JPH026928A - 光変調素子 - Google Patents
光変調素子Info
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- JPH026928A JPH026928A JP10111088A JP10111088A JPH026928A JP H026928 A JPH026928 A JP H026928A JP 10111088 A JP10111088 A JP 10111088A JP 10111088 A JP10111088 A JP 10111088A JP H026928 A JPH026928 A JP H026928A
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- waveguide
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- electrons
- tunneling
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は、キャリア注入効果を用いた外部光変調器に
関するものである。
関するものである。
(従来の技術〕
高速の直接変調が困難な場合や、特殊な変調には電気光
学効果あるいはキャリア注入効果などを用いた外部変調
の方法が用いられる。中でも導波路型の光変調器は、狭
い導波路に光が閉じ込められているので回折現象がなく
、狭い間隔の電極間に印加電界を加えるので、印加電圧
を小さくできる特徴がある。
学効果あるいはキャリア注入効果などを用いた外部変調
の方法が用いられる。中でも導波路型の光変調器は、狭
い導波路に光が閉じ込められているので回折現象がなく
、狭い間隔の電極間に印加電界を加えるので、印加電圧
を小さくできる特徴がある。
第3図+8)は例えばオプチカル アンド クオンタム
エレクトロニクス 17 (1985) pp449
〜455(Optical and Quantum
Electronics 17(1985)pp449
〜455)に記載された従来の導波路型光変調器の基本
的な構成を示す図であり、図において、17はInGa
AsPで形成されたりフジ導波路で、角度2θで交叉し
ており、バンドギャップ波長は1.2μmになるように
その組成が選ばれている。
エレクトロニクス 17 (1985) pp449
〜455(Optical and Quantum
Electronics 17(1985)pp449
〜455)に記載された従来の導波路型光変調器の基本
的な構成を示す図であり、図において、17はInGa
AsPで形成されたりフジ導波路で、角度2θで交叉し
ており、バンドギャップ波長は1.2μmになるように
その組成が選ばれている。
18はn形1nP基板である。導波路の交叉部上にはク
ランド層をのせた部分19が形成されており、第3図(
b)はこの部分の断面図である。第3図(blにおいて
、19aはp−1nPクラッド層、19bは電極のコン
タクトをとるためのp−1nGaAspキャンプ層であ
る。これらp−1nPクラフト層19a、InGaAs
P導波路17.n−InP基板18によりp−X n
P / I n G a AsP/n −InPダブル
へテロ構造が形成され、部分20の屈折率は等価的にそ
れ以外の部分よりも高くなる。21はマスク用のS i
Ot膜、22は電極である。
ランド層をのせた部分19が形成されており、第3図(
b)はこの部分の断面図である。第3図(blにおいて
、19aはp−1nPクラッド層、19bは電極のコン
タクトをとるためのp−1nGaAspキャンプ層であ
る。これらp−1nPクラフト層19a、InGaAs
P導波路17.n−InP基板18によりp−X n
P / I n G a AsP/n −InPダブル
へテロ構造が形成され、部分20の屈折率は等価的にそ
れ以外の部分よりも高くなる。21はマスク用のS i
Ot膜、22は電極である。
入射光は第1のボート10又は第2のボー ト11から
素子内に入り、後述するような動作原理によって第3の
ボート12又は第4のボー)13から出射光として出て
くる。
素子内に入り、後述するような動作原理によって第3の
ボート12又は第4のボー)13から出射光として出て
くる。
次に動作について説明する。
入射光の波長がInGaAsPのバンドギャップ波長よ
りも長い(例えば1.5μm)時、光は比較的低い損失
で導波路内に閉じ込められる。
りも長い(例えば1.5μm)時、光は比較的低い損失
で導波路内に閉じ込められる。
キャリアが電極22からpn接合を介して導波路N17
に注入されるど、部分20の屈折率はプラズマ効果によ
り低下する0例えば入射光の波長が1゜5μm、注入さ
れたキャリア密度ΔNが1×101aeai−3のとき
、屈折率変化Δnはおよそ一5×10″3である。
に注入されるど、部分20の屈折率はプラズマ効果によ
り低下する0例えば入射光の波長が1゜5μm、注入さ
れたキャリア密度ΔNが1×101aeai−3のとき
、屈折率変化Δnはおよそ一5×10″3である。
今、レーザビームが第2のボート11から入射したとす
る、このとき交叉角に応じて2種類のスイッチング動作
が可能である。交叉角が2〜3゜よりも小さ(、キャリ
ア注入によって引き起こされた屈折率の空間的変化がゆ
るやかであるとき、導波路17の交叉領域への注入電流
を制御することにより、導波路17を伝わる入射光の2
つのモード間の伝播定数の差を制御し、モード間の干渉
を行なわせて、第3のボー・ト12においては各モード
の光出力が互いに打ち消し合・)ようにすれば、出射光
を第4のボート13だけから出てくるようにすることが
できる。
る、このとき交叉角に応じて2種類のスイッチング動作
が可能である。交叉角が2〜3゜よりも小さ(、キャリ
ア注入によって引き起こされた屈折率の空間的変化がゆ
るやかであるとき、導波路17の交叉領域への注入電流
を制御することにより、導波路17を伝わる入射光の2
つのモード間の伝播定数の差を制御し、モード間の干渉
を行なわせて、第3のボー・ト12においては各モード
の光出力が互いに打ち消し合・)ようにすれば、出射光
を第4のボート13だけから出てくるようにすることが
できる。
一方、交叉角が大きい場合には導波路17とp−InP
クラッド@ l 9 aの接合平面に沿ったキャリア流
度の空間的な変化が急峻となり、第2のボート11から
の入射光の全反射が可能となる。
クラッド@ l 9 aの接合平面に沿ったキャリア流
度の空間的な変化が急峻となり、第2のボート11から
の入射光の全反射が可能となる。
そしてこの反射により第4のボート13に出射する光の
パワーと第3のボート12にそのまま透過する先のパワ
ーの比を注入電流を変えることにより変調することがで
きる。
パワーと第3のボート12にそのまま透過する先のパワ
ーの比を注入電流を変えることにより変調することがで
きる。
上記のような原理で、入射光のスイッチングを行なうこ
とができる。
とができる。
また、上述のようにプラズマ効果により屈折率を変化さ
せる方法の他に、電子注入によるバンドギャップ近くの
吸収係数の変化により屈折率を変化させる方法がある。
せる方法の他に、電子注入によるバンドギャップ近くの
吸収係数の変化により屈折率を変化させる方法がある。
バンドギャップ近くの吸収係数は、注入された電子の濃
度に依存し、電子濃度が高いほど吸収端が短波長側にず
れる現象がバーンスタイン・シフトとして知られている
。そしてこの吸収係数の変化は屈折率の変化をもたらし
、この変化分は例えば雑誌IEEEジャーナル オブク
オンタム エレクトロニクス、GE−19S、 10号
。
度に依存し、電子濃度が高いほど吸収端が短波長側にず
れる現象がバーンスタイン・シフトとして知られている
。そしてこの吸収係数の変化は屈折率の変化をもたらし
、この変化分は例えば雑誌IEEEジャーナル オブク
オンタム エレクトロニクス、GE−19S、 10号
。
1983年、 1525〜1529頁(IHEE JO
URNAI、叶QUANTtJl’IELECTRON
IC3,vol 、叶−19,No、10.1983.
pp1525〜1529)にあるように1.プラズマ効
果に基づく屈折率変化に比して1桁程度大きい。従って
導波路の交叉角が同しであっても全反射型の光変調素子
を構成することが容品になる。
URNAI、叶QUANTtJl’IELECTRON
IC3,vol 、叶−19,No、10.1983.
pp1525〜1529)にあるように1.プラズマ効
果に基づく屈折率変化に比して1桁程度大きい。従って
導波路の交叉角が同しであっても全反射型の光変調素子
を構成することが容品になる。
従来の導波路型の光変調素子は以上のように構成されて
おり、このようなダブルへテロ構造では電流注入を停止
した後もキャリア再結合によって電子が消費されるまで
は電子が導波路に存在するため、スイッヂ時間が変調器
内部のキャリア再結合時間(InPの場合約5ns)で
制限されてしまうことが多く、より高速の変調が困難で
あるという問題点があった。
おり、このようなダブルへテロ構造では電流注入を停止
した後もキャリア再結合によって電子が消費されるまで
は電子が導波路に存在するため、スイッヂ時間が変調器
内部のキャリア再結合時間(InPの場合約5ns)で
制限されてしまうことが多く、より高速の変調が困難で
あるという問題点があった。
この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、すぐれた高速応答性を持ち、同じ電圧変化に
対する変調度の高い光変調素子を得ることを目的とする
。
たもので、すぐれた高速応答性を持ち、同じ電圧変化に
対する変調度の高い光変調素子を得ることを目的とする
。
この発明に係る光変調素子は、導波路を構成する半導体
層の電子供給層と主先導波層との間に該両層間において
電子をトンネル伝導させるトンネリング層を設け、共鳴
トンネリングにより電子注入を行なうようにしたもので
ある。
層の電子供給層と主先導波層との間に該両層間において
電子をトンネル伝導させるトンネリング層を設け、共鳴
トンネリングにより電子注入を行なうようにしたもので
ある。
この発明においては、導波路を構成する半導体層の電子
供給層と主先導波層との間にトンネリング層を設け、電
子が共鳴トンネリングにより導波路に注入され、等価的
な屈折率を低下させ、また共鳴条件からはずれると電子
は速やかに導波路から引き抜かれる構成としたから、ス
イッチング時間を大幅に短縮することができる。
供給層と主先導波層との間にトンネリング層を設け、電
子が共鳴トンネリングにより導波路に注入され、等価的
な屈折率を低下させ、また共鳴条件からはずれると電子
は速やかに導波路から引き抜かれる構成としたから、ス
イッチング時間を大幅に短縮することができる。
以下、この発明の一実施例を図について説明する。
第1図(a)、 (b)はそれぞれ本発明の一実施例に
よる導波路型光変調素子の基本的な構成を示す斜視図、
及び断面図である0図において、1はp形InPで形成
されたりフジ型導波路である。2はIno、ssG a
o、aqA S第1導波層、3は電子はトンネル伝導で
きるが、ホールはトンネル伝導できないInP第1障壁
層、4は電子もホールもトンネル伝導できないInP第
2障壁層、5は導波路の構成に自由度を持たせるために
設けた第2導波層であり、価電子帯の上端と伝導帯の下
端が共にIn o、 ssG a o、 41A !第
1導波層2とInP第211壁層4の中間にあり、かつ
クラッド層(p型InPJり1と格子整合がとれる組成
のInGaAsPよりなる。6は傾斜低エネルギーバン
ド間隙層で、第1障壁層3に接するところでは組成がI
no、 ssG a 0.4?A Sで、第1導波層2
中の自由電子のエネルギー準位よりも伝導帯下端が低く
なっている。そして第1障壁N3から離れるに従ってバ
ンド間隙が徐々に広がるように組成が変化しており、最
終的にn型導電層即ちクラッド層(n型InP層)7と
一致する。8はp型InP層lとオーミック接触させた
第1電極、9はn”−InP層7とオーミック接触させ
た第2を極である。
よる導波路型光変調素子の基本的な構成を示す斜視図、
及び断面図である0図において、1はp形InPで形成
されたりフジ型導波路である。2はIno、ssG a
o、aqA S第1導波層、3は電子はトンネル伝導で
きるが、ホールはトンネル伝導できないInP第1障壁
層、4は電子もホールもトンネル伝導できないInP第
2障壁層、5は導波路の構成に自由度を持たせるために
設けた第2導波層であり、価電子帯の上端と伝導帯の下
端が共にIn o、 ssG a o、 41A !第
1導波層2とInP第211壁層4の中間にあり、かつ
クラッド層(p型InPJり1と格子整合がとれる組成
のInGaAsPよりなる。6は傾斜低エネルギーバン
ド間隙層で、第1障壁層3に接するところでは組成がI
no、 ssG a 0.4?A Sで、第1導波層2
中の自由電子のエネルギー準位よりも伝導帯下端が低く
なっている。そして第1障壁N3から離れるに従ってバ
ンド間隙が徐々に広がるように組成が変化しており、最
終的にn型導電層即ちクラッド層(n型InP層)7と
一致する。8はp型InP層lとオーミック接触させた
第1電極、9はn”−InP層7とオーミック接触させ
た第2を極である。
入射光は第1導波層2に第1のボート10又は第2のポ
ート11から素子内に入り、後述するような動作原理に
よって第3のボート12又は第4のボート13から出射
光として出てくる。
ート11から素子内に入り、後述するような動作原理に
よって第3のボート12又は第4のボート13から出射
光として出てくる。
次に動作について説明する。
第2図(b)はInPのバンド間隙に相当する順方向電
圧を電極8.9を通して印加した状態を示しており、こ
の状態ではホール14はp型1nP層1から拡散によっ
て第2導波層5に溜まる。このとき第2障壁J14のた
めにホールは導波層2に入らない、電子15は拡散によ
って傾斜低エネルギーバンド間隙層6中、特にポテンシ
ャルの低い第1障壁層3との境界付近に溜まる。この電
子密度が高くなるとバンドフィリングのために、高いエ
ネルギー準位を持つ電子も生じる。この電子のうち、第
1導波層2の伝導帯に生じた量子準位lGと一致したエ
ネルギーを持つ電子は第1障壁層3をトンネル伝導して
第1導波層2中に入る。こうして導波層領域に入った電
子とホールは空間的に分離されているので発光は起こら
ない、クラッド層(I nP層)l、7によりはさまれ
た内側の層である第2導波N5.第2障壁層4.第1導
波層2、第1障壁N3.傾斜低エネルギーバンド間隙N
6は平均的にエネルギーバンド間隙が上記InPFJI
、?より小さく、導波路として働く。第2図山)の状態
ではバンドフィリング効果によって、第1導波層2の付
近では等価的に屈折率が低下している。
圧を電極8.9を通して印加した状態を示しており、こ
の状態ではホール14はp型1nP層1から拡散によっ
て第2導波層5に溜まる。このとき第2障壁J14のた
めにホールは導波層2に入らない、電子15は拡散によ
って傾斜低エネルギーバンド間隙層6中、特にポテンシ
ャルの低い第1障壁層3との境界付近に溜まる。この電
子密度が高くなるとバンドフィリングのために、高いエ
ネルギー準位を持つ電子も生じる。この電子のうち、第
1導波層2の伝導帯に生じた量子準位lGと一致したエ
ネルギーを持つ電子は第1障壁層3をトンネル伝導して
第1導波層2中に入る。こうして導波層領域に入った電
子とホールは空間的に分離されているので発光は起こら
ない、クラッド層(I nP層)l、7によりはさまれ
た内側の層である第2導波N5.第2障壁層4.第1導
波層2、第1障壁N3.傾斜低エネルギーバンド間隙N
6は平均的にエネルギーバンド間隙が上記InPFJI
、?より小さく、導波路として働く。第2図山)の状態
ではバンドフィリング効果によって、第1導波層2の付
近では等価的に屈折率が低下している。
次に第2図(C)に示すように急激に印加電圧を取り去
った場合を考える。第2導波Ji5中のホールは、クラ
ッドNlと第2導波層5の価電子帯のバンドギャップの
ために伝導できず、一部が第2導波層5の中に残される
。一方、電子は傾斜低エネルギーバンド間隙層6からは
拡散もしくはドリフト伝導によって除かれる。さらに第
1導波層2の中にある電子は、傾斜低エネルギーバンド
間隙層6の中の、第1導波1i2中の量子準位16と同
じ高さのエネルギー準位が空になると、トンネル伝導に
よって傾斜低エネルギーバンド間隙層6へ取り出され、
上記と同様、傾斜低エネルギーバンド間隙層6よりn型
導ti7の方向へ移動するので導波部分の屈折率はもと
の値に戻る。
った場合を考える。第2導波Ji5中のホールは、クラ
ッドNlと第2導波層5の価電子帯のバンドギャップの
ために伝導できず、一部が第2導波層5の中に残される
。一方、電子は傾斜低エネルギーバンド間隙層6からは
拡散もしくはドリフト伝導によって除かれる。さらに第
1導波層2の中にある電子は、傾斜低エネルギーバンド
間隙層6の中の、第1導波1i2中の量子準位16と同
じ高さのエネルギー準位が空になると、トンネル伝導に
よって傾斜低エネルギーバンド間隙層6へ取り出され、
上記と同様、傾斜低エネルギーバンド間隙層6よりn型
導ti7の方向へ移動するので導波部分の屈折率はもと
の値に戻る。
今、入射光が第1導波12中に第2のポート11から入
った場合を考える。電極8に電圧を印加しない場合、エ
ネルギーバンドは第2図(Mlのように表され、第1導
波層2の屈折率はもとのままであるから、大部分の光は
そのまま第3のポート12へ出射する0次に電極8に電
圧を印加すると、エネルギーバンドは第2図(b)のよ
うになり、上記のように第1導波層2の等価的な屈折率
は下がる。
った場合を考える。電極8に電圧を印加しない場合、エ
ネルギーバンドは第2図(Mlのように表され、第1導
波層2の屈折率はもとのままであるから、大部分の光は
そのまま第3のポート12へ出射する0次に電極8に電
圧を印加すると、エネルギーバンドは第2図(b)のよ
うになり、上記のように第1導波層2の等価的な屈折率
は下がる。
すでに述べたように、この屈折率の変化分は従来例によ
るものよりも大きくとることができ、入射光は全反射を
起こして第4のボート13へ出射する。
るものよりも大きくとることができ、入射光は全反射を
起こして第4のボート13へ出射する。
電子のトンネル伝導時間は例えば維誌ジャパニーズ ジ
ャーナル オブ アプライド フィジクス、 25@、
L871(1986) (Jpn、J、Appl、Ph
ys、25.L871(1986) )に記載されるよ
うに、Ips程度なのでキ4・・リアの再結合寿命が数
ns稈度であるのに比して極めて短く、上記のようにこ
れをキャリアの注入。
ャーナル オブ アプライド フィジクス、 25@、
L871(1986) (Jpn、J、Appl、Ph
ys、25.L871(1986) )に記載されるよ
うに、Ips程度なのでキ4・・リアの再結合寿命が数
ns稈度であるのに比して極めて短く、上記のようにこ
れをキャリアの注入。
引き抜きに利用することにより、極めて高速の変調が可
能となる。
能となる。
このように本実施例では、導波路を構成する多層半導体
層のうち、電子供給層となるn”−InP基板7ど主導
波層である第1導波層2の間に1、第1障壁層3及び傾
斜低エネルギ・〜バンド間隙層6を設け、基板7.第1
導波層2間において電子を共鳴トンネリング伝導させる
構成としたから、光変調のスイッチング速度を極めて高
速化できる。
層のうち、電子供給層となるn”−InP基板7ど主導
波層である第1導波層2の間に1、第1障壁層3及び傾
斜低エネルギ・〜バンド間隙層6を設け、基板7.第1
導波層2間において電子を共鳴トンネリング伝導させる
構成としたから、光変調のスイッチング速度を極めて高
速化できる。
また本実施例では、ホール溜まりとして機能する第2導
波雇5と、電子もホールもトンネル伝導させない第2障
壁層4とを設け、7電子とホールを、空間的に分離する
構成としたから、電子とホールの再結合による発光は起
こらず、導波光中の雑音を大幅に低減できる。
波雇5と、電子もホールもトンネル伝導させない第2障
壁層4とを設け、7電子とホールを、空間的に分離する
構成としたから、電子とホールの再結合による発光は起
こらず、導波光中の雑音を大幅に低減できる。
なお、第2導波N5の厚さには自由度が有るが、注入し
たホールが第2障壁層3を越えて第1導波N2にあふれ
ない範囲で、できる限り薄くすることが光が効率良く第
1導波層を伝搬するためにも望ましい。
たホールが第2障壁層3を越えて第1導波N2にあふれ
ない範囲で、できる限り薄くすることが光が効率良く第
1導波層を伝搬するためにも望ましい。
また、上記実施例では第1導波層2を量子井戸構造のも
のとしたが、量子準位が形成されない厚さの導波層を用
いてもよい。この場合は、第1導波l112内の量子準
位は連続的になり、トンネル伝導も幅広いエネルギー準
位で同時に生ずるため、第1導波層2へ電子を注入する
早さは促進される。
のとしたが、量子準位が形成されない厚さの導波層を用
いてもよい。この場合は、第1導波l112内の量子準
位は連続的になり、トンネル伝導も幅広いエネルギー準
位で同時に生ずるため、第1導波層2へ電子を注入する
早さは促進される。
これは高速変調を行なうためにはむしろ望ましい。
以上のように、この発明によれば導波路型の光変調素子
において、導波路を構成する半導体層の電子供給層と主
先導波眉との間に該両層間において電子をトンネル伝導
させるトンネリング層を設け、共鳴トンネル注入により
電子注入を行なう構成としたから、上記主導波層中に電
子をトンネル注入できるだけでなく、同じ<トンネル注
入により高速で上記主導波層中から電子を取り出すこと
ができ、これをX字型の導波路の交叉部におけるキャリ
アの注入と引き抜きに利用することで光変調素子の高速
変調特性が大幅に改善できる効果がある。
において、導波路を構成する半導体層の電子供給層と主
先導波眉との間に該両層間において電子をトンネル伝導
させるトンネリング層を設け、共鳴トンネル注入により
電子注入を行なう構成としたから、上記主導波層中に電
子をトンネル注入できるだけでなく、同じ<トンネル注
入により高速で上記主導波層中から電子を取り出すこと
ができ、これをX字型の導波路の交叉部におけるキャリ
アの注入と引き抜きに利用することで光変調素子の高速
変調特性が大幅に改善できる効果がある。
第1図(al、 (11)はこの発明の一実施例による
導波路型光変調素子の斜視図および断面図、第2図は本
実施例の動作時のエネルギーバンド構造を示す図、第3
図(81,(blは従来の導波路型光変調素子の斜視図
および断面図である。 1はp型InP導波路、2はI n O,S3G a
o、 4tAs第1導波屡、3はInP第1障壁層、4
はInP第2障壁層、5はInGaAsP第2導波層、
6は傾斜低エネルギーバンド間隙層、7はn。 InPi板、8は第1電極、9は第2電極、10は第1
のボート、11は第2のボート、12は第3のボート、
13は第4のボーl−6 なお図中同一符号は同−又は相当部分を示す。
導波路型光変調素子の斜視図および断面図、第2図は本
実施例の動作時のエネルギーバンド構造を示す図、第3
図(81,(blは従来の導波路型光変調素子の斜視図
および断面図である。 1はp型InP導波路、2はI n O,S3G a
o、 4tAs第1導波屡、3はInP第1障壁層、4
はInP第2障壁層、5はInGaAsP第2導波層、
6は傾斜低エネルギーバンド間隙層、7はn。 InPi板、8は第1電極、9は第2電極、10は第1
のボート、11は第2のボート、12は第3のボート、
13は第4のボーl−6 なお図中同一符号は同−又は相当部分を示す。
Claims (1)
- (1)X字状に交叉する導波路を構成する多層半導体層
を有し、該導波路の交叉部にキャリアを注入することに
よって屈折率を変化させ、上記導波路を伝搬する導波光
の強度を変化させるようにした光変調素子において、 上記導波路の半導体層の電子供給層と主光導波層との間
に設けられ、該両層間において電子をトンネル伝導させ
るトンネリング層を備えたことを特徴とする光変調素子
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10111088A JPH026928A (ja) | 1988-04-22 | 1988-04-22 | 光変調素子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10111088A JPH026928A (ja) | 1988-04-22 | 1988-04-22 | 光変調素子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH026928A true JPH026928A (ja) | 1990-01-11 |
Family
ID=14291934
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10111088A Pending JPH026928A (ja) | 1988-04-22 | 1988-04-22 | 光変調素子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH026928A (ja) |
-
1988
- 1988-04-22 JP JP10111088A patent/JPH026928A/ja active Pending
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