JPH0263630A - 等速ジョイント及びその類似物の製造装置 - Google Patents

等速ジョイント及びその類似物の製造装置

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JPH0263630A
JPH0263630A JP21442588A JP21442588A JPH0263630A JP H0263630 A JPH0263630 A JP H0263630A JP 21442588 A JP21442588 A JP 21442588A JP 21442588 A JP21442588 A JP 21442588A JP H0263630 A JPH0263630 A JP H0263630A
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石永 信行
Seiji Sugimoto
杉本 清司
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は等速ジヨイント、さらに詳しくは等速ジヨイン
トのアウタレースの製造方法並びに装置に関するもので
ある。
本発明の対象となる等速ジヨイントは、例えば前輪駆動
自動車に使用されるジヨイントであって、その名称か示
すように被駆動側の回転角か入力軸の回転角に対して進
みあるいは遅れか生じないように等速て回転力か伝達さ
れる軸のジヨイントである。第12図A、Bに等速ジヨ
イントの代表的な例か示されている。図において、等速
ジヨイントのアウタレース1はボールおよびケージ等な
収容する凹部2を有している。この凹部2は開口部か全
周にわたって奥部よりも小径に絞られている。又、凹部
2の内壁には6条のボール収容溝3およびボール収容溝
3に隣接してケージ収容部4か形成されている。
アウタレースは材料歩留りかよく、省資源効果かある冷
間鍛造により製造する試みかなされるようになってきた
。冷間鍛造においでは、開口部か未だ絞られていない凹
部をもった生成品の素材を金型に供給して鍛造加工によ
って最終形状に形成する。
等速ジヨイントを鍛造加工によって製造する方法並びに
装置は公知である。第13図A、Bは従来技術による金
型、第14図はパンチ加工部に素材か供給されたときを
示している。従来技術における金型は、アウタレースの
凹部、すなわち、ボール収容溝を形成するためのパンチ
10か第14図に示すように溝の数と同数のパンチ群て
構成されており、各パンチjOはパンチガイド11の外
周に配設されると共に、パンチにより成形されるホール
収容溝に隣接した部分かケージ収容部となる。
パンチ10は枢軸12により先端の加工部か回動可能に
なっている。13はしごき加工用ダイス、14はしごき
加工された成形品、15はパンチ10を回動させるため
のへネである。
複数本に分割されたパンチ10はボール収容溝を成形す
る加工部表面を具備し、パンチガイド11の周囲に配設
されてパンチ群を構成する。素材14は予しめ凹部が形
成されており、凹部をパンチガイド11によって位置決
めされたパンチ群の加工部に内接させ、しごき加工用ダ
イス13により外径をしごいて成形品とする。加工終了
後は、パンチ10をパンチガイド11に対して相対移動
させて加工部を縮径し、成形品14の凹部からパンチ群
の各加工部を抜き取る。
従来技術では、加工終了後にパンチの加工部を縮径して
成形品から抜き取っているのて、パンチガイドに位置決
めされた状態で、各パンチ間に隙間を設ける必要かある
。このため、成形品には隙間に対応する位置に余肉によ
る隆起部が残ることになり、成形加工後に当該部分、す
なわち、ケージ収容部に相当する部分を機械加工によっ
て隆起した部分を削り取る仕上げ作業を行っていた。
従って、従来技術においでは製造か非能率的であるばか
りでなく、材料歩留りも悪いという欠点かあった。
又、従来技術においでは、前記した隆起部かパンチの縮
径を妨げるなど、装置の動作不良を招くという欠点もあ
った。
これらの欠点は、パンチを位置決めするときにパンチ間
に隙間を設けているからであるか、成形加工後にパンチ
を縮径するためにはパンチ間に設ける隙間は避けられな
い構成である考えられていた。
その後、成形加工後の機械加工をしなくてもよい加工方
法か開発された。これは、第15図に示すように加工前
の素材16にボール収容溝16aに隣接するケージ収容
部16bに相当する部分に予しめ逃げ溝16cを形成し
ておき、縮径可能に構成されたパンチ群の各パンチ間の
隙間部分を前記逃げ溝に位置させた状態でしごき加工し
、成形加工によってパンチ間の隙間の素材かケージ収容
面より隆起するのを防止するために逃げ溝内に隆起をと
とめるようにしたものであって、機械加工を不要とする
ことによる工程数の削減を目的としだものてあった。
しかしながら、改良された方法では素材体積の微少量変
動によって隆起量か変化するため、成形加工後に機械加
工か不要となるような逃げ溝の幅、長さ、深さを理想的
に決めることか困難てあった。又、成形品に溝跡か残っ
ていてもよい製品の場合は当該部分が隆起しない程度の
溝を形成すればよいか、溝跡の存在か許されない場合に
は、成形後にケージ収容部から溝跡を削り取る機械加工
か必要となる。このため改良された発明においても加工
工程数、材料歩留りに関する欠点か、それ以前の従来技
術から改善されているとはいえないものてあった。
本発明の目的は、これら従来技術の欠点を解決したもの
てあって、複数本からなるパンチを成形時に隙間なく集
結してパンチ群を構成することにより、成形時にパンチ
の間に隆起部の発生かない成形品を得るようにしたもの
であって、冷間鍛造の特徴である省資源効果を充分に活
用すると共に、成形後における機械加工を極力少なくし
て加工工程の簡略化を計り、さらにパンチを位置決めし
た時に各々のパンチ間に”ずれ”がないようにすること
により、内周面の精度が高い成形品を製造し得る方法並
びに装置を提供しようとするものである。
本発明の概要は、パンチガイドの外側にパンチガイドに
沿って摺動可能な複数本のパンチを各パンチの加工部を
隙間なく集結して所望する凹部形状をもつパンチ群を構
成し、この加工部に予備成形された素材(ワーク)を供
給して外周部をしごき加工したのち、成形品の取出し時
において成形品と共にパンチ群をパンチガイドに対して
相対移動させ、その後、パンチ群を構成する各パンチの
加工部を半数ずつパンチガイドの軸心に向って傾斜させ
ることにより加工部を縮径して成形品をパンチ群から取
り出すようにしたことを特徴とする方法並びに装置であ
る。
本発明のパンチ群は第一のパンチの第二のパンチとの適
合部か放射方向に対して平行若しくは抜きテーパ形状に
形成され、かつ第一のパンチと第二のパンチが交互に配
設されると共に、交互に相対移動可能とされているので
、隙間なく集結された状態においてしごき加工てき、加
工後に第一のパンチのみが縮径可能となることに特徴か
ある。
実施例 第1〜4図は第1実施例であり、第1図は成形用金型の
断面図を示している。20はプレス機械のスライド(図
示しない)にセットされる上型、21はプレス機械のボ
ルスタ(図示しない)にセットされる下型である。
前記上型20は上型ダイセットプレート22を有し、こ
の上型タイセットプレート22の下面に筒状の上型ホル
ダ23が固定されており、又、上型ホルダ23の下端に
しごき用ダイス24か固定されている。前記ダイス24
はその外周を押えリング25を介してボルト26によっ
て固定されている。27は上型ホルダ23の中心空所に
位置する成形品28を支持するためのストッパで、ハネ
29によって空所内方向へ突出するように付勢されてい
る。
前記下型21は下型タイセットプレート30を有し、こ
の下型タイセットプレート30の上面に筒状の下型ホル
ダ31がボルト32によって固定されている。又、下型
ホルダ31内において、下型ダイセットプレート30に
設けたアンビル33の中心部に棒状のバンチガイド34
が当接されており、該パンチガイド34はアンビル33
の固定を兼ねた押えプレート35により垂直に保持され
ている。
36は下型ホルダ31の上方内側に設けられた下型シリ
ンダて、下端外周を押えリンク37て保持され、押えリ
ング37を介してボルト38によって下型ホルタ31に
固定されている。なお、下型シリンダ35は下端て前記
押えプレート35を支持している。
一方、下型シリンダ36の内部にはパンチガイド34に
沿って軸方向に摺動自在な円筒スライダ39が収容され
ている。
前記円筒スライダ39は下端かピストン39aに形成さ
れていて、該ピストン39aか下型シリンダ36の内壁
と接合しており、又、下型シリンダ36の上端に形成さ
れた小径部36aか円筒スライダ39の外壁と接合して
いる。そしてこれらは何れも摺動自在てあって、これに
より、下型シリンダ36と円筒スライダ39との間に空
気室40が形成されている。
ざらに又、前記円筒スライダ39には、パンチガイド3
4との摺動部分の回りにリンク状の有底穴41か設けら
れ、該有底穴41の内部に摺動自在なリンクピストン4
2が収容されている。この他、前記円筒スライダ39は
上方か下型シリンダ36の開口部から突出しており、円
筒スライダ39の上面には有底穴41を閉塞するバンチ
支持体43かボルト44によって固定されている。
又、前記円筒スライダ39には流体圧力の通路45、4
5が設けられ、該通路45.48はパンチ支持体43の
側部に開口した給排口47.48と接続されると共に、
通路45は有底穴41内のリングピストン42によって
上下に区画される室のうち上室及び下型シリンダ36と
円筒スライダ39との間の空気室40に通しる供給口4
5a 、 45bか開口している。一方、通路46はリ
ンクピストン42の下室と通じる供給口46aか開口し
ている。
又、パンチ支持体43の上面にはバンチ保持筒50がボ
ルト51で固定されており、パンチ保持筒50の内部に
前記パンチガイド34の周囲に沿う棒状のパンチ52.
53か配設されている。パンチは第一のパンチ52)第
二のパンチ53が3本ずつの6木てパンチ群を構成して
いる。前記円筒スライダ39、パンチ支持体43、パン
チ保持筒50は互いに一体に構成されており、又、パン
チ52.53はパンチ支持体43の上に載置されている
のて、円筒スライダ39の昇降によって各パンチ52.
53はパンチガイド34に沿って摺動しなから昇降する
。さらにパンチ52゜53は円筒スライダ39か下限位
置にある時に、パンチ上端かパンチガイド34の頂部と
同じ高さになっている。そして、パンチ52.53は下
降限において上端部に形成された加工部52a 、 5
3aか隙間なく集結されており、集結された加工部52
a 、 53aとパンチガイド34の頂部の形状か加工
するアウタレースの凹部形状を構成している。
パンチは第2図Aに示すように第一のパンチ52と第二
のパンチ53とか交互に配設されており、加工部52a
、53aが隙間なく集結された状態て第一のパンチ52
の加工部52aか縮径てきるように、当該加工部52a
は、放射方向に対して平行あるいは抜きテーパ形状に形
成されている。
再び第1図を参照して、第一のパンチ52と第二のパン
チ53のパンチガイド34との摺動側には軸方向に沿う
溝54.55か形成されており、第一のパンチには長い
溝54か、第二のパンチ53には短い溝55が形成され
ている。これらの溝54.55は、パンチの加工部の縮
径を助けるためのものである。パンチ52.53か上昇
したとき、第一のパンチ52の長い溝54かパンチガイ
ド34の頂部よりも上方に達したときに、溝54は第一
のパンチ52のみを内側に向って傾斜して加工’MB 
52 aか縮径するのを助ける。
又、第二のパンチ53か更に上昇して短い溝55がパン
チガイド34の頂部よりも上方向に達したときに、溝5
5は第二のパンチ53か内側に向って傾斜して加工部5
3aか縮径するのを助ける。
円筒スライダ39の穴41に収容されたリンクピストン
42にはパンチ支持体43を貫通させたロッド56か設
けられ、このロッド56は上端が第二のパンチ53と連
結されている。そして第一のパンチ52か上昇限に達し
た後にリンクピストン42を上昇させるとロッド56を
介して第二のパンチ53が上昇する。
流体圧力としではエア圧か適しているが、各部材を付勢
するために流体圧力によらずにハネを利用することもて
きる。
又、円筒スライダ39は、下型ダイセットプレート30
に貫通させた第一のノックアウトピン57、アンビル3
3の周囲に移動可能に設けたリンク状パット58、押え
プレート35を貫通する第二のノックアウトピン59と
接合しており、第二のノックアウトピン59の作動て上
昇する。
次に実施例の金型によって成形加工する動作を説明する
。ノックアウトピン57を下げると共に圧力流体の供給
口47から圧力流体を通路45へ供給して円筒スライダ
39並びにリンクピストン42を下降し、これにより第
一のパンチ52)第二のパンチ53は共に下降限に達し
、パンチガイド34の頂部と各パンチ52.53の加工
部52a 、 53aかパンチガイド34の外周に隙間
なく集結し成形用の金型を構成する(第2図A参照)。
素材はパンチ52.53の外側に被せるように供給され
る。素材は未だ開口部かしごかれてなく、開口部には成
形加工に必要な肉が付いている。
第1図はスライドか下死点に達し、スライドと共に上型
20か下降して素材28の外周かしごき用ダイス24に
よってしごき加工かなされ成形加工か終了した状態であ
る。スライドは上昇を開始し、スライドの上昇と共に第
一のノックアウトピン57が上昇してパット58、第二
のノックアウトピン59を介して円筒スライダ39を上
昇し、第一、第二のパンチ52.53をパンチカイト3
4に沿って共に上昇させる。この状態では有底穴41の
リンクピストン42によって区画される下室にはエア圧
を供給しない。又、有底穴41の上室並びに円筒スライ
ダ39と下型シリンダ35の間に形成されている空気室
40に供給されていたエア圧は供給口47から排出する
パンチ52.53か上昇し、第一のパンチ52の内側に
形成された長い溝54の端がパンチガイド34の頂部に
達すると、第一のパンチ52の加工部52aが内側に向
って傾斜する。従って、第一のパンチ52の加工部52
aは成形時の位置から縮径され、第一のパンチ52の加
工部52aは成形時の位置から縮径され、第一のパンチ
52のみが素材凹部の開口部から抜き取ることが出来る
状態となる(第2図B、第3図参照)。
さらに上型20を上昇させると共に、圧力流体の供給口
48から通路46ヘエア圧を供給し、リングピストン4
2を上昇させる。リングピストン42はロッド56によ
って第二のパンチ53を上昇させ、第二のパンチ53の
内側に形成された短い溝55の端がパンチガイド34の
頂部に達すると、第二のパンチ53の加工部53aが内
側に向って傾斜する。これによって第二のパンチ53の
加工部53aも縮径され、従って、素材凹部の開口部か
ら第一、第二のパンチ52)5’3は共に抜き取ること
ができる状態となる(第2図C2第4図参照)。
パンチの抜き取り後、ストッパ27は成形品28の下端
と係合し、上型の上昇中に成形品28を支持する。成形
品28はパンチ52.53から取出し可能となった後に
上型から排出される。
第5〜7図は第2実施例であって、120は上型、12
1は下型を示している。上型120は上型タイセットプ
レート122に上型ホルダ123が固定され、又、上型
ホルダ123の下端にはダイス124か固定されている
。下型121は下型ダイセットプレート130に筒状の
下型ホルタ131が固定されている。下型ホルタ131
の内部中心にパンチガイド134が設けられ、パンチガ
イドは下型ダイセットプレート130に固定されている
又、下型ホルダ131はシリンダ形状をしておリ、内部
に円筒スライダ139、パンチ支持体143、パンチ保
持筒150がボルト締めにより一体に形成された状態て
摺動自在に収容されている。
又、パンチ支持体143の上面には、第一のパンチ15
2)第二のパンチ153か3本ずつ交互に配設された6
本のパンチでパンチ群か構成されている。
前記円筒スライダ139の下端はピストン139aに形
成されており、該ピストン139aと下型ホルタ131
との間にシリンダ室131aが形成されでいる。この他
、円筒スライダ139にはリング状の有底穴141が形
成され、さらに有底穴141内にはリンクピストン14
2か収容されている。
一方、パンチ支持体143は下型ホルタ131の上部に
形成された空気室140内に摺動自在である。
又、前記シリンダ室131aはピストン139aによっ
て上室、下室に区分され、シリンダ室131aの上室に
エア圧などの流体圧力を供給するのは通路145てあり
、シリンダ室131aの下室は通路146により大気に
開放されている。
158は円筒スライダ139を押上げる第一のノックア
ウトピン、159はリングピストン142と第二のパン
チ153とを連結した第二のノックアウトピンである。
パンチ152 、153の互いの接触面の形状は第1実
施例と同しである。第2実施例ではパンチ152 、1
5:lに嵌めた支持リング160が設けられている。前
記支持リング160は第二のパンチ153の外側に形成
した突起161が支持リングの内側に形成した穴に係合
していてパンチと共に昇降てきるようになっている。な
お、素材128はノックアウトロッド162で常時下方
に付勢されている。
第2実施例において、ノックアウトロッド162はプレ
スのスライドが下死点から上昇するにつれて成形品をダ
イス124から排出しポンチ側に残す。又、支持リンク
160は第二のパンチ153と共に昇降し、パンチから
解放された成形品を支持している。
第一のノックアウトピン158の上昇並びにパンチ支持
体143の上昇によってパンチ152.153か成形品
と共に上昇し、第一のパンチ152かパンチガイト13
4の上方て縮径する。次いで、圧力流体によってリンク
状ピストン142か上昇すると第二のノックアウトピン
159か第二のパンチ153のみを上昇させ、第二のパ
ンチ153は上昇限て第一のパンチ152よりも上方位
置て縮径し、この状態てパンチから成形品を取り出す(
第6図参照)。
この後、供給口147より圧力流体を導入し、リンクピ
ストン142を下げると共に、供給口145より圧力流
体を排出し、かつノックアウトピン158を下げること
によってパンチ152 、153を待機位置に戻す。
第8〜9図は第3実施例て第二のパンチ253が第一の
パンチ252よりも短く形成されており、第二のパンチ
253の下端には円筒スライダ239との間にフロック
270か装着されている。
この実施例では、第二のパンチ253を第一のパンチ2
52よりも遅れたタイミングて上昇させる動作を、円筒
スライダ239の上昇によって行うものである。
下型ホルタ231にはホルダから出入する外側スライダ
271か設けられており、この外側スライダ271の上
端にパンチ252.253のパンチ保持筒250が設け
られている。又、前記ブロック270は上端か段部に形
成されていて、この段部が外側スライダ271と係合し
ている。
このため、外側スライダ271を上昇させると第二のパ
ンチ253のみが上昇する。なお、外側スライダ271
の昇降は下型ホルダ231か形成するシリンダ内に供給
される流体圧力によってなされる。
そしてこの実施例では第二のパンチ253の上昇を外側
スライダ271の上昇で行うので第1実施例に比べて安
定よく上昇させることがてきる。
第1θ図は、開口部か中央より小径に絞られた製品の他
の例てあり、球面ころ軸受の外輪を示している。この製
品例に対しても、パンチの加工部を隙間なく製品の形状
と同一にすることにより本発明の適用か可能である。な
お、第11図は第10図の成形品を加工する成形用のパ
ンチ群を表わしている。
成形品300は球面ころ軸受の外輪て、パンチ群は8つ
に分割されており、第一のパンチ301と第二のパンチ
302)第三のパンチ303の3種類で構成されている
。第二のパンチ302と第三のパンチ303は軸対称に
交互に配置され、第二、第三のパンチ302.303の
間に第一のパンチ3oIか配置される。
パンチ加工部の縮径は、まず最初に第一のパンチ301
か縮径し、次いで、第二、第三のパンチ:]02 、3
03か同時に縮径する。
このように、本発明はパンチ群を構成する各々のパンチ
の間に隙間かないように集結されているから、従来技術
のような成形品の凹部内面に隆起部か発生することかな
く、このため凹部内面は成形後に機械加工を必要としな
い成形品を得ることかてきる。
又、成形加工後に機械加工を不要にしたことにより、材
料の歩留りを向上できるようにしだものである。
又、パンチ群を構成する各パンチは、第一のパンチと第
二のパンチか縮径するタイミンクを異にしているから、
成形品をパンチ群から取り出すときは円周方向に配設さ
れた複数のパンチを交互に半数ずつ縮径してワーク開口
部から抜き取るようにしているのて、等速ジヨイントの
ような開口部か奥部よりも絞られた成形品を一度の鍛造
加工て製造することができる特徴かある。
ざらに又、本発明は、パンチ加工部を二動作て縮径する
ので、成形品の内径部の最大径に対して開口径を格段に
小さく加工でき、この結果、成形品のボール転勤溝な深
くすることか可能となる。
このため、成形品か等速ジヨイントである場合はジヨイ
ントの精能を向上することかてきる。
この他、パンチの加工部を隙間なく集結させて成形加工
を行うのて、成形加工時に各パンチに”ずれ”がなく、
従って凹部内面の加工精度が高い成形品を得ることかで
きる特徴かある。
【図面の簡単な説明】
第1図から第4図は第1実施例てあって、第1図は加工
終了時の金型の断面図である。 第2図A、第2図B、第2図Cはパンチの加工部を加工
順に表わす平面図である。 第3図は加工後に第一のパンチを縮径した状態の断面図
である。 第4図は第一のパンチを縮径した後に第二のパンチを縮
径した状態の断面図である。 第5図から第7図は第2実施例てあって、第5図は加工
終了時の金型の断面図である。 第6図は加工後に第一、第二のパンチを縮径した状態の
断面図である。 第7図は支持リンクの断面図である。 第8図、第9図は第3実施例てあって、第8図は加工終
了時の金型の断面図である。 第9図は加工後にパンチを縮径した状態の断面図である
。 第10図はこの発明を適用しうる他の成形品例の断面図
である。 第11図は第10図の成形品を加工するためのパンチ加
工部の平面図である。 第12図Aは本発明の対象である等速ジヨイントの断面
図、第12図Bは同側面図である。 第13図Aは従来技術による金型の加工終了時の断面図
、第13図Bはパンチ縮径時の断面図である。 第14図は第13図Aにおいてパンチ加工部に素材を供
給したときの水平位置の断面図である。 第15図は従来技術による改良された素材の底面図であ
る。 特 許 出 願 人 アイダエンジニアリンク株式会社
代理人 弁理士 中   山     清FIG、73
A FIG、7−4 FIG、73B FIG、75

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)予備成形によって凹部が形成されかつ開口部に成
    形加工に必要な肉が付いている素材の凹部を複数に分割
    されたパンチ加工部に供給し、しごき加工によって等速
    ジョイントなど開口部が奥部よりも小径に絞られた成形
    品を製造する方法において、 一方の金型にダイスを具備し、他方の金型にパンチガイ
    ドと、該パンチガイドの外周部に軸方向に沿って相対移
    動可能でかつ周回り方向に複数に分割されたパンチ群を
    具備し、該パンチ群は第一及び第二のパンチを交互に配
    置し、各パンチの端部に加工部を形成し、第一のパンチ
    は隣接する第二のパンチとの適合部を放射方向に平行若
    しくは抜きテーパ構造にすると共に、各パンチは加工時
    に各加工部が隙間なく集結され、さらにパンチにはパン
    チガイドとの摺動面に第一と第二のパンチで長さを異に
    した逃げ溝を形成し、パンチの加工部に供給された素材
    の外径をしごき加工した後にパンチをパンチガイドに対
    して相対移動させ、最初に第一のパンチを縮径し、次い
    で第二のパンチを縮径してパンチを成形品から抜き取る
    ようにしたことを特徴とする製造方法。
  2. (2)特許請求の範囲第1項において、第一のパンチと
    第二のパンチは3本づつが交互に配置されていることを
    特徴とする製造方法。
  3. (3)特許請求の範囲第1項において、第二のパンチが
    2種のパンチを軸対称に交互に配置されていることを特
    徴とする製造方法。
  4. (4)特許請求の範囲第1項において、パンチガイドの
    周囲に配置されたパンチは棒状であって、円筒スライダ
    と一体に形成されたパンチ支持体の上に載置されており
    、前記パンチ支持体並びに円筒スライダがパンチガイド
    に摺動可能に設けられ、円筒スライダがパンチガイドの
    軸方向に移動することによって前記パンチがパンチガイ
    ドに対して相対移動するようにしたことを特徴とする製
    造方法。
  5. (5)特許請求の範囲第2項において、交互に配置され
    た第一のパンチと第二のパンチのうち、第二のパンチは
    パンチ支持体を貫通させたロッドと連結されており、前
    記ロッドは円筒スライダに形成した有底穴内に摺動可能
    に収容したピストンと結合され、円筒スライダが作動し
    て第一のパンチと共に作動した後、前記有底穴内のピス
    トンの移動により移動可能となっていることを特徴とす
    る製造方法。
  6. (6)一方の金型に設けたダイスと、他方の金型に設け
    たパンチガイドと、前記パンチガイドの外周部に軸方向
    に沿って移動可能でかつ周回り方向に複数に分割され上
    端に加工部を形成したパンチ群と、前記パンチ群を構成
    し周方向に配置された各パンチのうち何れか一方のパン
    チが他のパンチとの適合部が放射方向に平行若しくは抜
    きテーパ構造に形成された第一、第二のパンチと、前記
    各パンチにパンチガイドとの摺動面に形成し第一と第二
    のパンチでは長さを異にして形成された逃げ溝と、前記
    第一、第二のパンチを同時に移動させる移動機構と、前
    記パンチ群のうち第一のパンチが縮径可能な位置に達し
    た後に第二のパンチのみを移動させる移動機構とからな
    る等速ジョイントの製造装置。
  7. (7)特許請求の範囲第6項において、第二のパンチは
    第一のパンチに比べて脚部の長さが短く形成されており
    、第二のパンチと第二の移動機構との間にブロックが装
    着されていることを特徴とする製造装置。
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