JPH0255581B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0255581B2
JPH0255581B2 JP58245898A JP24589883A JPH0255581B2 JP H0255581 B2 JPH0255581 B2 JP H0255581B2 JP 58245898 A JP58245898 A JP 58245898A JP 24589883 A JP24589883 A JP 24589883A JP H0255581 B2 JPH0255581 B2 JP H0255581B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flooring
materials
flooring material
synthetic resin
polyvinyl chloride
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP58245898A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60141943A (ja
Inventor
Takashi Butsuta
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takiron Co Ltd
Original Assignee
Takiron Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Takiron Co Ltd filed Critical Takiron Co Ltd
Priority to JP24589883A priority Critical patent/JPS60141943A/ja
Publication of JPS60141943A publication Critical patent/JPS60141943A/ja
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  • Panels For Use In Building Construction (AREA)
  • Floor Finish (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は室内床面や廊下等に敷く床材に関す
る。
この種の床材には一般的に、気温変化や暖冷房
等による温度変化によつて余り伸縮しない性質と
煙草の火が落ちても直ちに焼けることのない性質
が要求される。前者は寸法安定性、後者は耐シガ
レツト性といわれている。しかしなら、ポリ塩化
ビニルのような合成樹脂材料に可塑剤、安定剤、
顔料または染料等の必要な副材料を配合して成形
することによつて得られる床材にあつては上記し
た寸法安定性及び耐シガレツト性に満足のいくも
のが得られない。
そこで従来は、上記した副材料のほかに炭酸カ
ルシウム等の無機物を所定比率で配合したポリ塩
化ビニルのような合成樹脂材料を成形することに
よつて寸法安定性及び耐シガレツト性を備えた床
材を得ていた。この場合、炭酸カルシウムは充て
ん材として配合されているが、周知のように炭酸
カルシウムは白色不透明であるから炭酸カルシウ
ムを配合した床材はその透明性が阻害される。一
般に、合成樹脂材料としてポリ塩化ビニルを使用
する場合、満足のいく寸法安定性及び耐シガレツ
ト性を備えた床材を得るためには、ポリ塩化ビニ
ル100部に対して炭酸カルシウムを50部以上添加
することが必要であり、炭酸カルシウムをこの程
度配合すると床材は不透明なものとなる。
他方、床材を室内床面や廊下等に敷く理由の一
つとして住環境を改善することも掲げられるか
ら、床材を着色することによつて発揮される装飾
効果は当然に期待されるところがでる。そのため
上述したように幅材料として各種の色を呈する顔
料が配合されるのである。
しかしながら、従来の床材は、上述したように
充てん材として炭酸カルシウムを多量に含む不透
明なものであつたため、該床材が所定の色に着色
されているとしてもその色調に深みあるいは奥行
きがなく平面的な感じを与えるに過ぎないもので
あつた。いい換えれば、従来の床材は見た感じが
平坦で立体感がなく、重量感あるいは重厚感に欠
けるという事実がある。
そこで従来の床材が持つ色調に立体感・重厚感
を付与する手段として該床材の表面に大きな凹凸
を付ける方法があるが、床材に凹凸を付けるとそ
の凹部にごみがたまりやすくなるという問題があ
る。
本発明は、表面に凹凸部分が無いか又は小さい
にもかかわらず色調に立体感があり、重量感ある
いは重厚感を感じさせることのできる上、満足の
いく寸法安定性及び耐シガレツト性を備える従来
にはなかつた床材を提供することを目的とするも
のであり、その特徴は、透明性のある無機質充て
ん材が配合されたポリ塩化ビニル等の透明性を有
する着色された合成樹脂材料を成形してなる点に
ある。ここで、透明性を有する着色された合成樹
脂材料とは、無色の透明性を有する合成樹脂材料
と光非透過性の顔料で着色された合成樹脂材料を
除く趣旨である。
本発明において、合成樹脂材料としてはポリ塩
化ビニルのほか、従来より床材成形材料として使
用されている公知の合成樹脂を使用することがで
きる。また副材料としての安定剤についても従来
から使用されている公知のものを使用することが
できる。同じく副材料としての顔料または染料に
ついては従来から使用されている公知のものを使
用することができるが、その中でも、チタン系顔
料のように光非透過性を有して隠蔽作用を奏する
ものの使用は不可である。ただし、このよううな
光非透過性の顔料を床材の着色用としてではなく
散点模様等の現出させるために使用することは可
能である。
次に本発明において、無機質充てん材としては
石英、炭酸マグネシウム、長石その他の透明性の
あるものを使用することができる。長石の場合は
特に透明性の良好なカナダ産の長石を使用すると
好適な結果が得られる。無機質充てん材は床材に
要求される寸法安定性及び耐シガレツト性を確保
するのに必要な量を合成樹脂材料に配合する。そ
の配合比率は、合成樹脂材料としてポリ塩化ビニ
ルを使用する場合、ポリ塩化ビニル100部に対し
て50部以上である。
本発明による床材は、ポリ塩化ビニル等の合成
樹脂材料に配合される無機質充てん材として、従
来使用されていた不透明な炭酸カルシウムを使用
せず、石英、炭酸マグネシウム、長石その他の透
明性のある無機質材料を使用することによつて満
足のいく寸法安定性及び耐シガレツト性を確保す
るものであるので、無機質充てん材によつてその
透明性が完全に阻害されてしまうことはない。し
たがつて、床材が顔料の配合によつて所定の色に
着色されている場合には、床材の表面の色のみで
なく合成樹脂材料層の内部の色が重畳して視誌さ
れるようになり、色調に深みや立体感を生じ、重
量感あるいは重厚感が感じられるようになる。ま
た、床材の透明性は無機質充てん材の種類や配合
比率を変えることによつて増減できるので、その
ようにすることによつて上述した色調の立体感、
重量感あるいは重厚感を変化させることも可能で
ある。以上より本発明は床材の高級化指向にも適
うものである。
以下、実施例を記す。
実施例 1 ポリ塩化ビニル100部に対し安定剤3〜4部及
び光の隠蔽作用を奏しない顔料を徴量配合すると
ともに、無機質充てん材としてカナダ産の長石
100部を配合したものを粒状に成形し、これを押
出機を通してシート状に成形し、その後所定の工
程を経て床材に成形した。
こうして得られた床材は実使用において満足の
いく寸法安定性及び耐シガレツト性を有するもの
であつた。また、その色調を観察した結果、配合
されている顔料によつて呈される色調を帯び、か
つその色調は、床材が不透明である場合には視認
できないような深み乃至奥行きのある立体感を示
し、重量感あるいは重厚感にも優れたものであつ
た。
実施例 2 実施例1と同一配合組成を有する粒状の材料を
押出機を通してシート状に成形し、これを粉粋し
て粉体とする一方、同一手順で得た色ちがいの粉
体を混合して溶融し、所定のプレス工程を経て床
材を得た。
こうして得られた床材においても実使用におい
て満足のいく寸法安定性及び耐シガレツト性を有
するものであつた。またその色調を観察した結
果、異なる色どうしが重畳した深みのある色調が
感じられ、しかもその深みが床材の各部において
徴妙に異なるような重厚感のあるものであつた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 透明性のある無機質充てん材が配合されたポ
    リ塩化ビニル樹脂等の透明性を有する着色された
    合成樹脂材料を成形してなる床材。
JP24589883A 1983-12-29 1983-12-29 床材 Granted JPS60141943A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24589883A JPS60141943A (ja) 1983-12-29 1983-12-29 床材

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JP24589883A JPS60141943A (ja) 1983-12-29 1983-12-29 床材

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JPS60141943A JPS60141943A (ja) 1985-07-27
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0721242B2 (ja) * 1989-03-08 1995-03-08 日東紡績株式会社 透明スルーチップ系タイル

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49122121A (ja) * 1973-03-22 1974-11-21
JPS6043568A (ja) * 1983-08-22 1985-03-08 富双合成株式会社 耐焦性を有する床材

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53159623U (ja) * 1977-05-21 1978-12-14

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JPS60141943A (ja) 1985-07-27

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