JPH0685966B2 - 等速ジョイント及びその類似物の製造装置 - Google Patents

等速ジョイント及びその類似物の製造装置

Info

Publication number
JPH0685966B2
JPH0685966B2 JP63214425A JP21442588A JPH0685966B2 JP H0685966 B2 JPH0685966 B2 JP H0685966B2 JP 63214425 A JP63214425 A JP 63214425A JP 21442588 A JP21442588 A JP 21442588A JP H0685966 B2 JPH0685966 B2 JP H0685966B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
punch
punches
die
diameter
lower die
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP63214425A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0263630A (ja
Inventor
信行 石永
清司 杉本
隆志 中野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aida Engineering Ltd
Original Assignee
Aida Engineering Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aida Engineering Ltd filed Critical Aida Engineering Ltd
Priority to JP63214425A priority Critical patent/JPH0685966B2/ja
Publication of JPH0263630A publication Critical patent/JPH0263630A/ja
Publication of JPH0685966B2 publication Critical patent/JPH0685966B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Forging (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は等速ジョイント、さらに詳しくは等速ジョイン
トのアウタレースの製造装置に関するものである。
(従来の技術) 本発明の対象となる等速ジョイントは、例えば前輪駆動
自動車に使用されるジョイントであって、その名称が示
すように被駆動側の回転角が入力軸の回転角に対して進
みあるいは遅れが生じないように等速で回転力が伝達さ
れる軸のジョイントである。
第12図A、Bに等速ジョイントの代表的な例が示されて
いる。図において、等速ジョイントのアウタレース1は
ボールおよびケージ等を収容する凹部2を有している。
この凹部2は開口部が全周にわたって奥部よりも小径に
絞られている。又、凹部2の内壁には6条のボール収容
溝3およびボール収容溝に隣接してケージ収容部4が形
成されている。
アウタレースは、材料歩留りがよく省資源効果がある冷
間鍜造により製造する試みがなされるようになってき
た。冷間鍜造においては、開口部が未だ絞られていない
凹部をもった半成品の素材を金型に供給して鍜造加工に
よって最終形状に形成する。
等速ジョイントを鍜造加工によって製造する方法並びに
装置は公知である。第13図A、Bは従来技術による金
型、第14図はパンチ加工部に素材が供給されたときを示
している。従来技術における金型は、アウタレースの凹
部、すなわち、ボール収容溝を形成するためのパンチ10
が第14図に示すように溝の数と同数のパンチ群で構成さ
れており、各パンチ10はパンチガイド11の外周に配設さ
れると共に、パンチにより成形されるボール収容溝に隣
接した部分がケージ収容部となる。
パンチ10は枢軸12により先端の加工部が回動可能になっ
ている。13はしごき加工用ダイス、14はしごき加工され
た成形品、15はパンチ10を回動させるためのバネであ
る。
複数本に分割されたパンチ10はボール収容溝を成形する
加工部表面を具備し、パンチガイド11の周囲に配設され
てパンチ群を構成する。素材14は予じめ凹部が形成され
ており、凹部をパンチガイド11によって位置決めされた
パンチ群の加工部に内接させ、しごき加工用ダイス13に
より外径をしごいて成形品とする。加工終了後は、パン
チ10をパンチガイド11に対して相対移動させて加工部を
縮径し、成形品14の凹部からパンチ群の各加工部を抜き
取る。
従来技術では、加工終了後にパンチの加工部を縮径して
成形品から抜き取っているので、パンチガイドに位置決
めされた状態で、各パンチ間に隙間を設ける必要があ
る。このため、成形品には隙間に対応する位置に余肉に
よる隆起部が残ることになり、成形加工後に当該部分、
すなわち、ケージ収容部に相当する部分を機械加工によ
って隆起した部分を削り取る仕上げ作業を行っていた。
従って、従来技術においては製造が非能率的であるばか
りでなく、材料歩留りも悪いという問題がある。
又、従来技術においては、前記した隆起部がパンチの縮
径を妨げるなど、装置の動作不良を招くという問題もあ
る。
これらの問題点は、パンチを位置決めするときにパンチ
間に隙間を設けているからであるが、成形加工後にパン
チを縮径するためにはパンチ間に設ける隙間は避けられ
ない構成である考えられていた。
その後、成形加工後の機械加工をしなくてもよい加工法
が開発された。これは、第15図に示すように加工前の素
材16にボール収容溝16aに隣接するケージ収容部16bに相
当する部分に予じめ逃げ溝16cを形成しておき、縮径可
能に構成されたパンチ群の各パンチ間の隙間部分を前記
逃げ溝に位置させた状態でしごき加工し、成形加工によ
ってパンチ間の隙間の素材がケージ収容面より隆起する
のを防止するために逃げ溝内に隆起をとどめるようにし
たものであって、機械加工を不要とすることによる工程
数の削減を目的としたものである。
しかしながら、改良された方法では素材体積の微少量変
動によって隆起量が変化するため、成形加工後に機械加
工が不要となるような逃げ溝の幅、長さ、深さを理想的
に決めることが困難である。又、成形品に溝跡が残って
いてもよい製品の場合は当該部分が隆起しない程度の溝
を形成すればよいが、溝跡の存在が許されない場合に
は、成形後にケージ収容部から溝跡を削り取る機械加工
が必要となる。このため改良された発明においても加工
工程数、材料歩留りに関する問題点が、それ以前の従来
技術から改善されているとはいえないものであった。
本願発明者は、上記問題点を解決するために特願昭63−
155375(特公平3−41249)の発明を提案した。
提案された発明は、パンチガイドの外側に該パンチガイ
ドに沿って摺動可能な複数本のパンチを各パンチの加工
部を隙間なく集結してパンチ群を構成し、この加工部に
予備成形された素材(ワーク)を供給して外周部をしご
き加工したのち、成形品の取り出し時において当該成形
品と共にパンチ群をパンチガイドに対して相対移動さ
せ、その後、パンチ群を構成する各パンチを半数ずつパ
ンチガイドの軸心に向かって移動させると共に該パンチ
の加工部を縮径して成形品をパンチ群から取り出すよう
にしたものであって、パンチ群は、第1のパンチと第2
のパンチとの適合部が放射方向に対して平行もしくは抜
きテーパ形状に形成されており、又、第1のパンチと第
2のパンチが交互に配設されると共に交互に相対移動可
能としたものである。
この提案された発明においては、パンチが昇降時にふら
つく現象がみられたので、改良点として新たな問題とな
っている。
又、提案された発明は、パンチの昇降手段においても、
より安定した状態でパンチを昇降させることが望まれて
いる。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は、先に本願発明者が提案した発明を改良してパ
ンチの昇降運動を安定よく行わせ、さらに高い精度の成
形品が得られるようにした等速ジョイントの製造装置を
提供することを目的としている。
(課題を解決するための手段) 本発明において課題を解決するための第1の手段は、上
型に設けたダイスと、下型に設けたパンチガイドと、前
記パンチガイドの周囲に軸方向に相対移動するように設
けられかつ円周方向に分割されたパンチ群であって、各
パンチには上端部に加工部が形成され、該パンチ群は円
周方向に複数の第1のパンチと当該第1のパンチの間に
配設されている複数の第2のパンチとで構成されている
パンチ群と、前記パンチガイドと摺動自在なパンチ側面
に形成された逃げ溝であって、前記第1のパンチの逃げ
溝が前記第2のパンチの逃げ溝よりも長く形成されてい
る逃げ溝と、前記上型が前記下型に関して移動する方向
と同一方向に同時に第1のパンチのみを前記パンチガイ
ドに関して移動させて当該第1のパンチの加工部を縮径
させる第1の移動手段と、前記第1のパンチが縮径可能
な位置に達した後、前記上型が該下型に関して移動する
方向と同じ方向に前記第2のパンチのみを移動させて当
該第2のパンチの加工部を縮径させる第2の移動手段と
を具備し、前記第1及び第2のパンチは同じ長さであ
り、当該各パンチの加工部近傍に支持リングが設けられ
ており、該支持リングは内側部に形成した環状溝に第2
のパンチの外側部に形成した突起を係合させたことを特
徴とするものであり、 又、第2の手段は、上記第1及び第2のパンチは、第2
のパンチが第1のパンチよりも短く形成されており、該
第2のパンチの下端部に第1の移動手段である外側スラ
イダとの間にブロックを設け、第1及び第2のパンチは
上記外側スライダに設けられたパンチ保持筒内に支持さ
れていることを特徴とするものである。
(実施例) 第1〜4図は本願発明者が先に提案した発明を表わす。
第1図は成形用金型の断面図を示している。20はプレス
機械のスライド(図示しない)にセットされる上型、21
はプレス機械のボルスタ(図示しない)にセットされる
下型である。
上型20は上型ダイセットプレート22を有し、この上型ダ
イセットプレート22の下面に筒状の上型ホルダ23が固定
されており、又、上型ホルダ23の下端にしごき用ダイス
24が固定されている。ダイス24はその外周を押えリング
25を介してボルト26によって固定されている。27は上型
ホルダ23の中心空所に位置する成形品28を支持するため
のストッパで、バネ29によって空所内方向へ突出するよ
うに付勢されている。
下型21は下型ダイセットプレート30を有し、この下型ダ
イセットプレート30の上面に筒状の下型ホルダ31がボル
ト32によって固定されている。又、下型ホルダ31内にお
いて、下型ダイセットプレート30に設けたアンビル33の
中心部に棒状のパンチガイド34が当接されており、該パ
ンチガイド34はアンビル33の固定を兼ねた押えプレート
35により垂直に保持されている。
36は下型ホルダ31の上方内側に設けられた下型シリンダ
で、下端外周を押えリング37で保持され、押えリング37
を介してボルト38によって下型ホルダ31に固定されてい
る。なお、下型シリンダ36は下端で前記押えプレート35
を支持している。一方、下型シリンダ36の内部にはパン
チガイド34に沿って軸方向に摺動自在な円筒スライダ39
が収容されている。
円筒スライダ39は下端がピストン39aに形成されてい
て、該ピストン39aが下型シリンダ36の内壁と接合して
おり、又、下型シリンダ36の上端に形成された小径部36
aが円筒スライダ39の外壁と接合している。そしてこれ
らは何れも摺動自在であって、これにより、下型シリン
ダ36と円筒スライダ39との間に空気室40が形成されてい
る。さらに又、円筒スライダ39には、パンチガイド34と
の摺動部分の回りにリング状の有底穴41が設けられ、該
有底穴41の内部に摺動自在なリングピストン42が収容さ
れている。この他、前記円筒スライダ39は上方が下型シ
リンダ36の開口部から突出しており、円筒スライダ39の
上面には有底穴41を閉塞するパンチ支持体43がボルト44
によって固定されている。
又、円筒スライダ39には流体圧力の通路45,46が設けら
れ、該通路45,46はパンチ支持体43の側部に開口した給
排口47,48と接続されると共に、、通路45は有底穴41内
のリングピストン42によって上下に区画される室のうち
上室及び下型シリンダ36と円筒スライダ39との間の空気
室40に通じる供給口45a,45bが開口している。一方、通
路46はリングピストン42の下室と通じる供給口46aが開
口している。
パンチ支持体43の上面にはパンチ保持筒50がボルト51で
固定されており、パンチ保持筒50の内部に前記パンチガ
イド34の周囲に沿う複数のパンチ52,53が配設されてい
る。パンチは第1のパンチ52、第2のパンチ53が3本ず
つの6本でパンチ群を構成している。前記円筒スライダ
39、パンチ支持体43、パンチ保持筒50は互いに一体に構
成されており、又、パンチ52,53はパンチ支持体43の上
に載置されているので、円筒スライダ39の昇降によって
各パンチ52,53はパンチガイド34に沿って摺動しながら
昇降する。パンチ52,53は円筒スライダ39が下限位置に
ある時に、パンチ上端がパンチガイド34の頂部と同じ高
さになっている。そして、パンチ52,53は下降限におい
て上端部に形成された加工部52a,53aが隙間なく集結さ
れており、集結された加工部52a,53aとパンチガイド34
の頂部の形状が加工するアウタレースの凹部形状を構成
している。
パンチは第2図Aに示すように、第1のパンチ52と第2
のパンチ53とが交互に配設されており、加工部52a,53a
が隙間なく集結された状態で第1のパンチ52の加工部52
aが縮径できるように、当該加工部52aは、放射方向に対
して平行あるいは抜きテーパ形状に形成されている。
第1図において、第1のパンチ52と第2のパンチ53のパ
ンチガイド34との摺動側には軸方向に沿う溝54,55が形
成されており、第1のパンチには長い溝54が、第2のパ
ンチ53には短い溝55が形成されている。溝54,55は、パ
ンチの加工部の縮径を助けるためのものである。パンチ
52,53が上昇したとき、第1のパンチ52の長い溝54がパ
ンチガイド34の頂部よりも上方に達したときに、溝54は
第1のパンチ52のみを内側に向って傾斜して加工部52a
が縮径するのを助ける。又、第2のパンチ53が更に上昇
して短い溝55がパンチガイド34の頂部よりも上方向に達
したときに、溝55は第2のパンチ53が内側に向って傾斜
して加工部53aが縮径するのを助ける。
円筒スライダ39の穴41に収容されたリンググピストン42
にはパンチ支持体43を貫通させたロッド56が設けられ、
このロッド56は上端が第2のパンチ53と連結されてい
る。そして第1のパンチ52が上昇限に達した後にリング
ピストン42を上昇させるとロッド56を介して第2のパン
チ53が上昇する。
流体圧力としてはエア圧が適しているが、各部材を付勢
するために流体圧力によらずにバネを利用することもで
きる。
円筒スライダ39は、下型ダイセットプレート30に貫通さ
せた第1のノックアウトピン57、アンビル33の周囲に移
動可能に設けたリング状パッド58、押えプレート35を貫
通する第2のノックアウトピン59と接合しており、第2
のノックアウトピン59の作動で上昇する。
次に提案された発明によって成形加工する動作を説明す
る。まず、成形加工に先立って第1図に示すように、ノ
ックアウトピン57を下げると共に圧力流体の供給口47か
ら圧力流体を通路45へ供給して円筒スライダ39並びにリ
ングピストン42を下降し、これにより第1のパンチ52、
第2のパンチ53は共に下降限に達し、パンチガイド34の
頂部と各パンチ52,53の加工部52a,53aがパンチガイド34
の外周に隙間なく集結し成形用の金型を構成する(第2
図A参照)。
この時、しごき用ダイス24を含む上型20は上昇してい
る。次に、素材をパンチ52,53の外側に被せるように供
給する。素材は未だ開口部がしごかれてなく、開口部に
は成形加工に必要な肉が付いている。
第1図はスライドが下死点に達し、スライドと共に上型
20が下降して素材28の外周がしごき用ダイス24によって
しごき加工がなされ成形加工が終了した状態である。ス
ライドは上昇を開始し、スライドの上昇と共に第1のノ
ックアウトピン57が上昇してパッド58、第2のノックア
ウトピン59を介して円筒スライダ39を上昇し、第1及び
第2のパンチ52,53をパンチガイド34に沿って共に上昇
させる。この状態では有底穴41のリングピストン42によ
って区画される下室にはエア圧を供給しない。又、有底
穴41の上室並びに円筒スライダ39と下型シリンダ36の間
に形成されている空気圧40に供給されていたエア圧は供
給口47から排出する。
パンチ52,53が上昇し、第1のパンチ52の内側に形成さ
れた長い溝54の端がパンチガイド34の頂部に達すると、
第1のパンチ52の加工部52aが内側に向って傾斜する。
従って、第1のパンチ52の加工部52aは成形時の位置か
ら縮径され、第1のパンチ52の加工部52aは成形時の位
置から縮径され、第1のパンチ52のみが素材凹部の開口
部から抜き取ることが出来る状態となる(第2図B、第
3図参照)。
上型20を上昇させると共に、圧力流体の供給口48から通
路46へエア圧を供給し、リングピストン42を上昇させ
る。リングピストン42はロッド56によって第2のパンチ
53を上昇させ、第2のパンチ53の内側に形成された短い
溝55の端がパンチガイド34の頂部に達すると、第2のパ
ンチ53の加工部53aが内側に向って傾斜する。これによ
って第2のパンチ53の加工部53aも縮径され、従って、
素材凹部の開口部から第1及び第2のパンチ52,53は共
に抜き取ることができる状態となる(第2図C、第4図
参照)。
パンチの抜き取り後、ストッパ27は成形品28の下端と係
合し、上型の上昇中に成形品28を支持する。成形品28は
パンチ52,53から取出し可能となった後に上型から排出
される。
第5〜7図は本発明の第1実施例を表わす。120は上
型、121は下型を示している。上型120は上型ダイセット
プレート122に上型ホルダ123が固定され、又、上型ホル
ダ123の下端にはダイス124が固定されている。下型121
は下型ダイセットプレート130筒状の下型ホルダ131が固
定されている。下型ホルダ131の内部中心にパンチガイ
ド134が設けられ、パンチガイドは下型ダイセットプレ
ート130に固定されている。
下型ホルダ131はシリンダ形状をしており、内部に円筒
スライダ139、パンチ支持体143、パンチ保持筒150がボ
ルト締めにより一体に形成された状態で摺動自在に収容
されている。又、パンチ支持体143の上面には、第1の
パンチ152、第2のパンチ153が3本ずつ交互に配設され
た6本のパンチでパンチ群が構成されている。前記円筒
スライダ139の下端はピストン139aに形成されており、
該ピストン139aと下型ホルダ131との間にシリンダ室131
aが形成されている。この他、円筒スライダ139にはリン
グ状の有底穴141が形成され、さらに有底穴141内にはリ
ングピストン142が収容されている。
一方、パンチ支持体143は下型ホルダ131の上部に形成さ
れた空気室140内に摺動自在である。又、前記シリンダ
室131aはピストン139aによって上室、下室に区分され、
シリンダ室131aの上室にエア圧などの流体圧力を供給す
るのは通路145であり、シリンダ室131aの下室は通路146
により大気に開放されている。
158は円筒スライダ139を押上げる第1のノックアウトピ
ン、159はリングピストン142と第2のパンチ153とを連
結した第2のノックアウトピンである。
パンチ152,153の互いの接触面の形状は提案された先頭
発明と同じである。又、第1実施例ではパンチ152,153
に嵌めた支持リング160が設けられている。前記支持リ
ング160は第2のパンチ153の外側に形成した突起161が
当該支持リング160の内側に形成した環状溝に係合して
いてパンチと共に昇降できるようになっている。なお、
素材128はノックアウトロッド162で常時下方に付勢され
ている。
第1実施例において、ノックアウトロッド162はプレス
のスライドが下死点から上昇するにつれて成形品をダイ
ス124から排出しポンチ側に残す。又、支持リング160は
第2のパンチ153と共に昇降し、パンチから解放された
成形品を支持している。
第1のノックアウトピン158の上昇並びにパンチ支持体1
43の上昇によってパンチ152,153が成形品と共に上昇
し、第1のパンチ152がパンチガイド134の上方で縮径す
る。次いで、圧力流体によってリング状ピストン142が
上昇すると第2のノックアウトピン159が第2のパンチ1
53のみを上昇させ、第2のパンチ153は上昇限で第1の
パンチ152よりも上方位置で縮径し、この状態でパンチ
から成形品を取り出す(第6図参照)。
この後、供給口147より圧力流体を導入し、リングピス
トン142を下げると共に、供給口147より圧力流体を排出
し、かつノックアウトピン158を下げることによってパ
ンチ152,153を待機位置に戻す。
なお、この第1実施例においては、各パンチ152,153の
加工部近傍に支持リング160が嵌合されているので、各
パンチは昇降時にふらつくようなことがなく安定よく昇
降する。
第8〜9図は本発明の第2実施例であって、第2のパン
チ253が第1のパンチ252よりも短く形成されており、第
2のパンチ253の下端には円筒スライダ239との間にブロ
ック270が装着されている。
第2実施例では、第2のパンチ253を第1のパンチ252よ
りも遅れたタイミングで上昇させる動作を、円筒スライ
ダ239の上昇によって行うものである。
下型ホルダ231にはホルダから出入する外側スライダ271
が設けられており、この外側スライダ271の上端にパン
チ252,253のパンチ保持筒250が設けられている。又、前
記ブロック270は上端が段部に形成されていて、この段
部が外側スライダ271と係合している。
このため、外側スライダ271を上昇させると第2のパン
チ253のみが上昇する。なお、外側スライダ271の昇降は
下型ホルダ231が形成するシリンダ内に供給される流体
圧力によってなされる。なお、この第2実施例では、第
2のパンチ253の上昇を外側スライダ271の上昇で行うの
で、パンチを提案された先願発明に比べて安定よく上昇
させることができる。
第10図は、開口部が中央より小径に絞られた製品の他の
例であり、球面ころ軸受の外輪を示している。この製品
例に対しても、パンチの加工部を隙間なく製品の形状と
同一にすることにより本発明の適用が可能である。な
お、第11図は第10図の成形品を加工する成形用のパンチ
群を表わしている。
成形品300は球面ころ軸受の外輪で、パンチ群は8つに
分割されており、第1のパンチ301と第2のパンチ302、
第3のパンチ303の3種類で構成されている。第2のパ
ンチ302と第3のパンチ303は軸対称に交互に配置され、
第2及び第3のパンチ302,303の間に第1のパンチ301が
配置される。
パンチ加工部の縮径は、まず最初に第1のパンチ301が
縮径し、次いで、第2及び第3のパンチ302,303が同時
に縮径する。
(発明の効果) 本発明は、パンチ群を構成する各パンチの加工部近傍に
支持リングを嵌合し、該支持リングの内側部に形成した
環状溝に第2のパンチの外側部に形成した突起を係合さ
せたものであるから、パンチの昇降運動を安定よく行わ
せることができ、このため高精度の成形品が得られるも
のである。
又、本発明は、第1及び第2のパンチを第1のパンチよ
りも短く形成し、当該第2のパンチの下端部に昇降運動
を行う外側スライダとの間にブロックを設け、、第1及
び第2のパンチは上記外側スライダに設けたパンチ保持
筒と共に昇降できるようにしたものであるから、パンチ
の昇降運動をさらに安定よく行わせることができ、従っ
て精度の高い成形品が得られるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図から第4図は本願発明者が提案した先願発明であ
って、第1図は加工終了時の金型の断面図である。 第2図A、第2図B、第2図Cはパンチの加工部を加工
順に表わす平面図である。 第3図は加工後に第1のパンチを縮径した状態の断面図
である。 第4図は第1のパンチを縮径した後に第2のパンチを縮
径した状態の断面図である。 第5図から第7図は本発明の第1実施例であって、第5
図は加工終了時の金型の断面図である。 第6図は加工後に第1及び第2のパンチを縮径した状態
の断面図である。 第7図は支持リングの断面図である。 第8図、第9図は本発明の第2実施例であって、第8図
は加工終了時の金型の断面図である。 第9図は加工後にパンチを縮径した状態の断面図であ
る。 第10図はこの発明を適用しうる他の成形品例の断面図で
ある。 第11図は第10図の成形品を加工するためのパンチ加工部
の平面図である。 第12図Aは本発明の対象である等速ジョイントの断面
図、第12図Bは同側面図である。 第13図Aは従来技術による金型の加工終了時の断面図、
第13図Bはパンチ縮径時の断面図である。 第14図は第13図Aにおいてパンチ加工部に素材を供給し
たときの水平位置の断面図である。 第15図は従来技術による改良された素材の底面図であ
る。 20……上型、21……下型 22……上型ダイセットプレート 23……上型ホルダ、24……しごき用ダイス 25……押えリング、26……ボルト 27……ストッパ、28……成形品 29……バネ 30……下型ダイセットプレート 31……下型ホルダ、32……ボルト 33……アンビル、34……パンチガイド 35……押えプレート、36……下型シリンダ 37……押えリング、38……ボルト 39……円筒スライダ、40……空気室 41……有底穴、42……リングピストン 43……パンチ支持体、44……ボルト 45,46……通路、47,48……給排口 50……パンチ保持筒、51……ボルト 52……第1のパンチ、53……第2のパンチ 54,55……溝、56……ロッド 57……第1のノックアウトピン 58……リング状パッド 59……第2のノックアウトピン 120……上型、121……下型 122……上型ダイセットプレート 123……上型ホルダ、124……ダイス 128……素材 130……下型ダイセットプレート 131……下型ホルダ、134……パンチガイド 139……円筒スライダ、140……空気室 141……有底穴、142……リングピストン 143……パンチ支持体、145,146……通路 147……供給口 150……パンチ保持筒、152……第1のパンチ 153……第2のパンチ 158……第1のノックアウトピン 159……第2のノックアウトピン 160……支持リング、161……突起 162……ノックアウトロッド、231……下型ホルダ 239……円筒スライダ、250……パンチ保持筒 252……第1のパンチ、253……第2のパンチ 270……ブロック、271……外側スライダ 300……成形品、301……第1のパ302……第2のパン
チ、303……第3のパンチ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上型(20,120)に設けたダイス(24,124)
    と、 下型(21.121)に設けたパンチガイド(34,134)と、 前記パンチガイド(34,134)の周囲に軸方向に相対移動
    するように設けられかつ円周方向に分割されたパンチ群
    であって、各パンチには上端部に加工部が形成され、該
    パンチ群は円周方向に複数の第1のパンチ(52,152)と
    当該第1のパンチ(52,152)の間に配設されている複数
    の第2のパンチ(53,153)とで構成されているパンチ群
    と、 前記パンチガイド(34,134)と摺動自在なパンチ側面に
    形成された逃げ溝であって、前記第1のパンチの逃げ溝
    が前記第2のパンチの逃げ溝よりも長く形成されている
    逃げ溝(54,55)と、 前記上型(20,120)が前記下型(21,121)に関して移動
    する方向と同一方向に同時に第1のパンチ(52,152)の
    みを前記パンチガイド(34,134)に関して移動させて当
    該第1のパンチの加工部を縮径させる第1の移動手段
    (57,58,59,39)と、 前記第1のパンチが縮径可能な位置に達した後、前記上
    型(20,120)が該下型(21,121)に関して移動する方向
    と同じ方向に前記第2のパンチ(53,153)のみを移動さ
    せて当該第2のパンチの加工部を縮径させる第2の移動
    手段(46,42,56)とを具備し、 前記第1及び第2のパンチ(52,152,53,153)は同じ長
    さであり、当該各パンチの加工部近傍に支持リング(16
    0)が設けられており、該支持リング(160)は内側部に
    形成した環状溝に第2のパンチ(53,153)の外側部に形
    成した突起(161)を係合させたことを特徴とする等速
    ジョイント及びその類似物の製造装置。
  2. 【請求項2】上記第1及び第2のパンチは、第2のパン
    チ(253)が第1のパンチ(252)よりも短く形成されて
    おり、該第2のパンチ(253)の下端部に第1の移動手
    段である外側スライダ(271)との間にブロック(270)
    を設け、第1及び第2のパンチは上記外側スライダ(27
    1)に設けられたパンチ保持筒(250)内に支持されてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の等速ジョイント及
    びその類似物の製造装置。
JP63214425A 1988-08-29 1988-08-29 等速ジョイント及びその類似物の製造装置 Expired - Fee Related JPH0685966B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63214425A JPH0685966B2 (ja) 1988-08-29 1988-08-29 等速ジョイント及びその類似物の製造装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63214425A JPH0685966B2 (ja) 1988-08-29 1988-08-29 等速ジョイント及びその類似物の製造装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0263630A JPH0263630A (ja) 1990-03-02
JPH0685966B2 true JPH0685966B2 (ja) 1994-11-02

Family

ID=16655578

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63214425A Expired - Fee Related JPH0685966B2 (ja) 1988-08-29 1988-08-29 等速ジョイント及びその類似物の製造装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0685966B2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0341249A (ja) * 1989-07-07 1991-02-21 Nissan Motor Co Ltd 手動変速機の潤滑機構

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0263630A (ja) 1990-03-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0358784B1 (en) Apparatus for manufacturing a constant velocity joint
US5606887A (en) Apparatus and method for cold forming an L-shaped lead alloy battery terminal
US4648727A (en) Antifriction bearing assembly for a die set or the like
JPS5944138B2 (ja) 自在接手の外輪のしごき加工法及び装置
JPH0857563A (ja) バーリング加工方法
JPS6341666B2 (ja)
JPH0685966B2 (ja) 等速ジョイント及びその類似物の製造装置
JPH08507474A (ja) 絞られた金属カップの高速成型のための工具装置並びに方法
US20040065129A1 (en) Method for forming a groove and flow-forming machine
KR930005410B1 (ko) 등속조인트 및 그 유사물의 제조장치
JP2592139B2 (ja) 等速ジョイント外輪の製造方法および製造装置
JP2000167641A (ja) 軸受素形材の形成方法および形成用素材
US4604886A (en) Method and apparatus for single step formation of spherical retainer
EP0162851B1 (en) Antifriction bearing assembly for a die set or the like
JPH0224616B2 (ja)
KR0169826B1 (ko) 테이퍼 롤러 베어링의 리테이너 제조방법
US4674314A (en) Method and apparatus for single step formation of spherical retainer
JP3709327B2 (ja) 鍛造装置
JPH091258A (ja) タレットパンチプレス機による軟質材料及び軟質積層材料の孔あけ方法
JPS63224833A (ja) 成形用金型
JP3910329B2 (ja) 成形装置
JPS6297720A (ja) しごき加工装置
JP2831090B2 (ja) 冷間塑性加工法
JPH0747159Y2 (ja) 焼付き防止加工を施した鍛造・圧造工具
JP2515527Y2 (ja) 座ぐり穴付き軸の鍛造装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees