JPH05120449A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH05120449A
JPH05120449A JP3731192A JP3731192A JPH05120449A JP H05120449 A JPH05120449 A JP H05120449A JP 3731192 A JP3731192 A JP 3731192A JP 3731192 A JP3731192 A JP 3731192A JP H05120449 A JPH05120449 A JP H05120449A
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polygon
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memory
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JP3731192A
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English (en)
Inventor
Naohito Shiraishi
尚人 白石
Tatsuya Fujii
達也 藤井
Masanobu Fukushima
正展 福島
Tatsuya Nakajima
達也 中島
Yasuhiro Izawa
康浩 伊澤
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明は、ポリゴンの画像情報に基づき、
内部情報のパターンを変形させてリアルタイムに出力す
る画像処理装置を提供することを目的とする。 【構成】 外形処理回路100にて、端点メモリ10か
らポリゴンを構成する外形アドレス情報及び内部パター
ン情報の外形処理を行なう。この外形処理回路100か
らの情報に基づいて、内部処理回路200にて、内部パ
ターン情報のアドレスを演算することにより、図形の輪
郭点情報に基づいて、内部パターン情報のパターンを変
形させて、CRT40に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、画像処理装置、特に
ポリゴンの画像情報に基き画像信号をリアルタイムに出
力することができる。ワークステーション、ゲーム機器
等の3次元コンピュータグラフィックスにおける画像処
理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像処理装置は、外部から供給される画
像情報に基づき、CRT表示用各種画像信号を合成出力
するものであり、単に2次元的な平面画像ばかりでな
く、立体の2次元画像、即ち、疑似3次元画像信号を合
成出力することができることから、例えば3次元画像用
のゲーム機器、コンピュータグラフィックス等幅広く用
いられる。
【0003】従来、この種画像処理装置としては、ビッ
ト・マップ・ディスプレイ(グラフィックスディスプレ
イ)の手法を用いており、このためCRT画面の全ピク
セルに1対1に対応する記憶エリアを有するビットマッ
プメモリが設けられる。このメモリの各記憶エリアに、
一画面に表示する全ピクセル情報が書き込まれ、例えば
コンピュータグラフィックス等において任意の図形を表
示する場合には、画面上にポリゴンの輪郭を描きその内
部をメモリに書き込まれた指定色で塗り潰していくとい
う作業が行なわれている。そのため、ポリゴン数が増え
ると、大容量のメモリを必要とすると共にリアルタイム
の処理ができないという問題がある。
【0004】特開昭62−231379号公報(国際特
許分類G06F 15/62)には、供給される図形の
輪郭線情報に基づき、画像信号リアルタイムで合成出力
することが可能な画像合成装置が開示されている。この
画像合成装置は、CRT表示用の図形の輪郭線が各水平
走査線と交差する左右輪郭点ペアと、この図形の付随デ
ータと、から成る輪郭点情報が、各水平走査線に対応し
て設けられた水平走査記憶エリア内にその優先度を伴い
順次書込み記憶される輪郭点情報記憶手段と、水平走査
信号に同期して、その垂直走査位置に対応する水平走査
記憶エリアから各輪郭情報に含まれる付随データを読出
し、読出された付随データをその優先度に従って各アド
レスに書込み記憶するインデックスメモリと、水平走査
信号に同期して、その垂直走査位置と対応する水平走査
記憶エリアから各輪郭情報に含まれる輪郭点ペアを順次
読出し、水平走査が各輪郭点ペアの指定する領域内で行
われている場合に、対応する付随データの読出しアドレ
スをその優先度に基づきインデックスメモリへ出力する
読出しアドレス発生手段と、を含み、供給される図形の
輪郭点情報に基づき、CRT表示用の画像信号をリアル
タイムで合成出力するものである。
【0005】ところで、上述した従来の装置において
は、図形の塗り潰しのために付随データとしてポリゴン
のカラーコードが与えられている。このカラーコードを
用いてポリゴン内をカラーコードの色情報に基づき塗り
潰しを行う。このカラーコードは単色のみ用いられてお
り、いわゆる単色のポリゴンしか合成出力できない。ま
た、付随データは、塗り潰しの際に、ルックアップテー
ブルのデータとして用いているため、ポリゴンの変形に
応じて、付随データを変更することはできず、単色以外
の変形に対してはポリゴンの変形に追従できないという
問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】最近、グラフィックス
の要求が多枝に渡り、ポリゴンに単色以外のものや、ポ
リゴンに陰影をつけたり、また、基本パターンを図形に
対応させて変形して表示することが求められている。
【0007】そこで、従来、上記の要求に応える画像処
理としては、電子情報通信学会技術研究報告Vol.8
8No.90,ICD88−38に示されている「ディ
ジタル画像用幾何変換LSI」などがある。これらの画
像処理は、形状変換を表す幾何変換関数を用いて画素デ
ータの2次元配列(フレームデータ)に写像を施すもの
である。この画像処理は、図106に示すように、ビッ
トマップのフレームメモリ1に対して、ソースの同じく
ビットマップ構成のマッピングメモリ2からのマッピン
グパターンを下記の数式1の(1)(2)式に従って、
マッピングメモリの、1ビットずつ幾何変換装置3にて
演算し、図105に示すように、XYアドレスのマッピ
ングパターン値をuvアドレスのフレームメモリへ格納
する。
【0008】
【数1】u=ax+by+c……(1) v=dx+ey+f……(2)
【0009】しかしながら、上記の画像処理装置として
は、マッピング処理として、マッピングメモリ2のリー
ドとフレームメモリ1のライトをそのフレームメモリ1
に幾何変換されるポリゴンの面積だけ処理を必要とす
る。例えば、マッピングメモリが256×256の領域
を持ち、そのメモリサイクルが100nsとすると、1
ポリゴンに対して、256×256×100ns≒6.
5msの処理時間を必要とする。従って、ゲーム機器の
ように、CRTにリアルタイムに画像を合成するとする
と、1/60s÷6.5ms=2.5となり、2ポリゴ
ンしか処理できずリアルタイムの処理は実質上不可能で
あった。
【0010】また、複数の図形を重ね合わせて表示する
隠面処理法として知られているZバッファ法では、Z軸
方向の値をフレームメモリと1対1に対応するバッファ
の値と比較することにより、常にZ軸の小さいポリゴン
だけフレームメモリに書き込む。
【0011】そのため、最悪時には、処理対象のすべて
のポリゴンについて、Zバッファのリード、ライトとマ
ッピングメモリのリード、フレームメモリのライトの処
理を必要とする。また通常フレームメモリ、マッピング
メモリ、Zバッファのような容量の大きいメモリはダイ
ナミックランダスアクセスメモリ(DRAM)のような
ローコストのメモリを使用する。そのため、メモリアク
セス時間の大きさとメモリアクセス回数の大きさからリ
アルタイムのマッピング処理はできないという問題があ
った。
【0012】更に、画像処理装置においては、同時に複
数のポリゴンを表示することが多く、特に複数のポリゴ
ンが重ね合わせ表示されるような場合には、その重ね合
わせ領域をどのように塗り潰し処理を行うかが重要とな
る。そのため、隠面消去処理回路にて、ポリゴンの隠面
消去処理を行なっている。
【0013】しかしながら、隠面消去処理回路では、隠
面消去処理を行なうポリゴン数の上限が予じめ決められ
ており、その上限数のポリゴン数だけ、フレームメモリ
20から隠面消去処理回路へデータを送り、隠面消去処
理を行っている。そのため、例えば、ユニット数の制限
が128個であれば、図91に示すように、実際には表
示されないポリゴンも処理対象となり、後方の表示しな
ければならないポリゴンであるポリゴン129とポリゴ
ン130を表示するとができないという問題があった。
【0014】この発明は、上述した問題点を解消し、高
速動作を可能とし、リアルタイムのマッピング処理を行
える画像処理装置を提供することをその課題とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明は、ポリゴンを
構成するX,Yの2端点情報及び内部パターン情報の各
端点情報を格納した端点メモリ、上記端点メモリからの
2端点情報及び内部パターン情報の各端点情報の所定ア
ドレスに基いて、ポリゴンの外形のアドレス情報及びポ
リゴンに対応して内部パターン情報の外形処理を行なう
外形処理手段、上記外形処理手段にて算出された対向す
る2辺間アドレスを外形アドレス情報に基いて演算し、
ポリゴンの外形に対応して内部パターン情報のアドレス
を演算する内部図形描画処理手段、図形の画像情報を表
示する表示手段、とを備え、供給される図形の輪郭点情
報に基き、内部パターン情報のパターンを変形させて、
画像信号を出力することを特徴とする。
【0016】また、上記内部パターン情報として、輝度
情報データを用いると、ポリゴンの形状に対応して陰影
が付加される。
【0017】また、上記内部パターン情報として、R,
G,Bのカラー情報データを用いると、ポリゴンの形状
に対応させて色を変化してポリゴン内部を塗り潰すこと
ができる。
【0018】更に、前記外形処理手段は、ポリゴンの外
形処理を行なうポリゴン外形処理部と、内部パターン情
報の外形処理を行なう内部パターン外形処理部を備え、
前記ポリゴン外形処理部は、ポリゴンの各辺のXまたは
Yの終点アドレスから始点アドレスを減算して第1の値
を算出する差分回路と、YまたはXの終点アドレスから
始点アドレスを減算して第2の値を算出し、この第2の
値を前記第1の値で除算する微差分演算回路と、この微
差分演算回路の値をXまたはYの初期値に加算する補間
演算回路とからなり、上記内部パターン外形処理部は、
ポリゴンの各辺端点内部パターン情報の終点アドレスか
ら始点アドレスを減算して第3の値を算出し、この第3
の値を前記ポリゴン外形処理部で算出した第1の値で除
算する微差分演算回路と、この微差分演算回路の値を内
部パターン情報の初期値に加算する補間演算回路とから
構成すると良い。
【0019】また、前記内部描画処理手段は、ポリゴン
の各辺のXまたはYの終点アドレスから始点アドレスを
減算して差分値を算出する差分回路と、ポリゴンの各辺
端点内部パターン情報の終点アドレスから始点アドレス
を減算して差分値を算出し、この差分値を前記差分回路
で算出した差分値で除算する微差分演算回路と、この微
差分演算回路の値を内部パターン情報の初期値に加算す
る補間演算回路とから構成すると良い。
【0020】また、この発明は、基本パターンを格納し
たマッピングメモリ、ポリゴンを構成するX,Yの2端
点情報及び内部パターン情報の各端点情報を格納した端
点メモリ、上記端点メモリからの2端点情報及びマッピ
ングパターン情報の各端点情報の所定アドレスに基い
て、ポリゴンの外形のアドレス情報及びポリゴンに対応
してマッピングパターン情報の外形処理を行なう外形処
理手段、上記外形処理手段にて算出された対向する2辺
間アドレスを外形アドレス情報に基いて演算し、ポリゴ
ンの外形に対応してマッピングパターン情報のアドレス
を演算する内部図形描画処理手段、図形の画像情報を表
示する表示手段、とを備え、供給される図形の輪郭点情
報に基き、マッピングメモリのパターンを変形させて、
画像信号を出力することを特徴とする。
【0021】更に、この発明は、ポリゴンを構成する
X,Yの2端点情報及び各ポリゴンの優先度を示すデー
タを格納した端点メモリ、上記端点メモリからの2端点
情報の所定アドレスに基いて、ポリゴンの外形のアドレ
ス情報の外形処理を行なう外形処理手段、上記外形処理
手段にて算出された対向する2辺間アドレスを優先度の
高い順に取り込み、各ポリゴンの外形の2辺間アドレス
に基づいて可視ポリゴンか非可視ポリゴンかを判定し、
非可視ポリゴンか可視ポリゴンかを選別する非可視面除
去手段、前記外形アドレス情報に基いて演算し、ポリゴ
ンの外形に対応してポリゴン内部情報を演算する内部図
形描画処理手段、画像情報を表示する表示手段、を備
え、前記非可視面除去手段にて可視ポリゴンと判定され
たポリゴンのみ前記内部図形描画処理手段にて、ポリゴ
ン内部情報を演算し、画像信号を出力することを特徴と
する。
【0022】また、上記非可視面除去手段は、外形処理
手段にて算出された対向する2辺間アドレスの始点アド
レスと終点アドレスとを格納する記憶手段と、この始点
アドレスと取り込まれたポリゴン始点アドレスとを比較
する第1の比較手段、前記記憶手段に格納された終点ア
ドレスと取り込まれたポリゴン終点アドレスとを比較す
る第2の比較手段、前記第1の比較手段にて取り込まれ
たポリゴンの始点アドレスが小さい場合に前記記憶手段
の始点アドレスを取り込んだポリゴンの始点アドレスに
書き替える手段、前記第2の比較手段にて取り込まれた
ポリゴンの終点アドレスが大きい場合に前記記憶手段の
終点アドレスを取り込んだポリゴンの終点アドレスに書
き替える手段、を備え、前記第1の比較手段にて取り込
まれたポリゴンの始点アドレスが大きく且つ前記第2の
比較手段にて取り込まれたポリゴンの終点アドレスが小
さい場合に、非可視ポリゴンとして判定するように構成
することができる。
【0023】そして、この発明は、ポリゴンを構成する
X,Yの2端点情報及び各ポリゴンの優先度を示すデー
タを格納した端点メモリ、上記端点メモリからの2端点
情報の所定アドレスに基いて、各水平操作線と交差する
ポリゴンの外形のアドレス情報を算出する外形処理手
段、上記外形処理手段にて算出された対向する2辺間ア
ドレスを優先度を伴い記憶する記憶手段、この記憶手段
より優先度の高い順に2辺間アドレスを取り込み、各ポ
リゴンの外形の2辺間アドレスに基づいて可視ポリゴン
か非可視ポリゴンかを判定し、非可視ポリゴンか可視ポ
リゴンかを選別する非可視面除去手段、前記外形アドレ
ス情報に基いて演算し、ポリゴンの外形に対応してポリ
ゴン内部情報を演算する内部図形描画処理手段、画像情
報を表示する表示手段、を備え、前記非可視面除去手段
にて可視ポリゴンと判定されたポリゴンのみ前記内部図
形描画処理手段にて、ポリゴン内部情報を演算し、画像
信号を出力することを特徴とする。
【0024】また、上記非可視面除去手段は、取り込ま
れたポリゴンの始点アドレスと終点アドレスとを格納す
る記憶手段、この記憶手段に格納されたデータをアドレ
スとして第1方向から始点アドレスの位置までの領域を
指示する第1の論理回路、この記憶手段に格納されたデ
ータをアドレスとして第2方向から終点アドレスの位置
までの領域を指示する第2の論理回路、この第1及び第
2の論理回路の出力の論理積を取る論理積手段と、この
論理積手段からのデータを順次取り込むフリップフロッ
プと、このフリップフロップのインバータ出力と論理積
手段の出力の論理積を取る第2の論理積手段と、この第
2の論理積手段の出力の論理和を取る論理和手段と、か
ら構成することもできる。
【0025】また、この発明の画像処理装置は、同一の
パターンが繰り返される場合、少なくともその繰り返し
パターンの最小単位の基本パターンを格納したマッピン
グメモリと、ポリゴンを構成するX,Yの2端点情報、
内部パターン情報の各端点情報、内部パターン情報が同
一のパターンが繰り返されるか否か識別する情報、及び
マッピングメモリのどの領域を繰り返し用いるか指定す
る領域使用情報を格納した端点メモリと、上記端点メモ
リからの2端点情報及びマッピングパターン情報の各端
点情報の所定アドレスに基いて、ポリゴンの外形のアド
レス情報及びポリゴンに対応してマッピングパターン情
報の外形処理を行なう外形処理手段と、上記外形処理手
段にて算出された対向する2辺間アドレスを外形アドレ
ス情報に基いて演算し、ポリゴンの外形に対応してマッ
ピングパターン情報のアドレスを演算し、この演算した
マッピングパターン情報と指定された上記マッピングメ
モリの領域使用情報とを合成してマッピングアドレスを
算出する内部図形描画処理手段と、図形の画像情報を表
示する表示手段と、を備え、上記算出したマッピングア
ドレスに基づきマッピングメモリから最小単位の基本パ
ターン繰り返し読み出して、供給される図形の輪郭点情
報に基き内部パターンを変形させて画像信号を出力する
ことを特徴とする。
【0026】更に、上記内部パターン情報は、マッピン
グパターン情報の各端点情報のアドレスと、マッピング
メモリのどの領域を繰り返し用いるか指定するためのセ
グメントアドレスとを備え、内部図形描画処理手段は、
マッピングパターン情報の各端点情報のアドレスを上記
外形処理手段にて算出された対向する2辺間アドレスを
外形アドレス情報に基いて演算して、マッピングパター
ン情報のアドレスを算出し、この演算したアドレスとセ
グメントアドレスとを合成してマッピングアドレスを算
出することを特徴とする。
【0027】
【作用】上述したように、この発明によれば、端点メモ
リからの情報に基づき、図形の外形のXYアドレス及び
内部パターン情報の外形を算出し、この算出した2点間
の情報から内部の画像データを演算して求めることがで
きる。従って、メモリとのアクセス回数を大幅に削減で
きるので、ポリゴンの塗り潰しを高速に行える。また、
この発明によれば、端点メモリからの情報に基づき、表
示されるポリゴンのみ、非可視面除去手段で選別するの
で、表示されないポリゴンの制約を受けることなく画像
処理が行なえる。従って、メモリに画像処理装置の性能
以上のポリゴン情報を格納した場合でも、ポリゴンの処
理が行なえる。
【0028】更に、この発明によれば、格子模様などの
ような繰り返しパターンにおいては、繰り返しパターン
の一部を格納するだけで、ポリゴン面の内部描画処理
(マッピング処理)を行なうことにより、最小限のマッ
ピングメモリの容量で処理が可能となる。
【0029】
【実施例】以下、この発明の実施例につき図面を参照し
て説明する。
【0030】図1は、この発明を用いた疑似3次元画像
処理装置の全体構成を示すブロック図であり、この装置
は例えば、レーシングゲームや飛行機の操縦シュミレー
ションなどのゲーム用機器に用いて好適な1例が示され
ている。図1に従いこの発明の全体構成について説明す
る。
【0031】この実施例において、画像情報供給装置5
は、運転中における各種条件のシュミレーション画像を
演算し、このシュミレーション画像を複数のポリゴンの
情報として、端点メモリ10に出力するものである。
【0032】画像情報供給装置5の構成について説明す
ると、この装置には、ワールドメモリ6、幾何変換回路
7、操作部8及びメインCPU回路9を備える。
【0033】ワールドメモリ6には、あらゆる物体が複
数のポリゴンの集合体として表現され、このポリゴンの
各端点を示す端点情報が格納されている。更に、このポ
リゴンに対応して夫々模様等が施されたマッピングメモ
リの端点情報及びカラー情報等のデータが格納されてい
る。
【0034】操作部8は、ハンドル、アクセル、ブレー
キなどで構成され、その操作内容は電気信号に変換さ
れ、メインCPU回路9へ出力される。
【0035】メインCPU回路9は、操作部8及び幾何
変換回路7から出力される各種の状態信号、例えば「自
動車が加速した」「自動車がガードレールに激突した」
「道に沿って自動車が曲がった」等の情報を受け取り、
これに応じた状況データを演算し、幾何変換回路7へ出
力する。
【0036】幾何変換回路7は、メインCPU9の演算
する自動車の現在位置に従い、ワールドメモリ6に格納
されている各種ポリゴンデータを参照しながら、運転者
が見える光景を演算し、その光景に応じて幾何変形され
たポリゴンの端点情報を端点メモリ10に出力する。即
ち、透視投影変換により、各ポリゴンの頂点座標を幾何
変換し、そのX,Yの2次元座標を端点メモリ10に出
力する。
【0037】また、この様な透視投影変換を行うに当
り、視点と各ポリゴンとの距離を求めておく。そして、
透視投影変換により求めた各ポリゴンを運転者の視野即
ち画面の視野に入るか否かのチェックを行う。視野に入
るポリゴンに対し、視点からの距離の代表値を決定し、
代表値の小さいポリゴンから順に、優先度の高いポリゴ
ンとして端点メモリ10に出力する。
【0038】端点メモリ10には、幾何変換回路7によ
り算出された各ポリゴンの端点情報が格納されるのみな
らず、この端点メモリ10には、ポリゴンの形状、位
置、優先度、選択する基本パターンのマッピングパター
ン領域を示す端点情報、ポリゴンの端点に夫々対応する
R,G,Bなどのカラー情報及び輝度情報、その他の付
随データが含まれる。
【0039】マッピングメモリ30には、基本パターン
のアドレス情報及びその基本パターンに応じて夫々対応
するR,G,Bなどのカラー情報及び輝度情報等の色情
報が格納されている。このマッピングメモリ30は例え
ば、図12、図13に示すような各基本パターンに応じ
たXYアドレス及びその各アドレス値にそれぞれ色情報
データ及びその他の付随情報が付随して格納されてい
る。
【0040】この端点メモリ10から外形処理回路10
0に各ポリゴンを構成するX,Yの2端点情報と基本パ
ターンの端点のアドレス(MX,MY)、各端点に対応
するR,G,Bなどのカラー情報データ又は輝度情報デ
ータ並びにポリゴンの優先度を示すZ値がそれぞれ出力
される。
【0041】外形処理回路100は、端点メモリ10か
らのポリゴンを構成する各辺の端点、すなわちXの始点
アドレス(XS)、終点アドレス(XE)及びYの始点
アドレス(YS)及び終点アドレス(YE)を内部処理
用メモリ(RAM)に取り込む。また、基本パターンを
構成する各辺の端点のXの始点アドレス(MXS)、終
点アドレス(MXE)及びYの始点アドレス(MY
S)、終点アドレス(MYE)各端点に対応するR,
G,Bなどのカラー情報データ又は輝度情報データを内
部処理用メモリに取り込む。更に、各ポリゴンの優先度
を示すZ値が内部処理用メモリに取り込まれる。
【0042】まず外形処理回路100はポリゴンの外形
処理を行う。この外形処理のために、CPU50にて、
端点メモリ10より読み出された各辺のXYアドレスの
始点及び終点アドレスに基づいて、ポリゴンを構成する
各辺のベクトルが図26に示すどの方向に属するかを判
断し、そのベクトルの方向に応じて図27に示すよう
に、右辺又は左辺が決定される。
【0043】そして、端点メモリ10より読み出された
各辺のYアドレスの始点及び終点アドレスから数式2の
(3)式に示すようにY方向の距離(DY)を算出す
る。続いて、このDYを用いて、ポリゴンの外形を求め
るために、各辺のX終点からX始点までのアドレスをデ
ジタル微分解析(DDA)により求め、そのデータをフ
レームメモリ30に格納する。即ち、(4)式に示すよ
うに、その微差分値を算出し、(5)式に示すように、
補間演算を行い各辺のX終点からX始点までのXアドレ
スを算出する。この(5)式におけるXの初期値はX始
点(XS)であり、(5)式の演算が0からDYまで繰
り返される。又、YアドレスはYの始点アドレス(Y
S)に上記DYまで1つずつインクリメントする。
【0044】
【数2】DY=YE−YS ………………(3) X=X+DDX ………………(5)
【0045】更に、外形処理回路100は内部パターン
情報の外形処理を行う。この内部パターン情報の外形処
理は、基本パターンを変形させる場合には、端点メモリ
10に格納された基本パターンの端点アドレス(MX,
MY)を変化させる。又、ポリゴンに陰影をつける場合
には、ポリゴンの各端点の有する輝度情報データを変化
させる。更に、R,G,Bのカラー情報を変化させる場
合には、ポリゴンの各端点の有するカラー情報データを
変化させる。ここで、基本パターンの端点アドレス、輝
度情報データ及びカラー情報データの外形処理は同じ動
作を行うので、ここではこれらの処理を一括してIの符
号を用いて説明する。
【0046】端点メモリ10より読み出された基本パタ
ーンのアドレス又は陰影情報データ、カラー情報データ
の端点情報データ(I)からポリゴンに対応するデータ
を数式3の(6)(7)式に基づいてデジタル微分解析
(DDA)により算出し、フレームメモリ30に格納す
る。即ち、各辺の終点データから始点データまでのデー
タをデジタル微分解析(DDA)により求め、そのデー
タをフレームメモリ30に格納する。まず、(6)式に
示すように、その微差分値を算出し、(7)式に示すよ
うに、補間演算を行い各辺の終点から始点までのデータ
を算出する。この(7)式におけるIXの初期値は始点
のデータであり、(7)式の演算が0からDYまで繰り
返される。
【0047】
【数3】 IX=IX+DIX ……(7)
【0048】基本パターンの外形アドレス(MX,M
Y)を変換した場合には、上記(6)(7)式のIをM
X,MYの2通りの処理に読み変えることにより、
(3)(4)(5)(6)(7)式に従い、図13ない
し図14に示すように、ポリゴンの外形とそれに基づい
て変形された基本パターンの外形のアドレス情報がフレ
ームメモリ30に格納される。
【0049】又、陰影情報を変換した場合には、Iが陰
影情報データ処理になり、(3)(4)(5)(6)
(7)式に従い陰影情報が変形され、そのデータがフレ
ームメモリ30に格納される。
【0050】更に、R,G,Bのカラー情報の変換の場
合には、上記(6)(7)式のIをR,G,Bの3通り
の処理に読み変えることにより、(3)(4)(5)
(6)(7)式に従い各カラー情報が変形され、そのデ
ータがフレームメモリ30に格納される。
【0051】尚、上述した各処理は夫々単独で行って
も、基本パターンに陰影をつけたり、カラー情報を付加
したり、夫々必要に応じて種々組み合わせて処理するこ
ともできる。
【0052】この実施例においては、水平走査線に同期
して、その垂直位置を示すYアドレスごとに、ポリゴン
の外形とそれに基づいて変形された基本パターンの外形
のアドレス情報、カラー情報又は陰影情報がフレームメ
モリ20に格納される。
【0053】内部図形描画回路200は、対向する2辺
間のXYアドレスをフレームメモリ20より読み出し、
この読み出したアドレス情報に基づいて、(7)(8)
式に従いポリゴン内部の各ビットパターンのアドレスを
内部パターンアドレスとして算出する。即ち、この実施
例においては、水平走査信号に同期して、その垂直位置
としてのYアドレスに対応するポリゴンの外形を示す2
点のXの始点(XS)とXの終点(XE)と基本パター
ンを変形したマッピングアドレス(MX,MY)変形し
たカラー情報データ(R,G,B)又は変形した陰影情
報データをフレームメモリ20から読み出す。
【0054】フレームメモリ20より読み出されたXア
ドレスの始点及び終点アドレスから数式4の(8)式に
示すように、X方向の距離(DXY)を算出する。この
DXYを用いて、基本パターン又は陰影情報をポリゴン
の形に合わせて変形させるために、フレームメモリ20
より読み出された基本パターンの端点マッピングアドレ
ス、カラー情報データ又は陰影情報データからポリゴン
に対応する内部パターンデータを(9)(10)式に基
づいてデジタル微分解析(DDA)により算出する。
【0055】(8)式にて算出したDXYを用いて、ポ
リゴンの内部パターンデータを求めるために、Yアドレ
ス毎の終点から始点までのデータをデジタル微分解析
(DDA)により求める。即ち、(9)式に示すよう
に、その微差分値を算出し、(10)式に示すように、
補間演算を行いY軸の終点から始点までのデータを算出
する。この(5)式におけるXの初期値は始点であり、
(10)式の演算が0からDXYまで繰り返される。
【0056】この内部描画処理回路200は、前述の外
形処理回路100と同様に基本パターンを変形させる場
合には、フレームメモリ20に格納された基本パターン
の端点アドレス(MX,MY)を変化させる。又、ポリ
ゴンに陰影をつける場合には、ポリゴンの各端点の有す
る輝度情報データを変化させる。更に、R,G,Bのカ
ラー情報を変化させる場合には、ポリゴンの各端点の有
するカラー情報データを変化させる。ここで、基本パタ
ーンの端点アドレス、輝度情報データ及びカラー情報デ
ータの外形処理は同じ動作を行うので、ここではこれら
の処理を一括してTの符号を用いて説明する。
【0057】
【数4】 DXY=XE(Y)−XS(Y) ……………(8) T=DDT×X+TS(Y) ………………(10)
【0058】端点メモリ10より読み出された基本パタ
ーンのアドレス又は陰影情報データ、カラー情報データ
の端点情報データ(T)からポリゴンに対応するデータ
を上記(9)(10)式に基づいてデジタル微分解析
(DDA)により算出する。即ち、各辺の終点データか
ら始点データまでのデータをデジタル微分解析(DD
A)により求める。まず、(9)式に示すように、その
微差分値を算出し、(10)式に示すように、補間演算
を行い各辺の終点から始点までのデータを算出する。こ
の(10)式におけるXの初期値は始点のデータであ
り、(10)式の演算が0からDXYまで繰り返され
る。
【0059】基本パターンのアドレス(MX,MY)を
変換した場合には、上記(9)(10)式のTをMX,
MYの2通りの処理に読み変えることにより、変形され
た基本パターンの内部のアドレス情報が描画処理回路に
供給される。又、陰影情報を変換した場合には、Tが陰
影情報データ処理になり、(9)(10)式に従い陰影
情報が変形され、そのデータが描画処理回路に供給され
る。
【0060】更に、R,G,Bのカラー情報の変換の場
合には、上記(9)(10)式のTをR,G,Bの3通
りの処理に読み変えることにより、各カラー情報が変形
され、そのデータが描画処理回路に供給される。また、
CRT30へ表示するためのスクリーンアドレスのXア
ドレスSXはXS+Xで算出される。
【0061】そして、描画処理回路では、CRT40に
表示するべく、水平走査信号に対応するYアドレスにX
アドレスごとに優先順位の高いポリゴン、即ち優先順位
を示すZ値の小さいポリゴンのマッチングパターンアド
レスを読み出し、そのアドレスに従い、マッピングメモ
リ30のアドレスを指定し、マッピングメモリ30をル
ックアップテーブルとしてそのアドレスに対応した情報
を読み出して、CRT40に表示することにより、図1
4及び図15に示すように、図12、図13の基本パタ
ーンを図11に示すポリゴンの形状に対応させて変形さ
せて表示させることができる。
【0062】又、陰影又はカラー情報を付加するのみで
あれば、水平走査信号に対応するYアドレスにXアドレ
スごとに優先順位の高いポリゴン、即ち優先順位を示す
Z値の小さいポリゴンのアドレスを読み出し、そのアド
レス毎の陰影情報又はカラー情報を読み出すことによ
り、ポリゴンの形状に対応させて陰影又はカラーの変化
が行われる。上述した動作はCPU50の制御のもとに
行われる。
【0063】この実施例における画像処理装置は概略上
記のように構成される。
【0064】図2はこの発明を基本パターンをポリゴン
の変形に対応させて変形させる画像処理装置の構成を示
すブロック図、図3は外形処理回路の構成を示すブロッ
ク図、図4は内部処理回路の構成を示すブロック図、図
5ないし図7はこの動作を示すフローチャートである。
【0065】つぎにこの発明を基本パターンをポリゴン
の変形に対応させ変形させる実施例につき説明する。図
16に示すように、この実施例においては、ポリゴンは
スクリーン端点座標(X,Y)と、基本パターン即ちマ
ッピングパターンの端点座標(MX,MY)を持つこと
により、図16のようなポリゴン面に基本パターンを変
形させてマッピングするものである。
【0066】まずポリゴン外形処理回路51にてポリゴ
ンの外形処理を行う。この外形処理のために、CPU5
0にて、端点メモリ10より読み出された各辺のXYア
ドレスの始点及び終点アドレスに基づいて、ポリゴンを
構成する各辺のベクトルが図26に示すどの方向に属す
るかを判断し、そのベクトルの方向に応じて図27に示
すように、右辺又は左辺が決定される。端点メモリ10
には、図19に示す用にスクリーン端点座標(X,Y)
と、マッピングパターンの端点座標(MX,MY)及び
ポリゴンのZ値が格納されている。
【0067】そして、端点メモリ10より読み出された
各辺のYアドレスの始点及び終点アドレスから前述した
(3)式に示すようにY方向の距離(DY)を算出す
る。続いて、このDYを用いて、ポリゴンの外形を求め
るために、各辺のX終点からX始点までのアドレスをデ
ジタル微分解析(DDA)により求め、そのデータをフ
レームメモリ30に格納する。即ち、前述した(4)式
に示すように、その微差分値を算出し、前述した(5)
式に示すように、補間演算を行い各辺のX終点からX始
点までのXアドレスを算出する。
【0068】更に、マッピングパターン外形処理回路7
1は、基本パターン情報の外形処理を行う。この処理は
基本パターンを変形させる場合には、端点メモリ10に
格納された基本パターンの端点アドレス(MX,MY)
を変化させる。
【0069】端点メモリ10より読み出された基本パタ
ーンのアドレス(MXS,MYS),(MXE,MY
E)のアドレスデータからポリゴンに対応するデータを
(11)(12)式に基づいてデジタル微分解析(DD
A)により算出し、フレームメモリ20に格納する。即
ち、各辺の終点データ(MXE,MYE)から始点デー
タ(MXS,MYS)までのデータをデジタル微分解析
(DDA)により求め、そのデータをフレームメモリ2
0に格納する。
【0070】まず、数式5の(11)(12)式に示す
ように、その微差分値を算出し、(13)(14)式に
示すように、補間演算を行い各辺の終点から始点までの
データを算出する。この(13)式におけるMXの初期
値は始点のデータ(MYS)であり、(14)式におけ
るMYの初期値は始点のデータ(MYS)である。(1
3)(14)式の演算が0からDYまで繰り返される。
【0071】
【数5】 MX=MX+DMX ……(13) MY=MY+DMY ……(14)
【0072】この実施例においては、水平走査線に同期
して、その垂直位置を示すYアドレスごとに、ポリゴン
の外形とそれに基づいて変形された基本パターンの外形
のアドレス情報がフレームメモリ20に格納される。
【0073】内部図形描画回路200は、対向する2辺
間のXYアドレスをフレームメモリ20より読み出し、
この読み出したアドレス情報に基づいて、前述の(9)
(10)式に従いポリゴン内部の各ビットパターンのア
ドレスを内部パターンアドレスとして算出する。即ち、
この実施例においては、水平走査信号に同期して、その
垂直位置としてのYアドレスに対応するポリゴンの外形
を示す2点のXの始点(XS)とXの終点(XE)と基
本パターンを変形したマッピングアドレス(MX,M
Y)をフレームメモリ20から読み出す。
【0074】フレームメモリ20より読み出されたXア
ドレスの始点及び終点アドレスから前述した(8)式に
示すように、X方向の距離(DXY)を算出する。この
DXYを用いて、基本パターンをポリゴンの形に合わせ
て変形させるために、フレームメモリ20より読み出さ
れた基本パターンの端点マッピングアドレス(MX,M
Y)を(9)(10)式に基づいてデジタル微分解析
(DDA)により算出する。
【0075】(8)式にて算出したDXYを用いて、ポ
リゴンの内部パターンデータを求めるために、Yアドレ
ス毎の終点から始点までのデータをデジタル微分解析
(DDA)により求める。即ち、(9)式に示すよう
に、その微差分値を算出し、(10)式に示すように、
補間演算を行いY軸の終点から始点までのデータを算出
する。この(10)式におけるXの値は0からDXYま
で変化する。
【0076】この内部描画処理回路200は、前述の外
形処理回路100と同様に基本パターンを変形させる場
合には、フレームメモリ20に格納された基本パターン
の端点アドレス(MX,MY)を変化させる。
【0077】
【数6】 DXY=XE(Y)−XS(Y) …………(15) MX=MXS(Y)+DDMX*X ……………(18) MY=MYS(Y)+DDMY*X ……………(19)
【0078】端点メモリ10より読み出されたYアドレ
ス毎の基本パターンのアドレス(MXS(Y),MYS
(Y)),(MXE(Y),MXE(Y))からポリゴ
ンに対応するデータを(16)(17)式に基づいてデ
ジタル微分解析(DDA)により算出する。即ち、各辺
の終点データから始点データまでのデータをデジタル微
分解析(DDA)により求める。
【0079】まず、(16)(17)式に示すように、
その微差分値を算出し、(18)(19)式に示すよう
に、補間演算を行い各辺の終点から始点までのデータを
算出する。この(18)(19)式におけるXの値は0
からDXまで変化する。
【0080】また、CRT40へ表示するためのスクリ
ーンアドレスのXアドレスSXはXS+Xで算出され
る。
【0081】そして、描画処理回路35では、CRT4
0に表示するべく、水平走査信号に対応するYアドレス
にXアドレスごとに優先順位の高いポリゴン、即ち優先
順位を示すZ値の小さいポリゴンの基本パターンを変形
したマッピングパターンアドレス(MX,MY)を読み
出し、そのアドレスに従い、マッピングメモリ30のア
ドレスを指定し、マッピングメモリ30をルックアップ
テーブルとしてそのアドレスに対応した情報を読み出し
て、CRT40に表示する。その結果、図14及び図1
5に示すように、図12、図13の基本パターンを図1
1に示すポリゴンの形状に対応させて変形させて表示さ
せることができる。図14は図12の基本パターンを図
11のポリゴン1に対応させて変化させたもの、図15
は図13の基本パターンを図11のポリゴン2に対応さ
せて変化させたものである。
【0082】次に、この実施例における画像処理装置の
外形処理回路100及び内部処理回路200の具体的実
施例につき、図3ないし図7に従い説明する。
【0083】図3は外形処理回路の構成を示すブロック
図、図4は内部処理回路の構成を示すブロック図、図5
及び図6は外形処理回路の動作を示すフローチャート、
図7は内部処理回路の動作を示すフローチャートであ
る。
【0084】この実施例を図5ないし図7の動作フロー
に基き、図3および図4の回路例に従い説明する。
【0085】まず、コントローラ50がポリゴン数
(P)を端点メモリ10より読み出し、そして、処理す
るポリゴン角数を読み出し、その数を内部処理用メモリ
に格納する。
【0086】そして、端点メモリより、始点(XS,Y
S,MXS,MYS)を読み出し、端点メモリのアドレ
スをインクリメントして、端点メモリより終点(XE,
YE,MXE,MYE)を夫々読み出す。この読み出し
た端点の始点(XS)、(YS)終点(XE),(Y
E)から方向ベクトルを算出し、この辺ベクトルを左辺
又は右辺に設定する。
【0087】そして、外形処理回路100のポリゴン外
形処理回路51の差分回路を構成する減算器52にフレ
ームメモリ10からのYE,YSのデータが与えられ、
両者間の距離DYが算出される。このDYは微差分演算
回路53及びマッピングパターン外形処理回路71の微
差分演算回路72に夫々供給される。
【0088】微差分演算回路53内の減算器54には端
点メモリ10から始点(XS)及び終点(XE)データ
が与えられ、この減算器54からの減算結果XE−XS
が除算器55へ供給される。
【0089】この除算器55にて、(XE−XS)/D
Yの除算が行なわれ、この値(DDX)が補間演算回路
56の加算器57へ与えらる。この加算器57にて、X
+DDXの演算が行なわれ、この値がレジスタ58に書
き込まれ、このレジスタ58からフレームメモリ20に
Xアドレスとして書き込まれる。また加算器57の一方
の入力はレジスタ58からの出力が与えられるため、こ
の回路56にて、補間演算が行なわれる。
【0090】一方、マッピングパターン外形処理回路7
1では、端点メモリ10より、読み出された基本パター
ンの端点アドレス(MXS,MYS),(MXE,MY
E)が入力され、この減算器71にて、MXE−MX
S,およびMYE−MYSの演算が行なわれ、その演算
結果が除算器74に与えられる。
【0091】除算器74には差分回路の減算器52から
のDYが与えられ、上述の演算結果との間で除算され、
微差分値が算出される。
【0092】この微差分演算回路72にて、DMX=
(MXE−MXS)/DY,DMY=(MYE−MY
S)/DYの演算が行なわれ、この演算結果が補間演算
回路75の加算器76へ供給される。
【0093】補間演算回路75では、加算器76に微差
分演算回路72からの出力と、レジスタ77に設定され
た前のデータとの間で加算がなされ、MX=MX+DM
X,MY=MY+DMYの演算が行なわる。この値がレ
ジスタ77に与えら、このレジスタ77の値がマッピン
グパターンのアドレスデータとしてフレームメモリ20
に書き込まれる。また加算器76の一方の入力はレジス
タ77からの出力が与えられるため、この回路75に
て、補間演算が行なわれる。
【0094】而して、フレームメモリ20には、図17
ないし図19に示す如くYアドレスごとにポリゴン辺の
左辺Xアドレス、右辺Xアドレス、マッピングパターン
の左辺Xアドレス、右辺Xアドレス、マッピングパター
ンの左辺Yアドレス、右辺Yアドレスと、Z値が格納さ
れる。
【0095】そして、フレームメモリ20には、最終的
には、図20及び図21に示すように。スキャンライン
に相当するYアドレスごとのポリゴン辺の左辺Xアドレ
ス、右辺Xアドレス、マッピングパターンの左辺Xアド
レス、右辺Xアドレス、マッピングパターンの左辺Yア
ドレス、右辺YアドレスとZ値を書き込むとともに、図
示はしていないが、Yアドレスごとのポリゴンの数をポ
リゴンカウントメモリに書き込む。
【0096】続いて、内部処理回路200について、図
4及び図7に従い説明する。
【0097】内部図形描画回路200は、Yアドレスご
とに対向する2辺間のXアドレス及びマッピングパター
ンのアドレス(XS,XE,MXS,MXE)をフレー
ムメモリ20より読み出す。即ち、この実施例において
は、水平走査信号に同期して、その垂直位置としてのY
アドレスに対応するポリゴンの外形を示す2点のXの始
点(XS)とXの終点(XE)と基本パターンを変形し
たマッピングアドレス(MXS,MYS)(MXE,M
YE)をフレームメモリ20から読み出す。そして、内
部処理回路200の差分回路を構成する減算器80にフ
レームメモリ20からのXE,XSのデータが与えら
れ、両者間の距離DXが算出される。このDXは微差分
演算回路81に供給される。
【0098】微差分演算回路81内の減算器82にはフ
レームメモリ200からマッピングアドレスの始点(M
XS,MYS)及び終点(MXE,MYS)データが与
えられ、この減算器82からの減算結果MXE−MX
S,MYE−MYSが除算器83へ供給される。
【0099】この除算器82にて、(MXE−MXS)
/DX,(MYE−MYS)/DXの除算が夫々行なわ
れ、この値(DDMX)(DDMY)が補間演算回路8
4の乗算器86へ与えられる。この乗算器86の一方の
入力には、0からDXまで順列番号を発生するカウンタ
88からの出力が与えられ、乗算器86にて、DDMX
*X,DDMY*Xの演算が行なわれ、この演算結果が
加算器87に供給される。そして、この加算器87には
フレームメモリ20よりマッピングアドレスの始点(M
XS,MYS)が与えられ、乗算器86の演算結果に始
点のデータが加算され、補間演算が行なわれる。この乗
算器86と加算器87にて内部パターン情報のアドレス
演算回路85が構成される。この補間されたデータが描
画処理回路35へ与えられる。
【0100】そして、1つXアドレスの演算を行なう毎
に、Xを1つインクリメントし、XのアドレスがDXに
なるまで前述の動作を繰り返す。更に、1つのYアドレ
スが終了する毎にYアドレスをインクリメントし、全て
のYアドレスに対応する処理が終了した時点で内部処理
の補間動作が終了する。
【0101】また、CRT40へ表示するためのスクリ
ーンアドレスのXアドレスSXはXS+Xで算出され
る。
【0102】そして、描画処理回路35では、CRT4
0に表示するべく、水平走査信号に対応するYアドレス
にXアドレスごとに優先順位の高いポリゴン、即ち優先
順位を示すZ値の小さいポリゴンの基本パターンを変形
したマッチングパターンアドレス(MX,MY)を読み
出し、そのアドレスに従い、マッピングメモリ30のア
ドレスを指定し、マッピングメモリ30をルックアップ
テーブルとしてそのアドレスに対応した情報を読み出し
て、CRT40に表示する。
【0103】その結果、図14及び図15に示すよう
に、図12、図13の基本パターンを図11に示すポリ
ゴンの形状に対応させて変形させて表示させることがで
きる。
【0104】この実施例における画像処理装置は上記の
ように構成される。次にこの発明の各部の具体的実施例
につき以下に説明する。
【0105】図8は外形処理回路100の具体的構成例
を示す回路図、図9及び図10はその動作を示すフロー
チャートである。
【0106】図8に従いこの発明の外形処理回路100
について更に説明する。
【0107】この回路は、コントローラ50により制御
され、このコントローラ50は図9、図10に示すフロ
ーチャートに従って、端点間をDDAにより補間するた
めに、差分回路52、微差分演算回路53、72及び補
間演算回路56、75を制御する。
【0108】差分回路52、微差分演算回路53、72
は、補間演算回路56、75にて補間演算に用いる各パ
ラメータを算出するためのものであり、差分回路52、
微差分演算回路53、72は共通の回路構成で行なえる
ため、この回路においては、差分回路52、微差分演算
回路53、72を1つのブロックとして、パラメータ演
算部110として説明する。
【0109】112は入力バッファである。113はイ
ンクリメンタであり、入力バッファ112から入力され
たポリゴンカウントメモリのデータを、1インクリメン
トしてラッチ114へ転送する。
【0110】ラッチ114は、インクリメンタ113の
データを受け取り、ポリゴンカウントメモリへ転送す
る。
【0111】端点メモリ10より読み込まれた端点デー
タはラッチ116に一時的に格納すされ、内部処理用の
RAM115に転送される。そしてこのRAM115に
端点メモリ10より読み込まれた端点データの各始点
(XS,MXS,MYS)だけ格納される。端点メモリ
10のアドレスはカウンタ117にて発生する。
【0112】118は減算器、119はレジスタであ
る。そして、RAM115より読み出されたY始点(Y
S)と、端点メモリ10より読み出されたY終点(Y
E)が減算器118に入力される。この減算器118で
YEからYSを減算処理し、この値W2(DY)をレジ
スタ119が一時的に格納する。そして、このDYはレ
ジスタ125に格納される。
【0113】又、減算器118は、RAM115より読
み出されたX始点(XS)と端点メモリ10より読み出
されたX終点(XE)、及びマッピングパターンの始点
(MXS,MYS)と端点メモリ10より読み出された
終点(MXE,MYE)が夫々入力され、XEからX
S、MXEからMXS、MYEからMYSを減算する。
【0114】120はフリップフロップであり、スクリ
ーン座標のYE−YS処理により発生するキャリーを格
納することにより、ポリゴンを右回りだけとすると図2
1、22、23に示すように上方向は右辺、下方向は左
辺とし、フレームメモリ20のアドレスの一部とする。
【0115】121、122は、3ステートバッファで
ある。123は除算器、124はレジスタである。除算
器123は減算器118にて減算処理したXE−XS、
MXE−MXS、MYE−MYSの値をDYで除算す
る。除算器123により演算された値W1はレジスタ1
24に一時的に格納される。126は3ステートバッフ
ァである。
【0116】パラメータ演算部110は、上述したよう
に構成され、図9のフローチャートに示すように、ま
ず、スクリーンアドレスXの演算を行ない、続いてマッ
ピングパターンのMXの演算、マッピングパターンのM
Yの演算が行なわれ、この演算により得られた各パラメ
ータが補間演算回路56、75に夫々供給される。
【0117】次に、補間演算回路56及び75の構成に
ついて説明する。127はレジスタであり、パラメータ
演算部110より転送されたZ値を一時的に格納する。
【0118】128はレジスタであり、スタート信号を
パラメータ演算部110より受けることによりBZレジ
スタ127の値を格納し、フレームメモリ20に値を出
力する。
【0119】129はレジスタであり、パラメータ演算
部110で演算されたスクリーン座標のYE−YSの値
(DY)を格納する。130はカウンタであり、スター
ト信号をパラメータ演算部110より受けることによ
り、DYレジスタ129の値を格納し、メモリサイクル
ごと、ダウンカウントすることにより、このカウンタ値
が0にならない間、補間演算回路56、補間演算回路7
5に処理権を与えることにより補間演算回路56、補間
演算回路75を制御する。
【0120】131はフリップフロップであり、カウン
タ130のカウンタ値のゼロフラグを受け取りその値
を、RUN信号として出力する。132はレジスタであ
り、パラメータ演算部110より転送された、スクリー
ン座標のYSを一時的に格納する。
【0121】133はマルチプレクサであり、スタート
信号を受けた時だけBSYレジスタ132の値をSYL
レジスタ134に転送し、それ以外の時は加算器136
の加算器出力をSYLレジスタ134へ転送する。
【0122】SYLレジスタ134は、メモリサイクル
ごと値を更新することにより、ポリゴン辺のスクリーン
座標のYアドレスを演算する。135はマルチプレクサ
でありポリゴン辺が下向きであれば、”1”値を上向き
であれば、”−1”値を加算器136へ転送する。
【0123】137はレジスタであり、RUN信号がO
Nしている間、メモリサイクルごとSYLレジスタ13
4の値を格納することにより、フレームメモリ20にS
Yアドレスを転送する。
【0124】138はレジスタであり、パラメータ演算
部110より転送されたスクリーン座標のXSを一時的
に格納する。139はマルチプレクサであり、スタート
信号を受けた時だけ、BSXLレジスタ138の値をS
XLレジスタ150に転送し、それ以外の時は、加算器
153の出力をSXLレジスタ150に転送する。
【0125】レジスタ150は、メモリサイクルごと値
を更新することにより、ポリゴン辺のスクリーン座標の
Xアドレスを演算する。レジスタ151は、パラメータ
演算部110より転送されたパラメータ、(スクリーン
座標のX終点(XE)−X始点(XS))/DYの値を
一時的に格納する。
【0126】152はレジスタであり、スタート信号を
受けることによりBDDXレジスタ151の値を格納
し、加算器153へ転送する。154はレジスタであ
り、RUN信号がONしている間はメモリサイクルごと
にSXLレジスタ150の値を格納することによりフレ
ームメモリ20にSXデータを転送する。
【0127】155はレジスタであり、パラメータ演算
部110より転送されたマッピングパターン座標のMX
Sを一時的に格納する。156はマルチプレクサであ
り、スタート信号を受けた時だけ、BMXLレジスタ1
55の値をMXLレジスタ157に転送し、それ以外の
時は加算器170の出力をMXLレジスタ157に転送
する。レジスタ157は、メモリサイクルごとに値を更
新することにより、ポリゴン辺のマッピング座標のXア
ドレスを演算する。
【0128】158はレジスタであり、パラメータ演算
部110より転送されたパラメータ,(マッピング座標
のX終点(MXE)−X始点(MXS))/DYの値を
一時的に格納する。
【0129】159はレジスタであり、スタート信号を
受けることによりBDDMXレジスタ158の値を格納
し、加算器170へ転送する。171はレジスタであり
RUN信号がONしている間は、メモリサイクルごとに
MXLレジスタ157の値を格納することにより、フレ
ームメモリ20にMXデータを転送する。
【0130】172はレジスタであり、パラメータ演算
部110より転送されたマッピングパターン座標のY始
点(MYS)を一時的に格納する。173はマルチプレ
クサであり、スタート信号を受けた時だけBMYLレジ
スタ172の値をMYLレジスタ174に転送し、それ
以外の時は、加算器177の出力をMYLレジスタ17
4に転送する。MYLレジスタ174はメモリサイクル
ごとに値を更新することにより、ポリゴン辺のマッピン
グ座標のYアドレスを演算する。
【0131】175はレジスタであり、パラメータ演算
部110より転送されたパラメータ、(マッピングパタ
ーン座標のY終点(MYE)−Y始点(MYS))/D
Yの値を一時的に格納する。
【0132】176は、レジスタであり、スタート信号
を受けることによりBDDMYレジスタ175の値を格
納し、加算器177へ転送する。178はレジスタであ
り、RUN信号がONしている間はメモリサイクルごと
にMYLレジスタ174の値を格納することにより、フ
レームメモリ20にMYデータを転送する。
【0133】179はフリップフロップであり、スター
ト信号を受けることによりFL1値を格納することによ
り、フレームメモリ20のアドレスの一部としてRL信
号を転送する。
【0134】図24は、補間演算回路56と、補間演算
回路75のタイミングチャートである。
【0135】次にこの発明に用いられる内部処理回路2
00の具体的実施例について、図面に従い更に説明す
る。前述した外形処理回路100にて算出したポリゴン
の外形及び内部パターン情報の外形に基づいて、Yアド
レス毎に始点から終点までのポリゴンの内部のパターン
情報データを内部処理回路200で求める。
【0136】ところで、画像処理装置においては、同時
に複数のポリゴンを表示することが多く、特に複数のポ
リゴンが重ね合わせ表示されるような場合には、その重
ね合わせ領域をどの様に塗り潰し処理するかが重要とな
る。即ち、優先度の高いポリゴンの脱落を伴うことな
く、画像信号をリアルタイムで合成出力することが必要
である。そのため、外形処理回路100にて算出した各
ポリゴンのX終点とX始点を用いて、そのポリゴンの隠
面消去処理を行ない、優先度が高いポリゴンに隠れてC
RT40に表示しないポリゴンに対しては、内部処理回
路200にて内部パターン情報データの処理は行なわず
に、全体の画像処理を高速に行なうように構成してい
る。
【0137】まず、この実施例に用いて好適な隠面消去
処理機能について説明する。図28は隠面消去処理部の
一実施例を示す回路図であり、この実施例においては、
ラインバッファを使用し、X方向に256の座標を持
ち、カラー情報として224色の表示が可能である。この
実施例においては、図31に示す4つのポリゴンの隠面
処理について説明する。
【0138】図28において、202はカラーレジスタ
であり、フレームメモリ20より読み出したポリゴンの
色情報を格納する。203はX終点アドレスレジスタで
あり、フレームメモリ20より読み出したポリゴンのX
終点アドレスを格納する。204はタイミングコントロ
ーラであり、各演算器、レジスタのタイミングをコント
ロールする。
【0139】フレームメモリ20は、前述した外形処理
回路100にて算出された各ポリゴンX始点、X終点ア
ドレスと色情報を格納する。この実施例では1ライン分
の各ポリゴンのX始点、X終点アドレスと色情報を格納
する。
【0140】352はフレームメモリを制御するカウン
タであり、1ポリゴンの描画処理が終わるとカウントア
ップし、ポリゴン数全てをカウントするとタイミングコ
ントローラ204へ終了フラグを送る。206はマスク
レジスタであり、フレームメモリ20より読み出したポ
リゴンのX始点アドレスを格納する。
【0141】207はX始点アドレスレジスタであり、
フレームメモリ20より読み出したポリゴンのX始点ア
ドレスを格納する。208はマルチプレクサであり、マ
スクメモリ350より読み出されたマスクビットより制
御される。
【0142】209はマルチプレクサであり、マスクビ
ットとタイミングコントローラ204により制御され
る。210はインクリメンタであり、X始点からX終点
までのカウントに使用される。
【0143】211はレジスタであり、X始点からX終
点までのカウント値を格納する。212はコンプレック
サであり、X終点アドレス値とレジスタ211のカウン
タ値を比較し、等しい或いはレジスタ11の値がX終点
値より大きいときにAckをオンにし、タイミングコン
トローラ204へ信号を送る。
【0144】213、214はレジスタであり、レジス
タ213は、マスクメモリ350のアドレスを、レジス
タ214は、ラインバッファメモリ351のアドレスを
格納する。ラインバッファメモリ351は、1ライン分
の色情報を格納する。
【0145】マスクメモリ350は、夫々のアドレスに
対応する画素が描画されたか否かを示すマスクドットと
その描画点のポリゴンのX終点アドレスを格納する。2
17はI/Oバッファであり、マスクメモリ350のデ
ータのリード/ライトのバッファの役目をする。
【0146】図29は図28の回路の動作を示すフロー
チャートである。
【0147】続いて、図30に示すのような4つのポリ
ゴンの隠面消去処理について以下に説明する。
【0148】図31は図30の例から、外形処理回路1
00にて算出してフレームメモリ20に格納された内容
を示す。
【0149】図32ないし図36は図31のフレームメ
モリ20から処理されるマスクメモリ300とラインバ
ッファメモリ351の内容である。マスクビットとX終
点アドレスはマスクメモリ350の内容であり、カラー
はラインバッファメモリ351の内容である。
【0150】図32は初期状態を示す。この初期状態か
ら図33ないし図36に示すように隠面処理をする。
【0151】まず、初めは優先度が最も高いポリゴン1
が処理される。図33はポリゴン1の処理結果であり、
全てのマスクビットが0であるため、ポリゴン1の領域
は全てマスクビットを”1”とし、X終点アドレスは”
7”とし、カラーは”1”を書き込んでいる。
【0152】続いて、ポリゴン2の処理が行なわれる。
図34はポリゴン2の処理結果であり、ポリゴン2の始
点でのXアドレス2は既に、マスクビットが”1”であ
るため、その終点アドレスを読み出し、1加算したもの
とポリゴン2のX終点アドレスを比較し、ポリゴン2の
方が小さいためポリゴン2の処理は終了するため、結果
は図33と同じである。
【0153】そして、ポリゴン3の処理が行なわれる。
図35はポリゴン3の処理結果であり、ポリゴン3の始
点のXアドレス3は既にマスクビットが”1”であるた
め、そのX終点アドレスを読み出し、1加算したものと
ポリゴン3のX終点アドレスを比較し、マスクビット
が”0”であるため、マスクビットを”1”とし、ポリ
ゴン3のX終点アドレスを書き込み、カラー値を書き込
み、次のXアドレスがポリゴン3のX数点アドレスより
大きいため処理を終了する。
【0154】最後に、ポリゴン4の処理が行なわれる。
図36はポリゴン4の処理結果であり、ポリゴン4のX
始点アドレス1はマスクビットが”0”であるので、マ
スクビットを”1”にし、X終点アドレス、カラー値を
書き込み、次のアドレス2へ移り、Xアドレス2はマス
クビットが”1”なので、マスクメモリのX終点アドレ
スを読み出し、1加算したXアドレス8へ移り、Xアド
レス8のマスクビットも”1”なので、マスクメモリの
X終点アドレスを読み出し、1加算したアドレス9へ移
り、Xアドレス9のマスクビットは0であるためマスク
ビットを”1”にし、X終点アドレス、カラー値を書き
込み、次のアドレスがポリゴン4のX終点アドレスより
大きいので処理を終了する。
【0155】而して、この実施例による方式によれば、
描画メモリアクセスが10回、マスクメモリのアクセス
が14回の計24回であるのに対し、従来のマスク方式
のような全ポリゴンの面積だけのマスクメモリのアクセ
スする方式では、描画メモリアクセスが10回、マスク
メモリのアクセスが25回の計35回のアクセスを必要
とする。従って、この実施例においては、マスクメモリ
のアクセスを大きく減少させることができ、隠面消去の
高速化を図ることができる。
【0156】このようにこの実施例によると、マスクメ
モリに可視ポリゴンのXアドレスの終点アドレスを格納
する領域を持たせることにより、従来のマスク方式のよ
うな全ポリゴンの面積だけのマスクメモリのアクセスは
必要とせず、可視ポリゴンの面積に極めて近いアクセス
だけで、隠面消去が可能なため高速な隠面消去処理を可
能となる。
【0157】上述した隠面処理回路においては、マッピ
ングメモリ30の基本パターンが単色のポリゴンの場合
について用いることができるが、更に、基本パターンが
複雑な場合の内部処理回路200について、以下の実施
例で更に説明する。
【0158】この第2の内部処理回路の実施例は、マス
クメモリ350を設け、このマスクメモリ350にX終
点アドレスの記憶領域を設ける。そして、全てのポリゴ
ンをXアドレスの小さい方から大きい方へマッピングメ
モリ30に従った描画処理をする。その環境で、X始点
とX終点の差に対するマッピングメモリ30のX,Y始
点値とX,Y終点値との差の差分(DDMX,DDM
Y)をそれぞれ求める。次にマスクメモリ350のマス
クビットを読み出した後に、若しマスクビットがオフで
あれば、その点には先に処理されたポリゴンが存在しな
いので、マスクビットをオンし、外形処理として、DD
MX×(現処理点−X始点)+マッピングメモリX始点
とDDMY×(現処理点−X始点)+マッピングメモリ
Y始点を実行する。即ち、外形処理回路100にて算出
されたポリゴンの外形情報から内部のデータをディジタ
ル微分解析でもとめる。そして、その点のマッピングメ
モリ30上のアドレスを求め、マッピングメモリ30を
アクセスし、その出力データをラインメモリに書き込
み、マスクメモリにマスクビットとX終点値を書き込
む。又、もし、マスクビットがオンであれば、その点に
は先に処理されたポリゴンが存在するので、マスクメモ
リのX終点値を読み出し、マスクメモリ30の現アドレ
スにセットすることにより、現処理点を更新して、上記
処理を現処理点がX終点より大きくなるまで繰り返すこ
とにより、無駄な内部描画処理を避けることにより、画
像処理の高速化を図るものである。
【0159】この第2の実施例の内部処理回路200の
具体的実施例について、図面に従い更に説明する。
【0160】図37は内部処理回路200の全体構成図
を示すブロック図である。
【0161】図37において、201は隠面処理部であ
り、前述した図28の回路構成と基本的に同じ回路構成
を取る。この隠面処理部201は、パラメータ演算部3
01により設定されたX始点アドレス値とX終点アドレ
ス値により、マスクメモリ350を使用してX始点から
X終点までの中でラインバッファメモリ351に色情報
を書き込むアドレスだけを出力し、ポリゴン内部を描画
する内部外形処理部250にそのアドレスとX始点の差
だけを渡すように動作する。
【0162】マスクメモリ350は、ラインバッファメ
モリ351と同じアドレスに図52のaのようなデータ
を持ち、マスクビットはそのアドレスに色情報があるか
を示し、あれば”オン”し、無ければ”オフ”してい
る。X終点アドレスは色情報を書き込んだポリゴンのX
終点アドレスを書き込んでいる。
【0163】352はカウンタであり、フレームメモリ
20のアドレスを制御する。フレームメモリ20は、外
形処理回路100にて算出されたポリゴンのX始点アド
レス(XS)、マッピングメモリ30のX始点アドレス
(MXS)、マッピングメモリのY始点アドレス(MY
S)、ポリゴンのX終点アドレス(XE)、マッピング
メモリ30のX終点アドレス(MXE)、マッピングメ
モリ30のY終点アドレス(MYE)を夫々格納する。
【0164】311はパラメータ演算部であり、フレー
ムメモリ20よりX始点アドレス、X終点アドレス、マ
ッピングメモリ30のX始点アドレス、X終点アドレ
ス、マッピングメモリ30のY始点アドレス、Y終点ア
ドレス値を読み出して、内部外形処理部250、隠面処
理部201に必要なパラメータを演算し、転送する。
【0165】このパラメータ演算部311は、図4の差
分回路80、微差分演算回路87を含む。
【0166】補間演算回路250は、パラメータ演算部
301より算出されたパラメータを受け取り、隠面処理
部201より現処理点とX始点との差を受け取ることに
より、現処理点のマッピングメモリ30上のXYアドレ
スを演算し、マッピングメモリ30をアクセスする。
【0167】ラインバッファメモリ351は、図52の
cのようなデータフォーマットを持つ。
【0168】これらの動作はコントローラ50によりコ
ントロールされる。
【0169】マッピングメモリ30は、内部外形処理部
250より図48のbのようなアドレスフォーマットで
アクセスされ、そのデータをラインバッファメモリ35
1へ転送する。
【0170】図38に従いこの発明の実施例に用いられ
る内部処理回路を更に説明する。図38はこの発明の実
施例に用いられる内部処理回路200のブロック図であ
る。
【0171】図38において、50はコントローラであ
り、図45、図46に示すフローチャートの動作フロー
に従い全体を制御する。220はレジスタであり、隠面
処理部201から内部外形処理部250へ転送される現
処理点とX始点との差を格納する。203はレジスタで
あり、X終点アドレスを格納する。206はレジスタで
あり、マスク値を格納する。207はレジスタであり、
X始点アドレスを格納する。208はマルチプレクサで
あり、マスクビットによりレジスタ206、207何れ
かのレジスタを選択する。
【0172】217はI/Oバッファである。350は
マスクメモリである。351はラインバッファメモリで
ある。219はレジスタであり、ラインバッファメモリ
351のアドレスを格納する。213はレジスタであ
り、マスクメモリ350のアドレスを格納する。この値
が現処理点となる。
【0173】209はマルチプレクサであり、マスクビ
ットまたはスタートシグナルにより、レジスタ211、
マルチプレクサ8の何れかの出力を選択する。210は
インクリメンタであり、マルチプレクサ209の出力を
インクリメントしてレジスタ211へ出力する。このレ
ジスタは次処理点のアドレスを格納する。
【0174】212はコンパレータであり、X終点値と
次処理点を比較し、コントローラ50へ転送する。21
8は減算器であり、現処理点からX始点を減算し、出力
する。251はレジスタであり、MX始点値を格納す
る。252はレジスタであり、パラメータ演算部301
で演算されたDDMX値を格納する。253はレジスタ
であり、マッピングメモリのY始点を格納する。254
はレジスタであり、パラメータ演算部301で演算され
たDDMY値を格納する。
【0175】255は乗算器であり、レジスタ220の
値とDDMX値を乗算し、加算器256に転送する。2
57は乗算器であり、レジスタ220の値とDDMY値
を乗算し、加算器258に転送する。
【0176】加算器256は、マッピングメモリ30の
X始点と乗算器255の出力を加算し、レジスタ214
へ転送する。
【0177】加算器258は、マッピングメモリ30の
Y始点と乗算器257の出力を加算し、レジスタ214
へ転送する。レジスタ214は、マッピングメモリ30
のアドレスを格納する。
【0178】このマッピングメモリ30には、図40の
ようにマッピングパターンが格納されている。
【0179】続いて、前述と同様に、図39のような4
つのポリゴンの外形処理について以下に説明する。
【0180】図39はフレームメモリ20の内容であ
る。
【0181】図47ないし図51は図40のフレームメ
モリ20の内容から処理されるマスクメモリ350と内
部外形処理部250からマッピングメモリ30へアクセ
スするアドレスとラインバッファメモリ351の内容で
ある。マスクビットとX終点アドレスはマスクメモリの
内容である。尚、図48ないし図51において、空白部
は初期値をそれぞれ示す。
【0182】図47は初期状態を示す。まだ最も優先度
の高いポリゴン1の処理が行なわれる。図48はポリゴ
ン1の処理結果であり、全てのマスクビットが0である
ため、ポリゴン1の領域は全てマスクビットを”1”と
し、X終点アドレスは”5”とし、外形処理装置はマッ
ピングメモリX始点10、Y始点10からマッピングメ
モリX終点18、Y終点14を補完し、マッピングメモ
リ30をアクセスし、その出力をX始点アドレスからX
終点アドレスまでのラインバッファメモリ351に書き
込む。
【0183】図49はポリゴン2の処理結果であり、ポ
リゴン2の始点でのXアドレス2は既に、マスクビット
が”1”であるため、そのX終点アドレスを読み出し、
1加算したものとポリゴン2のX終点アドレスを比較
し、ポリゴン2の方が小さいためポリゴン2の処理は終
了し、マッピングは実行されない。
【0184】図50はポリゴン3の処理結果であり、ポ
リゴン3の始点のXアドレス3は既にマスクビットが”
1”であるため、そのX終点アドレスを読み出し、1加
算したものとポリゴン3のX終点アドレスを比較し、ポ
リゴン3の方が大きいためXアドレス6へ処理を移し、
マスクビットが”0”であるため、マスクビットを”
1”とし、隠面処理部201は現処理点とX始点との
差”3”を外形処理部250へ転送し、外形処理部25
0ではDDMX値”10”と乗算し、MX値”10”と
加算し、マッピングメモリアドレスの下位8ビットを”
40”と求め、現処理点とX始点との差”3”とDDM
Y値”10”と乗算し、MY値”150”と加算し、マ
ッピングメモリアドレスの上位8ビットを”180”と
求めることにより、マスクメモリ350をアクセスし、
その値をラインバッファメモリ351に書き込み、マス
クメモリ350にX終点アドレスを書き込み、同様にア
ドレス6、7、8にも実行する。
【0185】図51はポリゴン4の処理結果であり、ポ
リゴン4のX始点アドレス1はマスクビットが”0”で
あるので、マスクビットを”1”にし、X終点アドレス
と外形処理処理したRGB値をラインバッファメモリ3
51に書き込み、次のアドレス2へ移る。Xアドレス2
はマスクビットが”1”なので、マスクメモリのX終点
アドレスを読み出し、1加算したXアドレス6へ移り、
Xアドレス6のマスクビットも”1”なので、マスクメ
モリのX終点アドレスを読み出し、1加算したアドレス
9へ移り、Xアドレス9のマスクビットは0であるた
め、マスクビットを”1”にし、X終点アドレスと外形
処理されたしたRGB値を書き込み、次のアドレスがポ
リゴン4のX終点アドレスより大きいので処理を終了す
る。
【0186】而して、従来方式によれば、外形処理回数
が23回であるのに対し、この発明による方式によれ
ば、外形処理回数が10回である。このように、この発
明による方式によれば、外形処理回数を大きく減少させ
ることができ、外形処理の高速化を図ることができる。
【0187】また、図53のように、ラインバッファメ
モリ351に色情報はなく、外形処理部250からのX
Yアドレスを格納させ、読み出し時に、ルックアップテ
ーブルとしてマッピングメモリ30をアクセスしその出
力をCRTに転送する方式においても同様のことが言え
る。
【0188】この発明によると、全ポリゴンの面積だけ
の外形処理を必要とせず、可視ポリゴンの面積に極めて
近い外形処理だけで、外形処理が可能なため高速な外形
処理を可能とする。
【0189】ところで、上述した実施例の回路、即ち図
38の回路において、マッピングメモリ30の中に、シ
ェーディングの濃淡パターンを格納するルックアップテ
ーブルを設けることにより、グローシェーディングが可
能となる。このグローシェーディングに基づき簡単に説
明する。
【0190】例えば、ルックアップテーブルのアドレス
I=0がR,G,B、0、0、0を格納し、アドレスI
=255がR,G,B255、0、0になるまで変化す
るように割り振り、格納しておく。そして、マッピング
メモリのアドレス、MXSとMXEにルックアップテー
ブルのIアドレスを割り振る。このことにより、それぞ
れの端点に1種の輝度を与えたことになる。従って、M
Yアドレスにカラーブロックの値を与えると、図34の
回路でマッピングメモリのアドレスを水平走査に同期し
て、ディジタル微分解析により補完して割り振ることに
より、明暗とカラーによるシェーディングが容易に行え
る。
【0191】次に、この発明に用いられる内部描画処理
回路200の第3の具体的実施例について、図面に従い
更に説明する。この実施例は、更に細かくシェーディン
グが行えるシェーディング機能を備えた内部描画処理回
路である。
【0192】この実施例における内部描画処理回路20
0は、マスクメモリ350に、X終点アドレスの記憶領
域を設け、全てのポリゴンをXアドレスの小さい方から
大きい方へ、シェーディング処理する。その時、X始点
と終点の差に対するR,G,B始点値とR,G,B終点
値の差の差分(DDR,DDG,DDB)をそれぞれも
とめる。次にマスクメモリ350のマスクビットを読み
出した後に、若しマスクビットがオフであれば、その点
には先に処理されたポリゴンが存在しないので、マスク
ビットをオンし、シェーディング処理として、DDR×
(現処理点−X始点)+R始点を実行する。即ち、マッ
ピング外形処理回路100にて算出されたポリゴンの外
形情報から内部のデータをディジタル微分解析でもとめ
る。そして、その点のR値のアドレスを求め、同様にG
値、B値を求め、ラインバッファメモリに書き込み、マ
スクメモリ350にマスクビットとX終点値を書き込
む。
【0193】又、もし、マスクビットがオンであれば、
その点には先に処理されたポリゴンが存在するので、マ
スクメモリ350のX終点値を読み出し、マスクメモリ
350の現アドレスにセットすることにより、現処理点
を更新して、上記処理を現処理点がX終点より大きくな
るまで繰り返すことにより、無駄な内部描画処理におけ
るシェーディング処理を避けることにより、画像処理の
高速化が図れる。
【0194】図54はこの実施例における内部描画処理
装置シェーディング処理装置の全体構成図を示すブロッ
ク図である。この実施例につき図を参照して説明する。
【0195】図54において、201は隠面処理部であ
り、パラメータ演算部301により設定されたX始点ア
ドレス値とX終点アドレス値により、マスクメモリ35
0を使用してX始点からX終点までの中でラインバッフ
ァメモリ351に色情報を書き込むアドレスだけを出力
し、シェーディングを行いながらポリゴン内部を描画す
るシェーディング処理部400にそのアドレスとX始点
の差だけを渡すように動作する。
【0196】マスクメモリ350は、ラインバッファメ
モリ351と同じアドレスに前述の図48のaと同様の
ようなデータを持ち、マスクビットはそのアドレスに色
情報があるかを示し、あれば”オン”し、無ければ”オ
フ”している。X終点アドレスは色情報を書き込んだポ
リゴンのX終点アドレスを書き込んでいる。
【0197】352はカウンタであり、フレームメモリ
20のアドレスを制御する。フレームメモリ20は、マ
ッピング外形処理回路100にて算出されたポリゴンの
X始点アドレス、マッピングメモリ30のX始点アドレ
ス、マッピングメモリのY始点アドレス、ポリゴンのX
終点アドレス、マッピングメモリ30のX終点アドレ
ス、マッピングメモリ30のY終点アドレス、R始点
値、G始点値、B始点値、及び、R終点値、G終点値、
B終点値を夫々格納する。
【0198】301はパラメータ演算部であり、フレー
ムメモリ20よりX始点アドレス、X終点アドレス、マ
ッピングメモリ30のX始点アドレス、X終点アドレ
ス、マッピングメモリ30のY始点アドレス、Y終点ア
ドレス値、R始点値、G始点値、B始点値、及び、R終
点値、G終点値、B終点値を読み出して、シェーディン
グ処理部400、隠面処理部201に必要なパラメータ
を演算し、転送する。シェーディング部400は、パラ
メータ演算部301にて算出されたパラメータを受け取
り、隠面処理部201より現処理点とX始点との差を受
け取ることにより、現処理点のR,G,B値を演算し、
ラインバッファメモリ351へ転送する。
【0199】また、ラインバッファメモリ351は、前
述の図52のbと同様のようなデータフォーマットを持
つ。コントローラ50は、システム全体をコントロール
する。
【0200】図55に従い、この実施例におけるシェー
ディング処理装置を更に説明する。図55はこの発明の
実施例に用いられるシェーディング処理装置の具体的回
路図である。
【0201】図55において、コントローラ50は、図
56、図57に示すフローチャートの動作フローに従い
全体を制御する。
【0202】352はカウンタであり、20はフレーム
メモリである。220はレジスタであり、隠面処理部2
01からシェーディング部400へ転送される現処理点
とX始点との差を格納する。
【0203】203はレジスタであり、X終点アドレス
を格納する。206はレジスタであり、マスク値を格納
する。207はレジスタであり、X始点アドレスを格納
する。208はマルチプレクサであり、マスクビットに
よりレジスタ206または207の何れかのレジスタを
選択する。
【0204】217はI/Oバッファである。219は
レジスタであり、ラインバッファメモリ351のアドレ
スを格納する。213はレジスタであり、マスクメモリ
350のアドレスを格納する。この値が現処理点とな
る。
【0205】209はマルチプレクサであり、マスクビ
ットまたはスタートシグナルにより、レジスタ211、
マルチプレクサ208の何れかの出力を選択する。21
0はインクリメンタであり、マルチプレクサ209の出
力をインクリメントしてレジスタ211へ出力する。こ
のレジスタ211は、次処理点のアドレスを格納する。
【0206】212はコンパレータであり、X終点値と
次処理点を比較し、コントローラ50へ転送する。
【0207】218は減算器であり、現処理点からX始
点を減算し、出力する。261はレジスタであり、B始
点値を格納する。
【0208】262はレジスタであり、パラメータ演算
部301で演算されたDDB値を格納する。
【0209】263はレジスタであり、G始点値を格納
する。264はレジスタであり、パラメータ演算部30
1で演算されたDDG値を格納する。
【0210】270はレジスタであり、R始点値を格納
する。271はレジスタであり、パラメータ演算部30
1で演算されたDDR値を格納する。
【0211】255は乗算器であり、レジスタ220の
値とDDB値を乗算し、加算器256に転送する。
【0212】257は乗算器であり、レジスタ220の
値とDDG値を乗算し、加算器258に転送する。
【0213】273は乗算器であり、レジスタ220の
値とDDR値を乗算し、加算器273に転送する。
【0214】加算器256は、B始点値と乗算器255
の出力を加算し、その値をレジスタ214へ転送する。
加算器258は、G始点値と乗算器257の出力を加算
し、その値をレジスタ214へ転送する。加算器273
は、R始点値と乗算器272の出力を加算し、その値を
レジスタ214へ転送する。214はレジスタであり、
ラインバッファメモリ351のデータを格納する。
【0215】次に、前述した実施例と同様に図30のよ
うな4つのポリゴンのシェーディング処理について以下
に説明する。
【0216】図58は図30の例から、マッピング外形
処理装置100にて作成したフレームメモリ20の内容
である。そして、各ポリゴンは図59ないし図62に示
すように処理される。図59はポリゴン1、図60はポ
リゴン2、図61はポリゴン3、図62はポリゴン4の
夫々処理した結果のマスクメモリの内容を示す。
【0217】図63は図59のフレームメモリ20から
処理されるマスクメモリ350とラインバッファメモリ
351の内容である。マスクビットとX終点アドレスは
マスクメモリ350の内容であり、RGBはラインバッ
ファメモリ351の内容である。
【0218】図63は初期状態を示す。図64はポリゴ
ン1の処理結果であり、全てのマスクビットが0である
ため、ポリゴン1の領域は全てマスクビットを”1”と
し、X終点アドレスは”5”とし、RGB値はRGB始
点値501からRGA終点値105までをシェーディン
グ処理し、X始点からX終点までの各アドレスにRGB
を書き込む。
【0219】図65はポリゴン2の処理結果であり、ポ
リゴン2の始点でのXアドレス2は既に、マスクビット
が”1”であるため、その終点アドレスを読み出し、1
加算したものとポリゴン2のX終点アドレスを比較し、
ポリゴン2の方が小さいためポリゴン2の処理は終了
し、シェーディングは実行されない。
【0220】図66はポリゴン3の処理結果であり、ポ
リゴン3の始点のXアドレス3は既にマスクビットが”
1”であるため、そのX終点アドレスを読み出し、1加
算したものとポリゴン3のX終点アドレスを比較し、ポ
リゴン3の方が大きいためXアドレス6へ処理を移し、
マスクビットが”0”であるため、マスクビットを”
1”とし、隠面処理部201は現処理点とX始点との
差”3”をシェーディン部400へ転送し、シェーディ
ング部400ではDDG値”1”と乗算し、G始点値”
1”と加算し、G値”4”を同様に、R値”0”、B
値”0”をラインバッファに書き込み、マスクメモリ3
50にX終点アドレスを書き込み、同様にアドレス7、
8にも実行する。
【0221】図67はポリゴン4の処理結果であり、ポ
リゴン4のX始点アドレス1はマスクビットが”0”で
あるので、マスクビットを”1”にし、X終点アドレス
とシェーディング処理したRGB値を書き込み、次のア
ドレス2へ移る。Xアドレス2はマスクビットが”1”
なので、マスクメモリのX終点アドレスを読み出し、1
加算したXアドレス6へ移り、Xアドレス6のマスクビ
ットも”1”なので、マスクメモリのX終点アドレスを
読み出し、1加算したアドレス9へ移り、Xアドレス9
のマスクビットは0であるため、マスクビットを”1”
にし、X終点アドレスとシェーディング処理したRGB
値を書き込み、次のアドレスがポリゴン4のX終点アド
レスより大きいので処理を終了する。
【0222】この発明による方式によれば、シェーディ
ング処理回数が10回であるのにたいし、従来の方式で
は23回と、この発明の方式によるとシェーディング処
理回数を大きく減少させることができ、隠面消去の高速
化を図ることができる。この発明によると、全ポリゴン
の面積だけのシェーディング処理を必要とせず、可視ポ
リゴンの面積に極めて近いシェーディング処理だけで、
シェーディング処理が可能なため高速な隠面消去処理を
可能とする。
【0223】前述したように、画像処理装置において
は、同時に複数のポリゴンを表示することが多く、特に
複数のポリゴンが重ね合わせ表示されるような場合に
は、その重ね合わせ領域をどのように塗り潰し処理を行
うかが重要となる。そのため、例えば図28に示すよう
に、隠面消去処理回路にて、ポリゴンの隠面消去処理を
行なっている。
【0224】しかしながら、上記回路においては、隠面
消去処理を行なうポリゴン数の上限が予じめ決められて
おり、その上限数のポリゴン数だけ、フレームメモリ2
0から隠面消去処理回路へデータを送り、隠面消去処理
を行っている。そのため、例えば、ユニット数の制限が
128個であれば、図91に示すように、実際には表示
されないポリゴンも処理対象となり、後方の表示しなけ
ればならないポリゴンであるポリゴン129とポリゴン
130を表示するとができない。
【0225】そこで、この実施例における画像処理装置
においては、フレームメモリ20に読み込まれた各ポリ
ゴンの外形データに基いて、表示されるポリゴンか否
か、判断し、表示されるポリゴンのみ、隠面処理を行な
うユニット部へデータを格納することにより、表示され
ないポリゴンによるポリゴン数の制限をなくしたもので
ある。
【0226】以下、この実施例につき図面を参照して説
明する。
【0227】図68は、この実施例にかかる画像処理装
置の全体構成を示すブロック図である。
【0228】端点メモリ10には、前述したように、ポ
リゴンの形状、位置、優先度、選択する基本パターンの
マッピングパターン領域を示す端点情報等が格納されて
いる。そして、この端点メモリから外形処理回路100
に各ポリゴンを構成する端点(X,Y)、基本パターン
の端点(MX,MY)、ポリゴンの優先度を示すZ値等
が夫々出力される。
【0229】外形処理回路100は、端点メモリ10よ
り読み出した端点情報(X,Y)に基き、前述したよう
に、デジタル微分解析(DDA)により、Yアドレス毎
にポリゴン外形の左辺、右辺のXアドレス(XS,X
E)を算出し、そのデータをフレームメモリ20に書き
込む。
【0230】また、基本パターンの端点アドレス(M
X,MY)も、ポリゴンの外形に対応させて、その外形
データをDDAにより算出し、フレームメモリ20に書
き込む。 フレームメモリ20は、前述したように、図
20、図21のようなフォーマットを持つことにより、
CRT40の水平ラインごとにポリゴンのZ値の小さい
順にポリゴン図形の左辺、右辺、X座標とポリゴン図形
に対応したマッピングメモリ30の左辺、右辺XY座標
が格納されている。
【0231】フレームメモリ20に書き込まれた各ポリ
ゴンの外形データ、Z値及び基本パターンのマッピング
アドレスが内部処理回路200へ送出され、このデータ
に基づき、ポリゴンの内部処理が行なわれるが、この実
施例においては、各ポリゴンの外形データ(XS,X
E)に基いて、このポリゴンが表示されるポリゴンか否
か、非可視面除去回路700で判断する。そして、表示
されるポリゴンのみ、内部処理回路200で処理を行な
うように制御する。
【0232】非可視面除去回路700では、Z値の小さ
い順にポリゴン図形の外形データ(XS,XE)をフレ
ームメモリ20より取り込む、そして、まずZ値の最も
小さいポリゴンの(XS,XE)が読み出され、そのX
S,XEが、非可視面除去回路700の内部レジスタに
セットされる。このポリゴンは内部処理回路200にて
処理を行なうように、内部処理回路200に指示する。
内部処理回路200はこの指示に従って、ポリゴンの内
部処理を行なうため、処理ポリゴンのユニット数を1つ
カウントアップする。
【0233】続いて、その次にZ値の小さいポリゴンの
(XS,XE)がフレームメモリ20より読み出され
る。そして、このポリゴン(XS,XE)と非可視面除
去回路700のセットされている(XS,XE)を比較
して、このポリゴンが表示されるポリゴンか否か判断す
る。すなわち、取り込んだポリゴンのXSがセットされ
ているXSより小さいか否か比較され、小さい場合に
は、このポリゴンは表示されるポリゴンであるので、内
部レジスタにこのポリゴンのXSをセットする。又、取
り込んだポリゴンのXSがセットされているXSより大
きい場合には、前のポリゴンのXSより内側に位置する
のでセットされている。XSはそのまま維持される。
【0234】一方、取り込んだポリゴンのXEがセット
されているXEより大きいか否か判断され、XEより大
きい場合には、このポリゴンのXEを内部レジスタXE
にセットする。また、小さい場合には、前のポリゴンの
XEより内側に位置するので、セットしたXEはそのま
ま維持される。
【0235】而して、取り込んだポリゴンのXS,XE
が、前のポリゴンのXS,XEの範囲内、すなわち、取
り込んだポリゴンのXSがセットされているXSより大
きく、取り込んだポリゴンXEがセットされているXE
より小さい場合には、このポリゴンは表示されないで、
内部処理回路200は、このポリゴンの内部処理を行な
わないように指示する。この条件以外の場合には、取り
込んだポリゴンは表示されるポリゴンであるのでユニッ
ト数を1つカウントアップする。このように、フレーム
メモリ20に書き込まれた全てのポリゴンに対して同様
に処理を行い表示されるポリゴンのみ内部処理回路20
0で内部処理を行なう。
【0236】内部処理回路200は、非可視面除去回路
700にて、選択された表示されるポリゴンのみ前述し
たように各ポリゴンのYアドレス毎のXアドレスと基本
パターンのマッピッングアドレス(MX,MY)をDD
Aにより算出し、算出したMX,MYアドレスに基い
て、描画処理回路45にて、マッピングメモリ30をル
ックアップテーブルとして、CRT40上に、隠面処理
された状態で各ポリゴンが表示される。
【0237】次に、上述した非可視面除去回路700の
実施例につき、図69を参照して説明する。この実施例
は、非可視面判定部701と非可視面除去部702とか
らなる。
【0238】フレームメモリ20から読み出された最小
Z値のポリゴンのXSがスタート(S)ポイントを示す
ためのSポイントレジスタ711に設定される。そし
て、最小Z値のポリゴンのXEがエンド(E)ポイント
を示すためのEポイントレジスタ712に設定される。
【0239】また、XSは比較器721にて、Sポイン
トレジスタ711に設定されている値と比較され、XS
が比較値より大きいときは、出力Aが”1”となり、ア
ンド回路726に”1”が出力される。また、小さいと
きは出力Bが”1”となりこの出力がアンド回路727
へ与えられる。またアンド回路727には、比較器72
2からの出力が与えられる。比較器722ではSポイン
トレジスタ711の値をXEとが比較され、Sポイント
より、XEが大きい時に”1”が出力される。
【0240】また、XEは比較器724にて、Xポイン
トレジスタ712に設定されている値と比較され、XE
が比較値より小さいときは、出力Aが”1”となり、ア
ンド回路726に”1”が出力される。また、大きいと
きは出力Bが”1”となりこの出力がアンド回路728
へ与えられる。またアンド回路728には、比較器72
5からの出力が与えられる。比較器725ではEポイン
トレジスタ712の値をXSとが比較され、Eポイント
より、XSが小さい時に”1”が出力される。
【0241】今、図70に示すように、3つのポリゴン
の処理について説明する。まず、最小のZ値のポリゴン
のXS(1)がSポイントレジスタ711に、XE
(7)がEポイントレジスタ712に夫々設定される。
ポリゴン1の場合は、Z値が最小値であるため、Sポイ
ントレジスタ711、Eポイントレジスタ712には0
の値が設定されているので表示するポリゴンとして、ア
ンド回路726より”0”の値が出力され、インバータ
703で反転され、”1”となりアンド回路704よ
り”1”すなわち表示するポリゴンであるとして、内部
処理回路200へデータが送られる。
【0242】次に最小値の小さいポリゴン2のXS
(4),XE(9)がフレームメモリ20より読み出さ
れる。そして、比較器721でこのXS(4)とSポイ
ントレジスタ711に設定されている”1”と比較され
る。この結果このXS(4)の方が大きいので、比較器
721の出力Aから”1”の出力がアンド回路726へ
出力される。
【0243】また、比較器722ではSポイントレジス
タ711の値”1”とXE(9)との値が比較され、X
E(9)の方が大きいので、アンド回路722に”1”
を出力する。
【0244】アンド回路722の他方の入力、すなわち
比較器721の出力Bは”0”であるので、アンド回路
727の出力は”0”となり、Sポイントレジスタ71
1の値”1”は書き換えられず、そのままの状態で維持
される。
【0245】一方、比較器724ではEポイントレジス
タ712の値”7”とXE(9)とが比較される。比較
器724はポリゴン2のXE(9)の方が大きいので、
出力Bに”1”を出力すると共に出力Aには”0”を出
力する。
【0246】従って、アンド回路726には、”1”
と”0”が出力されるので、”0”が出力され、非可視
面除去部702で、このポリゴン2は表示されるポリゴ
ンとして、除去することなく内部処理回路200データ
が送られる。
【0247】また比較器725では、Eポイントレジス
タ712の値とポリゴン2のXS(4)との値が比較さ
れる。この場合、Eポイントレジスタ712の値の方が
大きいので、比較器725からは”1”の出力がアンド
回路728へ与えられる。アンド回路728は比較器7
24、比較器725から”1”の出力が与えられるの
で、”1”をEポイントレジスタ712へ出力し、Eポ
イントレジスタ712の値をポリゴン2のXE(9)す
なわち”9”に書き換える。
【0248】続いて、小さいポリゴン3のXS(2),
XE(6)がフレームメモリ20より読み出される。そ
して、比較器721でこのXS(2)とSポイントレジ
スタ711に設定されている”1”と比較される。この
結果、XS(2)の方が大きいので、比較器721の出
力Aから”1”の出力がアンド回路726へ出力され
る。
【0249】また、比較器722ではSポイントレジス
タ711の値”1”とXE(6)との値が比較され、X
E(9)の方が大きいので、アンド回路722に”1”
を出力する。
【0250】アンド回路722の他方の入力、すなわ
ち、比較器721の出力Bは”0”であるので、アンド
回路727の出力は”0”となり、Sポイントレジスタ
711の値”1”は書き換えられず、そのままの状態で
維持される。
【0251】一方、比較器724ではEポイントレジス
タ712の値”9”とXE(6)とが比較される。比較
器724はEポイントレジスタ712の値がポリゴン3
のXE(6)より大きいので、出力Bに”0”を出力す
ると共に出力Aには”1”を出力する。
【0252】従って、アンド回路726には、”1”
と”1”が出力されるので、”1”が出力され、非可視
面除去部702でこのポリゴン3は表示されないポリゴ
ンとして、内部処理回路200への処理を禁止すると共
に、非可視面であるとのフラグがフリップフロップ70
5、706に設定される。
【0253】また比較器725では、Eポイントレジス
タ712の値とポリゴン3のXS(2)との値が比較さ
れる。この場合、Eポイントレジスタ712の値の方が
大きいので、比較器725からは”1”の出力がアンド
回路728へ与えられる。アンド回路728は比較器7
24から”0”比較器725から”1”の出力が与えら
れるので、”0”をEポイントレジスタ712へ出力
し、Eポイントレジスタ712の値は書き換えられな
い。
【0254】このように、非可視面除去回路700に
て、表示されるポリゴンか表示されないポリゴンかが判
断され、表示されるポリゴンのみ内部処理回路200に
てポリゴン内部のデータ処理が行なわれる。
【0255】この非可視面除去回路700の他の実施例
について、図71を参照して説明する。
【0256】この実施例のものにおいては、描画画素数
(512)に応じた比較器群760、770を備える。
即ち、XSとX軸の夫々アドレス値との比較をする比較
器760−1〜512と、XEとX軸のアドレス値との
比較をする比較器770−1〜770−512を備え、
夫々比較器760−1と770−1…が一対をなし、5
12対の比較器群を構成する。比較器群760には、レ
ジスタ751に入力されたXSの値とそのX軸のアドレ
ス値との比較を行ないXSの値の方が小さい場合に”
1”をアンド回路780に出力する。比較器群770に
は、レジスタ752に入力されたXEの値とそのX軸の
アドレス値との比較を行ないXEの値の方が大きい場合
に”1”をアンド回路780に出力する。アンド回路7
80の出力はフリップフロップ785にセットされ、そ
のフリップフロップ785のQ出力がアンド回路795
に与えられる。又、このアンド回路795の他入力には
表示されるポリゴンである場合にトリガがかかるフリッ
プフロップ790のQ出力が与えられる。又、フリップ
フロップ790のS端子には、フリップフロップ785
のQ出力が与えられる。
【0257】このアンド回路795からの出力がオア回
路796に与えられる。そして、このオア回路796は
表示されるポリゴンである場合には”1”を出力し、表
示されないポリゴンの場合には”0”を出力する。即
ち、フレームメモリ20に書き込まれた各ポリゴンの中
からZ値の小さい(XS,XE)が順次取り込まれ、処
理するポリゴンのXS,XEを取り込む毎に、X軸上で
表示される部分に相当する個所のフリップフロップ78
5がセットして行く。その結果、取り込んだポリゴンの
XS,XEがこのセットされたフリップフロップ785
内に全て含まれる場合には、アンド回路795からの出
力は全て”0”になるので、オア回路796の出力は”
0”となり、表示されないポリゴンであると判断し、内
部描画回路200へ処理を禁止するように指示する。
【0258】又、取り込んだポリゴンのXS,XEの中
に1つでもセットされていない個所のフリップフロップ
785があれば、オア回路796は”1”となり、表示
するポリゴンであると判断し、内部描画回路200へ処
理を行なうよう指示する。
【0259】非可視面除去回路700の更に異なる実施
例について、図72なし図79を参照して説明する。
【0260】図72に従い、この実施例の構成について
説明する。フレームメモリ20より読み込まれた各ポリ
ゴンのXS,XEは夫々XSレジスタ751、XEレジ
スタ752に設定される。このXSレジスタ751に取
り込まれたXSの2値化されたパラレルデータがプログ
ラマブルロジックアレイ(PLA)751に与えられ
る。また、XSEレジスタ752に取り込まれたXEの
2値化されたパラレルデータがプログラマブルロジック
アレイ(PLA)752に与えられる。
【0261】PLA751には、図73に示す真理値表
に基いた論理式が、PLA732には、図74に示す真
理値表に基いた論理式は夫々書き込まれている。
【0262】PLA731及びPLA732からの出力
は、アンド回路733へ与えられ、このアンド回路73
3で両者のアンドがとられる。そして、このアンド回路
733から出力はインバータアンド回路735及びフリ
ップフロップ734に夫々与えられる。フリップフロッ
プ734には、前処理のアンド回路733からの出力が
書き込まれている。
【0263】そして、インバータアンド回路735は、
フリップフロップ734の出力をインバータしたものと
アンド回路733からの出力とのアンドを取る。このイ
ンバータアンド回路735の出力がオア回路736へ与
えられる。
【0264】オア回路736でインバータアンド回路7
35の論理和をとる。表示するポリゴンであれば、イン
バータアンド回路735の出力の少なくとも1つの出力
は”1”となるので、オア回路736が”1”の出力の
時には表示されるポリゴンとして、内部処理回路200
へ指示する。
【0265】また、非可視のポリゴンであれば、インバ
ータアンド回路735の出力は全て”0”となるので、
オア回路736が”0”の出力の時には、非可視のポリ
ゴンとして、内部処理回路200の処理を禁止する。
【0266】次に、この実施例における非可視面除去回
路700の動作につき、図79の動作フローを参照しつ
つ、図75ないし図78に従い説明する。
【0267】まず、図75に示すように、最小のZ値ポ
リゴン1のXS,XE(5,10)が夫々XS、XEレ
ジスタ751、752に取り込まれる。すなわち、図7
5(b)(c)に示すように、XS,XEレジスタ75
1、752に5、10の2値データが格納される。尚、
フリップフロップ734は初期化されている。
【0268】そして、XSレジスタ751のデータに基
き、PLA731より、図75(b)に示すように、デ
ータがアンド回路733へ出力される。また、XEレジ
スタ752のデータに基き、PLA732より、図75
(e)に示すように、データがアンド回路733へ出力
される。
【0269】アンド回路733では、両者のアンドが取
られ、図75(f)に示すように、データが出力され
る。
【0270】インバータアンド回路735では、フリッ
プフロップ734出力のインバータとアンド回路733
のデータのアンドが取られ、図75(g)に示すよう
に、データが出力される。
【0271】従って、図75(h)に示すように、オア
回路736の出力は”1”となり、表示ポリゴンとし
て、内部処理回路200へ指示する。
【0272】続いて、Z値の小さいポリゴン2のXS,
XE(0,4)が夫々XS,XEレジスタ751、75
2に取り込まれる。すなわち、図76(b)(c)に示
すように、XS,XEレジスタ751、752に0、4
の2値データが格納される。
【0273】尚、フリップフロップ734には、ポリゴ
ン1のアンド回路733の出力が格納されている。
【0274】そして、XSレジスタ751のデータに基
き、PLA731より、図76(b)に示すように、デ
ータがアンド回路733へ出力される。また、XEレジ
スタ752のデータに基き、PLA732より、図76
(e)に示すように、データがアンド回路733へ出力
される。
【0275】アンド回路733では、両者のアンドが取
られ、図76(f)に示すように、データが出力され
る。
【0276】インバータアンド回路735では、フリッ
プフロップ734出力のインバータとアンド回路733
のデータのアンドが取られ、図76(g)に示すよう
に、データが出力される。
【0277】従って、図76(h)に示すように、オア
回路736の出力は”1”となり、表示ポリゴンとし
て、内部処理回路200へ指示する。
【0278】次に、Z値の小さいポリゴン3のXS,X
E(2,7)が夫々XS,XEレジスタ751、752
に取り込まれる。すなわち、図77(b)(c)に示す
ように、XS,XEレジスタ751、752に2、7の
2値データが格納される。
【0279】尚、フリップフロップ734には、ポリゴ
ン1と2のアンド回路733の出力が格納されている。
【0280】そして、XSレジスタ751のデータに基
き、PLA731より、図77(b)に示すように、デ
ータがアンド回路733へ出力される。また、XEレジ
スタ752のデータに基き、PLA732より、図77
(e)に示すように、データがアンド回路733へ出力
される。
【0281】アンド回路733では、両者のアンドが取
られ、図77(f)に示すように、データが出力され
る。
【0282】インバータアンド回路735では、フリッ
プフロップ734出力のインバータとアンド回路733
のデータのアンドが取られ、図77(g)に示すよう
に、データが出力される。
【0283】従って、図77(h)に示すように、オア
回路736の出力は”1”となり、表示ポリゴンとし
て、内部処理回路200へ指示する。
【0284】最後に、図78に示すように、ポリゴン4
のXS,XE(2,4)が夫々XS、XEレジスタ75
1、752に取り込まれる。すなわち、図78(b)
(c)に示すように、XS,XEレジスタ751、75
2に2、4の2値データが格納される。
【0285】尚、フリップフロップ734には、ポリゴ
ン1、2と3のアンド回路733の出力が格納されてい
る。
【0286】そして、XSレジスタ751のデータに基
き、PLA731より、図78(b)に示すように、デ
ータがアンド回路733へ出力される。また、XEレジ
スタ752のデータに基き、PLA732より、図78
(e)に示すように、データがアンド回路733へ出力
される。
【0287】アンド回路733では、両者のアンドが取
られ、図78(f)に示すように、データが出力され
る。
【0288】インバータアンド回路735では、フリッ
プフロップ734出力のインバータとアンド回路733
のデータのアンドが取られ、図78(g)に示すよう
に、データが出力される。
【0289】従って、図78(h)に示すように、オア
回路736の出力は”0”となり、非可視ポリゴンとし
て、内部処理回路200の処理を禁止するように指示す
る。
【0290】次に、前述した非可視面除去回路700を
備えた内部処理装置の第4の実施例につき、図80ない
し図91に従い説明する。
【0291】まず、前述した第1ないし第3の実施例に
おいては夫々ラインバッファメモリ351に1水平走査
線の画像情報を格納し、このラインバッファメモリ35
1からCRT40に表示する構成を取っているが、この
実施例は、ラインバッファメモリ351を省略し、内部
処理回路200をからCRT40に直接描画するように
構成にしたものである。
【0292】図80はこの実施例にかかる内部描画処理
装置の全体構成を示すブロック図である。
【0293】非可視面除去回路700は、前述したよう
に、フレームメモリ20より読み出したポリゴン図形の
始点、終点Xアドレス(XS,XE)からこのポリゴン
が表示されるポリゴンか否かのチェックを行なう。もし
表示されるポリゴンであれば、カウンタ503をカウン
トアップし、ユニット部504、パラメータ演算部53
0にパラメータをセットする。もし表示されないポリゴ
ンであれば、パラメータセットをしない。フレームメモ
リ20は、図83のような構成で各ポリゴンのXS,X
E,MXS,MYS及びMXE,MYEの値を水平ライ
ン毎にZ値の小さい順位で格納する。
【0294】504はユニット部であり、ユニット番号
はZ値の順番に対応し、各ユニットはユニット番号に対
応するZ値の順番を持つポリゴンのポリゴン図形の始
点、終点Xアドレス(XS,XE)を持ち、カウンタ5
02からのCRT40の水平ドットアドレスを受け取
り、そのアドレスが始点(XS)と終点(XE)アドレ
スの中に含まれるか否かをプライオリティエンコーダ6
50に転送する。
【0295】プライオリティエンコーダ650は、各ユ
ニットより転送された信号の中で最もプライオリティの
高いユニットのアドレスをパラメータメモリ600に転
送する。このプライオリティエンコーダ650は、図8
5に示す真理値に示す論理式が書き込まれている。
【0296】550はパラメータ演算部であり、フレー
ムメモリ20よりポリゴン図形の始点、終点Xアドレス
(XS,XE)とマッピングメモリ30の始点、終点X
Yアドレス(MXS,MXE)(MXS,MYS)を受
け取り、アドレス補完処理部800に必要なパラメータ
に作り替え、パラメータメモリ600に転送する。
【0297】このパラメータ演算部550は、例えば図
81のように構成される。このパラメータ演算部550
は、Yアドレスごとに対向する2辺間のXアドレス及び
マッピングパターンのアドレス(XS,XE,MXS,
MXE)をフレームメモリ20より読み出す。即ち、こ
の実施例においては、水平走査信号に同期して、その垂
直位置としてのYアドレスに対応するポリゴンの外形を
示す2点のXの始点(XS)とXの終点(XE)と基本
パターンを変形したマッピングアドレス(MXS,MY
S)(MXE,MYE)をフレームメモリ20から読み
出す。そして、レジスタ531にXS,レジスタ532
にXE、レジスタ533にMXS,レジスタ534にM
XE、レジスタ535にMYS,レジスタ536にMY
Eが書き込まれる。
【0298】減算器537にレジスタ531にXS,レ
ジスタ532からのXE,XSのデータが与えられ、両
者間の距離DXが算出される。このDXは除算器54
0、541に供給される。
【0299】減算器538にはレジスタ533,レジス
タ534からMXS、MXEが与えられ、この減算器5
38からの減算結果MXE−MXSが除算器540へ供
給される。
【0300】減算器539にはレジスタ535,レジス
タ536からMYS、MYEが与えられ、この減算器5
39からの減算結果MYE−MYSが除算器541へ供
給される。
【0301】この除算器540,541にて、(MXE
−MXS)/DX,(MYE−MYS)/DXの除算が
夫々行なわれ、この値(DDMX)(DDMY)とMX
S,MYS及びXSがパラメータメモリ600に書き込
まれる。パラメータメモリ600は、図84のような構
成でパラメータ演算部550で演算されたXS,DDM
X,DDMY,及びMXS,MYSの値をZ値の小さい
順位で格納する。
【0302】503はカウンタであり、非可視面除去回
路700より、パラメータセットの信号を受けることに
より、1カウントアップし、パラメータをセットするユ
ニット部の選択とパラメータメモリ600のアドレスを
示す。
【0303】502はカウンタであり、CRT40の水
平ドットアドレスを発生し、全てのユニット部504、
アドレス補完処理部800に転送する。501はカウン
タであり、フレームメモリ20のポリゴンデータを水平
ライン毎にZ値の小さい順にアクセスする。
【0304】アドレス補完処理部800は、パラメータ
メモリ600からXS,DDMX,DDMY,及びMX
S,MYSデータとカウンタ502より現処理点のXア
ドレス値を取り込む。減算器801にて現処理点のXア
ドレス値からXSを減算し、この値を乗算器802,8
03へ与えられる。この乗算器802の一方の入力に
は、パラメータメモリ600からDDMXが与えられ、
乗算器802にて、DDMX*(現処理点のXアドレス
値−XS)の演算が行なわれ、この演算結果が加算器8
05に供給される。そして、この加算器805にはパラ
メータメモリ600よりMXSが与えられ、乗算器80
2の演算結果に始点のデータが加算され、補間演算が行
なわれる。この補間されたデータがレジスタ807へ書
き込まれ、このレジスタ807からCRT40へデータ
が送られる。
【0305】又、この乗算器803の一方の入力には、
パラメータメモリ600からDDMYが与えられ、乗算
器803にて、DDMY*(現処理点のXアドレス値−
XS)の演算が行なわれ、この演算結果が加算器804
に供給される。そして、この加算器804にはパラメー
タメモリ600よりMYSが与えられ、乗算器803の
演算結果に始点のデータが加算され、補間演算が行なわ
れる。この補間されたデータがレジスタ806へ書き込
まれ、このレジスタ806からCRT40へデータが送
られる。
【0306】また、CRT40へ表示するためのスクリ
ーンアドレスのXアドレスSXはXS+Xで算出され
る。
【0307】これら各回路はコントローラ50にて全体
をコントロールされ、このコントローラ50は、図8
6,87、88、89,90のフローに従って全体をコ
ントロールする。
【0308】図86は全体フローであり、水平帰線期間
中にパラメータセットを行ない表示期間中に、マッピン
グ処理を行なう。又、水平帰線期間中にパラメータセッ
トが間にあわないときは図87、88のように、同じ内
部描画処理装置を2つ持ち奇数/偶数ラインを切り替え
ながら処理することにより、1水平ラインを処理する間
を全てパラメータセットに使用するようにする。図87
は奇数ラインの内部描画処理を、図87は偶数ラインの
内部描画処理を示す。
【0309】図89はパラメータセットのフローチャー
トである。このフローチャートに示すように、フレーム
メモリ20のZ値の小さい順に格納された512のポリ
ゴンに対して、非可視面除去を行ない1ドットでも表示
されるポリゴンのみユニット部504、パラメータ演算
部550へ送り、パラメータ演算部550はパラメータ
を演算し、カウンタ503の示すパラメータメモリ60
0に格納する。又、ユニット部504の数255に全て
入り且つフレームメモリ20のポリゴン全てのポリゴン
に対して終了したときは処理を終了する。
【0310】図91の例では、従来ユニット数の制限1
28個であれば、ポリゴン129、130は表示されな
い。この発明の方式では、エッジメモリに1〜130ま
でのポリゴン情報が入っていれば、同じユニット数の制
限128個であっても、ポリゴン5、7〜128はカウ
ントされないため、ポリゴン129、130は表示され
る。
【0311】上述した各実施例においては、マッピング
処理などの内部描画処理において、マッピングメモリの
マッピングパターンを図16に示すように、CRT40
のスクリーン面上に変形し出力することが出来る。
【0312】ところで、図12に示すような格子模様な
どのような繰り返しパターンにおいても前述した実施例
においては、マッピングメモリに全てのパターン情報を
格納し、全部のパターンに対して処理を行なっている。
このため、マッピング情報としては繰り返しのパターン
であるが、全てのパターン情報を格納する必要が有るた
め、マッピングメモリの容量を多く必要とする。
【0313】この第5の実施例においては、図12のよ
うな格子パターンのような繰り返しパターンにおいて
は、図93に示すように、繰り返しパターンの一部を格
納するだけで、ポリゴン面の内部描画処理(マッピング
処理)を行なうことにより、最小限のマッピングメモリ
の容量で処理を可能にしたものである。
【0314】この第5の実施例における全体構成は図1
に示すものと同様であり、又外型処理回路100も前述
の実施例と同様の構成である。内部処理回路200の構
成については、前述した実施例の構成に更に繰り返しパ
ターンが利用できるように構成が付加されている。
【0315】更に、繰り返しパターンの一部を格納して
いるマッピングメモリを使用するか否かを判別するため
の情報が予め端点メモリ10に格納されている必要が有
る。
【0316】以下、この第5の実施例につき図92ない
し図104を参照して説明する。
【0317】端点メモリ10には、幾何変換回路7によ
り算出された各ポリゴンの端点情報、、ポリゴンの形
状、位置、優先度、選択する基本パターンのマッピング
パターン領域を示す端点情報、更に、繰り返しパターン
を用いるためのセグメントアドレス、どのような繰り返
しパターンのモードかを支持するモードセレクタ情報な
どが含まれる。
【0318】この第5の実施例におけるマッピングメモ
リ30には、例えば前述した図12、図13に示すよう
な各基本パターンに応じたXYアドレス並びに図99に
示すように繰り返しパターンにおいてはそのパターンの
一部のみが格納されている。
【0319】この端点メモリ10から外形処理回路10
0に各ポリゴンを構成するX,Yの2端点情報と基本パ
ターンの端点のアドレス(MX,MY)、並びにポリゴ
ンの優先度を示すZ値がそれぞれ出力される。
【0320】この第5の実施例においては、ポリゴンは
スクリーン端点座標(X,Y)と、基本パターン即ちマ
ッピングパターンの端点座標(MX,MY)を持つこと
により、図100のようなポリゴン面に図99の基本パ
ターンを変形させてマッピングするものである。
【0321】まずポリゴン外形処理回路100にてポリ
ゴンの外形処理を行う。この外形処理のために、CPU
にて、端点メモリ10より読み出された各辺のXYアド
レスの始点及び終点アドレスに基づいて、ポリゴンを構
成する各辺のベクトルが図26に示すどの方向に属する
かを判断し、そのベクトルの方向に応じて図27に示す
ように、右辺又は左辺が決定される。端点メモリ10に
は、図97に示す用にスクリーン端点座標(X,Y)と
マッピングパターンの端点座標(MX,MY)が格納さ
れている。
【0322】そして、端点メモリ10より読み出された
各辺のYアドレスの始点及び終点アドレスから前述した
ように、Y方向の距離(DY)を算出する。続いて、こ
のDYを用いて、ポリゴンの外形を求めるために、各辺
のX終点からX始点までのアドレスをデジタル微分解析
(DDA)により求め、そのデータをフレームメモリ3
0に格納する。即ち、補間演算を行い各辺のX終点から
X始点までのXアドレスを算出する。
【0323】更に、マッピングパターン外形処理回路
は、基本パターン情報の外形処理を行う。この処理は基
本パターンを変形させる場合には、端点メモリ10に格
納された基本パターンの端点アドレス(MX,MY)を
変化させる。
【0324】端点メモリ10より読み出された基本パタ
ーンのアドレス(MXS,MYS),(MXE,MY
E)のアドレスデータからポリゴンに対応するデータを
デジタル微分解析(DDA)により算出し、フレームメ
モリ20に格納する。即ち、各辺の終点データ(MX
E,MYE)から始点データ(MXS,MYS)までの
データをデジタル微分解析(DDA)により求め、その
データをフレームメモリ20に格納する。
【0325】この第5の実施例においては、水平走査線
に同期して、その垂直位置を示すYアドレスごとに、ポ
リゴンの外形とそれに基づいて変形された基本パターン
の外形のアドレス情報がフレームメモリ20に格納され
る。
【0326】内部図形描画回路200は、対向する2辺
間のXYアドレスをフレームメモリ20より読み出し、
この読み出したアドレス情報に基づいて、ポリゴン内部
の各ビットパターンのアドレスを内部パターンアドレス
として算出する。即ち、この第5の実施例においては、
水平走査信号に同期して、その垂直位置としてのYアド
レスに対応するポリゴンの外形を示す2点のXの始点
(XS)とXの終点(XE)と基本パターンを変形した
マッピングアドレス(MX,MY)をフレームメモリ2
0から読み出す。
【0327】ところで、この第5の実施例においては、
図95に示すようにマッピングアドレス(MX,MY)
はその選択されるモードにより、即ちどのような繰り返
しパターンのマッピングメモリを用いるかによって決定
されるモードに応じて、そのビットの構成が異なる。セ
グメントアドレスとマッピングアドレスとが各モードに
よって決定されている。基本パターンの端点アドレス
(MX,MY)の夫々下位ビットがマッピングアドレス
として用いられ、上位ビットがセグメントアドレスとし
て用いられる。
【0328】フレームメモリ20より読み出されたXア
ドレスの始点及び終点アドレスからX方向の距離(DX
Y)を算出する。このDXYを用いて、基本パターンを
ポリゴンの形に合わせて変形させるために、フレームメ
モリ20より読み出された基本パターンの端点マッピン
グアドレス(MX,MY)をデジタル微分解析(DD
A)により算出する。
【0329】上記DXYを用いて、ポリゴンの内部パタ
ーンデータを求めるために、Yアドレス毎の終点から始
点までのデータをデジタル微分解析(DDA)により求
める。即ち、その微差分値を算出し、補間演算を行いY
軸の終点から始点までのデータを算出する。
【0330】この内部描画処理回路200は、前述の外
形処理回路100と同様に基本パターンを変形させる場
合には、フレームメモリ20に格納された基本パターン
の端点アドレス(MX,MY)を変化させる。
【0331】
【数7】 MX(下位aビット)=MXS(Y)+DDMX*X ……(18’) MY(下位bビット)=MYS(Y)+DDMY*X ……(19’) MX(上位cビット)=MsegL……(20) MY(上下位cビット)=MsegH……(21)
【0332】端点メモリ10より読み出されたYアドレ
ス毎の基本パターンのアドレス(MXS(Y),MYS
(Y)),(MXE(Y),MXE(Y))からポリゴ
ンに対応するデータを前述の数式6に記載した(16)
(17)式に基づいてデジタル微分解析(DDA)によ
り算出する。即ち、各辺の終点データから始点データま
でのデータをデジタル微分解析(DDA)により求め
る。
【0333】まず、(16)(17)式に示すように、
その微差分値を算出し、数式7に記載した(18’)
(19’)式に示すように、補間演算を行い各辺の終点
から始点までのデータを算出する。この(18’)(1
9’)式におけるXの値は0からDXまで変化する。
【0334】上記数式(20)(21)におけるセグメ
ント(seg)は、端点メモリ10に予め設定されてお
り、マッピングメモリ30の度の領域を繰り返し用いる
かを決定するものである。
【0335】上記処理を行なうことにより、マッピング
メモリ30のセグメントL(X方向)、セグメントH
(Y方向)アドレスのX方向に2a幅、Y方向に2b幅の
パターンを繰り返して、マッピング処理することにな
る。
【0336】また、CRT40へ表示するためのスクリ
ーンアドレスのXアドレスSXはXS+Xで算出され
る。
【0337】フレームメモリ20から送られるセグメン
トアドレスはセグメントレジスタ89に格納され、この
セグメントレジスタ89から上記segL(X方向),
segH(Y方向)のデータがマッピングアドレス合成
装置90に送られる。
【0338】このマッピングアドレス合成装置90にて
補間演算を行い算出されたマッピングアドレス(MX
S,MYS)とsegL,segHのデータを合成して
マッピングパターンアドレス(MX,MY)を算出す
る。
【0339】そして、マッピングアドレス合成回路90
にて合成されたマッピングパターンアドレス(MX,M
Y)は図1に示すように、描画処理回路35へ与えられ
る。この描画処理回路35では、前述したようにCRT
40に表示するべく、水平走査信号に対応するYアドレ
スにXアドレスごとに優先順位の高いポリゴン、即ち優
先順位を示すZ値の小さいポリゴンの基本パターンを変
形したマッピングパターンアドレス(MX,MY)を読
み出し、そのアドレスに従い、マッピングメモリ30の
アドレスを指定し、マッピングメモリ30をルックアッ
プテーブルとしてそのアドレスに対応した情報を読み出
して、CRT40に表示する。その結果、図100ない
し図102に示すように、図99の繰り返しパターンを
図101の符号1に示すポリゴンの形状に対応させて変
形させて図101に示す様に表示させることができる。
また、図99の繰り返しパターンを図101の符号2に
示すポリゴンの形状に対応させて変形させて図103に
示す様に表示させることができる。
【0340】次に、この第5の実施例における画像処理
装置の内部処理回路200の具体的実施例につき、図9
2ないし図104を参照して更に説明する。
【0341】端点メモリ10よりフレームメモリ20に
図97に示すように与えられたデータが外形処理回路に
て処理され、フレームメモリ20に、図98に示す如く
Yアドレスごとにポリゴン辺の左辺Xアドレス、右辺X
アドレス、マッピングパターンの左辺Xアドレス、右辺
Xアドレス、マッピングパターンの左辺Yアドレス、右
辺Yアドレスと、セグメントアドレスのH,Lが格納さ
れる。
【0342】続いて、内部処理回路200について、図
92ないし図98に従い説明する。
【0343】内部図形描画回路200は、Yアドレスご
とに対向する2辺間のXアドレス及びマッピングパター
ンのアドレス(XS,XE,MXS,MXE)及びセグ
メントアドレス(H,L)をフレームメモリ20より読
み出す。即ち、この第5の実施例においては、水平走査
信号に同期して、その垂直位置としてのYアドレスに対
応するポリゴンの外形を示す2点のXの始点(XS)と
Xの終点(XE)と基本パターンを変形したマッピング
アドレス(MXS,MYS)(MXE,MYE)及びセ
グメントアドレス(H,L)をフレームメモリ20から
読み出す。セグメントアドレス(H,L)はセグメント
レジスタ89に格納される。そして、内部処理回路20
0の差分回路を構成する減算器80にフレームメモリ2
0からのXE,XSのデータが与えられ、両者間の距離
DXが算出される。このDXは微差分演算回路81に供
給される。
【0344】微差分演算回路81内の減算器82にはフ
レームメモリ200からマッピングアドレスの始点(M
XS,MYS)及び終点(MXE,MYE)データが与
えられ、この減算器82からの減算結果MXE−MX
S,MYE−MYSが除算器83へ供給される。
【0345】この除算器83にて、(MXE−MXS)
/DX,(MYE−MYS)/DXの除算が夫々行なわ
れ、この値(DDMX)(DDMY)が補間演算回路8
4の乗算器86へ与えられる。この乗算器86の一方の
入力には、0からDXまで順列番号を発生するカウンタ
88からの出力が与えられ、乗算器86にて、DDMX
*X,DDMY*Xの演算が行なわれ、この演算結果が
加算器87に供給される。そして、この加算器87には
フレームメモリ20よりマッピングアドレスの始点(M
XS,MYS)が与えられ、乗算器86の演算結果に始
点のデータが加算され、補間演算が行なわれる。この乗
算器86と加算器87にて内部パターン情報のアドレス
演算回路85が構成される。この補間されたデータがマ
ッピングアドレス合成回路90へ与えられる。マッピン
グアドレス合成回路90にてマッピングアドレス(MX
S,MYS)とセグメントレジスタ89に格納されたセ
グメントアドレス(H,L)を合成してマッピングパタ
ーンアドレス(MX,MY)を算出する。マッピングア
ドレス合成回路90にて合成されたマッピングパターン
アドレス(MX,MY)が、描画処理回路35へ与えら
れる。
【0346】そして、1つXアドレスの演算を行なう毎
に、Xを1つインクリメントし、XのアドレスがDXに
なるまで前述の動作を繰り返す。更に、1つのYアドレ
スが終了する毎にYアドレスをインクリメントし、全て
のYアドレスに対応する処理が終了した時点で内部処理
の補間動作が終了する。
【0347】また、CRT40へ表示するためのスクリ
ーンアドレスのXアドレスSXはXS+Xで算出され
る。
【0348】そして、前述したように描画処理回路35
では、CRT40に表示するべく、水平走査信号に対応
するYアドレスにXアドレスごとに優先順位の高いポリ
ゴン、即ち優先順位を示すZ値の小さいポリゴンの基本
パターンを変形したマッピングパターンアドレス(M
X,MY)を読み出し、そのアドレスに従い、マッピン
グメモリ30のアドレスを指定し、マッピングメモリ3
0をルックアップテーブルとしてそのアドレスに対応し
た情報を読み出して、CRT40に表示する。
【0349】マッピングアドレス合成回路90は図96
のように構成される。図96に基づきマッピングアドレ
ス合成回路90の構成につき説明する。
【0350】補間されたマッピングパターンアドレス
(MX)はレジスタ901に、マッピングパターンアド
レス(MY)はレジスタ902に格納される。また、レ
ジスタ903には、セグメントレジスタ89に格納され
たセグメントアドレスデータが格納される。
【0351】レジスタ901からのデータ及びレジスタ
903からのデータがセレクタ904に与えられ、レジ
スタ902からのデータ及びレジスタ903からのデー
タがセレクタ905に与えられる。これらデータは図9
5に示すように、選択されるモードにより夫々構成する
ビットが異なる。即ち、モード1が選択されるとレジス
タ901、902からは5ビットがレジスタ903から
は3ビットが、モード2が選択されるとレジスタ90
1、902からは4ビットがレジスタ903からは4ビ
ットが出力される。またモード0が選択されるとセグメ
ントレジスタからのデータが存在しない、即ち、このモ
ード0の場合には、繰り返しパターンを用いない場合で
ある。このモード選択信号は予め端点メモリ10に各ポ
リゴン情報として格納するように構成し、このモード選
択信号に依り、マッピングメモリ30の度の領域を繰り
返し用いるか、又繰り返し処理を行なうか否か判別でき
る。
【0352】フレームメモリから与えられるモード信号
はセレクタ904、905にあてられ、このモード信号
に対応してセレクタ904、905から図95に示す構
成のデータがレジスタ906に出力される。このレジス
タ906からマッピングパターンアドレス(MX,M
Y)が出力される。
【0353】この実施例における画像処理装置は上記の
ように構成される。次にこの発明の各部の具体的実施例
につき以下に説明する。
【0354】次に、前述した非可視面除去回路700を
備えた内部処理装置に前述した繰り返しパターンの一部
のみマッピングメモリに格納した場合の処理回路を付加
した第5の実施例につき、図94、図103、図104
に従い説明する。尚、非可視面除去回路700の動作に
ついては前述した第4の実施例と同一であるので、ここ
では説明を省略する。
【0355】図94はこの実施例にかかる内部描画処理
装置の全体構成を示すブロック図である。
【0356】504はユニット部であり、ユニット番号
はZ値の順番に対応し、各ユニットはユニット番号に対
応するZ値の順番を持つポリゴンのポリゴン図形の始
点、終点Xアドレス(XS,XE)を持ち、カウンタ5
02からのCRT40の水平ドットアドレスを受け取
り、そのアドレスが始点(XS)と終点(XE)アドレ
スの中に含まれるか否かをプライオリティエンコーダ6
50に転送する。
【0357】プライオリティエンコーダ650は、各ユ
ニットより転送された信号の中で最もプライオリティの
高いユニットのアドレスをパラメータメモリ600に転
送する。このプライオリティエンコーダ650は、図8
5に示す真理値に示す論理式が書き込まれている。
【0358】550はパラメータ演算部であり、フレー
ムメモリ20よりポリゴン図形の始点、終点Xアドレス
(XS,XE)とマッピングメモリ30の始点、終点X
Yアドレス(MXS,MXE)(MXS,MYS)を受
け取り、アドレス補完処理部800に必要なパラメータ
に作り替え、パラメータメモリ600に転送する。この
パラメータ演算部550は、前述した図81と同様に構
成される。
【0359】503はカウンタであり、1カウントアッ
プし、パラメータをセットするユニット部の選択とパラ
メータメモリ600のアドレスを示す。
【0360】502はカウンタであり、CRT40の水
平ドットアドレスを発生し、全てのユニット部504、
アドレス補完処理部800に転送する。501はカウン
タであり、フレームメモリ20のポリゴンデータを水平
ライン毎にZ値の小さい順にアクセスする。
【0361】アドレス補完処理部800は、パラメータ
メモリ600からXS,DDMX,DDMY,及びMX
S,MYSデータとカウンタ502より現処理点のXア
ドレス値を取り込む。減算器801にて現処理点のXア
ドレス値からXSを減算し、この値を乗算器802,8
03へ与えられる。この乗算器802の一方の入力に
は、パラメータメモリ600からDDMXが与えられ、
乗算器802にて、DDMX*(現処理点のXアドレス
値−XS)の演算が行なわれ、この演算結果が加算器8
05に供給される。そして、この加算器805にはパラ
メータメモリ600よりMXSが与えられ、乗算器80
2の演算結果に始点のデータが加算され、補間演算が行
なわれる。この補間されたデータがマッピングアドレス
合成装置90へ送られ、このマッピングアドレス合成装
置90で、モードレジスタ92に示すモードでセグメン
トアドレスレジスタ89に格納されたセグメントアドレ
スと補間されたデータが合成される。そして、その合成
データがマッピングメモリ30へアドレスとして与えら
れ、CRT40へデータが送られる。
【0362】又、この乗算器803の一方の入力には、
パラメータメモリ600からDDMYが与えられ、乗算
器803にて、DDMY*(現処理点のXアドレス値−
XS)の演算が行なわれ、この演算結果が加算器804
に供給される。そして、この加算器804にはパラメー
タメモリ600よりMYSが与えられ、乗算器803の
演算結果に始点のデータが加算され、補間演算が行なわ
れる。この補間されたデータがマッピングアドレス合成
装置90へ送られ、このマッピングアドレス合成装置9
0でセグメントアドレスレジスタ89に格納されたセグ
メントアドレスと補間されたデータが合成される。そし
て、その合成データがマッピングメモリ30へアドレス
として与えられ、CRT40へデータが送られる。
【0363】また、CRT40へ表示するためのスクリ
ーンアドレスのXアドレスSXはXS+Xで算出され
る。
【0364】これら各回路はコントローラ50にて全体
をコントロールされ、このコントローラ50は、図10
3,104のフローに従って全体をコントロールする。
【0365】
【発明の効果】上述したように、この発明によれば、端
点メモリからの情報に基づき、図形の外形のXYアドレ
スを算出し、この算出した2点間の情報から内部の画像
データを演算して求めることができる。従って、メモリ
とのアクセス回数を大幅に削減できるので、マッピング
処理を高速に行える。
【0366】また、この発明によれば、端点メモリから
の情報に基づき、表示されるポリゴンのみ、非可視面除
去手段で選別するので、表示されないポリゴンの制約を
受けることなく画像処理が行なえる。従って、メモリに
画像処理装置の性能以上のポリゴン情報を格納した場合
でも、ポリゴンの処理が行なえる。
【0367】更に、この発明によれば、格子模様などの
ような繰り返しパターンにおいては、繰り返しパターン
の一部を格納するだけで、ポリゴン面の内部描画処理
(マッピング処理)を行なうことにより、最小限のマッ
ピングメモリの容量で処理が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の全体構成を示すブロック図である。
【図2】この発明の基本パターンをポリゴンの変形に対
応させて変形させる画像処理装置の構成を示すブロック
図である。
【図3】この発明に用いられる外形処理回路の構成を示
すブロック図である。
【図4】この発明に用いられる内部処理回路の構成を示
すブロック図である。
【図5】この発明に用いられる外形処理回路の動作を示
すフローチャートである。
【図6】この発明に用いられる外形処理回路の動作を示
すフローチャートである。
【図7】この発明に用いられる内部処理回路の動作を示
すフローチャートである。
【図8】この発明に用いられる外形処理回路の具体的回
路構成を示す回路図である。
【図9】図8に示す外形処理回路の動作を示すフローチ
ャートである。
【図10】図8に示す外形処理回路の動作を示すフロー
チャートである。
【図11】外形処理回路によりポリゴンの外形を描画し
た状態を示す模式図である。
【図12】マッピングメモリに格納される基本パターン
の一例を示す模式図である。
【図13】マッピングメモリに格納される基本パターン
の一例を示す模式図である。
【図14】この発明により、図12に示す基本パターン
を図11に示すポリゴン1に対応させて変形させた状態
を示す模式図である。
【図15】この発明により、図13に示す基本パターン
を図11に示すポリゴン2に対応させて変形させた状態
を示す模式図である。
【図16】この発明によるポリゴンの変形状態を説明す
るための模式図である。
【図17】この発明に用いられるフレームメモリのアド
レス状態を示す図である。
【図18】この発明に用いられるフレームメモリのアド
レス状態を示す図である。
【図19】この発明に用いられるフレームメモリのアド
レス状態を示す図である。
【図20】この発明に用いられるフレームメモリのアド
レス状態を示す図である。
【図21】この発明に用いられるフレームメモリのアド
レス状態を示す図である。
【図22】この発明に用いられるフレームメモリのアド
レス状態を示す図である。
【図23】この発明に用いられるフレームメモリのアド
レス状態を示す図である。
【図24】この発明に用いられる補間演算回路56と補
間演算回路75のタイミングチャートである。
【図25】ポリゴンの辺ベクトルの関係を示す図であ
る。
【図26】ポリゴンの辺ベクトル方向の関係示す図であ
る。
【図27】ポリゴンの方向ベクトルとその辺の関係を示
す図である。
【図28】この発明の内部処理装置に用いられる隠面消
去回路の一実施例を示す回路図である。
【図29】この発明の内部処理装置に用いられる隠面消
去回路の動作を示すフローチャートである。
【図30】各ポリゴンのZ方向の関係を示す図である。
【図31】この発明に用いられるポリゴンメモリのアド
レス状態を示す図である。
【図32】この発明に用いられるマスクメモリとライン
バッファメモリの内容を示す図であり、初期の状態を示
す。
【図33】この発明に用いられるマスクメモリとライン
バッファメモリの内容を示す図であり、ポリゴン1の処
理結果を示す。
【図34】この発明に用いられるマスクメモリとライン
バッファメモリの内容を示す図であり、ポリゴン2の処
理結果を示す。
【図35】この発明に用いられるマスクメモリとライン
バッファメモリの内容を示す図であり、ポリゴン3の処
理結果を示す。
【図36】この発明に用いられるマスクメモリとライン
バッファメモリの内容を示す図であり、ポリゴン3の処
理結果を示す。
【図37】この発明に用いられる内部描画回路の第2の
実施例の全体構成を示すブロック図である。
【図38】この発明に用いられる内部描画処理回路の第
2の実施例の具体的回路構成を示す回路図である。
【図39】この第2の実施例に用いられるマスクメモリ
の内容を示す図である。
【図40】マッピングメモリに格納される基本パターン
の一例を示す模式図である。
【図41】この第2の実施例に用いられるマスクメモリ
の内容を示す図である。
【図42】この第2の実施例に用いられるマスクメモリ
の内容を示す図である。
【図43】この第2の実施例に用いられるマスクメモリ
の内容を示す図である。
【図44】この第2の実施例に用いられるマスクメモリ
の内容を示す図である。
【図45】この第2の実施例の動作を示すフローチャー
トである。
【図46】この第2の実施例の動作を示すフローチャー
トである。
【図47】この発明に用いられる内部処理回路の第2の
実施例におけるポリゴンメモリの内容から処理されるマ
ッピングメモリのアドレスとラインバッファメモリの内
容の初期状態を示す図である。
【図48】この発明に用いられる内部処理回路の第2の
実施例におけるポリゴンメモリの内容から処理されるマ
ッピングメモリのアドレスとラインバッファメモリの図
であり、ポリゴン1の処理結果の内容を示す。
【図49】この発明に用いられる内部処理回路の第2の
実施例におけるポリゴンメモリの内容から処理されるマ
ッピングメモリのアドレスとラインバッファメモリの内
容を示す図であり、ポリゴン2の処理結果の内容を示
す。
【図50】この発明に用いられる内部処理回路の第2の
実施例におけるポリゴンメモリの内容から処理されるマ
ッピングメモリのアドレスとラインバッファメモリの内
容を示す図であり、ポリゴン3の処理結果の内容を示
す。
【図51】この発明に用いられる内部処理回路の第2の
実施例におけるポリゴンメモリの内容から処理されるマ
ッピングメモリのアドレスとラインバッファメモリの内
容を示す図であり、ポリゴン3の処理結果の内容を示
す。
【図52】この発明にも用いられるメモリのデータフォ
ーマットを示す模式図である。
【図53】この発明の内部描画回路の異なる実施例を示
すブロック図である。
【図54】この発明の内部描画回路の第3の実施例の全
体構成を示すブロック図である。
【図55】この発明の内部描画回路の第3の実施例の具
体的実施例を示す回路図である。
【図56】この第3の実施例の動作を示すフローチャー
トである。
【図57】この第3の実施例の動作を示すフローチャー
トである。
【図58】この第3の実施例に用いられるポリゴンメモ
リの内容を示す図である。
【図59】この第3の実施例に用いられるマスクメモリ
の内容を示す図であり、ポリゴン1の処理を示す。
【図60】この第3の実施例に用いられるマスクメモリ
の内容を示す図であり、ポリゴン2の処理を示す。
【図61】この第3の実施例に用いられるマスクメモリ
の内容を示す図であり、ポリゴン3の処理を示す。示す
図である。
【図62】この第3の実施例に用いられるマスクメモリ
の内容を示す図であり、ポリゴン3の処理を示す。
【図63】この発明に用いられる内部処理回路の第3の
実施例におけるポリゴンメモリの内容から処理されるマ
ッピングメモリのアドレスとラインバッファメモリの内
容の初期状態を示す図である。
【図64】この発明に用いられる内部処理回路の第3の
実施例におけるポリゴンメモリの内容から処理されるマ
ッピングメモリのアドレスとラインバッファメモリの図
であり、ポリゴン1の処理結果の内容を示す。
【図65】この発明に用いられる内部処理回路の第3の
実施例におけるポリゴンメモリの内容から処理されるマ
ッピングメモリのアドレスとラインバッファメモリの内
容を示す図であり、ポリゴン2の処理結果の内容を示
す。
【図66】この発明に用いられる内部処理回路の第3の
実施例におけるポリゴンメモリの内容から処理されるマ
ッピングメモリのアドレスとラインバッファメモリの内
容を示す図であり、ポリゴン3の処理結果の内容を示
す。
【図67】この発明に用いられる内部処理回路の第3の
実施例におけるポリゴンメモリの内容から処理されるマ
ッピングメモリのアドレスとラインバッファメモリの内
容を示す図であり、ポリゴン4の処理結果の内容を示
す。
【図68】非可視面除去回路を備えたこの発明に斯る画
像処理装置の全体構成を示すブロック図である。
【図69】非可視面除去回路の一実施例を示すブロック
図である。
【図70】非可視面除去を説明するための各ポリゴンの
Z方向の関係を示す図である。
【図71】非可視面除去回路の異なる実施例を示すブロ
ック図である。
【図72】非可視面除去回路の更に異なる実施例を示す
ブロック図である。
【図73】図72の実施例における非可視面除去回路に
用いられるプログラマブルロジックアレイの真理値表を
示す図である。
【図74】図72の実施例における非可視面除去回路に
用いられるプログラマブルロジックアレイの真理値表を
示す図である。
【図75】図72の実施例における非可視面除去回路の
各回路から出力される具体例を示す模式図である。
【図76】図72の実施例における非可視面除去回路の
各回路から出力される具体例を示す模式図である。
【図77】図72の実施例における非可視面除去回路の
各回路から出力される具体例を示す模式図である。
【図78】図72の実施例における非可視面除去回路の
各回路から出力される具体例を示す模式図である。
【図79】図72の実施例における非可視面除去回路の
動作を示すフローチャートである。
【図80】この発明に用いられる内部処理回路の第4の
実施例における全体構成を示すブロック図である。
【図81】この発明に用いられる内部描画処理回路の第
4の実施例におけるパラメータ演算部を示すブロック図
である。
【図82】この発明に用いられる内部描画処理回路の第
4の実施例におけるユニット部を示すブロック図であ
る。
【図83】この発明に用いられる内部描画処理回路の第
4の実施例におけるフレームメモリの構成を示す模式図
である。
【図84】この発明に用いられる内部描画処理回路の第
4の実施例におけるパラメータメモリの構成を示す模式
図である。
【図85】第4の実施例におけるプライオリティエンコ
ーダの真理値表を示す図である。
【図86】この発明に用いられる内部描画処理回路の第
4の実施例における全体の動作を示すフローチャートで
ある。
【図87】この発明に用いられる内部描画処理回路の第
4の実施例における奇数ラインの処理の動作を示すフロ
ーチャートである。
【図88】この発明に用いられる内部描画処理回路の第
4の実施例における偶数ラインの処理の動作を示すフロ
ーチャートである。
【図89】この発明に用いられる内部描画処理回路の第
4の実施例におけるパラメータセットの動作を示すフロ
ーチャートである。
【図90】この発明に用いられる内部描画処理回路の第
4の実施例におけるマッピング処理の動作を示すフロー
チャートである。
【図91】各ポリゴンのZ方向の関係を示す図である。
【図92】この発明に用いられる第5の実施例における
内部処理回路の構成を示すブロック図である。
【図93】この発明の第5の実施例における基本パター
ンをポリゴンの変形に対応させて変形させる状態を示す
模式図である。
【図94】この発明の第5の実施例における内部処理回
路の具体例の構成を示すブロック図である。
【図95】この発明にの第5の実施例におけるマッピン
グアドレスのデータ構成を示す模式図である。
【図96】この発明の第5の実施例における内部処理回
路に用いられるマッピングアドレス合成装置の構成を示
すブロック図である。
【図97】この発明の第5の実施例におけるポリゴンと
ポリゴン情報とを示す模式図である。
【図98】この発明の第5の実施例におけるフレームメ
モリのアドレス状態を示す図である。
【図99】マッピングメモリに格納される繰り返しパタ
ーンの基本パターンの一例を示す模式図である。
【図100】この発明によるポリゴンの変形状態を説明
するための模式図である。
【図101】この発明により、図99の基本パターンを
図100に示すポリゴン1に対応させて変形させた状態
を示す模式図である。
【図102】この発明により、図99の基本パターンを
図100に示すポリゴン2に対応させて変形させた状態
を示す模式図である。
【図103】この発明に用いられる内部描画処理回路の
第5の実施例におけるマッピング処理の動作を示すフロ
ーチャートである。
【図104】この発明に用いられる内部描画処理回路の
第5の実施例におけるマッピング処理の動作を示すフロ
ーチャートである。
【図105】従来の画像処理方法を説明するための模式
図である。
【図106】従来の画像処理装置を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
10 端点メモリ 20 フレームメモリ 30 マッピングメモリ 40 CRT 100 外形処理回路 200 内部処理回路 700 非可視面除去回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 特願平3−98130 (32)優先日 平3(1991)4月3日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平3−254573 (32)優先日 平3(1991)9月5日 (33)優先権主張国 日本(JP) (72)発明者 中島 達也 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 伊澤 康浩 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリゴンを構成するX,Yの2端点情報
    及び内部パターン情報の各端点情報を格納した端点メモ
    リと、上記端点メモリからの2端点情報及び内部パター
    ン情報の各端点情報の所定アドレスに基いて、ポリゴン
    の外形のアドレス情報及びポリゴンに対応して内部パタ
    ーン情報の外形処理を行なう外形処理手段と、上記外形
    処理手段にて算出された対向する2辺間アドレスを外形
    アドレス情報に基いて演算し、ポリゴンの外形に対応し
    て内部パターン情報のアドレスを演算する内部図形描画
    処理手段、図形の画像情報を表示する表示手段、とを備
    え、供給される図形の輪郭点情報に基き、内部パターン
    情報のパターンを変形させて、画像信号を出力すること
    を特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 上記内部パターン情報は輝度情報データ
    であり、ポリゴンの形状に対応して陰影が付加されるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 上記内部パターン情報はR,G,Bのカ
    ラー情報データであり、ポリゴンの形状に対応させて色
    を変化してポリゴン内部を塗り潰すことを特徴とする請
    求項1に記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記外形処理手段は、ポリゴンの外形処
    理を行なうポリゴン外形処理部と、内部パターン情報の
    外形処理を行なう内部パターン外形処理部を備えてなる
    請求項1に記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記ポリゴン外形処理部は、ポリゴンの
    各辺のXまたはYの終点アドレスから始点アドレスを減
    算して第1の値を算出する差分回路と、YまたはXの終
    点アドレスから始点アドレスを減算して第2の値を算出
    し、この第2の値を前記第1の値で除算する微差分演算
    回路と、この微差分演算回路の値をXまたはYの初期値
    に加算する補間演算回路とからなり、上記内部パターン
    外形処理部は、ポリゴンの各辺端点内部パターン情報の
    終点アドレスから始点アドレスを減算して第3の値を算
    出し、この第3の値を前記ポリゴン外形処理部で算出し
    た第1の値で除算する微差分演算回路と、この微差分演
    算回路の値を内部パターン情報の初期値に加算する補間
    演算回路とからなることを特徴とする請求項4に記載の
    画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記内部描画処理手段は、ポリゴンの各
    辺のXまたはYの終点アドレスから始点アドレスを減算
    して差分値を算出する差分回路と、ポリゴンの各辺端点
    内部パターン情報の終点アドレスから始点アドレスを減
    算して差分値を算出し、この差分値を前記差分回路で算
    出した差分値で除算する微差分演算回路と、この微差分
    演算回路の値を内部パターン情報の初期値に加算する補
    間演算回路とからなることを特徴とする請求項1に記載
    の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 基本パターンを格納したマッピングメモ
    リと、ポリゴンを構成するX,Yの2端点情報及び内部
    パターン情報の各端点情報を格納した端点メモリと、上
    記端点メモリからの2端点情報及びマッピングパターン
    情報の各端点情報の所定アドレスに基いて、ポリゴンの
    外形のアドレス情報及びポリゴンに対応してマッピング
    パターン情報の外形処理を行なう外形処理手段と、上記
    外形処理手段にて算出された対向する2辺間アドレスを
    外形アドレス情報に基いて演算し、ポリゴンの外形に対
    応してマッピングパターン情報のアドレスを演算する内
    部図形描画処理手段と、図形の画像情報を表示する表示
    手段と、を備え、供給される図形の輪郭点情報に基き、
    マッピングメモリのパターンを変形させて、画像信号を
    出力することを特徴とする画像処理装置。
  8. 【請求項8】 ポリゴンを構成するX,Yの2端点情報
    及び各ポリゴンの優先度を示すデータを格納した端点メ
    モリ、上記端点メモリからの2端点情報の所定アドレス
    に基いて、ポリゴンの外形のアドレス情報の外形処理を
    行なう外形処理手段、上記外形処理手段にて算出された
    対向する2辺間アドレスを優先度の高い順に取り込み、
    各ポリゴンの外形の2辺間アドレスに基づいて可視ポリ
    ゴンか非可視ポリゴンかを判定し、非可視ポリゴンか可
    視ポリゴンかを選別する非可視面除去手段、前記外形ア
    ドレス情報に基いて演算し、ポリゴンの外形に対応して
    ポリゴン内部情報を演算する内部図形描画処理手段、画
    像情報を表示する表示手段、を備え、前記非可視面除去
    手段にて可視ポリゴンと判定されたポリゴンのみ前記内
    部図形描画処理手段にて、ポリゴン内部情報を演算し、
    画像信号を出力することを特徴とする画像処理装置。
  9. 【請求項9】 上記非可視面除去手段は、外形処理手段
    にて算出された対向する2辺間アドレスの始点アドレス
    と終点アドレスとを格納する記憶手段と、この始点アド
    レスと取り込まれたポリゴン始点アドレスとを比較する
    第1の比較手段、前記記憶手段に格納された終点アドレ
    スと取り込まれたポリゴン終点アドレスとを比較する第
    2の比較手段、前記第1の比較手段にて取り込まれたポ
    リゴンの始点アドレスが小さい場合に前記記憶手段の始
    点アドレスを取り込んだポリゴンの始点アドレスに書き
    替える手段、前記第2の比較手段にて取り込まれたポリ
    ゴンの終点アドレスが大きい場合に前記記憶手段の終点
    アドレスを取り込んだポリゴンの終点アドレスに書き替
    える手段、を備え、前記第1の比較手段にて取り込まれ
    たポリゴンの始点アドレスが大きく且つ前記第2の比較
    手段にて取り込まれたポリゴンの終点アドレスが小さい
    場合に、非可視ポリゴンとして判定することを特徴とす
    る請求項8に記載の画像処理装置。
  10. 【請求項10】 ポリゴンを構成するX,Yの2端点情
    報及び各ポリゴンの優先度を示すデータを格納した端点
    メモリと、上記端点メモリからの2端点情報の所定アド
    レスに基いて、各水平操作線と交差するポリゴンの外形
    のアドレス情報を算出する外形処理手段と、上記外形処
    理手段にて算出された対向する2辺間アドレスを優先度
    を伴い記憶する記憶手段、この記憶手段より優先度の高
    い順に2辺間アドレスを取り込み、各ポリゴンの外形の
    2辺間アドレスに基づいて可視ポリゴンか非可視ポリゴ
    ンかを判定し、非可視ポリゴンか可視ポリゴンかを選別
    する非可視面除去手段と、前記外形アドレス情報に基い
    て演算し、ポリゴンの外形に対応してポリゴン内部情報
    を演算する内部図形描画処理手段と、画像情報を表示す
    る表示手段と、を備え、前記非可視面除去手段にて可視
    ポリゴンと判定されたポリゴンのみ前記内部図形描画処
    理手段にて、ポリゴン内部情報を演算し、画像信号を出
    力することを特徴とする画像処理装置。
  11. 【請求項11】 上記非可視面除去手段は、取り込まれ
    たポリゴンの始点アドレスと終点アドレスとを格納する
    記憶手段、この記憶手段に格納されたデータをアドレス
    として第1方向から始点アドレスの位置までの領域を指
    示する第1の論理回路、この記憶手段に格納されたデー
    タをアドレスとして第2方向から終点アドレスの位置ま
    での領域を指示する第2の論理回路、この第1及び第2
    の論理回路の出力の論理積を取る論理積手段と、この論
    理積手段からのデータを順次取り込むフリップフロップ
    と、このフリップフロップのインバータ出力と論理積手
    段の出力の論理積を取る第2の論理積手段と、この第2
    の論理積手段の出力の論理和を取る論理和手段と、を備
    えてなることを特徴とする請求項10に記載の画像処理
    装置。
  12. 【請求項12】 同一のパターンが繰り返される場合、
    少なくともその繰り返しパターンの最小単位の基本パタ
    ーンを格納したマッピングメモリと、ポリゴンを構成す
    るX,Yの2端点情報、内部パターン情報の各端点情
    報、内部パターン情報が同一のパターンが繰り返される
    か否か識別する情報、及びマッピングメモリのどの領域
    を繰り返し用いるか指定する領域使用情報を格納した端
    点メモリと、上記端点メモリからの2端点情報及びマッ
    ピングパターン情報の各端点情報の所定アドレスに基い
    て、ポリゴンの外形のアドレス情報及びポリゴンに対応
    してマッピングパターン情報の外形処理を行なう外形処
    理手段と、上記外形処理手段にて算出された対向する2
    辺間アドレスを外形アドレス情報に基いて演算し、ポリ
    ゴンの外形に対応してマッピングパターン情報のアドレ
    スを演算し、この演算したマッピングパターン情報と指
    定された上記マッピングメモリの領域使用情報とを合成
    してマッピングアドレスを算出する内部図形描画処理手
    段と、図形の画像情報を表示する表示手段と、を備え、
    上記算出したマッピングアドレスに基づきマッピングメ
    モリから最小単位の基本パターン繰り返し読み出して、
    供給される図形の輪郭点情報に基き内部パターンを変形
    させて画像信号を出力することを特徴とする画像処理装
    置。
  13. 【請求項13】 上記内部パターン情報は、マッピング
    パターン情報の各端点情報のアドレスと、マッピングメ
    モリのどの領域を繰り返し用いるか指定するためのセグ
    メントアドレスとを備え、内部図形描画処理手段は、マ
    ッピングパターン情報の各端点情報のアドレスを上記外
    形処理手段にて算出された対向する2辺間アドレスを外
    形アドレス情報に基いて演算して、マッピングパターン
    情報のアドレスを算出し、この演算したアドレスとセグ
    メントアドレスとを合成してマッピングアドレスを算出
    することを特徴とする請求項12に記載の画像処理装
    置。
JP3731192A 1991-01-28 1992-01-27 画像処理装置 Pending JPH05120449A (ja)

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JP3-98130 1991-04-03
JP9813091 1991-04-03
JP3-98129 1991-04-03
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JP3-254573 1991-09-05
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6172678B1 (en) 1995-07-04 2001-01-09 Ricoh Company, Ltd. Image processing method and apparatus including hidden surface removal
JP2019046080A (ja) * 2017-08-31 2019-03-22 Kddi株式会社 情報処理装置、方法及びプログラム

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6172678B1 (en) 1995-07-04 2001-01-09 Ricoh Company, Ltd. Image processing method and apparatus including hidden surface removal
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