JPH0721242B2 - 透明スルーチップ系タイル - Google Patents
透明スルーチップ系タイルInfo
- Publication number
- JPH0721242B2 JPH0721242B2 JP1053725A JP5372589A JPH0721242B2 JP H0721242 B2 JPH0721242 B2 JP H0721242B2 JP 1053725 A JP1053725 A JP 1053725A JP 5372589 A JP5372589 A JP 5372589A JP H0721242 B2 JPH0721242 B2 JP H0721242B2
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- Japan
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- transparent
- chip
- tile
- colored
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は透明感のあるスルーチップ系タイルに関する。
[従来の技術] 従来のスルーチップ系タイルには通常充填材として炭酸
カルシウムが用いられている。
カルシウムが用いられている。
[発明が解決しようとする課題] このため従来のスルーチップ系タイルは不透明でありま
た模様を付けるため他の着色したスルーチップを混入し
ても優れた透明感のある模様はえられない課題がある。
た模様を付けるため他の着色したスルーチップを混入し
ても優れた透明感のある模様はえられない課題がある。
[課題を解決するための手段] 前記課題は本発明によるスルーチップの全組成成分中に
透明樹脂10〜40重量%,透明樹脂と近似の屈折率を持つ
無機フィラー40〜90重量%を含有するスルーチップを少
なくとも10重量%以上ランダムに配合せしめることによ
り解決される。本発明の透明スルーチップ系タイルの製
造には従来のスルーチップ系タイルの製造方法が利用さ
れる。例えば前記組成成分の材料をバンバリー・ミキサ
ーで加圧混練しついでミキシング・ロールで加熱混練し
カレンダー・ロールでシート状にしたのちクラッシャー
によりおよそ3〜10mmの大きさの不定形の透明スルーチ
ップを製造する。通常模様付けをするため2〜4種の着
色スルーチップを前記透明スルーチップと混合し加熱シ
ート化しついでカレンダー・ロールで圧延し、カッター
で切断して透明スルー・チップ系タイルを製造する。ま
た本発明の透明スルーチップ系タイルにフレーク状のア
ルミ、銀、金、ガラスやパールエッセンスを混ぜ意匠牲
に富んだスルーチップ系タイルを製造することもでき
る。次ぎに本発明に用いられる組成成分について説明す
る。
透明樹脂10〜40重量%,透明樹脂と近似の屈折率を持つ
無機フィラー40〜90重量%を含有するスルーチップを少
なくとも10重量%以上ランダムに配合せしめることによ
り解決される。本発明の透明スルーチップ系タイルの製
造には従来のスルーチップ系タイルの製造方法が利用さ
れる。例えば前記組成成分の材料をバンバリー・ミキサ
ーで加圧混練しついでミキシング・ロールで加熱混練し
カレンダー・ロールでシート状にしたのちクラッシャー
によりおよそ3〜10mmの大きさの不定形の透明スルーチ
ップを製造する。通常模様付けをするため2〜4種の着
色スルーチップを前記透明スルーチップと混合し加熱シ
ート化しついでカレンダー・ロールで圧延し、カッター
で切断して透明スルー・チップ系タイルを製造する。ま
た本発明の透明スルーチップ系タイルにフレーク状のア
ルミ、銀、金、ガラスやパールエッセンスを混ぜ意匠牲
に富んだスルーチップ系タイルを製造することもでき
る。次ぎに本発明に用いられる組成成分について説明す
る。
透明樹脂としてはポリ塩化ビニル,ポリ塩化ビニル・酢
酸ビニル共重合体,ポリスチレン,ポリメタクリル酸メ
チル,ポリ酢酸ビニル,ポリ塩化ビニリデン,ポリビニ
ルアルコールなどが使用できる。そしてこれら樹脂の屈
折率は1.45〜1.63である。とくに好ましい樹脂としては
ポリ塩化ビニル,ポリメタクリル酸メチルを挙ることが
できる。使用量はスチールチップの全組成成分の10〜40
重量%が適し10重量%未満ではシート状床材として強度
が不足し、40重量%を越えると通常用いられるロール圧
延方式による加工ではシート状床材の表面を平滑にする
ことが困難となる。
酸ビニル共重合体,ポリスチレン,ポリメタクリル酸メ
チル,ポリ酢酸ビニル,ポリ塩化ビニリデン,ポリビニ
ルアルコールなどが使用できる。そしてこれら樹脂の屈
折率は1.45〜1.63である。とくに好ましい樹脂としては
ポリ塩化ビニル,ポリメタクリル酸メチルを挙ることが
できる。使用量はスチールチップの全組成成分の10〜40
重量%が適し10重量%未満ではシート状床材として強度
が不足し、40重量%を越えると通常用いられるロール圧
延方式による加工ではシート状床材の表面を平滑にする
ことが困難となる。
透明樹脂と近似の屈折率をもつ無機フィラー;としては
ネフェリンサイナイト,けい藻土,カオリン,ハロイサ
イト,タルク,白雲母,焼成クレー、ゼオライトなどが
使用できる。これらフィラーの屈折率は1.49〜1.64であ
る。これらフィラーと前記透明樹脂の組み合わせは任意
であるがとくに好ましい組み合わせとしてはポリ塩化ビ
ニルとネフェリンサイナイト,ポリ塩化ビニルとけい藻
土,ポリ塩化ビニルとハロイサイト,ポリメタクリル酸
メチルとゼオライト,を挙ることができる。使用量はス
ルーチップの全組成成分の40〜90重量%である。また従
来の着色スルーチップ等と混ぜて使用する場合本発明の
透明スルーチップ系タイルは10重量%以上使用すること
が必要である。10重量%未満の使用では十分な透明感が
得られない。
ネフェリンサイナイト,けい藻土,カオリン,ハロイサ
イト,タルク,白雲母,焼成クレー、ゼオライトなどが
使用できる。これらフィラーの屈折率は1.49〜1.64であ
る。これらフィラーと前記透明樹脂の組み合わせは任意
であるがとくに好ましい組み合わせとしてはポリ塩化ビ
ニルとネフェリンサイナイト,ポリ塩化ビニルとけい藻
土,ポリ塩化ビニルとハロイサイト,ポリメタクリル酸
メチルとゼオライト,を挙ることができる。使用量はス
ルーチップの全組成成分の40〜90重量%である。また従
来の着色スルーチップ等と混ぜて使用する場合本発明の
透明スルーチップ系タイルは10重量%以上使用すること
が必要である。10重量%未満の使用では十分な透明感が
得られない。
[作用] 本発明の透明スルーチップ系タイルにおいて透明樹脂と
透明樹脂と近似の屈折率をもつ無機フィラーは均一に混
練成型されると屈折率が近似するため優れた透明感を有
する。また着色スルーチップと加熱混練しシート状に圧
延裁断成型され製造された透明スルーチップ系タイルは
着色スルーチップによる模様を透明感の中に立体感をし
めす作用がある。
透明樹脂と近似の屈折率をもつ無機フィラーは均一に混
練成型されると屈折率が近似するため優れた透明感を有
する。また着色スルーチップと加熱混練しシート状に圧
延裁断成型され製造された透明スルーチップ系タイルは
着色スルーチップによる模様を透明感の中に立体感をし
めす作用がある。
[実施例] 実施例1 透明スルーチップ;塩化ビニル樹脂(鐘化社製)25.0重
量%、可塑剤(DOP協和発酵社製)6.0重量%、無機フィ
ラー(ネフェリンサイナイト白石工業社製)63.0重量
%、加工助剤(パールエンド鐘淵化学社製)1.0重量
%、粘結剤(タイレン3150荒川化学工業社製)1.8重量
%、安定剤(FL−181菊地色素社製)1.0重量%、補強剤
(サントウェーブ、アメリカモンサント社製)前記材料
をバンバリー・ミキサーで加圧混練し、ミキシング・ロ
ールで加熱混練し、カレンダー・ロールで厚さ2mm巾350
mmの連続シートに圧延しカッターで裁断した後クラッシ
ャーで約3〜10mmの透明スルーチップを得た。
量%、可塑剤(DOP協和発酵社製)6.0重量%、無機フィ
ラー(ネフェリンサイナイト白石工業社製)63.0重量
%、加工助剤(パールエンド鐘淵化学社製)1.0重量
%、粘結剤(タイレン3150荒川化学工業社製)1.8重量
%、安定剤(FL−181菊地色素社製)1.0重量%、補強剤
(サントウェーブ、アメリカモンサント社製)前記材料
をバンバリー・ミキサーで加圧混練し、ミキシング・ロ
ールで加熱混練し、カレンダー・ロールで厚さ2mm巾350
mmの連続シートに圧延しカッターで裁断した後クラッシ
ャーで約3〜10mmの透明スルーチップを得た。
着色スルーチップ;塩化ビニル樹脂13.0重量%、可塑剤
(DOP)5.2重量%、炭酸カルシウム50.4重量%、粗粒炭
酸カルシウム26.0重量%、加工助剤(パールエンド)0.
2重量%、粘結剤(タイレン3150)2.5重量%、安定剤
(KVS−70菊池色素工業社製)0.7重量%、補強材(サン
トウェーブ)2.0重量%、に顔料A(酸化チタン2.5重量
%+黄鉄0.005重量%);顔料B(酸化チタン0.9重量%
+黄鉄0.002重量%);顔料C(酸化チタン0.9重量%+
黄鉄0.02重量%+ベンガラ0.01重量%)をそれぞれ加え
A,B,C,3種の着色スルーチップを得た。
(DOP)5.2重量%、炭酸カルシウム50.4重量%、粗粒炭
酸カルシウム26.0重量%、加工助剤(パールエンド)0.
2重量%、粘結剤(タイレン3150)2.5重量%、安定剤
(KVS−70菊池色素工業社製)0.7重量%、補強材(サン
トウェーブ)2.0重量%、に顔料A(酸化チタン2.5重量
%+黄鉄0.005重量%);顔料B(酸化チタン0.9重量%
+黄鉄0.002重量%);顔料C(酸化チタン0.9重量%+
黄鉄0.02重量%+ベンガラ0.01重量%)をそれぞれ加え
A,B,C,3種の着色スルーチップを得た。
透明スルーチップ系タイル; 得られた透明スルーチップと着色スルーチップA,B,Cを1
7:1:1:の重量割合でまぜ160℃に加熱しシーティングロ
ールで2mmの厚さに圧延しカッターで裁断し304.8mm×30
4.8mmの透明スルーチップ系タイルを得た。該タイルは
透明感のなかに三種の着色スルーチップがなす模様が鮮
明に浮び上り優れた意匠性を示した。
7:1:1:の重量割合でまぜ160℃に加熱しシーティングロ
ールで2mmの厚さに圧延しカッターで裁断し304.8mm×30
4.8mmの透明スルーチップ系タイルを得た。該タイルは
透明感のなかに三種の着色スルーチップがなす模様が鮮
明に浮び上り優れた意匠性を示した。
[発明の効果] 本発明による透明スルーチップは樹脂と無機フィラーの
屈折率が近似するため優れた透明感を示す。さらに着色
スルーチップやフレーク状のアルミ、金、銀、等を加え
れば透明感の中に着色の模様が浮びあるいはフレーク状
のアルミ、金、銀等が光り優れた意匠性をしめす効果が
ある。
屈折率が近似するため優れた透明感を示す。さらに着色
スルーチップやフレーク状のアルミ、金、銀、等を加え
れば透明感の中に着色の模様が浮びあるいはフレーク状
のアルミ、金、銀等が光り優れた意匠性をしめす効果が
ある。
Claims (1)
- 【請求項1】スルーチップの全組成成分中に透明樹脂10
〜40重量%、透明樹脂と近似の屈折率を持つ無機フィラ
ー40〜90重量%、を含有するスルーチップを少なくとも
10重量%以上ランダムに配合せしめたことを特徴とする
透明スルーチップ系タイル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1053725A JPH0721242B2 (ja) | 1989-03-08 | 1989-03-08 | 透明スルーチップ系タイル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1053725A JPH0721242B2 (ja) | 1989-03-08 | 1989-03-08 | 透明スルーチップ系タイル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02236351A JPH02236351A (ja) | 1990-09-19 |
JPH0721242B2 true JPH0721242B2 (ja) | 1995-03-08 |
Family
ID=12950808
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1053725A Expired - Fee Related JPH0721242B2 (ja) | 1989-03-08 | 1989-03-08 | 透明スルーチップ系タイル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0721242B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109306138A (zh) * | 2018-09-25 | 2019-02-05 | 蚌埠创特新材料科技有限公司 | 一种高色彩稳定性的pvc树脂 |
CN109054257A (zh) * | 2018-09-25 | 2018-12-21 | 蚌埠创特新材料科技有限公司 | 一种具有优良耐候性的pvc色母粒 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55156049A (en) * | 1979-05-22 | 1980-12-04 | Aron Kasei Kk | Grain floor arranging material |
JPS5757249A (en) * | 1980-09-25 | 1982-04-06 | Toshiba Corp | Gas sensing element |
JPS60141943A (ja) * | 1983-12-29 | 1985-07-27 | タキロン株式会社 | 床材 |
JPS6398410A (ja) * | 1986-10-15 | 1988-04-28 | Fukuvi Chem Ind Co Ltd | 石目模様を現出した合成樹脂製タイルの製造方法 |
-
1989
- 1989-03-08 JP JP1053725A patent/JPH0721242B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55156049A (en) * | 1979-05-22 | 1980-12-04 | Aron Kasei Kk | Grain floor arranging material |
JPS5757249A (en) * | 1980-09-25 | 1982-04-06 | Toshiba Corp | Gas sensing element |
JPS60141943A (ja) * | 1983-12-29 | 1985-07-27 | タキロン株式会社 | 床材 |
JPS6398410A (ja) * | 1986-10-15 | 1988-04-28 | Fukuvi Chem Ind Co Ltd | 石目模様を現出した合成樹脂製タイルの製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02236351A (ja) | 1990-09-19 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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