JPH026581Y2 - - Google Patents

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JPH026581Y2
JPH026581Y2 JP11204985U JP11204985U JPH026581Y2 JP H026581 Y2 JPH026581 Y2 JP H026581Y2 JP 11204985 U JP11204985 U JP 11204985U JP 11204985 U JP11204985 U JP 11204985U JP H026581 Y2 JPH026581 Y2 JP H026581Y2
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JP11204985U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は無線通信機等の調整回転軸に設け
た、電気的にクリツク動作のオン・オフ可能な回
転クリツク装置に関するものである。
〔従来技術と問題点〕
無線通信機の同調調整に用いる回転ダイアル式
の調整軸は、電子同調方式においては光学式ロー
タリエンコーダのごとく機械的接触の皆無な状態
で動作するため、極めて円滑軽快な回転が得られ
るものである。その反面で振動等により偏移を生
じ易いので、車載通信機ではダイアルロツクある
いはブレーキ機構を設けたり、回転軸に歯付円板
を固定して、これに接点の付いたバネ等を接触さ
せて、その摩擦によつて調整軸の自由回転を防止
し、また回転に際して発生するクリツク動作(ク
リツク音とクリツク感触を含む)により回転偏移
量の見当が付けられるので、運転者自身の操作す
る場合にはダイアルを見ないでも手探りで大略の
偏移量を知ることが出来るので、運転中の調整に
便利である。また固定局でクリツク音が邪魔にな
る場合のためにはクリツク接点の接触を外すため
の機構を具えていることが多い。
最近では通信機器へのマイクロコンピユータの
適用により各種機能のプログラム動作が多くな
り、その一要素としてクリツク動作のオン・オフ
が組込まれる場合には電磁プランジヤによりクリ
ツク接点を移動させるのが普通である。この電磁
プランジヤは電気接点のみを動作させるリレー等
に比らべて大きな作動電力および保持電力を必要
とするものであるから、従来技術では作動にはパ
ルス状電流(作動に十分な時間幅の)を用い、状
態の保持には保持機構により機械的に行つて電力
消費を節約していたのであるが、自己保持形電磁
プランジヤは種類が少なく高価であり、別付の保
持機構では組立精度の点で動作不良を生じ易くス
ペース的にも不利という問題があつたのである。
〔考案の目的〕
前記の問題点に鑑みて本考案では電磁プランジ
ヤ作動のクリツク動作のオン・オフ構造におい
て、従来技術に比して構造簡単、動作確実であつ
て応用範囲の広い回転クリツク装置を提供するに
ある。
〔考案の概要〕
第1図を参照して以下に本考案の概要を説明す
る。回転軸1に固定した歯付円板2の外周歯部2
1に接触可能にクリツクバネ3の一端31を固定
し、その他端部32を電磁プランジヤ4の可動子
41に連結して、電磁プランジヤ4の動作に従い
クリツクバネ3の接点34を歯付円板2の歯部2
1に接触または非接触する電気的オン・オフ操作
を可能とし、かつ電磁プランジヤ4の可動子41
に連接して作動するプツシユ・プツシユ形スイツ
チ5を設けたことを特徴とする回転クリツク装置
である。
電磁プランジヤ4は作動時に可動子41を吸引
する構造であるから、可動子41と連結したクリ
ツクバネ3の端部32を通して接点34は歯付円
板2の歯部21と接触してクリツク状態となり、
同時に可動子41に連接して作動するプツシユ・
プツシユ形スイツチ5のレバー51はプツシユ・
ロツクされ電磁プランジヤ4の作動パルス電流が
切れてもクリツクバネ3はクリツク状態に保持さ
れる。プツシユ・プツシユ形スイツチ5は最初の
プツシユ動作でロツク保持され、次のプツシユ動
作で開放される構造であつて、ラジオ・通信機・
音響機器等の電子機器に大量に使用されて居るも
のであるから、容易かつ安価に入手できるもので
ある。
前記クリツク状態で電磁プランジヤ4に作動パ
ルス電流が流れると、可動子41は吸引されてス
イツチ5をプツユしてロツクを開放し、クリツク
バネ3の接点34は非接触状態となる。
このようにして、本考案の回転クリツク装置に
おいては電磁プランジヤ4はパルス電流動作でク
リツク動作と非クリツク動作を交互に設定でき、
既製のプツシユ・プツシユ形スイツチ5のロツク
機構を利用して保持できるものである。なおスイ
ツチ5の電気接点の利用につては次の実施例の項
にて述べる。
〔考案の実施例〕
第1図は本考案の回転クリツク装置の実施例図
であり、考案の概要の項にて説明した構造と同じ
であるから重複説明は省略するが、円板2の直径
と歯部21の形状と荒らさとクリツクバネ3の弾
性強度と接点34の材質の形状の選定により、ク
リツク音量と音質と振動の感触を変えることがで
き、またブレーキ動作とすることも可能である。
プツシユ・プツシユ形スイツチ5はクリツクバ
ネ3のロツク機構としての他にスイツチ接点51
を利用してクリツク動作中か非クリツク動作中で
あるかを電気的に表示させることができる。また
この接点回路を電磁プランジヤ4の駆動回路に組
入れることにより動作情報をフイードバツクして
誤動作防止回路を構成するのに役立てることが出
来るものである。クリツクバネ3と電磁プランジ
ヤ4およびスイツチ5との連結部32,33は固
定するよりも作動時のひずみを吸収できる柔軟結
合とすることが望ましい。
〔他の実施例〕
第2図は本考案の他の実施例であつて、第1図
とは電磁スイツチ4とプツシユ・プツシユ形スイ
ツチ5のクリツクバネ3に対する取付位置が逆で
あり、従つて電磁スイツチ4のオン・オフ動作
と、クリツク動作と非動作との関係は第1図の場
合と逆になる例である。また電磁プランジヤ4と
スイツチ5と接点34との位置関係は、電磁プラ
ンジヤ4とスイツチ5の動作ストロークに合わせ
て設定するのが適当である。
〔考案の効果〕
本考案の回転クリツク装置ではクリツク動作と
非動作とを選択する電磁プランジヤにパルス状電
流で動作し、保持機構の不用な簡単な品種が使用
できるので、消費電力が少なく安価に構成できる
し、ロツクに利用するプツシユ・プツシユ形スイ
ツチは大量製産品が利用できるので安価確実であ
り、スイツチ接点を動作表示や動作確認用に利用
できる二重の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の構造図であり、かつ本考案の
実施構造例図であり、第2図は他の実施構造例図
である。第1図、第2図において同一符号は同一
部分を示す。 1…回転軸、2…円板、21…歯部、3…クリ
ツクバネ、34…接点、4…電磁プランジヤ、4
1…可動子、5…プツシユ・プツシユ形スイツ
チ、51…スイツチ接点部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回転軸に固定した歯付円板の外周歯部に接触可
    能にクリツクバネの一端を固定し、その他端部を
    電磁プランジヤの可動子に連結して、電磁プラン
    ジヤの動作に従いクリツクバネの接点を歯付円板
    に接触または非接触する電気的オン・オフ操作を
    可能とし、かつ電磁プランジヤの可動子に連接し
    て作動するプツシユ・プツシユ形スイツチを設け
    たことを特徴とする回転クリツク装置。
JP11204985U 1985-07-22 1985-07-22 Expired JPH026581Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11204985U JPH026581Y2 (ja) 1985-07-22 1985-07-22

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11204985U JPH026581Y2 (ja) 1985-07-22 1985-07-22

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6220424U JPS6220424U (ja) 1987-02-06
JPH026581Y2 true JPH026581Y2 (ja) 1990-02-16

Family

ID=30992552

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JP11204985U Expired JPH026581Y2 (ja) 1985-07-22 1985-07-22

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Also Published As

Publication number Publication date
JPS6220424U (ja) 1987-02-06

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