JPH0255573B2 - - Google Patents
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- JPH0255573B2 JPH0255573B2 JP58235651A JP23565183A JPH0255573B2 JP H0255573 B2 JPH0255573 B2 JP H0255573B2 JP 58235651 A JP58235651 A JP 58235651A JP 23565183 A JP23565183 A JP 23565183A JP H0255573 B2 JPH0255573 B2 JP H0255573B2
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- Building Environments (AREA)
Description
〔技術分野〕
本発明は屋根材や壁材などに用いられる金属外
皮のサンドイツチ構造を有する建築用板の製造方
法に関するものである。 〔背景技術〕 従来より、発泡合成樹脂層を断熱芯材とし、こ
れを一対の金属板でサンドイツチ構造にした建築
用板が断熱性を要求される屋根材や壁材などに多
用されている。また、建築用板の発泡合成樹脂層
としてイソシアヌレートフオーム、フエノールフ
オームなどの難燃型発泡合成樹脂で形成したもの
は防火性能に優れており、準不燃材料や防火構造
材料に認定されているものである。しかし乍ら、
最近、建築用板としてはより高い防火性能が要求
されるようになり、これら難燃型の発泡合成樹脂
を用いるだけでは不十分で各種の対策がとられつ
つある。 〔発明の目的〕 本発明は上記の点に鑑みて成されたものであつ
て、断熱性能に優れる上に防火性能をより一層向
上させることができる建築用板の製造方法を提供
することを目的とするものである。 〔発明の開示〕 すなわち、本発明の建築用板の製造方法は、上
下に対向して搬送される金属板の両側を帯状シー
トで被覆して金属板の両側開口を塞ぎ、両金属板
の間隙内に鉱物性発泡粒体と無機質繊維と難燃型
発泡合成樹脂とを供給し、難燃型発泡合成樹脂を
発泡硬化させて両金属板の間隙内に充填させると
共に鉱物性発泡粒体と無機質繊維とを難燃型発泡
合成樹脂内に分散させるに当たり、下側の金属板
の上に鉱物性発泡粒体を散布し、次に難燃型発泡
合成樹脂液を注入し、次に、無機質繊維を供給
し、次に鉱物性発泡粒体を散布し、難燃型発泡合
成樹脂液を散布するというように、鉱物性発泡粒
体と難燃型発泡合成樹脂液と無機質繊維とを交互
に積層し、その後に難燃型発泡合成樹脂を発泡硬
化させることを特徴とするものである。 以下本発明を詳細に説明する。第1図及び第2
図は本発明に係る建築用板の製造工程の概略図を
示したもので、金属板捲戻機7,8から金属板
5,5がそれぞれ捲戻され、一対の金属板5,5
が上下に対向してダブルコンベア9内に供給され
るようになつている。図中10は成形機で、各金
属板5をこの成形機10内に通すことによつて金
属板5の両端部を内方へ折り返し、折曲片13を
形成するものである。これらの折曲げ加工によつ
て第5図に示すように金属板5の一側縁には雄実
部11が形成され、他側縁には雄実部12が形成
されることになる。また図中14は山型成形機
で、金属板5に山型の折曲げ加工を施す場合に使
用するものである。また、図中15及び16は鉱
物性発泡粒体散布装置で、金属板5の搬送方向に
対して前後に2箇所設置されている。17,18
は発泡合成樹脂注入装置で、この注入装置17,
18も前後2箇設置されている。19は無機質繊
維供給装置である。これらの鉱物発泡粒体散布装
置15,16及び無機質繊維供給19装置につい
てさらに詳しく説明すると、第3図に示すように
散布装置15,16は上段ホツパー20とコンベ
アー21と下段ホツパー22とから構成されてお
り、鉱物性発泡粒体1の原料は一担、上段ホツパ
ー20内に投入され、ダンパー23により供給量
が調整されて篩24上を通つてコンベアー21上
へ落下される。次いで、コンベアー21により搬
送された鉱物性発泡粒体1は下段ホツパー22内
に落下され、篩25上を滑つて金属板5上に散布
されるのである。図中26は供給量調整ダンパ
ー、27はシユートである。また、無機質繊維供
給装置19は第4図に示すように無機質繊維巻戻
機28と、無機質繊維送りロール29と、無機質
繊維分散供給ロール30とで構成されており、無
機質繊維コイル31から巻戻された無機質繊維束
32を繊維送りロール29間に通した後、無機質
繊維2に分散して分散供給ロール30から金属板
5上に供給するのである。第1,2図中33は遠
赤外線加温装置、34は屋根用耳部成形機、35
は走間バンドリー、36は第1積層装置、37は
反転装置、38は第2積層装置である。これらの
装置を用いて建築用板を製造するにあたつては、
上記したように金属板5の両側縁を成形機10で
折曲げ加工した後、まず第1段階として、搬送さ
れている上下一対の金属板5,5のうち下側の金
属板5上にパーライトやシラスバルーンなどの如
き鉱物性発泡粒体1を鉱物発泡粒体散布装置15
から散布する。次に、第2段階として発泡合成樹
脂注入装置17からイソシアヌレートフオームや
フエノールフオームなどの如き難燃型発泡合成樹
脂3液を注入する。次いで、第3段階としてガラ
ス繊維や炭素繊維などの如き無機質繊維2を線状
又は低密度のマツト状にして供給装置19から金
属板5上に供給し、さらに第4段階として再び鉱
物性発泡粒体1を散布装置16から散布し、最後
に第5段階として再び難燃型発泡合成樹脂3液を
注入装置18から散布し、このようにして鉱物性
発泡粒体1と無機質繊維2が難燃型発泡合成樹脂
3の中に分散するようにそれらを交互に積層し、
その後難燃型発泡合成樹脂3をダブルコンベア9
内で発泡硬化させるのである。ダブルコンベア9
の両側にはサイドシールコンベア40,40が配
設してあつて、一方のサイドシールコンベア40
のチエーンにはナイロン製の雄型のアタツチメン
トが装着してあり、また他方のサイドシールコン
ベア40のチエーンにはナイロン製の雄型のアタ
ツチメントがそれぞれ装着してあつて、両アタツ
チメントを金属板5の両側縁の開口内に嵌め込む
ことにより両金属板5,5を上下に支持すると共
に、サイドシールコンベア40において上下の金
属板5,5の両側の開口より難燃型発泡合成樹脂
3などが外部へ漏れないように帯状シート6で金
属板5,5の両側を被覆し、金属板5の両側開口
を塞ぐものである。この帯状シート6としては発
泡EPT(エチレン、プロピレン、ターポリマー)
製の帯状パツキン41やアルミニウムを蒸着した
紙テープ42等を用いることができ、第5図に示
すように金属板5の雌実部12側には発泡EPT
の帯状パツキン41を、雄実部11側には紙テー
プ42を使用するものである。このようにして、
両金属板5,5の間隙内で難燃型発泡合成樹脂3
を発泡硬化させて両金属板5,5の間隙内に充填
させると共に鉱物性発泡粒体1と無機質繊維2と
を難燃型発泡合成樹脂3内に均一に分散させ、上
下の金属板5,5の内面にこの断熱層4が密着し
た長尺のサンドイツチ構造体44を得るのであ
る。その後、遠赤外線加熱装置33内にこの長尺
のサンドイツチ構造体44を通して90〜100℃に
加熱し、イソシアヌレート化を完全にした後、走
間バンドソー35により定寸法に切断して第5図
に示す如き建築用板を得るものである。 なお、金属板5,5の両側縁を内側に折返した
折曲片13部分にはパーライトやシラスバルーン
の如き鉱物性発泡粒体1が存在するためにイソシ
アヌレートフオームやフエノールフオームの如き
難燃型発泡合成樹脂3が入りにくい場合には、補
強注入機45,45をダブルコンベアー9の入側
に設置して難燃型発泡合成樹脂3液を注入しても
良い。 しかして、このようにして製造された建築用板
は上下一対の金属板5,5間に鉱物性発泡粒体1
と無機質繊維2とが難燃型発泡合成樹脂3内に均
一分散された断熱層4がサンドイツチされて形成
された構造となつており、難燃型発泡合成樹脂3
と鉱物性発泡粒体1により断熱性能に優れている
と共に鉱物性発泡粒体1と無機質繊維2により建
築用板の防火性及び強度を向上することができる
ものである。また、前述した山型成形機14を用
いた場合には第6図の如き上面に山型部43を有
する建築用板が得られ、このものは屋根材等とし
て使用されるものである。第1図中50は捲戻機
である。 以下本発明を実施例に基いて具体的に説明す
る。 実施例 板厚0.5mmの着色亜鉛鉄板のコイルを巻戻機7,
8から上下に対向させて供給し、ロール成形機1
0,10により金属板5の両縁部を雄雌状に内方
に折り返し成形し、次いて比重0.09〜0.14、粒径
5〜15mmの範囲の黒曜石(SiO276.36%、
Al2O312.4%、K2O4.42%、NaO4.38%、酸化鉄
1.05%)を焼成発泡させた無機発泡粒体、パーラ
イトを散布装置15にてサンドイツチ構造の空間
容積の10%になるような量を成形された金属板5
上に散布し、その上に発泡後の比重が40Kg/m3と
なる後表で示す処方の硬質イソシアヌレートフオ
ーム樹脂液を金属板5の巾方向に一様になるよう
に注入装置17にて注入し、次いて線状の繊維径
13μのガラス繊維束をイソシアヌレートフオーム
樹脂の100重量部当り12部を金属板5の巾方向に
一様になるように供給装置19にて繰出し、その
上にさらに前記と同じパーライトをサンドイツチ
構造の空間容積10%になるような量を散布装置1
6により散布し、次いで前記と同じ40Kg/m3の硬
質イソシアヌレートフオーム樹脂液を注入装置1
8により金属板5巾方向に一様になるように注入
した、金属板5,5はコンベアー全体が40〜70℃
に加温されるようになつているダブルコンベアー
9及びサイドシールコンベア40に入るが、この
際金属板5,5の間隔は35mmになるようダブルコ
ンベアー9上下の間隔は35mmにセツトしておき、
サイドシールコンベア40は右側を雄型、左側は
雌型のナイロン製のアタツチメントがチエーンに
セツトされたもので、サイドシールコンベアー4
0で金属板5,5両側に成形された雄雌実部1
1,12部分を上下に支えると共に、雌実部12
側に発泡EPT製(エチレン、プロピレン、ター
ポリマー)の帯状のパツキン41を、雄側にはア
ルミを蒸着した紙テープ42を金属板5の成形さ
れた縁との間に繰入れてイソシアヌレートフオー
ム液とパーライト、ガラス繊維混合液が外へ出な
いようにし、イソシアヌレートフオーム液がパー
ライトとガラス繊維が均一に分散充填発泡硬化す
る時に密着したサンドイツチ構造体を得た。次い
で、遠赤外線加熱装置33にて90〜100℃に加熱
してイソシアヌレートフオーム化を完全にしてか
ら、走間バンドソー35により切断して第5図の
如き建築板を得た。 比較例 ガラス繊維の量をイソシアヌレートフオーム樹
脂100重量部当り30部とし、パーライトを配合し
ない他は実施例と同様にして建築用板を得た。 従来例 ガラス繊維及びパーライトを配合しない他は実
施例と同様にして建築用板を得た。 次に、以上の実施例、比較例、従業例で得られ
た建築用板の処方とそれらの防火性能をまとめて
次表に示す。
皮のサンドイツチ構造を有する建築用板の製造方
法に関するものである。 〔背景技術〕 従来より、発泡合成樹脂層を断熱芯材とし、こ
れを一対の金属板でサンドイツチ構造にした建築
用板が断熱性を要求される屋根材や壁材などに多
用されている。また、建築用板の発泡合成樹脂層
としてイソシアヌレートフオーム、フエノールフ
オームなどの難燃型発泡合成樹脂で形成したもの
は防火性能に優れており、準不燃材料や防火構造
材料に認定されているものである。しかし乍ら、
最近、建築用板としてはより高い防火性能が要求
されるようになり、これら難燃型の発泡合成樹脂
を用いるだけでは不十分で各種の対策がとられつ
つある。 〔発明の目的〕 本発明は上記の点に鑑みて成されたものであつ
て、断熱性能に優れる上に防火性能をより一層向
上させることができる建築用板の製造方法を提供
することを目的とするものである。 〔発明の開示〕 すなわち、本発明の建築用板の製造方法は、上
下に対向して搬送される金属板の両側を帯状シー
トで被覆して金属板の両側開口を塞ぎ、両金属板
の間隙内に鉱物性発泡粒体と無機質繊維と難燃型
発泡合成樹脂とを供給し、難燃型発泡合成樹脂を
発泡硬化させて両金属板の間隙内に充填させると
共に鉱物性発泡粒体と無機質繊維とを難燃型発泡
合成樹脂内に分散させるに当たり、下側の金属板
の上に鉱物性発泡粒体を散布し、次に難燃型発泡
合成樹脂液を注入し、次に、無機質繊維を供給
し、次に鉱物性発泡粒体を散布し、難燃型発泡合
成樹脂液を散布するというように、鉱物性発泡粒
体と難燃型発泡合成樹脂液と無機質繊維とを交互
に積層し、その後に難燃型発泡合成樹脂を発泡硬
化させることを特徴とするものである。 以下本発明を詳細に説明する。第1図及び第2
図は本発明に係る建築用板の製造工程の概略図を
示したもので、金属板捲戻機7,8から金属板
5,5がそれぞれ捲戻され、一対の金属板5,5
が上下に対向してダブルコンベア9内に供給され
るようになつている。図中10は成形機で、各金
属板5をこの成形機10内に通すことによつて金
属板5の両端部を内方へ折り返し、折曲片13を
形成するものである。これらの折曲げ加工によつ
て第5図に示すように金属板5の一側縁には雄実
部11が形成され、他側縁には雄実部12が形成
されることになる。また図中14は山型成形機
で、金属板5に山型の折曲げ加工を施す場合に使
用するものである。また、図中15及び16は鉱
物性発泡粒体散布装置で、金属板5の搬送方向に
対して前後に2箇所設置されている。17,18
は発泡合成樹脂注入装置で、この注入装置17,
18も前後2箇設置されている。19は無機質繊
維供給装置である。これらの鉱物発泡粒体散布装
置15,16及び無機質繊維供給19装置につい
てさらに詳しく説明すると、第3図に示すように
散布装置15,16は上段ホツパー20とコンベ
アー21と下段ホツパー22とから構成されてお
り、鉱物性発泡粒体1の原料は一担、上段ホツパ
ー20内に投入され、ダンパー23により供給量
が調整されて篩24上を通つてコンベアー21上
へ落下される。次いで、コンベアー21により搬
送された鉱物性発泡粒体1は下段ホツパー22内
に落下され、篩25上を滑つて金属板5上に散布
されるのである。図中26は供給量調整ダンパ
ー、27はシユートである。また、無機質繊維供
給装置19は第4図に示すように無機質繊維巻戻
機28と、無機質繊維送りロール29と、無機質
繊維分散供給ロール30とで構成されており、無
機質繊維コイル31から巻戻された無機質繊維束
32を繊維送りロール29間に通した後、無機質
繊維2に分散して分散供給ロール30から金属板
5上に供給するのである。第1,2図中33は遠
赤外線加温装置、34は屋根用耳部成形機、35
は走間バンドリー、36は第1積層装置、37は
反転装置、38は第2積層装置である。これらの
装置を用いて建築用板を製造するにあたつては、
上記したように金属板5の両側縁を成形機10で
折曲げ加工した後、まず第1段階として、搬送さ
れている上下一対の金属板5,5のうち下側の金
属板5上にパーライトやシラスバルーンなどの如
き鉱物性発泡粒体1を鉱物発泡粒体散布装置15
から散布する。次に、第2段階として発泡合成樹
脂注入装置17からイソシアヌレートフオームや
フエノールフオームなどの如き難燃型発泡合成樹
脂3液を注入する。次いで、第3段階としてガラ
ス繊維や炭素繊維などの如き無機質繊維2を線状
又は低密度のマツト状にして供給装置19から金
属板5上に供給し、さらに第4段階として再び鉱
物性発泡粒体1を散布装置16から散布し、最後
に第5段階として再び難燃型発泡合成樹脂3液を
注入装置18から散布し、このようにして鉱物性
発泡粒体1と無機質繊維2が難燃型発泡合成樹脂
3の中に分散するようにそれらを交互に積層し、
その後難燃型発泡合成樹脂3をダブルコンベア9
内で発泡硬化させるのである。ダブルコンベア9
の両側にはサイドシールコンベア40,40が配
設してあつて、一方のサイドシールコンベア40
のチエーンにはナイロン製の雄型のアタツチメン
トが装着してあり、また他方のサイドシールコン
ベア40のチエーンにはナイロン製の雄型のアタ
ツチメントがそれぞれ装着してあつて、両アタツ
チメントを金属板5の両側縁の開口内に嵌め込む
ことにより両金属板5,5を上下に支持すると共
に、サイドシールコンベア40において上下の金
属板5,5の両側の開口より難燃型発泡合成樹脂
3などが外部へ漏れないように帯状シート6で金
属板5,5の両側を被覆し、金属板5の両側開口
を塞ぐものである。この帯状シート6としては発
泡EPT(エチレン、プロピレン、ターポリマー)
製の帯状パツキン41やアルミニウムを蒸着した
紙テープ42等を用いることができ、第5図に示
すように金属板5の雌実部12側には発泡EPT
の帯状パツキン41を、雄実部11側には紙テー
プ42を使用するものである。このようにして、
両金属板5,5の間隙内で難燃型発泡合成樹脂3
を発泡硬化させて両金属板5,5の間隙内に充填
させると共に鉱物性発泡粒体1と無機質繊維2と
を難燃型発泡合成樹脂3内に均一に分散させ、上
下の金属板5,5の内面にこの断熱層4が密着し
た長尺のサンドイツチ構造体44を得るのであ
る。その後、遠赤外線加熱装置33内にこの長尺
のサンドイツチ構造体44を通して90〜100℃に
加熱し、イソシアヌレート化を完全にした後、走
間バンドソー35により定寸法に切断して第5図
に示す如き建築用板を得るものである。 なお、金属板5,5の両側縁を内側に折返した
折曲片13部分にはパーライトやシラスバルーン
の如き鉱物性発泡粒体1が存在するためにイソシ
アヌレートフオームやフエノールフオームの如き
難燃型発泡合成樹脂3が入りにくい場合には、補
強注入機45,45をダブルコンベアー9の入側
に設置して難燃型発泡合成樹脂3液を注入しても
良い。 しかして、このようにして製造された建築用板
は上下一対の金属板5,5間に鉱物性発泡粒体1
と無機質繊維2とが難燃型発泡合成樹脂3内に均
一分散された断熱層4がサンドイツチされて形成
された構造となつており、難燃型発泡合成樹脂3
と鉱物性発泡粒体1により断熱性能に優れている
と共に鉱物性発泡粒体1と無機質繊維2により建
築用板の防火性及び強度を向上することができる
ものである。また、前述した山型成形機14を用
いた場合には第6図の如き上面に山型部43を有
する建築用板が得られ、このものは屋根材等とし
て使用されるものである。第1図中50は捲戻機
である。 以下本発明を実施例に基いて具体的に説明す
る。 実施例 板厚0.5mmの着色亜鉛鉄板のコイルを巻戻機7,
8から上下に対向させて供給し、ロール成形機1
0,10により金属板5の両縁部を雄雌状に内方
に折り返し成形し、次いて比重0.09〜0.14、粒径
5〜15mmの範囲の黒曜石(SiO276.36%、
Al2O312.4%、K2O4.42%、NaO4.38%、酸化鉄
1.05%)を焼成発泡させた無機発泡粒体、パーラ
イトを散布装置15にてサンドイツチ構造の空間
容積の10%になるような量を成形された金属板5
上に散布し、その上に発泡後の比重が40Kg/m3と
なる後表で示す処方の硬質イソシアヌレートフオ
ーム樹脂液を金属板5の巾方向に一様になるよう
に注入装置17にて注入し、次いて線状の繊維径
13μのガラス繊維束をイソシアヌレートフオーム
樹脂の100重量部当り12部を金属板5の巾方向に
一様になるように供給装置19にて繰出し、その
上にさらに前記と同じパーライトをサンドイツチ
構造の空間容積10%になるような量を散布装置1
6により散布し、次いで前記と同じ40Kg/m3の硬
質イソシアヌレートフオーム樹脂液を注入装置1
8により金属板5巾方向に一様になるように注入
した、金属板5,5はコンベアー全体が40〜70℃
に加温されるようになつているダブルコンベアー
9及びサイドシールコンベア40に入るが、この
際金属板5,5の間隔は35mmになるようダブルコ
ンベアー9上下の間隔は35mmにセツトしておき、
サイドシールコンベア40は右側を雄型、左側は
雌型のナイロン製のアタツチメントがチエーンに
セツトされたもので、サイドシールコンベアー4
0で金属板5,5両側に成形された雄雌実部1
1,12部分を上下に支えると共に、雌実部12
側に発泡EPT製(エチレン、プロピレン、ター
ポリマー)の帯状のパツキン41を、雄側にはア
ルミを蒸着した紙テープ42を金属板5の成形さ
れた縁との間に繰入れてイソシアヌレートフオー
ム液とパーライト、ガラス繊維混合液が外へ出な
いようにし、イソシアヌレートフオーム液がパー
ライトとガラス繊維が均一に分散充填発泡硬化す
る時に密着したサンドイツチ構造体を得た。次い
で、遠赤外線加熱装置33にて90〜100℃に加熱
してイソシアヌレートフオーム化を完全にしてか
ら、走間バンドソー35により切断して第5図の
如き建築板を得た。 比較例 ガラス繊維の量をイソシアヌレートフオーム樹
脂100重量部当り30部とし、パーライトを配合し
ない他は実施例と同様にして建築用板を得た。 従来例 ガラス繊維及びパーライトを配合しない他は実
施例と同様にして建築用板を得た。 次に、以上の実施例、比較例、従業例で得られ
た建築用板の処方とそれらの防火性能をまとめて
次表に示す。
上記のように本発明上下に対向して搬送される
金属板の両側を帯状シートで被覆して金属板の両
側開口を塞ぎ、両金属板の間隙内に鉱物性発泡粒
体と無機質繊維と難燃型発泡合成樹脂とを供給
し、難燃型発泡合成樹脂を発泡硬化させて両金属
板の間隙内に充填させると共に鉱物性発泡粒体と
無機質繊維とを難燃型発泡合成樹脂内に分散させ
るに当たり、下側の金属板の上に鉱物性発泡粒体
を散布し、次に難燃型発泡合成樹脂液を注入し、
次に、無機質繊維を供給し、次に鉱物性発泡粒体
を散布し、難燃型発泡合成樹脂液を散布するとい
うように、鉱物性発泡粒体と難燃型発泡合成樹脂
液と無機質繊維とを交互に積層し、その後に難燃
型発泡合成樹脂を上下の金属板の間で発泡硬化さ
せるので、鉱物性発泡粒体と無機質繊維が難燃型
発泡合成樹脂内に均一且つ厚方向に層状に分散さ
れれて防火性、強度の優れた壁材や屋根材などに
適した建築用板を製造することができるものであ
り、しかも、難燃型合成樹脂が両金属板の内面に
密着した建築用板を連続的に生産性が良く製造で
きるものである。
金属板の両側を帯状シートで被覆して金属板の両
側開口を塞ぎ、両金属板の間隙内に鉱物性発泡粒
体と無機質繊維と難燃型発泡合成樹脂とを供給
し、難燃型発泡合成樹脂を発泡硬化させて両金属
板の間隙内に充填させると共に鉱物性発泡粒体と
無機質繊維とを難燃型発泡合成樹脂内に分散させ
るに当たり、下側の金属板の上に鉱物性発泡粒体
を散布し、次に難燃型発泡合成樹脂液を注入し、
次に、無機質繊維を供給し、次に鉱物性発泡粒体
を散布し、難燃型発泡合成樹脂液を散布するとい
うように、鉱物性発泡粒体と難燃型発泡合成樹脂
液と無機質繊維とを交互に積層し、その後に難燃
型発泡合成樹脂を上下の金属板の間で発泡硬化さ
せるので、鉱物性発泡粒体と無機質繊維が難燃型
発泡合成樹脂内に均一且つ厚方向に層状に分散さ
れれて防火性、強度の優れた壁材や屋根材などに
適した建築用板を製造することができるものであ
り、しかも、難燃型合成樹脂が両金属板の内面に
密着した建築用板を連続的に生産性が良く製造で
きるものである。
第1図は本発明一実施例の建築用板の製造工程
を示す概略正面図、第2図は同上の概略平面図、
第3図及び第4図は同上の要部概略説明図、第5
図は同上により得られた建築用板の断面図、第6
図は同上の他の実施例の建築用板の断面図であ
る。 1は鉱物性発泡粒体、2は無機質繊維、3は難
燃型発泡合成樹脂、4は断熱層、5は金属板、6
は帯状シートである。
を示す概略正面図、第2図は同上の概略平面図、
第3図及び第4図は同上の要部概略説明図、第5
図は同上により得られた建築用板の断面図、第6
図は同上の他の実施例の建築用板の断面図であ
る。 1は鉱物性発泡粒体、2は無機質繊維、3は難
燃型発泡合成樹脂、4は断熱層、5は金属板、6
は帯状シートである。
Claims (1)
- 1 上下に対向して搬送される金属板の両側を帯
状シートで被覆して金属板の両側開口を塞ぎ、両
金属板の間隙内に鉱物性発泡粒体と無機質繊維と
難燃型発泡合成樹脂とを供給し、難燃型発泡合成
樹脂を発泡硬化させて両金属板の間隙内に充填さ
せると共に鉱物性発泡粒体と無機質繊維とを難燃
型発泡合成樹脂内に分散させるに当たり、下側の
金属板の上に鉱物性発泡粒体を散布し、次に難燃
型発泡合成樹脂液を注入し、次に、無機質繊維を
供給し、次に鉱物性発泡粒体を散布し、難燃型発
泡合成樹脂液を散布するというように、鉱物性発
泡粒体と難燃型発泡合成樹脂液と無機質繊維とを
交互に積層し、その後に難燃型発泡合成樹脂を上
下の金属板の間で発泡硬化させることを特徴とす
る建築用板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23565183A JPS60129346A (ja) | 1983-12-14 | 1983-12-14 | 建築用板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23565183A JPS60129346A (ja) | 1983-12-14 | 1983-12-14 | 建築用板の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60129346A JPS60129346A (ja) | 1985-07-10 |
JPH0255573B2 true JPH0255573B2 (ja) | 1990-11-27 |
Family
ID=16989167
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23565183A Granted JPS60129346A (ja) | 1983-12-14 | 1983-12-14 | 建築用板の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60129346A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003013514A (ja) * | 2001-06-29 | 2003-01-15 | Nittetsu Steel Sheet Corp | 断熱パネル及びその製造方法 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2575034B2 (ja) * | 1987-11-21 | 1997-01-22 | 三菱化学株式会社 | 複合材 |
CN103266675B (zh) * | 2013-06-06 | 2015-01-21 | 青岛浩铭新材料科技有限公司 | 一种夹芯板的制备装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5269498A (en) * | 1975-12-05 | 1977-06-09 | Ig Tech Res Inc | Fire resistant polyisocyanurate foams and building materials therefrom |
-
1983
- 1983-12-14 JP JP23565183A patent/JPS60129346A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5269498A (en) * | 1975-12-05 | 1977-06-09 | Ig Tech Res Inc | Fire resistant polyisocyanurate foams and building materials therefrom |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003013514A (ja) * | 2001-06-29 | 2003-01-15 | Nittetsu Steel Sheet Corp | 断熱パネル及びその製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60129346A (ja) | 1985-07-10 |
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