JP2002272356A - 調理器 - Google Patents

調理器

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JP2002272356A
JP2002272356A JP2001074847A JP2001074847A JP2002272356A JP 2002272356 A JP2002272356 A JP 2002272356A JP 2001074847 A JP2001074847 A JP 2001074847A JP 2001074847 A JP2001074847 A JP 2001074847A JP 2002272356 A JP2002272356 A JP 2002272356A
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stirring blade
bread
dough
kneading
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Yoshihiko Yano
吉彦 矢野
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Home Tech Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】調理器において、パン生地を効率良く緻密に混
練できるようにすること。 【解決手段】上部が開口した容器7の底面に設置される
混練ブレード15を回転駆動させることによりパン材料
をこねる機能を有する調理器であって、攪拌ブレード1
5が、容器7の側壁7a,7b内面との間に、パン生地
を引き延ばしつつ攪拌ブレード15の回転方向下流へ通
過させる隙間hを作る形状とされている。これにより、
パン生地が攪拌ブレード15と容器7の側壁7a,7b
内面との間で引き延ばされることになり、パン生地が比
較的短時間で緻密な状態にこねられることになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パン材料をこねる
機能を有する調理器あるいはパン材料をこねる機能と餅
米を蒸してこねる機能とを有する調理器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の自動製パン器では、ユーザーがパ
ン材料(小麦粉、水、イースト菌など)をホッパと呼ば
れる容器に入れて、スタートスイッチを押せば、パン材
料をこねる混練処理と、こねたパン生地を容器内で膨張
させる成形発酵処理と、膨張させたパン生地を焼き上げ
る焼成処理とを順次連続して自動的に行うようになって
いる。
【0003】このような自動製パン器での混練処理は、
容器底面に取り付けられる攪拌ブレードによりパン生地
を混練するのであるが、攪拌ブレードについて、長方形
の板としており、特別な工夫がされていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、パンの仕上
げを良くするためにパン生地を緻密に練り上げるように
するとともに、調理時間を短縮するためにパン生地を効
率よく練り上げるようにすることが望ましく、ここに改
良の余地がある。
【0005】このような事情に鑑み、本発明は、調理器
において、パン生地を効率良く緻密に混練できるように
することを目的としている。また、本発明は、調理器に
おいて、容器内に収納する餅米を短時間で均等に蒸せる
ようにすることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明第1の調理器は、
上部が開口した容器の底面に設置される混練ブレードを
回転駆動させることによりパン材料をこねる機能を有す
るもので、前記攪拌ブレードが、容器の側壁内面との間
に、パン生地を引き延ばしつつ攪拌ブレードの回転方向
下流へ通過させる隙間を作る形状とされていることを特
徴としている。
【0007】本発明第2の調理器は、上部が開口した容
器の底面に設置される混練ブレードを回転駆動させるこ
とによりパン材料をこねる混練処理と、こねたパン生地
を容器内で膨張させる成形発酵処理と、膨張させたパン
生地を焼き上げる焼成処理とを順次自動的に行うことに
よりパンを製造するもので、前記攪拌ブレードが、容器
の側壁内面との間に、パン生地を引き延ばしつつ攪拌ブ
レードの回転方向下流へ通過させる隙間を作る形状とさ
れていることを特徴としている。
【0008】本発明第3の調理器は、上記第1または第
2の構成において、前記容器が、平面的にみて多角形に
形成されており、前記攪拌ブレードが、容器の底面中心
位置に支持されて、この支持部位を中心として回転させ
られる板からなり、この攪拌ブレードにおける途中位置
から自由端までの領域が、回転方向下流側へ屈曲される
ことにより、攪拌ブレードが平面視ほぼ「へ」の字形状
に形成されている、ことを特徴としている。
【0009】本発明第4の調理器は、上記第1または第
2の構成において、前記容器が、平面的にみて多角形に
形成されており、前記攪拌ブレードが、容器の底面中心
位置に支持されて、この支持部位を中心として回転させ
られる板からなり、この攪拌ブレードの自由端に、その
回転軸心とほぼ平行な軸回りに自転可能なローラが取り
付けられている、ことを特徴としている。
【0010】本発明第5の調理器は、上記第3または第
4の構成において、前記攪拌ブレードと容器の底壁内面
との間の隙間が、パン生地の入り込む余地を無くす程度
に小さく設定されている、ことを特徴としている。
【0011】本発明第6の調理器は、パン材料をこねる
機能と、餅米を蒸してこねる機能とを有するもので、前
記パン材料をこねる機能を実行するときに利用されるパ
ン用容器と、前記餅米をこねる機能を実行するときに、
餅米が収納される餅用容器と、餅用容器の上部開口に取
り付けられて閉塞する閉蓋と、容器内に積層収納される
餅米の上層面に載せられる落し蓋とを有し、前記落し蓋
が、容器の側壁内周面との間に所要の隙間を確保する大
きさに設定されている、ことを特徴としている。
【0012】本発明第7の調理器は、上記第6の構成に
おいて、前記落し蓋が、閉蓋の下面に対して遠近変位自
在に付設されている、ことを特徴としている。
【0013】以上、本発明では、要するに、パン生地を
攪拌ブレードと容器の側壁内面との間の隙間を通過させ
るようにしている。これにより、パン生地が攪拌ブレー
ドと容器の側壁内面との間で引き延ばされることにな
り、パン生地が比較的短時間で緻密な状態にこねられる
ことになる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の詳細を図面に示す実施形
態に基づいて説明する。
【0015】図1ないし図4は本発明の一実施形態を示
している。この実施形態では、パン焼き機能ならびに餅
つき機能を有する調理器を例示している。図1は、調理
器の外観を示す斜視図、図2は、図1の調理器にパン用
容器を装着した状態を示す縦断正面図、図3は、図1の
調理器に餅用容器を装着した状態を示す縦断正面図、図
4は、図2のパン用容器と攪拌ブレードを示す平面図で
ある。
【0016】図例の調理器において、1はケース、2は
開閉蓋、3は操作表示パネル、4は焼成槽、5はヒー
タ、6はボイラー、7,8はホッパと呼ばれる2種類の
容器、9はモータ、10は動力伝達ユニットである。
【0017】ケース1の上面開口部には、開閉蓋2が上
向きに開閉可能に取り付けられ、また、ケース1の上面
所要位置には、パン焼き機能や餅つき機能に関連するい
ろいろなキーやランプを有する操作表示パネル3が配設
されている。
【0018】焼成槽4は、パン生地を焼き上げる雰囲気
を作るもので、ケース1の内部において上方開口部に対
応する領域に配設されている。この焼成槽4の底面中央
には、スピンドル軸12が設けられている。
【0019】ヒータ5は、焼成槽4の内部を加熱するも
ので、焼成槽4の内底部に取り付けられている。
【0020】ボイラー6は、焼成槽4の底部に設置され
かつ平面視ほぼ小判形に形成されて上方が開口した水容
器61と、水容器61の底部外周に取り付けられて水容
器61内の水を蒸発させるヒータ62とからなる。水容
器61の中心領域には、円筒壁63が設けられており、
この円筒壁63の上下方向中間の水平壁にスピンドル軸
12が回転可能に上下貫通されている。
【0021】2つの容器7,8は、いずれも、焼成槽4
の内部でボイラー6の上方に取り外し可能に装着される
ものであり、一方がパン焼きで用いられ、他方が餅つき
や蒸し調理に用いられる。主として、餅用容器8の底部
には、蒸気導入孔81が設けられているが、パン用容器
7には上記導入孔がない。また、これらの容器7,8の
底壁中央には、スピンドル軸12に結合される駆動ギヤ
13が配設されている。
【0022】モータ9は、ボイラー6に設けられるスピ
ンドル軸12を動力伝達ユニット10を介して回転駆動
するもので、ケース1の内部において操作表示パネル3
の下方の領域に配設されている。
【0023】動力伝達ユニット10は、ケース1の内底
部の全域に設けられ、モータ9の回転動力を上記スピン
ドル軸12に伝達するもので、モータ9の出力軸に固定
されるプーリ101と、スピンドル軸12に固定される
プーリ102と、両プーリ101,102に巻き掛けら
れる無端ベルト103とから構成されている。
【0024】なお、上述したパン用容器7は、長方体形
状に形成されており、餅用容器8は、パン用容器7の内
部に重ねて収納できるように一回り小さく形成されてい
る。
【0025】また、パン用容器7および餅用容器8の各
底壁中心には、駆動ギヤ13の軸部14が突出されてお
り、この軸部14に対してそれぞれ専用の撹拌ブレード
15,16が取り付けられる。この2つの攪拌ブレード
15,16は、異種材料の混練性を考慮して、異なる形
状とされている。
【0026】次に、上述した調理器の動作を説明する。
【0027】パンを製造する場合、まず、ユーザーがパ
ン用容器7内にパン生地(小麦粉、水、イースト菌な
ど)を入れてから、スタートキーを押せば自動運転を開
始する。なお、スタートキーを押さずに、任意の時間か
らパン製造を開始させるタイマースタート機能もある。
【0028】自動運転では、要するに、混練処理、一次
発酵処理、ガス抜き処理、生地休め処理、生地丸め処
理、成形発酵処理、焼成処理、保温処理を、この記載順
に連続して行う。
【0029】なお、混練処理では、モータ9を5分間だ
け所定時間おきにオン・オフ駆動した後、モータ9を2
0分間連続駆動することにより、パン材料をこねる。一
次発酵処理では、ヒータ5により焼成槽4内部の温度を
30℃に保ち、40分間放置する。ガス抜き処理では、
モータ9を10秒間連続駆動することにより、パン生地
からガスを抜く。生地休め処理では、ヒータ5により焼
成槽4内部の温度を30℃に保ち、25分間放置する。
生地丸め処理では、モータ9を15秒間連続駆動するこ
とにより、パン生地を丸める。成形発酵処理では、ヒー
タ5により焼成槽4内部の温度を30℃に保ち、適宜時
間(30〜70分間の範囲)放置する。焼成処理では、
ヒータ5により焼成槽4内部の温度を125℃に保ち、
40分間放置する。保温処理では、焼成槽4内部の温度
を先の焼成処理時の温度から80℃にまでゆっくり低下
させる。このとき、最長60分間の範囲でヒータ5をオ
ン・オフする。
【0030】一方の餅つきを行う場合には、ひたすキ
ー、むすキー、つくキーを順次オン操作することによ
り、ひたす処理、むす処理、つく処理を行うが、これら
一連の動作を連続させるようにしてもよい。
【0031】まず、ひたす処理では、予め、パン用容器
7に対して、洗った餅米を入れるとともに、所要量の水
を入れておく必要があるが、その準備ができている状態
で餅米に必要な水分を含ませるのである。むす処理で
は、上記ひたした餅米を餅用容器8に入れ替えるととも
に、ボイラー6の水容器61に対して所要量の水を入れ
てから、ボイラー6を駆動することにより、餅米を蒸
す。つく処理では、上記パン製造での混練処理と同様、
攪拌ブレード16をモータ9および動力伝達ユニット1
0で回転駆動させることにより、餅米をこねてつき上げ
るのである。
【0032】ところで、本実施形態では、パン用容器7
や攪拌ブレード15の形状についてパン生地を薄く長く
引き延ばせるように工夫している。
【0033】具体的に、攪拌ブレード15は、容器7の
底面中心位置に支持されていて、この支持部位を中心と
して回転させられる長方形の金属板(例えばステンレス
鋼など)からなる。
【0034】この攪拌ブレード15における自由端15
aは、図2および図4に示すように、パン用容器7にお
ける4つの側壁のうち、2つの幅広な側壁7a,7bの
内面から底壁内面にまたがる縦断面形状とほぼ同じ形状
に形成されているとともに、この攪拌ブレード15の自
由端15aがパン用容器7における2つの幅広な側壁7
a,7bの内面との間に、所要の均等な隙間hを作るよ
うになっている。
【0035】また、この攪拌ブレード15における途中
位置から自由端15aまでの領域は、回転方向下流側へ
屈曲されることにより、攪拌ブレード15全体が平面視
ほぼ「へ」の字形状に形成されている。
【0036】このような攪拌ブレード15を用いれば、
上記混練処理において、攪拌ブレード15が回転してパ
ン用容器7における2つの幅広な側壁7a,7bの内面
に対して直交する角度に位置したときに隙間hが最も小
さくなり、そのときに、パン生地が攪拌ブレード15と
2つの幅広な側壁7a,7bとの間で薄く長く引き延ば
されつつ隙間hを通過させられることになる。
【0037】また、上記実施形態では、攪拌ブレード1
5を平面視ほぼ「へ」の字形状に形成することにより、
パン用容器7の側壁内面との間で回転方向下流へ向けて
狭まる三角形の空間を形成させている。これにより、パ
ン生地を迎え入れやすくできるとともに、押し出しやす
い形状となり、混練時におけるパン生地の動きを比較的
スムーズにすることができる。そのために、攪拌ブレー
ド15を駆動するモータ9の負荷を軽減できるととも
に、電力消費の無駄を無くせる。
【0038】このようなことにより、単に攪拌ブレード
15でパン生地を攪拌するだけの従来例に比べてパン生
地が緻密にかつ腰が強い状態に練り上げられることにな
るので、混練処理が従来例に比べて短時間で終了するこ
とになって処理時間や電力の節約が可能となるうえ、後
の焼成処理によりソフトで味わい深いパンを焼き上げる
ことが可能になる。
【0039】ところで、上記実施形態では、攪拌ブレー
ド15の下辺とパン用容器7の底壁内面との間の隙間に
ついて、パン生地の入り込む余地を無くす程度に小さく
設定することにより、混練処理においてパン生地が前記
隙間を通らないようにさせている。この場合には、前記
隙間にパン生地が入り込んで詰まることが防止できるよ
うになり、攪拌ブレード15がスピンドル軸12から簡
単に上向きに外れてしまうといった好ましくない現象を
防止するうえで有利となる。
【0040】なお、本発明は上記実施形態のみに限定さ
れるものではなく、いろいろな応用や変形が考えられ
る。
【0041】(1)上記実施形態では、パン用容器7を
長方形としているが、正方形,丸形形状としたものにも
本発明を適用できる。
【0042】(2)上記実施形態では、パン焼き機能と
餅つき機能とを有する調理器を例示したが、パン焼き機
能だけを有する調理器とすることができる。また、パン
生地をこねるだけの機能を有した調理器であってもよ
い。
【0043】(3)上記実施形態での攪拌ブレード15
の自由端に、図5に示すように、上向きに延びる突片1
5bを設けることにより、容器7の側壁内面との間の対
向長さを可及的に長くすることができる。
【0044】(4)上記実施形態での攪拌ブレード15
の自由端15aに対して、図6ないし図8に示すよう
に、当該攪拌ブレード15の回転軸心とほぼ平行な軸回
りに自転可能なローラ17を取り付けることができる。
このようなローラ17を取り付けていれば、パン生地を
混練するときの抵抗を少なくできるようになり、モータ
9への負担を軽減できるようになる。
【0045】(5)上記実施形態で詳細に説明していな
かったが、餅つき機能を実行するときには、図9に示す
ように、餅用容器8に対して閉蓋18と、閉蓋18で閉
塞した餅用容器8内部の餅米の最上層に被せる落し蓋1
9とを用いるようにすることができる。この場合、落し
蓋19の外周縁と容器8の側壁内周面との間に、蒸気抜
き用の隙間を設けるようにしている。この落し蓋19を
用いれば、餅米の広域に蒸気を行き届かせることができ
るから、餅米の蒸し処理を短時間で効率よく行うことが
できる。なお、餅米の量を多くする場合には、蒸しむら
の発生を防止できる点で有利となる。この他、図10に
示すように、上記落し蓋19は、閉蓋18の下面に対し
て遠近変位自在に取り付けることができる。つまり、閉
蓋18の下面中心には、下向きに突出するガイド軸20
が取り付けられており、このガイド軸20に対して落し
蓋19の中心に設けられる孔が隙間を持つ状態で貫通さ
れて、ガイド軸20の下端に設けられる拡径ストッパ2
0aで落し蓋19の脱落が防止されている。このように
していれば、閉蓋18と落し蓋20の取り扱いが簡単で
あり、また、餅米が蒸しあがることに伴い上向きに膨ら
んでも、その膨らみを落し蓋19が追従して上昇するの
で、餅米の膨らみを落し蓋19が阻害することがなくな
る。
【0046】
【発明の効果】本発明の請求項1ないし5にかかる調理
器では、攪拌ブレードと容器の側壁内面との間にパン生
地を引き延ばす形態で通過させるようにしているから、
パン生地が薄く長く引き延ばされることになり、単に攪
拌ブレードでパン生地を攪拌するだけの従来例に比べて
パン生地が緻密にかつ腰が強い状態に練り上げられるこ
とになる。したがって、混練処理が従来例に比べて短時
間で終了することになって処理時間や電力の節約が可能
となるうえ、後の焼成処理によりソフトで味わい深いパ
ンを焼き上げることが可能になる。
【0047】特に、請求項3の構成では、パン生地を薄
く長く引き延ばす動作に伴い攪拌ブレードの回転抵抗が
増してモータの負荷が大となることを考慮し、攪拌ブレ
ードについてパン生地を回転方向下流へ迎え入れやすい
形状にしているから、攪拌ブレードにかかるパン生地の
抵抗が軽減され、結果的にモータの負担を軽減するうえ
で有利となる。
【0048】また、請求項4の構成では、攪拌ブレード
の自由端に設けたローラにより、パン生地を延ばしやす
くなるとともに、パン生地を延ばすときの抵抗が軽減さ
れる点で有利となる。
【0049】また、請求項5の構成では、攪拌ブレード
と容器の底壁内面との間の隙間を小さく設定することに
より、この隙間にパン生地が入り込まなくなり、攪拌ブ
レードにかかるパン生地の抵抗が軽減され、結果的にモ
ータの負担を軽減するうえで有利となる。
【0050】また、請求項6,7の構成では、餅米の広
域に蒸気を行き届かせることができるから、餅米の蒸し
処理を短時間で効率よく行うことができる他、餅米の量
を多くする場合には、蒸しむらの発生を防止できる点で
有利となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る調理器の外観を示す
斜視図
【図2】図1の調理器にパン用容器を装着した状態を示
す縦断正面図
【図3】図1の調理器に餅用容器を装着した状態を示す
縦断正面図
【図4】図2のパン用容器と攪拌ブレードを示す平面図
【図5】本発明の他の実施形態に係る調理器にパン用容
器を装着した状態を示す縦断正面図
【図6】本発明のさらに他の実施形態に係る調理器にパ
ン用容器を装着した状態を示す縦断正面図
【図7】図6の攪拌ブレード単体を示す斜視図
【図8】図6のパン用容器と攪拌ブレードを示す平面図
【図9】本発明の調理器において餅用容器に対して別体
の閉蓋と落し蓋を装着した状態を示す縦断正面図
【図10】本発明の調理器において餅用容器に対して落
し蓋付きの閉蓋を装着した状態を示す縦断正面図
【符号の説明】
1 ケース 4 焼成槽 5 ヒータ 7 パン用容器 9 モータ 10 動力伝達ユニット 15 攪拌ブレード

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上部が開口した容器の底面に設置される混
    練ブレードを回転駆動させることによりパン材料をこね
    る機能を有する調理器であって、 前記攪拌ブレードが、容器の側壁内面との間に、パン生
    地を引き延ばしつつ攪拌ブレードの回転方向下流へ通過
    させる隙間を作る形状とされている、ことを特徴とする
    調理器。
  2. 【請求項2】上部が開口した容器の底面に設置される混
    練ブレードを回転駆動させることによりパン材料をこね
    る混練処理と、こねたパン生地を容器内で膨張させる成
    形発酵処理と、膨張させたパン生地を焼き上げる焼成処
    理とを順次自動的に行うことによりパンを製造する調理
    器であって、 前記攪拌ブレードが、容器の側壁内面との間に、パン生
    地を引き延ばしつつ攪拌ブレードの回転方向下流へ通過
    させる隙間を作る形状とされている、ことを特徴とする
    調理器。
  3. 【請求項3】請求項1または2の調理器において、 前記容器が、平面的にみて多角形に形成されており、 前記攪拌ブレードが、容器の底面中心位置に支持され
    て、この支持部位を中心として回転させられる板からな
    り、この攪拌ブレードにおける途中位置から自由端まで
    の領域が、回転方向下流側へ屈曲されることにより、攪
    拌ブレードが平面視ほぼ「へ」の字形状に形成されてい
    る、ことを特徴とする調理器。
  4. 【請求項4】請求項1または2の調理器において、 前記容器が、平面的にみて多角形に形成されており、 前記攪拌ブレードが、容器の底面中心位置に支持され
    て、この支持部位を中心として回転させられる板からな
    り、この攪拌ブレードの自由端に、その回転軸心とほぼ
    平行な軸回りに自転可能なローラが取り付けられてい
    る、ことを特徴とする調理器。
  5. 【請求項5】請求項3または4の調理器において、 前記攪拌ブレードと容器の底壁内面との間の隙間が、パ
    ン生地の入り込む余地を無くす程度に小さく設定されて
    いる、ことを特徴とする調理器。
  6. 【請求項6】パン材料をこねる機能と、餅米を蒸してこ
    ねる機能とを有する調理器であって、 前記パン材料をこねる機能を実行するときに利用される
    パン用容器と、前記餅米をこねる機能を実行するとき
    に、餅米が収納される餅用容器と、餅用容器の上部開口
    に取り付けられて閉塞する閉蓋と、容器内に積層収納さ
    れる餅米の上層面に載せられる落し蓋とを有し、 前記落し蓋が、容器の側壁内周面との間に所要の隙間を
    確保する大きさに設定されている、ことを特徴とする調
    理器。
  7. 【請求項7】請求項6の調理器において、 前記落し蓋が、閉蓋の下面に対して遠近変位自在に付設
    されている、ことを特徴とする調理器。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020063581A (ja) * 2018-10-16 2020-04-23 日本道路株式会社 アスファルト混合物均し方法、アスファルト混合物均し装置およびアスファルト混合物均し部材

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020063581A (ja) * 2018-10-16 2020-04-23 日本道路株式会社 アスファルト混合物均し方法、アスファルト混合物均し装置およびアスファルト混合物均し部材

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