JPH0258937B2 - - Google Patents

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JPH0258937B2
JPH0258937B2 JP58113351A JP11335183A JPH0258937B2 JP H0258937 B2 JPH0258937 B2 JP H0258937B2 JP 58113351 A JP58113351 A JP 58113351A JP 11335183 A JP11335183 A JP 11335183A JP H0258937 B2 JPH0258937 B2 JP H0258937B2
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JP
Japan
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needle
injection needle
electrodes
electrode
injection
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JP58113351A
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JPS605155A (ja
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Reiki Matsumya
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  • Gasification And Melting Of Waste (AREA)
  • Accommodation For Nursing Or Treatment Tables (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、針処理装置、特に、医療、実験、化
学産業等において使用される注射針の廃棄処分に
利用して有効なものに関する。
たとえば、防疫等の安全対策面、および煮沸消
毒の省力化等の経済面から、使い捨ての注射針が
広く普及している。
しかしながら、かかる使い捨て注射針はそのま
ま廃棄処分されるため、廃棄された注射針によつ
て手指等を突き刺す等の傷害が発生し、これによ
りヴイールス性肝炎の感染等不慮の重大事故が招
来される危険があるということが、本発明者によ
つて明らかにされた。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、廃棄処分された注射針
等による傷害の発生を未然に防止することができ
る針処理装置を提供することにある。
本発明は、通電可能な一対の常開電極を設け、
この電極を処理すべき針により短絡させ、この短
絡電流に対する針の電気抵抗によつて針自体を発
熱溶融させ、針先から焼損させて行くようにした
ものである。
以下、本発明を図面に示す実施例にしたがつて
説明する。
第1図〜第5図は本発明の一実施例である針処
理装置を示すものである。
本実施例において、この針処理装置は合成樹脂
等絶縁材料により形成されたハウジング1を備え
ており、ハウジング1の内部には前部室2と後部
室3とが隔壁4により画成されている。前部室2
の底部には、合成樹脂等により上面開放の箱形状
に形成された容器5が取手6を持つて出し入れで
きるように摺動自在に挿入されており、容器5の
底には雲母等耐熱材からなる敷板7が敷設されて
いる。
前部室2の天井壁には長孔8が左右方向に長く
穿設されており、長孔8の左端部には針挿入口に
相当する拡大部9が形成されている。長孔8の細
長い開口縁の下面には、傾斜面部10が拡大部9
から離れるにしたがつて肉厚を次第に増すように
形成されている。拡大部9の開口縁の下面には台
座部11が長孔8との連続部を残して蹄鉄形状に
穿設されており、台座部11の対向する2箇所に
は一対の端子金具12,13と、一対の電極ホル
ダ14,15とがボルト16,17によりそれぞ
れ締付固定されている。ホルダ14,15は銅等
良導電材料から矩形板状に形成されほぼく形状に
屈折されており、ボルト16,17で締付される
ことにより端子金具12,13に電気的に接続さ
れている。
ホルダ14,15の上面には、ほぼ正方形のチ
ツプ状に形成された一対の電極18,19が溶着
等適当な手段により固着されており、両電極は少
なくともその表面をタングステンカーバイトやチ
タン、モリブデンその他金属の炭化物、ニツケ
ル、プラチナ等のような導電性、耐熱性、耐摩耗
性および非付着性(溶融した針を付着させない性
質)を備えた材料により作られている。く字形状
のホルダ14,15の背面に固着された両電極1
8,19は、互いに上下に離間され、かつ、互い
に反対向きに約45度の角度をもつて相手方に向つ
て下向きに傾斜されて拡大部9の中央線真下をそ
れぞれ交互に横切るように配設されている。
ハウジング1の後部室3内には、電極18,1
9間に電力を供給する手段としてのトランス20
が内蔵されている。このトランスは家庭用電源の
1次側電圧を2次側電圧において約6Vに降圧さ
せるように構成され、この2次側に前記端子金具
12,13が電気的に接続されることにより2次
側電圧が電極18,19間に印加されるようにな
つている。後部室3内には、トランス20の1次
側に給電するためのコード21が後部壁から挿入
され、コード21の外側先端にはプラグ22が接
続されている。後部室3の上部壁には、パイロツ
トランプ24を内蔵したスイツチ23、ヒユーズ
25、交流電圧計26がそれぞれ取り付けられて
おり、これらランプ、スイツチ、ヒユーズ、電圧
計および前記トランス20、コード21、プラグ
22、端子金具12,13、電極18,19は、
第4図に示されるように電気的に接続されてい
る。
次に、前記構成にかかる針処理装置の使用方法
および作用を説明する。
プラグ22が適当なコンセント(図示せず)に
差し込まれスイツチ23が投入された後、第3図
に示されるように、注射器27に装着されたまま
の状態で処理しようとする注射針28が長孔8の
拡大部9に針先から挿入される。挿入された注射
針28の先端が下側電極19上に突き当たると、
この電極が相手方に向つて下向きに傾斜している
ため、注射針28がずれてその先端付近の外周面
が相手方の上側電極18に自動的に接触される。
注射針28が先端と先端付近との2箇所におい
て電極19と18とに同時接触すると、両電極間
は注射針28によつて短絡され、注射針28に短
絡電流が流れる。ここで、注射針28はステンレ
スで形成され、かつその断面面積はきわめて微小
であるため、電気抵抗は非常に大きい。かかる注
射針28自体の大きな電気抵抗、および、注射針
28と両電極18,19との接触における電気抵
抗により、比較的低電圧であつても容易に発熱現
象が惹起される(通常、800℃以上になる。)。こ
れにより、注射針28は溶融され、両電極18,
19との接触状態を維持継続するように注射針2
8を下降させて行くと、注射針28はその先端か
ら次第に焼損されて行くことになる。
このとき、電極18,19にも機械的、熱的、
電気的、化学的な各種の衝撃が加わるため、電極
はこれら衝撃に対する耐久性等を考慮して形成す
ることが望ましい。また、注射針28の溶融物が
電極18,19に付着して残存すると、以後の処
理における障害になるため、電極は溶融物の付着
が抑制できるように形成することが望ましい。電
極18,19が傾斜していると、電極上の溶融物
は下方に滑落して行くため、付着や堆積等が一層
防止される。
注射針28の焼損が基端部まで進行すると、第
5図に示されるように、注射器27の先端面が拡
大部9の開口縁に当接するため、注射針28の押
し下げは停止されることになる。そこで、第5図
に破線矢印で示されるように、注射器27が長孔
8に対して右方に摺動されると、注射針28の差
込口部28aの後端面が傾斜面部10を摺動され
るため、第5図に想像線で示されるように、注射
針28は注射器27の挿入端部から抜き出されて
自動的に脱装されることになる。
かかる処理済注射針の自動脱装を実現するた
め、傾斜面部10が設けられるとともに、拡大部
9の口径は注射針の差込口部28aの最大径より
も大きく、長孔8の幅はそれよりも小さくそれぞ
れ設定されている。
脱装された処理済注射針28は容器5内に落下
して収容される。容器5の底には耐熱性の敷板7
が敷設されているので、高温状態の注射針や溶融
火玉が落下しても容器5が損傷されることはな
い。
以上のような作業が繰り返えされ、容器5が処
理済注射針によつて満されたら、容器5がハウジ
ング1から引き出され、溜つた針が廃棄処分され
る。
本実施例によれば、注射針を先端から焼損させ
るため、針先で手を突き刺す等の傷害の発生が解
消され、その傷害に伴う重大事故の危険が未然に
回避できるとともに、高温により注射針について
殺菌や消毒等の処理が実施されることになる。ま
た、注射器に注射針を装着したままで焼損させ、
かつ処理後、注射針に手を触れることなく注射器
から脱装することができるため、注射後、注射針
に手を一切触れずにこれを処理して廃棄処分する
ことができ、きわめて安全である。
第6図は本発明の他の実施例を示す要部の斜視
図である。
本実施例が前記実施例と異なる点は、注射器か
ら脱装された注射針の処理も容易かつ安全に実施
できるように構成された点にある。
第6図に示されるように、長孔8の拡大部9か
ら離れた位置には逃げ部29が注射針28の差込
口部28aを逃げ得るように切設されている。長
孔8内には摺動体30が左右方向に摺動自在に嵌
合され、摺動体30には押し部材31が下向きに
固着されている。
下側電極(第2電極)19の左端部には第3の
電極32が屈折されて一体的に形成されており、
第3電極32もホルダ15を介して端子金具13
(図示省略)に電気的に接続されている。第3電
極32の側方には、矩形銅板を長手方向に拡開V
字形状に屈折されてなる針受け兼用電極ホルダ3
3が長孔8の真下で延在するように適当な支持構
造(図示せず)によつて固定的に支持されてお
り、このホルダ33は適当な配線(図示せず)に
より上側電極(第1電極)18へ並列に接続され
ている。ホルダ33の左端部には第4の電極34
が溶着され、第4電極34は前記第3電極32と
対をなすように構成されている。針受け兼用電極
ホルダ33の第4電極34の右脇位置には落し孔
35が穿設されている。
前記構成にかかる針処理装置において、注射器
から脱装された注射針28は、差込口部28aを
逃げ部29に、先端部を拡大部9にほぼ整合され
て長孔(針挿入口に相当することになる。)8内
に落し込まれる。落し込まれた注射針28は真下
の針受け兼用電極ホルダ33によりその屈曲線上
に横たわるように受けられ、その中間部は第4電
極34に接触する。
続いて、摺動体30が拡大部9方向に摺動され
ると、押し部材31がホルダ33上の注射針28
の後端面に当接し注射針28を第3電極32に向
つて押して行く。注射針28の先端が第3電極3
2に突き当たると、注射針28が先端と先端付近
との2箇所において電極32と34とに同時接触
するため、注射針28に短絡電流が流れる。これ
により、注射針28は溶融され、両電極32,3
4との接触状態を維持継続するように、注射針2
8を摺動体30によつて押して行くと、注射針2
8はその先端から次第に焼損されて行くことにな
る。
注射針28の焼損が基端部まで進行すると、注
射針の差込口部28aが落し孔35に臨んだ状態
になる。ここで、摺動体30による押し力を弱め
ると、重力バランスにより、焼損処理済の注射針
28は落し孔35から容器5内へ落下することに
なる。
本実施例によれば、注射器から脱装された注射
器をも容易かつ安全に処理することができる。
なお、本発明は前記実施例に限定されるもので
はなく、その要旨を逸脱しないで範囲内におい
て、種々変更可能であることはいうまでもない。
たとえば、電極間に電力を供給する手段はトラ
ンスに限らず、乾電池等を使用することも可能で
ある。ハウジング、針挿入口、針容器、電極等の
形状、構造等々は前記実施例に限定されないし、
スイツチ、ランプ、ヒユーズ、電圧計は省略して
もよい。
また、焼損処理中に火花が目視されると、婦女
子等に対して恐怖感を与える危惧があるので、た
とえば、シリコーンゴム、ポリイミド樹脂、ポリ
アミド樹脂等の材料を用いて耐熱性、弾力性を具
備するように形成された不透明膜にスリツトを切
設されてなる目穏しを長孔に張設してもよい。
さらに、焼損処理によつて異臭ガスが発生する
危惧がある場合、たとえば、活性炭、シリカゲル
等の脱臭剤をハウジングの空所内に収納しておく
とよい。
前記実施例では、注射針の処理につき説明した
が、本発明にかかる装置は、たとえば縫製工場等
における縫い針等その他各種の針の処理にも適用
することができる。
以上説明したように、本発明によれば、各種針
を焼損処理することができるので、使用済針によ
る傷害等を未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す平面図、第2
図はその一部切断正面図、第3図はその一部切断
側面図、第4図はその回路図、第5図はその作用
を説明する一部省略正断面図、第6図は本発明の
他の実施例を示す部分斜視図である。 1……ハウジング、2……前部室、3……後部
室、4……隔壁、5……容器、8……長孔、9…
…拡大部、10……傾斜面部、11……台座部、
12,13……端子金具、14,15,33……
電極ホルダ、18,19,32,34……電極、
20……トランス(給電手段)、21……コード、
22……プラグ、23……スイツチ、24……ラ
ンプ、25……ヒユーズ、26……電圧計、27
……注射器、28……注射針、35……落し孔。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 互いに離間した一対の電極と、この電極間に
    電力を供給する給電手段とを備え、前記電極間に
    針を架橋させて接触させることにより、この針を
    焼損させることを特徴とする斜処理装置。 2 針が注射針であることを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記載の針処理装置。
JP58113351A 1983-06-22 1983-06-22 針処理装置 Granted JPS605155A (ja)

Priority Applications (1)

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JP58113351A JPS605155A (ja) 1983-06-22 1983-06-22 針処理装置

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JP58113351A JPS605155A (ja) 1983-06-22 1983-06-22 針処理装置

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Publication Number Publication Date
JPS605155A JPS605155A (ja) 1985-01-11
JPH0258937B2 true JPH0258937B2 (ja) 1990-12-11

Family

ID=14610057

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JP58113351A Granted JPS605155A (ja) 1983-06-22 1983-06-22 針処理装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007125401A (ja) * 1999-04-14 2007-05-24 Retractable Technologies Inc 鋭利物を安全にバッグに入れる装置

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