JPH0260034B2 - - Google Patents

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JPH0260034B2
JPH0260034B2 JP60098375A JP9837585A JPH0260034B2 JP H0260034 B2 JPH0260034 B2 JP H0260034B2 JP 60098375 A JP60098375 A JP 60098375A JP 9837585 A JP9837585 A JP 9837585A JP H0260034 B2 JPH0260034 B2 JP H0260034B2
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arc
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Tadashi Kubota
Yoshio Abe
Teiji Kageyama
Seiji Nakai
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、図形表示回路の中でグラフイツク表
示機能を有するラスタスキヤン型デイスプレイ装
置のグラフイツク表示方式のうち、扇形図形のぬ
りつぶし回路に関するものである。
従来の技術 従来の扇形図形の内部ぬりつぶし方法として
は、円の方程式と直線の方程式をプログラムによ
つてその交点座標を求めて線分を計算し直線を描
くことにより扇形図形の内部をぬりつぶしたり、
円弧部を多角形で近似してぬりつぶしたりする方
法等が用いられていた。また、これらの方法にお
いては、二次関数の計算や近似した部分の補正計
算を行う必要があつた。
別の方法として、基本軸が水平軸または垂直軸
と一致する場合の扇形図形の内部ぬりつぶし方法
は考案されているが、扇形が任意の角度の直線を
基準に示されている場合は、たとえば第7図に示
すように、まず第7図aに示す全体をぬりつぶし
たのち、第7図bに示す不要部分を空白で再度ぬ
りつぶすことで第7図cに示す希望する扇形の内
部をぬりつぶしていた。この方法を実現する方法
はたとえば第8図に示すように、CPU10でパ
ラメータを設定されるぬりつぶし制御部11内の
円弧方向チエツク部12と直線方向チエツク部1
3で座標もしくは線分長を演算し直線描画部14
で基本軸方向の直線描画をリフレツシユメモリ1
5に対して行いビデオ回路16を通して表示部1
7に表示していた。(たとえば、特開昭57−
116389号公報) 発明が解決しようとする問題点 このような従来の方法では、扇形が任意の角度
の直線を基準に示されている場合は、一度ぬりつ
ぶした後に不要部分を空白で再度ぬりつぶさなけ
ればならず、処理時間が長くなるという問題点を
有していた。本発明は上記問題点に鑑み、簡易な
構成で扇形が任意の角度の直線を基準に示されて
いる場合でもぬりつぶす部分だけを算出してぬり
つぶすという新規な扇形図形の内部ぬりつぶし回
路を提供するものである。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するため、直線の近似式によ
り、第1の直線の縦軸方向の座標に対する横軸方
向の座標を求める第1の手段と、第2の直線の縦
軸方向の座標に対する横軸方向の座標を求める第
2の手段と、円弧の近似式により円弧の縦軸方向
の座標に対する横軸方向の座標を求める第3の手
段と、前記第1及び第2の手段の出力の演算結
果、または前記第1及び第3の手段の出力の演算
結果を線分の始点及び終点として用いて基本軸と
平行に直線を描く描画手段とで構成され、扇形図
形を円弧と弦とで囲まれる部分と、円弧を含む円
の中心点と弦の両端とを結ぶ2本の直線と弦とで
囲まれる三角形の部分とに分割し、それぞれをぬ
りつぶすことにより、扇形図形の内部をぬりつぶ
す機能を備えたものである。
作 用 本発明は上記した構成によつて、扇形図形を上
記に示す2つの部分に分割しそれぞれをぬりつぶ
すことにより扇形図形をぬりつぶす。したがつ
て、従来の場合のように一度ぬりつぶした後の不
要部分を空白で再度ぬりつぶすための処理が不要
となり、扇形図形のぬりつぶしを短い処理時間で
行わせることを可能にした。
実施例 以下本発明の扇形図形のぬりつぶし表示方式の
一実施例について図面を参照しながら説明する。
第1図は本発明の実施例を示すブロツク図であ
る。第1図において、20はCPUで各ブロツク
のパラメータの設定を行う。21はぬりつぶし制
御部で、CPU20からパラメータを受けとりぬ
りつぶし処理を行う。22はリフレツシユメモ
リ、23はビデオ回路、24はラスタスキヤン型
表示器であり、前記ぬりつぶし制御部21で演算
されたぬりつぶしパターンはリフレツシユメモリ
22に書き込まれ、リフレツシユメモリ22の内
容はビデオ回路23においてビデオ信号に変換さ
れ、表示器24に表示される。
第2図は、前記ぬりつぶし制御部21の内部構
成図である。30は第1の直線座標発生部、31
は第2の直線座標発生部、32は円弧座標発生部
である。第1の直線座標発生部30、及び第2の
直線座標発生部31は、直線の近似式によりY軸
方向の座標に対するX軸方向の座標を出力し、円
弧座標発生部32は円弧の近似式によりY軸方向
の座標に対するX軸方向の座標を出力する。すな
わち第1の直線座標発生部30、第2の直線座標
発生部31、及び円弧座標発生部32は、Y座標
の値を変数とし変数Yが更新されるごとにX座標
の値を更新して出力する。33は第1の直線X座
標出力信号で、34は第2の直線X座標出力信号
で、35は円弧X座標出力信号であつて、第1の
直線X座標出力信号33は第1の直線座標発生部
30が出力し、第2の直線X座標出力信号34は
第2の直線座標発生部31が出力し、円弧X座標
出力信号35は円弧座標発生部32が出力する。
36は直線描画部で、前記第1の直線X座標出力
信号33、第2の直線X座標出力信号34、及び
円弧X座標出力信号35を入力し、始点X座標、
終点X座標を選択し、円弧を含む円の中心点のX
座標とY座標及び変数Yの値からX軸と平行の方
向にぬりつぶすぬりつぶしパターンとぬりつぶし
場所を指定するぬりつぶしアドレスを発生する。
37はぬりつぶしパターン信号、38はぬりつぶ
しアドレス信号であり、ともにリフレツシユメモ
リ22へ出力される。
第3図は、前記直線描画部の詳細図である。4
1は始点終点セレクタ、42は直線描画制御回路
であつて、始点終点セレクタ41は前記第1の直
線X座標出力信号33、第2の直線X座標出力信
号34、及び円弧X座標出力信号35を選択して
直線描画制御回路42に対して始点のX座標と終
点のX座標を出力する。43は変数Yレジスタで
インクリメント機能を持ち前記CPU20から初
期値を設定されるレジスタである。44は終点Y
レジスタ、45は終点Xレジスタであり、前記
CPU20から値を設定されるレジスタである。
前記直線描画制御回路42は、変数Yレジスタ4
3の値と始点終点セレクタ41が出力する始点の
X座標と終点のX座標と内蔵するX座標とY座標
のオフセツト値を用いて、X軸と平行の方向にぬ
りつぶすぬりつぶしパターン信号37とぬりつぶ
しアドレス信号38を前記リフレツシユメモリ2
2へ出力する。46はY一致検出回路、47はY
一致信号であり、Y一致検出回路46は変数Yレ
ジスタ43の値と終点Yレジスタ44の値が一致
した時にY一致信号47を前記CPU11に対し
て出力する。48はX一致セレクタ、49はX一
致検出回路、50はX一致信号であり、X一致セ
レクタ48は前記第1の直線X座標出力信号3
3、第2の直線X座標出力信号34、円弧X座標
出力信号35を選択してX一致検出回路49に出
力し、X一致検出回路49はX一致セレクタ48
の値と終点Xレジスタ45の値が一致した時にX
一致信号50を前記CPU11に対して出力する。
以上のように構成された扇形図形のぬりつぶし
表示回路について、第1図、第2図、第3図及び
第4図を用いてさらに詳細に動作の説明を行う。
第4図は本発明による機能の処理を説明するた
めの説明図である。第4図において、時計回りの
方向に円弧ABと直線AC、直線BCで囲まれる扇
形図形のぬりつぶす実施例について説明する。点
Cは円弧ABを含む円の中心点であり、点A、点
B、点Cの座標は第1図のCPU11によつて与
えられる。直線ABをL1、円弧ABをC1、円
弧ABを含む円の半径をR、円の中心のX座標を
XC、Y座標をYCとする。円弧C1と直線L1と
で囲まれる部分と三角形ABCの部分に分割して
ぬりつぶすことにより扇形をぬりつぶす。
まず、円弧C1と直線L1とで囲まれる部分の
ぬりつぶしの場合について説明する。Y座標を変
数とし、点Aを円弧の始点とし半径をRとする円
弧の座標発生と、点Aを直線の始点とし点Bを直
線の終点とする直線の座標発生を同時に行い、1
つのY座標から2つのX座標を算出し、X軸方向
の1ライン直線引きでぬりつぶしてゆく。これを
実現するために、第1図、第2図及び第3図を用
いて説明する。まず、第1図中のCPU20は、
第2図中のぬりつぶし制御部21の第1の直線座
標発生部30に対してY座標を変数とする直線L
1のX座標を発生させるための初期値を設定し、
ぬりつぶし制御部21の円弧座標発生部32に対
してY座標を変数とする円弧C1のX座標を発生
させるための初期値を設定する。また、前記
CPU20は、第3図中の直線描画部36に対し
て、始点終点セレクタ41の入力を第1の直線X
座標出力信号33と円弧X座標出力信号35を選
択するように設定し、変数Yレジスタ43にY座
標を変数として設定し、直線描画制御回路42に
対してはX座標のオフセツト値に円弧Kの中心点
のX座標であるXCを、Y座標のオフセツト値に
円弧Kの中心点のY座標であるYCを設定し、更
に始点終点セレクタ41から出力される始点のX
座標と終点のX座標とを用いてX軸と平行の方向
にぬりつぶしパターン37とぬりつぶし場所を指
定するぬりつぶしアドレス38を発生させるよう
に設定するとともに、終点Yレジスタ44に終点
BのY座標を、終点Xレジスタ45に終点BのX
座標を、X一致セレクタ48の入力として円弧X
座標出力信号35を選択するように設定する。第
2図中のぬりつぶし制御部21の第1の直線座標
発生部30、円弧座標発生部32、直線描画部3
6はY座標を同一の変数として変数Yをパラメー
タとしてぬりつぶし処理を行う。CPU20は、
Y一致検出回路46から出力されるY一致信号4
7と、X一致検出回路49から出力されるX一致
信号50とを用いて、次に説明する条件が発生す
るまで前記のぬりつぶし処理を行う。
ここで、その条件について第5図、第6図を用
いて説明する。第5図は座標の領域を示す図で、
直線L11は傾きが45度の直線で、直線L12は
傾きが−45度の直線で、Y軸上方向と直線L11
とではさまれる領域を1の領域、直線L11と直
線L12とではさまれる領域を2の領域、Y軸下
方向と直線L12とではさまれる領域を3の領域
とする。すなわち、一つの点を考える時、その点
のX軸座標の絶対値とY軸座標の絶対値と比較し
て、点のX軸座標の絶対値の方が大きい場合は2
の領域にその点が存在し、点のX軸座標の絶対値
の方が小さい場合は1の領域もしくは3の領域に
その点が存在する。
第6図は円弧C1と直線L1とが交差する近傍
を示した図で、円弧C1と直線L1とで囲まれる
部分のぬりつぶしを行う場合の終了点の近傍を示
している。
第5図の1の領域の場合を、第6図aに示す。
円弧の近似式により円弧のY座標に対するX座標
を演算する円弧座標発生部32は下位ビツトのま
るめ誤差のため、指定された終点である点Bを通
過するような座標を発生できない場合、円弧C1
は直線L1の終点である点Bを通らない。すなわ
ち円弧C1は、直線L1の終点である点Bを通る
場合(円弧C10で図示)、直線L1の終点であ
る点Bより右側を通る場合(円弧C11で図示)、
直線L1の終点である点Bより左側を通る場合
(円弧C12で図示)が考えられる。そこで、円
弧がC10の場合は点Bを円弧の終点とし、円弧
がC11の場合は点BのX座標を円弧C11が交
差する点(点B1で図示)を円弧の終点とし、円
弧がC12の場合は点BのY座標を円弧C12が
交差する点(点B2で図示)を円弧の終点とす
る。
第5図の2の領域の場合を、第6図bに示す。
前記1の領域の場合と同様に円弧座標発生部32
は下位ビツトのまるめ誤差のため、指定された終
点である点Bを通過するような座標を発生できな
い場合、円弧C1は直線L1の終点である点Bを
通らない。すなわち円弧C1は、直線L1の終点
である点Bを通る場合(円弧C13で図示)、直
線L1の終点である点Bより右側を通る場合(円
弧C14で図示)、直線L1の終点である点Bよ
り左側を通る場合(円弧C15で図示)が考えら
れる。そこで、円弧がC13の場合は点Bを円弧
の終点とし、円弧がC14の場合は点BのY座標
を円弧C14が交差する点(点B3で図示)を円
弧の終点とし、円弧がC15の場合も点BのY座
標を円弧C15が交差する点(点B4で図示)を
円弧の終点とする。
第5図の3の領域の場合を、第6図cに示す。
前記1の領域及び2の領域の場合と同様に円弧座
標発生部32は下位ビツトのまるめ誤差のため、
指定された終点である点Bを通過するような座標
を発生できない場合、円弧C1は直線L1の終点
である点Bを通らない。すなわち円弧C1は、直
線L1の終点である点Bを通る場合(円弧C16
で図示)、直線L1の終点である点Bより右側を
通る場合(円弧C17で図示)、直線L1の終点
である点Bより左側を通る場合(円弧C18で図
示)が考えられる。そこで、円弧がC16の場合
は点Bを円弧の終点とし、円弧C17の場合は点
BのY座標を円弧C17が交差する点(点B5で
図示)を円弧の終点とし、円弧がC18の場合も
点BのX座標を円弧C18が交差する点(点B6
で図示)を円弧の終点とする。
以上の条件を用いて、前記CPU11は第3図
のY一致信号47、X一致信号50を検出し、前
記条件を満たした時点で円弧C1と直線L1とで
囲まれた部分のぬりつぶしが終了したことを判断
し、ぬりつぶし処理を中止する。
次に、第4図に示す直線L1、直線L2、およ
び直線L3とで囲まれる部分のぬりつぶしの場合
について説明する。第4図において、Y座標を変
数とし、始点Aから直線L1と直線L2の2本の
直線の座標発生を同時に行い、直線L1の終点B
のY座標まで1つのY座標から2つのX座標を算
出し、X軸方向の1ライン直線引きでぬりつぶし
てゆく。直線L1の終点Bまでぬりつぶすと、次
に直線L2の代りに直線L3を用い、直線L1と
直線L3の2本の直線を用いて同様の処理を行い
両直線の終点Cまで行う。これを実現するため
に、第1図、第2図及び第3図を用いて説明す
る。まず、第1図中のCPU20は、第2図中の
ぬりつぶし制御部21の第1の直線座標発生部3
0に対してY座標を変数とする直線L2のX座標
を発生させるための初期値を設定し、第2の直線
座標発生部31に対してY座標を変数とする直線
L1のX座標を発生させるための初期値を設定す
る。また、前記CPU20は、第3図中の直線描
画部36に対して、始点終点セレクタ41の入力
を第1の直線X座標出力信号33と第2の直線X
座標出力信号34を選択するように設定し、変数
Yレジスタ43にY座標を変数として設定し、直
線描画制御回路42に対しては始点終点セレクタ
41から出力される始点のX座標と終点のX座標
を用いてX軸と平行の方向にぬりつぶしパターン
37とぬりつぶし場所を指定するぬりつぶしアド
レス38を発生させるように設定するとともに、
終点Yレジスタ44に終点BのY座標を、終点X
レジスタ45に終点BのX座標を、X一致セレク
タ48の入力として第2の直線X座標出力信号3
4を選択するように設定する。第2図中のぬりつ
ぶし制御部21の第1の直線座標発生部30、第
2の直線座標発生部31、直線描画部36はY座
標を同一の変数として変数Yをパラメータとして
ぬりつぶし処理を行う。CPU20は、第3図中
のY一致検出回路46から出力されるY一致信号
47と、X一致検出回路49から出力されるX一
致信号50とを用いてX軸座標及びY軸座標が一
致したことを判断し、引続き第1の直線座標発生
部30に対してはなにもせず、第2の直線座標発
生部31に対してY座標を変数とする直線L3の
X座標を発生させるための初期値を設定するとと
もに、終点Yレジスタ44に終点CのY座標を、
終点Xレジスタ45に終点CのX座標を設定す
る。前記の変数Yをそのままパラメータとして、
第1の直線座標発生部30、第2の直線座標発生
部31、直線描画部36はぬりつぶし処理を続け
る。CPU20は、第3図中のY一致検出回路4
6から出力されるY一致信号47と、X一致検出
回路49から出力されるX一致信号50とを用い
てX軸座標及びY軸座標が一致したことを判断
し、扇形図形のぬりつぶし処理を終了する。
本実施例では、第3図に示した一実施例を用い
て、円弧C1と直線L1とで囲まれた部分と、直
線L1、直線L2及び直線L3とで囲まれた部分
とに分割して扇形図形のぬりつぶしの動作を説明
したが、分割された直線L1、直線L2及び直線
L3とで囲まれた三角形の部分のぬりつぶしにお
いて頂点である点A、点B及び点Cの位置関係が
異なつても同一の回路構成で三角形の部分のぬり
つぶし行うことができる。
以上のように本実施例によれば、直線の縦軸方
向の座標に対する横軸方向の座標を求める回路を
2つと、円弧の縦軸方向の座標に対する横軸方向
の座標を求める回路を1つと、線分の始点及び終
点を指定することにより基本軸に対して平行な直
線を描く描画回路を用いて、扇形図形を円弧とそ
の弦で囲まれる部分と、その円弧を含む円の中心
点と弧の両端とを結ぶ2本の直線と弦とで囲まれ
る三角形の部分とに分割して両部分をぬりつぶす
ことにより扇形図形のぬりつぶし表示をすること
ができる。
なお、実施例においては第1象現と第4象現に
ついて説明を行つたが、第2象現と第3象現につ
いてはそれぞれ第1象現、第4象現のY軸に対し
て反転処理を加えるだけで行うことができる。
発明の効果 直線の近似式により、第1の直線の縦軸方向の
座標に対する横軸方向の座標を求める第1の手段
と、第2の直線の縦軸方向の座標に対する横軸方
向の座標を求める第2の手段と、円弧の近似式よ
にり、円弧の縦軸方向の座標に対する横軸方向の
座標を求める第3の手段と、前記第1及び第2の
手段の出力の各演算結果、または前記第1及び第
3の手段の出力の各演算結果を線分の始点及び終
点として用いて基本軸と平行に直線を描く描画手
段とを設けることにより、扇形図形を円弧と弦と
で囲まれる部分と、弦の両端と円弧を含む円の中
心点とを結ぶ2本の直線と弧とで囲まれる部分と
に分割し、それぞれをぬりつぶすことにより扇形
図形の内部をぬりつぶす機能を提供することがで
き、また、扇形図形を円弧と弦とで囲まれる部分
のぬりつぶしでは、終了点の横軸座標の絶対値と
縦軸座標の絶対値と比較して、終了点の横軸座標
の絶対値の方が大きい場合は終了点の縦軸座標の
値と、前記終了点の横軸座標の絶対値の方が小さ
い場合は終了点の横軸座標もしくは終了点の縦軸
座標の値と、前記第3手段の出力の演算結果とが
一致した時点で円弧と弦とで囲まれる部分のぬり
つぶし動作を終了する機能を有し、図形表示方式
の中でグラフイツク表示機能を持つラスタスキヤ
ン型デイスプレイ装置のグラフイツク表示回路の
うち、高速で扇形図形のぬりつぶし処理機能を有
する扇形図形のぬりつぶし回路を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例における扇形図形
のぬりつぶし表示方式を示すブロツク図、第2図
は第1図中のぬりつぶし制御部21の内部構成を
示す図、第3図は第2図中の直線描画部36の詳
細を示す図、第4図は本発明による機能の処理を
説明するための図、第5図は座標の領域を示す
図、第6図は円弧C1と直線L1とが交差する近
傍を示した図、第7図は従来の扇形図形のぬりつ
ぶし表示方式の機能の処理を説明するための図、
第8図は従来方式の実施例におけるブロツク図で
ある。 10……CPU、11……ぬりつぶし制御部、
12……円弧方向チエツク部、13……直線方向
チエツク部、14……直線描画部、15……リフ
レツシユメモリ、16……ビデオ回路、17……
表示部、20……CPU、21……ぬりつぶし制
御部、22……リフレツシユメモリ、23……ビ
デオ回路、24……ラスタスキヤン型表示器、3
1……第1の直線座標発生部、32……第2の直
線座標発生部、33……円弧座標発生部、36…
…直線描画部、41……始点終点セレクタ、42
……直線描画制御回路、43……変数Yレジス
タ、44……終点Yレジスタ、45……終点Xレ
ジスタ、46……Y一致検出回路、48……X一
致セレクタ、49……X一致検出回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 直線の近似式により、第1の直線の縦軸方向
    の座標に対する横軸方向の座標を求める第1の手
    段と、第2の直線の縦軸方向の座標に対する横軸
    方向の座標を求める第2の手段と、円弧の近似式
    により円弧の縦軸方向の座標に対する横軸方向の
    座標を求める第3の手段と、前記第1及び第2の
    手段の出力の各演算結果または前記第1および第
    3の手段の出力の各演算結果を線分の始点及び終
    点として用いて基本軸と平行に直線を描く描画手
    段とを有し、扇形図形を円弧と弦とで囲まれる部
    分と、円弧を含む円の中心点と弦の両端とを結ぶ
    2本の直線と弦とで囲まれる三角形の部分とに分
    割しそれぞれをぬりつぶすことにより扇形図形の
    内部をぬりつぶす機能を持つことを特徴とする扇
    形図形のぬりつぶし回路。 2 扇形図形の円弧の座標を横軸座標と縦軸座標
    で指定する2点のうち一方を開始点、他方を終了
    点とするとき、終了点の横軸座標の絶対値と縦軸
    座標の絶対値と比較して、終了点の横軸座標の絶
    対値の方が大きい場合は終了点の縦軸座標の値
    と、前記終了点の横軸座標の絶対値の方が小さい
    場合は終了点の横軸座標もしくは終了点の縦軸座
    標の値と、前記第3手段の出力の演算結果とが一
    致した時点で円弧と弦とで囲まれる部分のぬりつ
    ぶし動作を終了する機能を持つことを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載の扇形図形のぬりつぶ
    し回路。
JP60098375A 1985-05-09 1985-05-09 扇形図形のぬりつぶし回路 Granted JPS61256483A (ja)

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