JPH025482Y2 - - Google Patents

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JPH025482Y2
JPH025482Y2 JP1981144287U JP14428781U JPH025482Y2 JP H025482 Y2 JPH025482 Y2 JP H025482Y2 JP 1981144287 U JP1981144287 U JP 1981144287U JP 14428781 U JP14428781 U JP 14428781U JP H025482 Y2 JPH025482 Y2 JP H025482Y2
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JP
Japan
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box
pipe
groove
bent
inverted
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JP1981144287U
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English (en)
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JPS5853474U (ja
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Publication date
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Priority to JP14428781U priority Critical patent/JPS5853474U/ja
Publication of JPS5853474U publication Critical patent/JPS5853474U/ja
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Publication of JPH025482Y2 publication Critical patent/JPH025482Y2/ja
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    • Y02E60/12

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  • Filling, Topping-Up Batteries (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はバツテリー用電解液の容器に関するも
のであり、特にダンボール等の紙製の箱内に電解
液を注入したポリエチレン製の袋体を収納した容
器の改良に関する。
(従来の技術) 従来のこの種の容器としては、実公昭51−
52580号公報に開示されているものがあつた。
この容器は、箱体内に電解液を入れる容器本体
を収納し、この容器本体に取り付けられたホース
の先端を箱体の中蓋に設けた孔に差し込み、この
ホースを上蓋に設けた切取部を取り除くことによ
り取り出して注液するように構成されていた。
(考案が解決しようとする課題) 上記従来の容器においては、ホースの先端を箱
体の孔に差し込むことにより所定の位置に位置決
めしていたので、外力により箱体が変形するとホ
ースを差し込む孔も変形し、ホースが外れてしま
うことがあり、注液時にホースが取り出しにくく
なり、作業性が低下することがあつた。
特に、従来の容器における箱体は持ちにくく、
運搬時等に落下させてしまうこともあり、ホース
を確実に固定すると共に箱を確実に保持すること
ができるように構成することが必要であつた。
また、注液作業中に箱体を落下させてしまう
と、ホースがバツテリーから外れて周囲に電解液
が飛散することがあり、極めて危険であつたの
で、確実に握持することができるものが必要とさ
れていた。
そこで、実開昭49−16337号公報に開示されて
いる箱のように、親指とその他の指とをそれぞれ
挿入する互いに形状の異なる孔を角部を挾む位置
に設けることも考えられるが、このような孔では
親指を入れる位置が決められてしまうので、例え
ば右手でしか持つことができないという不便さが
あつた。また、この箱のように片側に小さい孔を
設けた場合、箱の角部をしつかりと握ることはで
きず、孔に指を引掛けて、箱を下げるようにして
持つことしかできなかつた。従つて、箱を逆様に
する等注液作業に必要な状態にすることが困難で
あり、作業性が悪くなるという課題があつた。
本考案の目的は、運搬時における衝撃の影響が
なく、また容器の保持が片手でも確実に行なうこ
とができ、しかも電解液を流出させ易い状態で容
器を保持することが可能な、安全で作業がし易い
バツテリー用電解液の容器を提供することにあ
る。
(課題を解決するための手段) 本考案のバツテリー用電解液の容器は、中空の
角柱状をなし、その各側壁の上下の端部にそれぞ
れ内方に折り曲げ可能に設けられかつ折り曲げる
ことにより対向する解放端辺が中央にて突き合わ
されて上蓋と底蓋をそれぞれ形成する折曲片を有
する箱と、この箱内に収納されかつ電解液が注入
される袋体と、この袋体に連結され、電解液を注
出するためのパイプと、からなるものである。
また、箱の上蓋を形成する折曲片のうちのひと
つには、その解放端辺側から形成されたU溝と、
その解放側端辺側から形成された逆L字形の溝と
が設けられている。このU溝からはパイプが箱の
外側に引き出され、また逆L字形の溝には引き出
されたパイプが差し込まれる。その差し込まれた
パイプの先端部は、逆L字形の溝の入口部に形成
される係止部に係止される。また、U溝及び逆L
字形の溝が形成された折曲片に重ねられる折曲片
には、U溝及び逆L字形の溝の間にあるパイプの
位置に適合する位置に、抜き取ることによりパイ
プの引出口を形成する切込部が設けられている。
さらに、切込部が形成される上蓋の角部に対し
て対角線上にある角部を挾む箱の側壁には、略弓
形の切り込みからなりかつ箱の内方に折り曲げる
ことにより手掛けを形成する折曲部が設けられて
いる。
(作用) 本考案の容器におけるパイプは、箱の折曲片の
U溝と逆L字形の溝にそれぞれ挿通され、この位
置に設けられた他の折曲片の切込部から引き出さ
れる。
また、箱を握持するための折曲部は、切込部が
設けられている上蓋の角部に対して対角線上にあ
る角部を挾む側壁に設けられており、この部分を
握持することにより切込部を下方に傾け、その切
込部の方向に電解液を集めて注液する。
(実施例) 以下図面に基づいて本考案の実施例を説明す
る。
第1図は本考案の容器における箱を示す斜視図
であり、第2図は本考案の容器における袋体に連
結されたパイプの係合状態を示す透視図、第3図
は容器の上蓋に設けられた切込部とパイプの先端
部との位置関係を示す斜視図、第4図は注液時の
状態を示す斜視図である。
1は中空の角柱状をなす折畳式のダンボールか
らなる箱であり、その4枚の側壁のそれぞれの上
下端部にはそれぞれ箱1の開口部をふさぐように
内方に重ねて折り曲げられる上蓋を形成する折曲
片6,6′,7,7′と底蓋を形成する折曲片8,
8′,9,9′が設けられている。この互いに対向
する折曲片6,6′と、7,7′と、8,8′と、
9,9′は、それぞれその解放端辺が上蓋及び底
蓋の中央で突き合わされ、さらにこのように折り
曲げられた折曲片6,6′の上に折曲片7,7′が
同じように折り曲げられて重ねられる。
2は箱1に収納される軟質または硬質のポリエ
チレン製の袋体であり、電解液3が注入される。
4は袋体に連結されたパイプであり、その先端
部5は電解液3が袋体2より流出しないように適
宜の方法で封嵌されている。
上記箱1に設けられている折曲片のなかで折曲
片6には、その解放端辺の側から形成されたU溝
10と、その解放側端辺の側から形成された逆L
字形の溝11が設けられており、この溝11の入
口部には係止部12が形成されている。このU溝
10には箱1内から外方に向かつてパイプ4が挿
通され、また溝11にはU溝10から引き出され
たパイプ4が箱1内に向かつて挿通される。この
ようにU溝10と溝11を通されたパイプ4の先
端部5は係止部12に係止する。
また、この折曲片6の上に直角に折り重ねられ
る折曲片7には、U溝10と溝11の間にあるパ
イプ4の位置に適合する位置に、切り込みにより
形成され、抜き取ることによりパイプ4の引出口
を形成する切込部13が設けられている。
さらに、この切込部13が設けられている上蓋
の角部に対して対角線上に位置する角部を挾む箱
1の側壁には、略弓形の切り込みからなり、かつ
箱1の内方に折り曲げることにより手掛けを形成
する折曲部14,14′が設けられている。尚、
この折曲部14,14′は、成形が容易な長四角
形状にしてもよい。
上記構成からなる本実施例の容器において、箱
1内に収納された袋体2の電解液3をバツテリー
に注液する場合には、はじめに箱1の折曲片7の
切込部13を指で押圧して抜き取り、ここから溝
10,11間のパイプ4を引き出し、その先端部
5を開封してバツテリーの注入口につなぐ。ま
た、このときに箱1の側壁に設けられている折曲
部14,14′を指で箱1の内側へ折り曲げて手
掛けを形成し、その後この部分をしつかりと握持
して持ち上げ、箱1を傾けることにより注液す
る。
(考案の効果) 本考案において、パイプは箱に設けられている
2つの溝により確実に係止されており、またこの
箱には確実に握持することができる手掛けが設け
られている。このため、運搬時にこの容器を落と
してもパイプが外れて所定の位置からずれてしま
うことがなく、また注液作業時に容器を落として
しまうことがない。従つて、本考案は、極めて安
全性が高く、しかも作業性に優れた容器を提供す
ることができる。
特に、本考案の容器におけるパイプを引き出す
切込部と手掛けは、対角線上の相対する角部付近
に設けられているので、手掛けを持つて容器を持
ち上げると、ごく自然に切込部が下方に傾き、切
込部方向に袋体内の電解液を集めることができ、
作業性をさらに向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の容器における箱を示す斜視
図、第2図は本考案の容器における袋体に連結さ
れたパイプの係合状態を示す透視図、第3図は容
器の上蓋に設けられた切込部とパイプの先端部と
の位置関係を示す斜視図、第4図は注液時の状態
を示す斜視図である。 1……箱、2……袋体、3……電解液、4……
パイプ、5……先端部、6,6′、7,7′,8,
8′、9,9′……折曲片、10……U溝、11…
…溝、12……係止部、13……切込部、14,
14′……折曲部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 中空の角柱状をなし、その各側壁の上下の端部
    にそれぞれ内方に折り曲げ可能に設けられかつ折
    り曲げることにより対向する解放端辺が中央にて
    突き合わされて上蓋と底蓋をそれぞれ形成する折
    曲片6,6′,7,7′,8,8′,9,9′を有す
    る箱1と、 該箱1内に収納されかつ電解液3が注入される
    袋体2と、 該袋体2に連結され、電解液3を注出するため
    のパイプ4と、からなり、 前記箱1の上蓋を形成する折曲片6,6′,7,
    7′のうちのひとつに、その前記解放端辺側から
    形成されたU溝10と、その解放側端辺側から形
    成された逆L字形の溝11と、を設け、前記パイ
    プ4を前記箱1内からU溝10を通して外方に引
    き出し、さらに引き出されたパイプ4を逆L字形
    の溝11から前記箱1内に挿入し、そのパイプ4
    の先端部5を前記逆L字形の溝11の入口部に形
    成される係止部12に係止させ、前記U溝10及
    び逆L字形の溝11が形成された折曲片6に重ね
    られる折曲片7の前記U溝10と逆L字形の溝1
    1との間にあるパイプ4の位置に適合する位置
    に、抜き取ることにより前記パイプの引出口を形
    成する切込部13を設け、 該切込部13が形成される前記箱1の上蓋の角
    部に対して対角線上にある角部を挾む前記箱1の
    側壁に略弓形の切り込みからなりかつ箱1の内方
    に折り曲げることにより手掛けを形成する折曲部
    14,14′を設けたことを特徴とするバツテリ
    ー用電解液の容器。
JP14428781U 1981-09-30 1981-09-30 バツテリ−用電解液の容器 Granted JPS5853474U (ja)

Priority Applications (1)

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JP14428781U JPS5853474U (ja) 1981-09-30 1981-09-30 バツテリ−用電解液の容器

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JP14428781U JPS5853474U (ja) 1981-09-30 1981-09-30 バツテリ−用電解液の容器

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Publication Number Publication Date
JPS5853474U JPS5853474U (ja) 1983-04-11
JPH025482Y2 true JPH025482Y2 (ja) 1990-02-09

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ID=29937254

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JP14428781U Granted JPS5853474U (ja) 1981-09-30 1981-09-30 バツテリ−用電解液の容器

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5152580U (ja) * 1974-10-21 1976-04-21

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4916337U (ja) * 1972-05-16 1974-02-12

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5152580U (ja) * 1974-10-21 1976-04-21

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JPS5853474U (ja) 1983-04-11

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