JPH0266323A - 無段変速機を有する車輌のクラッチ制御装置 - Google Patents

無段変速機を有する車輌のクラッチ制御装置

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Publication number
JPH0266323A
JPH0266323A JP63217906A JP21790688A JPH0266323A JP H0266323 A JPH0266323 A JP H0266323A JP 63217906 A JP63217906 A JP 63217906A JP 21790688 A JP21790688 A JP 21790688A JP H0266323 A JPH0266323 A JP H0266323A
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JP
Japan
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pressure
clutch
oil
piston
oil passage
Prior art date
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Pending
Application number
JP63217906A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyotaka Hayashi
林 清孝
Kazuhiro Takeuchi
和浩 竹内
Etsumi Handa
悦美 半田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH0266323A publication Critical patent/JPH0266323A/ja
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  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は無段変速機を有する車輌のクラッチ制御装置に
係わり、特に、内燃機関の回転数に基づいてクラッチ機
構の断続操作を行うようにした車輌に用いて好適なりラ
ッチ制御装置に関するものである。
[従来の技術] 一般に、無段変速機の一つとして、内燃機関の出力軸に
よって回転駆動される駆動プーリーと駆動輪に連設され
た駆動軸と一体回転させられる従動プーリーとの間に無
端ベルトを巻回しておき、前記各プーリーの溝幅を圧油
を用いて調整することにより、駆動プーリーにおける無
端ベルトの有効巻回半径と従動プーリーにおける無端ベ
ルトの有効巻回半径との比を変化させることにより、任
意の変速比を得るようにした構成のものが知られている
そして、このような無段変速機の制御装置においては、
内燃機関の出力軸と無段変速機の駆動プーリーとの間に
、前記出力軸すなわち内燃機関の回転数に基づいて断続
制御されるクラッチ機構を設けておき、内燃機関の回転
数が所定回転数に至った時点で前記クラッチ機構を接続
状態とすることにより、内燃機関の動力を無段変速機を
経て駆動輪へ伝達し、また、内燃機関の回転数がアイド
リング時等の所定回転数以下の場合には、クラッチ機構
を断状態として駆動輪への動力の伝達を遮断するように
している。
[発明が解決しようとする課題] ところで、前述した従来の技術においては、クラッチ機
構の断続操作を内燃機関の回転数に基づいて行っている
ことから、次のような改善すべき問題点が残されている
すなわち、車輌がある速度のもとで走行状態にある場合
において、スロットルを戻して内燃機関の回転数をある
設定回転数以下に落とすと、この内燃機関の回転数の降
下に伴い、前記クラッチ機構における動力伝達部の圧着
力が低下してしまい、クラッチ機構に滑りが生じ、動力
伝達効率の低下を招いてしまうことが想定されるといっ
た問題点である。
したがって、従来においてはこのような問題点への対処
が要望されている。
本発明は、従来の技術における前述した課題を解決せん
とするものである。
[課題を解決するための手段] 前述した課題を有効に解決するために、本発明に係わる
無段変速機を有する車輌のクラッチ制御装置は、特に、
Jl(輌に搭載された内燃機関の出力軸と、この出力軸
にクラッチ機構を介して連設されるとともに駆動輪に連
結された無段変速機と、前記内燃機関の回転数に基いて
前記クラッチ機構の断続を制御する動力伝達制御手段と
、前記駆動輪の回転数を検出しその回転数が設定値以上
に達した際に、前記動力伝達制御手段の制御を無効とす
る動力伝達保持手段とからなることを特徴とする。
[作用1 本発明に係わる無段変速機を有する車輌のクラッチ制御
装置は、車輌がある設定車速以上で走行している状態に
おいては、動力伝達保持手段によって動力伝達制御機構
によるクラッチの断続制御を無効にし、これによって、
内燃機関の回転数に拘わりなくクラッチ機構を常時接続
状態に保持し得るようにして、このクラッチ機構におけ
る滑りの発生を防止する。
[実施例] 以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。
第1図中符号1はケーシング、2は内燃機関の出力軸と
してのクランク軸、3は無段変速機、4は無段変速機3
とクランク軸2との間に介装されたクラッチ機構を示す
前記無段変速機3は変速制御手段5によって、変速比を
変える際の基準となる変位値、例えばスロットル開度に
より決定される理想のエンジン回転数と実際のエンジン
回転数との差に基づき、適宜変速比を持つように制御さ
れる。
クランク軸2の回転は、該クランク軸2に取り付けられ
たドライブギヤ6および該ギヤ6に噛合されたドリブン
ギヤ7を介してクラッチ機構4に伝達される。
クラッチ機構4は、無段変速機3の入力軸8上に配設さ
れていて、入力軸8に対し回転自在に配された回転体9
と、この回転体9にダンパ10を介して取り付けられた
クラッチインナ11と、入力軸8に対して一体的に回転
するように取り付けられたクラッチアウタ12と、クラ
ッチインナ11とクラッチアウタ12との間に介装され
た摩擦板HaおよびHbと、クラッチアウタ12と一体
的に回転するように、かつ、前記入力軸8の長さ方向に
沿って移動自在に設けられたクラッチピストン14とに
よって構成されており、前記回転体9のボス部91とク
ラッチインチ11との間には、後述する動力伝達制御手
段20を構成する遠心ガバナ15が介装されている。
前記クラッチ機構4のクラッチピストン14と前記クラ
ッチアウタ12との間には、ケーシング1の導入ボート
lbへ、入力軸8の内部に嵌装されたフィードパイプ1
6、入力軸8の内部に形成された油路!7、入力軸8に
その半径方向に沿って形成された透孔8!、および、そ
れにつながる油路18を介して連通された圧力室19が
形成されており、この圧力室19内に前記圧油が供給さ
れた際に、前記クラッチピストン14が摩擦板Ha−1
3bへ向けて移動させられて前記摩擦板Ha・+3bを
相互に圧着させるようになっている。
一方、前記動力伝達制御手段20は、前記遠心ガバナI
5と、前記油路18中に配設されるとともに遠心ガバナ
15によって往復移動させられる流路開閉ピン21とに
よってtltFg、されており、前記入力軸8が所定回
転数以下(例えばアイドリング時の回転)の場合には、
前記流路開閉ピン21を第2図に示す位置に保持して、
この流路開閉ピン21に形成されている開口21aから
前記油路18中の圧油を外部へ排出することにより、圧
力室!9にかかる油圧を低下させて、クラッチ機構4を
断の状態とするようになっている。
また、この動力伝達制御手段20は、内燃機関の回転数
に応じ、遠心ガバナ15によって前記流路開閉ピン21
の前記油圧18に対する押し込み量を制限して流路開閉
ピン21の開口21aの開口面積を調整することにより
、前記圧力室19への圧油の供給量を制御して、前記ク
ラッチ機構4の摩擦板Ha・13bの圧着力を制御し、
これによって、クラッチ機構4における動力伝達率を調
整するようになっている。
すなわち、前記入力軸8の回転の上昇に伴い、その回転
数に応じ、前記流路開閉ピン21を油路I8内へ押し込
んで、流路開閉ピン21の開口Haの開口面積を徐々に
狭め、これによって排出する圧油量を減少させるととも
に、前記圧力室19への圧油の供給量を増加させて摩擦
板13a−Hb相互の圧着力を序々に高めて半クラツチ
状態とし、また、入力軸8の回転が所定回転数に至った
時点で前記開口21aを完全に閉塞して、入力軸B内の
油路17内に導入される圧油のすべてを圧力室19に導
いて、摩擦板Ha・Hbを強く圧接させて、クラッチ機
構4を完全に接続した状態とする。
前記無段変速機3は以下に示す構成となされている。
この無段変速機3は、前記入力軸8と、この入力軸8と
平行に配設され、駆動輪(図示略)に接続された駆動軸
22と、前記入力軸8に設けられた駆動プーリー23と
、駆動軸22に設けられた従動プーリー24と、これら
の駆動プーリー23と従動プーリー24とに巻回された
無端ベルト25と、前記変速制御手段5とによって構成
されている。
前記駆動プーリー23は、入力軸8のクラッチ4に対向
する側に一体に形成された固定プーリー半体23aと、
この固定プーリー半体23aに対向するよう入力軸8の
外周にその軸線方向に移動自在に設けられた可動プーリ
ー半体23bとによって構成され、この可動グーリー半
体23bと入力軸8との間には、両者を前述した入力軸
8の軸線方向への相対移動を許容しつつ相対回転不可能
に接続する複数のポール26・・・が介装されている。
また、可動プーリー半体23bの固定プーリー半体23
aに対する逆側には、ボス部27とその外方を取り囲む
円筒部28とが一体形成されている。
そして、前記ボス部27と円筒部28との間には、入力
軸8に固着されたピストン部材29が、前記可動プーリ
ー半体23bに対し軸線方向に相対移動可能に介装され
ており、このピストン部材29と可動プーリー半体23
bとの間に圧力室30が形成されている。
このような構成の駆動プーリー23では、導入ポート1
!から、入力軸8の軸心に位置するフィードパイプ16
の外側に形成された油路31、入力軸8に形成された半
径方向に延びる透孔32、ボス部27とピストン部材2
9との間に形成された油通路33を介して前記圧力室3
0へ圧油が導かれ、これによって圧力室30が昇圧され
るとともに、可動プーリー半体23bが固定ブーり半体
23aへ向けて押圧移動させられて、駆動プーリー23
の溝幅が狭められるようになっている。
一方、前記従動プーリー24も、前述した駆動プーリー
23とほぼ同様な構成となっている。
すなわち、従動プーリー24は、駆動軸22に一体形成
された固定プーリー半体24aと、駆動軸22に対し軸
線方向に移動自在にかつ相対回転不可能に複数のボール
34・・・を介して連結された可動グーリー半休24b
とによって構成されている。
前記可動プーリー半体24bにはボス部35と、このボ
ス部3Sを取り囲む円筒部36が一体形成され、これら
のボス部35と円筒部36との間には、駆動軸22に対
し軸線方向に移動不可能かつ一体に回転するように設け
られたピストン部材37が嵌装され、このピストン部材
37と可動プーリー半体24bとの間に圧力室38が形
成されている。
前記圧力室38は、ケーシング1に形成された導入ポー
トlcへ、駆動軸22の軸心に配されたフィードパイプ
39、駆動軸22の内部の油路40、および、駆動軸2
2にその半径方向に沿って形成された透孔41を介して
連通させられている。
そして、前記圧力室38に圧油が供給された際に、可動
プーリー半体Nbが固定プーリー半休24aへ向けて移
動させられることにより、従動プーリー24の溝幅が狭
められるようになっている。
また、駆動軸22内に装着されたフィードパイプ39の
外側には油路42が形成され、この油路42は、駆動軸
22の前記固定プーリー半体24bの内側近傍に駆動軸
22の半径方向に沿って形成された透孔43を介して駆
動軸22の外周まで導かれているとともに、その一端部
には、前記ケーシング1に形成されている導入ポート1
dが連通させられている。
前記構成の無段変速機3では、両プーリー23・24お
よびその間に巻回された無端ベルト25を介して入力軸
8の回転を駆動軸22に伝達することができ、さらに、
駆動プーリー238よび従動プーリー24に付随する圧
力室3G・3Bに低高の圧油を導入することにより、各
可動プーリー半体23b・24bを入力軸8および駆動
軸22の軸方向へ移動させ、もって、両プーリー23・
24の溝幅を変えて入力軸8の回転を任意の変速比をも
って駆動軸22に伝えるようになっている。
なお、図示例の無段変速機3では、従動プーリー24の
ピストン部材37と可動グーリー半体24bとの間にス
プリング44を配しているが、このスプリング44は、
エンジンが停止して圧力室3o・38に圧油が導入され
なくなったとき、無端ベルト2sに適宜なテンションを
与えるとともに、このスプリング44の付勢力によって
可動プーリー半体24bを固定プーリー半体24a方向
へ押圧移動させ、再発進時において小さいトルクで駆動
軸22を回転させ得る変速比に変えるためのものである
また、駆動軸22の一端には図示せぬスプロケットが取
り付けられ、このスプロケットに巻回すれるチェーン等
を介して駆動軸22の回転が駆動輪に伝達されるように
なっている。
前記変速制御装置5は、圧油供給源であるオイルポンプ
45と、前記ケーシング1に形成された導入ポート1a
〜1dとの間に設けられており、オイルポンプ45かも
供給された圧油を一定の差値を持つ低高圧に分け、かつ
このように分けた低高圧の圧油を一定の差値を保ちつつ
無段変速機3の変速比に応じて全体的に圧力変化させる
低高圧設定部52と、この低高圧設定部52にて設定さ
れた低高圧の圧油を、前記駆動および従動プーリー23
・24に付随する圧力室30・38に選択的に導く切換
部53とを備えている。
なお、符号54は前記クラッチ機構4を断続切り換えす
るためのクラッチ切換弁である。
前記低高圧設定部52は、固定シリンダ55と、この固
定シリンダss内にその軸線方向に摺動自在に嵌挿され
た差圧レギュレータピストン56と、シリンダ5Sの図
中右側小径部55aの外周にシリンダ55の軸線方向に
摺動自在に嵌合された可動スリーブ57と、この可動ス
リーブS7内にその軸方向に摺動自在に嵌挿されたレシ
オ連動レギュレータピストン58とを備えている。
前記差圧レギュレータピストンS6は、一端が固定シリ
ンダ55の内周に取り付けられたスナップリングに支持
される差圧レギュレータスプリング59によってレシオ
連動レギュレータピストン58から離間する方向へ付勢
され、また、レシオ連動レギュレータピストン58は、
一端がケーシングlに支持されるレシオ連動レギュレー
タスプリング6oによって前記差圧レギュレータピスト
ンs6へ向ケチ付勢されている。
前記可動スリーブ57にはレバー61が外方へ延びて形
成され、このレバー61の先端は前記無段変速機3の駆
動プーリー23の可動プーリー半休23bの溝23xに
係合されていて、可動スリーブ57は可動プーリー半体
23bと一体的に移動させられるようになっている。
前記固定シリンダ55の外周所定箇所には導入ポート6
2、導出ポー1−63.64がそれぞれ設けられ、導入
ポート62は油路65を介してポンプ45につながって
いる。また、可動スリーブS9の外周にはドレンポート
66が設けられ、このドレンポート66は油路67を介
してタンク68につながっている。
前記固定シリンダ55には半径方向へ延びる透孔69.
70.71が軸線方向所定間隔置きに設けられている。
透孔69は、シリンダ55内であって差圧レギュレータ
ピストン56の図中左側に形成される圧力室72を導入
ポート62、導出ポート63にそれぞれ連通させるため
のものであり、透孔70は、差圧レギュレータピストン
56の移動によって開閉され、開かれたとき前記圧力室
72をシリンダ55の外側に形成された前記導出ポート
64につながる空間73に連通させるもので、また、透
孔71は、前記空間73をシリンダ55内であって差圧
レギュレータピストン56の右側に形成される空間74
に連通させるためのものである。
また、可動スリーブ57の所定箇所には半径方向へ延び
る透孔75が設けられている。この透孔75はレシオ連
動レギュレータピストン58の移動に伴って開閉される
もので、開かれたときに前記差圧レギュレータピストン
56の右側に形成される空間74を、可動スリーブ57
の外周に形成される前記ドレンポート66とつながる空
間76に連通させるものである。
このような低高圧設定部52においては、オイルポンプ
45から油路65を経て供給される圧油は導入ポート6
2より差圧レギュレータピストンS6の左側に形成され
る空間72に導かれる。この空間72内の圧力が所定圧
よりも高くなると、ピストン56が差圧レギュレータス
プリングs9の付勢力に抗して移動させられて固定シリ
ンダ55に一体形成されている前記透孔70を開き、こ
の透孔70を介して空間70内の圧油をシリンダ55の
外側に形成される空間73に逃がすようになっている。
つまり、前記空間72の圧力P1は、空間73.74の
圧力P2より差圧レギュレータスプリング59の付勢力
の分高くなる。
一方、前記空間73.74の圧力P2が所定圧力より高
くなると、レシオ連動レギュレータピストン58がレシ
オ連動レギュレータスプリング60の付勢力に抗して移
動させられて、可動スリーブ57に形成されている透孔
75を開き、空間73内の圧油がドレンポート66から
油路67を介してタンク68側に戻される。
また、前記可動スリーブS7が前述したとおりレバー6
1を介して係合された駆動プーリー23の可動プーリー
半体23bとともに移動させられることにより、透孔7
5の位置がこの可動スリーブ57の位置によって変動さ
せられる。したがって、空間73.74の圧力P2はレ
ギュレータ連動スプリング60の付勢力と可動スリーブ
57の位置によって定まる。
すなわち、前記低高圧設定部52においては、前記空間
72につながる導出ポート63からは高圧の圧油が、ま
た前記空間フ3につながる導出ポート64からは低圧の
圧油がそれぞれ導出されることとなり、かつ、それら導
出される圧油は、差圧レギュレータスプリングS9によ
って定まる一定の差値を保ったまま、駆動プーリ23の
溝幅が広くなればなるほど可動スリーブ57が差圧レギ
ュレータピストン56から離間する方向へ移動させられ
るため、全体的に圧力が上がり、逆に駆動プーリー23
の溝幅が狭くなればなるほど、全体的に圧力が下がるよ
うになっている。
前記切換弁53は、そのスプール81がシリンダ80内
に移動自在に設けられてなるもので、スプールs1には
、スロットル開度により設定される理想のエンジン回転
数と実際のエンジン回転数との差に基づいてスプール8
1を操作する操作機構82が連結されている。
前記シリンダ80には導入ポートH184および導出ポ
ート85.86が形成されている。
導入ポート83は油路87を介して前記低高圧設定部5
2の高圧油供給側の導入ポート63に接続され、他側の
導入ポート84は油路88を介して低高圧設定部52の
低圧油供給側の導出ポート64に接続されている。また
、導出ポート85は油路89を介してケーシング1の導
入ポートlaに接続され、導出ポート86は油路90を
介して導入ポートlcに接続されている。
前記スプール81の外周にはリング溝91.92.93
が一端から他端にかけて所定間隔おきに形成され、両端
のリング溝9+193は、軸心に設けられた油路94お
よび半径方向に延びる透孔95.96を介して相互につ
ながっている。
そして、前記スプール81が図に示す中立位置にあると
き、導出ポート85はスプール81の外周のリング溝9
1を介して高圧側の導入ポート83に接続され、また導
出ポート86は前記リング溝91、スプール81内部の
油通路94および透孔95.96を介して高圧側の導入
ポート83に接続されており、両導出ポートR5,86
からはともに高圧の圧油が導出される。
したがって、このとき前記駆動・従動プーリー23・2
4の圧力室30−38にはともに高圧側の圧油が導入さ
れることとなり、両プーリー23・24の溝幅は変化せ
ずおのおののプーリー23・24には所定の側圧がかけ
られる。
前記操作機構82が操作されてスプール8Iが図に示す
位置から図中左側へ移動させられると、導出ボート85
は中央のリング溝92を介して低圧側の導入ポート84
に接続され、また導出ポート86は前記同様、油路94
およびリング溝91.93等を介して高圧側の導入ポー
ト83に接続される。
したがってこのときには、低圧側の圧油が導出ポートm
s、油路89を介して駆動プーリ23に付随する圧力室
30に導入される一方、高圧側の圧油が導出ボート86
、圧油流路90.フィードパイプ39等を介して従動プ
ーリー24の圧力室38に導入されることとなり、両圧
力室30・38の差圧に基づき駆動プーリー23の溝幅
は広がり、従動プーリー24の溝幅は挟まり、変速比が
LOW側に調整される。
他方、スプール81が図に示す位置から図中右方向へ移
動すると、前述とは逆に、導出ボート85は左端のリン
グ溝91を介して高圧側の導入ポート83に接続され、
また導出ボート86は中央のリング溝92を介して低圧
側の導入ポート84に接続されて、駆動プーリー23の
圧力室30には高圧側の圧油が導入される一方、従動プ
ーリー24の圧力室38には低圧側の圧油が導入される
こととなり、駆動プーリー23の溝幅は狭まると同時に
従動プーリー24の溝幅は広がって、前述とは逆方向の
変速比に変わることとなる。
前記操作機構82は、スロットル開度によって設定され
る理想のエンジン回転数と実際のエンジン回転数との差
に基づいて制御信号を発する制御器100と、この制御
器100から発せられる信号に基づき回動操作されるサ
ーボモータMと、このサーボモータMによってワイヤ+
01 を介して駆動させられるレバー+02 と、この
レバー+02に一端がビン結合されかつ他端が前記スプ
ール81に取り付けられたコネクティングロッド103
とによって構成されている。
前記クラッチ切換弁54は、油路65から分岐した圧油
流路130とケーシングlの導入ポートlbとの間に介
装されており、ケーシングH1内に図中上下方向に移動
自在に嵌挿されかつスプリング132によって図中上方
に付勢されたピストンN3と、ピストン133と同軸上
となるようにかつ同一方向移動自在にケーシング131
内に嵌挿され、かつスプリングH4によってピストン1
33と同一方向へ付勢されたピストン+35と、このピ
ストンN5のケーシング131の外部へ突出する部分1
358に当接してこのピストン+35を押圧操作するア
ームN6とを備えている。
図に示す状態はクラッチ4をつないでいる状態であって
、油路130を介しボート目0より導入される圧油は、
ピストンH3の導入孔133aを経て内部の油通路14
1に導かれ、そこから前記ピストンH5内に形成された
油路142から導出ボート目3に至り、さらに油路14
4 、および、ケーシング1の導入ポートIbを経てク
ラッチ圧力室1gへ導かれる。
クラッチ機構4を切るときは、図示せぬクラッチレバ−
を操作してアーム136をG方向に回動させる。すると
、ピストンN5が、アーム136の先端に押されてスプ
リングH4の付勢力に抗してケーシングロ1内へ押し込
まれるように移動させられ、同ピストン135に形成さ
れている開口口6が導出ポート目3からずれてケーシン
グ1の導出ポート1bへの圧油供給を断つ。そののちに
、ピストン135をさらに移動させることにより、ピス
トン135に形成された油逃がし孔ロアを、導出ポート
143 と合致させ、フィードバイブI6を介してクラ
ッチ圧力室19内の圧油を抜く。これにより、クラッチ
機構4を遮断状態にすることができる。
逆に、クラッチ機構4を接続状態にするには、図示せぬ
クラッチレバ−を操作し、アーム136を前述とは逆方
向へ回動させて、ピストンH5を元の位置に戻せばよい
また、油通路+41内の圧油圧力が、前記スプリング1
32によって設定された圧力以上に達すると、その圧力
により、ピストン!33がスプリングINを圧縮する方
向へ移動させられるとともに、前記導入孔133!とボ
ー1−140とが遮断される。これによって、前記クラ
ッチ圧力室19への圧油の供給が停止されて、前記油路
18へ供給される圧油圧力Peが調整されるようになっ
ている。
前記動力伝達保持手段+5flは、第1図および第2図
に示すように、前記油路130から分岐された油路15
3とクラッチ切換弁54のスプリング132が配設され
た側の油圧室S4aへ接続された油路145との間に配
設されたガバナ式調圧弁+54と、前記油路145の途
中に連設されたリリーフ弁152と、前記油路18の途
中で、前記流路開閉ピン21の上流側に設けられた排油
制御弁155(第2図参照)とによって構成されている
前記リリーフ弁+52は、前記油路目5へ連通させられ
た導入ポート152Jと、圧油の排出路となるドレン通
路INと、このドレン通路+511を開閉するピストン
159と、このピストン159を前記ドレン通路158
を常時閉塞する方向へ常時弾発するとともに、リリーフ
圧を設定するセットスプリング160とによって構成さ
れている。
前記ガバナ式調圧弁154は、前記ケーシング1に回転
自在に支持され、かつ、前記従動プーリ24の固定プー
リ半体24aに一体に設けられたドライブギヤ161 
と噛合するドリブンギヤ162を備えた回転軸163を
備え、この回転軸163の回転中心には、前記油路15
3に連通させられたフィードパイプ164が回転自在に
かつ液密状態で挿入される油路165が形成されている
とともに、この油路165へ連通させられた導出ポート
+66と、この導出ボー1−166を、前記回転軸+6
3とケーシング1とによって前記フィードパイプ164
の回りに形成された液溜まり167へ連通させる油路1
611が形成されている。
この油路INは、ケーシング1に形成された導出ポート
+69およびこの導出ポート169に連設された前記油
路目5を経て、クラッチ切換弁54の圧力室54aへ連
通させられている。
一方、前記回転軸+63には、その軸線と直交する方向
に摺動自在に貫挿されるとともに、前記導出ポート+6
6の開閉をなすピストン171が設けられ、このピスト
ン+71の外周には、その摺動に伴って前記回転軸16
3の導出ポート166に重畳させられる環状溝+72が
形成されている。
また、ピストン+71の前記環状溝172が形成された
側の端部には、前記回転軸163との間に、油路168
に連通させられた油溜まり173を形成する大径部17
1aが設けられ、他端部にはガバナウェイト174が取
り付けられ、また、前記回転軸!63との間には、ピス
トン+71を前記環状溝!72と回転軸163の導出ポ
ート166とを重畳させる方向へ弾発するガバナスプリ
ング175が介装されている。
さらに、前記回転軸163の前記ピストン171の大径
部+71!が貫挿された部分には、前記油溜まり+73
に連通されるとともに、前記大径部+?laによって開
閉されるドレン孔176が形成されている。
そして、このように構成されたガバナ式調圧弁INにお
いては、前記従動プーリ24の回転すなわち駆動軸22
の回転が停止した状態においては、前記ピストン17+
が、ガバナスプリング+75の弾発力により付勢されて
その環状溝+72が回転軸163の導出ポート166へ
重畳させられることにより、フィードパイプ164、油
路165、導出ポート166、前記ピストン+71の環
状溝172、油溜まり+73、油路16も、導出ポート
169、および、油路145を経てクラッチ切換弁54
の圧力室Slaへ連通させられている。
したがって、従動プーリ24が停止状態にある場合、す
なわち、車輌が停止状態にある場合等においては、オイ
ルポンプ45から油路153およびフィードパイプ16
4を介して圧油が供給された場合には、その圧力pgが
そのまま前記クラッチ切換弁54のピストン+33へ作
用させられて、前記スプリング132の付勢力と合わせ
て、前記導入ボート目0を介してピストン[3に作用す
る圧力Peへ対抗させられる。
この結果、前記クラッチ圧力室19へ供給される圧油圧
力Peが、圧力Pgとセットスプリング160の付勢力
とによって規制される。
また、車輌が走行を開始して駆動軸22の回転がなされ
た場合においては、ピストン+71の大&m1713に
作用する圧力PKと、ガバナウェイト+74の慣性力む
よびガバナスプリング+75の付勢カドツバランスによ
り、前記回転軸163に形成されている導出ボート16
6の開閉が行われ、これによって、車速の上昇と、前記
圧力Peの上昇に応じて前記クラッチ切換弁S4のピス
トンH3に作用する圧力pgの上昇度合いが調整される
そして、この圧力Pgの上昇は、リリーフ弁+52によ
ってその上限が規制され、これに伴い前記クラッチ切換
弁54において調整される圧力Peの上限も規制される
一方、前記排油制御弁+55は、第2図に示すように、
前記クラッチ圧力室19を、遠心ガバナ15によって作
動させられる流路開閉ビン21へ連絡する連通路+77
を横断するように設けられた摺動自在なピストン178
 と、このピストン178 を摺動方向に弾発して、そ
の外周に形成された環状溝+79を前記連通路177へ
重畳させるリターンスプリングDoとによって構成され
ており、ピストン178のリターンスプリング180が
設けられた側と反対側には、前記油路18からの分岐路
181が延設されて、前記クラッチ切換弁54によって
調圧された圧油が作用させられるようになっている。ま
た、この排油制御弁+55は、車輌が所定の車速Vgで
ある場合において前記クラッチ切換弁54で調圧された
圧油圧力Pe(Pりによって作動させられて、前記連通
路177を閉塞するようになっている。
さらに、本実施例においては、前記連通路+77の、前
記排油制御弁+55を挟んで前記流路開閉ピン2Iが設
けられた側と反対側には、前記油路18とクラッチ圧力
室19とを連絡する主油路182と、この主油路182
と平行に形成された補助油路INが形成され、かつ、こ
れらの油路182・+113と直交し、かつ、前記連通
路!77と同軸上に配設された摺動自在なピストン18
4が設けられている。
このピストン!84はその外周に前記主油路182と補
助油路183との間隔より若干狭い幅の環状溝184a
が形成されているとともに、内部には半径方向に沿って
形成された透孔184bを介して前記環状溝184aへ
連通された油路184cが形成されており、リターンス
プリング185により、前記環状溝1114gと主油路
!82とが重畳する位置へ向けて常時弾発されている。
また、前記補助油路183内にはオリアイス186が設
けられていて、前記主油路182よりも圧油の流量が制
限されている。
そして、このピストン184は、油路18から主油路1
82を経て供給される圧油の圧力Peが所定値に達する
まで、前記環状溝184M、透孔184b、および、油
路184cを通して前記クラッチ圧力室I9へ送り込み
、前記圧油圧力Peが設定値に達した時点で、前記リタ
ーンスプリング+115の弾発力に抗して移動させられ
て第2図に示すように前記主油路182を閉塞して、ク
ラッチ圧力室19への圧油の供給を停止するようになっ
ている。
また、この状態から前記圧油圧力Peが低下した場合に
は、クラッチ圧力室19の圧力Pcが高いことにより、
ピストン!84がリターンスプリング185の弾発力に
抗して移動させられることにより、前記クラッチ圧力室
19を補助油路!83へ連通させ、この補助油路183
を介して、前記クラッチ圧力室19内の圧油を排出する
。この場合、補助油路183にはオリフィス186が設
けられていることから、圧油の排出が緩やかに行われる
次いで、このように構成された本実施例のクラッチ制御
装置の作用について説明する。
まず、車輌が停止状態であり、内燃機関の回転がアイド
リングの状態である場合には、オイルポンプ45からの
圧油の吐出量が少なく、クラッチ圧力室!9へ供給され
る圧油の圧力reも低いことから、ガバナ式調圧弁15
(が開状態に保持されるとともに、前記クラッチ切換弁
54のピストン+33が、導入ポート140と油路14
1 とを連通ずる位置に保持され、これによって、前記
オイルポンプ45から供給される圧油がそのまま油路I
8へ供給される。
ここで、前述のように内燃機関の回転が低く動力伝達制
御手段20の遠心ガバナ15の作動も停止されているこ
とから、前記流路開閉ピン21が前記圧油の圧力Peに
よって押圧移動させられて、その開口21aが大きく開
かれ、かつ、排油制御弁155の環状溝179が連通路
17)と重畳させられていることにより、前記油路■6
へ供給される圧油がクラッチ圧力室19へ導かれる前に
、前記流路開閉ピン21の開口21aから外部へ排出さ
れる。
これによって、クラッチ機構4が断の状態に保持され、
内燃機関と駆動軸22との間の動力伝達が停止されてい
る。
これより内燃機関の回転数を徐々に上昇させると、前記
遠心ガバナ15によって流路開閉ピン21が徐々に押し
込まれてその開口21aの開口面積が減少させられ、こ
の開口21aからの圧油の漏れが減少させられることに
より、油路18へ供給される圧油の圧力Peが上昇させ
られるとともに圧油がピストンH4を経てクラッチ圧力
室19へ送り込まれ、クラッチ機構4が半クラッチの状
態から接続状態へ移行させられる。
このようにクラッチ機構4が接続状態へ移行させられる
ことにより車輌が走行を開始し、ガバナ式調圧弁INも
作動させられる。
このガバナ式調圧弁154の作動により、前記クラッチ
切換弁54のピストン+33に前記圧力Peに抗する圧
力Pgが作用し、これによって、前記圧油の圧力reを
さらに上昇させる。
ここで、前記圧力Pgの大きさは、ガバナ式調圧弁+5
4の回転速度と、前記圧油圧力Peとのバランスによっ
て決まるものであるから、内燃機関の回転上昇が継続し
て行われている場合には、車輌の速度■の上昇に応じて
上昇させられ、その上昇限度はリリーフ弁152によっ
て規制されることとなり、第3図に曲線Cで示すような
上昇傾向となる。
また、前記圧力Peが前述のように圧力Pgによって規
制されることから、この圧力Peの上昇が第3図に曲線
りで示すような傾向となる。
さらに、車速Vが所定の車速V!に達した時点で、その
時の圧力P!により、前記排油制御弁+55のピストン
178がリターンスプリング18Gに抗して移動させら
れて、前記クラッチ圧力室19と流路開閉ピン21との
連通が遮断される。
これよりさらに、前記同圧力Pe−Pgは、第3図に示
すように、圧力Pgがリリーフ弁INの作用によって規
制されるまで上昇させられ、それ以降は内燃機関の回転
数Neおよび車速Vの上昇に拘わらず一定に保持される
次に、前記車速Vが所定の車速V!以上に保持された状
態で、内燃機関の回転数Neが低下した場合について説
明する。
この場合には、オイルポンプ45からの圧油の吐出量が
減少して、前記油路18へ供給される圧油の圧力Peが
減少させられて、クラッチ圧力室+9内の圧力Pcの方
が大きくなり、これによって、ピストン184がリター
ンスプリング185の付勢力に抗して移動させられるこ
とにより、ピストン184に形成されている環状溝18
4Mが補助油路183と重畳させられ、前記クラッチ圧
力室19が、ピストン!84内部の油路1g4c、透孔
184b、および、前記環状溝184&を経て補助油路
183へ連通させられる。
こののちに、クラッチ圧力室19内の圧油が補助油路1
83から排出される。
そして、この補助油路183にはオリフィス186が設
けられていること、ならびに、前記リターンスプリング
185の弾発力と前述しt;圧油の排出による補助油路
IN内の圧力上昇とによるクラッチ圧力室19との圧力
バランスにより、環状溝184!と補助油路183との
重畳が微少量ずつ行われること等により、前述した圧油
の排出すなわちクラッチ圧力室I9の圧力低下が極めて
緩やかに行われる。
さらに、前記圧力Peの低下が生じると、ガバナ式調圧
弁+54を含めた圧力Pgの回路が閉回路となされてい
ることにより、前記圧力Pgによってクラッチ切換弁5
4のピストン133が移動させられて、前記圧力Peを
上昇させるような作用を生じる。
この結果、前記圧力reが、内燃機関の回転数Neの低
下にも拘わらず、長時間に互って、前述の所定車速V!
に対応した圧力Pa以上に保持される。
これに伴い、前記排油制御弁+55も前記連通路+77
を閉塞する位置に保持されて、流路開閉ピン21からの
圧油の排出が阻止される。
したがって、車輌が所定の車速’118以上に保持され
ている状態においては、内燃機関の回転数Neの変化に
左右されず、すなわち、動力伝達制御手段20の作動状
態に左右されることなくクラッチ圧力室19内の圧力P
cが、第4図に曲線Aで示すようにほぼ一定に保持され
て、クラッチ機構4において摩擦板13a−13bの強
固な圧着が保持され、この結果、クラッチ機構4の滑り
等が確実に防止される。
一方、車速Vが所定車速Va以下である場合においては
、前記ガバナ式調圧弁+54のガバナウェイト174の
慣性力とガバナスプリング175の弾発力との和が小さ
くなって、ガバナ式調圧弁154のピストン!71の大
径部171 aに作用する圧力Pgによりこのピストン
171が移動させられ、これによって油溜まり173が
ドレン孔+76を介して外部へ開放されることにより、
前記油溜まり173内の圧油が放出されて前記圧力P!
が低下させられる。そして、この圧力低下も前記圧力バ
ランスに基づき序々に行われる。
したがって、クラッチ切換弁54のピストン+33に作
用する圧力P、が低下し、これに伴って、油路18へ供
給される圧油の圧力Peの上昇限度が下げられることに
より、排油制御弁1!i5のピストン178をリターン
スプリングiHの付勢力に抗して移動させ得る圧力P!
に至らず、もって、クラッチ圧力室19の内部圧力Pc
が、前記動力伝達制御手段2oの遠心ガバナ15と流路
開閉ピン21とによって制御すれることとなり、第4図
の曲線Bで示す変化傾向となる。
この現象は、車速Vが所定車速1’a以上からそれ以下
に減速された場合においても同様に生じる。
なお、前記実施例において示した各構成部材の諸形状や
寸法等は一例であって、適用する無段変速機の種類や形
状、あるいは、設計要求等に基づき種々変更可能である
例えば、前記駆動軸22の回転数を、この駆動軸22に
設けられた従動プーリー24の回転から取り出して、こ
の回転数を車速Vとみなして制御因子としたが、これに
限られるものではなく、駆動輪の回転数を検出すること
によっても、また、ガバナ式調圧弁に代えて、電気制御
による調圧機構を用いることも可能である。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明に係わる無段変速機を有す
る車輌のクラッチ制御装置は、特に、車輌に搭載された
内燃機関の出方軸と、この出方軸にクラッチ機構を介し
て連設されるとともに駆動輪に連結された無段変速機と
、前記内燃機関の回転数に基いて前記クラッチ機構の断
続を制御する動力伝達制御手段と、前記駆動輪の回転数
を検出しその回転数が設定値以上に達した際に、前記動
力伝達制御手段の制御を無効とする動力伝達保持手段と
を備えたことを特徴とするもので、車輌の車速か所定速
度以上である場合において、内燃機関の回転数の変動に
よって変化する前記動力伝達制御手段によるクラッチ制
御を、前記クラッチ機構から切り離し、もって、所定速
度以上の領域におけるクラッチ機構の滑りをなくし、動
力の伝達効率を高効率に維持することができるとともに
、クラッチ機構における発熱を極カ抑えて、耐久性を向
上させることができる等の優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図は一実施
例が適用された無段変速機の概略を示す縦断面図、第2
図は要部の概略を示す拡大縦断面図、第3図および第4
図は作用を説明するためのもので、第3図は車速と油圧
との関係を示す図、第4図は内燃機関の回転数とクラッ
チ圧力室の圧力との関係を示す図である。 180・・・リターンスプリング。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 車輌に搭載された内燃機関の出力軸と、この出力軸にク
    ラッチ機構を介して連設されるとともに駆動輪に連結さ
    れた無段変速機と、前記内燃機関の回転数に基いて前記
    クラッチ機構の断続を制御する動力伝達制御手段と、前
    記駆動輪の回転数を検出しその回転数が設定値以上に達
    した際に、前記動力伝達制御手段の制御を無効とする動
    力伝達保持手段とを備えた無段変速機を有する車輌のク
    ラッチ制御装置
JP63217906A 1988-08-31 1988-08-31 無段変速機を有する車輌のクラッチ制御装置 Pending JPH0266323A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09280273A (ja) * 1996-04-17 1997-10-28 Unisia Jecs Corp 自動クラッチ
KR100508170B1 (ko) * 2002-11-07 2005-08-17 현대자동차주식회사 트럭 차량의 흡기 덕트의 구조

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JPH09280273A (ja) * 1996-04-17 1997-10-28 Unisia Jecs Corp 自動クラッチ
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