JPH10285465A - X線映像装置 - Google Patents

X線映像装置

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Publication number
JPH10285465A
JPH10285465A JP9103820A JP10382097A JPH10285465A JP H10285465 A JPH10285465 A JP H10285465A JP 9103820 A JP9103820 A JP 9103820A JP 10382097 A JP10382097 A JP 10382097A JP H10285465 A JPH10285465 A JP H10285465A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
image
data
contrast agent
video signal
Prior art date
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Pending
Application number
JP9103820A
Other languages
English (en)
Inventor
Yusuke Miura
裕介 三浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP9103820A priority Critical patent/JPH10285465A/ja
Publication of JPH10285465A publication Critical patent/JPH10285465A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 血管中を流れていく造影剤の先端をリアルタ
イムで表示する。 【解決手段】 X線画像信号をA/D変換器21でデジ
タル画像データに変換した上でフレームメモリ22、2
3に送ってフレームごとに交互に書き込み・読み出し動
作させ、1つ前のフレームのデータと現在のフレームの
データとの間の差分を演算回路25でとり、演算回路2
6においてその差分画像にフレームメモリ24からの画
像を加算し、さらにD/A変換器27を経てTVモニタ
ー装置15に出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、医学的な診断な
どに用いられるX線映像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、X線映像装置を用いて血管内
に造影剤を注入した状態のX線透過像を撮像すること
が、血管の形態を検査するのに有効であることから、広
く普及している。さらに、血管像をより鮮明に映し出す
ためにX線透過像の画像信号をデジタル化してサブトラ
クションするデジタルサブトラクションアンギオグラフ
ィ(DSA)という技術も用いられている。このDSA
は、造影剤注入前のX線画像(マスク像)と造影剤注入
後のX線画像(コントラスト像)とをデジタル化した上
でサブトラクション処理することにより、造影剤で造影
された画像つまり造影剤が充満した血管等の画像を得る
ものである。このDSAは、血管の形態の判断には最も
有効な手法であり、高速に得る技術も発達してきている
ため、血流の動態的な把握も容易になってきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
種々の新たな手法を行うことができるX線映像装置で
も、検査部位によっては形態的な把握がしづらい場合が
あるという問題がある。たとえば、脳血管検査を行おう
とする場合、脳内では血管の走行状態が非常に複雑で、
どの部分が血流の先端であるかを認識するのが困難な場
合が多い。
【0004】この発明は、上記に鑑み、脳血管検査など
において血管中を流れていく造影剤の先端をとらえて表
示することができるようにした、X線映像装置を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明によるX線映像装置においては、フレーム
ごとに順次入力される透過X線像の映像信号の、現フレ
ームに対して少なくとも1フレーム前の映像信号を記憶
する記憶手段と、該1フレーム前の映像信号と現フレー
ムの映像信号との差の映像信号を求めて出力する手段と
が備えられることが特徴となっている。
【0006】造影剤が血管中を流れていくときの透過X
線像の映像信号が順次フレームごとに得られ、あるいは
これがいったん記録装置などに記録された後読み出され
てフレームごとに順次入力されている場合に1フレーム
前の映像信号を記憶すると、1フレーム前の造影剤の状
態が記憶されることになる。そこで、この1フレーム前
の造影剤の状態と現在の造影剤の状態との差は、その1
フレームの間に造影剤が動いた部分、つまり流れていく
造影剤の先端部分を表すことになる。このようにして得
られた、流れていく造影剤の先端部分を表す映像信号を
TVモニター装置などに送って表示すれば、造影剤が流
れていくときのその先端の様子を観察することができる
ようになり、血管が複雑に走行している場合でもその形
態の把握が容易である。
【0007】
【発明の実施の形態】つぎに、この発明の実施の形態に
ついて図面を参照しながら詳細に説明する。図1におい
て、X線管11から発射されたX線が被写体10を透過
してイメージインテンシファイア12に入射し、X線透
過像が光学像に変換される。イメージインテンシファイ
ア12には光学系13を介してTVカメラ14が結合さ
れており、このTVカメラ14から、イメージインテン
シファイア12の出力光学像の映像信号がたとえば毎秒
30フレームのレートで順次出力される。この画像信号
はデジタル画像処理装置20を通してTVモニター装置
15に送られてX線透視像の表示がなされる。
【0008】デジタル画像処理装置20は、A/D変換
器21と、3つのフレームメモリ22〜24と、2つの
演算回路25、26と、D/A変換器27とからなる。
TVカメラ14から出力されるアナログX線映像信号は
まずA/D変換器21でデジタルデータに変換され、フ
レームメモリ22、23に送られる。この2つのメモリ
22、23は交互に書き込みと読み出しとを繰り返して
おり、一方が書き込まれているとき他方から読み出され
る。すなわち、図2に示すように、あるフレーム(フレ
ーム3)ではA/D変換器21からフレーム3のデジタ
ル画像データが出力されるが、このフレーム3のデータ
がフレームメモリ22に書き込まれ、このとき他方のフ
レームメモリ23ではそこに書き込まれていたデータ
(つまり前のフレーム2において書き込まれたフレーム
2のデータ)が読み出される。つぎのフレーム4では、
今度はフレームメモリ22からフレーム3のデータが読
み出され、フレームメモリ23には現在のフレーム4の
データが書き込まれる。
【0009】フレームメモリ22あるいは23から読み
出されたデータ(1つ前のフレームのデータ)は、演算
回路25に送られて現在のフレームのデータから差し引
く演算が行われる。そのため、造影剤が血管中を流れて
いくとき、演算回路25から出力されるデジタルデータ
が表す画像は、流れていく造影剤の先端部分のみを取り
出した画像となる。これをD/A変換器27を経てアナ
ログ映像信号に戻してTVモニター装置15に送って表
示するようにしてもよいが、ここでは、フレームメモリ
24から血管を表すDSA画像を読み出して、演算回路
26において演算回路25からの出力に加算するように
している。ここで、DSA画像は、造影剤を血管中に注
入した時に得られる画像データから、その注入前の画像
データをサブトラクション処理することにより、あらか
じめ得ておいたものである。
【0010】以上の処理がTVカメラ14から映像信号
が得られるごとにリアルタイムで連続的に行われるた
め、DSAで抽出した血管像の上を、流れていく造影剤
の先端部分が走行していく様子をリアルタイムで観察す
ることができ、複雑に入り組んだ血管の場合もその形態
および血流の動態の把握が容易にできる。
【0011】なお、ここでは2つのフレームメモリ2
2、23を使って交互に読み書きすることにより1フレ
ーム前の画像データを得るようにしたが、3つあるいは
それ以上の数のフレームメモリを用いることにより、2
フレーム前、あるいは3フレーム以上の前のフレームの
データと現在のフレームのデータとの差を得ることもで
きる。このように差分をとる画像のフレームインターバ
ルを可変にすると、造影剤の流れる速度に合わせて最適
なフレームインターバルを選ぶことができる。
【0012】また、上記ではフレームレートが毎秒30
フレームであるとしたが、これは例示であり、このレー
トにとくに意味があるわけではない。ただ、これよりも
遅いレートであると、画像のフリッカが生じたりして有
用性が損なわれる可能性がある。さらに、X線画像のデ
ジタルデータは、上記のイメージインテンシファイア1
2とTVカメラ14とA/D変換器21とを組み合わせ
た構成のみで得られるものではなく、たとえばCCDカ
メラを用いれば直接デジタル画像データを得ることがで
きる。上記では、TVカメラ14から得られたX線映像
信号をリアルタイムで処理してTVモニター装置15で
表示しているが、X線映像信号をいったん記録装置に
(アナログのままあるいはデジタルデータに変換した状
態で)記録しておいて、これをフレームごとに読み出し
て処理することもできるし、その処理後の映像信号をT
Vモニター装置15に出力するだけでなく記録装置に
(デジタルデータとしてあるいはアナログ映像信号に変
換した状態で)記録することもできる。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のX線映
像装置によれば、血管中を流れていく造影剤の先端部分
を表す映像信号を得ることができるため、オンラインで
得られた映像信号を処理して直ちに表示することにより
造影剤が流れていく動態をリアルタイムで観察すること
もできるようになり、血管が複雑に走行している場合で
もその形態の把握が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態を示すブロック図。
【図2】フレームメモリ22、23の動作を説明するた
めのタイムチャート。
【符号の説明】
10 被写体 11 X線管 12 イメージインテンシファ
イア 13 光学系 14 TVカメラ 15 TVモニター装置 20 デジタル画像処理装置 21 A/D変換器 22〜24 フレームメモリ 25、26 演算回路 27 D/A変換器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレームごとに順次入力される透過X線
    像の映像信号の、現フレームに対して少なくとも1フレ
    ーム前の映像信号を記憶する記憶手段と、該1フレーム
    前の映像信号と現フレームの映像信号との差の映像信号
    を求めて出力する手段とを備えることを特徴とするX線
    映像装置。
JP9103820A 1997-04-07 1997-04-07 X線映像装置 Pending JPH10285465A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9103820A JPH10285465A (ja) 1997-04-07 1997-04-07 X線映像装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9103820A JPH10285465A (ja) 1997-04-07 1997-04-07 X線映像装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10285465A true JPH10285465A (ja) 1998-10-23

Family

ID=14364055

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9103820A Pending JPH10285465A (ja) 1997-04-07 1997-04-07 X線映像装置

Country Status (1)

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JP (1) JPH10285465A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009254428A (ja) * 2008-04-14 2009-11-05 Canon Inc X線動画撮影装置
JP2014000482A (ja) * 2013-10-09 2014-01-09 Canon Inc 制御装置、撮影システム、制御方法、及びプログラム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009254428A (ja) * 2008-04-14 2009-11-05 Canon Inc X線動画撮影装置
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