JPH0255537B2 - - Google Patents
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- JPH0255537B2 JPH0255537B2 JP56072140A JP7214081A JPH0255537B2 JP H0255537 B2 JPH0255537 B2 JP H0255537B2 JP 56072140 A JP56072140 A JP 56072140A JP 7214081 A JP7214081 A JP 7214081A JP H0255537 B2 JPH0255537 B2 JP H0255537B2
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- JP
- Japan
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- fiber bundle
- nozzle
- yarn
- entangling
- fluid
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
Links
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Landscapes
- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
- Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は無撚紡績糸の製造方法および無撚紡績
用交絡処理ノズルに関するものである。
用交絡処理ノズルに関するものである。
更に詳しくは、糸あるいはスライバーあるいは
牽切トウなどの短繊維束を単独でもしくは連続糸
条と合体せしめて、交絡処理ノズルに導入し、該
短繊維束を構成する単繊維もしくは連続糸条を構
成する単繊維を相互に絡み合わせて連続した糸条
物となす新規な方法およびその方法に使用する交
絡処理ノズルに関するものである。
牽切トウなどの短繊維束を単独でもしくは連続糸
条と合体せしめて、交絡処理ノズルに導入し、該
短繊維束を構成する単繊維もしくは連続糸条を構
成する単繊維を相互に絡み合わせて連続した糸条
物となす新規な方法およびその方法に使用する交
絡処理ノズルに関するものである。
従来から、短繊維束に流体処理を施こして高能
率に紡績糸風合を有する糸を製造する方法が種々
提案されているが、いずれの方法による糸条にも
スラブやネツプあるいはループやタルミなどの発
生が多く、品質特に均一性の面で十分に従来紡績
糸に近似させることは困難であつた。
率に紡績糸風合を有する糸を製造する方法が種々
提案されているが、いずれの方法による糸条にも
スラブやネツプあるいはループやタルミなどの発
生が多く、品質特に均一性の面で十分に従来紡績
糸に近似させることは困難であつた。
本発明質等は、上記の品質の欠陥がどうして発
生するかについて鋭意研究した結果、その原因が
交絡処理ノズルにあることをつきとめ本発明に到
つた。すなわち、従来の交絡処理ノズルでは、繊
維束導入路に対し流体噴射孔が該繊維束導入路の
出口側方向へ流体を噴射するように設けられてい
るため交絡処理ノズル前後での繊維束の受ける張
力は前部の方が大きいかまたはほゞ両者が等しく
なつていた。
生するかについて鋭意研究した結果、その原因が
交絡処理ノズルにあることをつきとめ本発明に到
つた。すなわち、従来の交絡処理ノズルでは、繊
維束導入路に対し流体噴射孔が該繊維束導入路の
出口側方向へ流体を噴射するように設けられてい
るため交絡処理ノズル前後での繊維束の受ける張
力は前部の方が大きいかまたはほゞ両者が等しく
なつていた。
一方交絡処理ノズルに導入される繊維束はその
交絡ノズルの上流においては、ほとんど繊維束を
構成する単繊維間に交絡がなく、その結束力が非
常に弱く、各単繊維は僅かな力によつても容易に
滑動し易い不安定な状態にある。従つて、繊維束
が交絡処理ノズルを通過する際に、繊維束を構成
している単繊維の一部が交絡処理ノズルの噴射流
体および糸の張力等によつて、容易に滑動し他の
繊維束より速く移送されて、たるみやループが生
じたり、あるいは単繊維の自由端が塊状にからみ
ついてスラブやネツプになつたりして、糸として
の均一性を著しく害していた。本発明は上記の如
き従来の交絡処理ノズルの欠陥を改良し優れた均
一性を有する無撚紡績糸を提供せんとするもので
ある。
交絡ノズルの上流においては、ほとんど繊維束を
構成する単繊維間に交絡がなく、その結束力が非
常に弱く、各単繊維は僅かな力によつても容易に
滑動し易い不安定な状態にある。従つて、繊維束
が交絡処理ノズルを通過する際に、繊維束を構成
している単繊維の一部が交絡処理ノズルの噴射流
体および糸の張力等によつて、容易に滑動し他の
繊維束より速く移送されて、たるみやループが生
じたり、あるいは単繊維の自由端が塊状にからみ
ついてスラブやネツプになつたりして、糸として
の均一性を著しく害していた。本発明は上記の如
き従来の交絡処理ノズルの欠陥を改良し優れた均
一性を有する無撚紡績糸を提供せんとするもので
ある。
即ち、本発明は不連続繊維からなるか若しくは
それを主成分とする繊維束を交絡処理ノズルに導
入して無撚紡績糸となす方法において、該交絡処
理ノズルの流体噴射孔の中心軸を繊維束導入路の
中心軸に対して繊維束の進行方向と対向する方向
に傾斜せしめることにより、該交絡処理ノズルの
噴射流体が該繊維束の進行方向と対向する方向に
推進力を有するようにせしめて該繊維束を構成す
る単繊維に抱合性を付与せしめることを特徴とす
る無撚紡績糸の製造方法にあり、かゝる方法に使
用する交絡処理ノズルとしては、流体噴射孔が中
心軸が繊維束導入路の中心軸に対して繊維束の進
行方向と対向する方向に傾斜しており、該傾斜角
θが30゜≦θ≦75゜の範囲にあることを満足し、且
つ流体噴射孔の中心軸が繊維束導入路の中心軸と
交叉することを特徴とする交絡処理ノズルであ
る。
それを主成分とする繊維束を交絡処理ノズルに導
入して無撚紡績糸となす方法において、該交絡処
理ノズルの流体噴射孔の中心軸を繊維束導入路の
中心軸に対して繊維束の進行方向と対向する方向
に傾斜せしめることにより、該交絡処理ノズルの
噴射流体が該繊維束の進行方向と対向する方向に
推進力を有するようにせしめて該繊維束を構成す
る単繊維に抱合性を付与せしめることを特徴とす
る無撚紡績糸の製造方法にあり、かゝる方法に使
用する交絡処理ノズルとしては、流体噴射孔が中
心軸が繊維束導入路の中心軸に対して繊維束の進
行方向と対向する方向に傾斜しており、該傾斜角
θが30゜≦θ≦75゜の範囲にあることを満足し、且
つ流体噴射孔の中心軸が繊維束導入路の中心軸と
交叉することを特徴とする交絡処理ノズルであ
る。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の方法で使用する不連続繊維からなる繊
維束とは、有限長の長さを有する繊維からなる繊
維束であつて、ステープル繊維からなるもの、又
はトウをケン切して得られるスライバーであつて
もよい。
維束とは、有限長の長さを有する繊維からなる繊
維束であつて、ステープル繊維からなるもの、又
はトウをケン切して得られるスライバーであつて
もよい。
又、本発明では前記の繊維束に一部連続糸条を
混入せしめたものを用いてもよい。
混入せしめたものを用いてもよい。
以下、図により説明する。
第1図は本発明の1実施態様を示す工程図であ
る。
る。
第1図において、繊維束1は吸引作用と旋回作
用を同時に行う引取流体ノズル3によつて供給ロ
ーラー2から撚をかけながら引取られる。続いて
該繊維束は連続的に供給することにより交絡処理
ノズル5に導入され、繊維束を構成する単繊維の
端部が繊維束の周囲に巻き付き結束され、糸条6
を形成する。その後該糸条6は無撚紡績糸6とし
てデリベリーローラー7から移送され巻取ローラ
ー8を介してパツケージ9に巻取られる。
用を同時に行う引取流体ノズル3によつて供給ロ
ーラー2から撚をかけながら引取られる。続いて
該繊維束は連続的に供給することにより交絡処理
ノズル5に導入され、繊維束を構成する単繊維の
端部が繊維束の周囲に巻き付き結束され、糸条6
を形成する。その後該糸条6は無撚紡績糸6とし
てデリベリーローラー7から移送され巻取ローラ
ー8を介してパツケージ9に巻取られる。
第2図イは第1図中に示した引取流体ノズル3
の一部である流体噴射孔を有するピースの側面図
および第2図ロはそのA−A′線上の断面を示す
断面図である。
の一部である流体噴射孔を有するピースの側面図
および第2図ロはそのA−A′線上の断面を示す
断面図である。
第2図において、流体噴射孔10は繊維束導入
孔11に対して傾斜角αを成して繊維束導入孔1
1の出口に向けて流体を噴射するようになつてお
り繊維束の移動方向に推力を付与する。また該流
体噴射孔の中心軸は繊維束導入孔の中心軸に対し
て一方向に偏心しており繊維束に旋回力を付与す
るようになつている。このように構成することに
よつて抱合性の低い短繊維束を供給ローラーから
高速度でもローラーに単繊維が巻付くことなく安
定して引取ることができる。
孔11に対して傾斜角αを成して繊維束導入孔1
1の出口に向けて流体を噴射するようになつてお
り繊維束の移動方向に推力を付与する。また該流
体噴射孔の中心軸は繊維束導入孔の中心軸に対し
て一方向に偏心しており繊維束に旋回力を付与す
るようになつている。このように構成することに
よつて抱合性の低い短繊維束を供給ローラーから
高速度でもローラーに単繊維が巻付くことなく安
定して引取ることができる。
第3図イは第1図中に示した本発明方法に使用
する交絡処理ノズル5の側面図および第3図ロは
第3図イに示すB−B′線上の断面を示す断面図
であり、流体供給パイプ15、流体移送管14、
流体噴射孔13、繊維束導入路12から成つてい
る。該交絡処理ノズル5の流体噴射孔13は繊維
束導入路に対して、繊維束の進行方向と対向する
方向に傾斜しており、繊維束の進行方向と対向す
る方向に推進力を有するように構成されている。
する交絡処理ノズル5の側面図および第3図ロは
第3図イに示すB−B′線上の断面を示す断面図
であり、流体供給パイプ15、流体移送管14、
流体噴射孔13、繊維束導入路12から成つてい
る。該交絡処理ノズル5の流体噴射孔13は繊維
束導入路に対して、繊維束の進行方向と対向する
方向に傾斜しており、繊維束の進行方向と対向す
る方向に推進力を有するように構成されている。
即ち、該流体噴射孔13の中心軸と繊維束導入
路12の中心軸の傾斜角θは 30゜≦θ≦75゜ の範囲を満足する必要がある。
路12の中心軸の傾斜角θは 30゜≦θ≦75゜ の範囲を満足する必要がある。
傾斜角θが75゜を越える場合は、繊維束の進行
方向と対向する方向への流体噴射の推進力が低下
するため、第4図に示すようにネツプ、および取
扱性が悪くなり、従来の方法との差がなくなり、
本発明の目的を達成することができない。
方向と対向する方向への流体噴射の推進力が低下
するため、第4図に示すようにネツプ、および取
扱性が悪くなり、従来の方法との差がなくなり、
本発明の目的を達成することができない。
ここで第4図は傾斜角θに対する得られた糸条
のネツプ数と取扱性の関係を説明する図であつ
て、ネツプ数はウスター斑測定器による測定値、
また取扱性はリング撚糸機による撚糸中の断糸回
数で評価したもので 〇は断糸回数0.02回/10錘・1時間 △は 〃 ≒0.05 〃 ×は 〃 0.1 〃 のレベルを示すものである。
のネツプ数と取扱性の関係を説明する図であつ
て、ネツプ数はウスター斑測定器による測定値、
また取扱性はリング撚糸機による撚糸中の断糸回
数で評価したもので 〇は断糸回数0.02回/10錘・1時間 △は 〃 ≒0.05 〃 ×は 〃 0.1 〃 のレベルを示すものである。
一方傾斜角が30゜に満たないときは繊維束の進
行方向と対向する方向の推進力が大きくなり過ぎ
て繊維束の配列を乱し易くなりネツプが増加し易
くなる他交絡する力も弱まるため相互の交絡が低
くなり取扱性が悪くなるなど本発明の目的を達成
することが出来ない。
行方向と対向する方向の推進力が大きくなり過ぎ
て繊維束の配列を乱し易くなりネツプが増加し易
くなる他交絡する力も弱まるため相互の交絡が低
くなり取扱性が悪くなるなど本発明の目的を達成
することが出来ない。
また、流体噴射孔13の中心軸は繊維束導入路
12の中心軸に対して交叉するように構成されて
いる。これら両者の中心軸が一側方向に偏心して
いると繊維束導入路12内に旋回渦流が生じ、繊
維束1が加撚され、単繊維相互の交絡が難かしく
なり、本発明の目的とする糸条が得られない。
12の中心軸に対して交叉するように構成されて
いる。これら両者の中心軸が一側方向に偏心して
いると繊維束導入路12内に旋回渦流が生じ、繊
維束1が加撚され、単繊維相互の交絡が難かしく
なり、本発明の目的とする糸条が得られない。
ここで、流体噴射孔13の配置については第3
図に示す如く繊維束導入路出口側付近で、且つ繊
維束導入路12に対して対称の位置に一対を設け
るのが交絡処理上およびノズル製作上からは都合
がよいが、繊維束導入路12の中心軸と流体噴射
孔13の中心軸が交叉すれば、流体噴射孔12は
1個でも又は3個以上でもよく、さらには、繊維
束導入路の長さ方向に分布してもよい。さらに、
繊維束導入路12および流体噴射孔13の寸法に
ついては、繊維束1を構成する単繊維のデニール
やその断面形状あるいは得ようとする糸条物の全
デニール等に合わせて適宜選定すれば良い。ま
た、本交絡処理ノズル5は1体式でもよく、また
は取扱い易くするために適宜スリツトを設けたス
リツト式あるいは半割式にしても良い。
図に示す如く繊維束導入路出口側付近で、且つ繊
維束導入路12に対して対称の位置に一対を設け
るのが交絡処理上およびノズル製作上からは都合
がよいが、繊維束導入路12の中心軸と流体噴射
孔13の中心軸が交叉すれば、流体噴射孔12は
1個でも又は3個以上でもよく、さらには、繊維
束導入路の長さ方向に分布してもよい。さらに、
繊維束導入路12および流体噴射孔13の寸法に
ついては、繊維束1を構成する単繊維のデニール
やその断面形状あるいは得ようとする糸条物の全
デニール等に合わせて適宜選定すれば良い。ま
た、本交絡処理ノズル5は1体式でもよく、また
は取扱い易くするために適宜スリツトを設けたス
リツト式あるいは半割式にしても良い。
本発明方法は以上述べたような構成によりなる
から本発明方法により処理されている交絡状態の
繊維束にはほとんど張力がかからず、主として、
交絡処理ノズル5の下流側糸条物に張力がかかる
ため、交絡が交絡処理ノズル内で発生するという
好都合な作用効果が得られる。即ち、本発明方法
に使用する交絡処理ノズル5によれば、流体噴射
孔13の中心軸が繊維束導入路12の中心軸に対
して繊維束の進行方向と対向する方向に傾斜して
いるため、繊維束1は繊維束の移動方向と反対方
向の推進力を受けることになる。このため、交絡
処理ノズル5に導入される以前の繊維束の外力を
小さくできる作用効果を得るものである。更に本
発明の交絡処理ノズル5はその下流側への推力を
ほとんど有せず、かつ交絡処理ノズル5の下流側
においては、糸条物に張力がはたらいているた
め、得られる糸条物はたるみやループが従来もの
に比べてはるかに少なく均一な外観のものとな
り、本発明のかかる告用効果を最大限に発揮させ
得る。
から本発明方法により処理されている交絡状態の
繊維束にはほとんど張力がかからず、主として、
交絡処理ノズル5の下流側糸条物に張力がかかる
ため、交絡が交絡処理ノズル内で発生するという
好都合な作用効果が得られる。即ち、本発明方法
に使用する交絡処理ノズル5によれば、流体噴射
孔13の中心軸が繊維束導入路12の中心軸に対
して繊維束の進行方向と対向する方向に傾斜して
いるため、繊維束1は繊維束の移動方向と反対方
向の推進力を受けることになる。このため、交絡
処理ノズル5に導入される以前の繊維束の外力を
小さくできる作用効果を得るものである。更に本
発明の交絡処理ノズル5はその下流側への推力を
ほとんど有せず、かつ交絡処理ノズル5の下流側
においては、糸条物に張力がはたらいているた
め、得られる糸条物はたるみやループが従来もの
に比べてはるかに少なく均一な外観のものとな
り、本発明のかかる告用効果を最大限に発揮させ
得る。
尚、第1図に示した引取流体ノズル3の噴射流
体の圧力・交絡処理ノズル5の噴射流体の圧力、
供給ローラー2のデリベリーローラー7に対する
オーバーフイード率等も高品質を得るために重要
な条件である。すなわち、引取流体ノズル圧は供
給ローラー2に繊維束が巻付かないようにする必
要があり、2〜5Kg/cm2位が適当である。また、
交絡処理ノズル圧は繊維束に十分な抱合を付与す
る必要があり2〜5Kg/cm2位が適当である。これ
ら2つのノズル圧は必要な範囲内でできるだけ小
さくすることが望ましい。デリベリーローラー7
に対する供給ローラー2のオーバーフイード率は
1〜10%が適当で、繊維束を構成する繊維本数が
多い場合は低いオーバーフイードがよく、逆に構
成繊維本数が少ない場合は高オーバーフイードが
良い。
体の圧力・交絡処理ノズル5の噴射流体の圧力、
供給ローラー2のデリベリーローラー7に対する
オーバーフイード率等も高品質を得るために重要
な条件である。すなわち、引取流体ノズル圧は供
給ローラー2に繊維束が巻付かないようにする必
要があり、2〜5Kg/cm2位が適当である。また、
交絡処理ノズル圧は繊維束に十分な抱合を付与す
る必要があり2〜5Kg/cm2位が適当である。これ
ら2つのノズル圧は必要な範囲内でできるだけ小
さくすることが望ましい。デリベリーローラー7
に対する供給ローラー2のオーバーフイード率は
1〜10%が適当で、繊維束を構成する繊維本数が
多い場合は低いオーバーフイードがよく、逆に構
成繊維本数が少ない場合は高オーバーフイードが
良い。
又、上記引取流体ノズル圧、交絡処理ノズル
圧、オーバーフイード率は各々相互に関係してお
り、供給される繊維束1の単繊維デニール短繊維
長、断面形状、油剤の種類、雰囲気の湿気、糸条
物のデニール、加工速度などによつて適宜適正な
条件が選定される。
圧、オーバーフイード率は各々相互に関係してお
り、供給される繊維束1の単繊維デニール短繊維
長、断面形状、油剤の種類、雰囲気の湿気、糸条
物のデニール、加工速度などによつて適宜適正な
条件が選定される。
尚、本発明の方法で得られる無撚紡績糸を追撚
して従来の有撚紡績糸の用途に供せられることは
勿論である。
して従来の有撚紡績糸の用途に供せられることは
勿論である。
以下、本発明を実施例により説明する。
実施例 1
第1図に示す工程にて無撚紡績糸を紡出した。
引取流体ノズル3には、第2図に示すような傾
斜角αが45゜、流体噴射孔10径1φ×2ケ繊維束
導入孔11の径5φ仮撚方向Zのピース4を用い
流体供給パイプ16から4Kg/cm2の圧空を供給し
た。
斜角αが45゜、流体噴射孔10径1φ×2ケ繊維束
導入孔11の径5φ仮撚方向Zのピース4を用い
流体供給パイプ16から4Kg/cm2の圧空を供給し
た。
交絡処理ノズル5には、第3図に示すような流
体噴射孔13の径1.1φ×2ケ傾斜角θ=60゜、繊
維束導入路12の径2.8φ、のものを用い流体供給
パイプ15から5Kg/cm2の圧空を供給した。
体噴射孔13の径1.1φ×2ケ傾斜角θ=60゜、繊
維束導入路12の径2.8φ、のものを用い流体供給
パイプ15から5Kg/cm2の圧空を供給した。
上記ノズル条件のもとで、供給繊維束1として
全デニール350、平均単糸デニール35、平均繊維
長350mmのポリエステル牽切スライバーを用いデ
リリベリーローラー7に対する供給ローラー2の
オーバーフイード率を6%、供給ローラー2の表
面速度を200m/minとした条件のもとで、無撚
紡績糸を紡出した。紡出中断糸やトラブルはほと
んどなく、得られた糸条をイーブネステスターを
用いて測定した結果、糸斑μ%11.0%、ネツプ6
ケ/125mであり、かつループやたるみ、毛羽の
少ない非常に均一な外観を有するものが得られ
た。また、抱合性も製繊およびその準備工程に十
分耐えるだけの強力を有していた。
全デニール350、平均単糸デニール35、平均繊維
長350mmのポリエステル牽切スライバーを用いデ
リリベリーローラー7に対する供給ローラー2の
オーバーフイード率を6%、供給ローラー2の表
面速度を200m/minとした条件のもとで、無撚
紡績糸を紡出した。紡出中断糸やトラブルはほと
んどなく、得られた糸条をイーブネステスターを
用いて測定した結果、糸斑μ%11.0%、ネツプ6
ケ/125mであり、かつループやたるみ、毛羽の
少ない非常に均一な外観を有するものが得られ
た。また、抱合性も製繊およびその準備工程に十
分耐えるだけの強力を有していた。
第1図は本発明の1実施態様を示す工程図であ
る。第2図は第1図に示した引取流体ノズルのピ
ースの例を示す図で、イは側面図、ロは側面図A
−A′線上の断面図を示す。第3図は第1図に示
した交絡処理ノズルの例を示す図で、イは側面
図、ロは側面図のB−B′線上の断面図を示す。
第4図は交絡処理ノズルの流体噴射孔の傾斜角θ
に対して、得られる糸条のネツプ数と取扱性の関
係を説明する図を示す。 1…繊維束、5…交絡処理ノズル、6…無撚紡
績糸、12…繊維束導入路、13…流体噴射孔。
る。第2図は第1図に示した引取流体ノズルのピ
ースの例を示す図で、イは側面図、ロは側面図A
−A′線上の断面図を示す。第3図は第1図に示
した交絡処理ノズルの例を示す図で、イは側面
図、ロは側面図のB−B′線上の断面図を示す。
第4図は交絡処理ノズルの流体噴射孔の傾斜角θ
に対して、得られる糸条のネツプ数と取扱性の関
係を説明する図を示す。 1…繊維束、5…交絡処理ノズル、6…無撚紡
績糸、12…繊維束導入路、13…流体噴射孔。
Claims (1)
- 1 不連続繊維からなるか若しくはそれを主成分
とする繊維束を交絡処理ノズルに導入して無撚紡
績糸となす方法において、該繊維束を該交絡処理
ノズルに連続的に供給し、該交絡処理ノズルの噴
射流体を該繊維束の進行方向と対向する方向に傾
斜せしめて噴射し、且つ、旋回渦流を与えること
なく該噴射流体により該繊維束の進行方向と対向
する方向に推進力を有せしめ、該繊維束を構成す
る単繊維に絡合性を付与せしめることを特徴とす
る無撚紡績糸の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7214081A JPS57193540A (en) | 1981-05-15 | 1981-05-15 | Production of twistless spun yarn and entangling treatment nozzle |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7214081A JPS57193540A (en) | 1981-05-15 | 1981-05-15 | Production of twistless spun yarn and entangling treatment nozzle |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57193540A JPS57193540A (en) | 1982-11-27 |
JPH0255537B2 true JPH0255537B2 (ja) | 1990-11-27 |
Family
ID=13480677
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7214081A Granted JPS57193540A (en) | 1981-05-15 | 1981-05-15 | Production of twistless spun yarn and entangling treatment nozzle |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS57193540A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4581324B2 (ja) * | 2002-12-05 | 2010-11-17 | 東レ株式会社 | 抗ピリング性編地 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4028763Y1 (ja) * | 1965-06-16 | 1965-10-11 | ||
JPS5038603U (ja) * | 1973-07-31 | 1975-04-21 |
-
1981
- 1981-05-15 JP JP7214081A patent/JPS57193540A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4028763Y1 (ja) * | 1965-06-16 | 1965-10-11 | ||
JPS5038603U (ja) * | 1973-07-31 | 1975-04-21 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57193540A (en) | 1982-11-27 |
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