JPH026432Y2 - - Google Patents

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JPH026432Y2
JPH026432Y2 JP6292380U JP6292380U JPH026432Y2 JP H026432 Y2 JPH026432 Y2 JP H026432Y2 JP 6292380 U JP6292380 U JP 6292380U JP 6292380 U JP6292380 U JP 6292380U JP H026432 Y2 JPH026432 Y2 JP H026432Y2
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front plate
metal block
plastic
plate mounting
hole
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JP6292380U
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  • Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 この考案は、アパーチヤ、フイルムレール等を
有するメタルブロツクをプラスチツクから成るボ
デイ本体にインサートしたカメラボデイに関す
る。
従来技術 この種のプラスチツクカメラボデイにおいて、
メタルブロツクの前端に形成した前板取付部に、
交換レンズを装着可能な金属性の前板を取付けね
じによつて取付けるように構成したものは従来か
ら知られている。そして、このような構成におい
て、メタルブロツクのボデイ本体からの離脱を有
効に防ぐため、メタルブロツクの前板取付部をボ
デイ本体を形成するプラスチツクの一部で覆うよ
うになしたものを本出願人が実願昭54−40276号
により提案している。
ところで、このようにメタルブロツクの前板取
付部をプラスチツクで覆う場合、前板取付部にお
ける取付ねじ挿入用ねじ穴に対し、それと重なる
透孔を前板取付部を覆うプラスチツクに成形時に
形成することになるが、この方法では、メタルブ
ロツクに上記ねじ穴形成のためのタツピングを予
め施す手間がかかる他、ねじ穴と形成すべき透孔
とを重ねるために成型用金型内においてインサー
トすべきメタルブロツクを正確に位置決めする必
要があり、プラスチツク成型作業にも手間取る欠
点が生じる。そして、もしそのメタルブロツクの
位置決めを怠たれば、プラスチツクに形成される
透孔と前板取付部におけるねじ穴とがずれてしま
い、前板取付作業において取付ねじをねじ穴にね
じ込むに際して、無理な力が加わり、メタルブロ
ツクがプラスチツクから離脱したり、上記透孔の
周囲のプラスチツクが破損する等の問題が生じ
る。
目 的 この考案は、上述の欠点を解消し、製造に際し
て作業工数を減少させることができると共に、前
板取付作業において無理な力によりメタルブロツ
クが離脱したり、プラスチツクが破損したりする
恐れを少なくしたメタルブロツクとプラスチツク
から成るカメラボデイを提供することを目的とし
ている。
要 旨 この考案のカメラボデイは、セルフタツピング
ねじを用いて前板をボデイ本体に取付けるように
してあり、メタルブロツクの前板取付部には、使
用するセルフタツピングねじの径よりも大きな径
または幅をもつ透孔または切欠部を予め形成して
ある。そして、成型後、メタルブロツクを覆つて
いるプラスチツクにそれに形成した前板取付面か
らセルフタツピングねじを立てて上記メタルブロ
ツクの透孔または切欠部を貫通させ、前板をボデ
イ本体に固定してある。
実施例 以下に図面を参照してこの考案の実施例を説明
する。
まず、第1図乃至第5図はこの考案の一実施例
を示すもので、第1図においては、第2図のメタ
ルブロツク2が熱可塑性あるいは熱硬化性の強化
プラスチツクからなるボデイ本体1にインサート
されている。このインサートは金型内にメタルブ
ロツク2を置いて、プラスチツクを注入すること
により行なわれたものである。
ボデイ本体1は箱形の収納部1a,1bを左右
に有し、中央にはそれらを連接する連接部1cと
底棚1dを有する。収納部1a,1bは夫々後述
のメタルブロツク2の折曲部と共にフイルムパト
ローネ室及びスプール、スプロケツトの収容室の
壁面を形成する。
メタルブロツク2は適当な厚さ(例えば、1.5
mm〜2mm)のアルミニウム等の金属板をプレス加
工で成形したもので、第2図に示すごとく、露光
アパーチヤ3を有する平板部2aと、この平板部
の左右に設けられた折曲部2b,2cとを有す
る。平板部2aの裏面には、プレス加工の際の打
ち出しにより、第3図に示すごとく圧着板当り面
2eとフイルムレール2dとが形成されており、
この当り面2eとフイルムレール2dの先端面に
は打ち出し後さらにフライス加工が施されてい
る。折曲部2b,2cは夫々上記収納部1a,1
bと共に、フイルムパトローネ室及びスプール、
スプロケツトの収容室の壁面を形成している。
第1図に示すごとくメタルブロツク2がボデイ
本体1にインサートされた成形後の状態におい
て、連接部1cを形成するプラスチツクの一部は
メタルブロツク2の平板部2aの上端部を挾持し
ている。又、底棚1dを形成するプラスチツクの
一部は平板部2aの下端部を挾持すると共に、折
曲部2b,2cの下端部をも挾持しており、さら
に収納部1a,1bを形成するプラスチツクの一
部は折曲部2b,2cの上端部を挾持している。
そして、メタルブロツク2の内壁面にそつたそれ
らのプラスチツク部分は、メタルブロツク2の平
板部2aと折曲部2b,2cの上端及び下端部で
夫々連設したリブ1e,1fを形成しており、こ
れらのリブとメタルブロツク2の折曲部2b,2
cとで箱形の枠が形成されている。ボデイ本体1
には後述のセルフタツピングネジを立てるための
下穴1gが、前板取付部1hからメタルブロツク
を貫通するように設けられている。この下穴はボ
デイ本体1の成型時に同時に形成するか又は成型
後の穴あけ加工により形成する。
第2図に示すごとく、メタルブロツク2の平板
部2aも折曲部2b,2cの上下端部には、夫々
複数の孔が形成されているが、これらの孔は、成
型時メタルブロツク2の内壁に沿うリブ1e,1
fを形成するプラスチツクを外壁側から内壁側に
導くための貫通孔である。成形後はこれらの孔に
もプラスチツクが充填して、メタルブロツク2の
内壁側のリブ1e,1fと外壁側のプラスチツク
部分とを一体に連結しており、これにより、メタ
ルブロツク2とボデイ本体1との結合状態は一層
強固になる。
メタルブロツク2の折曲部2b,2cの前端2
b1,2c1は前板取付部で、平板部2aと平行にな
るように折曲げられ、収納部1a,1bを形成す
るプラスチツクの一部に第4図に示すごとくイン
サートされている。この前板取付部2b1,2c1
覆つているプラスチツク部分は、交換レンズを着
脱可能なアルミニウム等の金属からなる前板4の
取付面1hを形成しており、この面に設けられた
下穴1gにセルフタツピングねじ15を立てて前
板4を取付ける。
ここで、メタルブロツク2の前板取付部2b1
2c1には、夫々一対の切欠部2b3,2c3が形成さ
れている。これらの切欠部2b3,2c3はセルフタ
ツピングねじ15をメタルブロツク2に触れずに
通すもので、その幅はセルフタツピングねじ15
の径よりも広くとつてあり、ボデイ本体1の成形
後はセルフタツピングねじ15の下穴1gを除い
て前板取付部2b1,2c1を覆うプラスチツクの一
部が充填している(第1図の状態)。今、前板4
をボデイ本体1の上述の前板取付面に重ねた後前
板4に設けた透孔にねじ15を通し、そのねじ1
5を上述の前板取付面の下穴1gに立ててドライ
バーにより回転させる。これにより第5図に示す
ごとくねじ15は切欠部2b3又は2c3を貫通する
までセルフタツピングしつつねじ込まれ、前板4
のボデイ本体1への取付けが完了する。
この場合において、切欠部2b3,2c3の幅はね
じ15の径に比べて十分に広いため、前板4にね
じ15を通して下穴1gにねじ15を立ててドラ
イバーで回転させれば、ねじ15は下穴1gにそ
つてその周囲をセルフタツピングしながら、メタ
ルブロツク2の前板取付部2b1,2c1に当たるこ
となく、正しくねじ込まれて行く。このため、ね
じ15が前板取付部2b1,2c1を横あるいは上下
に押して、メタルブロツク2がカメラボデイ1か
ら離脱したり、ねじ15によりタツピングされた
下穴1gの周囲のプラスチツク部分にひび割れ等
の破損が生じることもほとんどなくなる。
ねじ穴15の下穴1gは単なる貫通穴であるか
ら、ボデイ本体1の成型時に金型に突出ピンを設
けることにより同時に形成することも可能であ
り、このようにすることによつて、成型後の後加
工で穴あけする工程を省略できる。特に、ボデイ
本体1の材料としてガラス繊維を混入した強化プ
ラスチツクを用いるときには、切削性が悪いので
ドリルによる下穴1gの穴あけは実施しにくく、
上記の成型時における穴あけが好ましい。
メタルブロツク2の切欠部2b3,2c3も同ブロ
ツク2のプレスによる加工成型時に打抜きにより
同時に形成すればよく、ここにタツピングを施す
必要もないから、メタルブロツク2の加工の手間
を一部を省くことができる。さらに、切欠部2
b3,2c3を単なる打抜きとしてその幅を十分広く
とつてあるため、ボデイ本体1の成型に際して金
型内におけるメタルブロツク2の位置調整を正確
に行なわなくても、上述のごとく下穴1gにねじ
込まれるセルフタツピングねじ15で切欠部2
b3,2c3を正確に貫通させることができるから、
ボデイ本体1の成形作業の能率を向上させること
もできる。なお、メタルブロツク2の前板取付部
2b1,2c1をボデイ本体を形成するプラスチツク
の一部で覆い、該プラスチツク部分に前板取付面
を形成したから、カメラボデイの前後方向の寸法
精度、つまりメタルブロツク2の平板部2aから
前板取付面1hまでの寸法の精度は、ボデイ本体
1を成型するときの金型の寸法精度のみによつて
決定される。したがつて、金型の寸法精度を管理
することによつてカメラボデイにおけるボデイバ
ツクの精度を保証でき、ボデイバツクの精度管理
が容易になる。
第6図及び第7図は夫々メタルブロツク2の変
形例を示している。第6図のメタルブロツク2で
は、前板取付部2b1,2c1に複数の透孔が形成さ
れているが、これらの透孔のうち上下端の透孔2
b4,2c4は切欠部2b3,2c3に代わるもので、そ
れに貫通させるセルフタツピングねじ15よりも
大きな径を持つている。前板取付部2b1,2c1
残りの透孔はボデイ本体1の成型後もプラスチツ
クが充填されたままに残され、折曲部2b1,2c1
の離脱防止に役立つ。
第7図に示すメタルブロツク2では、第6図に
おける透孔2b4を前板取付部2b,2cと折曲部
2b1,2c1間にまたがつて形成された透孔け2
b5,2c5に代えてある。第8図は、ボデイ本体1
の成型後、透孔2b5,2c5を貫通するようにセル
フタツピングねじ15を立てて前板4を上述の前
板取付部に取付けた状態を示している。第7図お
よび第8図で示す実施例ではねじ15のねじ込ま
れるボデイ本体部分の体積が大きい。従つて前板
への衝撃などによりねじ15を介してボデイ本体
のねじ部分に対して応力集中が生じても比較的大
きな体積を有するボデイ本体部分にそのねじ部分
に掛つた応力を分散させることが出来るので、ね
じ部分やその周辺の破壊を防ぐことが出来る。
以上、図示した実施例を説明したが、この考案
では、下穴1gを必ずしも貫通穴とする必要はな
いし、また、単な窪望みのような、セルフタツピ
ングねじ15を立てる位置を示すマークに代える
こともできる。あるいは、ボデイ本体1の前面を
前板4の取付位置を規制する形状に作れば、セル
フタツピングねじ15を通す前板4の透孔の位置
を適当に定めることにより、そのようなマーク自
体なくすこともできる。
効 果 以上、実施例により説明した通り、この考案の
カメラボデイでは、セルフタツピングねじで前板
を取付けるようにし、プラスチツクで覆われるメ
タルブロツクの前板取付部には使用するセルフタ
ツピングねじの径よりも大きな径または幅をもつ
透孔または切欠きを形成したため、メタルブロツ
クに予めタツピングを施す必要がないのみなら
ず、ボデイ本体の成型に際して金型内でインサー
トすべきメタルブロツクの位置の調整を厳密に行
なう必要もなく、製造の手間が省け、作業の能率
が向上する。さらに、前板取付時において、無理
な力がねじにより加えられ、メタルブロツクが離
脱したり、プラスチツクが破損したりする恐れも
少なくなると共に、メタルブロツクの前板取付部
をボデイ本体を形成するプラスチツクの一部で覆
い、該プラスチツク部分に前板取付面を形成した
ことから、前板のボデイ本体に対する前後方向に
おける取付位置精度が金型の加工精度のみによつ
て決まり、メタルブロツクの加工精度には影響さ
れることがない。そのため、カメラボデイにおけ
るボデイバツクの管理が容易になる。カメラボデ
イ製造における歩留りを一層高めることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図はこの考案の一実施例を示す
もので、1は前板を取付ける前の状態でのカメラ
ボデイの斜視図、第2図はボデイ本体にインサー
トされるメタルブロツク単体の斜視図、第3図は
第1図における露光アパーチヤ中央部での垂直断
面図、第4図は第1図における露光アパーチヤ中
央部での水平断面図、第5図は切欠き2b3の高さ
での部分水平断面図で、前板取付後の状態を示し
ている。第6図、第7図はメタルブロツク単体の
変形例を示す斜視図、第8図は第7図のメタルブ
ロツクを用いた場合における透孔2b5の高さでの
部分水平断面図で、前板取付後の状態を示す。 1……ボデイ本体、2……メタルブロツク、2
a……平板部、2b,2c……折曲部、2d……
フイルムレール、2e……圧着板当り面、2b1
2c1……前板取付部、2b3,2c3……切欠部、2
b4,2c4,2b5,2c5……透孔、3……露光アパ
ーチヤ、4……前板、15……セルフタツピング
ねじ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 露光アパーチヤ、フイルムレール等を有する
    メタルブロツクをプラスチツクからなるボデイ
    本体にインサートしたカメラボデイにおいて、
    上記メタルブロツクの前端に形成した前板取付
    部を上記ボデイ本体を形成するプラスチツクの
    一部で覆つて該プラスチツク部分に前板取付面
    を形成すると共に、上記前板取付部に透孔又は
    切欠部を設け、上記透孔又は切欠部に貫入する
    ように上記前板取付面から上記ボデイ本体に立
    てたセルフタツピングねじにより、交換レンズ
    を装着可能な金属性前板を上記前板取付面上に
    固定したことを特徴とするカメラボデイ。 2 上記メタルブロツクには、アパーチヤ、フイ
    ルムレール等を有する平板部と、該平板部の両
    端から前方に突出した折曲部とを設け、上記前
    板取付部は該折曲部の前端において上記平板部
    と平行に形成すると共に、上記透孔又は切欠部
    は上記前板取付部と折曲部とにまたがるように
    形成したことを特徴とする実用新案登録請求の
    範囲第1項記載のカメラボデイ。
JP6292380U 1980-05-07 1980-05-07 Expired JPH026432Y2 (ja)

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JPS56164230U JPS56164230U (ja) 1981-12-05
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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6138626U (ja) * 1984-08-10 1986-03-11 オリンパス光学工業株式会社 内視鏡用カメラ
JPH0414740Y2 (ja) * 1986-09-30 1992-04-02
JP5070806B2 (ja) * 2006-11-02 2012-11-14 株式会社ニコン 撮像装置

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