JPH0257245B2 - - Google Patents

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JPH0257245B2
JPH0257245B2 JP58114751A JP11475183A JPH0257245B2 JP H0257245 B2 JPH0257245 B2 JP H0257245B2 JP 58114751 A JP58114751 A JP 58114751A JP 11475183 A JP11475183 A JP 11475183A JP H0257245 B2 JPH0257245 B2 JP H0257245B2
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JP
Japan
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fine movement
initial relative
clamp device
operation section
Prior art date
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Application number
JP58114751A
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English (en)
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JPS606815A (ja
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Sadayuki Matsumya
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Mitutoyo Corp
Original Assignee
Mitutoyo Corp
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Publication date
Application filed by Mitutoyo Corp filed Critical Mitutoyo Corp
Priority to JP58114751A priority Critical patent/JPS606815A/ja
Priority to US06/620,222 priority patent/US4577142A/en
Priority to GB08415726A priority patent/GB2146555B/en
Priority to DE19843423099 priority patent/DE3423099A1/de
Publication of JPS606815A publication Critical patent/JPS606815A/ja
Publication of JPH0257245B2 publication Critical patent/JPH0257245B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01DMEASURING NOT SPECIALLY ADAPTED FOR A SPECIFIC VARIABLE; ARRANGEMENTS FOR MEASURING TWO OR MORE VARIABLES NOT COVERED IN A SINGLE OTHER SUBCLASS; TARIFF METERING APPARATUS; MEASURING OR TESTING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01D5/00Mechanical means for transferring the output of a sensing member; Means for converting the output of a sensing member to another variable where the form or nature of the sensing member does not constrain the means for converting; Transducers not specially adapted for a specific variable
    • G01D5/02Mechanical means for transferring the output of a sensing member; Means for converting the output of a sensing member to another variable where the form or nature of the sensing member does not constrain the means for converting; Transducers not specially adapted for a specific variable using mechanical means

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Transmission Devices (AREA)
  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
  • Control Of Position Or Direction (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、微動送り装置に係り、特に測定機類
の可動側を微動送りさせるのに好適な微動送り装
置に関する。
三次元測定機や投影機等の一般的測定機類にあ
つては、全体としての測定能率を向上させるため
に、例えばタツチ信号プローブ保持部材や被測定
物載置テーブル等を時によつて微動送りさせる必
要があり、このため粗動機構と切換可能な微動送
り装置が備えられている場合が多い。
従来、この種の微動送り装置としては、主とし
て切換の便宜性とバツクラツシユ解消を目的とし
たもので、例えば実公昭57−33439号や実開昭58
−32412号等が知られている。この実公昭57−
33439号を同号第1図に示す三次元測定機をもつ
て説明すると、可動体を手動操作によつてワーク
直前迄高速送りし、ワーク近傍でレバーの操作に
より半割ナツトをガイドロツドに螺合させ、この
状態でハンドルを操作して微動送りするように構
成したものである。この場合、測定後にレバーを
戻せば、半割ナツトとガイドロツドとの螺合が解
除されるので、再び高速送りが可能である。
しかしながら、この種の従来装置では、可動体
がいずこにあつても微動送り可能にするために
は、例えば上述したガイドロツド等の機構を可動
体の全ストロークに渡つて設けなければならない
ので、その精度上の問題や経済上の問題があつ
た。また、微動送り完了後は、次の被測定物の測
定に備え、微動送り装置を復帰操作しなければな
らないので、操作が煩わしかつた。特に、プリン
ト配線基板に多数穿設された端子孔の中心間寸法
を測定する場合等において、上記復帰操作を怠る
と、微動送り途中でストロークリミツトとなり、
一旦微動送りを解除した後再係合させなければな
らず、極めて測定の実際を無視する構造であつ
た。
本発明の目的は、このような点に鑑みなされた
もので、小型かつ安価で、可動部材が可動範囲の
いずこの位置においても微動送りが即時に可能な
微動送り装置を提供することにある。
従来装置の問題は、微動送り機構の相手側との
係合手段と、微動送り機構とを兼用していたこと
に起因するものと思われる。そこで、本発明で
は、微動送り機構と係合手段とを独立させ、前者
を可動部材側に取付けるとともに、後者を前者と
静止部材とを結合、解放するクランプ装置とし、
かつクランプ装置の解放時に微動送り機構を自動
的に初期状態に復帰できるように構成したもので
ある。
具体的には、静止部材に対して移動自在に設け
られた可動部材を微動送りさせる装置において、
前記可動部材に取付けられた第1の部材およびこ
の第1の部材と相対移動可能に係合された第2の
部材を含む微動送り機構と、この微動送り機構の
第2の部材に設けられ前記静止部材に対して結
合、解放可能なクランプ装置と、このクランプ装
置が結合状態にあるとき前記第2の部材に対して
第1の部材を相対移動させるとともに、クランプ
装置が解放状態にあるとき第1の部材に対して第
2の部材を相対移動させる駆動手段と、前記第1
の部材および第2の部材の相対移動範囲を規定す
る移動規制検出器と、前記第1の部材に対する第
2の部材の初期相対位置を検出する初期相対位置
検出器と、前記移動規制検出器が作動されていな
いことおよび前記クランプ装置が結合状態にある
ことを条件として前記駆動手段を駆動させるとと
もに、前記クランプ装置が解放状態にあることを
条件として前記第2の部材が初期相対位置へ復帰
する方向へかつ前記初期相対位置検出器によつて
第2の部材が初期相対位置に達したことが検出さ
れるまで前記駆動手段を駆動させる制御装置とを
具備した構成とすることにより、上記目的を達成
しようとするものである。
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明
する。
第1図は本発明の微動送り装置を位置出顕微鏡
を備えた三次元測定機の一方向の移動部に応用し
た例を示している。同移動部は、静止部材1に対
して、位置出顕微鏡(図示せず)を備えた可動部
材2が摺動自在に設けられている。なお、ここで
は、静止部材1に対して可動部材2を円滑に摺動
させるための機構、例えば案内レールやエアベア
リング等が省略されている。また、可動部材2の
移動量は、図示しない変位検出器により検出され
るようになつている。
前記可動部材2の前記静止部材1と対向する面
には、支持台11を介して微動送り機構12が取
付けられている。微動送り機構12には、可動部
材2の移動方向と平行に配設されかつ両端部が前
記支持台11に回転自在に支持された第1の部材
としてのねじ軸13と、このねじ軸13に螺合さ
れた第2の部材としてのナツト部材14とが含ま
れている。前記ねじ軸13には、その略全外周に
おねじ15が形成されているとともに、一方の支
持台11から突出した一端に変速クラツチ16を
介して駆動手段としてのモータ17が連結されて
いる。また、前記ナツト部材14には、その上部
にスイツチ作動突子18が一体形成されていると
ともに、下部に励磁状態において前記静止部材1
と結合するクランプ装置としてのソレノイド19
が設けられている。ソレノイド19は、非励磁状
態において、静止部材1の摺動面に対して僅かな
ギヤツプをもつて取付けられている。そのため、
ソレノイド19が非励磁状態、つまりソレノイド
19が静止部材1に対して結合していない状態に
あつては、静止部材1に対して可動部材2を手動
または自動で任意の位置へ移動させることができ
るとともに、モータ17が駆動された際、ナツト
部材14はねじ軸13に対して回動されることな
くねじ軸13に沿つて移動される。更に、ねじ軸
13の軸方向つまりナツト部材14の移動方向に
は、前記ナツト部材14のスイツチ作動突子18
によつて作動される初期相対位置検出器としての
第1のスイツチ20、移動規制検出器としての第
2のスイツチ21A,21Bおよび位置検出器と
しての第3のスイツチ22A,22Bが、ねじ軸
13の軸方向へ移動自在にかつ任意の位置に固定
可能に設けられている。第1のスイツチ20は、
ねじ軸13の軸方向略中央位置に固定され、ナツ
ト部材14の中立位置を検知する。また、第2の
スイツチ21A,21Bは、ねじ軸13の両端部
位置に固定され、ナツト部材14の移動可能範囲
を検知する。更に、第3のスイツチ22A,22
Bは、前記第2のスイツチ21A,21Bのやや
内側位置に固定され、ナツト部材14が移動可能
範囲の手前であることを検知する。なお、第2の
スイツチ21A,21Bと第3のスイツチ22
A,22Bとの距離は、スイツチ作動突子18の
長さより小さく設定されている。つまり、第2の
スイツチがオンされた時点でも第3のスイツチは
オン状態を継続するようになつている。また、こ
れらのスイツチ20,21A,21B,22A,
22Bからの検知信号は、制御装置31へ与えら
れている。
前記制御装置31には、前記スイツチ20,2
1A,21B,22A,22Bからの検知信号を
入力とする信号判別回路32と、正方向微動送り
操作スイツチ33Aおよび負方向微動送り操作ス
イツチ33Bを有する微動送り操作部33と、ク
ランプ装置操作部としてのソレノイド駆動操作ス
イツチ34と、クランプ装置駆動回路としてのソ
レノイド駆動回路35と、第1の制御回路36
と、第2の制御回路37と、モータ駆動回路38
とが含まれている。前記信号判別回路32は、前
記第1のスイツチ20からの検知信号が入力され
た際前記第2の制御回路37に復帰完了信号
RFSを、前記第2のスイツチ21A,21Bか
らの検知信号が入力された際前記第1の制御回路
36に停止指令信号SCSを、前記第3のスイツチ
22A,22Bからの検知信号が入力された際そ
の信号つまり可動部材2の送り方向に応じて警報
ランプ32A,32Bのいずれかを点滅させると
ともに前記第2の制御回路37に復帰指令信号
RCSを、それぞれ出力する。また、前記ソレノ
イド駆動回路35は、前記ソレノイド駆動操作ス
イツチ34がオンされると、前記ソレノイド19
を励磁するとともに、前記第1および第2の制御
回路36,37への状態判別信号CCSをLレベル
からHレベルに反転する。第1の制御回路36
は、前記信号判別回路32からの停止指令信号
SCSがなく、かつ前記ソレノイド駆動回路35か
らの状態判別信号CCSがHレベルの状態つまりソ
レノイド19が静止部材1に一体的に結合した状
態において、正方向微動送り操作スイツチ33A
がオンされた際モータ駆動回路38を介してモー
タ17を正回転方向(例えば、ナツト部材14に
対してねじ軸13が第1図中右方へ進む方向)
に、負方向微動送り操作スイツチ33Bが操作さ
れた際モータ駆動回路38を介してモータ17を
逆回転方向にそれぞれ駆動させる。第2の制御回
路37は、前記ソレノイド駆動回路35からの状
態判別信号CCSがHレベルからLレベルになつた
際、前記信号判別回路32からの復帰指令信号
RCSの有無を判別し、その復帰指令信号RCSが
有つたとき、前記変速クラツチ16を低速から高
速にギヤチエンジさせた後、前記信号判別回路3
2から復帰完了信号RCSが与えられるまで、前
記モータ駆動回路38を介してモータ17をそれ
までとは逆方向へ駆動させる。
次に、本実施例の作用を第2図を参照して説明
する。測定に当つては、可動部材2を手動または
自動で静止部材1に対して移動させ、被測定物の
測定部位近傍に位置させる。ここで、ソレノイド
駆動操作スイツチ34をオンすると、ソレノイド
駆動回路35は、ソレノイド19を励磁しナツト
部材14を静止部材1に一体的に固定させるとと
もに、Hレベルの状態判別信号CCSを第1、第2
の制御回路36,37へ与える。
いま、ナツト部材14がねじ軸13の略中央位
置にある状態、つまりナツト部材14のスイツチ
作動突子18が第1のスイツチ20をオンした中
立位置にある状態において、いずれかの操作スイ
ツチ33A,33B、例えば正方向微動送り操作
スイツチ33Aを押すと、第1の制御回路36
は、信号判別回路32からの停止指令信号SCSの
有無およびソレノイド駆動回路35からの状態判
別信号CCSがHレベルであるか否かをそれぞれ判
断する。この場合には、停止指令信号SCSが無
く、かつ状態判別信号CCSがHレベルであるの
で、第1の制御回路36は、モータ駆動回路38
を介してモータ17を正回転方向へ駆動させる。
すると、モータ17の回転が変速クラツチ16を
介してねじ軸13に伝達されると、ねじ軸13に
螺合したナツト部材14が静止部材1に一体的に
固定されているため、ナツト部材14に対してね
じ軸13が第1図中右方に向つて微動送りされ
る。つまり、可動部材2が静止部材1に対して微
動送りされる。
そこで、この微動送りにより可動部材2を移動
させていき、やがて可動部材2に備えられた位置
出顕微鏡で被測定物の測定点、例えばプリント基
板等の端子孔中心を確認できたとき、正方向微動
送り操作スイツチ33Aをオフする。すると、モ
ータ17の駆動が停止され、可動部材2がその位
置で停止される。ここで、例えばフイトスイツチ
等により可動部材2の移動量を検出する変位検出
器の値を読み取れば、可動部材2の位置を求める
ことができる。このようにして、可動部材2を微
動送りしながら次の測定点の測定を順次行う。
なお、次の測定点までの距離が可動部材2の微
動送りストロークより大きい場合には、ソレノイ
ド駆動操作スイツチ34のオフ操作によりソレノ
イド19を解磁し、ナツト部材14と静止部材1
との結合を一旦解除した後、前述の操作と同様に
可動部材2を手動または自動で次の測定点近傍ま
で移動させて行う。この間、つまりソレノイド1
9が解磁され、静止部材1に対して可動部材2が
自由に移動可能な状態にある間は、ソレノイド駆
動回路35からLレベルの状態判別信号が第1の
制御回路36へ与えられているため、操作スイツ
チ33A,33Bがオンされても、モータ17が
駆動されることはない。
一方、可動部材2の微動送りにより第3のスイ
ツチ22A,22Bのいずれか一方、例えば第3
のスイツチ22Aがナツト部材14のスイツチ作
動突子18によつてオンされると、その第3のス
イツチ22Aから検知信号が制御装置31の信号
判別回路32へ与えられる。すると、信号判別回
路32は、警報ランプ32Aを点滅させ、可動部
材2の第1図中右方向へのストロークの余裕がな
くなつたことを知らせるとともに、復帰指令信号
RCSを第2の制御回路37へ与える。このとき、
可動部材2の右方への微動送りは、第2のスイツ
チ21Aがオンするまで行うことができる。
そこで、可動部材2を第3のスイツチ22Aが
オンした位置から更に同方向へ微動送りしていく
と、第2のスイツチ21Aがナツト部材14のス
イツチ作動突子18によつてオンされ、その第2
のスイツチ21Aから検知信号が信号判別回路3
2へ与えられる。すると、信号判別回路32は、
停止指令信号SCSを第1の制御回路36へ与え
る。これにより、第1の制御回路36は、モータ
駆動回路38を介してモータ17の駆動を停止さ
せる。従つて、微動送り機構12の破損が防止さ
れている。
いま、可動部材2を、第3のスイツチ22Aが
オン状態の位置または第2、第3のスイツチ21
A,22Aがいずれもオン状態の位置まで微動送
りし、その停止位置において、ソレノイド駆動操
作スイツチ34をオフすると、ソレノイド駆動回
路35は、ソレノイド19を解磁してナツト部材
14と静止部材1との結合を解くとともに、Lレ
ベルの状態判別信号CCSを第1、第2の制御回路
36,37へ与える。すると、第2の制御回路3
7は、前記ソレノイド駆動回路35からLレベル
の状態判別信号CCSが与えられたとき、信号判別
回路32からの復帰指令信号RCSの有無を判別
する。この場合には、ナツト部材14のスイツチ
作動突子18により第3のスイツチ22Aがオン
され、信号判別回路32から復帰指令信号RCS
が与えられているため、第2の制御回路37は、
変速クラツチ16を低速から高速にギヤチエンジ
させた後、モータ駆動回路38を介してモータ1
7を逆回転方向へ駆動させる。このとき、ナツト
部材14と静止部材1との結合が解除されている
ため、ねじ軸13に対してナツト部材14が第1
図中右方へ向つて高速で送られる。やがて、ナツ
ト部材14がねじ軸13の略中央位置まで移動さ
れると、ナツト部材14のスイツチ作動突子18
によつて第1のスイツチ20がオンされ、第1の
スイツチ20から検知信号が信号判別回路32へ
与えられる。すると、信号判別回路32は、警報
ランプ32の点滅を停止させるとともに、復帰完
了信号RFSを第2の制御回路37へ与える。第
2の制御回路37は、モータ駆動回路38を介し
てモータ17の駆動を停止させるとともに、変速
クラツチ16を高速から低速に切換える。これに
より、ナツト部材14がねじ軸13の中立位置へ
自動的に復帰されるため、可動部材2を次の測定
位置まで自由に移動させた後、その位置から可動
部材2を即時に微動送りさせることができる。
従つて、本実施例によれば、互いに螺合するね
じ軸13とナツト部材14とを含む微動送り機構
12を可動部材2に取付け、ねじ軸13にモータ
を、ナツト部材14に静止部材1に対して結合す
るソレノイド19をそれぞれ取付け、ねじ軸13
とナツト部材14とが移動可能な範囲にあること
を条件としてモータを駆動させる一方、ソレノイ
ド19が解磁された際、ねじ軸13とナツト部材
14とを中立位置へ復帰させる方向へモータ17
を駆動させるようにしたので、ソレノイド19を
解磁すれば可動部材2を静止部材1に対して自由
に移動させることができる一方、可動体2の全ス
トローク中の任意の位置においてソレノイド19
を励磁すればその位置から可動体2を微動送りす
ることができる結果、測定能率の向上がはかれ
る。
また、測定範囲全長に渡る構成でないので、小
型、軽量化でき、かつ安価にできる。このこと、
つまり小型、軽量化は、精密測定機において、全
体の精度確保に寄与できる利点がある。
また、本実施例では、微動送り機構12をねじ
軸13とナツト部材14とし、このナツト部材1
4に設けられたソレノイド19によつて静止部材
1との結合を行うようにしたので、粗動および微
動送りの切換に関係なく、ねじ軸13とナツト部
材14とは常に螺合されているので、バツクラツ
シユが皆無である。そのため、高精度な送りが期
待できる。
また、ねじ軸13の両端部に第2のスイツチ2
1A,21Bを設け、このスイツチ21A,21
Bがオンされた際、モータ17の駆動を停止し、
ねじ軸13とナツト部材14との相対移動を停止
させるようにしたので、微動送り機構12の破損
を未然に防止することができる。更に、第2のス
イツチ21A,21Bの手前に第3のスイツチ2
2A,22Bを設け、このスイツチ22A,22
Bがオンされた際、警報ランプ32A,32Bを
点滅させるようにしたので、この警報ランプ32
A,32Bの点滅によつて微動送りストロークの
余裕が無くなつたことを知らせることができる。
しかも、この2つの警報ランプ32A,32Bに
よつて、どの方向の送りストロークの余裕がない
かを判別できる。
また、第2のスイツチ22A,22Bがオンさ
れた状態において、ソレノイド19が解磁された
際、ナツト部材14をねじ軸13の略中央位置、
つまり第1のスイツチ20がオンされる中立位置
まで自動的に復帰させるようにしたので、ソレノ
イド19を解磁し、可動部材2を次の測定点まで
粗動送りしている間に微動送り機構12が自動的
に中立位置へ復帰されるため、作業を中断して手
動戻し操作を行う必要がない。このことは、可動
部材2が全ストローク中のいずこにあつても、そ
の位置から直ちに微動送りできるので、前述した
小型化に伴う微動送りストロークの縮小化を解決
できる。しかも、中立復帰時には、モータ17と
ねじ軸13とを連結する変速クラツチ16を低速
から高速に切換えるようにしたので、復帰動作を
迅速に行うことができる。
このほか、第1、第2、第3のスイツチ20,
21A,21B,22A,22Bをねじ軸13の
軸方向へ移動自在としたので、中立位置、微動ス
トローク範囲および残ストローク表示位置を任意
に設定することができる。
なお、実施に当つて、微動送り機構12として
は、上記実施例で述べたねじ軸13とナツト部材
14との組合せのほか、例えばピニオンとラツク
との組合せ、またはシリンダとピストンとの組合
け等でもよい。ピニオンとラツクとの組合せ、ま
たはシリンダとピストンとの組合せ等でもよい。
ピニオンとラツクとの組合せでは、ピニオンをモ
ータ等で駆動させる一方、ラツクにクランプ装置
を設ければよい。また、シリンダとピストンとの
組合せでは、シリンダに切換弁を介して空気また
は油圧等の流体源を接続する一方、ピストンロツ
ドにクランプ装置を設ければよい。
また、駆動手段としては、微動送り機構12が
上記実施例のようにねじ軸13とナツト部材14
との組合せの場合にはモータ17が好ましいが、
微動送り機構12の構成要素に応じて最適な駆動
源が選択されることは言うまでもない。
また、クランプ装置としては、上記実施例で述
べたソレノイド19等の電磁結合手段のほか、エ
アー吸引装置や機械的ロツク機構等、要するに静
止部材1に対して選択的に結合、解除できるもの
であれば、いずれでもよい。
また、上記実施例では、3種のスイツチ20,
21A,21B,22A,22Bを設けたが、例
えば第3のスイツチ22A,22Bを省略し、第
2のスイツチ21A,21Bがオンした際、モー
タ17の駆動を逆回転させ、ナツト部材14を中
立位置に自動的に復帰させるように構成してもよ
い。このほか、第2のスイツチ21A,21Bお
よび第3のスイツチ22A,22Bのオン、オフ
に関係なく、ソレノイド19が解磁される毎にナ
ツト部材14を中立位置に自動的に復帰させるよ
うにしてもよい。なお、これらのスイツチは、リ
ミツトスイツチや光電スイツチ等何れでもよい。
また、上記実施例では、第3のスイツチ22
A,22Bがオンしたときに点滅する警報ランプ
32A,32Bのみを設けたが、これ以外に第1
のスイツチ20がオンしたときに点滅または点灯
するランプや第2のスイツチ21A,21Bがオ
ンしたときに点滅または点灯するランプ等を設け
れば、ナツト部材14がねじ軸13の中立位置に
あるか否か、ナツト部材14が可動限界位置にあ
るか否かをそれぞれ知らせることができる。な
お、これらのランプは、通常の白熱ランプや発光
ダイオード等によつて構成することができる。こ
の際、ランプの点灯または点滅と同時に警報を発
するようにしてもよい。
更に、制御装置31は、可動部材2に直接設け
てもよく、またケーブル等を介して別位置に設け
るようにしてもよい。ちなみに、可動部材2に直
接設ければ、被測定物の間近で確認しながら作業
できる利点がある。
このほか、本発明は、上述した測定機に限ら
ず、微動および粗動が必要な機械、例えば工作機
械等にも適用できる。
以上の通り、本発明によれば、小型かつ安価
で、可動部材が可動範囲のいずこにあつてもその
位置から直ちに微動送りが可能な微動送り装置を
提供できる。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の一実施例を示すもので、第1図は
全体の説明図、第2図はタイミングチヤートであ
る。 1……静止部材、2……可動部材、12……微
動送り機構、13……第1の部材、14……第2
の部材、17……駆動手段としてのモータ、19
……クランプ装置としてのソレノイド、21A,
21B……移動規制検出器としてのスイツチ、2
2A,22B……位置検出器としてのスイツチ、
31……制御装置、32……信号判別回路、32
A,32B……警報ランプ、33……微動送り操
作部、34……クランプ装置操作部としてのソレ
ノイド駆動操作スイツチ、35……クランプ装置
駆動回路としてのソレノイド駆動回路、36……
第1の制御回路、37……第2の制御回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 静止部材に対して移動自在に設けられた可動
    部材を微動送りさせる装置において、 前記可動部材に取付けられた第1の部材および
    この第1の部材と相対移動可能に係合された第2
    の部材を含む微動送り機構と、 この微動送り機構の第2の部材に設けられ前記
    静止部材に対して結合、解放可能なクランプ装置
    と、 このクランプ装置が結合状態にあるとき前記第
    2の部材に対して第1の部材を相対移動させると
    ともに、クランプ装置が解放状態にあるとき第1
    の部材に対して第2の部材を相対移動させる駆動
    手段と、 前記第1の部材および第2の部材の相対移動範
    囲を規定する移動規制検出器と、 前記第1の部材に対する第2の部材の初期相対
    位置を検出する初期相対位置検出器と、 前記移動規制検出器が作動されていないことお
    よび前記クランプ装置が結合状態にあることを条
    件として前記駆動手段を駆動させるとともに、前
    記クランプ装置が解放状態にあることを条件とし
    て前記第2の部材が初期相対位置へ復帰する方向
    へかつ前記初期相対位置検出器によつて第2の部
    材が初期相対位置に達したことが検出されるまで
    前記駆動手段を駆動させる制御装置と、 を具備したことを特徴とする微動送り装置。 2 特許請求の範囲第1項において、前記第1の
    部材をねじ軸、前記第2の部材をナツト部材と
    し、かつ、前記駆動手段をモータとしたことを特
    徴とする微動送り装置。 3 特許請求の範囲第2項において、前記ねじ軸
    とモータとを、前記ナツト部材が初期相対位置へ
    復帰される際に前記制御装置によつて高速に切換
    作動される変速クラツチで連結したことを特徴と
    する微動送り装置。 4 特許請求の範囲第1項ないし第3項のいずれ
    かにおいて、前記クランプ装置を電磁結合手段に
    より構成したことを特徴とする微動送り装置。 5 特許請求の範囲第1項ないし第4項のいずれ
    かにおいて、前記第1の部材と第2の部材との相
    対位置を検出するための位置検出器を前記相対移
    動方向に沿つて位置調整可能に設けたことを特徴
    とする微動送り装置。 6 特許請求の範囲第1項ないし第4項のいずれ
    かにおいて、前記制御装置は、クランプ装置操作
    部と、微動送り操作部と、前記クランプ装置操作
    部が操作された際前記クランプ装置を作動させる
    クランプ装置駆動回路と、前記微動送り操作部が
    操作された際前記移動規制検出器が作動されてい
    ないことおよび前記クランプ装置が結合状態にあ
    ることを条件として前記駆動手段を駆動させる第
    1の制御回路と、前記クランプ装置が解放された
    際前記第2の部材が初期相対位置へ復帰する方向
    へかつ前記初期相対位置検出器によつて第2の部
    材が初期相対位置に達したことが検出されるまで
    前記駆動手段を駆動させる第2の制御回路とを含
    むことを特徴とする微動送り装置。 7 特許請求の範囲第5項において、前記制御装
    置は、クランプ装置操作部と、微動送り操作部
    と、警報ランプと、前記クランプ装置操作部が操
    作された際前記クランプ装置を作動させるクラン
    プ装置駆動回路と、前記位置検出器が作動された
    際前記警報ランプを点滅または点灯させる信号判
    別回路と、前記微動送り操作部が操作された際前
    記移動規制検出器が作動されていないことおよび
    前記クランプ装置が結合状態にあることを条件と
    して前記駆動手段を駆動させる第1の制御回路
    と、前記クランプ装置が解放された際前記位置検
    出器が作動されていることを条件として前記第2
    の部材が初期相対位置へ復帰する方向へかつ前記
    初期相対位置検出器によつて第2の部材が初期相
    対位置に達したことが検出されるまで前記駆動手
    段を駆動させる第2の制御回路とを含むことを特
    徴とする微動送り装置。
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GB08415726A GB2146555B (en) 1983-06-24 1984-06-20 Fine feed system
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