JPH0265817A - 自動製パン機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は一般家庭で使用され、かつ小麦粉等を回転混練
することにより、パンづくりが行える自動製パン機に関
するものである。

従来の技術 一般にパンづくりを行う場合、混線機０発酵機。

のし棒、オーブン等の機器を利用しているが、温度と時
間の管理が非常に難しく１時節にかかわらず美味しい暁
きたてのパンを作るには相当の熟練が必要であった。こ
れらの問題を解決するため、第３図に示すような練り１
発酵及びオープン機能を単品内に収容した構成の自動製
パン機が考えられでいる。

この第３図に示すものは、本体１の内部にフレーム２を
設け、このフレーム２には、モータ３と。

ヒータ４′ｆｔ、装着した焼成室５が固定され、かつ焼
成室５内には練り羽根６を有した練り容器７が着脱自在
に装着され、前記練り羽根６にはモータ３の回転力が小
プーリー８．ベルト９．犬プーリー１０、コネクタ１１
．１２により減速伝達される。

１３は焼成室５を覆う上蓋、１４はタイマー、温度、電
力調整用の回路である。このような構成で練り容器７に
パン材料を投入し、タイマーをセットすると、所定時間
に運転が始まり、タイマーと温度調節により各工程を自
動的に行なって所定時間にパンが焼き上がるものである
。

発明が解決しようとする課題 このような従来の構成における練り羽根６はパン生地の
均一な練シ性能向上に着目したもので、味の追求を目ざ
したものであった。

また焼き上げ後のパンの取出しについては単に練り容器
７を逆さまにして押し出す程度で、その使い勝手の向上
に何ら考慮がなされていないのが現実であった。

本発明は、このような課題に鑑み、前記練り羽根に練り
性能とは別にパンの取出し時における使い勝手の向上を
期した機能効果を加えた使い勝手の良い自動製パン機を
提供することを第１の目的としている。

また本発明の第２の目的は、練り羽根の構成を配慮する
ことにより、安全性にすぐれ、かつ焼成後のパンの取出
しが練り容器を持ち上げることなく、パンのみを容易に
つかんで行える自動製パン機を提供することにある。

課題を解決するための手段 上記第１の目的を達成するために本発明は、パンプロセ
スの焼成工程中に練り羽根部を微動駆動させる構成とし
たものである。

また第２の目的を達成するために不発明は、練り羽根部
の羽根板を平板状とし、かつこの羽根板を練り容器の底
面とほぼ平行な位置からほぼ垂直な位置まで所定角度回
転可能に羽根軸受部に軸支された構成とし、さらにこの
羽根板を、焼成前に練り容器の底面とほぼ平行な位置に
戻して焼成するとともに、熔き上げ前後に前記練り羽根
部をこの状態で回転駆動させる構成としたものである。

作用 本発明の自動製パン機は上記構成とすることによって、
練り羽根部とパン生地との間に隙間をつくって練り羽根
部からパン生地を離形できるため、焼き上げ後に練り容
器を取出し、その練り容器を逆さまにして押し出すとき
、パンの取出しが容易になる。

また、焼き上げ前後に練り羽根部を水平な状態にして回
転駆動させるようにしているため、はぼ焼き上がった固
い表皮を有するパン生地と練り羽根との離形を強制的に
行わせることができるとともに、振動回転力で練り容器
からパン全体を押し上げることができ、その結果、練り
容器を＠成案から取外すことなく、パンのみを持ち上げ
て取出すことができるため、その取扱いが非常に容易と
なる。しかも、これにより、練り容器を取出して置くス
ペースが不要となるとともに練り容器を持ち上げ、逆さ
まに振って押し出す際における火傷の危険性も解消でき
るものである。

実施例 以下１本発明の一実施例を添付図面にもとづいて説明す
る。第１図において、２ｏは本体、２１は本体２０内に
設けられたシャーシで、このシャーシ２１にはモータ２
２が固定されており、その回転力は焼成室２３の底部に
位置するコネクタ２４に、小プーリー２５．ベルト２６
．犬プーリー２７を介して伝達される。

また前記焼成室２３の下部内周面にはヒータ２８が配置
されており、かつ焼成室２３の内部には、練り容器３３
が着脱自在に装着され、かつこの練り容器３３は底部に
軸受２９を介して駆動軸３２を軸支し、そしてこの駆動
軸３２は一方に容器コネクタ３０を固定し、かつ他方に
は練り羽根部３１が着脱自在に装着されるものである。

そして前記練り容器３３が焼成室２３内に装着されると
、前記コネクタ２４と練り容器３３の容器コネフタ３ｏ
とが係着されるとともに、焼成室２３の内面に弾性的に
取付けられている温度センサー３４が練り容器３３の外
側面に接触するものである。

また前記焼成室２３の上方には、底部に開閉弁３６を有
するイースト容器３７を固定した上蓋３８が後部ヒンジ
軸を介して前方より開閉自在に取付けられている。

上記構成において、次に本実施例の動作を説明する。ま
ず、焼成室２３内に練り容器３３をセットするが、この
場合、練り容器３３は内底部に練り羽根部３１を取付け
るとともに、小麦粉、水等のイースト以外のパン材料を
入れている。そしてこの練り容器３３のセットが終了す
ると、上蓋３８を閉め、イースト容器３７に所定量のイ
ースト以外れておく。この状態でスイッチパネル（図示
せず）よりパンメニューと、パンの出来上がり時間を入
力してスタートさせる。所定時間がくるとモータ２２の
回転が始まって小プーリ−２６が回転し、ベルト２６を
介して太プーリー２７及びコネクタ２４に駆動伝達を行
って練り容器３３内の練り羽根部３１を回転させる。

この混練の所定時間が経過すると、イースト容器３７の
開閉弁３６が開き、イーストが練り容器３３内に投入さ
れる。そしてこのイーストは他のパン材料とともに所定
時間混練された後、プロセス制御装置３９によるプロセ
ス制御に基づき、温度センサー３４の温度情報を入力し
ながら、ヒータ２８で練り容器３３温度を調整し、そし
て−次発酵、ガス抜き、整形発酵、焼成の各工程を自動
的に行い、設定時間内にパンが焼き上がるものである。

ここで本実施例の場合は、焼成工程中に練り羽根部３１
を可逆方向に数回微動駆動させるプロセスを実行させる
もので、これにより、練り羽根部３１に接触するパン生
地との間に隙間が設けられるため、パン生地の練り羽根
３１への密着はなくなり、その結果、その離形性を良く
した状態で焼き上げることができるものである。そして
熔き上げ後、練り容器３３を本体２ｏより取外し、この
練り容器３３を逆さまにして押し出すと、ノζンは練り
容器３３より容易に分離して無理なく簡単な力でパンの
取出しが可能となるものである。

このような工程を有しない従来の構成では、ノ（ン生地
が練り羽根３１に固着されるため、その剥離抵抗は大き
なものとなり、その結果、）、、素コーチイング処理を
していても、そのバラツキや耐久使用による非粘着力の
低下を有する場合は大変な労力を要するとともに、パン
メニューの拡大によるハードパンにおいては焼き上げ温
度が高くなって、その抵抗力がさらに増す傾向となるも
のである。

なお、本実施例においては、その駆動タイミングを検討
した結果、焼成温度のピーク前後における焼き固め時点
で、０．１秒前後の通電時間を間隔をとって可逆方向に
微動駆動させた方が良い結果が得られた。

第２図は練り羽根部の構成とを加味して、その使用操作
性をさらに向上させることができる他の実施例を示した
もので、練り羽根部４１を駆動軸４２に嵌合する羽根軸
受部４３と、平板状の羽根板４４とで構成し、かつこれ
らは羽根ビン４６で連結されており２そして羽根板４４
は羽根ピン４５を軸として矢印で示すように練り容器４
６の底面に対してほぼ水平な位置からほぼ垂直な位置ま
で回動可能としている。二点鎖線で示すほぼ垂直な位置
は羽根板４４が羽根軸受部４３の側面に当接した形で規
制される。

本発明の実施例においては、練りは正回転では。

羽根板４４がほぼ垂直に立った状態で回転し、パン生地
を振り回してこねる。一方、反転では、羽根板４４は倒
れ、そして練り容器４６の底面に平行な形でこねる。こ
の場合、パン生地の上下方向の入れ替えが行われる。こ
のような練り工程は正逆方向を時間的に交互に繰り返し
て行う。そしてガス抜き工程をふまえ、焼成前には常に
練り羽根部４１全逆転させて羽根板４４を倒し、なるべ
くパン生地の下に位置させておくようにしている。

そしてパンづくりの終了工程である焼き上げ前後に羽根
板４４を減速して逆転させる。羽根板４４はパン底で回
転し、パン生地との分離を行うとともに、上方への移動
を有していてパンを上方に押し上げる。これにより、パ
ンは練り容器４３からその分、飛び出してパンが練り容
器４３から分離されるため、上蓋４７を開けてパンのみ
を取出すことができる。なお、羽根板４４の回転は微動
駆動後回転させるのが良い。

このように、本発明の実施例においては、従来のように
、練り容器４３を機体４８から取出した後、逆さまの状
態にしてパンを押し出す操作が不要になるとともに、練
り容器４３を取出して置くスペースも不要となる。

また上記工程中誤って熱い練り容器４３に触れるという
こともなくなるため、火傷や落とすという不注意な事故
も未然に防止することができる。

なお、不実施例では、制御プロセス工程の中で羽根板４
４を微動駆動させて、パンの取出し用回転を行わせるよ
うにしていたが、別途、パン取出し時において、手動操
作ボタン等を操作するようにしても、本実施例と同様の
回転飛び出し効果をマニュアル操作で発揮できるもので
ある。

発明の効果 上記実施例の説明から明らかなように本発明は、焼成工
程中に練り羽根部を微動駆動させることにより、練り羽
根とパン生地との間に隙間をつくってその分離をよくし
ているため、焼き上げ後に練り容器を取出し、その練り
容器を逆さまにして押し出す場合におけるパンの取出し
操作力を小さくすることができ、これにより、パンの取
出しが容易になるものである。

また上記効果を応用することにより、パン生地の粘着効
果の高いパンメニューを容易に採用することができるた
め、商品メニューの充実拡大が図れるものである。

また不発明は、練り羽根部の羽根板を練り容器の底面と
ほぼ平行な位置からほぼ垂直な位置まで所定角度回転可
能に羽根軸受部に軸支された構成とし、さらにこの羽根
板を、焼成前に練り容器の底面とほぼ平行な位置に戻し
て焼成するとともに。

焼き上げ前後に前記練り羽根部をこの状態で回転駆動さ
せる構成としているため、パンの練り容器からのポツプ
アップ（飛び出し）効果をひき出すことができ、その結
果、練り容器を焼成室から取外すことなく、パンのみを
持ち上げて取出すことができるため、その取出し性の大
幅な向上がはかれるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す自動製パン機の縦断面
図、第２図は本発明の他の実施例を示す自動製パン機の
縦断面図、第３図は従来の自動製パン機の縦断面図であ
る。 ２２・・・・・・モータ、２４・・・・・・コネクタ、
２３・・・・・・焼成室、３１・・・・・・練り羽根部
、３３・・・・・・練り容器、３９・・・・・・プロセ
ス制御装置、４１・・・・・・練り羽根部、４２・・・
・・・駆動軸、４３・・・・・・羽根軸受部、４４・・
・・・・羽根板、４６・・・・・・練り容器。 代理人の氏名　弁理士　粟　野　重　孝　ほか１名簿　
３　図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）モータにより駆動されるコネクタを底部に設けた
   焼成室と、この焼成室に着脱自在に装着され、かつ前記
   コネクタで駆動される練り羽根部を内底部に具備した練
   り容器と、前記モータの制御及び焼成室の温度制御を行
   い、混練、発酵、焼成のパンづくりのプロセスを自動的
   に進行させるプロセス制御装置とを備え、前記練り羽根
   部を焼成工程中に微動駆動させる構成としたことを特徴
   とする自動製パン機。
2. （２）モータにより駆動されるコネクタを底部に設けた
   焼成室と、この焼成室に着脱自在に装着され、かつ前記
   コネクタで駆動される練り羽根部を内底部に具備した練
   り容器とを有し、前記練り羽根部は、前記コネクタに係
   着され、かつ練り容器に回転自在に軸支される駆動軸に
   嵌合する羽根軸受部と、平板状の羽根板とから成り、前
   記練り羽根部の羽根板を、前記練り容器の底面とほぼ平
   行な位置からほぼ垂直な位置まで所定角度回転可能に羽
   根軸受部に軸支された構成とし、かつこの羽根板を、焼
   成前に練り容器の底面とほぼ平行な位置に戻して焼成す
   るとともに、焼き上げ前後に前記練り羽根部をこの状態
   で回転駆動させる構成とした自動製パン機。