JPH0262073B2 - - Google Patents

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JPH0262073B2
JPH0262073B2 JP58132015A JP13201583A JPH0262073B2 JP H0262073 B2 JPH0262073 B2 JP H0262073B2 JP 58132015 A JP58132015 A JP 58132015A JP 13201583 A JP13201583 A JP 13201583A JP H0262073 B2 JPH0262073 B2 JP H0262073B2
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image
frequency
signal
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Nyuueru Sutoon Barii
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General Electric Co
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General Electric Co
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Publication date
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Publication of JPH0262073B2 publication Critical patent/JPH0262073B2/ja
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/30Transforming light or analogous information into electric information
    • H04N5/32Transforming X-rays
    • H04N5/3205Transforming X-rays using subtraction imaging techniques

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 この発明はデイジタル・フルオログラフイ(デ
イジタル形螢光透視装置)の性能を改善すること
に関する。この発明は、1982年7月21日付米国特
許願第400550号(対応日本特許出願は昭和58年7
月21日提出の特許願(2))並びに1982年7月21日付
米国特許願第400552号(対応日本特許出願は昭和
58年7月21日提出の特許願(3))に関係する。
デイジタル・フルオログラフイ法は身体内の血
管を目で見える様にする為に用いられている。X
線ビームを身体の関心のある領域に投射してX線
画像を収集し、イメージ・インテンシフアイヤを
用いてX線画像を光像に変換する。この光像をテ
レビジヨン・カメラで観る。このテレビジヨン・
カメラが各々の画像フレームを対応するアナロ
グ・ビデオ信号に変換する。このアナログ信号
が、画像を構成する画素の強度に夫々対応する値
を持つデイジタル信号に変換される。
血管を目で見える様にし又は表示することが出
来る様にする手順では、この血管とその背景にあ
る組織又は骨を含むマスク像(前造影画像)と呼
ばれる少なくとも1つの画像が、前以つて静脈又
は動脈に注射したX線造影剤が関心が持たれる領
域にある血管に到達する前に撮影される。このマ
スク像をデイジタル化し、完全フレーム・デイジ
タル記録装置に貯蔵する。マスク像(前造影画
像)に続く短かな遅延時間の後、沃素化化合物の
様なX線造影剤がこの血管に流れ始める。この流
れが始まると、普通は1秒の間隔でコントラスト
像(後造影画像)と呼ばれる一連の別の像を撮影
する。この時、造影剤の濃度が最大になり、最後
には血管から消滅する。この様なライブ像(未処
理像)を次々にマスク像から減算して、その結果
得られた差像を普通はアナログ・ビデオ・デイス
ク記録装置又はデイジタル・デイスク記憶装置に
貯蔵する。一連の差像を発生する減算過程は、骨
や軟らかい組織や、相次ぐ画像の間で一定のまゝ
でいる全てのものを相殺すると同時に、造影剤が
残つて、血管の壁を限定するものと期待されてい
る。マスク像及びコントラスト像を撮影する時間
の間に患者の動きがなければ、造影剤の最大濃度
に対応する差像は、その像をテレビジヨン・モニ
タのスクリーンに表示した時、普通はコントラス
トの分解能が最善である。然し、コントラストが
最大の差像(1つ又は複数)が、マスク像を収集
してからコントラスト像を収集するまでの時間の
間に身体が動いたこと等によつて起るアーテイフ
アクト(人為効果)を持つことがある。
アーテイフアクトは他の原因によつて起り得
る。差像が十分良好なコントラストの分解能を持
たない場合、X線露出を繰返すことを避ける様な
形で、新しい差像を得る為の再処理手順が用いら
れる。この再処理は、もとのマスクの代りに、コ
ントラスト像の内の1つをマスク像として使う為
に選択することを含む。最初の一連の減算によつ
て得られた貯蔵されている差像を表示し、血管内
の血液に殆んど造影剤がない様な、コントラスト
期間の初め近くの1つの差像を選択する。一連の
コントラスト差像の内の他の差像は、新しく選択
したマスク像からそれらを減算することによつて
試験する。こうして減算した画像の内の少なくと
も1つはアーテイフアクトがないという確率が高
い。言い換えれば、動きによるアーテイフアクト
が整合している様な、新しいマスク像と別のコン
トラスト像とがみつかり、この為アーテイフアク
トが相殺されて、満足し得るコントラストの分解
能を持つ血管の画像が残るという可能性がある。
差像に良好なコントラストの分解能を得る為に
は、減算する画像フレームのデイジタル画素が互
いに整合していることが絶対条件である。ビデオ
情報にアーテイフアクトが現われる場合、それが
減算するマスク像、コントラスト像及び差像で同
じであることも重要である。別の必要条件は、画
像を収集するテレビジヨン・カメラの垂直及び水
平走査速度が同じまゝであることである。画像を
アナログ・ビデオ・デイスクに貯蔵し、このデイ
スクから画像を読出す過程も、正確に且つ再現性
のある形で調時しなければならない。この発明が
なされるまで、この何れの目的も満足に達成され
ていなかつた。
普通のテレビジヨンの方式は、デイジタル・フ
ルオログラフイには満足すべきものではない。そ
ういう方式は、相次ぐ画像の間でアーテイフアク
トを整合させることが出来ず、この為、アーテイ
フアクトを画像の減算によつて相殺することが出
来ない。取扱いが最も難しいアーテイフアクト
は、漂遊静電界並びに磁界や、交流電力線路に起
因するその他の干渉によるものである。漂遊電磁
界は撮像管のターゲツトを走査又は読出す電子ビ
ームに影響を与える。弱い漂遊電磁界は、ターゲ
ツトに近い時のビーム速度がゼロになる場合、走
査ビームをかなり偏向させることがある。アナロ
グ・ビデオ信号の振幅は交流線路のハム、電源の
リツプル並びに静電及び磁気干渉の悪影響を受け
ることがある。走査ビームを掃引する為に使われ
る信号の波形が、走査コイル又は電極が干渉又は
雑音を拾つたことにより、短いサージを発生する
ことがある。こういう全ての原因により、デイジ
タル・フルオログラフイでは、画像の品質につい
て一層大きな問題が生ずる。これは、生のデイジ
タル化した画像をマスクから減算した後、その結
果を強め又はデイジタル利得を加えなければなら
ないからである。これによつて、生の画像をテレ
ビジヨン・カメラで直接的に表示した場合には見
えもしなかつた小さなアーテイフアクトが著しく
強調される。
従来のフルオログラフイでは、種々の干渉によ
るアーテイフアクトが、マスク像と正確に整合し
てない一連の領域又はハム・バーとなつて表示像
に現われる。これは、テレビジヨン・カメラの同
期周波数が電力線路周波数と同じではなく、この
時、整合外れバーが、テレビジヨン・カメラの垂
直周波数と電力線路周波数の間の差に等しい周波
数で、画面を上下動するからである。これまで使
われた線固定方法は、画像の寸法の変更化が起る
か、或いは適切な精度が得られなかつた。
発明の概要 この発明では、デイジタル・フルオログラフイ
でテレビジヨン・カメラがX線像に対応する光像
をアナログ・ビデオ信号に変換する。アナログ・
ビデオ処理装置がビデオ信号を条件づけ、アナロ
グ・デイジタル変換器(ADC)が信号を標本化
して、そのサンプルを10ビツト幅のデイジタル信
号に変換する。この信号の値は、X線画像フレー
ムを構成する画素の強度に対応する。デイジタル
化したマスク像(前造影画像)を一連のコントラ
スト像から夫々減算する手段を設ける。X線の場
の中の血管を示す差像をアナログ・ビデオ・デイ
スクに貯蔵する。減算像の間に良好な整合状態が
なければならない。そうでないと、アーテイフア
クトや相次ぐ画像で一定であるものが相殺されな
くなる。差像は、収集した時、又はそれをデイス
クから呼出すことにより、テレビジヨン・モニタ
で表示することが出来る。
この発明の重要な特徴は、全ての信号処理装置
の同期信号が電力線路周波数に固定している様な
デイジタル・フルオログラフイを提供することで
ある。この発明の線路固定方式では、画像の内、
僅かに非直線であるか、或いは電力線路周波数と
の干渉によつて歪んだ区域があつても、テレビジ
ヨン・カメラが電力線路と同期して動作するの
で、この区域が動かない。従つて、この発明で
は、画像毎に変化が生じないので、減算像はアー
テイフアクトの区域を持たない。
この発明では、テレビジヨン・カメラに対する
同期信号及びアナログ・デイジタル変換器に対す
るサンプル・クロツク信号はフレーム毎に非常に
安定で再現性がある様にする。これは、水晶発振
器によつて制御されるリセツト可能な同期発生器
を使うことによつて達成される。この同期発生器
が、リセツト信号に対する基準として作用する交
流電力線路周波数に固定される。こゝで説明する
実施例では、電力線路周波数の半分、即ち30Hzの
リセツト信号を使う。30Hzは標準的なテレビジヨ
ン・フレーム速度に対応しており、1例として挙
げたものであるが、これに制約されない。或る動
作様式では、7.5Hz又は15Hz又は電力線路周波数
そのまゝ又は更に高い周波数を必要とすることが
ある。
基準リセツト信号が発生する度に、同期発生器
が、テレビジヨン・カメラに対する垂直同期パル
スを開始すると共に、一連の水平同期パルスの発
生をも開始する。水平同期パルスは、水晶制御ク
ロツクが高い安定性並びに精度を持つ為、並びに
クロツクが電力線路周波数の変動に無関係である
為、その調時は非常に正確である。水平同期パル
スは、525本又はそれより多いか少ない数の水平
走査線から成る完全なラスターに対して発生され
るが、この例では僅か480本だけが、有効な画像
情報を持つことが出来る。最後の水平走査線が途
中で終るか或いは抜けているかに関係なく、並び
に或いは途中までの余分の走査線に対する時間が
あるかどうかに関係なく、交流基準リセツト信号
が発生する時、同期発生器が常にリセツトされ、
この為、ことごとくのテレビジヨン・フレーム並
びに1フレームの各々の走査線の最初の画素は、
交流電力線路を基準として同じ時に始まる。水晶
制御の精度を持つ水平同期パルスがその後に続
き、この為画像の寸法はフレーム毎に一定にとど
まり、画素が整合する。同じ水晶発振器が高い周
波数(こゝで説明する実施例では公称12.096M
Hz)の画素サンプル・クロツク・パルスをアナロ
グ・デイジタル変換器に供給し、この為、アナロ
グ・デイジタル変換器はテレビジヨン・同期パル
スに対して一定の時間関係を保つ。
デイジタル化した画像の減算を含めて、種々の
形で信号を処理する為にデイジタル・ビデオ処理
装置(DVP)が使われる。差像をアナログ・ビ
デオ信号に変換し、アナログ・ビデオ・デイスク
記録装置の夫々のデイスク・トラツクに記録しな
ければならない。DVPは、アナログ・ビデオ信
号と共に記録される垂直及び水平同期パルスに対
して、それ自身の同期発生器を持つている。この
発明の別の1面として、位相固定ループを使つて
DVPの同期発生器を前に説明した交流電力線路
基準信号に固定する。前に説明した水晶制御の同
期発生器の同期信号は、記録過程に使うことが出
来ない。これは、リセツト・パルスを基準として
行なわれる補正は、デイスク記録装置のサーボ装
置にとつて追従することが出来ない程大きい場合
が多いからである。公知の様に、デイスク記録装
置のサーボは、同期パルスと同調した状態にとゞ
まるのに必要に応じて、その速度を増減する。こ
れは急激で大きな同期信号の補正に応答すること
が出来ない。従つて、DVPの同期発生器を使う。
これは、それが位相固定される交流基準は変化が
比較的ゆつくりとしているので、同期発生器の変
化もゆつくりしているからである。
水晶制御の同期発生器から取出した同期及びサ
ンプル・クロツク信号が、DVPの同期発生器か
ら取出した同期信号と位相がずれているかもしれ
ない点で、問題がある。DVPの同期発生器はデ
ータの入出力の為、DVPの記録装置のクロツク
動作を行なわなければならない。画像の収集の間
に、アナログ・デイジタル変換器から出て来る走
査線のデイジタル画素は、DVPの記録装置がそ
れを受取る為に同期している速度より速かつたり
遅かつたりすることがある。この発明の別の特徴
として、独特なデイジタル貯蔵装置としての先入
れ先出し(FIFO)バツフア装置を設けて、ビデ
オ収集回路とDVPの間のタイミングの違いの影
響を避ける。
FIFOバツフア装置は、とりわけ、即時呼出し
記録装置(RAM)と組合せて且つそれと協働す
る様に前置FIFO記録装置配列を使う点で特徴が
あり、この記録装置は、主たるFIFOバツフアと
して作用する様に構成されていて、画素データを
少なくとも入つて来た時と同じ速度で送出すのに
必要な電子回路の部品、特に記憶容量を最小限に
抑える。図示の実施例では、直列入力の10ビツト
の画素が一度に5つづつ50ビツトのワードに変換
される。これらのワードは768個の画素から成る
水平ビデオ線の一部分である。これが水晶制御の
同期発生器のサンプル・クロツクの制御の下に行
なわれる。50ビツトのワードが相次いで前置
FIFO記憶装置に装入される。交流基準に固定さ
れ、前置FIFO記憶装置及びDVPに対して公称
12.096MHzのクロツクを供給する位相固定ループ
を5で除して、前置FIFO記憶装置からRAM記
憶装置へ50ビツトのワードを出力するのを制御す
る記録装置タイミング回路に対する時間基準とす
る。前置FIFO記憶装置は一度に少なくとも16個
の50ビツト・ワードを保有する様になつている。
前置FIFOが画素データを持つていて用意が出来
た時、前置FIFO配列がタイミング回路に信号を
送り、タイミング回路がクロツク動作によつてそ
れをRAM記憶装置に送込む。前置FIFO配列と
協働するRAMは6つのブロツク又は群に仕切ら
れており、各々のブロツク又は群は160個の位置
を持つ。この内の154個が図示の実施例では、768
個の画素を5で除したことによつて得られる154
ワードを収容する為に使われる。入力クロツクに
よつて制御されるアドレス・プリセツト論理装置
が、水平入力クロツク・パルスと同期してRAM
の各位置を順次アドレスして、前置FIFO記憶装
置からRAMに装入する。出力クロツクによつて
制御されるアドレス・プリセツト論理装置は、途
中まで埋められるまで、RAMのアドレスを開始
しない。この後、アドレス作用は循環形になる。
即ち、50ビツト・ワードがRAMから取出される
と、新しいデータが空のブロツクにアドレスさ
れ、出力アドレスはデータを取出して初めまで歩
進し、再装入されたブロツクからデータを取出す
ことを続ける。50ビツトの出力ワードがこの後
夫々並列形式で、5個の10ビツト画素に再び変換
され、DVPで処理される。
前に述べた再処理の為にアナログ・ビデオ・デ
イスクから呼出すべき差像は、テレビジヨン・カ
メラから得られたもとのアナログ・ビデオと同様
に、アナログ・ビデオ処理装置に通さなければな
らない。ビデオ情報は、位相固定ループ並びに
DVPの同期発生器からの多少とも可変の同期パ
ルスと共に記録されている。更に、安定なビデオ
同期入力があつても、ビデオ・デイスクの時間的
な安定性は、更新マスク又は再処理動作の間、差
像の繰返しの減算を行なうのに適切ではないのが
典型的である。従つてADCからFIFOバツフア装
置へ画素信号を正しく入力する為には、時間基準
の補正が必要である。この発明では、僅か数個の
部品を付け加えるだけで、時間基準の補正が行な
われる。その1つは記録されている15.75KHzの
水平同期パルスを位相固定ループの入力へ出力す
る同期パルス抜取り装置である。ループは水平同
期パルスの周波数に忠実に従つて、それを再び公
称12.096MHzのサンプル周波数まで増倍する。記
録されている同期パルスの変動の為、これは幾分
可変であることがある。然し、この発明ではサン
プル・クロツク周波数がADCを駆動し、FIFOバ
ツフア装置に対する入力クロツクとなつて、それ
らが常に同調した状態にとどまつているので、何
等違いはない。言い換えれば、装置は自己変調形
である。
デイジタル・フルオログラフイ全体並びにこの
発明を構成する2つの部分的な装置を次に図面に
ついて詳しく説明する。
好ましい実施例の記載 第1図のブロツク図は、この発明に関係するデ
イジタル・フルオログラフイの部品を示してい
る。この図の左側では、血管造影検査又は血管検
査を受ける患者が楕円10で示されている。連続
的なX線ビーム又はX線ビーム・パルスを患者に
投射するX線源が11に示されている。X線電源
及び露出タイミング制御装置は省略されている。
X線像が電子式イメージ・インテンシフアイヤ1
2に入り、そこで光像に変換され、この光像をテ
レビジヨン・カメラ13で見る。X線像はいろい
ろな処理を受けるが、どの場合も、その目的は、
第1図の一番右側の領域にあるテレビジヨン・モ
ニタ8のスクリーン7に血管を表示することであ
る。現在、スクリーンには2又に分れた血管9が
示されている。この血管は、その内部がX線造影
剤を含む血液によつて限定され、背景が白である
から、黒く見える。実際の装置では、画像の強度
を随意選択によつて反転して、血管が明るく、組
織並びに骨を相殺した後の背景が暗く見える様に
する手段を設ける。
第1図で、テレビジヨン・カメラ13からのX
線像を表わすアナログ・ビデオ信号が、ケーブル
14を介してアナログ多重化器(MUX)15の
1つの入力に供給される。マスク像(前造影)又
はコントラスト像(後造影X線像)の何れかを収
集する間、アナログ信号が線16を介して、ブロ
ツク17で示したアナログ・ビデオ処理装置
(AVP)のビデオ信号入力に供給される。AVP
17は基本的には普通のものであり、図に示して
いないが、周知の手段により、ビデオ信号に対す
る増幅、クランプ、オフセツト及び直流インピー
ダンス整合を行なう為に使われる。AVP17が
アナログ・デイジタル変換器(ADC)18を含
む。この例では10ビツト幅の出力母線19が、画
像を表わすデイジタル化されたデータをデイジタ
ル貯蔵装置としてのFIFO(先入れ先出し)バツフ
ア装置の入力に送る。バツフア装置は鎖線の囲み
の中にあり、この中にデイジタル・ビデオ処理装
置(DVP)21の部品が入つている。FIFOバツ
フア装置は、デイジタル形螢光装置が前に述べた
目的を充たす様にする為に必要なこの発明の1つ
の要件であるから、後で更に詳しく説明する。
DVP21も後で詳しく説明する。
例として、この実施例では、各々の水平走査線
のアナログ・ビデオ信号がADC18により、10
ビツト幅の相次ぐ768個の画素にデイジタル化さ
れると考えることが出来る。1本の線あたり480
個の有効な画素が使われる。テレビジヨンの水平
走査線は525本あるが、その全部が有用な画像情
報を持つわけではない。例として言うと、有効な
画像情報を持つ480本の水平走査線を使うので画
像は480×480個の画素から成る画像である。
AVP17に対するアナログ・ビデオ入力線1
6の他に、水平(H)同期信号入力線22及び垂直
(V)同期信号入力線23がある。更にAVP17
には「サンプル・クロツク」と記す入力線24も
ある。クロツク信号がADC18の標本化速度を
左右する。例として、具体的な数によつて説明を
判り易くする為に言うと、サンプル・クロツクは
公称12.096MHzの速度を持ち、これによつて82.5
ナノ秒毎に画素がデイジタル化される。テレビジ
ヨン・カメラの走査即ちターゲツトの読出し並び
にADC18の標本化の為の全てのタイミング、
同期及び掃引信号は、全体をブロツク26で示し
た独特なリセツト可能な水晶発振器によつて制御
される同期発生器で発生される。テレビジヨン・
カメラ13に対するタイミング信号が、同期発生
器から包括的に線25で示した1群の導体を介し
て送られる。同期発生器26は水晶時間基準又は
クロツク27によつて制御される。水晶制御の同
期発生器26の性質は、螢光透視装置の全体的な
説明が進むにつれて、必要な範囲で説明する。然
し、同期発生器26は、その構成並びに作用がこ
の発明の1つの要件であるから、後で詳しく説明
する。
完全に整合した画像の減算が必要条件とならな
い普通のテレビジヨン装置では、テレビジヨン・
カメラに対するH同期及びV同期を含む複合同期
信号は、電力線路の正弦波のゼロ交差を基準とす
ることが出来る。同期のタイミングを狂わせ、テ
レビジヨン・スクリーンにアーテイフアクトを生
ずる雑音が、一過性であつて、普通はテレビジヨ
ン・スクリーンで目につかない。電力線路周波数
の変動は普通は殆んど問題にならない。然し、電
力線路周波数は60Hz系統では±0.3Hz程度、そし
て50Hz系統でも同様に変化し得ることが知られて
いる。これは、時間的に大幅に隔たる画像フレー
ムに得られた画素を互いに減算する時には、かな
りの変化である。周波数変化により、テレビジヨ
ン・カメラの垂直同期パルス、従つて水平同期パ
ルスの発生時刻が変わる。H同期又はV同期の周
波数が変化すると、画像の寸法も変わる。例え
ば、V同期の周波数が下がると、1フレーム時間
の間にテレビジヨン・カメラのターゲツトから走
査される水平走査線の数が多くなる。H同期の周
波数が下がると、1本の水平走査線により多くの
画素が書込まれる。V及びHの周波数が高くなれ
ば、この反対の状態になる。普通のテレビジヨン
装置に固有なこの様な変化により、或る画像フレ
ームと次の画像フレームの間の整合外れが生じ、
その結果、減算像又は差像は著しいアーテイフア
クトを持つ。
この発明では、テレビジヨン・カメラ13に対
する非常に安定な水平及び垂直同期信号と、アナ
ログ・ビデオ画素信号をデイジタル化する為に
ADC18を制御する安定なサンプル・クロツ
ク・パルスが、ブロツク31で示した位相固定ル
ープを使うことにより、電力線路に対して水晶制
御の同期発生器26を固定することによつて得ら
れる。位相固定ループ(PLL)31の位相比較
器(図に示してない)に対する入力が、60Hzの電
力線路32の周波数である。位相固定ループ31
から線33に出る出力は、この例では電力線路周
波数の半分、即ち図示の30Hzの交流基準信号であ
り、これは例えば±0.3Hz変化し得る。基準出力
周波数は線路周波数又はその任意の分周波であつ
てよことを承知されたい。PLL31は狭い帯域
幅を持ち、例えば約1秒の長い時定数を有する
波器(図に示してない)を持つている。この為、
電力線路の雑音、短いサージ又はその他の如何な
る過渡状態も、ループの遅延した応答の為に、30
Hzの出力に影響を与えない。30Hzは、図示の実施
例のテレビジヨン・フレーム周波数でもある。
第1図で、本来のX線画像を収集する間に作用
する導体は、黒の太い線で示してある。水晶クロ
ツク制御の同期発生器26が変化する可能性のあ
る30Hzの交流線路に固定された基準信号によつて
制御される。線34が同期発生器26の「リセツ
ト」と記されたリセツト信号入力ピンに対して30
Hzの信号を供給する。こゝでは、同期発生器26
が水晶制御の発振器又はクロツクを持つているこ
とを承知していれば十分である。このクロツク
は、実例では、例として云うと24.192MHzの周波
数を持つが、これに制限されない。この周波数を
2で除して、精密な12.096MHzの信号を発生する
が、これもADC18に対するサンプル・クロツ
ク周波数である。リセツト可能な同期発生器26
は、PLL31から取出した交流電力線路の基準
信号に対応して、30Hzの速度でリセツトされる。
リセツト・パルスが発生する為に、対応する垂直
同期パルスが同期発生器のVと記したピンから2
箇所へ出力される。即ち、線25を介してテレビ
ジヨン・カメラ13に供給されると共に、線23
を介してAVP17のV同期入力ピンに供給され
る。更に、リセツト可能な同期発生器がリセツト
信号を受取る度に、新しい一連の水平掃引パルス
又は水平同期パルスが発生器のHと記したピンか
ら線35を介して多重化器(MUX)36の1つ
の入力に出力される。H同期パルスが線22を介
してAVP17に入力される。後で説明するが、
このリセツト可能な同期発生器26の独特の特徴
は、それが正確に調時された一連の水平同期パル
スを発生すると共に、交流線路基準信号によつて
リセツトされて、任意のリセツトの後に発生した
水平同期パルスの数に関係なく、新しい一連のパ
ルスを開始することである。同期発生器は、
PLL31から別の30Hzのパルスを受取るまで、
垂直掃引を再開しない。電力線路周波数、従つて
公称30Hzの交流基準信号又はリセツト信号の発生
時点は若干前後になることがある。遅れる場合、
525本から成るラスターの525番目の線が続くフレ
ームの間に走査されることがある。早い場合、最
後の走査線は途中までになり、或いは脱落するこ
とさえあり得る。然し、この実施例では、画像情
報に480本の水平走査線だけを使つているので、
525番目の水平同期パルスが発生する時間がなく
ても、或いは最後の走査線が不完全であつても、
有用な情報が失われることはない。重要な点は、
或る画像フレームに対することごとくの水平同期
パルスの順序が制御された出発点を持つことであ
る。同期発生器26内の水晶クロツクは非常に安
定で正確であるから、任意のフレーム内で、並び
にフレーム毎に、水平同期パルスの間の時間が一
定であるという確実性が高い。更に、PLL31
は忠実に電力線路周波数に追従していて、雑音の
影響を受けないから、電力線路周波数に追従する
V同期パルスには常に一様な一連のH同期パルス
が続く。従つて、電力線路周波数の違いが、或る
テレビジヨン・フイールド又はフレームの間、水
平同期パルスの精度に何等影響しない。これは、
こういう水平同期パルスが水晶クロツクの精度に
よつて左右されるからである。こゝで説明した電
力線路に固定した方式を用いない標準型のテレビ
ジヨン装置では、新しい一連の水平同期パルスを
開始する前に、525本という様な決まつた数の水
平同期パルスを計数して、525本の走査線の走査
を完了しなければならない。従つて、V又はH同
期が変化すると、フレーム毎に、画像の寸法を一
定に保ち、画像の整合状態が一致する様に保つこ
とは不可能である。前に述べた様に、テレビジヨ
ン・カメラと電力線路周波数の違いにより、画像
にはマスクと整合せず、従つて減算によつて相殺
されない一連の領域又はバーが生ずる。
同期発生器26は、垂直駆動、水平駆動及び同
期複合ビデオに対する帰線消去及び等化信号の様
な全てのテレビジヨン・カメラ信号を取出して、
それを1群の線25を介してカメラに送る点で、
標準的な同期発生器の幾つかの特性を持つてい
る。テレビジヨン・カメラ13のターゲツトの読
出し又は走査が垂直同期パルスによつて開始され
る度に、前に説明したアナログ・ビデオ信号が
MUX15を介してAVP17に送られる。この
時、AVP17内のADC18が、各々の水平走査
線の間、順次アナログ・ビデオ信号を対応するデ
イジタルの画素値に変換し、こういうデイジタ
ル・データがデイジタル貯蔵装置としてのFIFO
バツフア装置20に入力される。ADC18に対
するサンプル・クロツク・パルス列は同期発生器
26から線37を介して送られて来る出力であ
る。この線がMUX38の入力となり、この
MUXの出力線24がAVP17のサンプル・クロ
ツク入力ピンに通じている。このサンプル・クロ
ツクをADC18が使う。この例では、サンプ
ル・クロツク速度は水晶を時間的な基準とした正
確な12.096MHzである。
マスク像(前造影X線画像)及びコントラスト
像(後造影画像)を表わすデイジタル画素データ
がデイジタル・ビデオ処理装置(DVP)21で
減算されると共に種々の作用を受ける。未処理の
画像データがADC18から、水晶制御の発振器
26から取出した12.096MHzのサンプル・クロツ
ク速度で、デイジタル貯蔵装置としてのFIFOバ
ツフア装置にクロツク作用によつて送込まれる。
太い線39がMUX38から、デイジタル貯蔵装
置としてのFIFOバツフア装置(DSF)20の
“IN”と記した入力クロツクピンに通じている。
バツフア装置(DSF)20は、第1図に示す様
な画像収集中のDVP21のタイミングが、テレ
ビジヨン・カメラ13及びAVP17の同期又は
タイミングとは異なる事実を斟酌する為に使われ
ている。バツフア装置(DSF)20は後で詳し
く説明する。こゝでは、バツフア装置(DSF)
20は、AVP17及びDVP21の間のタイミン
グの差を斟酌して予定数の水平ビデオ線を貯蔵す
る能力を持つていることを述べておけば十分であ
る。DSF20の線毎の読出しがこの発明では、
正確に制御され、電力線路周波数を基準とし又は
それは固定されている。DSF20の読出し又は
出力の為のクロツク信号が、位相固定ループ装置
から線40を介して供給される。この位相固定ル
ープ装置は線33の30Hz信号、従つて電力線路周
波数を基準としている。DVP21のタイミング
をとる位相固定ループ装置は直ぐ後で説明する。
こゝで、水晶制御の同期発生器26が時間的に
変化する可能性のある公称30Hzの交流電力線路の
基準信号に応答してリセツトされるから、テレビ
ジヨン・カメラのフレーム時間と、そのタイミン
グ信号をPLL31からの30Hzの基準から直接的
に取出されるDVP21の動作との間の違いに対
処することが必要である。言い換えれば、テレビ
ジヨン・カメラ13の水平同期はDVP21より
進み方が速くなつたり遅くなつたりすることがあ
る。従つて、水晶制御の同期発生器のサンプル・
クロツク速度でADC17から出て来る画素デー
タ・ワードは、必ずしもDVP21を制御するの
に使うクロツクと同調していない。クロツクは同
じ周波数を持つ可能性もあるが、位相がずれてい
る惧れがある。第1図のデイジタル貯蔵装置とし
てのFIFOバツフア装置20が前置FIFOを用い、
これが16本の走査線に対する容量があるが、この
場合には水平走査線6本の情報を貯蔵しているの
で、その読出しは線3の様な所定の線を中心とす
ることが出来、1フレームあたり±3本の線の位
相又は周波数の誤差が起り得る。線39から
DSFバツフア20に入る入力クロツクが遅くな
ると、線49を介して供給される出力クロツク
が、前置FIFOから比較的急速にデータを空にす
るので、前置FIFOはあまり多くのデータを持つ
ていない。この逆も起り得る。任意のフレームの
終りに、前置FIFOと協働するFIFOの記憶装置が
破算され、再開する。この時、ラスターは既に有
用なデータ又は有効な画像区域を通りこしている
ので、データが失われることはない。前に述べた
様に、525本の水平走査線を利用し得るが、480本
の走査線だけが読出されて貯蔵される。残りは帰
線消去時間等に使うことが出来る。ADCに
12.096MHzのサンプル・クロツク周波数を使う
と、1本の水平走査線あたり768個のサンプルを
とれることに注意されたい。然し、1本の走査線
あたり480個の画素サンプルを使つている。82.5
ナノ秒毎に1個の画素サンプルをとつている。
第1図のDVP同期発生器がブロツク41で示
されている。DVP同期発生器41からの或る出
力線はH同期及びV同期と記されている。これら
の線はDVP21内のデイジタル記憶装置の様な
種々の部品に接続されて、装入並びに取出しの為
にこれらの部品のタイミングをとり又は同期させ
ることが理解されよう。DVP同期発生器41は
PLL31からの30Hzの電力線路基準出力に固定
されている。この目的に使われる2つの位相固定
ループがブロツク42,43で示されている。こ
のループの部品を相互接続する黒い線又は太い線
は、X線画像収集中に作用する装置を表わす。
PLL42及び43は基本的には普通のものであ
るが、かなりの利得を持つ誤差増幅器(第1図に
示してない)を持ち、これらの増幅器に狭い帯域
幅並びに比較的長い時定数を持つ波器(図に示
してない)が付設されているのが特徴である。
PLL42及び43はDVP21と同じボードにあ
る。PLL42の割算器はブロツク44で示して
あり、図示の様に、除数525である。別の割算器
ブロツク45は除数768である。位相固定ループ
に於ける除数525の割算は、入力周波数にこのル
ープで525を乗ずることに相当する。従つて、
PLL42は30Hzの入力を持ち、それに525を乗ず
ると、線46に出るその出力周波数は、この実施
例では15.75KHzのビデオ水平同期周波数になる。
更に除数768の割算は、PLL43に対する15.75K
Hzの入力に768を乗ることに相当する。この場合、
PLL43からの出力は、この例ではサンプル・
クロツク周波数に相当する公称12.096MHzであ
る。この周波数が47を介して割算器ループ及び
DVP同期発生器41に供給される。15.75KHzの
水平同期周波数が線48に現われ、V同期又は30
Hzの周波数が線49に現われる。
第3図は普通の形の位相固定ループ42,43
だけを描き直したものである。典型的なループ4
2は普通の位相比較器50、誤差増幅器及び波
回路51、及び電圧制御発振器(VCO)52で
構成される。一方のループに対する割算器44も
示してある。種々の点に於ける周波数も記入して
ある。同様に位相固定ループ43は位相及び周波
数比較器53、誤差増幅器及び波回路54、及
びVCO55で構成されている。割算器45も示
してある。
DVP21はその主な作用を説明するのに十分
な程度にしか示していない。適当なデイジタル・
ビデオ処理装置について更に詳しいことは、1981
年11月13日に出願された係属中の米国特許出願通
し番号第321307号を参照されたい。
こゝでDVP21の中で関心が持たれる部品は、
入力処理装置60、ブロツク61,62で表わし
た記憶装置A及びB、及び演算処理装置63であ
る。母線59がDSFバツフア装置の出力を入力
処理装置60の入力に接続する。入力処理装置6
0の1つの作用は、DSFバツフア装置20から
出力されたデイジタル画素ワードをそれに相当す
る対数値に変換することである。マスク像の露出
が行われたと仮定する。1フレームを構成する
各々の水平走査線並びに全ての水平走査線の次々
の画素が入力処理装置60でその対数に変換さ
れ、例えば完全フレーム記憶装置Aに貯蔵するこ
とが出来る。次に、X線造影剤が開心が持たれる
血管に到着し、一連のコントラストX線画像を収
集すると仮定する。この順序の最初の画像に対す
る画素は、10ビツト母線59′を介して演算処理
装置63の入力に直線的に供給することが出来
る。演算処理装置がこの時得られた生の画素を記
憶装置Aにある対応するマスク像の画素から減算
像し、差像データを並列母線64に出力する。デ
イジタル差像データが、アナログ・ビデオ・デイ
スク記録装置65で記録する為にアナログ・ビデ
オ信号に再び変換される。デイスク記録装置65
が、アナログ・ビデオ信号と共に、DVP同期発
生器41によつて発生されたH同期及びV同期複
合ビデオ信号を記録する。DVP画像データ出力
母線64が母線66を介して利得及びオフセツト
加算装置67の入力に接続される。この加算装置
の出力がルツクアツプ・テーブル(LUT)68
の入力となり、このルツクアツプテーブルで、デ
ータは、このデータをビデオ装置のダイナミツ
ク・レンジ全体に広げる様な伝達関数の作用を受
ける。この過程により、テレビジヨン・カメラか
ら直接的に来る生の画像は通常見えない小さいア
ーテイフアクトがあれば、それが強められる。然
し、この発明では相次ぐ画像が正確に整合するの
で大きなアーテイフアクトでも、それらが本当に
整合していれば相殺される為、殆んど問題になら
ない。LUT68からのデイジタル・データが、
ビデオ速度で動作するデイジタル・アナログ変換
器(DAC)69に入力される。オフセツト加算
装置67、LUT68及びDAC69は、DVC同期
発生器41からのタイミング信号によつて同期す
る。記録する為の水平及び垂直同期信号が図示の
様にDAC69に挿入される。DAC69からのア
ナログ・ビデオ信号出力が線70を介してアナロ
グ・ビデオ・デイスク記録装置65に供給され
る。ビデオ・デイスク記録装置65がデイスクの
各々のトラツクに、複合ビデオ同期信号と共に完
全なテレビジヨン・フレームを記録する。
コントラスト像からマスク像を減算したことに
よつて得られた差像フレームが発生される時、そ
れらはアナログ・ビデオ・デイスク記録装置65
で記録されるのと同時に、テレビジヨン・モニタ
15のスクリーンに表示するのが普通である。演
算処理装置の出力母線64に接続された母線71
がデイジタル・ビデオ・データを別のオフセツト
加算装置72に供給する。LUT73及びDAC7
4がLUT68及びDAC69と同じ作用をして、
差像を収集する時の実時間で、線75を介してテ
レビジヨン・モニタ15にアナログ・ビデオ信号
が供給される様にする。
前に述べた様に、この装置の基本的な目的は、
造影剤を含む血管の最善のコントラストの分解能
並びに鮮明度を持つ減算像又は差像を発生するこ
とである。X線撮影技師が検討する為に最もよい
画像が、アナログ・ビデオ・デイスク記録装置6
5のデイスクの夫々のトラツクに記録された差像
をテレビジヨン・モニタで表示することによつて
決定される。記録されている画像の再調査は、こ
ういう画像を表わすアナログ・ビデオ信号をビデ
オ記録装置65から出力線76を介してMUX1
5の1つの入力77に供給することを含む。この
時、アナログ・ビデオ信号がテレビジヨン・カメ
ラ13からの初めのビデオ信号と同じ処理系列を
通過し、この時得られたデイジタル画素信号が再
び演算処理装置の出力母線64に発生され、そこ
から再び変換されてテレビジヨン・モニタ8を駆
動するのに使われる。場合によつては、作像順序
の間に患者が動いた為にアーテイフアクトがある
ことがあり、或いはどの差像も検討する為に完全
には適してはいない程、差像にこの他の欠陥があ
ることがある。この様な場合、貯蔵されている画
像を再びマスク作用にかけ又は再処理することが
望ましい。こゝで説明する装置は、追加のX線露
出を必要とせずに、差像を改善する為の再処理が
出来る様になつている。
この再処理様式と詳しく説明する前に、普通の
アナログ・ビデオ・デイスク記録装置65の特性
を考える。公知の様に、市販のアナログ・ビデ
オ・デイスク記録装置に使われるデイスクは、サ
ーボ・モータ装置を用いて略一定速度で回転す
る。サーボ・モータが、記録装置のデイスクのト
ラツクに記録された水平同期信号に応答して調整
される。サーボ装置は相次ぐ水平同期パルスの間
の時間に応答し、又はこの時間の多少の変化を補
正することが出来るが、同期の補正による目立つ
た位置の変化又は飛越しを許容することは出来な
い。言い換えれば、サーボは完全な同期を守る位
に敏速に、トラツクと読取又は書込みヘツドの間
の位置を変えることが出来ない。ビデオ・デイス
ク記録装置に対する垂直及び水平同期がリセツト
可能な水晶制御の同期発生器26から供給された
とすれば、デイスク記録装置のサーボは、同期時
間の僅から誤差又は変化があつた場合、激しく反
作用をする。これは、水晶制御の同期発生器26
は、変化しがちな、線路周波数に関係した30Hzの
周波数によつてリセツトされる為に、同期時間の
変化が起りがちだからである。従つて、デイスク
記録装置65に対する垂直同期が来るのが遅かつ
たり早かつたりすれば、サーボ装置に対する誤差
も同様になり、サーボ装置はデイスクを減速又は
加速しようとして、その反作用が激しくなる。サ
ーボが、記録されている垂直及び水平同期信号に
対して、ループを用いて位相固定されていて、独
立の源からこういう同期信号を取入れたことによ
つて生ずる様なシヨツクを回避する。
この発明では、DVP同期発生器41に対する
線路に固定された信号は、PLL31からの30Hz
の線路に固定された信号と対応して変化すること
があり、この場合、DVP同期発生器41から供
給される15.75KHzの水平同期信号及び30Hzの垂
直同期信号も変化することがあるが、その変化は
非常にゆつくりしているので、デイスク記録装置
のサーボは、階段形の変化が絶対ない為に、その
変化に追従することが出来る。従つて、この発明
では、1フレームの線1の出発点並びに線525
の終点が相次ぐ各々のフレームで一致している。
1つのトラツクには常に同じデータ量がある。即
ち、完全な1フレームに対するデータが1トラツ
クの回転によつて得られる。従つて、相次ぐフレ
ームにハム・バー又はその他のアーテイフアクト
があつても、任意の2つのフレームを減算すれ
ば、相次ぐ画像の間で一定であるものは、ことご
とく相殺されてなくなる。
アナログ・ビデオ・デイスクに貯蔵される差像
は、ライブ像(未処理像)とマスク像の減算によ
つて得られたものである。典型的には任意の運転
で、約20個の差像が貯蔵される。新しいマスクを
必要とする場合、この順序内の最初のコントラス
ト像又は早期の1つのコントラスト像を再処理の
為に選択することが出来る。この差像は造影剤を
殆んど含んでいないので、マスクとして使うこと
が出来る。最初の新しいマスクは、実際には、そ
れからもとのマスクを減算した対応する最初のマ
スク差像の内の1つである。コントラスト像の順
序の内の何処かには、造影剤の濃度が最大になる
か又は最大に近い1つの差像がある。例として、
これが順序内の10番目のコントラスト像であると
仮定し、これをI10で表わす。これはもとのマス
クをそれから減算したコントラスト像でもある。
次に、新しいマスク像I1をI10から減算すれば、差
像が得られる。この時、身体の組織の動き又は他
の何等かのアーテイフアクトを持つていたかも知
れないマスクが相殺され、よく整合した減算像が
得られる。実際には、利用者であるX線撮影技師
は貯蔵されている画像を続けて表示して、一方に
は造影剤が殆んど或いは全くなく、他方には更に
多くの造影剤がある様な良好な1対を拾い出し、
血管の形状並びに状態を検討する為に使う最終的
な差像とする。
次に第2図について再処理様式を更に詳しく説
明する。この図で、再処理の間に作用する線は他
の線よりも太い線又は黒い線で表わしてある。
再処理をするには、デイスクに記録されたアナ
ログ・ビデオ信号を再びデイジタル値に変換し、
もとのデイジタル画素信号をアナログ形式に変換
する時の時間を対応して、各線のアナログ・ビデ
オ信号の標本化を行なわなければならない。相次
ぐ画像に対するアナログ・ビデオ信号の標本化が
同じ時間関係で行なわれないと、画像は減算の為
に正しく整合しない惧れがある。再処理作用を受
ける任意の2つの貯蔵されている減算像は、デイ
スク記録装置の異なるトラツクにある。最高の品
質の市場で入手し得るアナログ・ビデオ・デイス
ク記録装置は正確なサーボ・デイスク駆動装置を
持つているが、画像減算用には十分な精度がな
い。出願人の承知する限り、最もよいサーボ装置
は±50ナノ秒の時間ジツタを持つている。典型的
な画素時間は82.5ナノ秒である。従つて、他方に
50ナノ秒の誤差があり得るので、100ナノ秒のタ
イミング誤差が発生し得る。サーボのジツタによ
り、相異なるトラツクにある2つの画像が完全に
揃わないことになる。一方のトラツクのフレー
ム・データが隣りのトラツクより長かつたり短か
つたりすることがある。この発明の装置の特徴
は、デイスク記録装置の駆動装置の不正確さを打
ち消す時間基準補正装置である。
第2図について説明すると、この発明では、再
処理の為、デイスク記録装置65からのアナロ
グ・ビデオ信号が線76を介して2箇所へ出力さ
れる。一方の行先は線77を介して送られる
MUX15である。この時、アナログ・ビデオ信
号が、テレビジヨン・カメラ13からのもとのア
ナログ信号がデイジタル化されたのと同様に、
ADC18でデイジタル化される。再処理の場合、
デイジタル画素データは例えば1つの完全フレー
ム記憶装置61又は記憶装置Aに貯蔵することが
出来る。再処理様式では、この発明に従つて
ADC18に対するサンプル・クロツクが水晶制
御の同期発生器36から来るのではなく、画像収
集中にDVP21から出力されたビデオ情報と共
にデイスクに貯蔵された垂直及び水平同期パルス
から取出され、それによつて変調され又は連続的
に調節される。前に述べた様に、こういう同期信
号に変化があつても、その変化は、PLL31,
42及び43によつて電力線路に固定されている
為に、ビデオ・デイスク記録装置のサーボ駆動装
置が追従し得る位に遅い。
収集時の記録された水平標本化周波数が不完全
であるのを補正する為、デイスク記録装置65か
らアナログ・ビデオ信号が線78を介して、時間
基準補正装置の1つの段である同期パルス抜取り
装置79の入力に送られる。同期パルスが複合ビ
デオから抜取られ、水平同期パルスが線80を介
してMUX36の入力に出力され、そこから線2
2を介してAVP17のH同期入力ピンに送られ
る。再処理では、V同期信号は使う必要がない。
水平同期パルスHが、ブロツク81で示した別
の位相固定ループにも入力される。H同期パルス
の周波数は約15750Hzである。実効的にPLL81
に対する水平入力周波数に768を乗ずる割算器8
2を使うことにより、出力線83に公称12.096M
Hzの標本化周波数が発生される。これは高い周波
数のADCサンプル・クロツクであり、これが
MUX38から線24を介してADC18に供給さ
れると共に、線39を介してDSFバツフア装置
に供給される。この時、ADCのサンプル・クロ
ツク及びFIFOバツフア装置の入力クロツクは、
デイスクの夫々のトラツクに記録された水平同期
パルスに固定される。この為、デイジタル化の為
のサンプルは、水平同期パルスに対して記録され
ていた場所で常に取出される。デイスクの速度が
下がつた為に、水平走査線の時間が長くなつた場
合、標本化周波数も低くなり、逆の場合は逆にな
る。
再処理の間、AVP17及びDVP21の間のタ
イミング又は同期の違いが、やはにDSFバツフ
ア装置を使うことによつて対処される。DSFバ
ツフア装置に対する出力クロツクは、画像収集中
の場合と同じく、PLL31,42及び43によ
つて電力線路に固定されている。DVP21のタ
イミングが、第2図に太い線47,48,49で
示す様に、画像収集中と同じく、再処理の間線路
に固定されている。この装置の1つの利点は、初
めの画像の収集と画像の再処理に大部分同じ電子
部品を用いており、この為製造コストが大幅に減
少することであることに注意されたい。
前に述べた様に、X線造影剤の濃度の小さい任
意の1つの差像を、再処理の間、新しいマスクと
して使う為に記憶装置Aに入れることが出来る。
デイスク記録装置の別のトラツクからの別の画像
を記憶装置Bに入れることが出来る。次に、記憶
装置A及びBからの2つのフレームを演算処理装
置で減算し、その結果をテレビジヨン・モニタ8
で表示することが出来る。アーテイフアクトが存
在しない点で、他のどれよりもはつきりとすぐれ
ている1つの像がみつかるまで、いろいろな対の
画像を減算並びに再処理の為に選択することが出
来る。DVP21に対する到来データに対して時
間基準の補正がなされている限り、再び再生され
る2つの画像に対する画素データが電力線路に固
定されたDVP同期発生器41の制御の下にDVP
の記憶装置に貯蔵されているから、これらの2つ
の画像の画素が記憶装置A及びBで一致している
確実性が高い。
次に前に説明した水晶制御の同期発生器26を
第4図について詳しく説明する。第1図の水晶ク
ロツク27が第4図では水晶発振器クロツクと言
う名前になつており、同じ参照数字27を付して
ある。これは基本的には、その出力線90に例え
ば24.192MHzの周波数のパルスを出力する水晶発
振器である。ブロツク91で表わす割算器がこの
周波数を2で除し、ADC18に対する正確な
12.096MHzのサンプル・クロツクを発生する。こ
れはFIFOバツフア装置20に対するデイジタル
化画素入力クロツクと同じであり、第1図の線3
7,24,39から供給される。
回路を交流電力線路周波数に固定し又はこの周
波数を基準とする様にする手段であるPLL31
が第4図にも示されている。30Hzの交流リセツト
信号線を34で示す。同期発生器26がデイジタ
ル画素計数器92を含む。この計数器に対する入
力クロツクは線93を介して供給される安定な
12.096MHzのクロツク信号である。計数器92が
水平ビデオ線にある画素の数に対応するカウント
を発生する。この実施例では、768個の画素が計
数され、計数器92がリセツトされて、次の水平
走査線の画素の数の計数を開始する。或るフレー
ムの最初の水平走査線にある最初の画素に対する
カウントは、30Hzの交流基準信号がオア・ゲート
95の入力線94から画素計数器92のリセツ
ト・ピンにゲートされた時に始まる。言い換えれ
ば、画素計数器92のリセツト・ピン、並びに水
平走査線計数器99(後で説明する)のリセツ
ト・ピンが38Hzの交流基準信号を受取つた時、こ
とごとくの新しいフレームが開始される。画素計
数器92の出力線96が論理モジユール97の入
力となる。このモジユールはプログラム可能な読
出専用記憶装置(図に示してない)を含んでい
て、これが計数器のカウントをテレビジヨン・カ
メラを制御する為の水平帰線消去、駆動及び同期
信号に変換する。ことごとくの水平走査線の終り
に、即ち、768個の画素を計数した後、論理モジ
ユール97が水平走査線速度で線の終り信号を線
98を介してオア・ゲート95の入力に供給し、
このゲートが画素走査線92をリセツトして、次
の水平走査線の768個の画素の計数を開始する。
この為、ことごとくの水平走査線がフレーム毎
に、交流基準信号に対して同じ時間関係で同じ数
の画素を持つこと、並びに各線の間の時間も一定
であることが保証される。
同期発生器26が、水平走査線の数を計数する
デイジタル計数器99をも含む。論理モジユール
97が水平走査線速度の2倍(2H)に対応する
パルスを線100を介して水平走査線計数器99
に出力する。水平走査線カウントが計数器99か
ら出力線101を介して論理モジユール102に
送出される。論理モジユール102は、モジユー
ル102がカウントをビデオに対する垂直同期、
駆動及び帰線消去信号に変換するプログラム可能
な読出専用記憶装置を持つことを別にすれば、モ
ジユール97と同様である。ラスターは公称525
本の水平走査線を持つている。然し、水平走査線
計数器99は線103からの30Hzの交流基準パル
スによつてリセツトされる。リセツト・パルスが
発生する度に、水平走査線計数器99がそのカウ
ントを終らせる。これが発生するのは、最後のラ
スター線が途中までしか完了しない場合である。
30Hzの交流基準信号を受取つた時には、何時でも
水平走査線計数器99がリセツトされ、別の一組
の水平走査線の計数を開始する。従つて、各々の
30Hzの交流基準信号が新しいフレームを開始する
ことが理解されよう。言い換えれば、基準信号は
画素計数器92が新しいフレームの最初の水平走
査線の最初の画素の計数を開始させると共に、上
に述べた様に計数させる。これと一致して、水平
走査線計数器がカウントを論理モジユール92に
送出し、この結果、正確に最後の画素が計数され
た時刻に垂直タイミング・パルスが発生される。
これは、この時間が計数器39が交流基準信号を
受取るのと一致するからである。
当業者であれば、従来の装置は常に525本とい
う様な決まつた数の水平走査線を計数してから、
新しいフレームを開始するという点で、これまで
説明した装置が従来の装置と異なることが理解さ
れよう。この為、相次ぐ画像フレーム及びその中
のアーテイフアクトが整合するという保証がな
い。典型的には、線路に固定した周波数を得る為
に普通の手段を用いている。適当な論理装置及び
マスター発振器の周波数の或る一定のカウントを
用いて、水平のタイミングが発生される。垂直な
タイミングは論理装置と水平計数器の所定の減数
計数とによつて得られる。次に垂直出力の位相を
交流線路信号と比較し、2つの信号の位相差に比
例する誤差電圧を発生する。位相固定ループで典
型的に行なわれる様に、垂直タイミングが交流線
路の同相になるまで、この誤差電圧が制御電圧を
変え、従つて発振器の周波数を変える。然し、公
知の様に、この種の位相固定ループには或る大き
さの雑音が関連しており、この雑音は交流信号の
所定の位相に対して垂直出力のジツタの様に見え
る。マスター発振器の周波数がこの雑音を補償す
る様に強制的に変えられるので、水平周波数が時
間の関数として変化し、その為相異なる時刻に得
られたX線画像の減算は正確に行なうことが出来
ない。
同期発生器26では、ことごとくのフレーム
は、信号毎に時間が変化し得る交流基準信号によ
つて開始される。然し、どんな場合も、電力線路
に固定した水晶制御を使うことによつて、或るフ
レームが開始した後に起ることは発振器の極度の
精度によつて制御される為に、ことごとくの相次
ぐフレームのことごとくの画素が一致することが
保証されるので、これは問題ではない。
第4図で水平走査線計数器99は論理モジユー
ル97から来るパルスの2倍水平走査線(2H)
速度で駆動される。計数器99がモジユール10
2内の論理装置をアドレスする結果、モジユール
がビデオに対する垂直同期、垂直駆動及び帰線消
去パルスを出力する。完全な融通性を持つ螢光透
視装置は、順次走査様式又は飛越し走査様式の何
れかで、テレビジヨン・カメラのターゲツトを読
出し又は走査することを必要とする。論理モジユ
ール102は、順次走査又は飛越し走査の何れか
に対して、垂直同期、垂直駆動及び垂直帰線消去
信号を構成する為に、計数器99のどれだけのカ
ウントを必要とするかを決定する。様式と名付け
たブロツク104が、利用者が走査様式を選択し
得る手段を持つている。順次走査様式を選択した
場合、論理モジユール102から線105に垂直
帰線消去パルスが出力される。飛越し様式を選択
した場合、線106に垂直帰線消去パルスが出力
される。線105及び106が多重化器107の
入力となり、この多重化器は様式モジユール10
4によて作動されて、選択された何れかの帰線消
去パルスを多重化器の出力線23に通過させる。
この出力線23が、第1図のAVP17に対する
複合垂直同期パルスの入力である。
第4図では、アンド・ゲート112が設けられ
ている。その2本の入力線の内の一方の線111
は、様式ブロツク104を使つて飛越し走査様式
を選択した時、高の論理レベルにリセツトされ
る。水平走査線計数器によつて発生されるフイー
ルドの終りを表わす高の論理レベルの信号が、線
110から入るアンド・ゲート112の別の入力
である。2H入力はH(フレームの水平走査線速
度)の2倍の速さであるから、262.5本の線毎に、
フイールドの終り信号が出る。アンド・ゲートが
入力線111の高の論理信号によつて付能される
飛越し走査様式では、高の論理レベルが線109
を介してオア・ゲート108に出力され、これに
よつて、垂直同期パルスが新しいフイールドに対
して行なう様に、水平走査線計数器がリセツトさ
れる。勿論、新しいフレームは、線103及びオ
ア・ゲート108を介して送られる交流基準又は
線路固定リセツト信号によつて計数器99をリセ
ツトすることによつて開始される。順次走査様式
では、アンド・ゲート112の入力線111は様
式選択器104によつて低の論理レベルに保た
れ、この為アンド・ゲートはフイールドの終りに
計数器99をリセツトすることが出来ない。新し
いフレームを開始する為のリセツト作用は、線1
03の30Hzの交流基準信号をオア・ゲート108
を介して結合することによつて再び行なわれる。
今説明した方法によつて達成される目的は、テ
レビジヨン・カメラのターゲツトの読出しが電力
線路周波数と同期することであり、これによつて
アーテイフアクト又はテレビジヨンの掃引に非直
線性があつても、それを画像に対して不動状態に
保つ。減算過程の間、こういうアーテイフアクト
は、画像の中で動いたり或いは上下動をしないの
で、相殺される。一連の水平走査線の間の累算的
な誤差が各々の走査の終りに取出される。これ
は、次の走査は再び交流電力線路基準に同期して
いるからである。
デイジタル貯蔵装置としてのFIFOバツフア装
置20の作用を全般的に説明したが、次に第5図
について更に詳しく説明する。前に説明した様
に、FIFOバツフア装置20は、画像収集の間、
水晶制御の同期発生器26によつて制御されるデ
イジタル画像入力回路又は再処理の間の時間基準
補正位相固定ループと、そのタイミングを電力線
路を基準とした位相固定ループ42,43の出力
によつて駆動されるDVP同期発生器41によつ
て制御するデイジタル・ビデオ処理装置21との
間のタイミングの差を補償するものである。前に
述べた様に、デイスク記録装置のサーボが、それ
に対してかなり位相外れしている惧れのある水晶
制御の同期発生器26ではなく、DVP同期発生
器41から取出したゆつくりと変化する電力線路
を基準とした同期補正信号とデイスク記録装置を
同期させなければならないのは、ビデオ・デイス
ク記録装置65のサーボ装置の応答速度が遅い為
である。
第5図で、バツフア装置20に対する画素デー
タ入力母線が第1図と同じ様に19で示されてい
る。ADC18からの画素は10ビツトにデイジタ
ル化されているから、母線19が10ビツト母線で
あることを10で示してある。第5図の右側で、
画素データ出力母線59が再掲されており、第1
図に見られる様に、DVP21の入力処理装置6
0に対する入力である。入力母線19と出力母線
59の間の主な構成部品は、直列並列変換器11
5、前置FIFO記憶装置配列116、即時呼出し
記憶装置(RAM)配列117及び並列直列変換
器118である。母線119,120及び121
は50ビツト幅であるが、その理由は後で説明す
る。
第5図の左上部分で、第1図の同期発生器26
から供給される正確な水晶制御のクロツク・パル
ス列である12.096MHzのクロツク線39が再掲さ
れている。FIFO装置に対する出力クロツク線4
0がFIFO装置の線図の右上部分に再掲されてい
る。この公称12.096MHzのクロツクは、交流電力
線路に固定されており、電力線路周波数の誤差と
共に時間が変化する。
線39の12.096MHzの入力クロツクが割算器1
22で5で除される。除すのは画素クロツク速度
であるから、5個の10ビツトの画素がことごとく
の装入クロツク・サイクルの間、直並列変換器1
15入る。直並列変換器は割算器122から来る
線123のクロツク作用を受ける。割算器は前置
FIFO116の装入クロツク(LD CLK)ピンと
接続された線124により、前置FIFO116に
対して装入クロツクも供給する。直並列変換器1
15が一度に5個の10ビツトの画素を50ビツトの
並列ワードに変換し、これが50ビツト幅のデータ
母線119に出力され、それが前置FIFO116
の入力になる。
前置FIFO116を前置FIFOと呼ぶのは、これ
は普通のFIFO記憶装置と幾分同じ様に使われる
が、先入れ先出し作用に関与する装置の部品の1
つにすぎないからである。主な部品はRAM11
7であり、これは後で説明する様に、高速データ
の処理に必要な記憶装置の容量を最小限に抑える
様に構成され且つ作動される。
実例のフルオログラフイでは、前置FIFO11
6は11個の745225形集積回路で形成される。この
構成は16個の51ビツト・ワードの容量を持つてい
る。然し、前置FIFOは6個の51ビツト・ワード
を一度に貯蔵する為に使われる。この発明では、
前置FIFO116とRAM117との協働作用に
より、必要な前置FIFOチツプの数及びRAMの
容量を大幅に減少することが出来る。
具体的な数字を使うことによつて判り易くする
為、この数字に制限するつもりはないが、RAM
117が1K×50であつて、1024×50ビツト・ワ
ードの容量だけを持たせる様な数のチツプで構成
されていると考える。相次ぐ50ビツト・ワードが
各々の取出しクロツクに対して前置FIFO116
から出力され、RAM117に入力される。この
例では、10ビツト母線のデータ入力のことごとく
の水平テレビジヨン線は、画素に対応すする768
個の10ビツト・ワードを持つている。RAMは6
つのセグメントに分割され、その各々が夫々50ビ
ツト・ワードに対する160個の位置を持つている。
この例では、1つのセグメントの160個の内の154
個の位置が必要である。1つのセグメントは、
154×50ビツト=7700ビツトであり、これはテレ
ビジヨン線の7680ビツトを超えているから、完全
な水平テレビジヨン線を貯蔵することが出来る。
何かを読出す前に、新しいフレームの初めに
RAM117に3本の水平走査線を書込むことが
出来る様にする。3本の線が、利用し得る1024個
の位置の内、3×160、即ち480個の位置を使うの
で、RAMの余分の容量がある。1フレームあた
り480本の水平走査線しか使わない。実際には、
RAMの新しい水平走査線に対して6つの開始ア
ドレスしかないが、その理由は後で説明する。事
実上、水平走査線6本分の遅延を設けてある。
5個の10ビツト画素で構成された50ビツト・ワ
ードが前置FIFO116から取出され、記憶装置
タイミング・モジユールから線127を介して送
られる取出しクロツク信号と一致して、RAM1
17のアドレスされた位置に装入される。タイミ
ング・モジユール125の時間基準は、線40に
入力される出力ブロツク・パルス列であり、これ
は第1図に示す様に、30Hzの交流電力線路を基準
としたPLL42,43から取出された公称
12.096MHzのクロツクである。割算器126がタ
イミング・モジユールに対し、出力クロツク又は
画素クロツク列を5で除す。5個のクロツク・パ
ルス・サイクルは、第6図の時間線図のA欄に示
す様に、1記憶装置サイクルと呼ぶものを構成す
る。RAM117の書込み及び読出しに、5個の
入力及び出力画素クロツク時間が許されるので、
一層遅くて、コストが一層安いRAMを使うこと
が出来る。
第6図の欄Bに示す様に、記憶装置サイクルの
後の方の部分は、並直列変換器118に入力する
為に、RAM117から50ビツト・ワードを読出
す為に使える。この変換器で、50ビツト・ワード
が更に処理する為、再び直列の10ビツト画素ワー
ドに変換される。変換器118は線130によ
り、出力クロツクと同期している。第6図の欄C
に示す様に、記憶装置サイクルの最初の部分は2
つの書込みパルスに分割されており、これらがタ
イミング・モジユール125から線128を介し
て供給され、前置FIFO116からRAM117
に50ビツト・ワードを書込むことが出来る様にす
る。これまでの説明から、1記憶装置サイクルの
間、RAM117に対する50ビツト・ワードの書
込みを0回、1回又は2回行なうと共に、読出し
を1回行なう容量があることが理解されよう。前
置FIFO116は、装入の時の2倍の速さで、空
けることが出来るから、前置FIFOは常に空に近
い。
前置FIFO116は線129にデータ用意完了
信号を供給するが、この線はこの様に記入されて
いる。この信号は、前置FIFO内の最後の位置が
有効データを持つことを記憶装置タイミング・モ
ジユール125に知らせる。タイミング・モジユ
ール125がデータ用意完了信号を監視して、前
置FIFOを空の状態に保とうとする。
RAM117を夫々160個の位置を持つ6つの
セグメントに分割することにより、後尾の部分を
読出す間、RAMに水平走査線の先頭部分を書込
むことが出来る。後で判るが、RAM117は再
循環バツフアとして動作する。この発明では、
RAMに要求される容量が大幅に減少し、従つて
装置のコスト並びに寸法が減少する。
50ビツト・ワードは前置FIFOから、RAM1
17の、アドレス・プリセツト論理モジユール1
36と呼ぶモジユールで発生されるRAMアドレ
スに書込まれる。これは、この例では、モジユー
ル136の水平走査線計数器137、アドレスを
貯蔵するプログラム可能な読出専用記憶装置13
8及び入力アドレス計数器135で構成される。
アドレスが母線142、アドレス多重化器143
及び母線144を介してRAM117に送られ
る。
第5図で、線28に新しいフレーム又は垂直同
期パルスが入つて来たと仮定する。これによつて
モジユーロb走査線計数器137及び入力アドレ
ス計数器135がゼロにリセツトされる。これに
続く水平同期パルスが線140から入つて来る。
計数器137はそれに応答して、PROM138
内の最初の位置をアドレスする。この位置は
RAM117内の線0に対する開始アドレスを持
つている。実際には、計数器137はことごとく
の水平同期パルスに対して1だけ増数計数し、6
個の水平走査線を計数した時、0に戻る。線0に
対する最初の開始アドレスがPROM138から
送られると、それが入力アドレス計数器135に
送られ、この計数器が154まで、そして最終的に
は、水平走査線を構成する位置の数である160ま
で計数する。これらの位置が前置FIFOから入力
される相次ぐ50ビツト・ワードで埋められる。ま
だRAM117の読出しは行なわれない。入力ア
ドレス計数器135はPROM138から或る線
の開始アドレスを受取るだけで、その後、計数器
135は逐次的に増数計数し、その出力は154個
又は160個の位置から成るセグメント内の相次ぐ
位置になる。次の水平同期が来ると、モジユール
136の走査線計数器137が再び1だけ増数計
数し、PROMをアドレスする。PROM内のこの
アドレスされた位置には、RAMアドレス160
がある。この結果、入力アドレス計数器135が
160に設定される。これが次に161を計数し、
更に160カウントを計数する。各々のカウントは、
1本の水平走査線を構成する対応する50ビツト・
ワードに対するRAMの位置のアドレスになる。
モジユール136の計数器137が6になり、相
次ぐ6つの開始アドレスを発生するまで、この過
程が繰返され、そうなつた時、計数器137が0
にリセツトされ、次に続くH同期パルスに応答し
て再び6まで増数計数を開始する。
1フレームの3本の水平走査線がRAMに書込
まれた時、並直列変換器118に対するRAMの
読出しが始まる。勿論、RAMは6本の水平走査
線を保有することが出来るが、走査線3本の遅延
を設けている。
出力プリセツト論理モジユール145が水平走
査線毎のRAM117からの相次ぐ50ビツト・ワ
ードの読出しを制御する。論理モジユール145
もモジユーロ6の水平走査線又は同期パルス計数
器146を持ち、これが母線147を介して開始
アドレスを持つPROM148に接続され、母線
149がPROM148を出力アドレス計数器1
50に接続する。線57の出力水平同期及び垂直
同期パルスは、第1図に示した電力線路を基準と
するDVP同期発生器41から供給される。
走査線計数器146は垂直(V)同期パルスに
よつて0にリセツトされる。或るフレームの最初
の3本の水平走査線がRAMに装入された後、
PROM148がRAM117の水平走査線0に対
する最初の開始アドレスを出す。入力の場合と同
じく、出力アドレス計数器150が、この時、水
平走査線0を読出す為に、154個、そして160個ま
での位置を計数する。モジユーロ6計数器146
が、水平同期パルスに応答して、PROM148
に新しい開始アドレスを発生させ、最初の3本の
線並びに次の3本の線が、アドレスされた時に順
次読出される。例えば、RAMの線0が読出され
る時、それは新しい水平走査線で再び埋められ、
それに続く線が順次埋められる。この為、その結
果は循環形バツフアと同じであり、読出しポイン
タが事実上書込みポインタを追いかけ、或る点
で、書込みポインタが一廻りして、新しい50ビツ
ト・データ・ワードを相次ぐ位置にある古いデー
タの上に書込み始める。水平走査線3本の遅延が
ある為、データの入力は常にその出力より先行し
ている。
RAM117を読出す為のアドレスがアドレス
計数器150から母線151を介してアドレス
MUX143の一方の入力に送られ、そこから母
線144を介してRAM出力アドレス入力に供給
されることに注意されたい。
第1図のDVP21の入力処理装置60はこと
ごとくの記憶装置サイクルで有効データを受取ら
なければならない為、ことごとくの記憶装置サイ
クルでRAM117から50ビツト・ワードが読出
されなければならない。ことごとくの記憶装置サ
イクルはRAMに対する1回の読出し及び0回、
1回又は2回の書込みに分割されているから、入
つて来る画素データと出て行く画素データの間に
速度の変化があつても、それを補償することが可
能である。遅延により、出力アドレスは反復的に
入力アドレスを追いかけ又はそれに追従すること
が出来る。こゝで説明した実施例のFIFOバツフ
ア装置では、入力及び出力クロツクは約12.096M
Hzであるが、或る記憶装置サイクルで入力クロツ
ク速度を2倍にして、然も、RAMに対する書込
み1回あたり2回の読出しがある為、十分高速で
読出しを行なうことが可能である。RAMに入力
する時の平均クロツク周波数は出力する時の平均
クロツク周波数を超えてはならないことに注意さ
れたい。そうしないと取消しが起る。
要約すれば、以上説明した装置並びにその構成
部分は、テレビジヨン装置のタイミング及びアナ
ログ・デイジタル変換器を交流電力線路基準に固
定することにより、テレビジヨン・カメラ装置に
於ける電磁干渉並びに静電干渉の影響を実質的に
なくす。その結果、何れかの画像で起り得る干渉
によるアーテイフアクトが、他の画像に於ける同
様なアーテイフアクトと一致し、画像を減算した
時、アーテイフアクトが相殺される。
以上説明した様に、各々のテレビジヨン・フイ
ールドで、電力線路周波数に固定された基準信号
に応答してリセツトされる水晶を時間基準とした
同期発生器は、任意のフレームの間にテレビジヨ
ン・カメラによつて発生されることごとくの水平
テレビジヨン線が同じ寸法を持ち、他の任意のフ
レームの走査線内で干渉によるアーテイフアクト
が同じ場所にあるので、アーテイフアクトが相殺
されることを保証する。
初めに収集した画像データを処理すると共に画
像データを再処理するデイジタル・ビデオ処理装
置は、その同期発生器が交流電力線路基準に固定
されていて、電磁干渉又は静電干渉の影響を受け
ないタイミングが得られる様にする態様も説明し
た。この場合も、ビデオ処理装置に入り込む干渉
によるアーテイフアクトがあつても、それは夫々
の画像で一致する傾向があり、減算によつて相殺
される。更に、処理装置のタイミングが電力線路
に固定されていることにより、アナログ・ビデ
オ・デイスク記録装置には、この記録装置が追跡
し易い安定した変動の少ない水平及び垂直同期パ
ルスが発生される。バツフア装置のデータ入力ク
ロツクが水晶制御の安定な同期発生器に固定され
ると共に電力線路に間接的に固定され、且つその
出力クロツクが交流電力線路を基準としているこ
とにより、テレビジヨン装置のタイミングと処理
装置のタイミングの違いが補償され、こうして画
像の整合状態を保つ。記録されている、電力線路
を基準とした水平及び垂直同期パルスをアナロ
グ・デイジタル変換器に対する時間基準として、
使うと共にバツフア装置の入力を固定して、画像
の再処理の為にビデオ・デイスク記録装置が読出
されるが、これによつて、減算される画像が整合
状態にあつて、減算に入り込んだかも知れない干
渉によるアーテイフアクトを相殺することが保証
される。
交流電力線路に完全に固定された好ましい実施
例のデイジタル・フルオログラフイを詳しく説明
したが以上の説明はこの発明を例示するものであ
つて制約するものではなく、この発明は種々の形
で実施することが出来、特許請求の範囲の記載の
みによつて限定されることを承知されたい。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明を用いたデイジタル・フルオ
ログラフイのブロツク図で、最初の画像収集中に
作用するタイミング及び同期線及び母線並びにデ
ータ母線は黒い太い線で示してある。第2図は第
1図と同様なブロツク図であるが、黒い太い線は
画像の再処理(マスク更新とも呼ぶ)様式に装置
がある時に作用する線並びに母線を示す。第3図
は第1図又は第2図に示された位相固定ループを
切離して見易くした回路図、第4図は第1図又は
第2図に示した水晶発振器で制御される同期発生
器だけを取出して更に詳しく示すブロツク図、第
5図は第1図又は第2図に示したデイジタル貯蔵
装置としてのFIFOバツフア装置だけを取出して
更に詳しく示すブロツク図、第6図は欄A,B及
びCから成る時間線図で、バツフア装置の動作説
明図である。 主な符号の説明、12:イメージ・インテンシ
フアイヤ、13:テレビジヨン・カメラ、18:
アナログ・デイジタル変換器、20:FIFOバツ
フア装置、21:デイジタル・ビデオ処理装置、
26:同期発生器、31:位相固定ループ、4
1:DVP同期発生器、42,43:位相固定ル
ープ、61,62:記憶装置、63:演算処理装
置、65:アナログ・ビデオ・デイスク記録装
置、69:デイジタル・アナログ変換器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 X線造影剤が身体の関心のある血管に到着す
    る前後に得られたマスクX線画像及び一連のコン
    トラストX線画像を対応する光像に変換する手
    段、ターゲツトを持つていて、該ターゲツトを走
    査することによつて、前記光像を表わすアナロ
    グ・ビデオ信号を発生するテレビジヨン・カメラ
    13、1つの画像フレームを構成する水平走査線
    にあるアナログ信号の相次ぐサンプルを、該フレ
    ーム中の画素の強度に対応する値を持つ一連のデ
    イジタル画素ワードに変換するアナログ・デイジ
    タル変換器ADC18、電力線路周波数の疑似画
    像(アーテイフアクト)に対する影響を除く手
    段、テレビジヨン・カメラに対して垂直同期パル
    スに続く一連の水平同期パルスを発生すると共
    に、前記ADCによるアナログ・ビデオ信号の標
    本化のタイミングを定めるサンプル・クロツク周
    波数を発生する同期発生器26、記憶装置手段及
    び演算処理手段を含んでいて、デイジタル表示の
    画像を減算してデイジタル差像を出力するデイジ
    タル・ビデオ処理装置DVP21及び前記DVP2
    1から出力されるデイジタル差像フレームを該フ
    レームを表わすアナログ・ビデオ信号に変換する
    手段を持つデイジタル・フルオログラフイに於
    て、 交流電力線路周波数を基準としていて、テレビ
    ジヨン・フレーム速度に対応するリセツト信号を
    発生する手段31と、 各々のリセツト信号が発生したことに応答して
    次の画像フレームに対する新しい一連の水平同期
    パルスを開始する、水晶制御発振器を基本とした
    同期発生器26と、 該デイジタル・ビデオ処理装置の動作のタイミ
    ングをとる為の垂直及び水平同期信号を発生する
    第2の同期発生器41と、 前記交流電力線路周波数を基準とする前記信号
    によつて駆動される入力手段を持つていて、前記
    第2の同期発生器41に結合される信号を発生し
    て、該第2の同期発生器を制御して、前記垂直及
    び水平同期パルスを発生させると共に、前記サン
    プル・クロツク周波数に略対応する周波数のクロ
    ツク信号を発生させる位相固定ループ手段31,
    42,43と、 前記ADCからのデイジタル画素ワードに対す
    る入力手段を持つと共に、前記ADCから画素ワ
    ードが入力される速度とは異なる速度で該ワード
    を前記DVP21に出力する手段を持つているバ
    ツフア装置20と、 画像収集様式で動作する時、前記水晶制御発振
    器26から取出したサンプル・クロツク周波数を
    時間基準として使つて、前記画素ワードを前記バ
    ツフア装置にクロツク作用によつて送込む第1の
    クロツク手段(サンプル・クロツク)と、前記位
    相固定ループ手段31,42,43から取出した
    サンプル・クロツク周波数を使つて前記画素ワー
    ドを前記バツフア装置からクロツク作用によつて
    送出す第2のクロツク手段と、 前記第2の同期発生器から取出した前記アナロ
    グ・ビデオ信号を垂直及び水平同期信号と共に記
    録するアナログ・ビデオ・デイスク記録装置とを
    有するデイジタル・フルオログラフイ。 2 特許請求の範囲1に記載したデイジタル・フ
    ルオログラフイに於て、 前記DVP21から出力されるデイジタル差像
    フレームを該フレームを表わすアナログ・ビデオ
    信号に変換する別の手段74と、 該アナログ・ビデオ信号によつて表わされる画
    像を表示するテレビジヨン手段8とを有するデイ
    ジタル・フルオログラフイ。 3 特許請求の範囲1に記載したデイジタル・フ
    ルオログラフイに於て、 アナログ・ビデオ・デイスク65に記録された
    差像を選択的に互いに減算して差像フレームを発
    生する画像再処理様式で動作する手段を含み、該
    手段は、 前記デイスク記録装置65からの相次ぐ画像フ
    レームに対する前記アナログ・ビデオ信号を、画
    像収集中に前記テレビジヨン・カメラ13から供
    給されたアナログ・ビデオ信号の代りに前記
    ADCに送る手段76,77と、 前記ビデオ・デイスク記録装置65によつて呼
    出された現在フレームに対する複合ビデオ信号に
    対する入力手段を持つていて、デイスク上の周波
    数と対応して抜取られた水平同期パルスを出力す
    る作用する同期信号抜取り装置79と、 前記抜取られた水平同期パルスに対する入力を
    持つていて、該入力に応答して、前記抜取られた
    水平パルスの周波数に固定されていて且つそれと
    共に変化する周波数でサンプル・クロツクを出力
    する位相固定ループ81と、 最後に記載したサンプル・クロツクを使つて、
    前記ADC18による標本化動作のクロツク作用
    をすると共に、前記再処理様式の間は、画像収集
    の間の前記水晶制御発振器を基本とした同期発生
    器26から取出したサンプル・クロツクの代り
    に、前記バツフア装置20に対する入力クロツク
    の時間基準として使う手段24,39とで構成さ
    れているデイジタル・フルオログラフイ。 4 互いに減算して差像を発生する為のX線画像
    を収集するテレビジヨン・カメラ13を持ち、減
    算される画像で一定であることごとくのものが実
    質的に相殺され、該テレビジヨン・カメラは画像
    にアーテイフアクトを生ずる様な電力線路周波数
    の干渉を受け、更に、マスクX線画像、並びにX
    線造影剤が身体の関心のある血管に到着した後に
    得られる一連のコントラストX線画像を対応する
    光像に変換する手段を持ち、前記テレビジヨン・
    カメラはターゲツトを持つていて、該ターゲツト
    を走査することによつて、前記光像を表わすアナ
    ログ・ビデオ信号を発生し、更に、1つの画像フ
    レームを構成する水平走査線にあるアナログ・ビ
    デオ信号の相次ぐサンプルを、該フレーム中の画
    像に対応する値を持つ一連のデイジタル画素ワー
    ドに変換するアナログ・デイジタル変換器ADC、
    及び電力線路周波数によるアーテイフアクトの影
    響が減算された時に相殺する様に、該アーテイフ
    アクトを整合する様に誘導することによつて、画
    像に現われる電力線路周波数のアーテイフアクト
    の影響をなくす手段を持つ特許請求の範囲1に記
    載したデイジタル・フルオログラフイに於て、 前記リセツト手段31が、電力線路32に結合
    されていて、交流電力線路周波数を基準とし且つ
    それと共に変化するリセツト信号を、テレビジヨ
    ン・フレーム速度に対応する周波数で出力する位
    相固定ループであり、 前記水晶制御発振器を基本とした同期発生器2
    6が垂直同期信号に続く一連の水平同期パルスを
    含む、前記テレビジヨン・カメラ13に対するタ
    イミング信号を発生すると共に、前記ADC18
    による前記アナログ・ビデオ信号の標本化動作の
    タイミングをとる為のクロツク周波数を発生し、
    電力線路を基準とする各々のリセツト信号が発生
    したことに応答して、次の画像フレームに対す
    る、時間的に正確な間隔の新しい一連の水平同期
    信号を開始して、相次ぐ画像に於ける、電力線路
    の干渉によるアーテイフアクトが整合する様に
    し、 前記位相固定ループ手段31,42,43が、
    前記交流電力線路基準並びにリセツト信号に対す
    る前記同期発生器26の為の入力手段を持つてい
    て、前記交流電力線路基準信号に固定され且つそ
    れと共に変化する3つの周波数を発生する様に作
    用し、該周波数の内の1つは前記ADCのサンプ
    ル・クロツク周波数に対応する出力クロツク周波
    数であり、別の1つは前記基準信号の周波数に対
    応する周波数であり、更に別の1つが前記水平同
    期信号の周波数に公称対応しており、 前記第2の同期発生器41が、電力線路を基準
    とする前記第2の位相固定ループ手段から取出し
    た信号によつて制御されて、前記デイジタル・ビ
    デオ処理装置に対するタイミング信号、及び前記
    デイスク記録装置によつて差像ビデオ信号と共に
    記録される水平及び垂直同期信号を発生し、 前記バツフア装置20が、前記水晶制御発振器
    を基本とする同期発生器26から取出したサンプ
    ル・クロツク周波数を前記ADC18から当該バ
    ツフア装置にデイジタル画素ワードをクロツク作
    用によつて送込む為の時間基準として使うと共
    に、前記第2の位相固定ループ手段から取出した
    サンプル・クロツク周波数を使つて、当該バツフ
    ア装置から前記DVP21へ前記画素ワードをク
    ロツク作用によつて送出すデイジタル・フルオロ
    グラフイ。
JP58132015A 1982-07-21 1983-07-21 ディジタル・フルオログラフィ Granted JPS5940837A (ja)

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DE3375873D1 (en) 1988-04-07
EP0103682A2 (en) 1984-03-28
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EP0103682A3 (en) 1984-11-07
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