JPH0266770A - 記録再生装置に於けるシャーシ駆動装置 - Google Patents

記録再生装置に於けるシャーシ駆動装置

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JPH0266770A
JPH0266770A JP63217429A JP21742988A JPH0266770A JP H0266770 A JPH0266770 A JP H0266770A JP 63217429 A JP63217429 A JP 63217429A JP 21742988 A JP21742988 A JP 21742988A JP H0266770 A JPH0266770 A JP H0266770A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、磁気テープに信号を記録し、或は磁気テープ
から信号を再生する装置に於いて、一対のリール台を配
備したリールジャージを往復移動させる為の駆動装置に
関する関するものである。
〈従来の技術) 近年、ビデオチープレコータ(V T R)の小形化が
進んでおり、特に幅8「^「内の磁気テープを使用する
8ミリV T Rに於いては、超小形て軽量のものが実
現されている。
VTRの小形軽量化に伴って、カメラ部とVTR部とを
一体に具えたカメラ一体型VTRが実用化されている。
又、液晶カラーテレビジョンとVTRとを一体化して、
携帯可能な画像再生システムを実現することも可能であ
る。この様なVTRに於いては、更に小形化への要求が
厳しい。
そこで、第41図及び第42図に示す如く、モードに応
じてカセット挿入方向に沿う装置の奥行き長さを拡縮出
来るVTRが提案されている (特開昭61−2716
48号[G11B157665])。
上記VTRに於いては、回転磁気ヘッドを具えたヘッド
シリンダー(11)がメインシャーシ(1)上に設置さ
れ、該メインシャーシ(1)上に、リールシャーシ(2
)がヘットシリンダー(11)と接近離間する方向へス
ライド可能に配備され、リールシャーシ(2)上に供給
リール台(21)及び巻取りリール台り22)が配備さ
れている。リールシャーシ(2)の駆動は、メインシャ
ーシ(1)上のローディングモータに連繋したシャーシ
駆動機構(図示省略)によって行なわれる。
尚、ロープインクモータの駆動電圧は、リールシャーシ
(2)の移動方向に拘わらす、一定に設定されている。
又、リールシャーシ移動中のローディングモータの動力
は、メインシャーシ上に配備したテープロープインク機
構にも伝えられ、これによってカセット内から磁気テー
プか引き出され、ヘッドシリンダーの周面に巻き付けら
れるのである。
第41図に示すスタンバイモードに於いては、リールシ
ャーシ(2)の一部(A)かメインシャーシ(1)から
突出しており、この状態てリールシャーシ直2)上のリ
ール台(21)(22)へテープカセット(150)が
装填される。
第42図に示すプレイモードては、リールシャーシ(2
〉がヘットシリンダ”−(11)側にスライドして、カ
セット(150)の開口部(B)にヘッドシリンダー(
11)が侵入している。この状態で磁気テープがヘッド
シリンター(11)に巻回され、信号の記録或は再生が
行なわれる。
従って、上記VTRに於いては、奥行き長さを図示の如
<LlからL2に縮めることか出来るので、携帯に便利
である。
(解決しようとする課題) 斯種VTRに於いては、リールシャーシをヘッドシリン
ター側に後退駆動する過程で、同時にテープのローディ
ングが行なわれるから、この過程てロープインクモータ
にかかる負荷は、リールジャージをヘッドシリンダーか
ら離れる方向に前進駆動する際の負荷に比I〈て、テー
プローディングの為の動力分だけ大きくなる。
ところが従来は、ローディングモータの駆動電圧がリー
ルシャーシの移動方向に拘わらず一定に設定されていた
から、前進移動の際の駆動電圧が過大となっていた。こ
のため、カセットエジェクト動作の際、リールシャーシ
の前方に何らかの障害物があって、その移動が阻止され
た場合、ローディングモータの動力がシャーシ駆動機構
に過負荷となって作用し、該機構に装備された歯車等が
無理な力を受けて、破損する虞れがあった。
特に、8ミリVTRの如く小形軽量の記録再生装置に於
いては、各メカニズムが強度的に極限の設計が為されて
いるから上記問題は深刻である。
本発明の目的は、リールシャーシ直2)の前進移動の際
のロープインクモータ(31)の駆動電圧を、後退移動
時よりも低く設定することによって、上記問題点を解決
することである。
(課題を解決する為の手段) 本発明に係るシャーシ駆動装置は、リールシャーシ(2
)をヘッドシリンダー(11)側に移動させるローディ
ング指令及びヘットシリンダー(11)から離れる方向
に移動させるアンローディング指令が接続されたシステ
ムコントローラ(180)と、該システムコントローラ
からの制御信号に基つき前記ローディングモータ(31
)への駆動電圧を発生ずるドライバー(31a)とから
構成される。
リールシャーシ(2)を第2移動端から第1移動端へ駆
動するときのローディングモータ〈31)の駆動電圧は
、第1移動端から第2移動端への駆動時よりも、テープ
ローティングに要する動力に応じて低く設定される。
く作 用) システムコントローラに対してローディング指令が発せ
られた場合、該システムコントローラの制御によって、
ドライバーは高い駆動電圧く例えば5V)を発生して、
ロープインクモータ(31〉に供給する。
又、システムコントローラに対してアンローディング指
令が発せられると、該システムコントローラの制御によ
って、ドライバーは低い駆動電圧(例えば2V)を発生
して、ロープインクモータ(31)に供給する。
(発明の効果) 本発明に係るジャージ駆動機構に於いては、リールシャ
ーシの後退移動は十分な駆動電圧により迅速に行なわれ
るから、カセットを記録再生位置にセットする際の操作
性が良好てあり、然もリールシャーシの前進移動は必要
最低限の駆動電圧によって行なわれるから、リールシャ
ーシの前進移動が障害物によって阻止された場きにも、
駆動機構が損傷を受ける虞れはない。
〈実施例) 以下、図面に基づき、本発明を8ミリV T Rに実施
した一例について詳述する。
尚、実施例は本発明を説明するためのものであって、特
許請求の範囲に記載の発明を限定し、或は範囲を減縮す
る様に解すべきではない。
L木乳艮 VTRは、第1図乃至第4図、第8図及び第9図に示す
如く、ヘラ1〜シリンター(11)を具えたメインジャ
ージ(1)上に、供給リール台(21)及び巻取りリー
ル白り22)を具えたリールシャーシ(2)を、ヘット
シリンタ=<11)に対して接近離間可能に配備し、リ
ールシャーシ(2)上には、ボルタ−昇降機構(120
)を介してカセッ1−ボルダ−(20)を昇降可能に支
持している。
第1図、第2図及び第9図は、リールシャーシ(2)を
ヘラ)へシリンダー(11)から離れる方向へ移動させ
、メインジャージ(1)から最大突出させると共に、カ
セットホルダー(20)をリールシャーシ(2)かt、
上昇させた状態くエジェクトモード)てあす、この状態
でテープカセット(150)かカセット投入口(10)
からカセットホルダー(20)内へ投入される。
第3図は、前記エジェクトモードがらカセットホルダー
(20)を押し下げてリールシャーシ(2>1にロック
した状態(スタンバイモード)であって、この状態で装
置の奥行き長さLlは103 tn Illである。
第4図及び第8図は、前記スタンバイモードからリール
シャーシ(2)をヘットシリンター(11)側l\後退
せしめ、これに伴って後述め如くテープローディング機
構、ビンヂローラ圧着機構等を動作させた状態である。
スタンバイモードがへのり−ルシャーシ(2)の後退距
離りは16111 IIIであって、リールシャーシ後
退後の装置の奥行き長さL2は最小の87 m m、幅
Wは10!h+a、高さHは32 to nとなる。
シャーシ   構(3) メインジャージ(1)は第10図及び第18図の如く矩
形に形成され、リールシャーシく2)は第16図及び第
19図の如く前端中央部を大きくえぐって、ヘットシリ
ンター(11)との当接を避ける為の切欠き(23)を
凹設している。
第10図及び第18図に示す如くメインシャーシ直1)
の両側部に一対のカイトシャフト(14) (15)が
互いに平行に配設されると共に、リールシャーシ(2)
の両側部には、第17図及び第19図に示す如く一対の
摺動部材<24) (25)が配設され、これらのガイ
ドシャフト(14) (15)と摺動部材(24)(2
5)とは、第1図乃至第4図の如く互いに摺動可能に嵌
合し、これによってメインシャーシ(1)上のリールジ
ャージく2)の移動を案内すると共に、両移動端を規制
している。
12図、第15図及び第18図に示す様に、メインシャ
ーシ(1)上にロープインクモータ(31)か配備され
、該モータ(31)の出力軸に原動つオームギア(32
)が取り付けられている。又、メインシャーシ(1)上
には、リールシャーシの移動方向に伸びる動力軸(34
)が架設され、両端部か軸受部(37)(38)によっ
て回転可能且つ軸方向の移動が可能に支えられている。
動力軸(34)には、ローディングモータ(31)側の
軸受部(37〉の近傍に、前記原動ウオームギア(32
)と噛合するはすは歯車(33)が固定され、他方の軸
受部(38)の近傍にウオーム(35)が固定されてい
る。
又、動力軸り34)のはすば歯車(33)とウオーム(
35)の中間部には、鍔〈39)が固定されると共に、
該鍔(39)のはずは歯車(33)側に、後述のホルダ
ーロック解除機構を構成する駆動片(141)が摺動可
能に嵌まっている。更に、動力軸(34〉のウオーム<
35)側の先端部には、一対のフランジ(34a) (
34b)が間隔をあけて固定され、両フランジ間に、後
記モードレバー(4)が係止されている。
一方、リールシャーシ(2)には、第16図及び第19
図に示す如く切欠き(23)に面して、リールシャーシ
移動方向に沿って伸びるラック(36)が固定されてお
り、該ラック(36)は前記ウオーム(35)と常時噛
きする。
従って、第20図に示す如く、ローディングモータ(3
1)によってはすは歯車(33)が駆動され、動力軸(
34)が矢印の方向に回転すると、ウオーム(35)に
よってラック<36)が駆動され、リールシャーシ(2
)がメインシャーシく1)と接近する方向に後退移動し
、ローディングモータ(31)が逆回転を行うと、リー
ルシャーシ(2)かメインシャーシ(1)から離れる方
向に後退移動するのである。
メインシャーシ(1)上には、リールシャーシフ2)の
左側の前端部(2a)に対向して、第1検出スイツチ(
130)が配設され、第21図の如くリールシャーシ直
2)が後退方向の移動端に達すると、前記前端部(2a
)が第1検出スイツチ(130)をONし、これによっ
てリールシャーシ(2)のローディング完了が検知され
る。
尚、リールシャーシ(2)の駆動時、動力軸(34)に
はスラスト荷重が作用するが、後述の如くモードレバー
(4)に突設したローラ(44)がリールシャーシ直2
)上の案内溝(45)の直線部(45a)に係合して、
モードレバー(4)の回転、従って動力軸(34)の軸
方向移動か阻止されているく第21図参照)。
テープロープインク  (5) 第10図の如くメインシャーシ(1)の奥方中央部には
、回転磁気ヘット・を具えたヘッドシリンダ− (11
)と、キャプスタン(12)及びこれを駆動するキャプ
スタンモータ(13)と、磁気テープをヘッドシリンダ
ー(11)に巻装する為のチープローチインク機m(5
)とを具えたシリンダーユニット(16〉か配備される
テープロープインク機構く5)は、第11図の如く、ヘ
ッドシリンダー(11)を固定すべきシリンダー台(1
6a)を包囲して2枚のリンクギア(6)<61.)を
上下2段に同心に配備し、該リングギア(6)(61)
は複数の支持ローラ(64)によって夫々回転自由に支
持されている。
両すンクギア(6)(6]、)の上部には、ヘットシリ
ンター(11)の周囲に沿って伸びる円弧状のガイドレ
ール(57) (58)を固定する。各ガイドレールに
は案内溝(59) (60)か開設され、該案内溝に、
夫々−対のテープガイド(52) (53) (55)
 (56)を突設した供給側先導体り51)及び巻取り
側光導体〈54)か摺動可能に嵌まっている。
供給側先導体(51)及び巻取り側光導体(54)は、
第11図に示す連結片(62) (63)を介して上下
2段のリンクギア(6)(61)と夫々連結される。従
って、リングギア(6)(61)が互いに逆方向の回転
を行なうことによって、画先導体(51)(54)はガ
イドレール(57) <58)上を前進、後退する。
上記リンクギア(6)(61)は、第12図及び第20
図に示す如く歯車機構(7)を介して前記ウオーム(3
5)に連繋されている。歯車機構(7)は、ウオーム(
35)からリングギア(6)(61)に向かって配備さ
れた第1、第2第3第4及び第5歯車(71)(74)
(77) (78) (79)から構成される。
各歯車は夫々上下2段にギア部が形成され、第1歯車乃
至第3歯車(71)(74)(77)は、上段ギアと下
段ギアとが一体に回転するのに対し、第4歯車(78)
及び第5歯車り79)は、夫々第14図の如く上段ギア
(78a) (79a)と下段ギア(78b) <79
b)とが互いに無関係に回転自由に同心に軸承されると
共に、互いにトーションバネ(78c)(79c)にて
連結されている。
第1歯車(71)の下段ギア(72)はウオームホイー
ルであって前記つオーム(35)に噛合し、上段ギア(
73)が第2歯車(74)の下段ギア(75)に噛合し
ている。又、第2歯車(74)の上段ギア(76〉は第
3歯車(77)の上段ギア(77a)に、第3歯車(7
7)の下段ギア(771))は第4歯車(78)の下段
ギア(78a)に噛会している。第4歯車(78)の上
段ギア(78b)は第5歯車(79)の上段ギア(79
a)及び前記上段のリングギア(6)に噛合し、第5歯
車り79)の下段ギア(79b)は前記下段のリングギ
ア(61〉に噛合している。
第20図に示す如く、第1歯車<71)の上段ギア<7
3)と該ギアに噛合する第2歯車(74)の下段ギア(
75)とは、周面の一部に歯が形成され、上段ギア(7
3)の一部には歯先円半径を有する円弧凸面(73a)
が形成され、下段ギア(75)の一部には前記円弧凸面
と路間−の曲率を有する円弧凹面(75a)が形成され
、円弧凸面(73a)と円弧凹面(75a)とは、第2
1図の如くリールシャーシ(2)のローディングが完了
した時点で互いに係合し、間欠回転機構を構成する。
又、第24図に示す如く上段ギア(73)の最後の歯(
73a)の歯底から円弧凸面(73a)へ至るまでの立
上り面には、二点鎖線で示す通常の歯形曲線、例えばイ
ンボリュート歯形よりも円弧凸面(73a)側に傾いた
押圧面(73b)が形成されている。従って、図示の如
く第1歯車(71)の上段ギア(73)と第2歯車(7
4)の下段ギア(75)との噛合か終了する直前に於い
て、下段ギア<75)の押圧面(731))が第2歯車
(74)の下段ギア<75)の最後の歯(75a)を押
圧して、第2歯車(74)を最後の僅かな角度だけ回転
駆動する際、歯面の接触点での共通法線と両歯車の回転
中心を結んだ線との交点は、通常の歯面の噛合時よりも
第1歯車(71)側に偏り、この結果、第1歯車(71
)に対する第2歯車(74)の角速度比は、通常の歯面
の噛き時よりも低下する。これに伴って第2歯車(74
)の回転トルクは増大される。
尚、第2歯車(74)の下段ギア(75)の最後の歯面
にも、前記押圧面(7313>に対応した歯形を形成す
ることが望ましい。
第20図のスタンバイモードにて、第1歯車(71)が
時計方向に回転すると、第2乃至第3歯車(74)(7
7) (78)を経て、上段のリングギア(6)が時針
方向に回転して、前記供給側先導体(51)を時計方向
に移動せしめる。一方、下段のリングギアクロ1)は第
5歯車(79)の駆動により反時計方向に回転して、前
記巻取り開先導体<54)を反時計方向に移動せしめる
この結果、第5図に示すスタンバイモードにてカセット
(150)の磁気テープ(151)の内側に位置する供
給側先導体<51)及び巻取り開先導体(54)は前記
ガイドレールに沿って移動して、磁気テープをカセット
から引き出す。その後、画先導体は第6図に示す移動端
にて、ガイドレール端部に一体に形成したストッパー(
第11図(57a)(58a))に当たって位置決めさ
れ、磁気テープ(151)をヘッドシリンダー(11)
の周面に所定角度(270度)巻き付け、テープローデ
ィング完了状態となる。
画先導体(51)<54)が前記ストッパーに当たった
時、第1歯車(71)と第2歯車(74)とは第24図
に示す噛会い状態となり、この状態から前記ローディン
グモータ(31)がオーバーランして回転し、これによ
って第1歯車(71)の上段ギア(73)の押圧面(7
3b)が第2歯車(74)の下段ギア(75)を押圧し
て、前記の如く第2歯車(74)の回転トルクが増大す
る。
この増大した回転トルクによって歯車機構(7)が更に
動作し、この結果、第14図のトーションバネ(78c
 ) (79c )が弾性変形し、該弾性力によって第
4歯車(78)の上段ギア<78b)及び第5歯車(7
9)の下段ギア(79b)が回転付勢され、これによっ
て供給側及び巻取り開先導体(51)(54)を前記ス
トッパーに圧接せしめる。
上記の状態から更に第1歯車(71)が時計方向に回転
しても、第21図の如く第1歯車(71)の上段ギア(
73)の円弧凸面(73a)と第2歯車(74)の下段
ギア(75)の円弧凹面(75a)が係合するから、第
1歯車<71)は空回りして、第2歯車(74)以降の
歯車に回転力を伝達しない。このとき、前記トーション
バネ(79c)の反力によって、第2歯車(74)には
時計方向の回転力が作用するが、前記円弧凸面(73a
)と円弧凹面(75a)が係合した状態では、第2歯車
(74)が回転することはない。
上記テープローティング機構く5)に於いて、重要な動
作は、テープロープインクが完了した後も、先導体(5
1)(54)をガイドレール上の移動端に保持したまま
、第1歯車<71)の円弧凸面か第2歯車(74)の円
弧凹面に係きした状態で、ロープインクモータ(31)
によってウオーム(35)を回転駆動出来ることである
。従って、後述の如くウォー11<35)の回転を動力
軸(34)の軸方向の移動に変換して、後述のピンチロ
ーラ圧着機構(8)を圧着動作させることが出来るので
ある。
ピン ローラ     8 第16図、及び第25図乃至第27図に示す如く、リー
ルシャーシ(2)の右側上部には、ピンチローラ(81
)を突設したピンチローラレバー(82)と原動レバー
(83)か同軸に且つ互いに無関係に回転自由に枢支さ
れ、両レバー(82)(83)間にはスプリング(85
〉が張設されている。
ピンチローラレバー(82)の自由端にはピンチローラ
(81)が上向きに突設され、原動レバー(83〉の自
由端には、下向きにカムフォロワーク84)が突設され
ると共に、該カムフォロワ=(84)の近傍に係合ピン
(83a)が突設されている。前記カムフォロワー(8
4)は、リールシャーシ(2)に開設した円弧孔を貫通
して、メインシャーシ〈])上に設けたカム溝(86)
に係合する。又、前記係合ピン(83a)は、後記スラ
イダー(87)の端部に連結される。
更にリールジャージ(2)には、前記ピンチローラレバ
ー(82)の回動中心から偏心した位置に、巻取り側引
出しレバー〈98)が枢支され、該レバー(98)とピ
ンチローラレバー(82)とか連結リンク<80)にて
枢支連結されている。巻取り側引出しレバー(98)の
自由端にはカセット内の磁気テープを引っ掛けてカセッ
トから引き出す為のピン(97)が上向きに突設されて
いる。
メインシャーシ(1)上のカム溝(86)には、第25
図の如くリールシャーシ(2)の後退方向に沿ってメイ
ンジャージ中央部側へ傾く駆動斜面(86a)と、該駆
動斜面(86a)のキャプスタン(12)側の端部がら
前記後退方向に平行に伸びる平行面(861))と、該
平行面(861))の端部から更に前記メインシャーシ
中央部側へ傾く逃げ面(86c)とが形成されている。
従って、リールジャージ(2)が第25図のスタンバイ
モードから第26図に示すローティング完了状態(レデ
ィモード)へ後退する過程で、カムフォロワー(84)
がカム溝<86)の駆動斜面(86a)によって押圧さ
れ、原動レバー<83)が時計方向に回動し、これに伴
ってピンチローラレバー(82)及び巻取り側引出しレ
バー(98)が時計方向に回動する。
そして、第26図の如くリールシャーシく2)のロープ
インクか完了した時点ては、ピンチローラ(81)はキ
ャプスタン(12)の少し手前に位置することになる。
このとき、カムフォロワー(84)はカッ、講(86)
の逃げ面(86c)と対向し、この状態でカムフォロワ
ー(84)の拘束が外れて、原動レバー(83)の時計
方向の回転が自由となる。
又、リールシャーシ(2)の前縁には、第16図及び第
25図に示す様に、シャーシ切欠きり23)に沿って左
右に伸びるスライダー<87)が、リールシャーシ(2
)に対し左右方向に所定範囲内で相対移動可能に支持さ
れる。該スライダー(87)の右端部には、前記原動レ
バー(83)の係合ピン(83a)が連結され、スライ
ダーク87)の左端部には、後記モードレバー(4)の
スライダー駆動ピン(41)に対する係合受部(88)
が凹設される。更に、スライダー中央部には、後記規制
板(160)を駆動すべきピン(89)が下向きに突設
される。
モートレバー(4)は、第15図、第22図及び第23
図に示す如く、メインジャージ(1)上の支軸<40)
に回動自由に支持され、シャーシ中央部側の自由端には
スライダー駆動ピン(41)を突設すると共に、他方の
自由端側には、後述の第2及び第3検出スイツチ(13
1)(132)をONする為の第1突片(42)及び第
2突片(43)が二股に形成されている。
又、モードレバー(4)の動力軸(34)との係合部に
は、前記一対のフランジ(34a) (34b)間に軸
方向の遊びをもって挟まれた被駆動部(46)が突設さ
れている。更にモートレバー(4)上面には、第2突片
(43)の近傍部にローラ(44)が突設され、該ロー
ラ(44)は、第19図の如くリールシャーシ(2)裏
面に形成した案内溝り45)に係合する。
案内溝(45)には、リールシャーシ移動時のモードレ
バー〈4)の姿勢を一定に保持する為の直線部(45a
)が形成されると共に、リールジャージ(2)か第22
図に示すローティング完了位置まで後退したとき、モー
ドレバー(4)の反時計方向の回転を許容する第1斜面
(45b)と、第23図のエジェクトモート位置にてモ
ードレバーく4)の時計方向の回転を許容する第2斜面
(45c)とが形成されている。
第21図に示すリールジャージ(2)のローディング完
了状態から、ロープインクモータ(31)の駆動により
動力軸<34)か更に矢印方向へ回転すると、リールシ
ャーシ(2)は最早後退し得ないから、ウオーム(35
)は、ロック状態にあるラック(36)との噛合によっ
て、リールシャーシ突出方向く第22図下方向)の推力
を受け、これによって動力軸(34)がリールシャーシ
突出方向へ移動することになる。
この結果、第22図の如くモードレバー(4)は反時計
方向に駆動される。
第25図に示ずスタンバイモードからり−ルジャーシ(
2)が後退して、前記の如く原動レバー(83)が時計
方向に回転すると、これに伴ってスライダー (87)
は左方向へスライドし、第26図の如くリールジャージ
のローディングが完了した時点では、スライダー(87
)の係合受部(88)かモードレバーク4)のスライダ
ー駆動ピン(41)と係きすることになる。
この状態から、前記動力軸(34)の軸方向の移動によ
ってモードレバー(4)か反時計方向に回転するから、
スライダー(87)はスライダー駆動ピン(41)によ
って牽引され、第26図の位置から第27図の位置まで
スライドする。この際、第22図の如くモードレバー(
4)のローラ(44)か案内溝(44)の第1斜面(4
5b)に対向して、モードレバー(4)の反時計方向の
回転が許容されている。
これに伴って、原動レバー(83)及びピンチローラレ
バー(82)が第26図の状態から時計方向に駆動され
、この過程でピンチローラ〈81)が磁気テープ(15
1)を介してキャプスタン(12)に当接し、更にスラ
イダー(87)が僅かに移動することによって、原動レ
バー(83)とピンチローラレバー(82)との間に介
装されたスプリング(85)が引き伸ばされ、該スプリ
ングク85)の付勢力によってピンチローラ(81)が
磁気テープ(151)を介してキャプスタン(12)に
圧着されるのである。この際、原動レバー(83)は、
カム溝(86)からの拘束が外れて時計方向の回動が自
由となっている。
ピンチローラ圧着動作が完了した時点で、第22図の如
くモードレバー(4)の第1突片(42)が第2検出ス
イツチ(131)をONL、これによってローディング
モータ(31)が停止する。
第22図の状態からローディングモータ(31)が逆転
すると、ウオーl\(35)に作用する図面上方への推
力により、動力軸(34)が同方向へ移動し、これに伴
ってモードレバー(4)が時計方向に駆動される。
このとき、モードレバー(4)に設けたローラ(44)
がリールシャーシ(2)上の案内溝(45)の第1斜面
(451))に当接して、リールシャーシ<2)のアン
ローディング方向の移動を阻止しているから、つオーツ
、 (35)の回転によってリールシャーシく2)が駆
動されることはない。
従って、先ず、動力軸り34)か軸方向に移動してモー
ドレバーく4)が第21図の状態まで駆動され、その後
、モードレバー(4)のローラ(44)か案内溝(45
)の第1斜面(45b)から離脱し、リールシャーシ(
2)の移動が許容された後、ウオーム(35)の動力は
ラック(36)に伝えられ、リールシャーシ(2)のア
ンロープインクが開女台されるのである。
パックテンションレバー 1(9) 第16図に示す様に、リールシャーシ(2)の左側上部
に、パックテンションレバー機構(9)が配備される。
該機構は、供給リール台(21)に対向して、カセット
内の磁気テープを引っ掛ける為のピン(91)ヲ突設し
たパックテンションレバー(92)をリールシャーシ直
2)上に枢支している。該レバーク92)の回転中心の
近傍には、カムフォロワー(93)が下向きに突設され
、該カムフォロワー(93)はリールシャーシ(2)に
開設した円弧孔(27)を貫通してメインシャーシく1
)上のカム溝(95)に係合している。
パックテンションレバー<92)とリールシャーシく2
)との間にはスプリング(99〉が張設され、パックテ
ンションレバー(92)を開き方向に付勢している。
又、前記カムフォロワー(93)の基端部には、供給リ
ール台〈21)の周面に巻装するブレーキバンド(94
)の一端が連結される。
カム溝<95)には、第28図に示す様に、リールジャ
ージ(2)の後退方向に沿って、メインシャーシ中央部
から離れる側へ傾くガイド斜面(95a)と、該ガイド
斜面の後端部から前記後退方向と平行に伸びる平行面(
95b)と、該平行面(95b)の端部がらシャーシ外
方へ略直角に伸びる逃げ面(95c)とが形成されてい
る。
従って、第28図に示すスタンバイモードがらリールシ
ャーシ(2)が後退移動を行なうと、カムフォロワー(
93)がカム溝(95)のガイド斜面(95a)に沿っ
て移動し、これに伴って第30図の如くパックテンショ
ンレバー(92)はスプリング(99)の付勢方向、即
ち反時計方向に回転し、引出しピン(91)がカセット
から磁気テープ(151)を引き出すのである。
又、パックテンションレバー(92)の回転に伴って、
ブレーキバンド(94)が供給リール台(21)の周面
に摺接し、この状態でピン(91〉がテンション検出部
となって、ブレーキハント(94)の張力か調整され、
この結果、磁気テープ(151,)に適度なテンション
が与えられるのである。この際、第30図の如くカムフ
ォロワー<93)がカム溝(95)の逃げ面(95c)
に対向して、パックテンションレバー<92)の反時計
方向、即ちテンション付与方向の回転は自由となってい
る。従って、テンション調節の過程で、カムフォロワー
(93)は、逃げ面(95c)と該逃げ面に対向する平
行面(95b)との間て往復移動を行なうことになる。
リール台部  ll1100 本実施例のV T Rに於いては、キャプスタンモータ
(13)の動力を巻取りリール台(22)或は供給リー
ル台(21)に伝えて、これらのリール台の駆動を行な
う方式を採用している。
メインシャーシ(1〉には、第10図及び第18図に示
ず如くキャプスタン(12)側からジャージ前縁へ向か
って、第1、第2、第3及び第4歯車(102) (1
03) (104) (105)からなる歯車列(10
1)が配列され、第1歯車(102)はキャプスタンモ
ータ(13)の出力軸に固定されている。
又、メインシャーシ(1)には、歯車列の終端部に周知
の首振りアイドラー(110)が配備される。
該首振りアイドラー(110)は、第13図の如く前記
第4歯車(105)に常時噛合する原動ギア(111,
)の回転軸に支持アーム(113)を軸支し、該支持ア
ームの自由端には前記原動ギア(111)と常時噛合す
るアイドラーギア(112)を配備するとと共に、原動
ギア(iii)と支持アーム(113)との間に摩擦部
材(図示省略)を介装している。支持アーム(113)
には、シャーシ中央部に向けて突片(114)が形成さ
れている。
更に、メインシャーシ(1)の中央部には、前記首振り
アイドラー(110)の側部に、合成樹脂を一体成形し
てなる規制板(160)が、左右方向の所定の範囲内で
摺動可能に支持されている。該規制板(160)には、
首振りアイドラー(110)の突片(114)に対向し
て凸部(161)を形成すると共に、前記スライダー(
87)に突設したピン(89)が係きすべきカム壁(1
63)を形成している。該カム壁(163)には、リー
ルシャーシ後退方向に沿って、首振りアイドラー(11
0)側に傾く斜面が形成されている。又、規制板(16
0)には、規制板本体を首振りアイドラー (110)
側に付勢する弾性部(162)が一体に形成され、該弾
性部の先端がメインシャーシ(1)に係止されている。
一方、第19図及び第28図に示す如く、リールシャー
シく2)の右側上部の背面には、シャーシ切欠き(23
)側の端部から巻取りリール台(22)へ向かって、第
5歯車(106)、第6歯車(107)及びリール駆動
ギア(116)からなる歯車列が配列される。
リール駆動ギア(116)は、リールシャーシ(2)を
貫通してシャーシ上面に臨出し、巻取りリール台<22
)のギア部(22a)に噛合している。
又、リールシャーシ(2)の中央部背面には、前記リー
ル駆動ギア(116)側から供給リール台(21)へ向
けて、第1中継ギア(117)、第2中継ギアク118
)及す−ル駆動ギア(119)からなる歯車列が配備さ
れる。リール駆動ギア(119)は、リールシャーシ〈
2)を貫通してシャーシ上面に臨出し、供給リール台(
21)のギア(21a)に噛きしている。
第28図のスタンバイモードに於いて、キャプスタン<
12)が反時計方向、即ちテープ巻取り方向に回転する
と、これに伴って首振りアイドラー(110)が反時計
方向に首振り運動をして、アイドラーギア(112)は
図示の如くリールシャーシ<2)上の第5歯車(106
)に噛合する。
従って、キャプスタンモータ(13)の回転は首振リア
イドラー(110)、第5歯車(106)、第6歯車(
107)、リール駆動ギア(116)を経て巻取りリー
ル台(z2)に伝えられ、該リール台が時計方向に回転
して、テープの巻取りが行なわれるのである。
第28図の状態からリールジャージ(2)がヘッドシリ
ンダー(11)に向かって後退移動を行なうと、この過
程て、第29図の如く首振りアイドラー(110)のア
イドラーギア(112)か第5歯車(106)とリール
駆動ギア(116)に同時に噛合し、更にり−ルシャー
シ(2)がローディング完了位置まで後退すると、第3
0図の如くアイドラーギア(112)は第5歯車(10
6)から離脱し、リール駆動ギア(116)のみに噛合
する。
又、第25図から第26図に示す様に、リールシャーシ
(2)がf&退移動を行なう過程て、スライダー(87
)に突設したピン(89)か規制板(160)のカム壁
(163)に当接し、規制板(160)を弾性部(16
2)に抗して僅かに左方向へ移動せしめる。第26図の
状態では、規制板(160)の凸部(161)か首振り
アイドラー(110)の首振り領域へ僅かに進出し、該
凸部が首振りアイドラー<1to)の突片(144)に
当接することにより、首振りアイドラー(110)の時
計方向の回動端を規制する。この結果、アイドラーギア
(112)は、第1中継ギア(117)と非噛合状態に
維持される。
又、第26図の状態ては、後述の如くキャプスタン(1
2)が時計方向、即ちテープ巻戻し方向に回転しており
、これに伴って首振りアイドラー(110)には時計方
向の首振り力が与えられているから、アイドラーギア(
112)がリール駆動ギア(116)に噛合することは
ない。
この結果、アイドラーギア(112)が供給リール台側
の第1中継ギア(117)とも巻取りリール台側のリー
ル駆動ギア(1,16)とも噛合しない中立状態に維持
されるのである。
尚、この中立状態は、両リール台の回転を自由にして、
リールシャーシ〈2)のローディング時にカセットの両
リールから磁気テープを引き出すために設定されるもの
であり、両リールから磁気テープを引き出すのは、本V
TRではヘッドシリンダーに対する磁気テープに巻付は
角度が大きい為、ヘッドシリンダーと磁気テープとの摩
擦が大きく、両リールから磁気テープを引き出すことが
前記摩擦による磁気テープの損傷を防止することになる
からである。
その後、リールシャーシ(2)が第26図の位置から第
27図のプレイモード位置まで後退する過程で、スライ
ダー(87)の左方向への移動によってピン(89)は
規制板(160)のカム壁(163)を押圧して、規制
板(160)を左方向へ移動せしめる。この結果、規制
板(160)の凸部(161)が首振りアイドラー(1
10)から離間して、首振りアイドラ=(110)の左
右方向l\の首振り運動が許容されるのである。
第30図の状態でキャプスタン(12)が反時計方向の
回転を行うと、巻取りリール台(22)が時計方向に駆
動され、通常再生時或は早送り時のテープの巻取りが行
なわれる。
又、キャプスタン(12)が時計方向の回転を行うと、
首振りアイドラー(iio)が時計方向の首振り運動を
行ない、第31図の如くアイドラーギア(112)はリ
ール駆動ギア(116)から離脱して、供給リール台(
21)に連繋する第1中継ギア(117)に噛合する。
そして、アイドラーギア(112)の時計方向の回転が
、第1中継ギア(117)、第2中継ギア(118)及
びリール駆動ギア<119)を介して、供給リール台(
21)のギア(21a)に伝えられ、これによって供給
リール台(21)が反時計方向に駆動され、巻戻し再生
時或はテープ巻戻し時のテープの巻取りが行なわれるの
である。
ホルダー    (120) 第17図、及び第32図乃至第34図に示す様に、リー
ルシャーシ(2)の両側部には、ボルダ−昇降機構(1
20)を介してカセットホルダー(2o)が支持される
ホルダー昇降機構(120)は、カセットボルダ−(2
0)の両側部に夫々配設された左右一対のリンク機構か
ら構成され、各リンク機構は、第1アーム(1,23)
と第2アーム(124)とを互いに交叉して配備すると
共に、該交叉点にて両アームを相対回転自由に連結して
いる。第1アーム(123)のカセット投入口(10〉
側の基端部は、カセットホルダー(2o)の側板に設け
た支持孔(20a)に回転自由に嵌め、先端部はリール
シャーシ(2)の側板に水平方向に長く開設した案内孔
(127)に摺動可能に嵌める。
又、第2アーム(124)のカセット投入口(1o)側
の基端部は、カセットホルダー(2o)の側板に設けた
支持孔(126)に回転自由に嵌め、先端部はリールシ
ャーシ(2)の側板に水平方向に長く開設した案内孔(
20b)に摺動可能に嵌める。
第1アーム(123)と第2アーム(124)との間に
はスプリング(125)を張設する。
これによって、カセットホルダー(2o)はリールジャ
ージ(2)上に昇降可能に支持されると共に、上昇方向
にf付勢されることになる。
ホルダーロック機 140) 第32図乃至第34図の如く、ホルダー昇降機構(12
0)の左側のリンク機構には、カセットボルダ−(20
)を下降位置にて保持する為のホルダーロック機構(1
40)が連繋される。
ホルダーロック機構(140)は、第2アーム(124
)の摺動側の端部をメインシャーシ(1)に向がって更
に延長し、該延長端にロックピン(128)をホルダー
内部へ向けて突設している。
一方、カセットホルダー(20)の側板には、カセット
投入口(iio)とは反対側の端部に、ロックアーム(
146)を回動自由に軸支し、リールシャーシ(2)と
の間に張設したバネ(170)によって反時計方向に付
勢している。ロックアーム(146)の自由端には、前
記ロックピン(128)と係合可能な係止片(147)
を突設すると共に、該係止片(147)の近傍部に、押
圧ピン(148)を外向きに突設する。尚、ロックアー
ム(1,46)はカセットホルダー(20)に設けたス
トッパー(129)によって反時計方向の回動端が規制
されている。
又、リールジャージ(2)側板の後端部には、前記ロッ
クアーム(146)の押圧ピン(148)に対向して、
後方に低く傾くカム部(29)を形成している。
従って、第34図のエジェクトモードからカセットホル
ダー(20)を押し下げると前記押圧ピン(148)か
カム部(29)に当たって、ロックアーム(146)は
僅かに時計方向に回動する。これと同時に第2アーム(
124)が水平姿勢に向かって回動する。更にカセット
ホルダー(20)を下降端まて押し下げると、第32図
の如く押圧ピン(148)がカム部(29)から離脱し
、バネ(170)の付勢によって、反時計方向に回動す
る。この結果、ロックアーム(146)の係止片(14
7)が第2アーム(124)のロックピン(128)に
係きして、カセットホルタ−(20)を下降端にロック
するのである。
又、前記カム部(29)に内面には、押圧ピン(148
)の下方位置に、第4検出スイツチ(1,33)が配設
される。該スイッチは、第32図の如くカセットホルダ
ー(20)がロックされた状態にて押圧ピン(148)
によって閉じされ、ホルタ−ロック状態を検出する。該
検出に基ついてリールジャージのロープインクが開始さ
れる。
ホルタ−−町立9111権 ホルダーロック機構(140)のロック解除は、メイン
ジャージ〈1)上に配備したスライド板(144)の移
動によって、ロックアーム(146)を反時計方向に回
動せしめ、係止片(147)とロックピン(128)と
の係合を解除することによって行なわれる。
スライド板(144)は、第21図及び第23図の如く
、動力軸(34)の側部に、リールシャーシ(2)の移
動方向に沿う所定の範囲内て摺動可能に配備され、メイ
ンシャーシ(1)上のトーションバネ(145)によっ
てリールシャーシ(2〉側に付勢されている。スライド
板(144)には、リールシャーシ<2>側の端部に、
前記ロックアーム(146)に係合すべき第]突片(1
71)が形成されると共に、該第1突片とは反対側の端
部に、後記従動レバー(143)の−方の自由端が係合
する第2突片(172)が形成されている。
スライド板(144)は、メインシ・ヤーシ−(1)J
二に軸支された従動レバー(143)及び原動レバー(
142)を介して、前記動力軸(34)に嵌めた駆動片
(141)へ連繋される。原動レバー(142)の自由
端に背中会せに形成した一対の係合部の一方は駆動片(
141)に当接せしめ、他方の係合部は従動レバー(1
43)の一方の自由端に当接せしめる。又、従動レバー
(143)の他方の自由端はスライド板(144)の上
方へ延長し、該延長端をスライド板(144)に第2突
片(172)に当てている。
第20図に示す如くリールシャーシ(2)のアンのロー
ディングが完了した状態て、ローディングモータ(31
〉の駆動により動力軸り34)を更に矢印方向に回転さ
せると、リールシャーシ(2)は晟早前進し得ないから
、ウオーム(35)は、ロック状態にあるラック<36
)との噛合によって、リールシャーシ後退方向く第20
図上方向)の推力を受け、これによって動力軸(34)
がリールシャーシ後進方向l\移動することになる。こ
の結果、第23図の如くモードレバー(4)は時計方向
に駆動される。この際、モードレバーく4)のローラ(
44)は案内溝(45)の第2斜面(45c)に対向し
て、モードレバー(4)の時計方向の回転が許容されて
いる。
前記の如く動力軸(34)が軸方向に移動することに伴
い、第23図の如く駆動片(141,)が原動レバー 
(142)を反時計方向に駆動し、該原動レバー(14
2)が従動しバー(143)を反時計方向に駆動し、該
従動しバー(143)がスプリング(145)に抗して
スライド板(144)を移動させる。
この様にしてスライド板(144)かリールシャーシ後
退方向に移動すると、第33図に示す如く第1突片(1
,71)がロックアーム(146)の自由端(149)
を押圧し、ロックアームを時計方向に回動さぜる。
これによって、係止片(147)がロックピン(128
)から離脱し、カセットホルダー(20)のロックか解
除される。この結果、第34図の如くカセットホルダー
(20)はスプリング(125)の付勢によって上昇す
る。また、これと同時に、ロックアーム(146)が反
時計方向の回動端に復帰する。
その後、後述の如くスライド板(144)が第34図に
二点鎖線で示す様にリールシャーシく2)側に復帰され
、これによって次のホルダーロック動作を可能にする。
第23図の状態から、ローディングモータ(31)の駆
動によって動力軸(34〉を反矢印方向に回転させると
、ウオーム(35)に作用する図面下方l\の推力によ
り、動力軸(34)が同方向へ移動し、これに伴ってモ
ードレバー(4)が第20図の位置に復帰すると共に、
スライド板(144)が第32図の位置に復帰する。
第23図の状態で、モードレバー(4)のローラ<44
)はリールシャーシ上の案内溝り45)の第2斜面(4
5c)に当接して、リールシャーシの後退移動を阻止し
ているから、ウオーム(35)の駆動によってリールシ
ャーシが移動することはない。
従って、先ず動力軸(34)が軸方向に移動して、モー
トレバー(4)が第20図の状態まで駆動されるのであ
る。そして、モードレバー(4)のローラ(44)が案
内溝(45〉の第2斜面(45c)から離脱し、リール
シャーシく2)の移動が許容された後、ウオーム(35
)の回転力はラック(36)に伝えられ、り一ルシャー
シ(2)のローティングが開始されるのである。
ホルダー立 ゛め 第32図の状態でカセットホルダー(20)をメインシ
ャーシ(1)上の所定の高さ位置に拘持するべく、次に
述べるホルダー位置決め機構が採用されている。
第9図、第10図及び第17図に示す様に、カセットホ
ルダー(20)の右側板の後端部には、係合ピン(12
1)が外向きに突設される。
一方、メインシャーシ(1)上には、右側の後端部に、
5メインシヤーシ前方へ開口するU字状の係合受片(1
22)が突設される。該係き受片(122)の位置は、
第4図の如くリールシャーシ(2)のローティングが完
了した時点で、前記係合ピン(121)が密に嵌きする
様、規定されている。
従って、カセットホルタ−(20〉の左側板は、第32
図の状態にて、ロックアーム(146)とロックピン(
128)との係合により、メインシャーシ(1)上の所
定の高さ位置に拘持され、この拘持状態は、第4図のロ
ーティング完了時及びプレイモードに於いても維持され
る。又、カセットホルダー(20)の右側板は、第4図
の如く係合ピン(121)と係き受片(122)との係
合により、メインシャーシフ1)上の所定の高さ位置に
拘持される。
この結果、プレイモードにて、カセットホルダー (2
0)内のテープカセットは、メインシャーシ(1)上の
所定の高さ位置に、水平に保持されるのである。
又、係合ピン(121)はカセットホルダーク20)と
電気的に接続されると共に、係合受片(122)はメイ
ンシャーシ(1)と電気的に接続される。これによって
カセットホルダー (20)がメインシャーシ〈1)に
アースされ、カセットホルダー(20)内か磁気シール
ドされる。従って、プレイモードてカセットホルダー(
20)によって包囲されることとなるヘッドシリンダー
(11)の磁気ヘッドやロータリートランスが、外部の
磁気ノイズから保護されるのである。
丈n」駐ケ構滅。
第8図の如くリールジャージ(2〉の中央部前縁側には
、カセット内に設けられたリールロック機構(図示省略
)のロックを解除する為のリールロック解除片(26)
が突設される。
又、リールシャーシ(2)には、中央部後縁側に発光素
子(134)が配備されると共に、シャーシ両側板には
、前記発光素子からの光を受けるテープエンドセンサー
(134)及びテープトップセンサー(137)が配設
され、これによってプレイモードに於けるカセットホル
ダー(20)内のカセットか、磁気テープを完全に巻取
りリールへ巻き取ったテープエン1〜の状態にあるか、
或は完全に供給リールに巻き戻したテープ1〜ツブの状
態にあるかが検出される。
第9図の如くホルタ−昇降機構(120)を構成する右
側の第2アーム(124)には、円弧状の歯車片(17
3)が突設されると共に、リールシャーシ(2)上には
、前記歯車片(173)に噛合してカセットホルダー<
20)の上昇動作に適度な抵抗を加えるダンパー (1
74)が設けられている。
又、リールシャーシ(2)には、第19図の如く供給リ
ール台(21)及び巻取りリール台(22)の裏面に対
向して、供給リール回転センサー(138)及び巻取り
リール回転センサー(139)が配設され、各リールの
回転を検出している。該回転センサー(138) (1
39)は例えはフォトリフレクタ−によって構成される
皿1」1A 第35図は、キャプスタンモータ(13)及びローディ
ングモータ(31)の動作を制御する制御回路の構成を
示している。
VTRの各種モードに於ける動作制御を司るシステムコ
ントローラ(180)はマイクロコンピユー夕から構成
され、入力ボートには、前述の第1乃至第4検出スイツ
チ(130) (131)(132) (133) (
134)、カセット判別スイッチ(135)、テープエ
ンドセンサー(136)、テープトップセンサー(13
7)、供給リール回転センサー(138)及び巻取りリ
ール回転センサー(139)か接続され、出力ボートに
は、キャプスタンモータ(13)及びローディングモー
タ(31)に対する駆動電圧を夫々発生するドライバー
(13a)(31a)が接続されている。
システムコントローラ(180)には、VTRの操作パ
ネルに配備された各種操作キー(図示省略)からの司令
信号に基づいて、後述のモード移行動作を行なう為のコ
ンピュータプログラムか設定されると共に、第36図乃
至第40図に沿って後述する様に、本発明のV T R
に特有の動作を行なう為のコンピュータプログラムが設
定されている。
主なモート ′−を 本V T R,に於いては、カセットホルダーが上昇し
てテープカセットの投入が可能なエジェクトモード、該
エジェクトモードにてカセットホルダーを押し下げ、リ
ールシャーシ上にロックしたスタンバイモード、該スタ
ンバイモードかちり−ルジャーシのローディング、テー
プローディング、ピンチローラ圧着動作等が行なわれ、
信号の記録再生が可能なプレイモード、該プレイモード
にてヘッドシリンダー及びキャプスタンの回転を停止し
たストップモート、プレイモード或はストップモードか
らピンチローラの圧着を解除したレディモードの合計5
つのモードが設定される。
■ スタンバイモードからレディモードくローディング
完了状B)への移行 第3図の如くカセットホルダー(20)をリールシャー
シ(2)上にロックしたスタンバイモードに於いて、操
作パネルからローディング指令が発せられると、ローデ
ィングモータ(31)が起動して、リールシャーシ直2
)が第5図のスタンバイモード位置から第6図のローデ
ィング完了位置まで後退し、第21図の如く第1検出ス
イツチ(130)がONとなる。
この過程て、第6図の如くパックテンションレバー(9
2)、巻取り側引出しレバー(98)及び゛ピンチロー
ラレバー(82)がテープ引出し方向に開くと共に、供
給側及び巻取り側の先導体(51)(54)が移動し、
図示の如く磁気テープ(151)が所定の経路に張設さ
れる。又、モードレバーく4)とスライダー(87)と
が互いに停会する。
■ レディモートからプレイモードへの移行第6図のレ
ディモードから更にローディングモータ(31)が回転
を続行すると、第21図から第22図に示す様に動力軸
(34)が軸方向の移動を行なって、モードレバー(4
)がスライダー(87)を牽引し、第7図の如くビンチ
ロ−ラフ81)を磁気テープ(151)を介してキャプ
スタン<12)に圧着せしめる。
この結果、第22図に示す様に第2検出スイツチ(13
1)がONして、該ON信号がシステムコントローラl
\送られ、ロープインクモータが停止される。
第7図のプレイモードにて、ヘッドシリンダー<11)
及びギヤブスタンモータ(13)か回転して、信号の記
録或は再生が行なわれる。
又、プレイモードにて、キャプスタン(12)を高速回
転せしめて、テープの早送り或は巻戻しが行なわれる。
■ プレイモードからストップモードへの移行操作パネ
ルからストップモードへの移行指令が発せられると、ヘ
ッドシリンダー(11)及びキャプスタン(12)の回
転は停止する。リールシャーシ(2)は第7図の位置を
維持する。
■ プレイモード或はストップモードからレディモード
l\の移行 後述の如くテープ巻戻し時にキャプスタンとヘッドシリ
ンダーの間でテープ弛みが生じた場合等に於いて、第6
図に示すピンチローラの圧着が解除されたレディモード
が設定される。
この場合、ローディングモータ(31)の駆動により、
動力軸(34)が第22図の位置から第21図の位置ま
で軸方向に駆動される。これに伴って、第27図から第
26図に示す様にスライダー(87)が右方向に移動し
て、ピンチローラ(81)のキャプスタン(12)への
圧着が解除される。該圧着が解除された時点は、第21
図の第1検出スイツチ(130)が開となることによっ
て検出され、該検出信号によってローディングモータ<
31)が停止される。
■レディモードからスタンバイモードへの移行第21図
の状態から動力軸(34)が反矢印方向に回転すること
により、リールシャーシ(2)は第20図のスタンバイ
モード位置まで駆動される。
又、第21図の状態からウオーム(35)の駆動によっ
て第1歯車(71)が反時計方向に回転することによっ
て、第1歯車<71)の上段ギア(73)の円弧凸面が
(73a)第2歯車り74)の下段ギア(75)の円弧
凹面(75a)から離脱し、上段ギアク73〉と下段ギ
ア(75)とが歯面とうじの噛合を開始する。従って、
ウオーム(35)の回転は、歯車機構(7〉を経て両リ
ングギア(6)(61)に伝えられ、第6図から第5図
に示す様に供給側及び巻取り側光導体(51)(54)
がカセット(150)内のテープロープインク開始位置
に戻るのである。
これと同時に、供給側、巻取り側の引出しレバー (9
2) (98)及びピンチローラレバー(82)もカセ
ット内のテープローティング開始位置に戻る。
尚、先導体(51)(54)の復帰動作と並行して、後
述の様に巻取りリール台(22)がテープ巻取り方向に
駆動され、ヘッドシリンダー<11)側に張り出されて
いた磁気テープ(151)がカセット内に巻き戻される
尚、スタンバイモードてリールシャーシ(2)は停止せ
ず、次のエジェクトモードへ移行する。
■ スタンバイモードからエジェクトモードへの移行 第20図のスタンバイモードから動力軸り34)が反矢
印方向に回転することにより、第23図の如く動力軸<
34)が軸方向に駆動され、これに伴ってスライド板(
144)がトーションバネ(145)に抗して移動し、
これによって第32図乃至第34図に示すホルダーロッ
ク解除動作か行なわれ、カセットホルダー(20)か上
昇する。
第23図のエジェクトモードは、第3検出スイツチ(1
32)か閉してから100 m s e c経過した時
点として検出され、検出に基づいてローディングモータ
(31)が停止される。
11Δ1制 ■ テープ弛み処理方式 テープ巻戻し動作中に、ヘットシリンターとテープとの
摩擦によって磁気テープがシリンダー周面にて停止した
場き、これによってシリンターとキャプスタンの間にテ
ープ弛みか生しる。このテープ弛みを巻き取る為に、第
38図に示す如き動作を行なう為のプロフラノ\が設定
されている。
以下、第38図に沿ってテープ弛み処理方式に−)いて
説明する。
テープ巻戻し動作中にヘッドシリンダー(11)とキャ
プスタン(12)との間にテープ弛みが発生すると、供
給リール台〈21)の回転のみが停止するから、これを
供給リール回転センサー(138)によって検出する(
第38図(181))。該検出に基づいて、ギヤプスタ
ンク12)の回転を一旦停止く同図(182))L、次
にロープインクモータ<31)をアンローディング方向
に起動して、ピンチローラ(81)のキャプスタン(1
2)に対する圧着を解除し、更にキャプスタン(12)
をFWD方向く磁気テープを巻取りリール台側に送出す
る方向〉に、通常再生時の7倍の速度で回転(同図(1
83))させることにより、巻取りリール台(22)を
テープ巻取り方向に回転させる。その後、供給リール台
(21)が回転を開始した時点て、或は5秒間が経過し
た後、キャプスタン(12)及びヘッドシリンダー(1
1)を停止(同図(184))させるのである。
これによって前記テープ弛みが巻取りリールに巻き取ら
れる。
その後は、ニジエフ)へ動作酸は電源OFFの指令のみ
を受は付けることとする。
尚、前記5秒間のタイマー動作は、何らかの原因で供給
リール台り21)が回転しなかった場合に、テープを保
護する為である。
■ テープアンローディング方式 リールシャーシ(2)のアンロープインク動作に於いて
、リールシャーシ(2)或はカセットホルダー (20
)の前方に、リールシャーシ(2)の移動を阻止する障
害物があったとき、ロープインクモータ(31)から発
生ずる動力は、ローディングモータフ31)からリール
シャーシく2)に至るまでのメカニズムに負荷となって
作用し、該メカニズムに損傷を与える虞れかある。
そこで、本VTRては、リールシャーシ(2)のアンロ
ーディングに於けるローディングモータ(31)の駆動
電圧を、ロープインクにおけるそれよりも低く設定する
ことによって(第36図の区間T2、T3、T4)、上
記損傷を最小限に抑制している。
アンロープインクの駆動電圧をローティング時よりも低
く出来るのは、アンローディング時にはテープ引出しの
為の負荷がかからず、アンローディングに要する駆動力
がローティング時に比べて小さいからである。
第36A図(a)(b)は、ローティング時及びアンロ
ーディング時にローディングモータ(31)へ供給され
る駆動電圧を夫々示している。
ローディング時には、36A図(a)の如く5Vの直流
電圧がローディングモータ(31)に送られる。
これに対し、アンローディング時には、第36A図の如
く周期が20111 S e cでデユーティが40%
のパルス幅変調された駆動パルスがローディングモータ
(31)/\送られ、この結果、ローディングモータ(
31)は約2Vに平滑化された電圧て駆動されることに
なる。
■ アンロープインク時のテープ巻取り方式水VTRに
於いては、第21図に示すレディモードからローディン
グモータ(31)かアンローディング方向に起動した場
き、ウオーム(35)の回転はラック(36)に伝えら
れて、リールシャーシ(2)の駆動が開始されるが、歯
車機構<7)の第1歯車(71)の回転は、前述の円弧
凸面(73a)及び円弧凹面(75a)からなる間欠回
転amの動作によって、直ぐにはリンクギア(6)(6
1>に伝わらず、リールシャーシ(2)の移動開始から
所定の時間遅れをもって、即ち、第1歯車(71)の上
段ギア(73)が第2歯車(74)の下段ギア(75)
に噛合した時点から供給側及び巻取り側光導体(51)
(54)のアンローディング動作が開始される。
従って、リールシャーシ(2)のみが移動する過程にて
、リールシャーシ(2)上のカセットの移動に伴って、
該カセットから磁気テープが引き出され、更に先導体(
51)(54)がアンローディング方向に移動すること
によって、テープ弛みを生じる。
そこで、前記テープ弛みを巻き取るべく、下記の構成が
収られている。
第36図(a)〜(e)は、アンローディング時に発生
する各種制御信号のタイミングを示しており、同図(a
)は、第1検出スイツチ(130)が開くことによって
“′H″′となるLOAD END信号を示し、同図(
b)は、第2検出スイツチ(131)が開くことによっ
て”H“となり且つ第3検出スイツチ<132)が閉じ
ることによってL”となるLOAD TOP信号を示し
、同図(c)は、ベツドシリンター〈11)を起動せし
める為のシリンダーON信号を示し、同図(d)は、キ
ャプスタン(12〉をFWD方向に回転させる為のキャ
プスタンON信号を示し、更に同図(e>は、ローディ
ングモータ(31)をアンローディング方向に起動する
為のアンロードON信号を示している。
又、第39図はシステムコントローラに設定されたプロ
グラムを説明するものである。
以下、第36図及び第39図に沿って、アンロープイン
ク時のテープ巻取り方式について説明する。
ストップモードからアンローディングを行なう場きは、
先ずヘットシリンター(11)を起動すると共に、ピン
チローラ(81)の圧着解除動作(第36図の区間T1
、第39図(185)〜<186>)を行ない、レディ
モードに移行する。その後、第36図(d)の如(,1
00+n5ec経過後、キャプスタン(12)を301
0secRVS方向くテープを供給リールに巻き戻す方
向)に1倍速(通常速度)で回転(同図(187))さ
せ、これによって第26図の如くアイドラーギア(11
2)を中立位置に設定する。又、レディモードからアン
ローディングを行なう場合は、ヘッドシリンダー (1
1)を起動した後、直ぐにキャプスタン(12)を回転
(187)させる。この様に、アイドラーギア(112
)を中立位置に設定するのは、前述の如く先導体(51
)(54)が停止したままリールシャーシく2)が移動
する際、両リールからテープが引き出される様にする為
である。
次に、ロープインクモータ(31)をアンローディング
方向に起動し、リールシャーシ〈2)をスタンバイモー
ト位置l\向かって移動させる。その後、第36図(a
)の如< LOAD END信号が’H”となった後、
キャプスタン(12)をFWD方向に回転させる。
この様に、リールシャーシ(2)のみが移動している期
間(第36図の区間T2)は、キャプスタン(1z)を
停止させ、テープか巻取りリールに巻き取られることに
よるテープのずれを防止している。
LOAD END信号が’H”となった後、300 +
n s e cの期間く第36図の区間T3)は、キャ
プスタン(12)を5倍速で回転させ(第39図(18
8))、その後、エジェクトモードまての期間(第36
図の区間T、及びT5)は、キャプスタン(12)を9
倍速て回転させて(同図(189))、カセットから引
き出されている磁気テープを巻取りリールに巻き取るの
である。
この様に、供給側及び巻取り側の先導体(51)(54
)が移動を開始してから僅かな期間、キャプスタン(1
2)の回転速度を遅く設定するのは、次の2つの理由に
よる。即ち、移動開始直後の先導体の移動速度は、第2
4図に示す第1歯車(71)と第2歯車(74)との押
圧面(731))ての係かによって、両歯車(71) 
(74)が通常の歯面で噛合したときよりも低くなるか
ら、先導体の移動に伴うテープ弛み量は、最初は少なく
、その後に増大する。従って、先導体が移動を開始した
直後の僅かな期間は、テープの巻取り速度を遅くして、
アンローディングに伴うテープの位置ズレを防止するの
である。又、第36図の如<LO八へ END信号が”
H“°となる時点と実際に先導体が移動を開始する時点
との間に、ある程度のズレが生じることは避は難く、先
導体の移動開始が遅れた場きに、最初から高速てテープ
を巻き取ると、テープの位置ズレが生じることになるか
らである。
第36図の区間T4が過ぎて、リールジャージ(2)の
アンローディングか完了すると、同図(b)の如<LO
^D TOP信号が′L“°となる。
LO八へ T針信号がL′となった後、ローデインクモ
−タフ31)を更に100m5ecの期間だけ通常の駆
動電圧(5■)てアンローディング方向に回転させく第
39図(190))、これによってカセッ1ヘポルター
(20)のロック解除を行なう。
最後にローディングモータ(31)、キャプスタン<1
2)、及びヘッドシリンダー(11〉を停止させて(第
39図(191))、手続きを終了する。
この結果、アンロープインク開始時のテープの引出しは
スムーズに行なわれ、然もテープ位置の大きなズレやテ
ープ弛みを生しることなく、アンロープインク動作が行
なわれる。
■ シリンター停止時のテープ処理方式上述の如く、ス
トップモードに於いては、ピンチローラ(81)のキャ
プスタン(12)に対する圧着を解除することなく、キ
ャプスタン(12)及びヘッドシリンター(11)が停
止される。
これは、ストップモートからプレイモードへの移行を迅
速に行なうためである。
しかし、この場合、ストップモードからのヘットシリン
ター(11)をスムースに起動するには、ヘラドシリン
ダーク11)とキャプスタン(12)の間の磁気テープ
に、多少のテープ弛みを与えておく必要かある。
そこて、ストップモードへの移行時には、キャプスタン
を一定時間だけRVS方向に回転させて、意図的にテー
プを弛ませることが行なわれる。但し、単にキャプスタ
ン(12)をRVS方向に回転させるたけては、第31
図の如くアイドラーギア(112)の駆動によって供給
リール台(21)か回転し、テープが巻き戻される不具
合か生じるため、次の工夫が為されている。
即ち、ストップモードへ移行する場合は、第30図の如
く先ず首振りアイドラー(110)を巻取りリール台(
22)側l\係係合しめ、この状態てキャプスタンモー
タ(13)をRVS方向に起動し、これによって首振り
アイドラー(110)か供給リール台(21)側に移動
するまでの首振り期間中に、キャプスタン(12)によ
ってテープをヘッドシリンダー(11)側へ繰り出し、
テープ弛みを発生させるのである。
上記動作を実現する為に下記の構成が採られている。
第37図(aHb)(c)は、システムコンローラ(1
80)からキャプスタンモータ(13)のドライバー(
13a)l\送られるギヤプスタンON信号と、キャプ
スタンモータをRVS方向に回転させる為のキャプスタ
ンRVS信号のタイミングを示している。
プレイモートからストップモードへ移行する場きは、プ
レイモードにて首振りアイドラーが既に巻取りリール台
側に係合しているので、第37図(a)に示す様に、キ
ャプスタンを50 +n s e cの期間、1倍速て
RVS方向に回転させ、テープを弛ませる。
CUE(早送り再生)モード或はFF(テープ早送り)
モートからストップモードへ移行する場合は、テープに
与える弛み量を前記プレイモードからストップモードへ
の移行時と同一にする為、第37図(1〕)に示す如く
、−旦キャプスタンの回転を停止させた後、約1秒の期
間はキャプスタン(12)を1倍速てFWD方向へ回転
させ、同図(a)の場合と同し状態を設定した後、同図
(a)と同し動作てテープを弛ませる。
又、REV(巻戻し再生)モード或はREW (テープ
巻戻し)モートからス1へツブモードへ移行する場きは
、首振りアイドラーが供給リール台側に停会しているの
で、第37図(c)の如く、先ずキャプスタンを停止さ
せ、次にキャプスタンを1倍速てFWD方向へ約1秒間
回転させ、首振りアイドラーを供給リール台側に係きさ
せた後、同図(a)と同し動作でテープを弛ませるので
ある。
この結果、ストップモード、即ちピンチローラをキャプ
スタンに圧着させたままヘットシリンターの回転を停止
させた状態からでも、ヘッドシリンダーの立上げはスム
ースに行なわれる。
■ テープエンド処理方式 前述の如く、テープローディングに於いては、供給リー
ル及び巻取りリールの両方がらテープを引き出すことに
よって、ヘットシリンダーとテープとの摩擦によるテー
プの損傷が最小限に抑制される。
しかし、テープロープインク時に、ホルタ−内のカセッ
)へかテープエンドの状態である場合は、巻取りリール
のみからテープが引き出されるから、テープが損傷する
虞れかある。
そこて、テープアンローディングの開始時に、カセット
がテープエンドの状態であれは、チープローチインクに
伴う供給リールからのテープ引出し量だけテープを巻き
戻した後、アンローディングを行なうことが行なわれる
。従って、該カセットをVTRから取り出した後、再び
VTRに装填して、テープローティングを行なう場き、
両リールからテープか引き出されることになる。
上記動作を実現する為、第40図に示すプログラムが設
定されている。
操作パネルからエジェクト指令が発せられた場き、前記
テープトップセンサー(137)及びテープエンドセン
サー(136)によってカセットがテープトップの状態
であるか否か、及びテープエンドの状態であるか否かが
判断される (第40図(192)(193) (19
4))。
テープ1〜ツブセンサー及びテープエンドセンサ−が共
にONの場合はカセットボルダ−にカセットが装填され
ていないと判断して、エジェクト動作(同図(195)
)を行なう。
テープトップセンサーがONでテープエンドセンサーが
OFFの場合、及び両センサーかOFFの場合は、ヘッ
ドシリンダー<11)を起動した後、エジェクト動作(
195)を行なう。
又、テープトップセンサーがOFFでテープエンドセン
サーがONの場合は、カセットがテープエンドの状態で
あるから、ヘットシリンター(11)を起動した後、ピ
ンチローラ(81)をキャプスタン(12〉に圧着せし
める(第40図(196))。
その後、キャプスタン(12)を7倍速でRVS方向に
1秒間回転させ、前述の如くテープの巻戻しを行なう。
次にキャプスタン(12)を停止さぜな後、エジェクト
動作(195)を行なう。
この結果、テープエンドまで信号の記録或は再生を行な
ったカセットを、再度VTRに装填してテープローディ
ングを行なつ際、カセットの両す−ルからテープか引き
出され、テープの損傷が防止されるのである。
図面及び上記実施例の説明は、本発明を説明するだめの
ものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限定し、
或は範囲を減縮する様に解すべきではない。
又、本発明の各部構成は上記実施例に限らず、特許請求
の範囲に記載の技術的範囲内て種々の変形が可能である
ことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るVTRのエジェクトモードに於け
る正面図、第2図は同上の右側面図、第3図はスタンバ
イモードに於ける同上の右側面図、第4図はプレイモー
ドに於ける同上の右側面図、第5図はスタンバイモード
に於けるV T Rの主なメカニズムを示す平面図、第
6図はレディモードに於ける同上の平面図、第7図はプ
レイモードに於ける同上の平面図、第8図はプレイモー
ドに於けるV T Rの斜面図、第9図はエジェクトモ
ードに於ける同上の斜面図、第10図はメインシャーシ
上のメカニズムを示す一部分解斜面図、第11図はシリ
ンターユニットの一部分解斜面図、第12図はローディ
ングモータによって駆動される歯車機構の一部分解斜面
図、第13図は首振りアイドラー及び規制板のす斜面図
、第14図は第4歯車の正面図、第15図は動力軸及び
モードレバーの斜面図、第16図はリールシャーシ上の
メカニズムを示す分解斜面図、第17図はカセットホル
ダー及びホルダー昇降機構の分解斜面図、第18図はメ
インジャージに配備されたメカニズノ\の平面図、第1
9図はリールジャージに配備されたメカニズl\の背面
図、第20図はスタンバイモードに於ける動力軸及びこ
れに連繋するメカニズl\の平面図、第21図はレディ
モードに於ける同上の平面図、第22図はプレイモート
に於ける同上の平面図、第23図はエジェクトモードに
於ける同上の平面図、第24図は押圧面に於ける第1歯
車と第2歯車の係合状態を示す拡大平面図、第25図は
スタンバイモードに於けるピンチローラ圧着機構を示す
平面図、第26図はレディモードに於ける同上の平面図
、第27図はプレイモー1〜に於ける同上の平面図、第
28図はスタンバイモードに於けるリール台駆動機構の
平面図、第29図はローディング途中に於ける同上の平
面図、第30図はプレイモートに於ける通常再生時のリ
ール台駆動機構及びハックテンションレバー機構の平面
図、第31図はプレイモードに於ける巻戻し再生時の同
上の平面図、第32図はスタンバイモードに於けるホル
ダーロック機構の左側面図、第33図はロック解除動作
を示す同上の左側面図、第34図はエジェクトモートに
於ける同上の左側面図、第35図はキャプスタンモータ
及び゛ローディングモータの制御回路を示すブロック図
、第36図はアンローディング時の各種制御信号のタイ
ミングチャート、第36A図はロープインクモータの駆
動電圧を示す波形図、第37図はシリンター停止時のテ
ープ処理方式を説明するタイミングチャート、第38図
はテープ弛み処理方式を説明するフローチャート、第3
9図はアンロープインク時のテープ巻取り方式を説明す
るフローチャート、第40図はテープエンド処理方式を
説明するフローチャート、第41図及び第42図は従来
装置の動作を説明する側面図である。 (1)・・・メインシャーシ (11)・・・ベツドシリンター (2)・・・リールジャージ (21)・・・供給リー
ル台〈22)・・・巻取りリール台 (20)・・・カセットホルダー (31)・・ローディングモータ (34)・・・動力軸     (4)・・・モードレ
バーク81)・・・ピンチローラ  (87)・・・ス
ライダー(92)・・・パックテンションレバー(11
0)・・・首振りアイドラー (128)・・・ロックピン   (146)・・・ロ
ックアーム(1,44)・・・スライド板  (160
)・・・規制板嗅 手続補正書 〔自発〕 1、事件の表示 特\願昭63 発明の名称 記録再生装置に於けるシャーシ 駆動装置 <188) 洋電機株式会社 4、代理人 〒535大阪市旭区中宮4丁目10番12号5、補正の
対象 図面、明細書の発明の詳細な説明の欄 補正の内容 図面中、「第8図」 「第9図」及び 「第30図」 を別紙 ’第8図a ’l第9fJJ及’rj f第30[E、
+に補正。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. [1]ヘッドシリンダー(11)を具えたメインシャー
    シ(1)上に、一対のリール台(21)(22)を具え
    たリールシャーシ(2)を、ヘッドシリンダー(11)
    に対して接近離間可能に案内支持し、メインシャーシ(
    1)上のローディングモータ(31)によってリールシ
    ャーシ(2)を往復駆動し、リールシャーシ(2)をヘ
    ッドシリンダー(11)から最も離れた第1移動端から
    ヘッドシリンダー側の第2移動端へ移動させる過程で、
    前記ローディングモータ(31)の動力によってテープ
    ローディングが行なわれる記録再生装置に於いて、リー
    ルシャーシ(2)をヘッドシリンダー(11)側に移動
    させるローディング指令及びヘッドシリンダー(11)
    から離れる方向に移動させるアンローディング指令が接
    続されたシステムコントローラ(180)と、該システ
    ムコントローラからの制御信号に基づき前記ローディン
    グモータ(31)への駆動電圧を発生するドライバー(
    31a)とから構成され、リールシャーシ(2)を第2
    移動端から第1移動端へ駆動するときのローディングモ
    ータ(31)の駆動電圧は、第1移動端から第2移動端
    への駆動時よりも、テープローディングに要する動力に
    応じて低く設定されることを特徴とするシャーシ駆動装
    置。
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