JPH0253472B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0253472B2
JPH0253472B2 JP18362885A JP18362885A JPH0253472B2 JP H0253472 B2 JPH0253472 B2 JP H0253472B2 JP 18362885 A JP18362885 A JP 18362885A JP 18362885 A JP18362885 A JP 18362885A JP H0253472 B2 JPH0253472 B2 JP H0253472B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hemming
room temperature
thermosetting adhesive
solid
hemming structure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP18362885A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6243480A (ja
Inventor
Takahiro Nakano
Toshimori Sakakibara
Hirohide Tomoyasu
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sunstar Engineering Inc
Original Assignee
Sunstar Engineering Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Sunstar Engineering Inc filed Critical Sunstar Engineering Inc
Priority to JP18362885A priority Critical patent/JPS6243480A/ja
Publication of JPS6243480A publication Critical patent/JPS6243480A/ja
Publication of JPH0253472B2 publication Critical patent/JPH0253472B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Epoxy Resins (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野 本発明は自動車用パネルのヘミング構造、更に
詳しくは、アウターパネルとインナーパネルのヘ
ミング形成において常温半固形の熱硬化性接着剤
を加熱流動下で適用したことにより、ヘム部から
の接着剤による汚れや付着を容易に除去したヘミ
ング構造に関する。 従来技術と解決すべき問題点 一般に、自動車のドア、ボンネツト、トランク
リツドなどのパネル類はアウターパネルとインナ
ーパネルで構成され、アウターパネルの縁部に接
着剤またはシール材を挾持し、これにインナーパ
ネルの端縁部を合わせ、そのうえにアウターパネ
ルの縁部を折り返し、プレス成形してヘミング構
造となしている。このヘミング構造としたパネル
類は仮止め用スポツト溶接をして組立て、ついで
塗装工程にて塗料焼付炉で接着剤またはシール材
を硬化させて固定している。しかしながら、ここ
で使用される接着剤(またはシール材)は主に常
温粘稠状態のものであるため、上記プレス成形に
当たり、ヘム部から接着剤がはみだし、プレス面
に接着剤が付着することがある。この場合、溶剤
等を浸したウエスなどで清掃しなければならず、
清掃に手間を要する。またヘム部からはみだした
接着剤を取除くのも困難である。このため、接着
剤の塗布量を少なくして対応しているが、時折ヘ
ム部の防水、防錆性が低下するという問題が発生
する。 そこで本発明者らは、上記接着剤の成分および
常温性状について検討を進めたところ、加熱硬化
性のエポキシ樹脂接着剤において、常温液状と常
温固形のエポキシ樹脂を併用し、これに熱可塑性
成分を配合すれば、常温半固形の加熱下で流動す
る熱硬化性接着剤が得られ、これを適用すれば、
プレス成形時には半固形であるので、プレス面に
付着して汚染することもなく、またたとえ付着し
ても、金属製ヘラ等で容易に取除くことができ、
更にヘム部からはみだした接着剤を取除く場合に
も、ヘラ等で容易に取除くことができ効率よく作
業性が計れることを見出し、本発明を完成させる
に至つた。 発明の構成と効果 すなわち、本発明は、自動車用パネルのアウタ
ーパネルをインナーパネルの縁部に折り曲げて固
定してなるヘミング構造において、アウターパネ
ルのヘミング形成する端縁部に、(a)常温液状のエ
ポキシ樹脂と常温固形のエポキシ樹脂の混合物、
(b)加熱活性硬化剤および、(c)熱可塑性合成樹脂ま
たは合成ゴムからなる常温半固形の80℃以上で流
動する熱硬化性接着剤を、加熱式フオロアープレ
ートを有する圧送ポンプにて加熱流動下で吐出、
塗布し、次いでこれにインナーパネルを重ね合わ
せてヘミング形成したことを特徴とする自動車パ
ネルのヘミング構造を提供するものである。 本発明におけるエポキシ樹脂(a)としては、例え
ばグリシジルエーテル型、グリシジルエステル
型、グリシジルアミン型、線状脂肪族エポキサイ
ド型、脂環族エポキサイド型等が挙げられ、これ
らの中から1種または2種以上の常温液状のもの
と、1種または2種以上の常温固形のものとを混
合して使用に供する。常温液状/常温固形の混合
比(重量比)は、熱硬化性接着剤が常温半固形と
なるように設定すればよく、通常30/70〜70/30
で選定する。 本発明における加熱活性硬化剤(b)としては、例
えばジシアンジアミド、4,4′−ジアミノジフエ
ニルスルホン、イミダゾール誘導体(2−n−ヘ
プタデシルイミダゾールなど)、イソフタル酸ジ
ヒドラジド、N,N−ジアルキル尿素誘導体、
N,N−ジアルキルチオ尿素誘導体、メラミン誘
導体等が挙げられ、これらの1種または2種以上
の混合物を使用に供する。使用量は所望の硬化状
態に応じて設定されてよく、通常エポキシ樹脂
100部(重量部、以下同様)に対して1〜30部の
範囲で選定する。 本発明における熱可塑性合成樹脂または合成ゴ
ム(c)としては、例えばブタジエンゴム、アクリロ
ニトリル−ブタジエンゴム(NBR)、ニトリルゴ
ム、スチレン−ブタジエンゴム(SBR)、スチレ
ン樹脂、ポリエステルゴム、アクリル樹脂、ポリ
オレフイン樹脂等が挙げられ、これらの1種また
は2種以上の混合物を使用に供し、また常温固形
乃至半固形のものが好適である。使用量は通常、
エポキシ樹脂100部に対して20〜100部の範囲で選
定する。 本発明において、要すれば防錆剤を添加しても
よい。例えばトリポリリン酸アルミニウム
〔AlH2P3O10・nH2O、n=2〜4〕、リン酸亜鉛
〔Zn3(PO42・nH2O、n=2〜4〕、モリブデン
酸塩〔CaMoO4・ZnMoO4〕、メタホウ酸塩
〔BaB2O4〕、亜鉛末等が挙げられ、これらの1種
または2種以上の混合物を使用に供する。使用量
は通常、エポキシ樹脂100部に対して5〜30部の
範囲で選定する。 また本発明において導電性付与剤を添加しても
よい。例えばカーボン粉、銅、銀、アルミニウ
ム、ニツケルなどの金属粉、フエライト等が挙げ
られ、これらの1種または2種以上の混合物を使
用に供する。使用量は通常、エポキシ樹脂100部
に対して1〜30部の範囲で選定する。かかる導電
性付与剤の配合により、ヘミング形成した後の電
着塗装が可能となり、防錆性の向上に有効であ
る。 本発明で用いる熱硬化性接着剤は、上記(a)〜(c)
成分と所望により防錆剤および/または導電性付
与剤を所定割合で配合し、更に必要に応じて通常
の充填剤(炭酸カルシウム、クレー、タルク、シ
リカなど)、顔料等を適量添加し、これらを要す
れば60〜100℃の加熱下で撹拌混合することによ
り調製される。かかる接着剤は、常温で半固形状
を呈し、80℃以上の温度で流動するようになつて
いる。これを吐出、塗布するには、一般に加熱式
フオロアープレートを有する圧送ポンプ(例えば
パイレス社製の圧送ポンプ)を採用する。 本発明に係るヘミング構造は、上記熱硬化性接
着剤を上記圧送ポンプにて加熱流動(通常、80〜
100℃)下で所定箇所に塗布し、次いで常法によ
りヘミング形成することにより製造される。以
下、添付図面を参照して説明する。 第1図に示すようにアウターパネル1の端縁部
1aに接着剤2を塗布し、そのうえにインナーパ
ネル3を重ね合わせ、次いでアウターパネル1の
先端部1bを折り曲げ、直ちにプレス成形してヘ
ミング形成を行い固定する。次に、ヘム部からは
みだした接着剤(図示せず)を金属製ヘラ等で取
除いた後、通常160〜200℃で20〜60分間の硬化処
理を行い、第2図に示すヘミング構造を得る。 次に実施例を挙げて本発明をより具体的に説明
する。 実施例 1,2 熱硬化性接着剤 下記表1に示す部数の成分を、40〜60℃に加熱
したニーダー中で約1時間混合して、熱硬化性接
着剤を調製する。かかる接着剤の溶融粘度(80
℃)と20℃の半固形状態の針入値を表1に示す。
【表】
【表】 溶解して使用に供する。
実施例1,2の接着剤は常温半固形のもので、
加熱下で液状となり、塗布後常温下において付着
物の取扱いが容易となる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はそれぞれ、本発明ヘミン
グ構造の一例の製造態様を示す斜視図および断面
図であつて、 1:アウターパネル、2:接着剤、3:インナ
ーパネル。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 自動車用パネルのアウターパネルをインナー
    パネルの縁部に折り曲げて固定してなるヘミング
    構造において、アウターパネルのヘミング形成す
    る端縁部に、 a 常温液状のエポキシ樹脂と常温固形のエポキ
    シ樹脂の混合物、 b 加熱活性硬化剤、および c 熱可塑性合成樹脂または合成ゴム からなる常温半固形の80℃以上で流動する熱硬化
    性接着剤を、加熱式フオロアープレートを有する
    圧送ポンプにて加熱流動下で吐出、塗布し、次い
    でこれにインナーパネルを重ね合わせてヘミング
    形成したことを特徴とする自動車用パネルのヘミ
    ング構造。 2 熱硬化性接着剤が防錆剤を含むものである前
    記第1項記載の自動車用パネルのヘミング構造。 3 熱硬化性接着剤が導電性付与剤を含むもので
    ある前記第1項記載の自動車用パネルのヘミング
    構造。 4 熱硬化性接着剤が防錆剤および導電性付与剤
    を含むものである前記第1項記載の自動車パネル
    のヘミング構造。
JP18362885A 1985-08-20 1985-08-20 自動車用パネルのヘミング構造 Granted JPS6243480A (ja)

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JP18362885A JPS6243480A (ja) 1985-08-20 1985-08-20 自動車用パネルのヘミング構造

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JP18362885A JPS6243480A (ja) 1985-08-20 1985-08-20 自動車用パネルのヘミング構造

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Publication Number Publication Date
JPS6243480A JPS6243480A (ja) 1987-02-25
JPH0253472B2 true JPH0253472B2 (ja) 1990-11-16

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ID=16139094

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JP18362885A Granted JPS6243480A (ja) 1985-08-20 1985-08-20 自動車用パネルのヘミング構造

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JPS6243480A (ja) 1987-02-25

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