JP3513936B2 - 光走査型変位測定装置 - Google Patents

光走査型変位測定装置

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JP3513936B2
JP3513936B2 JP24159994A JP24159994A JP3513936B2 JP 3513936 B2 JP3513936 B2 JP 3513936B2 JP 24159994 A JP24159994 A JP 24159994A JP 24159994 A JP24159994 A JP 24159994A JP 3513936 B2 JP3513936 B2 JP 3513936B2
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淳之 広野
隆康 伊藤
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01BMEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
    • G01B11/00Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques
    • G01B11/24Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques for measuring contours or curvatures

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
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  • Measurement Of Optical Distance (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被測定物の上で光スポ
ットを走査することによって、被測定物において光スポ
ットが形成されている面の凹凸形状を測定する光走査型
変位測定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の光走査型変位測定装置で
は、特開平1−245103号公報等に記載されている
ように、投光スポットを被測定物の上で走査するため
に、投光手段からの光ビームを偏向手段としての走査ミ
ラーで反射させて被測定物に照射する構成を採用してい
た。すなわち、図32に示すように、半導体レーザや発
光ダイオードのような投光素子11と、投光素子11か
らの光を細く絞って光ビームを形成する投光光学系12
とによって投光手段1を構成し、この光ビームを走査ミ
ラー13で偏向させて被測定物10に照射することによ
って、光ビームにより被測定物10の上に形成される投
光スポットを被測定物10の上の一直線上で走査するよ
うになっていた。光ビームの被測定物10の表面での拡
散反射光は受光手段2に受光されることによって被測定
物10までの距離が求められる。すなわち、受光手段2
は受光光学系22と受光素子21とを備え、受光光学系
22を通して投光スポットの像として受光素子21の受
光面に形成される受光スポットの位置が受光素子21の
出力に基づいて検出されることによって、被測定物10
の表面の凹凸形状が測定されるのである。受光素子21
としては受光スポットの位置に応じた出力が得られるP
SDやCCD等の位置検出素子が用いられる。
【0003】図33に示すように、投光手段1からの光
ビームの光軸上での被測定物10の位置がA,B,Cで
あれば、受光素子21の受光面上では受光スポットの位
置はa,b,cになるから、受光素子21の出力に基づ
いて受光スポットの位置を検出すれば、受光光学系22
と走査ミラー13との距離を基線長とする三角測量法に
よって被測定物10までの距離を求めることができるの
である。その結果、図32(a)のように、被測定物1
0について投光スポットが形成される表面に直交し投光
スポットの走査方向を含む面内で、投光スポットの走査
方向をX軸方向とし、X軸方向に直交する方向をZ軸方
向とすれば、図32(b)に示すように、被測定物2の
表面のX軸方向の各位置についてのZ軸方向の位置、す
なわち凹凸形状を測定することができるのである。
【0004】投光スポットがX軸方向のどの位置に形成
されているかは、走査ミラー13の振り角によって知る
ことができるから、走査ミラー13の振り角、すなわち
投光スポットのX軸方向での位置を検出するために、走
査ミラー13で反射された光ビームを定位置に固定され
たハーフミラー14によって2方向に分離して、一方を
被測定物10に照射し、他方をPSDやCCD等の位置
検出素子15に入射させている。したがって、位置検出
素子5の受光面には投光スポットのX軸方向の位置に応
じて移動する光スポットが形成され、この光スポットの
位置に基づいて被測定物10の上での投光スポットのX
軸方向の位置を検出することができるのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うに走査ミラー13を用いて投光スポットを走査する
と、図34に示すように、走査ミラー13によって偏向
された光ビームは1点から出射される形で被測定物10
の上で走査されるから、走査ミラー13の直下の位置以
外では被測定物10の表面の法線方向に対して光ビーム
は斜めに入射することになる。その結果、光ビームの走
査範囲Eの中央部が端部よりも走査ミラー13との距離
を小さくするような突出部分を有した被測定物10で
は、突出部分の影になって光スポットを照射できない部
位が生じることになる。すなわち、光スポットが形成さ
れなければ、Z軸方向の変位ないし距離を測定すること
ができないから、この部位は死角Dになるという問題が
生じる。
【0006】また、光ビームは完全な平行光線ではなく
光ビームのビーム径は走査ミラー13からの距離に応じ
て変化するから、被測定物10の表面が平面であるとき
に、投光スポットが形成される位置ごとに投光スポット
の径が変化することになる。すなわち、被測定物10の
表面の法線方向において走査ミラー13との距離が等し
い場合であっても、場所ごとにビーム径が変化して測定
精度が一定にならないという問題が生じる。
【0007】さらに、受光素子21には1次元の位置検
出素子が用いられ、被測定物10までの距離に応じた受
光スポットの移動方向が受光素子21の受光面の長手方
向に一致するように配置されるのであって、投光スポッ
トを走査すると受光スポットは受光面上で長手方向に直
交する方向に移動するから、視野は受光素子21の有効
幅によって規制されることになる。また上述したよう
に、光ビームが被測定物10の表面に対する傾斜角度が
大きいほど死角Dが形成されやすくなり、しかも走査ミ
ラー13から被測定物10の上に形成される投光スポッ
トまでの距離が大きくなるとビーム径が広がって測定精
度が低下するから、光ビームの走査範囲を大きくとるこ
とはできない。したがって、受光素子21の視野と光ビ
ームの走査範囲との制約によって、測定可能な被測定物
10の大きさに制限が生じるという問題もある。
【0008】また、走査ミラー13からの等距離線は円
弧の一部であるから、受光素子21の出力から距離を求
める際に走査ミラー13の振り角に応じた補正が必要に
なるという問題もある。本発明は上記問題点の解決を目
的とするものであり、死角が形成されないようにすると
ともに、測定精度が場所によって変化することがなく再
現性のよい測定が可能であって、しかも被測定物の大き
さに応じて走査範囲を容易に変更することができるよう
にした光走査型変位測定装置を提供しようとするもので
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、被測
定物に光ビームを照射する投光手段と、被測定物の表面
での光ビームの反射光を受光する受光手段と、受光手段
の検出出力に基づいて被測定物までの距離を求める信号
処理部と、投光手段および受光手段を取り付けた架台を
移動させて被測定物の上で投光スポットを走査する走査
手段とを具備し、架台の位置を含む走査情報を検出する
走査情報検出手段を備える光走査型変位測定装置におい
て、走査情報検出手段は、投光手段から被測定物に照射
される光ビームの一部を架台の進行方向とは所定角度を
なす方向に分岐させるビームスプリッタと、定位置に固
定されビームスプリッタにより分岐された光ビームを受
光するとともに受光面の長手方向が架台の移動方向に直
交し架台の移動に伴う光スポットの移動量に応じた出力
を発生する位置検出手段とから成ることを特徴とする。
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】請求項2の発明は、被測定物に光ビームを
照射する投光手段と、被測定物の表面での光ビームの反
射光を受光する受光手段と、受光手段の検出出力に基づ
いて被測定物までの距離を求める信号処理部と、投光手
段および受光手段を取り付けた架台を移動させて被測定
物の上で投光スポットを走査する走査手段とを具備し、
架台の位置を含む走査情報を検出する走査情報検出手段
を備える光走査型変位測定装置において、走査情報検出
手段は、架台に取り付けられ架台の進行方向に光ビーム
を投光するビーム投光手段と、定位置に固定されビーム
投光手段からの光ビームが照射される拡散反射面を有し
た基準反射物体と、架台に取り付けられ基準反射物体の
拡散反射面に光ビームの照射によって形成される光スポ
ットを受光光学系を通して結像させたスポット像が架台
の移動に伴って移動する量に応じた出力を発生する位置
検出手段とから成ることを特徴とする。
【0018】請求項3の発明は、被測定物に光ビームを
照射する投光手段と、被測定物の表面での光ビームの反
射光を受光する受光手段と、受光手段の検出出力に基づ
いて被測定物までの距離を求める信号処理部と、投光手
段および受光手段を取り付けた架台を移動させて被測定
物の上で投光スポットを走査する走査手段とを具備し、
架台の位置を含む走査情報を検出する走査情報検出手段
を備える光走査型変位測定装置において、走査情報検出
手段は、定位置に固定され架台の進行方向に光ビームを
投光するビーム投光手段と、架台に取り付けられビーム
投光手段からの光ビームが照射される拡散反射面を有し
た基準反射物体と、定位置に固定され基準反射物体の拡
散反射面に光ビームの照射によって形成される光スポッ
トを受光光学系を通して結像させたスポット像が架台の
移動に伴って移動する量に応じた出力を発生する位置検
出手段とから成ることを特徴とする。
【0019】
【作用】本発明の構成によれば、投光手段および受光手
段を架台に取り付け、走査手段で架台を走行させること
によって被測定物の上での投光スポットの位置を走査す
るので、被測定物に対する光ビームの投光方向を一定に
保つことができ、被測定物の表面に対して光ビームを直
交させて照射すれば被測定物の表面に凹凸があっても死
角が形成されることがないのである。すなわち、表面に
段差を有した被測定物であっても測定できない箇所が生
じないのである。また、投光手段と受光手段とを取り付
けた架台を走行させるから、どのような大きさの被測定
物であっても架台の走行範囲を被測定物の寸法に合わせ
て設定するだけで対応することが可能であって、視野を
大きくすることができるのである。しかも、等距離とな
る箇所には同じ条件で光ビームを照射することができて
等距離となる箇所では投光スポットのスポット径が変化
しないから、測定精度が場所によって変化することがな
く再現性のよい測定が可能になるとともに、走査ミラー
を用いる場合のような振り角に応じた距離の補正が不要
になるのである。さらに、架台の位置を含む走査情報を
検出するから、架台の位置に対応付けて被測定物の表面
の凹凸形状を検出できる。
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】とくに、請求項1の発明の構成によれば、
投光手段の被測定物に照射される光ビームの一部を架台
の進行方向とは所定角度をなす方向に分岐させ、定位置
に固定されビームスプリッタにより分岐された光ビーム
を位置検出手段で受光して架台の移動に応じて位置検出
手段から出力を得るのであって、ビーム投光手段が投光
手段と兼用された形になり、部材の共用化によって全体
としての構成が簡単になる。
【0026】また、請求項2、3の発明の構成によれ
ば、架台の進行方向に光ビームを投光するビーム投光手
段を設け、ビーム投光手段からの光ビームが照射される
拡散反射面を有した基準反射物体を設け、さらに基準反
射物体の拡散反射面に光ビームの照射により形成される
光スポットを受光光学系を通して結像させたスポット像
の位置に応じた出力を発生する位置検出手段とを設け、
ビーム投光手段および位置検出手段と基準反射物体との
一方を架台に設け、他方を定位置に固定しているから、
架台の振動などによって架台の進行方向とは異なる方向
の変位があっても、位置検出手段ではほとんど検出され
ることがなく、架台の走査位置について誤差の少ない測
定結果を得ることができる。請求項3の発明の構成によ
れば、基準反射物体を架台に載せるから、ビーム投光手
段および位置検出手段を架台に載せる場合に比較して架
台の重量増加が少なく、架台の移動に要する電力を節約
することができる。
【0027】
【実施例】
(原理)図1に基づいて本発明の原理を説明する。本発
明では、図1(a)に示すように、被測定物10に対し
て光ビームを照射する投光手段1、および被測定物10
の表面での光ビームの拡散反射光を受光して被測定物1
0までの距離に応じた出力を発生する受光手段2とを一
定の位置関係に保つようにして移動自在な架台3に取り
付けている。投光手段1からの光ビームの方向は、被測
定物10の表面の主たる平面の法線方向に略一致させて
ある。受光手段2で検出した情報は信号処理部4に入力
され、被測定物10までの距離が求められる。ここに、
投光手段1と受光手段2とによる変位ないし距離の測定
方式として、以下の各実施例では投光手段1と受光手段
2との距離を基線長とした三角測量法を例示するが、他
に投光手段1からの光ビームを参照光と物体光とに分離
し、物体光を光ビームとして被測定物10に照射し、規
定長の光路を通した参照光と物体光の反射光との干渉を
利用して被測定物10までの距離を求める方式(たとえ
ばヘテロダイン干渉法)を利用することもできる。すな
わち、光ビームを投光し反射光の受光出力で距離を求め
るようにしたアクティブ形の測定方式であれば、どのよ
うなものを用いてもよい。
【0028】架台3は後述する各実施例で示す走査手段
(図示せず)によって移動するのであって、移動量や移
動速度は駆動制御部5により制御される。駆動制御部5
では、走査手段の操作量について入力部6で設定した情
報と、後述する各実施例で示す走査情報検出手段(図示
せず)によって検出した架台3の位置と速度とを含む走
査情報とを用いて走査手段をフィードバック制御する。
信号処理部4には、受光手段2の出力以外に、走査情報
検出手段により検出された架台3についての走査情報も
入力されている。したがって、いま架台3が一直線上を
走行するものとして架台3の移動方向をX軸方向とし、
光ビームの方向をZ軸方向とすれば、信号処理部4で
は、走査情報検出手段から架台3のX軸方向の位置を得
ることができ、かつ受光手段2の出力に基づいてZ軸方
向の情報を得ることができるのである。このようにし
て、図1(b)に示すように、架台3のX軸方向の位置
に対応したZ軸方向の距離ないし変位を求めることがで
きる。また、駆動制御部5では信号処理部4で得たX軸
方向の情報を用いる。
【0029】上述したように、投光手段1と受光手段2
とを架台3に固定し、架台3を走行させることによって
被測定物10の上で投光スポットを走査するから、被測
定物10の主たる平面に直交するように光ビームの方向
を設定しておけば、被測定物10の表面での凹凸にかか
わらず死角はほとんど形成されることがないのである。
また、被測定物10の主たる平面に対してどの位置でも
光ビームを略直交させることができることによって、光
ビームのビーム径が距離によって変化したとしても同距
離ではビーム径を一定に保つことができ、測定精度が場
所によって変化することがないのである。さらに、架台
3の走行範囲を被測定物10に対応させることによって
どのような大きさの被測定物10にも対応することがで
きるのである。
【0030】(参考例1本例 では、図2に示すように、走査手段としてボイスコ
イル型リニア直流モータ30(以下、ボイスコイルモー
タと略称する)を用い、また走査情報検出手段としては
リニアエンコーダ40を用いた例を示す。ボイスコイル
モータ30の固定子は、棒状のセンタヨーク31と、セ
ンタヨーク31の両側に平行に配置された一対のサイド
ヨーク32と、センタヨーク31とサイドヨーク32と
の長手方向の各端部間に挟装されたスタンド33とから
なる日字状のヨークを備え、サイドヨーク32における
センタヨーク31との対向面に永久磁石34を接着剤に
よって固着してある。ここに、サイドヨーク32に対し
てセンタヨーク31は断面積を略2倍に設定してある。
また、永久磁石34は、センタヨーク31との対向面と
サイドヨーク32に固着された面とが異極になるように
着磁され、各センタヨーク31との対向面は同極になる
ように配置されている。一方、ボイスコイルモータ30
の可動子は、センタヨーク31が挿通されたボビン35
を有し、ボビン35にはボビン35内を通る磁力線がセ
ンタヨーク31の長手方向に形成されるようにコイル3
6が巻装されている。また、ボビン35はセンタヨーク
31の長手方向に走行自在となるように寸法が設定され
ている。このボビン35は、アルミニウムもしくは合成
樹脂によって形成されており、アルミニウムを用いたボ
ビン35では表面をアルマイト処理等でコイル36との
絶縁を行ない、かつコイル36を巻装する方向に直交す
るようにスリットを形成して渦電流が流れにくくなるよ
うにしてある。
【0031】上記構成のボイスコイルモータ30では、
永久磁石34におけるセンタヨーク31との対向面がN
極であるとすると、図3に矢印で示すように永久磁石3
4−センタヨーク31−スタンド33−サイドヨーク3
2−永久磁石34という経路で磁束が流れる。したがっ
て、コイル36には永久磁石34とセンタヨーク31と
の間の隙間で磁束が通過することになる。いま、コイル
36に直流電流を通電したとして、電流をI、磁束密度
をB、磁束を切るコイル36の電線の長さをLとする
と、コイル36には、F=B×I×Lとなる力Fが作用
してコイル36をセンタヨーク31の長手方向に走行さ
せることになる。また、コイル36の走行の向きは通電
方向に応じて反転する。
【0032】ところで、コイルボビン35には、図4に
示すように、投光手段1と受光手段2とを保持した架台
3が固定ねじ45を用いて固定される。また、この架台
3は取付ねじ46によってリニアガイド37に固定され
る。リニアガイド37はセンタヨーク31と平行なレー
ル38に沿って滑らかに走行するようにレール38に装
着されており、架台3の走行を案内することによって架
台3をがたつきなく走行させるようにしている。投光手
段1と受光手段2とはレール38の両側に位置するよう
に架台3に取り付けられている。ここに、リニアガイド
37とレール38とを用いる代わりに、リニアボールベ
アリング、リニアローラベアリング、リニアボールブッ
シュなどを用いてもよい。
【0033】投光手段1は、図5に示すように、半導体
レーザもしくは発光ダイオードを用いた投光素子11
と、投光光学系12とからなり、被測定物10に対して
光ビームを照射して投光スポットを形成する。また、受
光手段2は、PSDよりなる受光素子21と、受光素子
21の受光面に投光スポットを結像させる受光光学系2
2とからなる。投光手段1からの光ビームは被測定物1
0の主たる平面に略直交するように照射され、かつ投光
手段1と受光手段2とは、図6に示すように、架台3の
走行方向(矢印で示す)とは略直交する面内に投光光学
系12と受光光学系22との光軸が含まれるように配置
されている。
【0034】投光素子11(ここでは半導体レーザを用
いている)には、図7に示すように、発振回路51のク
ロックパルスに応じて変調信号を発生する変調回路52
の出力が、投光回路53によって投光素子11の駆動に
適した信号に整えられて供給されるのであって、投光素
子11からは変調された光ビームが送出される。すなわ
ち、発振回路51から出力されるクロックパルスにより
投光タイミングが設定される。
【0035】一方、受光素子21からは2つの電流信号
が出力されるのであって、総受光量が一定であるとすれ
ば、両電流信号の大きさの差は受光素子21の受光面上
での受光スポットの位置に対応する。受光素子21から
出力される両電流信号は、それぞれI/V変換回路61
a,61bにおいて電圧信号に変換され、ハイパスフィ
ルタ62a,62bに通されることによって変調回路5
2で変調された高周波成分が抽出される。ハイパスフィ
ルタ62a,62bの出力は検波回路63a,63bに
よってクロックパルスに同期させて同期検波され、検波
出力からローパスフィルタ64a,64bで低周波成分
が抽出される。ローパスフィルタ64a,64bの出力
は、受光素子21の各電流信号の大きさにそれぞれ比例
した値の電圧信号になる。
【0036】受光素子21の出力によって距離を求める
演算については、従来周知であるから詳述しないが、
では、受光素子21での総受光量が一定であれば受光
素子21の両電流出力の差が距離に対応し、また、受光
素子21で受光する全光量は両電流出力の和であって両
電流信号の差を和で除算すれば総受光量が一定という条
件を満たすことになることを利用している。すなわち、
両ローパスフィルタ64a,64bの出力を加算器65
と減算器66とに入力してローパスフィルタ64a,6
4bの出力の和と差とを求め、加算器65と減算器66
との出力を割算器67に入力して減算器66の出力を加
算器65の出力で除算しているのである。この処理によ
って割算器67の出力は受光素子21の受光面の上での
受光スポットの重心位置に対応した値になる。受光素子
21の受光面での受光スポットの位置が特定できれば、
投光手段1と受光手段2との間の基線長を用いて三角測
量法を適用することによって、被測定物10までの距離
を求めることができるのである。割算器67の出力値は
A/D変換器68でディジタル信号の測距信号に変換さ
れ、マイクロコンピュータ等を用いた演算処理によって
被測定物10までの距離が求められるのである。
【0037】走査情報検出手段として用いるリニアエン
コーダ40は、図2に示すように、コードパターンが形
成されたリニアスケール41と、リニアガイド37に固
着されていてリニアスケール41のコードパターンを光
学的もしくは磁気的に検出する検出ヘッド42とからな
り、検出ヘッド42でのコードパターンの読み取りによ
って、架台3の位置を検出することができるようになっ
ている。ここに、リニアエンコーダ40としては絶対位
置を直接読み取ることができるものが望ましい。
【0038】リニアエンコーダ40で検出した架台3の
走行方向(すなわち、X軸方向)における位置は信号処
理部4に入力され、受光素子21の出力に基づいて求め
たZ軸方向の位置と対応付けて出力される。さらに、X
軸方向における位置は、駆動制御部5におけるフィード
バック制御にも用いられる。すなわち、駆動制御部5
は、図8に示すように、架台3のX軸方向における位置
を指示する位置指定信号に対して信号処理部4で求めた
X軸方向の架台3の位置の誤差を求める減算器71を備
え、減算器71で求めた誤差を誤差増幅器72で増幅し
てボイスコイルモータ30のコイル36への通電電流を
決定する。ここにおいて、通常は架台3をレール38に
沿って往復移動させるから、位置指定信号としては往復
移動を指示できるように、正弦波、三角波、矩形波、台
形波などの極性が反転しかつ対称性を有するような信号
が用いられる。また、入力部6からの指定値を一定値と
すれば、架台3を特定の位置に固定することもできる。
【0039】(参考例2参考例1 では駆動制御部4において架台3の位置のみを
考慮して比例制御を行なっていたが、本例は駆動制御部
4において架台3の位置に加えて移動速度も考慮してコ
イル36への通電電流を決定するようにした例を示す。
すなわち、本例の駆動制御部4は、図9に示すように、
微分器73を設けX軸方向における架台3の位置を時間
に関して微分することで架台3の移動速度に対応する値
を求め、図8に示した回路構成の出力に対する微分器7
3の出力の誤差を減算器74で求め、減算器74の出力
を誤差増幅器75で増幅した出力をコイル36への通電
電流としているのである。
【0040】図9に示すように、駆動制御部4において
比例制御に加えて微分制御を行なうことによって、架台
3の移動速度に変化が生じたときに減算器74の出力が
大きくなり、結果的に架台3の移動速度の変化時におけ
る応答性が向上するのである。他の構成および動作は
考例1と同様である。 (参考例3本例 では、図10に示すように、駆動制御部4において
架台3の移動速度に関するフィードフォワード制御を行
なうものであって、図9に示した参考例2の構成につい
て、位置指定信号を時間に関して微分する微分器76
と、誤差増幅器72の出力に微分器76の出力を加算す
る加算器77とを追加し、かつ減算器74では加算器7
7の出力と微分器73の出力との誤差を出力するように
構成してある。
【0041】したがって、この構成では架台3の移動速
度が変化したときに減算器74の出力が大きくなるのは
もちろんのこと、入力部6からの位置指定信号での指定
により移動速度が変化した場合も減算器74の出力が大
きくなるのであって、結果的に応答性が向上するのであ
る。他の構成および動作は参考例1と同様である。 (参考例4本例 は、図11に示すように、駆動制御部4において架
台3の移動速度に関するフィードフォワード制御を行な
うものであって、図10に示した参考例3の構成につい
て、位置指定信号を時間に関して微分する微分器76の
出力をさらに時間について微分する微分器78と、誤差
増幅器75の出力に微分器78の出力を加算する加算器
79とを付加した構成を有している。すなわち、微分器
78の出力は位置指定信号の時間に関する2階微分値で
あって、加速度に相当する量になる。したがって、速度
の時間変化点を加味したフィードフォワード制御にな
り、応答性がさらに高まることになる。他の構成および
動作は参考例1と同様である。
【0042】(参考例5本例 では、走査手段としてボイスコイルモータ30に代
えてリニアパルスモータ(ステップモータ)80を用い
た例を示す。本例で用いるリニアパルスモータ80はリ
ラクタンス形であって、図12に示すように、架台3の
走行方向に多数の磁極歯83が突設された固定子81
と、磁極歯83の並ぶ方向に移動自在となるようにレー
ル等で支持された磁性体の可動子82とを備えている。
各磁極歯83にはそれぞれコイル84が巻装されてお
り、可動子82は磁極歯83の間隔とはややずれた間隔
の少なくとも一対の突磁極85を備えている。
【0043】このような構成のリニアパルスモータ80
のコイル84を励磁する方式は各種方式が知られている
が、図12に示すように可動子82の突磁極85が磁極
歯83の間隔の2倍からややずれて設定されている場合
には、たとえば1つおきの磁極歯83に巻装されたコイ
ル84に同時に通電して励磁し、次には励磁した磁極歯
83に隣合う磁極歯83に巻装されたコイル84に同時
に通電するという動作を交互に繰り返すようにすればよ
い。すなわち、図12における磁極歯83を左から順に
α,β,γ,δとすれば、α,γの励磁−β,δの励磁
−α,γの励磁……という動作を繰り返せば、固定子8
1に進行磁界が形成されて可動子82が走行することに
なる。ここで、リニアパルスモータ80は入力されたパ
ルス数だけ磁極歯83の励磁動作が繰り返されるように
制御されるから、入力パルス数と可動子82の移動量と
は一対一の対応関係がある。したがって、参考例1のよ
うにリニアエンコーダ40を用いる必要がなく、パルス
数でX軸方向の位置を知ることができる。すなわち、開
ループ制御で架台3の位置を指定することができるので
ある。また、参考例2、3、4のように、X軸方向の位
置の時間に関する微分値を用いて制御する場合には、単
位時間あたりのパルス数(入力パルスの周波数)を速度
に代えて用いることによって、応答性を向上させること
ができる。他の構成および動作は参考例1と同様であ
る。
【0044】(参考例6本例 では、走行手段として永久磁石形のリニアパルスモ
ータを用いた例を示す。すなわち、リニアパルスモータ
80は、図13に示すように、参考例5に示したリニア
パルスモータ80と同様の固定子81を備え、可動子8
2について突磁極85に代えて永久磁石86を設けた構
成になっている。このような構成のリニアパルスモータ
80も参考例5のものと同様に動作し、入力パルス数に
よって可動子82のX軸方向の位置を特定できるのであ
る。他の構成および動作は参考例5と同様である。
【0045】(参考例7本例 は、走行手段に関する別例であって、図14に示す
ように、駆動源として正逆に回転するモータ91を用い
るとともに、架台3が取り付けられていてモータ91の
回転によって架台3をレール38に沿って直線移動させ
るベルト92とを用いている。モータ91の出力軸には
プーリ93が取り付けられ、モータ91とはレール38
の長手方向に離間して回動自在に配設されているプーリ
94と上記プーリ93との間にベルト92が懸け渡され
ている。また、架台3は両プーリ93,94の間でベル
ト92に固定されている。したがって、モータ91が回
動すれば架台3はレール38に沿って移動することにな
る。
【0046】モータ91としてはサーボモータを用いて
おり、出力軸にロータリエンコーダ95を結合すること
によってモータ91の回転角に対応付けてX軸方向(レ
ール38に沿う方向)での架台3の位置を検出できるよ
うになっている。すなわち、本例ではロータリエンコー
ダ95の出力によって、参考例1と同様にX軸方向にお
ける架台3の位置をフィードバック制御するようになっ
ている。
【0047】すなわち、図15に示すように、入力部6
からの指示によりパルス列発生部101から出力された
パルス数をロータリエンコーダ95から出力されるパル
ス数と偏差カウンタ102で比較し、パルス数の偏差の
計数値をD/A変換器103でアナログ信号に変換し、
このアナログ信号をサーボアンプ104で増幅すること
によってモータ91をフィードバック制御するのであ
る。
【0048】モータ91としてはパルスモータ(ステッ
プモータ)を用いることもでき、その場合にはロータリ
エンコーダ95は設けなくてもよく、モータ91の回転
角を入力パルス数に置き換えることによって開ループ制
御で架台3の位置を認識することができる。すなわち、
図16に示すように、入力部6からの指示によりパルス
列発生部101から出力された個数のパルスをモータ9
1に与えるだけで、モータ91を所望の回転角だけ回転
させることができるのである。他の構成は参考例1と同
様であるから説明を省略する。
【0049】(参考例8本例 は、走行手段に関するさらに別例であって、図17
に示すように、レール38の長手方向に略平行に配置し
たボールねじ96に架台3を螺合させ、ボールねじ96
を駆動源としての正逆に回転するモータ91によって回
動させるようにしたものである。モータ91の出力軸に
はギア97が取り付けられ、ボールねじ96の一端に取
り付けたギア98にギア97が噛合することによって、
モータ91の回転力がボールねじ96に伝達される。こ
こに、ボールねじ96の両端部は定位置に固定された軸
受99によって支承されている。したがって、モータ9
1を回動させれば、ボールねじ96の回転に伴って架台
3がレール38に沿うように移動するのである。モータ
91には参考例7と同様にサーボモータを用いており、
モータ91の出力軸の回転角はロータリエンコーダ95
により検出される。したがって、ロータリエンコーダ9
5の出力によってX軸方向における架台3の位置を検出
することができ、この出力を用いて架台3の位置がフィ
ードバック制御される。また、モータ91としてはパル
スモータを用いることもでき、その場合にはロータリエ
ンコーダ95を用いずに架台3の位置を開ループ制御す
ることが可能である。他の構成および動作は参考例1
同様である。
【0050】(参考例9本例 は、走査情報検出手段に関する別例を示すものであ
って、参考例1などではエンコーダ40を用いていたの
に対して、本例では、図18に示すように、架台3の移
動方向(X軸方向)に対して所定角度θをなす方向に光
ビームを投光するビーム投光手段7と、ビーム投光手段
7からの光ビームを受光するように定位置に固定された
位置検出手段8とにより走査情報検出手段を実現してい
るものである。ビーム投光手段7は、半導体レーザや発
光ダイオードよりなる投光素子111と、投光素子11
1から出力された光により光ビームを形成する投光光学
系112(図19参照)とからなる。また、位置検出手
段8は、PSDやCCDのように受光面に形成される光
スポットの1次元の位置情報に対応した出力を発生する
受光素子113よりなる。受光素子113は、ビーム投
光手段7の光軸(光ビームの方向)とX軸(架台3の移
動方向)とを含む面内で、受光面の長手方向がX軸に直
交するように配置してある。したがって、架台3が距離
Xだけ移動すれば、図19に示すように、ビーム投光手
段7によって受光素子113の受光面に形成される光ス
ポットの位置が、受光素子113の受光面上でX sinθ
だけ移動することになり、受光素子113の出力によっ
て架台3の位置を検出できることになる。
【0051】ビーム投光手段7および位置検出手段8に
関する回路構成は、投光手段1と受光手段2との回路構
成と同様であって、図20に示すように、投光素子11
1には、発振回路121のクロックパルスに応じて変調
回路122から出力される変調信号が投光回路123を
通して供給され、投光素子111からは変調された光ビ
ームが送出される。一方、受光素子(ここでは、PSD
を用いている)113からは2つの電流信号が出力さ
れ、各電流信号はそれぞれI/V変換回路124a,1
24bにおいて電圧信号に変換され、ハイパスフィルタ
125a,125bに通されることによって変調回路1
22で変調された高周波成分が抽出される。ハイパスフ
ィルタ125a,125bの出力は検波回路126a,
126bによってクロックパルスに同期させて同期検波
され、検波出力からローパスフィルタ127a,127
bで低周波成分が抽出される。ローパスフィルタ127
a,127bの出力は、受光素子113の各電流信号の
大きさにそれぞれ比例した値の電圧信号になる。
【0052】両ローパスフィルタ127a,127bの
出力は加算器128と減算器129とに入力されてロー
パスフィルタ127a,127bの出力の和と差とが求
められ、割算器130において減算器129の出力が加
算器128の出力で除算される。この割算器130の出
力はA/D変換器131によってディジタル信号に変換
され、架台3のX軸方向の位置に対応した走査情報とし
ての走査位置信号が得られるのである。
【0053】上述のようにして得られた走査位置信号
は、駆動制御部5に入力されて入力部6からの位置指定
信号と比較され、走査手段としてのボイスコイルモータ
30やモータ91がフィードバック制御されるのであ
る。他の構成および動作は参考例1と同様である。 (参考例10本例 は、図21に示すように、参考例9におけるビーム
投光手段7と位置検出手段8との位置関係を逆にしたも
のである。すなわち、ビーム投光手段7を定位置に固定
し、位置検出手段8を架台3に取り付けているのであ
る。ビーム投光手段7の光軸は架台3の移動方向(X軸
方向)に対して所定角度θをなし、位置検出手段8の受
光素子113はビーム投光手段7からの光ビームを受光
できる位置であって、受光面がビーム投光手段7の光軸
とX軸とを含む面内でX軸に直交するように配置され
る。
【0054】動作については参考例9と同様であって、
図22に示すように、架台3が距離Xだけ移動すれば、
受光素子113の受光面に形成されている光スポットの
移動量は、X sinθになる。このように光スポットの位
置が架台3の位置に対応しているから、参考例9と同様
にして走査情報を得ることができるのである。他の構成
および動作は参考例9と同様である。
【0055】参考例9、参考例10では、受光素子11
3の受光面に形成される光スポットの重心位置に対応し
た位置を検出するから、受光素子113の受光面に形成
される光スポットの径が受光素子113の受光面の幅よ
りも大きい場合でも架台3の位置を検出することが可能
である。すなわち、投光光学系112については必要に
応じて用いればよいのであって、不要であれば用いなく
てもよい。
【0056】(実施例1) 本実施例は、図23、図24に示すように、参考例9
構成におけるビーム投光手段7に用いる投光素子111
を、投光手段1に用いる投光素子11で兼用する構成と
したものであって、投光素子11からの光ビームをビー
ムスプリッタ114を用いることによって2方向に分離
し、一方を被測定物10に投光し他方を位置検出手段と
しての受光素子113に投光するようになっている。こ
こに、ビームスプリッタ114としてはハーフミラーな
どを用いることができる。
【0057】測定原理については、参考例9と同様であ
って、図25に示すように、架台3を移動させることに
よってZ軸方向の変位を検出するための光ビームを被測
定物10の各部位に投光することができ、また架台3の
X軸方向の位置を検出するための光ビームを受光素子1
13に投光することができるのである。投光素子111
および投光光学系112に代えてビームスプリッタ11
4を配置した点以外の構成は参考例9と同様であって、
この構成では、架台3がX軸方向に距離Xだけ移動すれ
ば、受光素子113の受光面上での光スポットの位置
は、X sinθだけ移動することになる。
【0058】投光手段1、受光手段2、ビーム投光手段
7、位置検出手段8に関する回路構成は、図26に示す
通りであって、図7に示した回路構成と図20に示した
回路構成とを合成した形になる。ただし、ビーム投光手
段7の投光素子111を投光手段1の投光素子11で兼
用しているから、1個の投光素子11のみを用いること
になり、また、すべての検波回路63a,63b,12
6a,126bについて発振回路61から出力されるク
ロックパルスに同期しているのである。他の構成および
動作は参考例9と同様である。
【0059】(実施例2) 本実施例は、図27に示すように、実施例1における受
光素子113の受光面を実施例1の位置に対して所定角
度φだけ傾けたものであって、受光素子113がこのよ
うな位置関係で配置されている場合には、架台3が距離
Xだけ移動したときに、受光素子113の受光面での光
スポットの移動距離は、X sinθ× cosφになる。した
がって、受光素子113はX軸方向とビーム投光手段7
の光軸とを含む面内で光ビームを受光できる位置に配置
するのであれば、向きにかかわらず架台3の位置を検出
することが可能である。受光素子113の向きに関する
この条件は、実施例1だけではなく参考例9、参考例1
においても同様である。他の構成は実施例1と同様で
ある。
【0060】(実施例3) 本実施例は、走査情報検出手段に関するさらに別の実施
例を示すものであって、図28に示すように、架台3の
移動方向(X軸方向)に光ビームを投光するビーム投光
手段7と、ビーム投光手段7からの光ビームが照射され
る拡散反射面を有する基準反射物体9と、光ビームの照
射により基準反射物体9の拡散反射面に形成される光ス
ポットを受光光学系を通して結像させたスポット像の位
置を検出する位置検出手段8とにより走査情報検出手段
を実現している。ビーム投光手段7は、参考例9と同様
に、半導体レーザや発光ダイオードよりなる投光素子1
11と、投光素子111から出力された光により光ビー
ムを形成する投光光学系112とからなる。また、位置
検出手段8は、PSDやCCDのように受光面に形成さ
れるスポット像の1次元の位置情報に対応した出力を発
生する受光素子113と、基準反射物体9の拡散反射面
に形成された光スポットを受光素子113の受光面に結
像させてスポット像を形成する受光光学系115とから
なる。ビーム投光手段7および位置検出手段8は架台3
に搭載され、基準反射物体9は架台3とは異なる定位置
に固定されている。ビーム投光手段7と位置検出手段8
とは図28における上下に配置され、受光素子113の
受光面の長手方向は上下方向に一致する。
【0061】上記構成によって、図29に示すように、
架台3が移動するのに伴って受光素子113の受光面に
おいてスポット像が形成される位置が移動し、結果的に
受光素子113の出力によって架台3の位置を検出でき
ることになる。ここで、基準反射物体9の拡散反射面は
X軸方向に直交する必要はなく、光ビームが照射できる
位置であって位置検出手段8の視野に光スポットが形成
される位置であれば、拡散反射面の向きはとくに制約さ
れない。
【0062】ビーム投光手段7および位置検出手段8に
関する回路構成は、参考例9の説明で示した図20と同
様である。すなわち、受光素子113の出力に演算を施
すことによって、架台3のX軸方向の位置に対応した走
査情報としての走査位置信号が得られ、この走査位置信
号を駆動制御部5に入力し、入力部6からの位置指定信
号と比較することにより、走査手段としてのボイスコイ
ルモータ30やモータ91をフィードバック制御するこ
とができるのである。
【0063】本実施例の構成では、光ビームを架台3の
進行方向に一致させているから、位置検出手段8の出力
は他の方向の変位による影響を受けにくく、架台3の振
動などによる誤差の発生が少なくなるのである。他の構
成および動作は参考例9と同様である。 (実施例4) 本実施例は、図30に示すように、ビーム投光手段7お
よび位置検出手段8を定位置に固定し、基準反射物体9
を架台3に取り付けたものであって、ビーム投光手段7
および位置検出手段8と基準反射物体9との位置関係を
実施例3とは逆にしたものである。ビーム投光手段7の
光軸は架台3の移動方向(X軸方向)に一致し、位置検
出手段8は図29においてビーム投光手段7の下方に配
置される。また、位置検出手段8の受光面の長手方向は
上下方向に一致する。
【0064】動作については実施例3と同様であって、
図31に示すように、架台3が移動すれば、受光素子1
13の受光面に形成されるスポット像が移動し、受光素
子113の出力によって架台3の位置を知ることができ
る。すなわち、実施例3と同様に受光素子113の出力
に演算を施すことによって走査情報を得ることができる
のである。他の構成および動作は参考例9と同様であ
る。また、実施例3と同様に、位置検出手段8の出力は
他の方向の変位による影響を受けにくく、架台3の振動
などによる誤差の発生が少なくなる。
【0065】なお、走査情報検出手段には上述したもの
のほか、ポテンショメータなどを用いることも可能であ
る。
【0066】
【発明の効果】請求項1の発明は、投光手段および受光
手段を架台に取り付け、走査手段で架台を走行させるこ
とによって被測定物の上での投光スポットの位置を走査
するので、被測定物に対する光ビームの投光方向を一定
に保つことができ、被測定物の表面に対して光ビームを
直交させて照射すれば被測定物の表面に凹凸があっても
死角が形成されることがないのである。すなわち、表面
に段差を有した被測定物であっても測定できない箇所が
生じないという効果がある。また、投光手段と受光手段
とを取り付けた架台を走行させるから、どのような大き
さの被測定物であっても架台の走行範囲を被測定物の寸
法に合わせて設定するだけで対応することが可能であっ
て、視野を大きくすることができるという効果がある。
しかも、等距離となる箇所には同じ条件で光ビームを照
射することができて等距離となる箇所では投光スポット
のスポット径が変化しないから、測定精度が場所によっ
て変化することがなく再現性のよい測定が可能になると
ともに、走査ミラーを用いる場合のような振り角に応じ
た距離の補正が不要になるという効果がある。さらに、
架台の位置を含む走査情報を検出するから、架台の位置
に対応付けて被測定物の表面の凹凸形状を検出できる。
【0067】
【0068】
【0069】
【0070】
【0071】
【0072】とくに、請求項1の発明は、投光手段の被
測定物に照射される光ビームの一部を架台の進行方向と
は所定角度をなす方向に分岐させ、定位置に固定されビ
ームスプリッタにより分岐された光ビームを位置検出手
段で受光して架台の移動に応じて位置検出手段から出力
を得るのであって、ビーム投光手段が投光手段と兼用さ
れた形になり、部材の共用化によって全体としての構成
が簡単になる。
【0073】また、請求項2、3の発明は、架台の進行
方向に光ビームを投光するビーム投光手段を設け、ビー
ム投光手段からの光ビームが照射される拡散反射面を有
した基準反射物体を設け、さらに基準反射物体の拡散反
射面に光ビームの照射により形成される光スポットを受
光光学系を通して結像させたスポット像の位置に応じた
出力を発生する位置検出手段とを設け、ビーム投光手段
および位置検出手段と基準反射物体との一方を架台に設
け、他方を定位置に固定しているから、架台の振動など
によって架台の進行方向とは異なる方向の変位があって
も、位置検出手段ではほとんど検出されることがなく、
架台の走査位置について誤差の少ない測定結果を得るこ
とができるという利点がある。とくに、請求項3の発明
では、基準反射物体を架台に載せるから、ビーム投光手
段および位置検出手段を架台に載せる場合に比較して架
台の重量増加が少なく、架台の移動に要する電力を節約
することができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】基本構成を示し、(a)は斜視図、(b)は測
定結果を示す図である。
【図2】参考例1を示す斜視図である。
【図3】参考例1に用いるボイスコイル型リニア直流モ
ータの原理説明図である。
【図4】参考例1の要部の分解斜視図である。
【図5】参考例1の要部の概略構成図である。
【図6】参考例1の要部の概略斜視図である。
【図7】参考例1における変位測定のための回路部分の
ブロック図である。
【図8】参考例1における駆動制御部のブロック図であ
る。
【図9】参考例2における駆動制御部のブロック図であ
る。
【図10】参考例3における駆動制御部のブロック図で
ある。
【図11】参考例4における駆動制御部のブロック図で
ある。
【図12】参考例5に用いるリニアパルスモータの要部
の概略構成図である。
【図13】参考例6に用いるリニアパルスモータの要部
の概略構成図である。
【図14】参考例7に用いる走査手段を示す斜視図であ
る。
【図15】参考例7、参考例8における走査手段の制御
系を示すブロック図である。
【図16】参考例7、参考例8においてパルスモータを
用いた場合の走査手段の制御系を示すブロック図であ
る。
【図17】参考例8に用いる走査手段を示す側面図であ
る。
【図18】参考例9の要部の概略斜視図である。
【図19】参考例9の原理説明図である。
【図20】参考例9における架台の位置検出のための回
路部分のブロック図である。
【図21】参考例10の要部の概略斜視図である。
【図22】参考例10の原理説明図である。
【図23】実施例1を示す斜視図である。
【図24】実施例1の概略構成図である。
【図25】実施例1の原理説明図である。
【図26】実施例1における回路部分のブロック図であ
る。
【図27】実施例2の原理説明図である。
【図28】実施例3を示す概略構成図である。
【図29】実施例3の動作説明図である。
【図30】実施例4を示す概略構成図である。
【図31】実施例4の動作説明図である。
【図32】従来例を示し、(a)は概略構成図、(b)
は測定結果を示す図である。
【図33】従来例の原理説明図である。
【図34】従来例の問題点を示す図である。
【符号の説明】
1 投光手段 2 受光手段 3 架台 4 信号処理部 5 駆動制御部 6 入力部 7 ビーム投光手段 8 位置検出手段 9 基準反射物体 10 被測定物 30 ボイスコイル型リニア直流モータ 40 リニアエンコーダ 73 微分器 76 微分器 78 微分器 80 リニアパルスモータ 91 モータ 92 ベルト 95 ロータリエンコーダ 96 ボールねじ 111 投光素子 112 投光光学系 113 受光素子 114 ビームスプリッタ 115 受光光学系
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−364411(JP,A) 特開 昭61−89503(JP,A) 特開 昭63−52683(JP,A) 特開 昭56−98722(JP,A) 特開 昭55−152410(JP,A) 特開 昭55−28600(JP,A) 特開 平5−234096(JP,A) 特開 平4−372725(JP,A) 特開 平4−141834(JP,A) 実開 平4−3307(JP,U) 実開 平3−1780(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01B 11/00 - 21/30 G01B 5/00 - 5/30 G01C 3/06 G11B 7/08

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定物に光ビームを照射する投光手段
    と、被測定物の表面での光ビームの反射光を受光する受
    光手段と、受光手段の検出出力に基づいて被測定物まで
    の距離を求める信号処理部と、投光手段および受光手段
    を取り付けた架台を移動させて被測定物の上で投光スポ
    ットを走査する走査手段とを具備し、架台の位置を含む
    走査情報を検出する走査情報検出手段を備える光走査型
    変位測定装置において、走査情報検出手段は、投光手段
    から被測定物に照射される光ビームの一部を架台の進行
    方向とは所定角度をなす方向に分岐させるビームスプリ
    ッタと、定位置に固定されビームスプリッタにより分岐
    された光ビームを受光するとともに受光面の長手方向が
    架台の移動方向に直交し架台の移動に伴う光スポットの
    移動量に応じた出力を発生する位置検出手段とから成る
    ことを特徴とする光走査型変位測定装置。
  2. 【請求項2】 被測定物に光ビームを照射する投光手段
    と、被測定物の表面での光ビームの反射光を受光する受
    光手段と、受光手段の検出出力に基づいて被測定物まで
    の距離を求める信号処理部と、投光手段および受光手段
    を取り付けた架台を移動させて被測定物の上で投光スポ
    ットを走査する走査手段とを具備し、架台の位置を含む
    走査情報を検出する走査情報検出手段を備える光走査型
    変位測定装置において、走査情報検出手段は、架台に取
    り付けられ架台の進行方向に光ビームを投光するビーム
    投光手段と、定位置に固定されビーム投光手段からの光
    ビームが照射される拡散反射面を有した基準反射物体
    と、架台に取り付けられ基準反射物体の拡散反射面に光
    ビームの照射によって形成される光スポットを受光光学
    系を通して結像させたスポット像が架台の移動に伴って
    移動する量に応じた出力を発生する位置検出手段とから
    成ることを特徴とする光走査型変位測定装置。
  3. 【請求項3】 被測定物に光ビームを照射する投光手段
    と、被測定物の表面での光ビームの反射光を受光する受
    光手段と、受光手段の検出出力に基づいて被測定物まで
    の距離を求める信号処理部と、投光手段および受光手段
    を取り付けた架台を移動させて被測定物の上で投光スポ
    ットを走査する走査手段とを具備し、架台の位置を含む
    走査情報を検出する走査情報検出手段を備える光走査型
    変位測 定装置において、走査情報検出手段は、定位置に
    固定され架台の進行方向に光ビームを投光するビーム投
    光手段と、架台に取り付けられビーム投光手段からの光
    ビームが照射される拡散反射面を有した基準反射物体
    と、定位置に固定され基準反射物体の拡散反射面に光ビ
    ームの照射によって形成される光スポットを受光光学系
    を通して結像させたスポット像が架台の移動に伴って移
    動する量に応じた出力を発生する位置検出手段とから成
    ることを特徴とする光走査型変位測定装置。
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