JPH0258518A - ポリエステル樹脂組成物及びこれを用いた粉体塗料 - Google Patents

ポリエステル樹脂組成物及びこれを用いた粉体塗料

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JPH0258518A
JPH0258518A JP63209682A JP20968288A JPH0258518A JP H0258518 A JPH0258518 A JP H0258518A JP 63209682 A JP63209682 A JP 63209682A JP 20968288 A JP20968288 A JP 20968288A JP H0258518 A JPH0258518 A JP H0258518A
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JP
Japan
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polyester resin
acid
powder coating
molecular weight
resin composition
Prior art date
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Application number
JP63209682A
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English (en)
Inventor
Takao Hirayama
隆雄 平山
Tsuneo Tanuma
田沼 恒夫
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Resonac Corp
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ポリエステル樹脂組成物に係り、さらに詳し
くは粉体塗料に有効に使用されるポリエステル樹脂組成
物及びこれを用いた粉体塗料に関する。
〔従来の技術〕
ポリエステル樹脂粉体塗料は、従来の溶剤型塗料に比較
して低公害であること、また、1コートで厚い塗膜が得
られること、加工性及び平滑性が良いこと等の理由で、
プレコートメタル方式の家電製品に採用されてきている
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、従来のポリエステル樹脂粉体塗料では、硬度、
加工性、平滑性、耐ブロッキング性及び耐候性の全てを
満足する塗膜は得られなかった。
本発明は、硬度及び加工性はもちろん、平滑性、耐ブロ
ッキング性及び耐候性に優れた塗膜を得ることのできる
、粉体塗料用として最適なポリエステル樹脂組成物及び
粉体塗料を提供するものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、特にジカルボン酸として脂環族のシクロヘキ
サンジカルボン酸を特定割合で使用することによって前
述の課題を解決したものである。
即ち、本発明は、シクロヘキサンジカルボン酸10〜5
0モル%及び芳香族ジカルボン酸90〜50モル%を含
む酸成分と、炭素原子数2〜6の脂肪族多価アルコール
を含むアルコール成分を反応させて得られる水酸基価3
0〜80、数平均分子ff12000〜7000のポリ
エステル樹脂とブロックされたポリイソシアネートを含
有してなるポリエステル樹脂組成物に関する。
本発明に用いられるシクロヘキサンジカルボン酸は、そ
の無水物或いは低級アルキルエステルであってもよい。
これらは、全酸成分に対して10〜50モル%使用され
る。10モル%未満では、耐候性に効果がなく、50モ
ル%を越えると、硬度及び耐汚染性が低下する。
本発明に用いられる芳香族ジカルボン酸としては、テレ
フタル酸、イソフタル酸、フタル酸、ナフタリンジカル
ボン酸等、これらの酸無水物及びこれらの低級アルキル
エステルが挙げられ、これらを1種以上使用することが
できる。芳香族ジカルボン酸は、全酸成分に対して90
〜50モル%@棗 使用される。その他、本発明のズlを損なわない範囲で
、その他の酸成分を併用してもよい。
本発明に用いられる炭素原子数2〜6の脂肪族多価アル
コールとしては、エチレングリコール、ネオペンチルグ
リコール、プロピレングリコール、1.3−プロパンジ
オール、■、4−ブタンジオール、1,3−ブタンジオ
ール、ジエチレングリコール、ヘキサンジオール、ベン
タンジオール、シクロヘキサンジメタツール等の2価ア
ルコール、グリセリン、トリメチロールエタン、トリメ
チロールプロパン、ペンタエリトリット等の3価以上の
多価アルコール、ジメチロールプロピオン酸(2価アル
コールと1価のカルボン酸を有するもの)などが挙げら
れ、これらは、1種で用いることもできるが、2種以上
で用いるのが好ましい。
炭素原子数が多すぎる多価アルコールを王に使用すると
、硬度が低下する。なお、本発明の高価を損なわない範
囲でその他のアルコール成分を使用することもできる。
本発明のポリエステル樹脂の製造は、常法により行うこ
とができる。例えば、まず、前記のカルボン酸又はそれ
らの低級アルキルエステルと2価アルコールを、酸成分
のカルボキシル基とアルコール成分の水酸基が、はぼ当
量から水酸基が過剰となるような割合で用い、必要に応
じて触媒の存在下でエステル化又はエステル交換反応を
行い、水又はアルコールを除去した後、続いて250〜
300°Cで1lmm1I以下の減圧下でエステル交換
反応により過剰のアルコール成分を除去し、高分子量ポ
リエステル樹脂を得た後、さらに常圧で不活性ガスの存
在下で前述の3価以上の多価アルコールを、水酸基価が
30〜80になるような量で加え、200〜300°C
で解重合させ、数平均分子量2000〜7000のポリ
エステル樹脂を調整することができる。
ポリエステル樹脂の水酸基価が30未満であると、橋か
け密度が小さくなり、耐汚染性等が低下し、また、分子
量が大きくなり、平滑性が得られない。水酸基価が80
を越えると、分子量が小さくなり、耐ブロンキング性が
低下する。数平均分子量が2000未満であると、耐ブ
ロンキング性が低下し、7000を越えると、平滑性が
低下する。
なお、本発明において「数平均分子量」とは、ゲルパー
ミエーションクロマトグラフィーヲ111 用し、標準
ポリスチレンの検ffl線を使用して測定したものであ
る。
さらに、本発明においては、その他のポリエステル樹脂
を本発明の効果を打1なわない程度に使用してもよい。
本発明に用いるブロックされたポリイソシアネートとし
ては、イソホロンジイソシア矛−ト、ジフェニルメタン
ジイソシアネ−1、m−キシレンジイソシアネート、テ
トラメチレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソ
シアネート、デカメチレンジイソシアネート、ジシクロ
へキシルメタンジイソシアネート、トリレンジイソシア
ネート、フェニレンジイソシアネート、ドデカンジカル
ボニルジイソシアネート等をブロック剤により、マスク
したものである。ブロンク剤としては、メタノール、エ
タノール、2−ブトキシェタノール等のアルコール類、
フェノール、クレゾール等のフェノール類、カプロラク
タム、ブチロラクタム等のラクタム類、シクロヘキサン
オキシム、メチルエチルケトンオキシム等のオキシム類
などが挙げられる。
本発明に係るポリエステル樹脂組成物を調製するには、
これらのブロックされたポリイソシアネートをポリエス
テルの水酸基に対し、通常、イソシアネート基が0.6
〜2.0当量になるように配合する。
さらに、必要に応じ公知のブロックイソシアネートの解
離触媒が用いられる。例えばN、  NN’、N’−テ
トラメチルエチレンジアミン、トす、メチレンジアミン
等のアミン類、ジブチル錫オキシド、ジブチル錫ジラウ
レート、ジブチル錫マレート等の錫化合物、オクテン酸
亜鉛等の有機酸金属塩等がある。その使用量は、好まし
くはポリエステル樹脂に対して0.01〜10重量%で
ある。
得られるポリエステル樹脂を本発明の粉体塗料として使
用する際、その調製法としては、公知の任意の方法を採
用しうるが、一般的には、変性ポリエステル樹脂、ブロ
ックポリイソシアネート、顔料及び各種添加剤を乾式混
合した後、溶融混練し、冷却後、微粉砕する。
また、塗装方法は公知の任意の方法であって良いが、−
JIQ的には静電吹付は塗装で行われる。
〔実施例〕
次に、実施例により本発明を説明するが、本発明はこれ
に限定されるものではない。
実施例1〜2及び比較例1〜4 (1)ポリエステル樹脂の製造 第1表に示す割合で、テレフタル酸ジメチル、シクロヘ
キサンジカルボン酸ジメチル、エチレングリコール及び
ネオペンチルグリコールを反応容器に仕込み、酢酸亜鉛
0.001モルを添加し、160〜250°Cに徐々に
昇温しでエステル交換反応を行い、続いて290°C1
Q、 3 mmHgの減圧下で重縮合反応を行い、高分
子量ポリエステル樹脂を得た後、常圧下260°Cで第
1表に示す割合でトリメチロールプロパンを加え、30
分間、解重合反応させ、第1表に示す樹脂特性を有する
ポリエステル樹脂を得た。
なお、水酸基価は、無水酢酸とピリジンを用いたアセチ
ル化法により測定し、樹脂1g中に含まれる水酸基と同
モルの水酸化カリウムの111g数で表した。
また、分子量は、日立635型HLC及びカラムとして
ゲルバンク(GELPACK) R440、R450及
びR400M(いずれも日立化成工業株式会社の商品名
)を直列に連結して使用し、溶離剤としてテトラヒドロ
フランを使用し、クロマトグラムを得た後、標準ポリス
チレンを基準にして算出した。
(2)粉体塗料の製造 得られた実施例1〜2及び比較例1〜4のポリエステル
樹脂を粉砕した後、第2表に示した配合で乾式混合し、
ニーダ−で溶融混練後、微粉砕し、篩で125μm以下
に分級し、粉体塗料とした。
粉体塗料の評価 得られた粉体塗料を用いて、ボンデライトガ144処理
鋼板0.5t(日本テストパネル社)に静電塗装し、2
50°Cで10分焼き付け、35〜40μmの膜厚を得
た。該塗膜について、以下のテストを行い、第3表に示
す結果を得た。
(a)光沢:JrS  K  5400に準する。
(b)平滑性:目視による。
(c)鉛筆硬さ:JfS  K  5400に準する。
(d)耐汚染性:マジックインキ塗布後、20°Cで2
4時間放置し、メタノールで拭き取り、汚染の程度を相
対評価で示した。
(e)加工性:塗装鋼板を180度折り曲げ、屈曲部の
クランクを20倍ルーペにより下記の基準で判定した。
○:異常なし Δ:若干クランクあり ×:クラックあり 3Tとは、折り曲げ部に厚さ0.5 mmの板を3枚挟
んで折り曲げた場合を指す。
Cf)耐沸水性:JIS  K  6902に準じて処
理した後の光沢(60”鏡面反射率)を初期の光沢に対
する百分率で表した。
(g)耐食性:塗膜にカンタ−ナイフでカントを入れた
後、ツルトスプレー試験器に240時間放置し、カット
部分からのサビ幅を胴単位で示した。
(h)耐ブロッキング性:粉体塗料を50m1のサンプ
ルびんに入れ、40°Cで2遇間放置後、取り出し、粉
体のブロンキング程度を相対評価で示した。
○:異常なし △:若干ブロッキングあり ×ニブロンキングあり (i)促進耐候性:サンシャインウェザ−メータを用い
て500時間照射後の光沢(60°鏡面反射率)を初期
の光沢に対する百分率で示した。
第3表の結果から明らかなように実施例1及び2の組成
物を用いた塗料は、全ての特性において優れた性能を有
する塗膜を生じた。これに対し、比較例1は、シクロヘ
キサンジカルボン酸が少ない場合であるが、促進耐候性
が劣る。比較例21よシクロヘキサンジカルボン酸が多
い場合であるが、耐汚染性が低下する。比較例3は、水
酸基価が小さく分子量が大きい場合であるが、耐lη染
性及び平滑性が劣る。比較例4は、逆に水酸基価が大き
く、分子量が小さい場合であるが、耐プロ、キング性が
劣る。
[発明の効果] 本発明に係るポリエステル樹脂組成物を用いれば、光沢
、平滑性、鉛筆硬さ、耐汚染性、加工性、耐沸水性、耐
食性及び促進耐候性の全ての特性において優れた性能を
有する塗膜が得られる。従って、本発明に係るポリエス
テル樹脂組成物は、粉体塗料としてを効である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、シクロヘキサンジカルボン酸10〜50モル%及び
    芳香族ジカルボン酸90〜50モル%を含む酸成分と、
    炭素原子数2〜6の脂肪族多価アルコールを含むアルコ
    ール成分を反応させて得られる水酸基価30〜80、数
    平均分子量2000〜7000のポリエステル樹脂とブ
    ロックされたポリイソシアネートを含有してなるポリエ
    ステル樹脂組成物。 2、請求項1記載のポリエステル樹脂組成物を含有して
    なる粉体塗料。
JP63209682A 1988-08-24 1988-08-24 ポリエステル樹脂組成物及びこれを用いた粉体塗料 Pending JPH0258518A (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4826291A (ja) * 1971-08-10 1973-04-06
JPS57187366A (en) * 1981-05-13 1982-11-18 Dainippon Ink & Chem Inc Resin composition for powder coating
JPS62236817A (ja) * 1986-04-08 1987-10-16 Takeda Chem Ind Ltd 一液性熱硬化型樹脂組成物

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