JPH026356B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH026356B2
JPH026356B2 JP56030176A JP3017681A JPH026356B2 JP H026356 B2 JPH026356 B2 JP H026356B2 JP 56030176 A JP56030176 A JP 56030176A JP 3017681 A JP3017681 A JP 3017681A JP H026356 B2 JPH026356 B2 JP H026356B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
methyl
indole
azepino
benzoyl
carboxylate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP56030176A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS57144286A (en
Inventor
Shinichi Nakatsuka
Toshio Goto
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takeda Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Takeda Chemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takeda Chemical Industries Ltd filed Critical Takeda Chemical Industries Ltd
Priority to JP56030176A priority Critical patent/JPS57144286A/ja
Publication of JPS57144286A publication Critical patent/JPS57144286A/ja
Publication of JPH026356B2 publication Critical patent/JPH026356B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/55Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups

Landscapes

  • Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はすぐれた薬理作用を示し、またインド
ールアルカロイド類の合成中間体としても有用な
新規アゼピノインドール誘導体、ならびに新規閉
環反応による当該化合物の製造法を提供するもの
である。
本発明化合物の基本骨格であるアゼピノインド
ール化合物としては、カビの一種クラビセプス
フシフオルミス(Claviceps fusiformis)から単
離されたクラビシピチン酸((clavicipiticacid)
のみが知られているに過ぎず、その生理活性も不
明である。またアゼピノインドール骨核の合成法
についてもこれまで全く知られていないが、これ
はインドール環上の4位が化学的に不活性で、こ
の位置に適当な置換基を導入するのが困難である
ことによると考えられる。また3位置換インドー
ル類の閉環反応では、より活性な2位へ閉環し、
4位へ閉環するのは通常不可能である。
しかし本発明者らは鋭意研究した結果、容易に
入手できる3位置換インドールを出発原料とし、
2位には全く閉環せず、選択的に4位とのみ閉環
してアゼピノインドール骨格を合成するという新
規な反応の開発に成功し、かつ得られた新規なア
ゼピノインドール誘導体に冠動脈拡張作用を見出
し本発明を完成した。
すなわち、本発明は冠動脈拡張作用を有し、か
つ種々のインドールアルカロイド類の合成中間体
となりうる一般式() 〔式中、R、R2はそれぞれ水素または低級アル
キルを、R1はベンゾイルを、〓は一重または二
重結合を示す〕で表わされるアゼピノインドール
誘導体である。本明細書においては、一般式
() 〔式中、R′は保護基または低級アルキルを、R1
はベンゾイルを、R2′は低級アルキルを、Xは脱
離基を示す〕で表わされる化合物を閉環反応に付
し、必要により脱保護基、加水分解または/およ
び還元処理することを特徴とする一般式()で
表わされる化合物の製造法をも示す。
一般式()中RおよびR2で表わされる低級
アルキルとしてはメチル、エチル、i−プロピ
ル、ブチル、sec−ブチル、t−ブチル、ペンチ
ル、ヘキシルなどがあげられ、とりわけC1-4のも
のが好ましい。R1はベンゾイルを示す。
一般式()中R′で表わされる保護基は反応
後水素に変換できる基であればいずれでもよい。
たとえば、低級アルコキシメチル基が好適で、そ
の低級アルキル部分がメチル、エチル、プロピ
ル、i−プロピルなどC1-3のものが好ましい。
R1としての低級アルキルは上記Rで示した低級
アルキルと同様のものが好ましい。R2′で表わさ
れる低級アルキルは上記R2で示した低級アルキ
ルと同様のものが好ましい。Xで示される脱離基
は本発明の閉環反応を遂行できるものであればい
ずれでもよく、たとえば低級アルコキシル(例、
メトキシ、エトキシ、プロポキシ、i−プロポキ
シなどC1-3のもの)が好都合に用いられる。()
の側鎖の二重結合においてE型およびZ型の異性
体が存在しうるが、どちらの異性体を用いても全
く同様に閉環体を得ることができるので、両者の
混合物をそのまま用いることもできる。
化合物()の閉環反応は通常酸性条件下に行
なわれ、とりわけ、反応系を無水の条件に保ち、
かつ生成するアルコールを除くために酸無水物の
共存下に行なうことが好ましい。酸としては無機
酸、有機酸を用いることができるが、ギ酸、酢
酸、プロピオン酸、トリフロロ酢酸などの有機酸
が好都合であり、酸無水物としては無水酢酸、無
水プロピオン酸、無水トリフロロ酢酸など低級カ
ルボン酸(C1-3)の無水物またはこれらの混合無
水物が有利に用いられる。
反応に際しては通常、化合物()1モルに対
し酸を0.1モル〜10モル程度加え、酸無水物を1
モル〜10モル程度加えるのが有利である。
反応は加熱下で有利に進行し、通常室温〜120
℃で行なわれるが、原料の性質などによりこれ以
下あるいはこれ以上の温度を選択することもでき
る。
反応後生成した化合物()は通常の方法で精
製することができるが、さらに保護基の脱離、加
水分解、還元処理が必要なときは、精製すること
なくそのままかかる処理に付すこともできる。
R′としての保護基の脱離は、用いた保護基の
種類により公知の手段をそれぞれ適用することが
できる。R′が低級アルコキシメチルの場合、閉
環反応中に用いた酸あるいは酸無水物により対応
するアルカノイルオキシメチルに変化する場合が
あり、低級アルコキシメチルのままのときは酸
(例、塩酸、硫酸、トリフロロ酢酸)により、ア
ルカノイルオキシメチルに変化したときは塩基
(例、濃アンモニア水、水酸化ナトリウム、水酸
化カリウム)により容易に脱離することができ
る。
エステルの加水分解は、例えば無機塩基(例、
水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリ
ウム)により有利に実施することができる。
7員環上の二重結合は必要により選択的に飽和
することができ、通常接触還元するのが有利であ
る。接触還元は例えば、メタノール、エタノー
ル、プロパノールなど低級アルカノール類、エチ
ルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサンな
どのエーテル類、酢酸などのほか、これらの混合
液またはこれらと水との混合液に原料を溶解もし
くは懸濁し、触媒(例、パラジウム、パラジウム
−炭素、酸化白金)の存在下水素気流中で有利に
行なうことができる。
かくして生成する化合物は、自体公知の分離精
製手段(例、分配、抽出、再沈澱、再結晶、カラ
ムクロマトグラフイー)によつて反応液から単離
することができる。
本発明により得られるアゼピノインドール類は
例えば以下の化合物である。
5−アセチル−5,6−ジヒドロ−1H−アゼ
ピノ〔5,4,3−cd〕インドール−4−カル
ボン酸メチル 5−アセチル−3,4,5,6−テトラヒドロ
−1H−アゼピノ〔5,4,3−cd〕インドール
−4−カルボン酸 5,6−ジヒドロ−5−プロピオニル−1H−
アゼピノ〔5,4,3−cd〕インドール−4−
カルボン酸エチル 5−ブチリル−3,4,5,6−テトラヒドロ
−1−メチル−1H−アゼピノ〔5,4,3−cd〕
インドール−4−カルボン酸メチル 5−(2−クロロベンゾイル)−5,6−ジヒド
ロ−1H−アゼピノ〔5,4,3−cd〕インドー
ル−4−カルボン酸 5−ベンゾイル−5,6−ジヒドロ−1H−ア
ゼピノ〔5,4,3−cd〕インドール−4−カ
ルボン酸メチル 5−ベンゾイル−3,4,5,6−テトラヒド
ロ−1H−アゼピノ〔5,4,3−cd〕インドー
ル−4−カルボン酸メチル 5−ベンゾイル−3,4,5,6−テトラヒド
ロ−1H−アゼピノ〔5,4,3−cd〕インドー
ル−4−カルボン酸 5−ベンゾイル−5,6−ジヒドロ−1−メチ
ル−1H−アゼピノ〔5,4,3−cd〕インドー
ル−4−カルボン酸メチル 5,6−ジヒドロ−5−(3,4−ジメトキシ
ベンゾイル)−1H−アゼピノ〔5,4,3−cd〕
インドール−4−カルボン酸エチル 5−ベンゾイル−3,4,5,6−テトラヒド
ロ−1−メチル−1H−アゼピノ〔5,4,3−
cd〕インドール−4−カルボン酸メチル 5−(4−プロモベンゾイル)−1−エチル−
3,4,5,6−テトラヒドロ−1H−アゼピノ
〔5,4,3−cd〕インドール−4−カルボン酸 本発明のアゼピノインドール誘導体()は、
文献未載の新規化合物で、すぐれた冠動脈拡張作
用を有し、しかも降圧作用などの副作用が少な
く、かつ低毒性であり、たとえば哺乳動物の冠不
全、狭心症、心筋硬塞などの虚血性心疾患の治療
薬などとして有用である。
本発明の目的化合物をこれらの医薬として用い
る場合、それ自体あるいは適宜の薬学的に許容さ
れる担体、賦形剤、希釈剤と混合し、粉末、顆
粒、錠剤、カプセル剤、注射剤などの形態で経口
的または非経口的に投与することができる。投与
量は対象疾患、投与ルートによつても異なるが、
たとえば冠不全症治療の目的で成人に経口的に投
与する場合、体重1Kg当り約1〜10mg/日の投与
量が有利である。
閉環反応に用いる原料化合物()は、例えば
化合物() 〔式中、R′は前記と同意義である〕に化合物
() 〔式中、R1、R2′、Xはそれぞれ前記と同意義で
ある〕を反応させることにより製造することがで
きる。
本反応は通常二段階に進行し、まず()と
()とのアルドール縮合により化合物() (式中、R′、R1、R2′、Xはそれぞれ前記と同意
義である)が生成し、さらに脱水反応により
()を生成する。したがつて一たん()を単
離しても、あるいは単離せずに一挙に()に導
いてもよい。()と()とを溶媒中強塩基の
存在下低温(約−78℃〜0℃)で反応させれば
()が生成し、これをさらに加温(約40℃〜100
℃)するか、あるいはメタンスルホニルクロリ
ド、ベンゼンスルホニルクロリド、p−トルエン
スルホニルクロリドなどのスルホン酸ハライドを
約0℃〜40℃で反応させることにより()は容
易に脱水し()を生成する。本アルドール縮合
に用いる強塩基としてはリチウムジイソプロピル
アミド(LDA)、水素化ナトリウム、ナトリウム
アミド、ナトリウムメチラートなどが、溶媒とし
てはテトラヒドロフラン、ジメトキシエタンなど
がそれぞれ用いられる。かくして得られる()
はE体、Z体の混合物として得られるので、必要
により両者を分離して用いても、あるいは混合物
のまま用いてもよい。
以下に、本発明を参考例、実施例によりさらに
具体的に説明するが、これらは本発明の範囲を制
限するものではない。
参考例 1 馬尿酸メチル10gを乾燥ジメチルホルムアミド
100mlに溶かし、水素化ナトリウム(50%油性)
2.3gを加えた。室温で1時間撹拌後−78℃に冷
却し、クロルメチルメチルエーテル10mlを滴下し
た。さらに室温で1時間撹拌した後飽和重曹水を
加え、ジクロルメタンで抽出した。溶媒を留去
し、シリカゲルカラムクロマト(酢酸エチル−ヘ
キサン)で精製し、N−メトキシメチル馬尿酸メ
チルの油状物9.2gを得た。m/e237(M+)。
NMR(DMSO−d6、150℃)ppm:3.26(3H、
s)、3.76(3H、s)、4.29(2H、s)、4.80(2H、
s)、7.61(5H、s)。
参考例 2 N−メトキシメチル馬尿酸メチル1.0gを無水
テトラヒドロフラン50mlに溶かし、−78℃に冷却
下、0.3N−リチウムジイソプロピルアミド溶液
16.9mlを加えた。1分後1−メチルインドール−
3−アルデヒド(0.74g)のテトラヒドロフラン
(1ml)溶液を加え、0℃で30分撹拌した。つい
でメタンスルホニルクロリド(0.39ml)を加え、
室温で1時間撹拌した後、飽和重曹水を加え、ジ
クロルメタンで抽出した。抽出液を無水硫酸ナト
リウムで乾燥後、溶媒を留去し、残留物をシリカ
ゲルカラムクロマト(酢酸エチル−ヘキサン)に
付し(Z)−α−(N−メトキシメチルベンズアミ
ド)−β−1−メチル−3−インドリル)アクリ
ル酸メチル1.23gおよび(E)−α−(N−メトキシ
メチルベンズアミド)−β−(1−メチル−3−イ
ンドリル)アクリル酸メチル0.13gを得た。
Z体:融点142−143℃(メタノールから再結
晶)。
元素分析 C(%) H(%) N(%) 計算値 69.82 5.86 7.40 C22H22O4N2 実測値 69.81 5.93 7.34 m/e378(M+)。IRνKBr naxcm-1:1710、1645、
1620。NMR(CDCl3)ppm:3.54(3H、s)、3.66
(3H、s)3.90(3H、s)、5.00(1H、d、J=9
Hz)、5.33(1H、d、J=9Hz)、7.0−7.5(8H、
m)、7.75(1H、br、d、J=7Hz)、7.84−(1H、
s)7.89(1H、s)。
E体:油状物。m/e378(M+)。
参考例 3 参考例2と全く同様にして1−メトキシメチル
インドール−3−アルデヒドとN−メトキシメチ
ル馬尿酸メチルとを縮合しα−(N−メトキシメ
チルベンズアミド)−β−(1−メトキシメチル−
3−インドリル)アクリル酸メチルをE体および
Z体の混合物として得た。シリカゲルカラムクロ
マトで精製しZ体を結晶として収率77%で得た。
融点125−127℃(メタノールから再結晶)。
元素分析 C(%) H(%) N(%) 計算値 67.63 5.92 6.86 C23H24O5N2 実測値 67.29 5.96 6.67 m/e408(M+)。IRνKBr naxcm-1:1720、1660。
NMR(CDCl3)ppm:3.31(3H、s)、3.53(3H、
s)、3.70(3H、s)、5.10(1H、d、J=10Hz)、
5.40(1H、d、J=10Hz)、5.54(2H、s)、7.0−
7.8(9H、m)、7.87(1H、s)、8.00(1H、s)。
実施例 1 無水条件下、(Z)−α−(N−メトキシメチル
ベンズアミド)−β−(1−メチル−3−インドリ
ル)アクリル酸メチル100mgを無水酢酸2.5mlに溶
かし、ギ酸2.5mlを加えた。80℃で2時間加熱後
溶媒留去した。薄層クロマトグラフイー(展開溶
媒:酢酸エチル)で分離しメタノールから再結晶
して5−ベンゾイル−5,6−ジヒドロ−1−メ
チル−1H−アゼピノ〔5,4,3−cd〕インド
ール−4−カルボン酸メチル81.5mg(89%)を得
た。融点211−213℃)。
元素分析 C(%) H(%) N(%) 計算値 72.82 5.24 8.09 C21H18O3N2 実測値 72.70 5.26 8.25 m/e346(M+)。IRνKBr naxcm-1:1705、1645、
1610。NMR(CDCl3)ppm:3.48(3H、s)、3.81
(3H、s)3.97(1H、d、J=15Hz)、6.01(1H、
d、J=15Hz)7.1−7.3(8H、m)、7.29(1H、
s)、7.52(1H、s)。
実施例 2 実施例1と全く同様にして、(E)−α−(N−メ
トキシメチルベンズアミド)−β−(1−メチル−
3−インドリル)アクリル酸メチルから5−ベン
ゾイル−5,6−ジヒドロ−1−メチル−1H−
アゼピノ〔5,4,3−cd〕インドール−4−
カルボン酸メチルを収率87%で得た。
実施例 3 無水条件下、(Z)−α−(N−メトキシメチル
ベンズアミド)−β−(1−メトキシメチル−3−
インドリル)アクリル酸メチル100mgを無水酢酸
2.5mlに溶かし、ギ酸2.5mlを加え、90℃で2時間
加熱した。室温で溶媒を留去し、残渣をアセトン
に溶解して濃アンモニア水0.5mlを加えた。室温
で30分間撹拌した後室温で溶媒を留去した。薄層
クロマトグラフイー(展開溶媒:酢酸エチル)で
分離後メタノールから再結晶して、5−ベンゾイ
ル−5,6−ジヒドロ−1H−アゼピノ〔5,4,
3−cd〕インドール−4−カルボン酸メチル63.5
mgを得た。融点255−257℃。
元素分析 C(%) H(%) N(%) 計算値 72.28 4.85 8.43 C20H16O3N2 実測値 72.01 5.01 8.13 m/e332(M+)。IRνKBr naxcm-1:3390、1695、
1650、1620。NMR(CDCl3)ppm:3.44(3H、
s)、4.04(1H、d、J=15Hz)、6.04(1H、d、
J=15Hz)、7.0−7.5(9H、m)、7.62(1H、s)、
10.04(1H、br.s)。
実施例 4 5−ベンゾイル−5,6−ジヒドロ−1−メチ
ル−1H−アゼピノ〔5,4,3−cd〕インドー
ル−4−カルボン酸メチル100mgをメタノール5.0
mlに溶かし、10%パラジウム−炭素50mgを加えフ
ラスコ内を水素で置換した。60℃で3時間加熱撹
拌後、過剤を用い触媒を去し溶媒を留去し
た。残渣を薄層クロマトグラフイー(展開溶媒:
酢酸エチル)で分離してメタノールから再結晶
し、5−ベンゾイル−3,4,5,6−テトラヒ
ドロ−1−メチル−1H−アゼピノ〔5,4,3
−cd〕インドール−4−カルボン酸メチル95.5mg
を得た。融点160−161℃。
元素分析 C(%) H(%) N(%) 計算値 72.39 5.79 8.04 C21H20O3N2 実測値 72.21 5.91 7.98 m/e348(M+)。IRνKBr naxcm-1:1755、1635。
NMR(CDCl3)ppm:3.52(2H、m)、3.74(3H、
s)3.82(3H、s)、4.62(1H、d、J=18Hz)、
5.00(1H、m)、5.10(1H、d、J=18Hz)6.47
(1H、br.d、J=7Hz)、6.89(1H、s)、6.9−7.5
(7H、m)。
実施例 5 実施例4と全く同様にして、5−ベンゾイル−
5,6−ジヒドロ−1H−アゼピノ〔5,4,3
−cd〕インドール−4−カルボン酸メチルを10
%パラジウム炭素を触媒として接触還元し、生成
物をメタノールから再結晶することにより5−ベ
ンゾイル−3,4,5,6−テトラヒドロ−1H
−アゼピノ〔5,4,3−cd〕インドール−4
−カルボン酸メチルを収率95%で得た。
融点178−179℃。
元素分析 C(%) H(%) N(%) 計算値 71.84 5.43 8.38 C20H18O3N2 実測値 71.73 5.45 8.52 m/e334(M+)。IRνKBr naxcm-1:3400、1725、
1625。NMR(CDCl3)ppm:3.56(2H、m)、3.84
(3H、s)4.64(1H、d、J=17Hz)、5.04(1H、
m)、5.12(1H、d、J=17Hz)、6.50(1H、d、
J=7Hz)、6.95−7.40(8H、m)、8.20(1H、br.
s)。
実施例 6 本発明化合物()をたとえば冠不全、狭心
症、心筋硬塞などの虚血性心疾患治療薬として使
用する場合、たとえば次のような処方によつて用
いることができる。
1 錠剤 (1) 5−ベンゾイル−5,6−ジヒドロ−1−
メチル−1H−アゼピノ〔5,4,3−cd〕
インドール−4−カルボン酸メチル 20mg (2) ラクトース 35mg (3) コーンスターチ 150mg (4) 微結晶セルロース 30mg (5) ステアリン酸マグネシウム 5mg 1錠240mg (1)、(2)、(3)と(4)の2/3および(5)の1/2を混和
後、顆粒化する。残りの(4)および(5)をこの顆粒
に加えて錠剤に加圧成型する。
2 カプセル剤 (1) 5−ベンゾイル−3,4,5,6−テトラ
ヒドロ−1H−アゼピノ〔5,4,3−cd〕
インドール−4−カルボン酸メチル 20mg (2) ラクトース 100mg (3) 微結晶セルロース 70mg (4) ステアリン酸マグネシウム 10mg 1カプセル200mg (1)、(2)、(3)および(4)の1/2を混和したのち、
顆粒化する。しかるのちに残りの(4)を顆粒に加
えて、全体をゼラチンカプセルに封入する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 [式中、R、R2はそれぞれ水素または低級アル
    キルを、R1はベンゾイルを、〓は一重または二
    重結合を示す]で表わされるアゼピノインドール
    誘導体。
JP56030176A 1981-03-02 1981-03-02 Azepinoindole derivative and its preparation Granted JPS57144286A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP56030176A JPS57144286A (en) 1981-03-02 1981-03-02 Azepinoindole derivative and its preparation

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP56030176A JPS57144286A (en) 1981-03-02 1981-03-02 Azepinoindole derivative and its preparation

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57144286A JPS57144286A (en) 1982-09-06
JPH026356B2 true JPH026356B2 (ja) 1990-02-08

Family

ID=12296438

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP56030176A Granted JPS57144286A (en) 1981-03-02 1981-03-02 Azepinoindole derivative and its preparation

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS57144286A (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6434988A (en) * 1987-07-30 1989-02-06 Kissei Pharmaceutical Azepinoindole derivative
US4959360A (en) * 1988-06-01 1990-09-25 Smithkline Beecham Corporation α-adrenergic receptor antagonists
EP0344980A3 (en) * 1988-06-01 1991-05-15 Smithkline Beecham Corporation Alpha-adrenergic receptor antagonists
CA1320953C (en) * 1988-06-01 1993-08-03 John J. Lafferty .alpha.-adrenergic receptor antagonists
DE68917217T2 (de) * 1988-06-01 1994-12-01 Smithkline Beecham Corp Alpha-adrenergische Rezeptorantagonisten.
EE05006B1 (et) 1999-01-11 2008-04-15 Agouron Pharmaceuticals, Inc. Polü(ADP-riboos)polümeraaside tritsüklilised inhibiitorid ja neid sisaldavad farmatseutilised kompositsioonid
ECSP003637A (es) 1999-08-31 2002-03-25 Agouron Pharma Inhibidores triciclicos de poli (adp-ribosa) polimerasas
US7530801B2 (en) * 2006-06-15 2009-05-12 Eaton Corporation Bi-directional disc-valve motor and improved valve-seating mechanism therefor

Also Published As

Publication number Publication date
JPS57144286A (en) 1982-09-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR910007970B1 (ko) 4h-1-벤조피란-4-온 유도체 또는 이의 염, 이의 제조방법 및 활성 성분으로서 이를 함유하는 약제학적 조성물
EP1309594B1 (fr) Derives de benzimidazole, leur preparation et leur application en therapeutique
JP5072594B2 (ja) Pgd2受容体アンタゴニスト活性を有するインドール誘導体
JP3245179B2 (ja) エンドセリン受容体拮抗物質として有用なインドール誘導体
JP2614981B2 (ja) インドール、インダゾール及びベンズイソオキサゾール化合物、それらの製法およびそれらを含有する製薬組成物
JP2852659B2 (ja) ピペラジン誘導体およびその塩
JP2001505585A (ja) 新規アミド化合物およびそれらの一酸化窒素シンターゼ阻害剤としての用途
CN112771046B (zh) 其他被取代的三唑并喹喔啉衍生物
FR2891825A1 (fr) Derives de la 1-amino-isoquinoline, leur preparation et leur application en therapeutique
JPH0812649A (ja) 新規な(チア)シクロアルキル〔b〕インドール類、それらの製造法及びそれらを含む医薬組成物
JPH11343279A (ja) スルホンアミド誘導体およびそれらを含有するTNF―α産生抑制剤
JPH026356B2 (ja)
JPH05271214A (ja) ベンゾフラニル−およびチオフエニルメチルチオ−アルカンカルボン酸誘導体
CN112243437B (zh) 含丙烯酰基的核转运调节剂及其用途
KR20200074128A (ko) 벤조티오펜-2-일 보로네이트의 제조 방법
JPH0354945B2 (ja)
JPH06135958A (ja) ベンゾシクロヘプテン誘導体及びその製法
FR2758329A1 (fr) Derives d'imidazole-4-butane boronique, leur preparation et leur utilisation en therapeutique
JPH10298180A (ja) ドーパミン受容体拮抗作用を有する化合物
JPH083163A (ja) 縮合ピリジン誘導体
KR960004827B1 (ko) 헤테로아릴카르복시아미드 유도체, 그의 제조방법 및 그것을 함유하는 의약조성물
JP3542826B2 (ja) 新規な二環式化合物縮合[2,1−d]イソキサゾール−3−カルボン酸誘導体
JPH05505180A (ja) 治療薬
JPH0346468B2 (ja)
CH634071A5 (en) Therapeutically active pyranoquinolones