の延在する方向に対する角
φが、φ90゜となるように配設することにより、
上述の作動が支障なく行なわれる。
ところで、ウインドウダム3のコーナー部にお
ける貼り込みは、第21図a〜cに示すようにし
て行なわれる。
第21図aに示すように、メインローラ78の
走行方向押圧中心線Aがコーナー部に到達する
と、アクチユエータ81を作動させてメインロー
ラ78を上方へ駆動し、ウインドウダム3の押圧
状態を解く。
そして、第21図bに示すように、ダム貼り付
け部76をさらに進めて、ダム貼り付け部76の
アーム60(第6図参照)に対する回転中心B
を、これからウインドウダム3を貼り込もうとす
る部分における長手方向中心線の位置まで至るよ
うにする。
これにより、ウインドウダム3は第21図aに
示す走行方向押圧中心線A位置から昇傾斜した状
態になる。
ついで、第21図cに示すように、回転中心B
を中心にダム貼り付け部76を90゜回転させる。
そして、アクチユエータ81を作動させメイン
ローラ78を下方へ駆動してメインローラ78が
ウインドウダム3をウインドウガラス1へ押圧す
る状態にするとともに、アクチユエータ93の作
動により補助ローラ90も下方へ駆動するように
する。
この状態から、ダム貼り付け部76をウインド
ウダム3の方向へ進めることにより、メインロー
ラ78はウインドウダム3の通常の直線域におけ
る貼り込み作業を行ない、補助ローラ90は、コ
ーナー部におけるウインドウダム3のウインドウ
ガラス1への押圧接着作業を行ない、コーナー部
におけるウインドウダム3の貼り込みが完了す
る。
この後、アクチユエータ93を作動させて、補
助ローラ90上方へ駆動し、格納状態にして、メ
インローラ78による通常の直線域における作業
が継続される。
このように、ダム貼り付け部76のアーム60
に対する回転中心Bをメインローラ78の走行方
向押圧中心線Aよりやや後方にずらした位置に配
設することにより、コーナー部においては、ウイ
ンドウダム3の内周側がウインドウガラス1に接
触し、外周側が、第21図aに示す走行方向押圧
中心線A位置から徐々に持ち上がるように傾斜し
た姿勢が確実に形成される。
このため、軟体物で形成されたウインドウダム
3は、上記の姿勢に適合するようにその内周側お
よび外周側長さを自動的に調整されて、貼り込み
後のひだ等の発生が防止される。
また、ウインドウダム3のコーナー部は、補助
ローラ90により、そのコーナー部における両端
を接着された状態で押圧されるため、容易にまた
確実に貼り込みが完了する。
このように、ウインドウダム貼り込み装置Sd
により、前処理としてのウインドウダム3が行な
われる。
このようにしてウインドウダム3を貼り込まれ
たウインドウガラス1は、シヤトルビーム8bに
よりプライマ位置決め治具20へ移送される。
プライマ位置決め治具20において位置決め固
定されたウインドウガラス1には、プライマロボ
ツト13によりウインドウダム3の外周側にプラ
イマー4が塗布される。
このように、プライマ塗布装置Spにより、プ
ライマー塗布の前処理が行なわれる。
この後ウインドウガラス1は、シヤトルビーム
8cにより接着剤位置決め治具15へ移送され
る。
接着剤位置決め治具15において位置決め固定
されたウインドウガラス1には、接着剤ロボツト
16により、プライマー4の上部に接着剤2が塗
布される。
このように、接着剤塗布装置Sbにより、接着
剤塗布の前処理が行なわれる。
このようにして、ウインドウダム3の貼り込
み、プライマー4の塗布および接着剤2の塗布の
前処理作業が完了したウインドウガラス1は、ガ
ラス移載装置22によりコンベア18に移載さ
れ、図示しない本体ラインにおいて、車体に貼り
付けられるまで待機する。
〔考案の効果〕
以上詳述したように、本考案の軟体連続物送給
案内管によれば、コイル状ワイヤで形成されたフ
レキシブル案内管において、同案内管に挿入され
た軟体連続物の移送時に同軟体連続物の案内を行
なわせるべく、上記ワイヤにほぼ球状に形成され
た多数の案内ボールが回動可能に貫挿されるとと
もに、上記案内管の隣接するワイヤ部分がそれぞ
れに装着された上記案内ボールの相互間に空隙を
有するように形成されるという簡素な構成で、軟
体連続物の送給に際し、その案内を支障なくスム
ーズに行なえるようになる利点がある。
また、上述のように、軟体連続物の送給に際し
ての案内を支障なく行なえるので、車両製造時に
おける、ウインドウガラス前処理としてのウイン
ドウダム貼り込みを安定した状態で自動的に行な
える装置で提供できるようになる利点もある。
【図面の簡単な説明】
第1〜21図は本考案の一実施例としての軟体
連続物送給案内管を装備したウインドウガラス前
処理装置を示すもので、第1,2図はそのダム送
給案内管を示すもので、第1図はその斜視図、第
2図は第1図の−矢視図であり、第3〜5図
はその位置決め装置を示すもので、第3図はその
平面図、第4図は第3図の−矢視断面図、第
5図は第3図の−矢視断面図であり、第6〜
8図はそのウインドウダム貼り込み装置を示すも
ので、第6図はその平面図、第7図はその正面
図、第8図はその側面図であり、第9図は第8図
の部拡大図であり、第10図a,b,cはそれ
ぞれウインドウダムの断面図、第11図a,bは
それぞれのダム貼り込み装置におけるダム貼り込
み状態を示す模式図、第12図はそのダム貼り込
み装置におけるコーナー部の貼り込み状態を示す
模式図、第13図は第9図の−XI(ii)矢視断面
図、第14図はそのダムガイドの縦断面図、第1
5図はそのダム切断用カツターの正面図、第16
図a〜eはそれぞれウインドウダム切断作業を模
式図、第17図は前処理されたウインドウガラス
を示す断面図、第18図はその全体構成図、第1
9図はダム送給案内管の案内ボールの斜視図であ
り、第20図はそのダム離けい紙分離収納装置を
示す模式図であり、第21図a,b,cはそのダ
ムコーナー部におけるダム貼り込み状態を示す模
式図である。 1……ウインドウガラス、2……接着剤、3,
3′,3″……軟体連続物としてのウインドウダ
ム、3a……離ケイ紙、4……プライマー、7…
…位置決め治具、7a……操作部、8a,8b,
8c……シヤトルビーム、9……ダム位置決め治
具、10……ダム作業台、11……ダムロボツ
ト、11a……ロボツトコントローラ、12……
プライマ作業台、13……プライマロボツト、1
3a……ロボツトコントローラ、14……接着剤
作業台、15……接着剤位置決め治具、16……
接着剤ロボツト、16a……ロボツトコントロー
ラ、17……パレツト台車、18……コンベア、
19……主制御盤、19a,19b,19c,1
9d……副操作盤、20……プライマ位置決め治
具、21……ガラス抽出装置、22……ガラス移
載装置、31……支持台、32……ベースプレー
ト、32a,32b……ベースプレート、33…
…ウインドウガラス支持用柱、34……吸盤式固
定機構、34a……吸盤、34b……アクチユエ
ータ、35,35′……アーム、35a,35′a
……ポール、35b……ブラケツト、36,3
6′……ローラ、37,37′……ウオームホイー
ル、38,38′……ウオーム、39a,39′
a,39b,39′b……支持部材、40……ギ
ア機構、41……駆動モータ、42a,42b…
…モータ取り付けプレート、43……スライドバ
ー、44a,44′a,44b,44′b,44
c,44′c……ブラケツト、45,45′……ス
ライダー、46,46′……ガイドバー、47,
47′……ポール、48,48′……ローラ、49
……スライドバー、50,50′……スライダー、
51,51′……ポール、52,52′……ロー
ラ、53……油圧シリンダ、54……ロツド、5
5……ピニオンラツク取り付け板、56,56′
……ラツク、57……ピニオン、60……アー
ム、61……ダムリール、62……ダムリール
軸、63……ダムリール駆動モータ、63a……
モータ取り付け板、64……ダムレベルガイド、
64a……上部ローラ、64b……下部ローラ、
65a……赤外線反射型センサ、65b……反射
板、66……スタンド、67……アーム、68…
…ダム保有量検出バー、69……ハンド部、70
……基部、71……ダム支持アーム、72……ダ
ム支持アームストツパピン、73……ダム案内補
助ローラ、74……ダム姿勢制御部、74a……
案内ホース基端部材、74b……軟体連続物送給
案内管としてのフレキシブル送給案内管、75…
…ダム姿勢制御アーム、76……ダム貼り込み
部、77……プレート、78……メインローラ、
78a……ブラケツト、79a……後部ロツド、
79b……前部ロツド、80a,80b……ロツ
ド案内部、81……アクチユエータ、82……ロ
ツド、83……ダムガイド固定部、83a……空
気供給孔、84……ダムガイド、84a……ダム
案内孔、84b……空気供給孔、84c……ダム
底面の案内面、85……突出部、86……離ケイ
紙吸込口、86a……離ケイ紙収納ボツクス、8
6b……吸込管、87……カツタ、87a,87
b……アーム、87c……刃部、87d……刃
先、88……アクチユエータ、89……ロツド、
90……補助ローラ、91……ロツド、92……
ロツド案内部、93……アクチユエータ、94…
…ロツド、95……コイル状ワイヤ、95a……
ワイヤ部分、96……案内ボール、97……形状
保持線部材、98……取り付け金具、A……走行
方向押圧中心線、B……回転中心、Sb……接着
剤塗布装置、Sd……ウインドウダム貼り込み装
置、Sg……ダム送給案内機構、Sh……ウインド
ウガラス上下方向中心位置調整機構、Sp……プ
ライマ塗布装置、Sr……離ケイ紙処理機構、Sw
……ウインドウガラス幅方向中心位置調整機構。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. コイル状ワイヤで形成されたフレキシブル案内
    管において、同案内管に挿入された軟体連続物の
    移送時に同軟体連続物の案内を行なわせるべく、
    上記ワイヤにほぼ球状に形成された多数の案内ボ
    ールが回動可能に貫挿されるとともに、上記案内
    管の隣接するワイヤ部分がそれぞれに装着された
    上記案内ボールの相互間に空隙を有するように形
    成されたことを特徴とする、軟体連続物送給案内
    管。
JP5279584U 1984-04-11 1984-04-11 軟体連続物送給案内管 Granted JPS60165122U (ja)

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JP5279584U JPS60165122U (ja) 1984-04-11 1984-04-11 軟体連続物送給案内管

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JPS60165122U JPS60165122U (ja) 1985-11-01
JPH027001Y2 true JPH027001Y2 (ja) 1990-02-20

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ID=30573058

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JP5279584U Granted JPS60165122U (ja) 1984-04-11 1984-04-11 軟体連続物送給案内管

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