JPH0254427A - 光ディスクの待機方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 光ディスクの待機方法に関し。

Ｃ／Ｎ値（キャリア信号対雑音比）を改善するために読
出に高いパワーのレーザ光を照射しても。

Ｃ／Ｎ値の劣化を加速しないようにすることを目的とし
２ 情報の記録、消去、読出をしていない待ち状態において
、スパイラル・ディスクをトラッキングするレーザ光を
複数周おきにトラック・ジャンプして元のトラックに戻
すように構成する。

〔産業上の利用分野〕

本発明はスパイラル・ディスクを用いた光ディスクの待
機方法に関する。

光ディスクは狭義の光ディスクと光磁気ディスクに大別
される。

狭義の光ディスクは記録媒体として低融点の合金を用い
、情報の記録を微小なスポットに絞ったレーザ光を媒体
に照射して生じた穴の有無により行い、再生を穴の有無
による反射率の差を利用して行う追記型メモリである。

一方、光磁気ディスクは記録媒体の記録層に垂直な方向
に磁化することにより情報が記録される書き換え可能な
メモリである。情報の記録と消去は微小なスポットに絞
ったレーザ光を照射し２局部的に媒体温度を上昇させて
記録層の保磁力を下げ２弱い磁界を印加して記録層の磁
化の向きを反転させる。一方、常温では記録層は非常に
大きな保持力を持っているため、記録された情報は安定
に保存される。情報の読出はカー（Ｋｅｒｒ）効果を利
用し、レーザ光が記録層から反射されるとき、記録層の
磁化の向きに応じて１反射光の偏光面が反対方向に微小
回転するため、この回転角を信号として検出する。

又、書き換え可能な光ディスクには上記の光磁気方式の
他に、レーザ照射の熱により記録する相変化方式のもの
がある。

これらの光ディスクの内、微小なスポットに絞ったレー
ザ光がディスク上をスパイラル状に走査して記録１読出
、消去が行われものは、スパイラル・ディスクと呼ばれ
る。

〔従来の技術〕

スパイラル・ディスクのトラッキングにおいては、待ち
状態（情報の記録、消去、読出をしていない状態）では
、ディスクが一周したところで。

レーザ光を元のトラックへトラック・ジャンプすること
により、その位置を保持している（第４図参照）。

光磁気ディスクでは、充分に大きなＣ／Ｎ値（キャリア
信号対雑音比）を得るために読出レーザのパワーを上げ
てＣ／Ｎ値を改善するようにしている。

しかしながら、待ち状態で長時間同じトラックに高パワ
ーのレーザ光が照射されていると、第５図のようにＣ／
Ｎ値が劣化してしまうという問題がある。

第５図は読出のレーザパワーＰ、をパラメータにして１
　レーザ照射時間ｔに対するＣ／Ｎ値の関係を示す図で
ある。

図より＋　　Ｐｒ　＝　２．０　ｍＷの方がＰ、、＝　
１．０　ｍＷの場合よりＣ／Ｎ値は早く劣化しているこ
とが分かる。

いま、λをＣ／Ｎ値の初期値、αを定数、ｔを積算のレ
ーザ照射時間とするとＣ／Ｎ値は次式で表される。

Ｃ／Ｎ　　＝α　ｌｏｇ　ｔ＋λ。

〔発明が解決しようとする課題〕

スパイラル・ディスクの待ち状態における従来のトラッ
キング方法では、あるトラックへ読出レーザ光の照射が
継続されるのでＣ／Ｎ値は早く劣化するという問題があ
った。

本発明は、　Ｃ／Ｎ値を改善するために読出に高いパワ
ーのレーザ光を照射しても、　Ｃ／Ｎ値の劣化を加速し
ないようにすることを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

上記課題の解決は、情報の記録、消去、読出をしていな
い待ち状態において、スパイラル・ディスクをトラッキ
ングするレーザ光を複数周おきにトラック・ジャンプし
て元のトラックに戻すようにする光ディスクの待機方法
により達成される。

〔作用〕

本発明は、読出レーザ光の照射によるＣ／Ｎ値の劣化を
抑制するために、レーザ光ができるだけ同一トラック内
にとどまらないように、スパイラル・ディスクの待ち状
態におけるレーザ光の！・ランク・ジャンプを数周おき
にするようにしたものである。

〔実施例〕

第１図は本発明の一実施例の説明図で、スパイラル・デ
ィスクのトラック・ジャンプを３周おきにした場合で、
待ち状態で同一トラックにレーザ光が照射する回数が１
／３に減るため、　Ｃ／Ｎ値がある量劣化するのに要す
る時間は３倍になる。

この実施例の結果を、従来例と対比して第２図に示す。

図は、書込のレーザパワーＰｗ＝　５．５　ｍＷ。

線速１０　ｒａ八、　ビット長（１ビツトに相当する円
周方向の長さ）１．０μｍで記録したディスクをＰ、＝
　２．０　ｍＷで読み出した際の、レーザ照射時間ｔに
対するＣ／Ｎ値の関係を示し、（１）は実施例。

（２）は従来例である。

第３図はｎ周おきにトラック・ジャンプを１０’回実施
した場合のトラック・ジャンプの失敗率を示す。

ここで、トラック・ジャンプの失敗とは、トラック・ジ
ャンプした後に正確に元の待ち位置に戻らない場合をい
う。

この図より、ｎの値は２〜１０を選ぶと失敗率は０とな
り、この範囲を選ぶのが適当であることが分かる。

トラック・ジャンプをｎ周おきにすれば、待ち状態にお
いてレーザ光があるトラックを通る時間は従来例の１／
ｎとなり、そのためＣ／Ｎ値からみたディスクの寿命は
１倍（２≦ｎ≦１０）になる°。

次に、実施例を実行する際の、ディスク装置の制御機能
の概略について説明する。

第６図はディスクの断面図とトラック・ジャンプの機能
を説明するブロック図である。

図において、トラック・ジャンプのタイミングはディス
ク１を取り付けたスピンドル２からのトリガ信号でとる
。

スピンドル２にはセンサがつけられ、これにより回転を
モニタしており、このモニタ信号をトリガ信号として使
用している。

マイクロコンピュータ３はトリガ信号に合わせてディス
ク回転のｎ周おきにサーボコントロール部４に指令を出
し、ｎ周おきに指令を受けたサーボコントロール部４よ
りはジャンプパルス発生回路５に指令が出る。

ジャンプパルス発生回路５で発生したジャンプパルスは
アクチュエータ・ドライバ６を経てアクチュエータ及び
ヘッド（レーザ光）７を駆動してこれを指定のトラック
にジャンプする。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明によれば、　Ｃ／Ｎ値を改善
するため、読出に高いパワーのレーザ光を照射しても、
　Ｃ／Ｎ値の劣化を抑制できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例のトラック・ジャンプを説明
する図。 第２図は実施例と従来例に対するレーザ照射時間ｔに対
するＣ／Ｎ値の関係を示す図。 第３図はｎ周おきにトラック・ジャンプを実施した場合
のトラック・ジャンプの失敗率を示す図。 第４図は従来のトラック・ジャンプを説明する図。 第５図は読出のレーザパワーＰいをパラメータにして、
レーザ照射時間ｔに対するＣ／Ｎ値の関係を示す図。 第６図はディスクの断面図とトラック・ジャンプの機能
を説明するブロック図である。 づ「施イタＪ／））ラッ２・　し六／フ。 ３外　　１　　　Ｂつ 盟射時間ｔ（扮２ 官能イ列と伐棄脅・）ｑＣｉ〜−を廖日釆第　２　図 ｎ ｎ周お１二トラ・・１ノ・ジ′ヤンプをイ′う″つだど
納久敗午第　　３　　　図 α某發・ｊ刀トラック、ジヤンク。 第　４　図 照射時間 （扮） 訛土ノぐワー　と　Ｃ／／Ａ／４ 聞孫

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　情報の記録、消去、読出をしていない待ち状態におい
   て、スパイラル・ディスクをトラッキングするレーザ光
   を複数周おきにトラック・ジャンプして元のトラックに
   戻すようにすることを特徴とする光ディスクの待機方法
   。