JPH0266300A - セグメント供給装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、トンネルを掘削するためのたとえばシールド
掘進機などのような掘進装置において、エレクタにセグ
メントを供給するためのセグメント供給装置に関する。

従来の技術 ｂＹ来から、セグメントは掘進装置の近傍まで運搬車に
乗載して搬入し、この運搬車からエレクタまでは、ホイ
ストクレーンなどによって運搬している。したがってセ
グメントの運搬および組立ての工程に多くの時間を必要
とする。またトンネル下部で運搬車の近傍に、セグメン
トを貯留しておく空間を必要とする。そのためトンネル
内での作業空間が、その分だけ小さくなり、作業性が悪
い。

このような問題を解決する成る先行技術は、特開昭６１
−２３７８００である。この先行技術では、セグメント
を搬送してエレクタに受渡すための構成は開示されてい
るけれども、さらに、セグメントを積込んで搬送し、も
つと自動化されることが望まれている。

発明が解決すべき課題 本発明の目的は、セグメントを掘進装置の近傍まで、自
動的に供給することができるようにしたセグメント供給
装置を提供することである。

課題を解決するための手段 本発明は、掘進装置のエレクタよりも陵方に、配置され
、セグメントをエレクタに供給するためのセグメント供
給装置において、 掘進方向に沿って移動する移動体と、 セグメントを乗載して掘進方向に運搬する運搬車と、 移動体上に設けられ、セグメントを掘進方向前方に移動
する搬送手段と、 移動体の後方端部に設けられ、運搬車からのセグメント
を受渡す搬入側受渡し手段と、移動体の前方端部に設け
られ、搬送手段からのセグメントをエレクタに受渡す搬
出側受渡し手段とを含むことを特徴とするセグメント供
給装置である。

また本発明は、前記搬入側受渡し手段は、連撮車上のセ
グメントを、そのセグメントの上部で真空吸着して昇降
駆動する昇降手段と、 前記昇降手段によって上昇されたセグメントを、そのセ
グメントの下方で受けて、搬送手段へ乗り移らせる手段
とを含むことを特徴とする。

また本発明は、前記搬出側受渡し手段は、搬送手段から
搬送されるセグメントを、そのセグメントの下方で受け
て持上げる持上げ手段と、持上げ手段によって上昇され
たセグメントの上部を真空吸着してエレクタに近接移動
する手段とを含むことを特徴とする。

また本発明は、前記搬送手段は、第１搬送手段と第２搬
送手段とが連続して配置され、第１搬送手段は、 セグメントを乗載する複数の台車と、 台車を無端状に連結する索条と、 索条の水平張架部分を形成して駆動する駆動手段と、 索条の上張架部分に沿って台車を支持するレールとを含
み、 第２搬送手段は、 セグメントを乗載し、搬送方向に沿って配置されるロー
ラと、 ローラ上のセグメントの後方端部に係止する爪と、 爪を掘進方向前方に押して移動する駆動手段とを含むこ
とを特徴とする 作　　用 本発明に従えば、運搬車によって運搬して来たセグメン
トを、搬入側受渡し手段によって搬送手段に受渡して、
セグメントを掘進方向前方、すなわち掘進装置側へ移動
する。この搬送手段によって搬送されて来たセグメント
は、搬出側受渡し手段によってエレクタに受渡される。

こうしてセグメントを自動的にエレクタに供給すること
が可能になる。

搬送手段および搬出側受渡し手段をトンネル内の高所に
配置することによって、トンネルの下部の空間を有効に
利用することができ、トンネル内での１ヤ業性を向上す
ることができる。

実施例 第１１′２１は、本発明の一実施例の全体の簡略化した
斜視図である。シールド掘進機などの掘進装置１は、複
線化されたレール１３（次に述べる第２図参照）に沿っ
て移動する運搬車２によってセグメントを乗載して掘進
方向（第１図の左右方向）に運搬する。掘進方向に沿っ
て移動体３がレール上へ掘進装置１とともに移動するこ
とができる。

この移動体３の上部には搬送手段４が設けられ、セグメ
ントを掘進方向前方（第１図の左方）に移動する。搬送
手段４は第１搬送手段５と、第２撮送手段６とがこの順
序で掘進方向に沿って配置されている。移動体３上には
、その後方端部に、運搬車２からのセグメントを第１Ｉ
！２送手段５に受渡すための搬入側受渡し手段７が設け
られる。また第２搬送手段６からのセグメントは、移動
体３の前方端部に設けられる＋１出側受渡し手段８によ
−）て、掘進装置１のエレクタ９に受渡される。

第２図は搬入側受渡し手段７付近の簡略化した斜視図で
あり、第３図はその搬入側受渡し手段７の簡略化した側
面図であり、第４図は搬入側受渡し手段７の簡略化した
平面図であり、第５図は第３図の切断面線■−■から見
た断面図である。これらの図面を参照して、掘進装置１
によって掘削されたトンネル１０内には、セグメント１
２によるライニング層１２が形成される。このセグメン
ト１２は、トンネル１０の底に付設される複線化された
レール１３に沿って移動可能な運搬車１４に乗載されて
搬入される。運搬車１４には複数台のトロッコ１５が連
結されており、コンベア１６によって運搬されてくる掘
削物であるすりが乗載される。複線化された一方のレー
ル１３によって、空のトロッコ１５とセグメント１２を
乗載した運搬車１４とが移動される。また、これに代わ
って他方の線路１３上では、ずりが積載さ４れたトロッ
コ１５と、セグメント１２が受渡し手段７によって第１
搬出手段５に受渡された後の空になった台車１４とがト
ンネル１０の端部に、すなわち掘進方向後方に移動され
る。こうして作業性の向上が図られる。

移動体３は、トンネル１０の下部に設けられたレール１
７上を走行可能であって、掘進方向に複数台連結されて
構成される。各移動体３は、トンネル１０の軸線に垂直
な断面が大略的に円形であ′）て、レール１３上の運搬
車１４およびトロッコ１５、さらにはコンベア１６をま
たぐ形状を有する。移動体３が複数台に構成されること
によって、トンネル１０が水平面内および鉛直面内で屈
曲していても、移動体３をその掘進装置１の後方に配置
して移動することができる。移動体３には、その掘進方
向後方端部において、掘進方向に延びる支持部材１８が
設けられ、この支持部材１８に沿って矢符１９のように
移動する台車２０が備えられる。この台車２０には、掘
進方向に直角方向２１に移動する移動台車２２が設けら
れる。移動台車２２は、真空吸着手段２３を有し、駆動
源２４によってその真空吸着手段２３を鉛直軸線まわり
に角変位可能である。したがって掘進方向（第３図の左
右方向）に伸びるセグメント１２の上部を真空吸着手段
２３によって吸着し、駆動源２４によって真空吸着手段
２３およびセグメント１２をＥ昇し、次にその駆動源２
４によって鉛直軸線まわりに９０度角変位し、次に台車
２５上に、その真空吸着したセグメント１２を乗せる。

移動台車２５は移動体３の支持部材２６上を矢符１９で
示される掘進方向に移動可能である。

この移動台車２５は、上に凸に湾曲して配置された複数
のローラ２７を有し、このローラ２７は駆動される。移
動台車２５において、ローラ２７が取付けられた支持部
２８は、台車本体２つから油圧シリンダまたはパンタグ
ラフなどの機構を有する昇降手段３０によって昇降変位
可能である。

したがって真空吸着手段２３によって吸着されて上昇さ
れたセグメント１２の下方に移動台車２５を、昇降手段
３０の縮小状態で移動してローラ２７上にセグメント１
２を乗せる。その後昇降手段３０を伸長し、次にローラ
２７を駆動し、ローラ２７上のセグメント１２を第１搬
送手段５に乗移らせる。

第６１１１は、移動体３のうちの、前記移動体３ａに掘
進方向前方側で連結される移動体３ｂの簡略化した斜視
図である。この移動体３ｂは、レール１７に沿って移動
可能であり、その上部には第１徹送手段５のためのレー
ル３２が設けられる。

第７図は、第１搬送手段５の第１ｒｆｊｉにおける切断
面線■−■から見た断面図である。移動体３ｂの上部の
支持部材３３には、前述のレール３２が固定されており
、このレール３２にはセグメント１２を乗載する複数の
台車３４の鍔ｒｔき車輪３５が案内される。この台車３
４の上部にはごむなどの材料から成る受片３６が固着さ
れており、この受片３６上にセグメント１２が乗せられ
る。

第８図は、台車３４を示す側面図である１台車３４には
リンク３７が固定されており、隣接する台車３４問には
リンク３８が介在される。リンク３７．３８は無端状の
索条であるチェ２を構成する。リンク３７．３８のピン
結合位置には車輪３５が装着される。複数、たとえば３
つの台車３４によって単一のセグメント１２を支持する
ことができる。チェ２３９は、掘進方向前後に配置され
た巻掛は輪４０．４１に巻掛けられて張架される。

移動体３ｂの支持部材３３の下部には、下張梁部分の台
車３４の車輪３５を支持するレール４２が固定される。

第９図は搬送手段４と搬出側受渡し手段８とを示す側面
図であり、第１０図はそれらの簡略化した平面図である
。これらの図面を参照して、第１搬送手段５によって搬
送されてくるセグメント１２は、掘進方向前方（第９図
の左方）につれて下方に傾斜して配置される複数のロー
ラ４４を有するローラテーブル４５に乗載される。セグ
メント１２は、このローラテーブル４５に乗移って下方
に移動し、第２搬送手段６に乗移る。

第１１図は第９図の切断面線℃−訂から見た断面図であ
り、第１２図は第９図の切断面線■−■から見た断面図
である。移動体３のうちの移動体３ｂに掘進方向前方側
で連結される移動体３Ｃは、トンネル１０内に取付けら
れているローラ４７によ・）て掘進方向に移動すること
ができる。第２搬送手段６において、移動体３ｂ、３ｃ
にわたってその上部の支持部材４８．４９には、掘進方
向に沿って搬送することができるように、多数のローラ
５０が設けられてローラコンベアが構成される。

このローラ５０は、トンネル１０の軸線５１を通る鉛直
線５２に関して左右対称に配置される。ローラ５０上の
セグメント１２を搬送するために、ローラ５０間に爪１
５１が掘進方向に間隔をあけて配置される。この爪１５
１は、掘進方向に沿って伸びる長手連結棒１５２に取付
けられる。連結棒１５２は、複動シリンダ５３によって
掘進方向に往復駆動される。連結棒１５２は、支持部材
４８．４９にわたって取付けられた摺動レール１５３に
沿って案内される。

第１３図は、爪１５１とその付近の簡略化した断面図で
ある。爪１５１は水平軸線を有するビン５４によって連
結棒１５２に連結されており、ばね１５５によって掘進
方向後方（第１３図の右方）に付勢される。したがって
セグメント１２が傾斜ローラテーブル４５から掘進方向
前方５５に搬送されて来るとき、爪１５１は仮想線１５
１ａで示されるように傾斜し、セグメント１２が掘進方
向前方５５に進むことが許容される。次にシリンダ５３
によって連結棒１５２．したがって爪１５１が掘進方向
前方５５に変位駆動されるとき、爪１５１はセグメント
１２の後端部に係止し、爪１５１が連結棒１５２のスト
ッパ５６に当接し、こうして爪１５１が起立状態でセグ
メント１２が搬送される。複動シリンダ５３が往復駆動
されることによって、セグメント１２が順次的に掘進方
向前方５５に搬送されることになる。

搬出側受渡し手段８において、第９図の切断面線ＸＩＶ
−ＸＩ’／から見た断面図は第１４図に示されている。

移動体３ｃの上部の支持部材５６には、復動油圧シリン
ダ５７によって昇降部材５８が昇降変位可能に設けられ
る。この昇降部材５８は案内ｐａ５９を有し、この案内
棒５つは支持部材５６に固定されている案内筒６０に案
内される。昇降部材５８には、回転可能なローラ６１が
鉛直線５２に関して左右対称に配置される。ローラ６１
間の間隙６３には、連結棒１５２およびその掘進方向最
前方端に設けられている爪１５０ａ（第９図参照）が侵
入することができる。この爪１５０ａによって前方に押
されてきたセグメント・１２は、ローラ６１上に乗移ら
される。このセグメント１２が第２搬送手段６からロー
ラ６１上に乗移らされるとき、シリンダ５７のピストン
棒は縮退されて、昇降部材５８は下降した位置にある。

ローラ６１上に乗せられたセグメント１２は、シリンダ
５７のピストン棒の伸長に伴って上昇される。この上昇
されたセグメント１２は、真空吸着手段６４によって吸
着される。真空吸着手段６４は、掘進方向に垂直な平面
内で円弧上に形成されている移動部材６５に取付けられ
ている。移動部材６５は、移動体３ｃに設けられている
案内ローラ６６によって案内され、荷重受はローラ６７
によって支えられて掘進方向前方５８に移動自在である
。この移動部材６５は、第９図に示されるように、復動
油圧シリンダ６８によってセグメント１２を矢符５５で
示すように掘進方向前方に搬送する。

掘進装置１のエレクタっは、水平軸線まわりに回転可能
であり、エレクタ９の真空吸着手段７０によって、セグ
メント１２の下面が吸着されて受取られる。こうして搬
出側受渡し手段８からのセグメント１２はエレクタ９に
受渡される。セグメント１２は、第２搬送手段６上にお
いて貯留しておくことができる。したがって、そのよう
なセグメント１２がトンネル１０の下部に貯留されるこ
とはなく、トンネル１０内の空間を有効に利用すること
ができ、作業性が向上される。

上述の実施例によれば、トンネル１０の上部に、セグメ
ント１２を連続的に搬送することができるようにしたの
で、セグメント１２のエレクタ９への搬入およびそのセ
グメントの組立ての工程を短縮し、掘進効率の増大を図
ることができる。こうしてセグメント１２を自動的にエ
レクタ９まで搬入することができる。また移動体３は、
掘進方向に複数に分割され、たとえば前述のように参照
符３ａ、３ｂ、３ｃで示されるように分割されて構成さ
れるので、トンネル１０が屈曲していても、セグメント
１２を円滑に輸送することができる。

発明の効果 以上のように本発明によれば、運搬車によって運搬して
来たセグメントを、搬入側受渡し手段によって搬送手段
に受渡して掘進方向前方に移動し、この搬送手段によっ
て搬送されたセグメントを搬出側受渡し手段によってエ
レクタに受渡すようにしたので、セグメントをエレクタ
に自動的に連続して供給することができるようになる。

また、本発明によれば、搬送手段と搬入側受渡し手段と
搬出側受渡し手段とは、掘進方向に沿つて移動する移動
体に設けられているので、掘進装置の掘進に伴って、移
動することができ、長大なトンネルの掘進につれて、セ
グメントの供給を円滑に行うことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の簡略化した斜視図、第２図
は搬入側受渡し手段７付近め簡略１ヒした斜視図、第３
１２Ｉはその搬入側受渡し手段７の側面図、第４図は搬
入側受渡し手段７の簡略化した平面図、第５図は第３図
の切断面線■−■から見た断面図、第６図は移動体３ｂ
の簡略化した斜視図、第７図は第１図の切断面線■−■
から見た第１搬送手段５の断面図、第８図は台車３４の
側面図、第９図は搬送手段４および搬出側受渡し手段８
の側面図、第１０図は第９図に示される搬送手段４と搬
出側受渡し手段８の簡略化した平面図、第１１図は第９
図の切断面線ＸＩ−ＸＩから見た断面図、第１２図は第
９図の切断面線■−■から見た断面図、第１３図は爪１
５１とそのｆ呼返の簡略化した断面図、第１４図は第９
図の切断面線Ｘ■−Ｘ■から見た断面図である。

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）掘進装置のエレクタよりも後方に、配置され、セ
   グメントをエレクタに供給するためのセグメント供給装
   置において、 掘進方向に沿つて移動する移動体と、 セグメントを乗載して掘進方向に運搬する運搬車と、 移動体上に設けられ、セグメントを掘進方向前方に移動
   する搬送手段と、 移動体の後方端部に設けられ、運搬車からのセグメント
   を受渡す搬入側受渡し手段と、 移動体の前方端部に設けられ、搬送手段からのセグメン
   トをエレクタに受渡す搬出側受渡し手段とを含むことを
   特徴とするセグメント供給装置。
2. （２）前記搬入側受渡し手段は、運搬車上のセグメント
   を、そのセグメントの上部で真空吸着して昇降駆動する
   昇降手段と、 前記昇降手段によつて上昇されたセグメントを、そのセ
   グメントの下方で受けて、搬送手段へ乗り移らせる手段
   とを含むことを特徴とする請求項第１項記載のセグメン
   ト供給装置。
3. （３）前記搬出側受渡し手段は、 搬送手段から搬送されるセグメントを、そのセグメント
   の下方で受けて持上げる持上げ手段と、持上げ手段によ
   つて上昇されたセグメントの上部を真空吸着してエレク
   タに近接移動する手段とを含むことを特徴とする請求項
   第１項記載のセグメント供給装置。
4. （４）前記搬送手段は、第１搬送手段と第２搬送手段と
   が連続して配置され、 第１搬送手段は、 セグメントを乗載する複数の台車と、 台車を無端状に連結する索条と、 索条の水平張架部分を形成して駆動する駆動手段と、 索条の上張架部分に沿つて台車を支持するレールとを含
   み、 第２搬送手段は、 セグメントを乗載し、搬送方向に沿つて配置されるロー
   ラと、 ローラ上のセグメントの後方端部に係止する爪と、 爪を掘進方向前方に押して移動する駆動手段とを含むこ
   とを特徴とする請求項第１項記載のセグメント供給装置
   。