JPH0257718A - 直線及び曲線兼用ベアリング - Google Patents

直線及び曲線兼用ベアリング

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JPH0257718A
JPH0257718A JP20720588A JP20720588A JPH0257718A JP H0257718 A JPH0257718 A JP H0257718A JP 20720588 A JP20720588 A JP 20720588A JP 20720588 A JP20720588 A JP 20720588A JP H0257718 A JPH0257718 A JP H0257718A
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Shigeru Ebina
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T ECHI K KK
THK Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、種々の工作機械や工業用ロボット、あるい
は部品搬送システム等のスライド部において、基準とな
るある基準位置から他の目的となる目的位置まで移動さ
せる必要がある物体を直線的に及び/又は曲線的に案内
することができる直線及び曲線兼用ベアリングに関する
ものである。
[従来の技術] 基準位置から目的位置まで物体を直線的に案内する直線
ベアリングについては、従来より多数提案されており、
例えば、軌道レールに沿って摺動するベアリング本体が
、水平部とその左右両側部から垂下する油部とを有して
下面側に四部を有する断面略門形状に形成され、かつ、
各油部の内面側にそれぞれ一条の負荷転走面を有する摺
動台で構成され、高さ寸法を小さく設計することができ
るタイプや、軌道レールに沿って摺動するベアリング本
体が、水平部とその左右両側部から垂下する油部とを有
して下面側に凹部を有する断面略門形状に形成され、か
つ、各油部の内面側に互いに隣接する一対の負荷転走面
を有する摺動台で構成され、ラジアル方向、逆ラジアル
方向及び左右水平方向の四方向の荷重を均等に負荷し、
あるいは、ラジアル方向の荷重を重点的に負荷し得るよ
うに設計することができるタイプや、ベアリング本体を
構成する摺動台が互いに隣接する一対の負荷転走面を有
する断面略々矩形状の摺動台半体で構成されており、軌
道レールが上記摺動台半体に対応する軌道台半体で構成
され、高さ寸法を小さくし同時に四方向の荷重を均等に
負荷し得るように設計できるセパレートタイプ等、種々
のタイプのものが提案され実用化されている。
これに対し、基準位置から目的位置まで物体を曲線的に
案内する手段については、従来あまり考慮されておらず
、例えば部品搬送システム等において周辺の機械器具等
との関係やシステム設計上の観点から曲線的な案内が必
要になったような場合には、第35図に示すように、軌
道レール101を円弧状あるいは円形状に形成し、その
両肩部に略V字状に突出した突条102を形成し、一方
、摺動台103については矩形状のテーブル104の四
隅にそれぞれ軌道レール101外周側のカムフォロア1
05aと軌道レール101内周側のカムフォロア105
bとを取付け、これらカムフォロア105a、 105
bの外輪106外周に形成した略■字状の転走溝107
を上記軌道レール101の各突条102に噛合わせ、摺
動台103を軌道レール101に沿って曲線的に案内す
るようにした曲線案内装置が使用されている。
しかしながら、ここで使用されているカムフォロア10
5a、 105bは、通常、その外輪106が支持軸1
08の軸方向と同じ軸方向に配設された多数のニードル
ローラ109を介してこの支持軸108の軸回りに回転
するように構成されており、この支持軸108と直角の
方向に作用する荷重に対しては比較的大きな荷重を負荷
することができるが、支持軸108と平行な方向に作用
する荷重に対してはほとんど荷重を負荷することができ
ず、この支持軸108と平行な方向に作用する荷重を負
荷するための別の手段を併用するか、あるいは、そのた
めの手段を組込む必要があり、このようなカムフォロア
105a1105bを使用した曲線案内装置では装置が
複雑化するという問題があった。
しかも、カムフォロア105a、 105bの外輪10
6と軌道レール101の突条102との間には、突条1
02側に形成された斜上方又は斜下方に向かう軌道面と
外輪106の転走溝107側に形成された斜下方又は斜
上方に向かう転走面との間に滑りが生じ、この部分での
摩擦抵抗が大きくて高速運転には不向きであるほか、軌
道レール101の突条102と摺動台103の各カムフ
ォロア105a、 105bとの間に予圧を作用させる
とますますこの間の摩擦抵抗が大きくなるので摺動運動
の精度の向上や剛性の向上を図る目的で予圧を作用させ
るということもできず、この種の曲線案内装置を精度良
く製作することができないという問題があった。
そこで本発明者は、上記従来のカムフォロアを利用した
曲線案内装置が有する問題点を解消したものとして、軌
道レールとこの軌道レールに沿って摺動するベアリング
本体との間でラジアル方向、逆ラジアル方向及び左右水
平方向の四方向の荷重を負荷することができると共に、
ベアリング本体側の負荷転走面と軌道レール側の軌道面
との間で各ボールが略々均等に荷重を負荷することによ
って大きな荷重を負荷することができ、しかも、予圧を
作用させて摺動運動の精度の向上と剛性の向上とを図る
ことができる曲線ベアリングを提案した(特願昭62〜
14,132号)。
[発明が解決しようとする課題] ところで、近年における工業技術の進歩により、物体を
基準位置から目的位置まで単に直線的にあるいは一定の
曲率で曲線的に案内するだけでは足りず、直線−曲線、
直線−曲線一直線、曲線−直線一曲線等、直線案内と曲
線案内とを種々組合せた案内機構が要求されるようにな
ってきたが、かかる場合には上述したような直線ベアリ
ングと曲線ベアリングとを組合せて使用することになり
、この際に軌道レールに沿って摺動するベアリング本体
が直線ベアリングの場合と曲線ベアリングの場合とで異
なるためにこれら直線ベアリングと曲線ベアリングとの
間で物体の受渡しをしなければならず、この受渡しのた
めに複雑な機械装置が必要になったり、ベアリング本体
に固定して移動させる必要があるような場合には実質的
にこの受渡し作業が困難になり、直線ベアリングと曲線
ベアリングとを重合せに組付ける等、複雑で大掛りな装
置を組まざるを得ないような場合もある。
この発明は、かかる観点に鑑みて創案されたもので、そ
の目的とするところは、先に提案した曲線ベアリングを
ざらに一歩押し進め、一つのベアリングで直線案内と曲
線案内の両方を行うことができるようにし、これによっ
て基準位置から目的位置までの案内として直線案内と曲
線案内とが組合されたような場合であっても物体の受渡
し作業をすることなく円滑に案内し得る案内iMaを構
成することができる直線及び曲線兼用ベアリングを提供
することにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、この発明の直線及び曲線兼
用ベアリングは、長手方向に沿って形成された軌道面を
有する軌道レールと、上記軌道面に相対面する負荷転走
面とこの負荷転走面の両端を無端に接続する無負荷循環
路とを有する無限軌道を備えたベアリング本体と、この
ベアリング本体の無限軌道内を循環し、その負荷転走面
と軌道レールの軌道面との間で荷重を負荷する多数のボ
ールとからなり、上記ベアリング本体が、上記軌道レー
ルに関して対向すると共にそれぞれ独立した無限軌道を
備えた少なくとも3組の摺動台半体と、これら摺動台半
体周士を連結すべく摺動台半体の上面間に架設される天
板部材とで構成され、上記各摺動台半体の無限軌道を構
成する負荷転走面には直線負荷域又は所定の曲率を有す
る曲線負荷域を形成し、軌道レール側軌道面の直線領域
では上記直線負荷域を転走するボールで荷重を負荷する
と共に、軌道レール側軌道面の曲線領域では上記曲線負
荷域を転走するボールで荷重を負荷するように構成して
なるものである。
この発明において、上記軌道レールとしては、それがボ
ールを介してベアリング本体を案内する軌道面を有する
ものであればよく、単に直線状に形成された直線軌道レ
ールであっても、また、ある一定の曲率で円弧状あるい
は円形状に形成された曲線軌道レールであっても、さら
に、直線状部分と曲線状部分とを有する変形軌道レール
であってもよく、これら直線軌道レール、曲線軌道レー
ル及び変形軌道レールを無端あるいは右端に適宜組合せ
て構成した複合型軌道レールであってもよいが、これら
軌道レールの軌道面に形成された曲線領域についてはそ
れが一定の方向に曲りかつ一定の曲率を有することが必
要である。さらに、軌道レールは左右両端部に軌道面を
有するものであれば、その断面形状は任意のものでよい
が、強度面を考慮する場合等には、軌道レールを、上下
方向に延びるレール基部と、このレール基部の上下端か
らレール基部の厚さ方向に向って突出する負荷用7ラン
ジと固定用7ランジとで構成し、レール基部の高さを負
荷用7ランジの厚さ幅よりも大きく形成する方が好まし
い。この場合、軌道レールの断面形状は具体的にはl形
あるいはH形に形成される。
また、上記ベアリング本体については、軌道レールに関
して対向すると共にそれぞれ独立した無限軌道を備えた
少なくとも3組の摺動台半体と、これら摺動台半体同土
間を連結すべく摺動台半体の上面間に架設される天板部
材とで構成され、各摺動台半体の内面側にそれぞれ一条
の負荷転走面を有すると共に、これら負荷転走面に対応
する無負荷ボール通路を有し、この摺動台半体の前後両
端に取付けられ、上記無負荷ボール通路と相俟って無負
荷循環路を形成するボール方向転換路を有する一対の蓋
体とで構成されたタイプのものであっても、また、各摺
動台半体の内面側に互いに隣接する一対の負荷転走面を
有すると共に、これら負荷転走面に対応する無負荷ボー
ル通路を有する摺動台半体基部と、この摺動台半体基部
の前後両端に取付けられ、上記無負荷ボール通路と相俟
って無負荷循環路を形成するボール方向転換路を有する
一対の蓋体とで構成されたタイプのものであってもよい
。さらに、上記天板部材と摺動台半体はボルト等の連結
手段をもって連結されるが、この際、天板部材又は摺動
台半体の取付孔あるいは貫通孔をボルトの直径よりやや
大きく形成することにより、組立時に摺動台半体の位置
調整を可能にすることができる。
さらに、この発明の直線及び曲線兼用ベアリングにおい
ては、ベアリング本体が軌道レールに組込まれた際に負
荷転走面を転走するボールが摺動台半体基部と軌道レー
ルとの間の1lji間から脱落しなければよいが、好ま
しくはベアリング本体を軌道レールから切離してもボー
ルが脱落しないようにするのがよい。そして、このため
の手段としては、従来公知のボール保持器を取付けても
よいが、好ましくはベアリング本体の摺動台半体に少な
くともその開口幅がボールの直径より小さい負荷ボール
溝を形成し、この負荷ボール溝内に負荷転走面を形成し
てベアリング本体を軌道レールから切離してもボールが
脱落しないようにするのがよい。
このような負荷ボール溝を形成する手段についても、特
に制限はないが、好ましくは切削加工及び研削加工でベ
アリング本体の摺動台に負荷ボール溝を一体に形成する
か、あるいは、ベアリング本体の摺動台半体に開口幅の
大きい溝条部を形成すると共に溝条部の開口幅を小さく
するような溝形成部材を取付け、これら溝条部と溝形成
部材とで負荷ボール溝を形成するのがよい。
さらにまた、上記一対の負荷転走面についてはそれが互
いに収束する方向に面するものでも、また反対に、互い
に拡開する方向に面するものでもよい。
この発明において、上記摺動台半体に形成される直線負
荷域と所定の曲率を有する曲線負荷域とについては、少
なくとも3つの領域に分割され、そこに一つ又は二つの
直線負荷域と一つ又は二つの曲線負荷域とを形成する。
この際、−側方の摺動台半体の負荷転走面について例え
ば直線負荷域−曲線負荷域一直線負荷域、曲線負荷域−
直線負荷域−曲線負荷域のように直線負荷域と曲線負荷
域とが交互に位置し、かつ、互いに相対向する負荷転走
面に関しては一側方の負荷転走面に形成された直線負荷
域は他側方の負荷転走面に形成された曲線負荷域に相対
面するようにこれら直線負荷域と曲線負荷域とが互い遠
いに位置することが必要であり、また、一方の摺動台半
体に一対の負荷転走面が形成されている場合には、これ
ら各負荷転走面の間には直線負荷域と曲線負荷域とが互
いに同じ順序に配列されるように形成される。
さらに、上記負荷転走面に形成する直線負荷域及び曲線
負荷域のそれぞれを転走するボールの数については、形
成されるベアリングの大きさや材質、作用する荷重の大
きさ、使用するボールの大きさ等種々の条件に応じて適
宜選択し得るものであるが、例えば3つの領域に分割さ
れてその前後両側の領域に位置するボール数の合計とそ
の中間の領域に位置するボール数とを大体一致させるの
がよく、これによって一方の負荷転走面側で荷重を負荷
しているボール数と他方の負荷転走面側で荷重を負荷し
ているボール数とのバランスをとり、左右方向に作用す
るモーメント荷重を略均等に負荷できるようにするのが
よい。
この発明の直線及び曲線兼用ベアリングにおいて、その
ベアリング本体の負荷転走面に形成された曲線負荷域に
ついては、その仮想円中心を軌道レールに形成された曲
線領域の仮想円中心に一致させるのがよく、これによっ
てベアリング本体側負荷転走面の曲線負荷域と軌道レー
ル側軌道面の曲線領域との間を転走するボールの当り率
が向上し、各ボールがほぼ均等に荷重を負荷し得るよう
になって摺動運動が円滑になる。
[作 用] この発明の直線及び曲線兼用ベアリングは、そのベアリ
ング本体を構成する摺動台半体の無限軌道を構成する負
荷転走面に直線負荷域と所定の曲率を有する曲線負荷域
とが形成され、ベアリング本体が軌道レール側軌道面の
直線領域を摺動する際には上記直線負荷域を転走するボ
ールで荷重を負荷すると共に軌道レール側軌道面の曲線
領域を摺動する際には上記曲線負荷域を転走するボール
で荷重を負荷することができ、これによって一つのベア
リングで直線案内と曲線案内の両方を行うことができる
。また、摺動台半体を交換することによって所定の曲率
を有する軌道レールに対応した摺動運動が可能となる。
[実施例] 以下、添付図面に示す実施例に基いて、この発明の直線
及び曲線兼用ベアリングを具体的に説明する。
◎にILμ 第1図ないし第9図において、この発明の第一実施例に
係る直線及び曲線兼用ベアリングA1が示されている。
このベアリングA1は、長手方向に沿って形成された軌
道面4を有する軌道レール1と、上記軌道面4に相対面
する負荷転走面5とこの負荷転走面5の両端を無端に接
続する無負荷循環路6とを有する無限軌道を備えたベア
リング本体2と、このベアリング本体2の無限軌道内を
循環し、その負荷転走面5と軌道レール1の軌道面4と
の間で荷重を負荷する多数のボール3とで主要部が構成
されている。
この第一実施例において、上記ベアリング本体2は、上
記軌道レール1に関して対向すると共にそれぞれ独立し
た無限軌道を備えた3組の摺動台半体2aと、これら摺
動台半体28同士を連結すべく摺動台半体2aの上面間
に架設される天板部材7とで構成されている。この場合
、上記各摺動台半体2a内面側には内部にそれぞれ上記
負荷転走面5が形成された上下一対の負荷ボール溝9a
、 9bが形成されており、かつ、各摺動台半体2aは
上記負荷ボール溝9a、 9bに対応してその長手方向
に沿って、上記無負荷循環路6の一部を構成する無負荷
ボール孔6a、 6bを備えた3組の摺動台半体基部2
Cと、各摺動台半体基部2Cの竹後両端面に取付けられ
、各負荷ボール溝9a、 9bと各無負荷ボール孔6a
、 6bの間を連通連結してボール3の無限循環路6を
形成するボール方向転換路6Cを備えた一対の蓋体2b
とで構成されている。また、上記負荷ボール1g9a。
9bは切削加工及び研削加工で摺動台2aと一体に形成
され、その内径がボール3の直径dより大きく、かつ、
その開口幅!がボール3の直径dより小さく、この負荷
ボール溝9a、 9b内に形成された負荷転走面5に沿
ってボール3が自由に転走し得ると共に、ベアリング本
体2を軌道レール1から切離した際にも上記負荷転走面
5に沿って転走するボール3が負荷ホール溝98.9b
内から脱落しないようになっている。
尚、上記軌道レール1に関して左側あるいは右側にそれ
ぞれ位置する上下の負荷ボール溝9a、 9b内に形成
される上記負荷転走面5は、それぞれ45°の角度で傾
斜してその面方向が互いに90”の角度で交叉するよう
に、互いに収束する方向に面しており、ラジアル方向、
逆ラジアル方向及び左右方向の荷重を均等に負荷できる
ようになっている。
上記のように構成される摺動台半体2aは、例えば軌道
レール1に関して一方の摺動台半体2aの上下一対の負
荷転走面5がそれぞれ直線負荷域L−1d−曲線負荷域
C−1d−直線負荷域L−16の順に配列されていると
すれば、他方の摺動台半体2aの上下−対の負荷転走面
5はそれぞれ曲線負荷域C−1d−直線負荷域L−1d
−曲線負荷域C−1dの順に配列され、そして、摺動台
半体2a同土間上面に載置されて取付はボルト8によっ
て架設連結する天板部材7によってベアリング本体2に
組立てられた際には一方の摺動台半体2aの負荷転走面
5に形成された直線負荷域L−16(曲線負荷域C−1
d)は他方の摺動台半体2aの負荷転走面5に形成され
た曲線負荷域C−1d(直線負荷域L−1d)と向い合
うようになっている。この場合、摺動台半体2aに穿設
された貫通孔2d内を貫通する取付はボルト8が天板部
材7に設けられた取付孔7aのねじ部にねじ結合される
ことによって組立てられる。この際、貫通孔2dの直径
を取付はボルト8の直径よりもやや大きく形成すること
によって組立時に摺動台半体2aの位置調整を可能にす
ることができる。
上記ベアリング本体2の無限軌道を構成する各負荷転走
面5は、第8図及び第9図に示されているように、その
一方の摺動台半体2a側には二つの直線負荷域L−1d
と所定の曲率を有する一つの曲線負荷域C−11とが形
成され、また、他方の摺動台半体2allllには一つ
の直線負荷域L−1dと二つの曲線負荷域C−1dとが
形成されていると共に、これら各摺動台半体2aの負荷
転走面5に形成された直線負荷域L−1dと曲線負荷域
C−1dとはその一方が直線負荷域L−16−曲線負荷
1!tc−1d−直線負荷域1−1dの順であれば他方
が曲線負荷域C−1d−直線負荷域L−1d−曲線負荷
域C−1dの順に配列され工互いに交互に位置し、一方
の摺動台半体2aの負荷転走面5に形成された直線負荷
域L−1d (曲線負荷域C−16)は他方の摺動台半
体2aの負荷転走面5に形成された曲線負荷域C−1(
1(直線負荷域L−1d)と向い合うようになっており
、さらに、各負荷転走面5に形成された全ての曲線負荷
域L−1dはそれらの仮想円中心が互いに一致している
。そして、これら直線負荷域L−1dと曲線負荷域C−
!dとは、軌道レール1側軌道面4の直線領域L−ar
では上記直線負荷域[−1dがそこを転走するボール3
aを介して荷重を負荷し、また、軌道レール1側軌道而
4の曲線領域c−arでは上記曲線負荷域C−16がそ
こを転走するボール3bを介して荷重を負荷するように
なっている。そして、上記負荷転走面5に形成する直線
負荷域1.−16及び曲線負荷域C−16のそれぞれを
転走するボール3の数についてはその配列が3個−6個
−3個となっており、一方の負荷転走面5の前侵両側で
荷重を負荷しているポール数の合計が6個のとき他方の
負荷転走面5の中間で荷重を負荷しているボール数は6
個になり、左右のバランスがとれて左右方向のモーメン
ト荷重を略均等に負荷し得るようになっている。
さらに、上記軌道レール1はその軌道面4の゛直線領域
L−arを形成する直線軌道レール1aとその軌道面4
の曲線領域C−arを形成する円弧状の曲線軌道レール
1bとで構成されており、ベアリング本体2がこの曲線
軌道レール1bに沿って摺動している際には、このベア
リング本体2側に形成された全ての曲線負荷域C−16
の仮想円中心は上記曲線軌道レール1bの仮想円中心(
第16図の符号O)に−致する構造になっている。
また、この第一実施例において、上記摺動台2aの前後
両端面に取付けられる各蓋体2bは、第12〜15図に
示すように、上記摺動台半体2a側に形成された各負荷
ボール溝9a、 9bの各端部とこれら各負荷ボール溝
9a、 9bに対応する各無負荷ボール孔6a、 6b
の各端部とをボール方向転換路6cによって連通連結し
、ボール3の無限軌道を形成するものであり、蓋本体1
1aとその両袖部に取付けられた一対の蓋体ピース11
bとで構成されている。すなわち、蓋本体11aは、そ
の内面側に深さ方向において略半円形状を有する溝穴1
2が形成されていると共に、これら各溝穴12の開口縁
部には上記蓋対ピース11bを嵌込んで取付けるための
取付段部13が形成されており、また、蓋体ピース11
bは、上記蓋本体11aの取付段部13に嵌着され、各
溝穴12と相俟ってボール方向転換路6bを形成する円
周溝14を有するものである。そして、これら各蓋体2
bの取付は、第3図に示すように各摺動台半体基部2C
の前後両端部にボルト孔15を穿設し、また、各蓋体2
bには上記ボルト孔15にそれぞれ対応する段付挿通孔
16を開設し、蓋体2b側の段付挿通孔16から取付ボ
ルト17を挿通し、この取付ボルト17を摺動台半体基
部2C側のボルト孔15に螺合させて行われている。
なお、第1図、第6図及び第18図において、符号18
は各軌道レール1に穿設され、この軌道レール1を梗々
の機械装置に固定する固定ボルトが貫通する貫通孔であ
る。
、従って、この第一実施例のベアリング^1によれば、
例えば第16図に示すように、複数の直線軌道レール1
aと複数の曲線軌道レール1bとを組合せて陸上トラッ
ク形状の軌道レール1を構成し、この軌道レール1の適
宜位置には例えば部品の受渡しをするステーション81
〜S4を配設し、上記軌道レール1に沿って摺動するベ
アリング本体2にはそれぞれテーブル20を取付け、こ
れら各ベアリング本体2を軌道レール1に沿って摺動さ
せる際に、軌道レール1の直線領14. L−arでは
各ベアリング本体2の上記直線負荷域L−1dを転走す
る各ボール3aで荷重を負荷させ、また、軌道レール1
の曲線領域C−arでは各ベアリング本体2の上記曲線
負荷域C−1dを転走する各ボール3bで荷重を負荷さ
せることができ、これによって各ベアリング本体2に荷
重を負荷させながらこのベアリング本体2を直線領域L
−arと曲線領域c−arとを有する軌道レール1に沿
って周回させることができ、各ベアリング本体2に取付
けられて周回するテーブル20と各ステーションS1〜
S4との間で部品の受渡しを行う搬送システムを組むこ
とができる。
なお、複数の直線軌道レール1aと複数の曲線軌道レー
ル1bとを組合せて構成される軌道レール1については
、上記第16図に示されるような陸上トラック形状に限
らず、例えば第17図に示すような略々四角形状に構成
したり、あるいは、第18図に示すように渦巻き形状に
構成する等、任意の形状に構成することができる。
なお、第19図は、上記第一実施例の変形例に係る直線
及び曲線兼用ベアリングA1’を示すもので、上記第6
図の場合と異なり、ベアリング本体2を構成する摺動台
半体2aの各摺動台半体2a内面側に形成される上下一
対の負荷ボール満9a、 9bは、その内径がボール3
の直径より大きく、かつ、その開口幅がボール3の直径
より小さくなるように、摺動台半体2aに形成された溝
条部21とこの摺動台半体2aに取付けられた溝形成部
材22とで形成され、また、各摺動台半体2aに形成さ
れた上下一対の無負荷ボール孔6a、 ebの間隔が負
荷ボール溝9a、 9bの間隔よりも少し大きく形成さ
れている。これら各変形例のベアリングA1°も、上記
第6図の場合と全く同様に、軌道レール1の軌道面4の
直線領l L−ar及び曲線領域C−arをそれぞれベ
アリング本体2に形成した負荷転走面5の直線負荷域L
−16及び曲線負荷域C−1dで荷重を負荷しながら直
線摺動及び曲線摺動することができる。
◎第二実施例 第20図及び第21図は、この発明の第二実施例に係る
直線及び曲線兼用ベアリング八2を示すもので、上記第
一実施例の場合と同様であるが、その摺動台半体2aの
一方側、すなわち左側又は右側にそれぞれ位置する上下
の負荷ボール満9a、 9b内に形成される負荷転走面
5が、それぞれ45°の角度で傾斜してその面方向が互
いに90°の角度で離散するように、互いに拡開する方
向に而しており、ラジアル方向、逆ラジアル方向及び左
右方向の荷重を均等に負荷できるようになっている。
この第二実施例のベアリングA2においても、上記第一
実施例の場合と同様に、軌道レール1の軌透面4の直線
領域L−ar及び曲線領域C−arをそれぞれベアリン
グ本体2に形成した負荷転走面5の直線負荷域L−1d
及び曲線負荷域C−1dで荷重を負荷しながら直線摺動
及び曲線摺動することができる。
◎第三実施例 第22図ないし第24図は、この発明の第三実施例に係
る直線及び曲線兼用ベアリングA3を示すもので、上記
第一実施例の場合と同様であるが、そのベアリング本体
2を構成する摺動台半体2aが両内面側に嵌合溝23を
有する摺動台半体基部2Cとこの摺動台半体基部2Cの
嵌合溝23内に嵌着される−・対のベアリングレース1
9とで構成されており、上記各ベアリングレース19に
上記第一実施例と同様にその内径がボール3の直径より
大きく、かつ、その開口幅がボール3の直径より小さい
上下一対の負荷ボール溝9a、 9bが形成されている
。この第三実施例のベアリングA3も、上記第一実施例
の場合と全く同様に、軌道レール1の軌道面4の直線領
域L−ar及び曲線領域C−arをそれぞれベアリング
本体2に形成した負荷転走面5の直線負荷域L−1d及
び曲線負荷域C−16で荷重を負荷しなが、ら直線摺動
及び曲線摺動することができる。
なお、第25図及び第26図は、上記第三実施例に係る
直線及び曲線兼用ベアリングA3の変形例を示すもので
、第22図の場合と異なり、ベアリング本体2の摺動台
半体2aに形成される無負荷ボール孔6a、 6bが摺
動台半体基部2C側の溝条21とベアリングレース19
側の溝条22とを突合わせて形成されている。この変形
例のベアリングA3°も、上記第三実施例の場合と全く
同様に、軌道レール1の軌道面4の直線領域L−ar及
び曲線領域C−arをそれぞれベアリング本体2に形成
した負荷転走面5の直線負荷域L−1d及び曲線負荷域
C−16で荷重を負荷しながら直線摺動及び曲線摺動す
ることができる。
◎第四実施例 第27図及び第28図は、この発明の第四実施例に係る
直線及び曲線兼用ベアリングA4を示すもので、上記第
二実施例の場合と同様であるが、そのベアリング本体2
を構成する摺動台半体2aが両内面側に嵌合溝23を有
する摺動台半体基部2Cとこの席動台半体基部2Cの嵌
合溝23内に嵌着される一対のベアリングレース19と
で構成されており、上記各ベアリングレース19に上記
第二実施例と同様にその内径がボール3の直径より大き
く、かつ、その開口幅がボール3の直径より小さい上下
一対の負荷ボール溝9a、 9bが形成されている。こ
の第四実施例のべ゛アリフグA4も、上記第二実施例の
場合と全く同様に、軌道レール1の軌道面4の直線領域
L−ar及び曲線領[C−arをそれぞれベアリング本
体2に形成した負荷転走面5の直線負荷域L−1d及び
曲線負荷t11cm1dで荷重を負荷しながら直線摺動
及び曲線摺動することができる。
なお、第29図及び第30図は、上記第四実施例に係る
直線及び曲線兼用ベアリングA4の変形例を示すもので
、第27図の場合と異なり、ベアリング本体2の摺動台
半体2aに形成される無負荷ボール孔6aが摺動台半体
基部2C側の溝条21とベアリングレース19側の溝条
22とを突合わせて形成されている。この変形例のベア
リング^4゛も、上記第四実施例の場合と全く同様に、
軌道レール1の軌道面4の直線領域L−ar及び曲線領
域C−arをそれぞれベアリング本体2に形成した負荷
転走面5の直線負荷域L−1d及び曲線負荷域C−1d
で荷重を負荷しながら直線摺動及び曲線摺動することが
できる。
◎1瓦1星1 第31図及び第32図はこの発明の第五実施例に係る直
線及び曲線兼用ベアリングA5を示すもので、上記実施
例と異なり、上記各摺動台半体2aの内面側にそれぞれ
上記負荷転走面5が形成された1条の負荷ボール溝9を
有し、かつ、各摺動台半体2aには上記負荷ボール溝9
に対応してその長手方向に沿って、上記無負荷循環路6
の一部を構成する無負荷ボール孔6dを備えた3組の摺
動台半体2aと、各摺動台半体2aの前後両端面に取付
けられ、各負荷ボール溝9の各無負荷ボール孔6dの間
を連通連結してボール3の無限循環路6を形成するボー
ル方向転換路6Cを備えた一対の蓋体2bとで構成され
ており、また、上記負荷ボール溝9は切削加工及び研削
加工で摺動台半体2aと一体に形成され、その内径がボ
ール3の直径より大きく、かつ、その開口幅pがボール
3の直径dより小さく、この負荷ボール溝9内に形成さ
れた負荷転走面5に沿ってボール3が自由に転走し得る
と共に、ベアリング本体2を軌道レール1から切離した
際にも上記負荷転走面5に沿って転走するボール3が負
荷ボール溝9内から脱落しないようになっている。
さらに、第33図は上記第五実施例の他の変形例を示す
もので、上記第31図及び第32図の場合と異なり、こ
れらの変形例のベアリング^5°には、ベアリング本体
2を構成する摺動台半体2aの内面側に負荷転走面5と
無負荷転走面6°とを有する略山形状の溝条部26が形
成されると共に、摺動台半体2aの内面側にはベアリン
グ本体2を軌道レール1から切離した際に各負荷転走面
5からボール3が脱落するのを防止するためのボール保
持器24が溝形成部材25として配設されている。なお
、第33図の場合には、無負荷ボール孔6Cも上記溝条
部26とボール保持器24とで形成されている。
この第五実施例においても、上記第一実施例の場合と同
様に、軌道レール1の軌道面4の直線領域t−ar及び
曲線領域C−arをそれぞれベアリング本体2に形成し
た負荷転走面5の直線負荷域L−1d及び曲線負荷域C
−16で荷重を負荷しながら直線摺動及び曲線摺動する
ことができる。
◎第六実施例 第34図はこの発明の第六実施例に係る直線及び曲線兼
用ベアリングを示す断面図で、軌道レールに強度をもた
せるようにした場合である。
すなわち、軌道レール1を、上下方向に延びるレール基
部10aと、このレール基部10aの上下端からレール
基部10aの厚さ方向に向って突出する負荷用フランジ
10bと固定用フランジ10cとで禍成し、レール基部
10aの高さを負荷用フランジ10bの厚さ幅よりも大
きく形成し、かつ、負荷用フランジ10bの左右端部に
軌道面4を形成した場合である。
なお、上記第六実施例では上記第一実施例における軌道
レール1の変形例について説明したが、勿論その他の実
施例においても同様に軌道レール1を変形使用すること
ができる。
[発明の効果] この発明は、以上に説明したように構成されているので
、以下のような効果が得られる。
1)請求項1記載のベアリングによれば、荷重を負荷し
ながら直線軌道レール及び曲線軌道レールに沿ってそれ
ぞれ直線案内及び曲線案内することができ、種々の用途
に使用することができる。
2)曲率の異なる曲線負荷域を有する摺動台半体を適宜
交換することにより所定の曲率を有する軌道上を摺動運
動することができ、しかも、若干の曲率の誤差があって
も組立時に調整することが可能となる。
3)各摺動台半体に個々に転走面を形成することができ
るので、曲率精度が出し易く、かつ、曲線、直線の溝形
成が容易に成形できる。
4)請求項2記載のベアリングによれば、高さを可及的
に低くすることがでせきるので、ベアリングの小型化が
可能であると共に、構造が簡単かつ低廉に加工すること
ができる。
5)請求項3記載のベアリングによれば、軌道の負荷転
走面に沿ってベアリング本体を円滑に摺動運転させるこ
とができると共に、ラジアル方向、逆ラジアル方向及び
左右水平方向の四方向の荷重を更に均1等に負荷するこ
とができる。
6)請求項4記載のベアリングによれば、負荷ボール溝
の開口幅をボールの直径より小さく形成するので、ボー
ルの不用意な脱落を防止することができる。
7)請求項5記載のベアリングによれば、負荷ボール溝
が切削加工及び研削加工であるので、精度の向上が図れ
る。
8)請求項6記載のベアリングによれば、負荷ボール溝
をベアリング本体に形成された溝条部と溝形成部材とで
形成するので、焼入れ部分を一部のみとすることができ
、コストの低廉が図れる。
9)請求項7記載のベアリングによれば、一対の負荷転
走面が互いに収束する方向に而しているので、取付面の
誤差から生ずるベアリングのモーメント負荷を自動調整
できると共に、ベアリングの内部に働く力を緩和させる
ことができる。
10)請求項8記載のベアリングによれば、一対の負荷
転走面が互いに拡散する方向に面しているので、ベアリ
ングの剛性を図ることができる。
11)請求項9記載のベアリングによれば、軌道レール
を軽量構造材でかつ曲げやねじれに強いI形鋼やH形鋼
等にて低廉に製作でき、しかも、両端支持梁、張出し梁
及び連続梁等の中空支持を必要とする工作機械等にも構
造材として使用できるなどの汎用性に富む。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の第一実施例に係る直線及び曲線兼用
ベアリングを示す斜視図、第2図は第1図の正面図、第
3図は第1図の側面図、第4図は第1図の平面図、第5
図はこの発明におけるベアリング本体の分解斜視図、第
6図は第1図の■■断面図、第7図は第6図の左半分を
示す拡大断面図、第8図は軌道レールが直線軌道レール
である時の第6図の■−■断面図、第9図は軌道レール
が曲線軌道レールである時の第6図の■−■断面図、第
10図はこの発明における摺動台半体の正面図、第11
図は摺動台半体の一部を断面で示す側面図、第12図は
この発明における蓋体を示す裏面図、第13図は第12
図のxm−xnr断面図、第14図は第13図のxrv
−xrv断面図、第15図は蓋体ピースの斜視図、第1
6図は直線軌道レールと曲線軌道レールとで陸上トラッ
ク形状に構成した軌道レールを有する部品搬送システム
の説明図、第17図及び第18図は他の形状に構成しま
た軌道レールを示す説明図、第19図は第一実施例の変
形例を示す断面図、M2O図は第二実施例の直線及び曲
線兼用ベアリングを示す、第6図と同様の断面図、第2
1図は第20図の左側半分を拡大して示す拡大断面図、
第22図は第三実施例の直線及び曲線兼用ベアリングを
示す断面図、第23図は第22図の一部を拡大して示す
拡大断面図、第24図は第23図のベアリングレースを
示す斜視図、第25図は第三実施例の変形例を示す第2
2図と同様の断面図、第26図は第25図のベアリング
レースを示す斜視図、第27図は第四実施例に係る直線
及び曲線兼用ベアリングを示す断面図、第28図は第2
7図のベアリングレースを示す斜視図、第29図は上記
第四実施例の変形例を示す第27図と同様の断面図、第
30図は第29図のベアリングレースを示す斜視図、第
31図は第五実施例に係る直線及び曲線兼用ベアリング
を示す断面図、第32図は第31図の一部を拡大して示
す拡大断面図、ff133図は第五実施例の変形例を示
す断面図、第34図はこの発明の第六実施例に係る直線
及び曲線兼用ベアリングを示す断面図、第35図は従来
の曲線案内装置を示す部分所面図である。 符号の説明 1)・・・軌道レール、(1a)・・・直線軌道レール
、1b・・・曲線軌道レール、(2)・・・ベアリング
本体、2a・・・摺動台半体、(2b)・・・蓋体、2
c)・・・摺動台半体基部、(3)・・・ボール、3a
・・・直線負荷域を転走するボール、3b・・・曲線負
荷域を転走するボール、4)・・・軌道面、(L−ar
)・・・直線領域、C−ar)・・・曲線領域、(5〕
・・・負荷転走面、L−1d)・・・直線負荷域、(C
−16)・・・曲線負荷域、6)・・・無負荷循環路、
(6a、6b)・・・無負荷循環路、6c)・・・ボー
ル方向転換路、 6d)・・・無負荷ボール孔、(7)・・・天板部材、
8)・・・取付はボルト、(9)・・・負荷ボール溝、
d)・・・ボールの直径、 (1)・・・負荷ボール溝の開口幅、 10a)・・・レール基部、(10b)・・・負荷用7
ランジ、10C)・・・固定用フランジ、 19)・・・ベアリングレース、(21)・・・溝条部
、22)・・・溝形成部材、(23)・・・嵌合溝、2
5)・・・溝形成部材、(26)・・・溝条部、特許出
願人   テイエチケー株式会社代  理  人   
  弁理士  成  瀬   勝  夫(外3名) 第5 図 8・取付はボルト 第10 図 第11図 第12 図 第13 図 第14図 第15図 第1.7図 D a 第18 図 第20図 第21図 第19 図 第22図 第23図 第27図 第25図 第29図 第31図 第32図 6d:無負荷ボール孔 第33図

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)長手方向に沿つて形成された軌道面を有する軌道
    レールと、上記軌道面に相対面する負荷転走面とこの負
    荷転走面の両端を無端に接続する無負荷循環路とを有す
    る無限軌道を備えたベアリング本体と、このベアリング
    本体の無限軌道内を循環し、その負荷転走面と軌道レー
    ルの軌道面との間で荷重を負荷する多数のボールとから
    なるベアリングにおいて、上記ベアリング本体が、上記
    軌道レールに関して対向すると共にそれぞれ独立した無
    限軌道を備えた少なくとも3組の摺動台半体と、これら
    摺動台半体周士を連結すベく摺動台半体の上面間に架設
    される天板部材とで構成され、上記各摺動台半体の無限
    軌道を構成する負荷転走面には直線負荷域又は所定の曲
    率を有する曲線負荷域を形成し、軌道レール側軌道面の
    直線領域では上記直線負荷域を転走するボールで荷重を
    負荷すると共に、軌道レール側軌道面の曲線領域では上
    記曲線負荷域を転走するボールで荷重を負荷することを
    特徴とする直線及び曲線兼用ベアリング。
  2. (2)各摺動台半体の内面側にそれぞれ一条の負荷転走
    面を有する請求項1記載の直線及び曲線兼用ベアリング
  3. (3)各摺動台半体の内面側に互いに隣接する一対の負
    荷転走面を有する請求項1項記載の直線及び曲線兼用ベ
    アリング。
  4. (4)摺動台半体には少なくともその開口幅がボールの
    直径より小さい負荷ボール溝が形成され、この負荷ボー
    ル溝内に負荷転走面が形成されている請求項1ないし3
    のいずれかに記載の直線及び曲線兼用ベアリング。
  5. (5)負荷ボール溝が切削加工及び研削加工で摺動台半
    体に一体に形成されている請求項4記載の直線及び曲線
    兼用ベアリング。
  6. (6)負荷ボール溝がベアリング本体に形成された溝条
    部とこのベアリング本体に取付けられた溝形成部材とで
    形成されている請求項4記載の直線及び曲線兼用ベアリ
    ング。
  7. (7)互いに隣接する一対の負荷転走面が互いに収束す
    る方向に面している請求項3ないし6のいずれかに記載
    の直線及び曲線兼用ベアリング。
  8. (8)互いに隣接する一対の負荷転走面が互いに拡開す
    る方向に面している請求項3ないし6のいずれかに記載
    の直線及び曲線兼用ベアリング。
  9. (9)軌道レールが、上下方向に延びるレール基部と、
    このレール基部の上下端からレール基部の厚さ方向に向
    って突出する負荷用フランジと固定用フランジとで構成
    され、上記レール基部の高さを上記負荷用フランジの厚
    さ幅よりも大きく形成し、かつ、上記負荷用フランジの
    左右端部に軌道面を形成して成る請求項1記載の直線及
    び曲線兼用ベアリング。
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