JPH0253998A - 薬品包装用紙の製造方法 - Google Patents

薬品包装用紙の製造方法

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JPH0253998A
JPH0253998A JP13018889A JP13018889A JPH0253998A JP H0253998 A JPH0253998 A JP H0253998A JP 13018889 A JP13018889 A JP 13018889A JP 13018889 A JP13018889 A JP 13018889A JP H0253998 A JPH0253998 A JP H0253998A
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Hideo Goto
後藤 英男
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NAKAJIMA MATSUKO
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は薬品の包装に用いて有用な包装用紙の製造方法
に関するものである。
〔従来の技術〕
従来より薬品を内包した後で周縁を融着するタイプの薬
品包装袋の用紙としては、セロファンにポリエチレン等
のヒートシール性合成樹脂を積層した透明なものが多く
使用されているが、この薬品包装用紙は内容物の視認性
に優れてはいるものの、対向する透明面即ち鏡面同士で
所謂ブロッキング現象が起るという問題がある。
これに対し、セロファンにポリエチレンを半透明または
不透明となるように積層したラミネート紙による薬品包
装用紙があり、この用紙は対向面が梨地となるので、上
記のようなブロッキング現象を防止出来る利点はあるも
のの内容物の視認性が損なわれるという問題があった。
最近では、包装袋の一面側に透明なラミネート紙を、他
面側に半透明または不透明なラミネート紙を使用して内
容の視認性とブロッキング防止機能を兼備した用紙が多
く用いられるようになってきた。
〔発明が解決しようとする課題〕
然し乍ら、従来の薬品包装用袋は個々に製造した透明な
ラミホー1−紙とこれとは別の半透明または不透明なラ
ミネート紙とを重合し、それらの周縁をヒートシールす
るようにしているため、このような袋の製造に当っては
常に2種類のラミネート紙を用意しなければならないと
いう煩しさがあり、また、2種類の用紙の周縁全体をヒ
ートシルしなければ袋として密封出来ないなど製造上の
手間を要する不都合な点があって、結局はこれらの点が
包装コス1へにはね返るという難点がある。
この点に鑑み、本発明の発明者は、さきに、セロファン
等の透明な基紙の片面に、ポリエチレン等の合成樹脂を
、適宜幅の鏡面と梨地面とを形成させて積層した薬品包
装用ラミネート紙を考案した(実公昭38−6689号
)。
この包装用紙は、視認性が良好な」二にブロッキング現
像を起しにくいため、従来の問題点を解消したものとし
て、有用されているが、基紙がセロファンの場合、所謂
腰の弱いところがあるため、包装する薬品の種類によっ
ては使用し難い場合があるほか、セロファンのコストが
結構かかってコスト的にいま一つ難があること、並びに
、ブロッキング現象を完全に防止できない場合もあるな
ど、未だ改善すべき点のあることを知得した。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は」二連のような従来技術の問題点を解決するこ
とを目的としてなされたもので、その構成は、グラシン
紙、純白紙等による長尺の白色系不透明紙乃至は半透明
紙を基紙とし、この基紙の長手方向において当該基紙が
有する本来の不透明乃至は半透明面を残しつつ、パラフ
ィン系油性溶剤又はシリコン系溶液を適宜幅で塗布する
ことにより、基紙本来の不透明乃至は半透明面と前記塗
布による透明面とをこの基紙の全幅において交互に複数
面形成し、この基紙の表面に、ヒートシール性の透明な
合成樹脂を、この合成樹脂の基紙における不透明乃至は
半透明面に対応する側を梨地面に形成し乍ら積層するこ
とを特徴とするものである。
〔作 用〕
=4 本発明薬品包装用紙はグラシン紙や純白紙のように不透
明な紙を薬品包装用紙の基紙に用いるので、確実なブロ
ッキング防止作用が得られる。
この基紙にパラフィン系油性溶剤またはシリコン系溶液
を塗布し、該紙の全長に亘り適宜幅で透明な部分と不透
明な部分とを交互に複数組形成することにより、包装後
の視認性を獲得すると共に、大量生産に好適な構造とし
た。
また、基紙の表面にヒートシール性合成樹脂を積層する
と共に、この合成樹脂層の基紙の不透明乃至は半透明面
に対向する面を梨地面に形成することにより、基紙の視
認性並びにブロッキング防止機能を何ら損うことなく、
包装時のシールを容易にすると共に腰の強い袋が形成で
きるようにした。
〔実施例〕
次に発明案の実施の一例を図により説明する。
第1図は本発明により製造されて裁断された薬品包装用
紙の一例を示すもので、1は不透明な純白紙による基紙
、2はその基紙1の半幅側(第1図の左側半分)にパラ
フィン系油性溶剤を塗布することにより形成された透明
面、3は基紙1に透明面2を形成した後、該基紙1の片
面にヒートシル性の合成樹脂層を積層して形成したヒー
トシール樹脂層である。
上記の構造を有する薬品包装用紙は、薬品包装袋に形成
する場合、通常、ヒートシール樹脂層3を内側にして透
明面2と不透明面の境界部から折曲し、間に包装すべき
薬品を配して開放されている三つの周縁をヒートシール
することにより密封された袋に形成する。
而して、上記の薬品包装用紙の製造は、上記第1図に示
す用紙の複数倍の幅を有する基紙1を巻取式にして用紙
の複数面分が同時に一工程で製造されるようにする。
例えば、基紙1の幅を]、OOOmnとし、その両側に
基紙のままの不透明面を幅150薗で取り、この両側の
不透明面に挟まれた部分に、幅140mの透明面3幅、
及び、不透明面を2幅、交互に形成する。
前記基紙1に対する透明面と不透明面の交互の形成は、
巻取られている基紙]−を送りローラ(図示せず)等を
介して繰出しているとき、前記透明面(3幅)の位置並
びに各透明面の幅においてパラフィン系油性溶剤等を塗
布することにより、当該基紙1の上にその長平方向に沿
って3幅の透明面を縞状に形成すると共に、残りの塗布
されない部分を基紙1の両側の不透明面も含み4幅の不
透明面に形成するのである。
次に、上記のようにして複数幅の透明面と不透明面とが
連続して形成されつつ搬送される基紙1に、ヒートシー
ル樹脂層3を連続形成する。
上記例で基紙1の紙幅が101000nであるから、こ
こではヒーi・シール樹脂層3を形成する加圧、冷却の
各ロールはその幅を1100+nmとすると共に、冷却
ロールは前記基紙1の各不透明面に対向する面を梨地面
に形成したものを用いる。
即ち、ヒートシール樹脂層3を積層する際に用いる冷却
ロール4は、第2図に示すようにその両側が基紙におけ
る両側の不透明面に対応して梨地面4aに形成されてい
ると共にこの梨地面4a、 4aに挟まれた中間部分が
基紙における透明面と不透明面とにそれぞれ対応した鏡
面4bと梨地面4cとに交互に形成されており、基紙]
−に形成した透明面2と基紙のままの不透明面の幅と位
置が、この冷却ロール4の鏡面4bと梨地面4a、4.
bとに対向させられることにより、ヒートシール性合成
樹脂の積層に際し、基紙1上に押出されてくる前記樹脂
を加圧ロールで加圧すると共に冷却ロール4で積層樹脂
層に梨地面を形成し乍ら冷却するのである。
このようにすることにより、積層される樹脂層は基紙1
の各透明面2の部分では鏡面に、同じく各不透明面の部
分では梨地面に形成される。
」二記例における幅10100Oの基紙を使用した本発
明により製造される薬品包装用紙は、−幅の用紙の全幅
が140mmでこの幅の中に透明面と不透明面とが夫々
70mmに形成された薬品包装用紙の複数幅が一枚の基
紙1から6面同時に形成される。従って、この用紙は適
宜スリッタにより各幅の用紙ごと裁断して製袋機にかけ
て薬品包装用袋に形成されるのである。
また、このようにして形成される各幅の薬品包装用紙は
、基紙がセロファンに比べ腰のある純白紙、グラシン紙
等であるから、従来のセロファンを基紙とするものに比
べ、薬品の包装時に取扱い易く、また、薬品の包装時、
袋の内面になるビー1〜シール樹脂層の鏡面同士が対向
することがないので、ブロッキング現象の起ることは凡
そ皆無である。
尚、上記実施例においては、ヒートシール樹脂層を基紙
の片面に設けた例について述べたが、本発明においては
、該樹脂層は基紙の両面に設けてもよい。このようにす
ると、印刷等がなくても包装作業を行なう者が用紙の表
裏を確認する必要がなくなる。
〔効 果〕
本発明は上述の通りであって、グラシン紙、純白紙等の
白色系不透明乃至は半透明紙を基紙とし、この基紙に、
適宜の複数幅でパラフィン系油性溶剤またはシリコン系
溶液等を塗布することにより、複数の透明面と基紙本来
の不透明面乃至は半透明面とを交互に形成し、その表面
全域に、ヒートシール性の透明な合成樹脂を、前記基紙
の不透明面乃至は半透明面に対向する側を梨地面に形成
しつつ積層して複数幅の薬品包装用紙を−の工程で製造
するから、用紙の製造コストの低減に寄与する大量生産
ができ、また、視認性が良好で多種の薬品を同封しても
内容物を明確に視認出来ると共に、基紙が適度の腰の強
さを有し、しかも、基紙の本来の紙面並びにヒートシー
ル樹脂層の梨地面の作用でブロッキング現象が全くとい
ってよいほど生じない薬品包装用紙として好適な用紙を
製造することができる。更に、基紙にセロファン紙より
低コストの純白紙やグラシン紙を用いたので、薬品包装
用紙として従来品より優れた効果があるものを、低コス
トで製造することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明により製造される薬品包装用紙の一例の
斜視図、第2図は本発明の実施に使用する冷却ロールの
一例の斜視図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. グラシン紙、純白紙等による長尺の白色系不透明紙乃至
    は半透明紙を基紙とし、この基紙の長手方向において当
    該基紙が有する本来の不透明乃至は半透明面を残しつつ
    、パラフィン系油性溶剤又はシリコン系溶液を適宜幅で
    塗布することにより、基紙本来の不透明乃至は半透明面
    と前記塗布による透明面とをこの基紙の全幅において交
    互に複数面形成し、この基紙の表面に、ヒートシール性
    の透明な合成樹脂を、この合成樹脂の基紙における不透
    明乃至は半透明面に対応する側を梨地面に形成し乍ら積
    層することを特徴とする薬品包装用紙の製造方法。
JP13018889A 1989-05-25 1989-05-25 薬品包装用紙の製造方法 Granted JPH0253998A (ja)

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JP2022031263A (ja) * 2020-08-05 2022-02-18 王子ホールディングス株式会社 ガスバリア性積層体

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