JPH026731Y2 - - Google Patents

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JPH026731Y2
JPH026731Y2 JP2420286U JP2420286U JPH026731Y2 JP H026731 Y2 JPH026731 Y2 JP H026731Y2 JP 2420286 U JP2420286 U JP 2420286U JP 2420286 U JP2420286 U JP 2420286U JP H026731 Y2 JPH026731 Y2 JP H026731Y2
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JP
Japan
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valve
hydraulic
reel
mower
rotation
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JP2420286U
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案はゴルフ場等の芝を刈り取る多連リール
モア装置において、旋回時に最外部のリールモア
の回転数を上げるための改良技術に関するもので
ある。
(ロ) 従来技術 最外部のリールモアの回転数を旋回時に上げる
技術として、同一出願人による実願昭60−73205
号の技術があるのである。該技術はリールの駆動
モーターにHST変速装置を付設して、旋回時に
ハンドルの切れに応じて該HST変速装置を変速
してリールの回転数を変更していたのである。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 上記従来技術はHST変速装置をリールモア装
置上の油圧モーターに付設する構成であつたため
に、変速するための遠隔装置が必要となり、リー
ルの重量も増加しコストも高くなつてしまうとい
う不具合があつたのである。
(ニ) 問題を解決するための手段 本考案は以上の不具合を解消するために次の如
く構成したものである。
リールモアを機体前部又は後部又は側部に配設
した多連リールモア装置の油圧回路において、リ
ールを正転−中立−逆転に切り換える切換バルブ
15と機体最外部のリールを駆動する油圧モータ
ー間にON/OFFバルブ26を設け、ハンドル5
の回動にてON/OFFバルブを切り換え、前記油
圧モーターに送油し、最外部のリールモアの回転
数を上げるべく構成したものである。
(ホ) 実施例と作用 本考案の目的は以上の如くであり、添付の図面
に示した実施例の構成に基づいて、本考案の構成
及び作用を説明すると。
第1図は多連リールモア装置全体側面図。第2
図は旋回時の模式平面図。第3図はフローコント
ロールバルブを用いた実施例を示す油圧回路。第
4図はポンプを2個使用した実施例を示す油圧回
路。第5図はパワーシフトを利用した実施例を示
す油圧回路。第6図は可変モーターを利用した実
施例を示す油圧回路。第7図はHSTの走行系流
量を利用した実施例を示す油圧回路である。
第1図、第2図より全体構成から説明すると、
本実施例において多連リールモア装置は、トラク
ター等からなる機体前方にフロントモア1L,1
M,1R、前輪3と後輪4間の側方にサイドモア
2L,2Rを配設した5連モアからなり、それぞ
れのモアは昇降可能としている。5はハンドル、
6は座席である。
このようなリールモア装置において、刈取作業
時に旋回すると、特に急旋回すると、最外部に配
置されたサイドモア2L又は2Rによる刈取は、
内側のフロントモア1L,1M,1R等に比べて
移動速度が速いために刈り残しや刈り跡にうねり
が生じていたのである。そこで本考案は旋回時に
はサイドモアのモーターの回転を速めるように、
第3図〜第7図の油圧回路に示すような構成とし
たのである。但し、旋回時には内側も同様に回転
数が高くなるが、刈刃と地表面との間隔は変わら
ないので、刈り過ぎるようなことはなく仕上がり
には問題ないのである。
次に具体的な実施例にて説明すると、フローコ
ントロールバルブを用いた場合の実施例を第3図
にて説明すると、10は作動油タンク、11はオ
イルクーラー、12,13,14はリリーフバル
ブ、15はリールを正転又は中立又は逆転に切り
換えるための切換バルブ、16,17,18はフ
ロントモア1L,1M,1Rのリールを駆動する
ための油圧モーター、19,20はサイドモア2
L,2Rのリールを駆動するための油圧モータ
ー、21はフロントモア1L,1M,1R下降時
のみ駆動させるための切換バルブ、22はサイド
モア2L下降時のみ駆動させる切換バルブ、23
は同じくサイドモア2R下降時のみ駆動させる切
換バルブである。
本考案の要部であるフローコントロールバルブ
25は油圧モーター16,17,18,19,2
0と切換バルブ15間に配設され、該フローコン
トロールバルブ25と切換バルブ15間で分流し
てON/OFFバルブ26、チエツクバルブ27を
介してサイドモア2L,2Rの油圧モーター1
9,20に供給している。該ON/OFFバルブ2
6はハンドル5の回動により、パワーステアリン
グからのパイロツト圧又はセンサーからの信号に
よりソレノイドにて切り換えることができるもの
である。油圧ポンプ24はポンプ容量を油圧モー
ターの容量以上とした油圧ポンプ(図示せず)、
又は、油圧モーターの容量以上の可変ポンプであ
り、図示の如く可変ポンプの場合には前記ハンド
ル5を回動すると容量が増すように構成されてい
る。
このような構成にて、作業時に直進していると
きは、油圧ポンプ24からの圧油はフローコント
ロールバルブ25にて絞られて油圧モーター1
6,17,18,19,20に送油され、それぞ
れ略等しい回転数が得られるのである。そして、
ハンドル5を回動して旋回すると、ハンドル5に
付設したパワーステアリングのパイロツト圧、又
は、センサーからの信号によりON/OFFバルブ
26が切り換えられ、フローコントロールバルブ
25にて絞られた残りの圧油がサイドモア2L,
2Rの油圧モーター19,20に送油され、圧油
流量が増加してサイドモア2L,2Rのリール回
転数が増加されるのである。但し、油圧ポンプ2
4が可変ポンプであるときはON/OFFバルブ2
6の切り換えと同時に容量が増加されるのであ
る。
油圧ポンプを二つ使用した場合の実施例を第4
図にて説明すると、二つの油圧ポンプを並列駆動
できるようにPTO軸又はエンジンにポンプの駆
動軸を接続し、一方の油圧ポンプ24は従来通り
油圧モーター16,17,18,19,20に送
油し、他方の油圧ポンプ29はON/OFFバルブ
26、チエツクバルブ27を介して油圧モーター
19,20に接続されている。よつて、ハンドル
5を切り換えた時だけON/OFFバルブ26が切
り換えられてサイドモアの油圧モーター19,2
0に送油されリール回転数を増加しているのであ
る。
第5図はパワーシフトPTOを利用する場合の
実施例であり、油圧ポンプ24の駆動軸がPTO
軸に連結され、該PTO軸がパワーシフトにて変
速される場合に、パワーシフト切換バルブ30と
クラツチ31間の油路にコントロールバルブ32
及びチエツクバルブ33を介在させているのであ
る。即ち、ハンドル5を回動すれば、前記コント
ロールバルブ32及びON/OFFバルブ26が切
り換わり、PTOの変速の1速から2速へ切り換
えられるのである。よつて、油圧ポンプ24の流
量が増し、その増量分がON/OFFバルブ26を
介してサイドモアの油圧モーター19,20に送
油され、リール回転数を増加させるのである。
第6図はサイドモア用の油圧モーター19,2
0を可変モーター19′,20′とした実施例であ
り、ハンドル5を回動すると、その信号によりサ
イドモアの可変モーター19′,20′の回転数が
増加されるのである。よつて、直進時はサイドモ
アとフロントモアの油圧モーター16,17,1
8,19,20の回転数は同数に設定してあり、
旋回時のみサイドモアの油圧モーターのみ回転数
が増加するのである。尚、この場合最外部のサイ
ドモアのみ回転数を上げることも可能である。
第7図はHSTの走行系流量を利用した実施例
であり、リールモアの油圧モーターを駆動する油
圧回路は前記と同様であり、旋回時には走行系の
流量をON/OFFバルブ26を介してサイドモア
の油圧モーター19,20に供給している。つま
り、走行系の油圧回路は、直進時には油圧ポンプ
34からコントロールバルブ35を介して前輪3
及び後輪4を駆動する油圧モーター36,37に
送油されるのである。そして、旋回時にはハンド
ル5からの信号によりON/OFFバルブ26、コ
ントロールバルブ35及び40が切り換えられ
て、コントロールバルブ35から、一方はON/
OFFバルブ26を介してサイドモアの油圧モー
ター19,20に送油され、もう一方は絞り弁4
1を介してチエツクバルブ42より操向輪である
後輪4を駆動する油圧モーター37に送油される
のである。但し、前輪の油圧モーター36へはコ
ントロールバルブ40にて止められている。
このように構成すると、一般に旋回時には車速
を落として旋回するので、ハンドル5を回動すれ
ば走行系の圧油は絞り弁41により絞られて回転
数が落ち、自動的に車速が落とされ、また、旋回
時に前輪3は駆動されないので、滑りがなく芝の
傷みを防ぐことができ、サイドモアには減速分の
圧油を供給して回転数を上げることができるので
ある。
(ト) 考案の効果 以上の如く構成することにより、本考案は次の
ような効果が得られるのである。
第1に、本体に付設したバルブにて切り換える
ので、従来に比べ簡単な構成とすることができ、
コストを低減できたのである。
第2に、無駄な動力を使うことなく効率良く刈
り取りができるようになつたのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は多連リールモア装置全体側面図。第2
図は旋回時の模式平面図。第3図はフローコント
ロールバルブを用いた実施例を示す油圧回路。第
4図はポンプを2個使用した実施例を示す油圧回
路。第5図はパワーシフトを利用した実施例を示
す油圧回路。第6図は可変モーターを利用した実
施例を示す油圧回路。第7図はHSTの走行系流
量を利用した実施例を示す油圧回路である。 2L,2R……サイドモア、5……ハンドル、
15……切換バルブ、19,20……油圧モータ
ー、26……ON/OFFバルブ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. リールモアを機体前部又は後部又は側部に配設
    した多連リールモア装置の油圧回路において、リ
    ールを正転−中立−逆転に切り換える切換バルブ
    15と機体最外部のリールを駆動する油圧モータ
    ー間にON/OFFバルブ26を設け、ハンドル5
    の回動にてON/OFFバルブ26を切り換え、前
    記油圧モーターに送油し、最外部のリールモアの
    回転数を上げるべく構成したことを特徴とする多
    連リールモア装置。
JP2420286U 1986-02-20 1986-02-20 Expired JPH026731Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2420286U JPH026731Y2 (ja) 1986-02-20 1986-02-20

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2420286U JPH026731Y2 (ja) 1986-02-20 1986-02-20

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62136126U JPS62136126U (ja) 1987-08-27
JPH026731Y2 true JPH026731Y2 (ja) 1990-02-19

Family

ID=30823219

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2420286U Expired JPH026731Y2 (ja) 1986-02-20 1986-02-20

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JP (1) JPH026731Y2 (ja)

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JPS62136126U (ja) 1987-08-27

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