JPH0251659A - 自動変速機用油圧制御装置 - Google Patents
自動変速機用油圧制御装置Info
- Publication number
- JPH0251659A JPH0251659A JP63199092A JP19909288A JPH0251659A JP H0251659 A JPH0251659 A JP H0251659A JP 63199092 A JP63199092 A JP 63199092A JP 19909288 A JP19909288 A JP 19909288A JP H0251659 A JPH0251659 A JP H0251659A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shift
- oil
- pressure
- valve
- duty
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 title claims description 31
- 238000012937 correction Methods 0.000 claims description 18
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims description 11
- 230000035939 shock Effects 0.000 abstract description 12
- 238000001514 detection method Methods 0.000 abstract description 6
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 14
- 238000000034 method Methods 0.000 description 10
- 230000008569 process Effects 0.000 description 10
- 230000009471 action Effects 0.000 description 9
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 9
- 238000013016 damping Methods 0.000 description 8
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 7
- 230000008859 change Effects 0.000 description 5
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 5
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 3
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 3
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 description 3
- 230000009467 reduction Effects 0.000 description 3
- 238000004904 shortening Methods 0.000 description 2
- 230000033228 biological regulation Effects 0.000 description 1
- 230000001276 controlling effect Effects 0.000 description 1
- 230000009977 dual effect Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000005461 lubrication Methods 0.000 description 1
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 1
- 230000001404 mediated effect Effects 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 1
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 1
- 230000004044 response Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Structure Of Transmissions (AREA)
- Control Of Transmission Device (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野]
本発明は、車両用自動変速機における油圧制御装置に関
する。
する。
一般に、車両用自動変速機は、遊星歯車機構とクラッチ
或いはブレーキからなる複数の摩擦係合装置とを備え、
これら摩擦係合装置の係合状態を種々に切換え、遊星歯
車機構におけるいくつかの回転要素を互いに選択的に連
結したD、或いはある回転要素の回転を制動することに
よD、その時の車両の運転状態に対して最適な変速段を
自動的に達成するように構成されている。
或いはブレーキからなる複数の摩擦係合装置とを備え、
これら摩擦係合装置の係合状態を種々に切換え、遊星歯
車機構におけるいくつかの回転要素を互いに選択的に連
結したD、或いはある回転要素の回転を制動することに
よD、その時の車両の運転状態に対して最適な変速段を
自動的に達成するように構成されている。
そのために、前記摩擦係合装置の切換制御は、通常油圧
回路により行われておD、車室内のマニュアルレバーを
手動で操作し、リンクおよびケーブルで連結されたマニ
ュアルバルブを位置決めすることにより行われると共に
、各摩擦係合装置への油圧の供給、排出は、−iに1−
2シフト弁、2−3シフト弁、3−4シフト弁等の複数
の変速用シフト弁により行われ、一方において、車両の
運転状態に対応した車速とスロットル開度信号が電子制
御回路に入力され、予め記憶された変速パターンと比較
判断され、この判断結果により前記油圧回路内に設けら
れたソレノイド弁を作動させ、前記変速用シフト弁を切
換制御して車両の運転状態に応じて最適の変速段を達成
するようになっている。また、摩擦係合装置の係合圧特
性はアキュムレータにより設定させている。
回路により行われておD、車室内のマニュアルレバーを
手動で操作し、リンクおよびケーブルで連結されたマニ
ュアルバルブを位置決めすることにより行われると共に
、各摩擦係合装置への油圧の供給、排出は、−iに1−
2シフト弁、2−3シフト弁、3−4シフト弁等の複数
の変速用シフト弁により行われ、一方において、車両の
運転状態に対応した車速とスロットル開度信号が電子制
御回路に入力され、予め記憶された変速パターンと比較
判断され、この判断結果により前記油圧回路内に設けら
れたソレノイド弁を作動させ、前記変速用シフト弁を切
換制御して車両の運転状態に応じて最適の変速段を達成
するようになっている。また、摩擦係合装置の係合圧特
性はアキュムレータにより設定させている。
[発明が解決しようとする課題]
最近の小型の車両の場合には、自動変速機も小型かつシ
フト段も3〜4段という多段に設計しなければならない
という課題があD、ギヤトレーン等のメカ部を小型に設
計しているが、シフト段をコントロールしている油圧制
御部のサイズは、般にギヤトレーンのサイズには係わら
ずシフト段数に関係しているため、油圧制御部のサイズ
を小型化させることは困難である。
フト段も3〜4段という多段に設計しなければならない
という課題があD、ギヤトレーン等のメカ部を小型に設
計しているが、シフト段をコントロールしている油圧制
御部のサイズは、般にギヤトレーンのサイズには係わら
ずシフト段数に関係しているため、油圧制御部のサイズ
を小型化させることは困難である。
しかしながら、従来の車両用自動変速機においては、ス
ロットル開度および車速に応じ゛ζ切換作動されるシフ
トバルブや、ライン圧を制御するスロットルバルブや各
摩擦係合装置の係合圧特性を設定するアキュムレータが
組み込まれているために、変速段を多くする場合にはシ
フトバルブやアキュムレータの必要個数が多くなりバル
ブボディが大型化し、また、油圧回路が複雑となD、か
つ、重量、容積およびコストが増大し、自動変速機の小
型化およびコストの低域に大きな障害となっている。
ロットル開度および車速に応じ゛ζ切換作動されるシフ
トバルブや、ライン圧を制御するスロットルバルブや各
摩擦係合装置の係合圧特性を設定するアキュムレータが
組み込まれているために、変速段を多くする場合にはシ
フトバルブやアキュムレータの必要個数が多くなりバル
ブボディが大型化し、また、油圧回路が複雑となD、か
つ、重量、容積およびコストが増大し、自動変速機の小
型化およびコストの低域に大きな障害となっている。
また、アキュムレータは、オリフィスとスプリング力に
より係合圧の特性が設定されるため、スロットル開度、
車速、油温等全ての変速条件に対して精密なショックコ
ントロールが行えないと共に、種類の異なる自動変速機
に対するチューニングが困難であるという問題を有して
いる。
より係合圧の特性が設定されるため、スロットル開度、
車速、油温等全ての変速条件に対して精密なショックコ
ントロールが行えないと共に、種類の異なる自動変速機
に対するチューニングが困難であるという問題を有して
いる。
また、2〜3.3〜4変速時に00クラツチ、C1クラ
ッチ、B+ ブレーキの3つの摩擦係合要素を時間差を
置いて制御するため、タイムラグが太き(なD、また、
クラッチ圧を自由に制御できないため、ワンウェイクラ
ッチのないクラッチ同士又はクラッチとブレーキ同士の
つかみ換えによる変速を行った場合に変速シぢツクが大
きくなるという問題も生じている。
ッチ、B+ ブレーキの3つの摩擦係合要素を時間差を
置いて制御するため、タイムラグが太き(なD、また、
クラッチ圧を自由に制御できないため、ワンウェイクラ
ッチのないクラッチ同士又はクラッチとブレーキ同士の
つかみ換えによる変速を行った場合に変速シぢツクが大
きくなるという問題も生じている。
さらに、エンジンを停止させると油圧回路の油が全て抜
けるため、エンジン始動後の最初のN→Dシフト時に通
常のソレノイド制御を行うと、油量が少な(変速が完了
しないために壁あたりによるショックを起こす可能性を
生じる。
けるため、エンジン始動後の最初のN→Dシフト時に通
常のソレノイド制御を行うと、油量が少な(変速が完了
しないために壁あたりによるショックを起こす可能性を
生じる。
本発明は上記問題を解決するものであって、油圧回路の
構成を簡単に小型化を可能にすると共に、あらゆる変速
条件に対して極め細かなショックコントロールが可能な
自動変速機用油圧制御装置を提供することを目的とする
。
構成を簡単に小型化を可能にすると共に、あらゆる変速
条件に対して極め細かなショックコントロールが可能な
自動変速機用油圧制御装置を提供することを目的とする
。
そのために本発明の自動変速機用油圧制御装置は、遊星
歯車機構におけるいくつかの回転要素を互いに選択的に
連結させる複数の摩擦係合装置と、該前記摩擦係合装置
を切換制御する油圧回路とを備え、該油圧回路には、ラ
イン圧を発生させるレギュレータバルブと、該ライン圧
を油圧回路に選択的に切換えるマニュアルバルブと、変
速時にデユーティ制御により前記摩擦係合装置の係合油
圧を直接制御する複数の変速用ソレノイドバルブと、該
ソレノイドバルブにより制御される複数のリレイバルブ
とを有し、前記ソレノイドバルブを独立してデユーティ
制御する自動変速機用油圧制御装置において、エンジン
始動を検出するイグニッションスイッチと、該スイッチ
の信号により最初のP、R,NからD、2、Lへのシフ
ト時に前記ソレノイドバルブのデユーティデータを補正
する補正手段とを有することを特徴とする。
歯車機構におけるいくつかの回転要素を互いに選択的に
連結させる複数の摩擦係合装置と、該前記摩擦係合装置
を切換制御する油圧回路とを備え、該油圧回路には、ラ
イン圧を発生させるレギュレータバルブと、該ライン圧
を油圧回路に選択的に切換えるマニュアルバルブと、変
速時にデユーティ制御により前記摩擦係合装置の係合油
圧を直接制御する複数の変速用ソレノイドバルブと、該
ソレノイドバルブにより制御される複数のリレイバルブ
とを有し、前記ソレノイドバルブを独立してデユーティ
制御する自動変速機用油圧制御装置において、エンジン
始動を検出するイグニッションスイッチと、該スイッチ
の信号により最初のP、R,NからD、2、Lへのシフ
ト時に前記ソレノイドバルブのデユーティデータを補正
する補正手段とを有することを特徴とする。
本発明においては、イグニッションスイッチがオンで最
初のN−+Dシフト時には、油路およびクラッチのピス
トンへの初期の油量を多くするために、デユティデータ
の補正を行う。すなわち、第17図に示すように、Nか
らDレンジへのシフト時におけるデユーティ比を所定時
間0%とする時間をα秒だけ延長する。従って、エンジ
ンを停止させて油圧回路の油が全て抜けても、エンジン
始動後の最初のN−Dシフト時に、油量を確保する磨こ
によD、壁あたりによるショックを防止することができ
る。
初のN−+Dシフト時には、油路およびクラッチのピス
トンへの初期の油量を多くするために、デユティデータ
の補正を行う。すなわち、第17図に示すように、Nか
らDレンジへのシフト時におけるデユーティ比を所定時
間0%とする時間をα秒だけ延長する。従って、エンジ
ンを停止させて油圧回路の油が全て抜けても、エンジン
始動後の最初のN−Dシフト時に、油量を確保する磨こ
によD、壁あたりによるショックを防止することができ
る。
また、次のような作用、効果が奏される。
(イ)アキュムレータを1つにすることができ、また、
パルプ本数も減少させることができ、パルプボディがコ
ンパクトになると共に、小型自動車用の小型の変速機に
も搭載が可能となD、また、小型の自動変速機の多段化
の制御が可能となる。
パルプ本数も減少させることができ、パルプボディがコ
ンパクトになると共に、小型自動車用の小型の変速機に
も搭載が可能となD、また、小型の自動変速機の多段化
の制御が可能となる。
(ロ)あらゆる変速条件に対して極め細かなショックコ
ントロールが可能となる。
ントロールが可能となる。
(ハ)ワンウェイクラッチのないクラッチ同士又はクラ
ッチとブレーキ同士のつかみ換えによる変速においても
変速ショックを十分に吸収することができる。
ッチとブレーキ同士のつかみ換えによる変速においても
変速ショックを十分に吸収することができる。
(ニ)エンジン特性の異なる多機種の車両へのショック
チューニングが、コンピュータのソフトの変更で対応で
きるため、トランスミッションのハード部分の変更が不
要となる。
チューニングが、コンピュータのソフトの変更で対応で
きるため、トランスミッションのハード部分の変更が不
要となる。
(ホ)スロットルバルブ機構が不要になると共に、1つ
のソレノイドでライン圧制御とロンクアップ制御ができ
るためさらに小型化が図れる。
のソレノイドでライン圧制御とロンクアップ制御ができ
るためさらに小型化が図れる。
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説明する。
先ず、本発明が適用される自動変速機を第2図により説
明すると、トルクコンバータ部Aは、トルクコンバータ
30およびロックアツプクラッチ31からなD、エンジ
ンの回転をクランクシャフト32からトルクコンバータ
30内の油流またはロックアツプクラッチ31による機
械的接続を介して自動変速機構部B内の人力軸33に伝
達する。
明すると、トルクコンバータ部Aは、トルクコンバータ
30およびロックアツプクラッチ31からなD、エンジ
ンの回転をクランクシャフト32からトルクコンバータ
30内の油流またはロックアツプクラッチ31による機
械的接続を介して自動変速機構部B内の人力軸33に伝
達する。
4速自動変速機構部Bは、入力軸33の外周にエンジン
出力側から順に、第2のクラッチC2および第1のブレ
ーキB1、プラネタリギヤユニット34、第1のクラッ
チC3および第3のクラッチC0が配置されておD、さ
らに、入力軸33の外周には中空軸35が回転自在に嵌
挿されている。
出力側から順に、第2のクラッチC2および第1のブレ
ーキB1、プラネタリギヤユニット34、第1のクラッ
チC3および第3のクラッチC0が配置されておD、さ
らに、入力軸33の外周には中空軸35が回転自在に嵌
挿されている。
そして、プラネタリギヤユニット34はデュアルタイプ
のもので、中空軸35に形成されたサンギヤS、小リン
グギヤR1およびこれらギヤに噛合うロングピニオンP
1を支持したキャリヤCRを有し、さらにキャリヤCR
は、ロングピニオンP9、大リングギヤR2に噛合うシ
ョートピニオン1)2をも支持している。
のもので、中空軸35に形成されたサンギヤS、小リン
グギヤR1およびこれらギヤに噛合うロングピニオンP
1を支持したキャリヤCRを有し、さらにキャリヤCR
は、ロングピニオンP9、大リングギヤR2に噛合うシ
ョートピニオン1)2をも支持している。
一方、°第2のクラッチC2は、中空軸35と人力軸3
3との間に介在されておD、第2のクラッチC2の外周
には、バンドブレーキからなる第1のブレーキB、が接
離可能になっている。また、自動変速機構部Bの略中央
部には、カウンタドライブギヤ36が配設され、該ドラ
イブギヤ36の内周はキャリヤCRとスプライン結合さ
れ、さらに、プラネタリギヤユニット34の大リングギ
ヤR1との間には、ワンウェイクラッチF1がスプライ
ン結合され、また、大リングギヤR8の外周とアクスル
ハウジングとの間にはクラッチ式の第2のブレーキB2
が介在されている。さらに、第1のクラッチC1は、人
力軸33とプラネタリギヤユニット34の小リングギヤ
R+ の外周との間に介在されておD、又、第3のクラ
ッチcoが、入力軸33とプラネタリギヤユニット34
の大リングギヤR1の外周との間に介在されている。
3との間に介在されておD、第2のクラッチC2の外周
には、バンドブレーキからなる第1のブレーキB、が接
離可能になっている。また、自動変速機構部Bの略中央
部には、カウンタドライブギヤ36が配設され、該ドラ
イブギヤ36の内周はキャリヤCRとスプライン結合さ
れ、さらに、プラネタリギヤユニット34の大リングギ
ヤR1との間には、ワンウェイクラッチF1がスプライ
ン結合され、また、大リングギヤR8の外周とアクスル
ハウジングとの間にはクラッチ式の第2のブレーキB2
が介在されている。さらに、第1のクラッチC1は、人
力軸33とプラネタリギヤユニット34の小リングギヤ
R+ の外周との間に介在されておD、又、第3のクラ
ッチcoが、入力軸33とプラネタリギヤユニット34
の大リングギヤR1の外周との間に介在されている。
上記構成の自動変速機は、プラネタリギヤユニット34
が、そのキャリヤCRおよびサンギヤSを一体に構成し
ているので小型化が図られ、また、カウンタドライブギ
ヤ36が自動変速機構部の略中央部に配置されているた
め、伝動系路が往復的となって、軸方向のコンパクト化
を可能にしている。
が、そのキャリヤCRおよびサンギヤSを一体に構成し
ているので小型化が図られ、また、カウンタドライブギ
ヤ36が自動変速機構部の略中央部に配置されているた
め、伝動系路が往復的となって、軸方向のコンパクト化
を可能にしている。
次いで、上記構成からなる自動変速機の作動を第3図の
作動表とともに説明する。
作動表とともに説明する。
先ず、1速状態では第1のクラッチC1を係合する。す
ると、入力軸33の回転は、第1のクラッチCIを介し
て小リングギヤR,に伝達され、このとき大リングギヤ
R2はワンウェイクラッチF1により回転が阻止されて
いるため、サンギヤSを逆方向に空転させながら共通キ
ャリヤCRが正方向に大幅減速回転され、該回転がカウ
ンタドライブギヤ36から取出される。
ると、入力軸33の回転は、第1のクラッチCIを介し
て小リングギヤR,に伝達され、このとき大リングギヤ
R2はワンウェイクラッチF1により回転が阻止されて
いるため、サンギヤSを逆方向に空転させながら共通キ
ャリヤCRが正方向に大幅減速回転され、該回転がカウ
ンタドライブギヤ36から取出される。
第2速状態では、第1のクラッチC1の係合に加えて第
1のブレーキB、が作動し、サンギヤSが第1のブレー
キB1により回転が停止され、従って入力軸33からの
小リングギヤR,の回転は、大リングギヤR2を正方向
に空転させながらキャリヤCRを正方向に減速回転し、
該回転がカウンタドライブギヤ36から2速として取出
される。
1のブレーキB、が作動し、サンギヤSが第1のブレー
キB1により回転が停止され、従って入力軸33からの
小リングギヤR,の回転は、大リングギヤR2を正方向
に空転させながらキャリヤCRを正方向に減速回転し、
該回転がカウンタドライブギヤ36から2速として取出
される。
3速状態では、第1のクラッチCIの係合に加えて第3
のクラッチC0が係合され、入力軸33の回転がクラッ
チC6を介して小リングギヤR1に伝達されると同時に
クラッチC0を介して大リングギヤR2に伝達され、プ
ラネタリギヤユニット34の各要素は一体となって回転
し、従って、キャリヤCRも一体に回転してカウンタド
ライブギヤ36から入力軸33と同速回転が取出される
。
のクラッチC0が係合され、入力軸33の回転がクラッ
チC6を介して小リングギヤR1に伝達されると同時に
クラッチC0を介して大リングギヤR2に伝達され、プ
ラネタリギヤユニット34の各要素は一体となって回転
し、従って、キャリヤCRも一体に回転してカウンタド
ライブギヤ36から入力軸33と同速回転が取出される
。
なお、第3図の3速状態では、ブレーキB1に油圧が供
給されていることを示しているが、後述するようにブレ
ーキB、解放機構にクラッチC0の圧力が連絡している
ため、ブレーキB、は係合せず一体回転が可能となって
いる。
給されていることを示しているが、後述するようにブレ
ーキB、解放機構にクラッチC0の圧力が連絡している
ため、ブレーキB、は係合せず一体回転が可能となって
いる。
また、4速状態では、第1のクラッチC9を解放すると
共に、第3のクラッチC0、第1のブレーキB、を作動
すると、入力軸33の回転がクラッチC0を介して大リ
ングギヤR8に伝達され、このときサンギヤSがブレー
キB、により停止されているため、小リングギヤR+
を増速空転させながらキャリヤCRは高速回転し、該高
速回転がオーバードライブとしてカウンタドライブギヤ
36から取出される。
共に、第3のクラッチC0、第1のブレーキB、を作動
すると、入力軸33の回転がクラッチC0を介して大リ
ングギヤR8に伝達され、このときサンギヤSがブレー
キB、により停止されているため、小リングギヤR+
を増速空転させながらキャリヤCRは高速回転し、該高
速回転がオーバードライブとしてカウンタドライブギヤ
36から取出される。
さらに、ニュートラル或いはパーキングレンジでは、全
てのクラッチ、ブレーキが解放され、リバースレンジで
は、第2のクラ・ンチCtおよび第2のブレーキBzが
係合し、入力軸33の回転は第2のクラッチCzを介し
てサンギヤSに伝達され、このとき大リングギヤR2が
第2のブレーキB8の制動により固定されているため、
小リングギヤR,を逆転させながらキャリヤCRも・逆
転し、該キャリヤCRの逆転がカウンタドライブギヤ3
6から取出される。
てのクラッチ、ブレーキが解放され、リバースレンジで
は、第2のクラ・ンチCtおよび第2のブレーキBzが
係合し、入力軸33の回転は第2のクラッチCzを介し
てサンギヤSに伝達され、このとき大リングギヤR2が
第2のブレーキB8の制動により固定されているため、
小リングギヤR,を逆転させながらキャリヤCRも・逆
転し、該キャリヤCRの逆転がカウンタドライブギヤ3
6から取出される。
また、Lレンジ(コースト)時における1速状態では、
ワンウェイクラッチF、がフリー状態になるが、第1の
クラッチC7の係合に加えて第2のブレーキB2が係合
し、該ブレーキB2により大リングギヤR1が固定状態
となD、1速状態が維持されてエンジンブレーキが有効
に作動する。
ワンウェイクラッチF、がフリー状態になるが、第1の
クラッチC7の係合に加えて第2のブレーキB2が係合
し、該ブレーキB2により大リングギヤR1が固定状態
となD、1速状態が維持されてエンジンブレーキが有効
に作動する。
また、2速状態はDレンジと同様である。
次に、第5図により本発明の自動変速機における油圧制
御装置の1実施例について説明する。その概略構成は、
オイルポンプ11プライマリレギユレータバルブ2、セ
カンダリレギュレータバルブ3、ロックアツプ制御バル
ブ5、ロックアラプリレイバルブ6、マニュアルバルブ
7、モジュレータバルブ8、B−1リレイバルブ9、C
−01JレイバルブlO、ローモジュレータバルブ11
、B−1リリースリレイバルプ(変速用バルブ)12、
C−2用アキユムレータ13、B−1用ダンピングパル
プ15、C−0用ダンピングパルプ16、C−1用ダン
ピングバルブ17、C−1用ソレノイドバルブ19、C
−O用ソレノイドバルブ20、B−1用ソレノイドパル
プ21、ロックアツプ用ソレノイドバルブ22、油温セ
ンサ23、プレッシャーリリーフバルブ25、ブレーキ
B1、B2、クラッチC1、C6、C2を係合、解放さ
せるための油圧サーボB−1、B−2、c−i。
御装置の1実施例について説明する。その概略構成は、
オイルポンプ11プライマリレギユレータバルブ2、セ
カンダリレギュレータバルブ3、ロックアツプ制御バル
ブ5、ロックアラプリレイバルブ6、マニュアルバルブ
7、モジュレータバルブ8、B−1リレイバルブ9、C
−01JレイバルブlO、ローモジュレータバルブ11
、B−1リリースリレイバルプ(変速用バルブ)12、
C−2用アキユムレータ13、B−1用ダンピングパル
プ15、C−0用ダンピングパルプ16、C−1用ダン
ピングバルブ17、C−1用ソレノイドバルブ19、C
−O用ソレノイドバルブ20、B−1用ソレノイドパル
プ21、ロックアツプ用ソレノイドバルブ22、油温セ
ンサ23、プレッシャーリリーフバルブ25、ブレーキ
B1、B2、クラッチC1、C6、C2を係合、解放さ
せるための油圧サーボB−1、B−2、c−i。
C−0、C−2およびチエツク弁、オリフィス等からな
る。図中、B−1リリースリレーバルブ12の右側に表
示している■、■、■、■は、スプールが図で上側或い
は下側に固定されるときの変速段を示している。
る。図中、B−1リリースリレーバルブ12の右側に表
示している■、■、■、■は、スプールが図で上側或い
は下側に固定されるときの変速段を示している。
前記各ダンピングバルブ15.16.17は、シリンダ
26内にスプリング27により付勢されるピストン29
を有しているゆこのピストン29は樹脂製であD、重量
が軽いためにダンピング作用の応答性が良くまたコスト
も低減される。
26内にスプリング27により付勢されるピストン29
を有しているゆこのピストン29は樹脂製であD、重量
が軽いためにダンピング作用の応答性が良くまたコスト
も低減される。
前記各変速用ソレノイドバルブ19.20.21は、ス
リーウェイタイブのもので、ライン圧が導かれる入カポ
−)31と、出力ボート32およびドレーンボート33
を有し、これら入力ボート31とドレーンボート33を
選択的に開閉するボ−ル35が移動自在に収容されてい
る。
リーウェイタイブのもので、ライン圧が導かれる入カポ
−)31と、出力ボート32およびドレーンボート33
を有し、これら入力ボート31とドレーンボート33を
選択的に開閉するボ−ル35が移動自在に収容されてい
る。
そして、C−1用ソレノイドバルブ19、C−〇用ソレ
ノイドパルプ20においては、ボール35が、コイル3
6に通電されているとき入力ポート31を閉鎖しドレー
ンボート33を開き、コイル36に非通電のとき入力ポ
ート31を開きドレーンボート33を閉鎖するようにし
ている。逆に、B−1用ソレノイドバルブ21において
は、ボール35が、コイル36に非通電のとき入力ポー
ト31を閉鎖しドレーンボート33を開き、コイル36
に通電のとき入力ポート31を開きドレーンボート33
を閉鎖するようにしている。
ノイドパルプ20においては、ボール35が、コイル3
6に通電されているとき入力ポート31を閉鎖しドレー
ンボート33を開き、コイル36に非通電のとき入力ポ
ート31を開きドレーンボート33を閉鎖するようにし
ている。逆に、B−1用ソレノイドバルブ21において
は、ボール35が、コイル36に非通電のとき入力ポー
ト31を閉鎖しドレーンボート33を開き、コイル36
に通電のとき入力ポート31を開きドレーンボート33
を閉鎖するようにしている。
また、第4図に示すように、ブレーキB、はバンドブレ
ーキ51により回転部材を停止させるタイプであD、そ
の油圧サーボB−1は、シリンダ52内に固定された固
定リング53と、該リング53内に摺動自在に嵌合され
ブレーキロッド55を摺動させる第1のピストン56と
、該ピストン56の内側にスプリング57を介してシリ
ンダ52に固定的に配設される第2のピストン59と、
第1のピストン56とシリンダ52の間にスプリング6
1を介して配設される第3のピストン6゜から構成され
ている。
ーキ51により回転部材を停止させるタイプであD、そ
の油圧サーボB−1は、シリンダ52内に固定された固
定リング53と、該リング53内に摺動自在に嵌合され
ブレーキロッド55を摺動させる第1のピストン56と
、該ピストン56の内側にスプリング57を介してシリ
ンダ52に固定的に配設される第2のピストン59と、
第1のピストン56とシリンダ52の間にスプリング6
1を介して配設される第3のピストン6゜から構成され
ている。
そして、固定リング53と第1のピストン56により形
成される空間および第2、第3のピストン59.60よ
り形成される空間にアプライ油圧が供給されるとブレー
キB1が係合し、ドレーンされると開放するが、ブレー
キB1が係合している状態で、第1、第2のピストン5
6.59より形成される空間および第3のピストン6o
とシリンダ52により形成される空間がらりリース油圧
が供給されると、ブレーキB、が開放されるようになっ
ている。
成される空間および第2、第3のピストン59.60よ
り形成される空間にアプライ油圧が供給されるとブレー
キB1が係合し、ドレーンされると開放するが、ブレー
キB1が係合している状態で、第1、第2のピストン5
6.59より形成される空間および第3のピストン6o
とシリンダ52により形成される空間がらりリース油圧
が供給されると、ブレーキB、が開放されるようになっ
ている。
次に上記構成からなる自動変速機における油圧切換装置
の動作について説明する。
の動作について説明する。
オイルポンプ1で昇圧された油は、油路aを経てプライ
マリレギュレータバルブ2に供給されここでライン圧に
調圧され、油路すを経てマニュアルバルブ7に供給され
ると共に、残りの油はセカンダリレギュレータバルブ3
に供給され、該バルブ3で調圧されたセカンダリ圧は潤
滑系統およびロックアツプ制御バルブ5に供給される。
マリレギュレータバルブ2に供給されここでライン圧に
調圧され、油路すを経てマニュアルバルブ7に供給され
ると共に、残りの油はセカンダリレギュレータバルブ3
に供給され、該バルブ3で調圧されたセカンダリ圧は潤
滑系統およびロックアツプ制御バルブ5に供給される。
マニュアルバルブ7に供給された油路すのライン圧は、
シフトレンジの位置によD、表1のように各油路゛に連
通される。
シフトレンジの位置によD、表1のように各油路゛に連
通される。
表1
(P−Nレンジ)
P−Nレンジにおいては、油路すの油圧は油路c、d、
eに作用せず、C−1用ソレノイドバルブ19およびC
−0用ソレノイドバルブ20は通電し、B−1用ソレノ
イドバルブ21は非通電とし、各バルブはドレーン側に
切換えられている。
eに作用せず、C−1用ソレノイドバルブ19およびC
−0用ソレノイドバルブ20は通電し、B−1用ソレノ
イドバルブ21は非通電とし、各バルブはドレーン側に
切換えられている。
(Dレンジ)
第5図に示すように、Dレンジにおける1速時には、C
−1用ソレノイドバルブ19を通電状態から徐々にデユ
ーティ比を下げ非通電状態にしてゆくと、油路Cと油路
rが連通され、B−1リリースリレイバルプ12が図示
の状態に切換えられて油圧サーボC−1に油圧が供給さ
れ、1速状態が達成される。このときC−1用ソレノイ
ドバルブ19のデユーティ比を自由に変えることにより
油路fの油圧を自由に昇降できるため、C,クラッチの
係合を滑らかに行うことができ、かつ、ダンピングバル
ブ17によりデユーティ制御時の油路「の油圧変動を低
減させることができる。
−1用ソレノイドバルブ19を通電状態から徐々にデユ
ーティ比を下げ非通電状態にしてゆくと、油路Cと油路
rが連通され、B−1リリースリレイバルプ12が図示
の状態に切換えられて油圧サーボC−1に油圧が供給さ
れ、1速状態が達成される。このときC−1用ソレノイ
ドバルブ19のデユーティ比を自由に変えることにより
油路fの油圧を自由に昇降できるため、C,クラッチの
係合を滑らかに行うことができ、かつ、ダンピングバル
ブ17によりデユーティ制御時の油路「の油圧変動を低
減させることができる。
第6図に示すように2速変速指令が出た場合には、B−
1用ソレノイドバルブ21を非通電状態から徐々にデユ
ーティ比を上げ通電状態にしてゆくと、油路Cと油路g
が連通し従って8−1リレイバルブ9が図示の状態に切
換えられ、油路gと油路りが連通して油圧サーボB−1
に油圧が供給され、B1ブレーキが係合し2速状態が達
成される。この場合にも、デユーティ制御時ダンピング
バルブ15により滑らかな変速が行われる。
1用ソレノイドバルブ21を非通電状態から徐々にデユ
ーティ比を上げ通電状態にしてゆくと、油路Cと油路g
が連通し従って8−1リレイバルブ9が図示の状態に切
換えられ、油路gと油路りが連通して油圧サーボB−1
に油圧が供給され、B1ブレーキが係合し2速状態が達
成される。この場合にも、デユーティ制御時ダンピング
バルブ15により滑らかな変速が行われる。
2〜3変速時には、C−1油圧サーボにライン圧がその
まま入っておD、C−O油圧サーボの調圧圧より油圧が
高いため、B−1リリースリレイバルブ12は右側に押
し付けられ、C−O油圧サーボとB−1リリース油圧サ
ーボが同一回路に連結される。この状態で第7図に示す
ようにB−1圧とC−0圧、B−1リリース圧を制御す
ると、クラッチのつかみ換えがスムーズに行われる。
まま入っておD、C−O油圧サーボの調圧圧より油圧が
高いため、B−1リリースリレイバルブ12は右側に押
し付けられ、C−O油圧サーボとB−1リリース油圧サ
ーボが同一回路に連結される。この状態で第7図に示す
ようにB−1圧とC−0圧、B−1リリース圧を制御す
ると、クラッチのつかみ換えがスムーズに行われる。
例えば、2速から3速の変速時には、スロットル開度に
応じてB−1のトルク容量が余裕を殆どない程度まで8
−1アプライ油圧を一時的に低圧に制御しておき、その
間にC−0圧とB−1リリース圧を同一回路で連結し、
C−0圧とB−11Jリース圧を徐りに上昇させる。従
って、C−0の係合が行われると同時に、B−1アプラ
イ圧とB−1リリース圧の差によりB−1油圧サーボが
解放され変速タイミングをうまくとることができる。
応じてB−1のトルク容量が余裕を殆どない程度まで8
−1アプライ油圧を一時的に低圧に制御しておき、その
間にC−0圧とB−1リリース圧を同一回路で連結し、
C−0圧とB−11Jリース圧を徐りに上昇させる。従
って、C−0の係合が行われると同時に、B−1アプラ
イ圧とB−1リリース圧の差によりB−1油圧サーボが
解放され変速タイミングをうまくとることができる。
この場合、2つの係合要素の係合、解放において、それ
ぞれ解放油圧の特性と係合油圧の特性は、デユーティ比
を独立して制御することによD、任意のパターンにする
ことが可能となD、変速ショックを最低限に抑えること
ができる。
ぞれ解放油圧の特性と係合油圧の特性は、デユーティ比
を独立して制御することによD、任意のパターンにする
ことが可能となD、変速ショックを最低限に抑えること
ができる。
第8図に示すように3速変速指令が出た場合には、C−
0用ソレノイドバルブ20を通電状態から徐々にデユー
ティ比を下げ非通電状態にしてゆくと、油路Cと油路i
が連通し従ってC−Oリレイバルプ10が図示の状態に
切換えられ、油路iと油路jが連通され、油圧サーボC
−0に油圧が供給されると同時に、B−1リリースリレ
イバルブ12を介して油路jと油路kが連通され、B−
1リリース油圧サーボに油圧が供給される。従って00
クラツチが係合すると同時にB、ブレーキがタイミング
良く解放されるため2速から3速の変速が滑らかに行わ
れる。この場合にも、デユーティ比制御とダンピングバ
ルブ16により滑らかな変速が行われる。
0用ソレノイドバルブ20を通電状態から徐々にデユー
ティ比を下げ非通電状態にしてゆくと、油路Cと油路i
が連通し従ってC−Oリレイバルプ10が図示の状態に
切換えられ、油路iと油路jが連通され、油圧サーボC
−0に油圧が供給されると同時に、B−1リリースリレ
イバルブ12を介して油路jと油路kが連通され、B−
1リリース油圧サーボに油圧が供給される。従って00
クラツチが係合すると同時にB、ブレーキがタイミング
良く解放されるため2速から3速の変速が滑らかに行わ
れる。この場合にも、デユーティ比制御とダンピングバ
ルブ16により滑らかな変速が行われる。
3〜4変速時には、C−0油圧サーボにライン圧がその
まま入っておD、C−1油圧サーボの調圧圧より油圧が
高いため、B−1リリースリレイバルブ12は左側に押
し付けられ、C−1油圧サーボとB−iリリース油圧サ
ーボが同一回路に連結される。この状態で第9図に示す
ようにB−1圧とC−1圧、B−1リリース圧を制御す
ると、クラッチのつかみ換えがスムーズに行われる0例
えば、3速から4速の変速時には、B−1アプライ油圧
を一時的に低圧に制御しておき、その間にC−1圧とB
−1リリース圧を同一回路で連結し、C−1圧とB−1
リリース圧を徐々に抜くことによD、C−1の解放が行
われると同時に、B−1アプライ圧とB−1リリース圧
の差によりB−1油圧サーボが係合され変速タイミング
をうまくとることができる。
まま入っておD、C−1油圧サーボの調圧圧より油圧が
高いため、B−1リリースリレイバルブ12は左側に押
し付けられ、C−1油圧サーボとB−iリリース油圧サ
ーボが同一回路に連結される。この状態で第9図に示す
ようにB−1圧とC−1圧、B−1リリース圧を制御す
ると、クラッチのつかみ換えがスムーズに行われる0例
えば、3速から4速の変速時には、B−1アプライ油圧
を一時的に低圧に制御しておき、その間にC−1圧とB
−1リリース圧を同一回路で連結し、C−1圧とB−1
リリース圧を徐々に抜くことによD、C−1の解放が行
われると同時に、B−1アプライ圧とB−1リリース圧
の差によりB−1油圧サーボが係合され変速タイミング
をうまくとることができる。
第10図に示すように、4速変速指令が出た場合には、
C−1用ソレノイドバルブ19を非通電状態から徐々に
デユーティ比を上げ通電状態にしてゆくと、油路fの油
圧がC−を用ソレノイド/−、rルブ19のドレーンボ
ート33からドレーンされ、B−1リリース油圧サーボ
およびC−1油圧サーボの油圧が排出され、従って01
クラツチが解放されると同時に8.ブレーキがタイミン
グ良く係合されるため、3速から4速の変速が滑らかに
行われる。
C−1用ソレノイドバルブ19を非通電状態から徐々に
デユーティ比を上げ通電状態にしてゆくと、油路fの油
圧がC−を用ソレノイド/−、rルブ19のドレーンボ
ート33からドレーンされ、B−1リリース油圧サーボ
およびC−1油圧サーボの油圧が排出され、従って01
クラツチが解放されると同時に8.ブレーキがタイミン
グ良く係合されるため、3速から4速の変速が滑らかに
行われる。
なお、ダウンシフトについては上述と逆の制御を行うこ
とにより達成できる。
とにより達成できる。
(しレンジ)
L l/ンジの1速においては、油路すは油路Cおよび
油路dに連通するため、B−1リレイバルブ9が第5図
で下の位置に切換えられ、油路dと油路mが連通し油路
mの油圧がC−0リレイバルブ10に作用しこれを図で
下側の位置に切換えるため、油路mと油路nが連通する
。ここでローモジュレータバルブ11には、油路eから
の油圧が作用していないため、図で上側の位置にあD、
油路nと油路pが連通してB−2油圧サーボに油圧が供
給され、エンジンブレーキが作動する。このとき、ロー
モジュレータバルブ11のポート11aにはフィードバ
ック圧が作用し、油路pの圧を調圧している。
油路dに連通するため、B−1リレイバルブ9が第5図
で下の位置に切換えられ、油路dと油路mが連通し油路
mの油圧がC−0リレイバルブ10に作用しこれを図で
下側の位置に切換えるため、油路mと油路nが連通する
。ここでローモジュレータバルブ11には、油路eから
の油圧が作用していないため、図で上側の位置にあD、
油路nと油路pが連通してB−2油圧サーボに油圧が供
給され、エンジンブレーキが作動する。このとき、ロー
モジュレータバルブ11のポート11aにはフィードバ
ック圧が作用し、油路pの圧を調圧している。
(Iマレンジ)
Rレンジで油路すは、油路eに連通ずるため、C−2油
圧サーボに油圧が供給されるとともに、ローモジュレー
タバルブ11には、油路eからの油圧が作用し第5図で
下側の位置に切換えられ、油路eと油路pが連通しでB
−2油圧サーボに油圧が供給され、後進状態が達成され
る。
圧サーボに油圧が供給されるとともに、ローモジュレー
タバルブ11には、油路eからの油圧が作用し第5図で
下側の位置に切換えられ、油路eと油路pが連通しでB
−2油圧サーボに油圧が供給され、後進状態が達成され
る。
上記した油圧回路においては、従来のように各変速段に
応じて切り替わるシフトバルブがないため、ある摩擦係
合要素の同時係合を各バルブにより防止し、車両の急停
止やスピン等の発生を防止している。
応じて切り替わるシフトバルブがないため、ある摩擦係
合要素の同時係合を各バルブにより防止し、車両の急停
止やスピン等の発生を防止している。
すなわち、C−01B−2とC−1又はC−2の同時係
合は、C−0リレイバルプ10により防止している。B
−1,、B−2の同時係合は、B−lリレイバルブ9に
より防止している。C−2、B−1とC−1又はC−0
の同時係合は、マニュアルバルブ7により防止している
。C−0、B−1、C−1の同時係合は、B−1リリー
スリレイバルブ12およびB−1リリース油圧サーボに
より防止している。C−2、B−2、C−1の同時係合
は、マニュアルバルブ7により防止している。
合は、C−0リレイバルプ10により防止している。B
−1,、B−2の同時係合は、B−lリレイバルブ9に
より防止している。C−2、B−1とC−1又はC−0
の同時係合は、マニュアルバルブ7により防止している
。C−0、B−1、C−1の同時係合は、B−1リリー
スリレイバルブ12およびB−1リリース油圧サーボに
より防止している。C−2、B−2、C−1の同時係合
は、マニュアルバルブ7により防止している。
次に上記油圧回路において、ソレノイドおよびその電源
が断線したときの作用について説明する。
が断線したときの作用について説明する。
P−Nレンジのとき油路すはマニュアルバルブ7により
遮断され、ソレノイドのオンオフに関係なくトランスミ
ッションはニュートラル状態となる。
遮断され、ソレノイドのオンオフに関係なくトランスミ
ッションはニュートラル状態となる。
Rレンジのとき、油路すは油路eと連通され、ソレノイ
ドのオンオフに関係なく、C−2、B−2油圧サーボに
油圧を供給し、リバース状態を作り出す。
ドのオンオフに関係なく、C−2、B−2油圧サーボに
油圧を供給し、リバース状態を作り出す。
D・21/ンジのとき、油路すは油路Cと連通され、C
−1用ソレノイドバルブ19、c−θ用ソレノイドバル
ブ20、B−1用ソレノイドパルプ21に油圧が供給さ
れる。ここでソレノイドが断線した場合には、C−1用
ソレノイドバルブ19、C−0用ソレノイドバルブ2o
が非通電時に油圧を供給し、B−1用ソレノイドバルブ
21が通電時に油圧を供給するため、3速状態となる。
−1用ソレノイドバルブ19、c−θ用ソレノイドバル
ブ20、B−1用ソレノイドパルプ21に油圧が供給さ
れる。ここでソレノイドが断線した場合には、C−1用
ソレノイドバルブ19、C−0用ソレノイドバルブ2o
が非通電時に油圧を供給し、B−1用ソレノイドバルブ
21が通電時に油圧を供給するため、3速状態となる。
Lレンジのとき、油路すは油路c、、dに連通され、D
レンジと同様にC−1用ソレノイドバルブ19、C−0
用ソレノイドバルブ20が油路を開き、C−LC−0油
圧サーボに油圧を供給しようとするが、油路dの油圧が
C−0リレイバルブを右方向に押し付けるため、C−0
油圧供給回路である油路i、jを遮断する。そして、油
路d、m、n、pを経てB−2油圧サーボに油圧が供給
されるため、C−1と8−2が係合し1速状態を得る。
レンジと同様にC−1用ソレノイドバルブ19、C−0
用ソレノイドバルブ20が油路を開き、C−LC−0油
圧サーボに油圧を供給しようとするが、油路dの油圧が
C−0リレイバルブを右方向に押し付けるため、C−0
油圧供給回路である油路i、jを遮断する。そして、油
路d、m、n、pを経てB−2油圧サーボに油圧が供給
されるため、C−1と8−2が係合し1速状態を得る。
以上のようにソレノイドが断線した場合でもマニュアル
バルブを切換えることによD、ニュートラル、前進1速
、3速、後進が選択できる。
バルブを切換えることによD、ニュートラル、前進1速
、3速、後進が選択できる。
次に前記油圧回路におけるライン圧制御とロックアツプ
クラッチの制御について説明する。
クラッチの制御について説明する。
エンジンが回転しオイルポンプ1が駆動されると、プラ
イマリレギュレータバルブ2の作用により油路すにライ
ン圧が発生し、ロックアラプリレイバルブ6の上部ポー
トに油圧がかかD、ロックアラプリレイバルブ6を下方
に(第5図で左側位置)押し下げる。Dレンジの3速お
よび4速以外はこの状態となっておD、油路rが油路t
と、油路Sが油路Vに連通される。この状態でロックア
ツプ用ソレノイドバルブ22のデユーティ比をスロット
ル開度に応じて変化させると、プライマリレギュレータ
バルブ2のボート2aに油圧が作用し、バルブの釣り合
いによりライン圧が変化する。
イマリレギュレータバルブ2の作用により油路すにライ
ン圧が発生し、ロックアラプリレイバルブ6の上部ポー
トに油圧がかかD、ロックアラプリレイバルブ6を下方
に(第5図で左側位置)押し下げる。Dレンジの3速お
よび4速以外はこの状態となっておD、油路rが油路t
と、油路Sが油路Vに連通される。この状態でロックア
ツプ用ソレノイドバルブ22のデユーティ比をスロット
ル開度に応じて変化させると、プライマリレギュレータ
バルブ2のボート2aに油圧が作用し、バルブの釣り合
いによりライン圧が変化する。
なお、Rレンジのときには、油路eにもライン圧が作用
するためライン圧全体が高く調整される。
するためライン圧全体が高く調整される。
Dレンジの3速および4速状態では、C−0用ソレノイ
ドバルブ20により油路jからロックアラプリレイバル
ブ6の下部ポートに油圧がかかるため、ロックアラプリ
レイバルブ6は上方に(第5図で右側位置)押し上げら
れ、油路rが遮断され、油路Sが油路Uと連通すると共
に油路Vがドレーンされる。この状態でロックアツプ用
ソレノイドバルブ22のデユーティ比をスロットル開度
に応じて変化させると、ロックアツプ制御用バルブ5の
制御ボート5aの油圧が変化し、油路Xから油路yに向
かうセカンダリ圧を変化させることによD、ロックアツ
プクラッチのオンオフ制御およびスリップ制御が行われ
る。この場合、油路t、■がドレーンされるため、ライ
ン圧は低い一定圧に調圧される。
ドバルブ20により油路jからロックアラプリレイバル
ブ6の下部ポートに油圧がかかるため、ロックアラプリ
レイバルブ6は上方に(第5図で右側位置)押し上げら
れ、油路rが遮断され、油路Sが油路Uと連通すると共
に油路Vがドレーンされる。この状態でロックアツプ用
ソレノイドバルブ22のデユーティ比をスロットル開度
に応じて変化させると、ロックアツプ制御用バルブ5の
制御ボート5aの油圧が変化し、油路Xから油路yに向
かうセカンダリ圧を変化させることによD、ロックアツ
プクラッチのオンオフ制御およびスリップ制御が行われ
る。この場合、油路t、■がドレーンされるため、ライ
ン圧は低い一定圧に調圧される。
第11図は上記したライン圧の調圧特性を示している。
要するに、1.2速状態ではロックアツプクラッチの効
果は余りないため、ロックアンプクラッチの制JTJは
行わず、また、1.2速状態ではストール発進があるた
め、高スロットル時にライン圧を高くする必要がありこ
れをロックアツプ用ソレノイドバルブでライン圧制御を
行う、一方、3.4速時には、ロックアツプクラッチの
効果が大きくライン圧が低くてすむため、ロックアツプ
制御2−を行い、ライン圧は一定の低圧に維持するもの
である。
果は余りないため、ロックアンプクラッチの制JTJは
行わず、また、1.2速状態ではストール発進があるた
め、高スロットル時にライン圧を高くする必要がありこ
れをロックアツプ用ソレノイドバルブでライン圧制御を
行う、一方、3.4速時には、ロックアツプクラッチの
効果が大きくライン圧が低くてすむため、ロックアツプ
制御2−を行い、ライン圧は一定の低圧に維持するもの
である。
次に本発明の自動変速機用油圧制御装置について説明す
る。
る。
第1図は本発明の制御回路の構成を示している。
スピードセンサ101、スロットルセンサ102、シフ
トレンジを検出するシフトレバ−ポジションスイッチ1
03の検出信号は、電子制御装置105のデユーティデ
ータ選定手段106に入力され、ここで第7図および第
9図に示したN〜Dシフト或いは1速〜4速間の変速の
組み合わせとスロットル開度に基づいて、時間とデユー
ティ比の関係を示すデユーティデータが選定される。
トレンジを検出するシフトレバ−ポジションスイッチ1
03の検出信号は、電子制御装置105のデユーティデ
ータ選定手段106に入力され、ここで第7図および第
9図に示したN〜Dシフト或いは1速〜4速間の変速の
組み合わせとスロットル開度に基づいて、時間とデユー
ティ比の関係を示すデユーティデータが選定される。
また、シフトレバ−ポジションスイッチ103の検出信
号によD、D、2、LレンジとP、R。
号によD、D、2、LレンジとP、R。
Nレンジ間のシフト経過時間を検出するタイマ107が
設けられ、この出力信号とイグニッションスイッチ10
4の検出信号によD、N−+Dシフトデエーティデータ
補正手段108において、デユーティデータの補正が行
われる。さらに、油温センサ23の信号により油温補正
手段109においてデユ−ティデータの補正が行われ、
そして、補正されたデユーティデータによD、110に
おいてデユーティ比が計算され、デユーティソレノイド
のオン時間が設定され、変速信号をC−tソレノイド1
9、C−0ソレノイド20、B−1ソレノイド21に出
力する。
設けられ、この出力信号とイグニッションスイッチ10
4の検出信号によD、N−+Dシフトデエーティデータ
補正手段108において、デユーティデータの補正が行
われる。さらに、油温センサ23の信号により油温補正
手段109においてデユ−ティデータの補正が行われ、
そして、補正されたデユーティデータによD、110に
おいてデユーティ比が計算され、デユーティソレノイド
のオン時間が設定され、変速信号をC−tソレノイド1
9、C−0ソレノイド20、B−1ソレノイド21に出
力する。
次に、第12図、第13図、第14図によD、本発明の
制御の処理の内容について説明する。
制御の処理の内容について説明する。
第12図はメインフローを示し、初期設定後、車速演算
処理、センサ、スイッチ信号入力処理、変速、ロックア
ツプ判断処理、変速、ロックアツプタイミング処理、ロ
ックアップデエーティ処理変速デユーティ処理を行う。
処理、センサ、スイッチ信号入力処理、変速、ロックア
ツプ判断処理、変速、ロックアツプタイミング処理、ロ
ックアップデエーティ処理変速デユーティ処理を行う。
第13図は前記変速デユーティ処理のフローを示し、先
ず、ステップ201でN→Dシフト制御中であるか否か
が判断される。ここでシフトレバ−ポジシランスイッチ
103の検出信号によD、シフトレバ−の位置が前回お
よび現在ともD、2、Lレンジであれば、ステップ20
2に進み、前回がP、R%Nレンジで現在がD、2、L
レンジであればステップ206に進む。ステップ202
においては、通常の場合における変速別デユーティデー
タを選定する。このデータ選定のために、第7図および
第9図に示したように、1速〜4速間の変速の組み合わ
せ毎、さらにスロットル開度毎に時間とデユーティ比の
テーブルが用意されている。
ず、ステップ201でN→Dシフト制御中であるか否か
が判断される。ここでシフトレバ−ポジシランスイッチ
103の検出信号によD、シフトレバ−の位置が前回お
よび現在ともD、2、Lレンジであれば、ステップ20
2に進み、前回がP、R%Nレンジで現在がD、2、L
レンジであればステップ206に進む。ステップ202
においては、通常の場合における変速別デユーティデー
タを選定する。このデータ選定のために、第7図および
第9図に示したように、1速〜4速間の変速の組み合わ
せ毎、さらにスロットル開度毎に時間とデユーティ比の
テーブルが用意されている。
ステップ206においては、N−Dシフト用のデユーテ
ィデータ(第7図)を選定するやそしてステップ207
において、N−Dシフトデユーティデータ補正の処理が
行われ、次いでステップ208においてエンジン始動後
に始めてN−Dシフトした場合に、デユーティデータ補
正の処理が行われる。
ィデータ(第7図)を選定するやそしてステップ207
において、N−Dシフトデユーティデータ補正の処理が
行われ、次いでステップ208においてエンジン始動後
に始めてN−Dシフトした場合に、デユーティデータ補
正の処理が行われる。
上記のように設定されたデユーティデータは、ステップ
203において油温による補正処理が行われ、最終的に
設定されたデユーティデータによD、所定時間後のデユ
ーティ比が計算され、デユーティソレノイドのオン時間
が設定される(ステップ204〜205)。
203において油温による補正処理が行われ、最終的に
設定されたデユーティデータによD、所定時間後のデユ
ーティ比が計算され、デユーティソレノイドのオン時間
が設定される(ステップ204〜205)。
第14図は、上記ステップ207におけるN→Dシフト
デユーティデータ補正の処理を示している。ステップ2
11にてシフト位置のチエツクが行われ、これに基づき
ステップ212および213において、現在および前回
のシフト位置がP、R,Nレンジであるか否かが判定さ
れる。現在のシフト位置がPSR,Nレンジである場合
には終了となD、現在のシフト位置がD、2、Lレンジ
でかつ前回のシフト位置がD、2、Lレンジであれば、
ステップ215に進み、D、2、LレンジからP、R,
Nレンジにシフト後の経過時間を検出するタイマの値を
リセットする。
デユーティデータ補正の処理を示している。ステップ2
11にてシフト位置のチエツクが行われ、これに基づき
ステップ212および213において、現在および前回
のシフト位置がP、R,Nレンジであるか否かが判定さ
れる。現在のシフト位置がPSR,Nレンジである場合
には終了となD、現在のシフト位置がD、2、Lレンジ
でかつ前回のシフト位置がD、2、Lレンジであれば、
ステップ215に進み、D、2、LレンジからP、R,
Nレンジにシフト後の経過時間を検出するタイマの値を
リセットする。
ステップ212.213において現在のシフト位1がD
、2、Lレンジで、かつ、前回のシフト位置がP、R,
Nレンジであれば、ステップ214において、D、2、
LレンジからP、RSNレンジにシフトし再度D、2、
Lレンジにシフトした経過時間T秒(以下再シフトまで
の時間という)に従って、デユーティソレノイドのフル
オーブン(デユーティ比O%)出力時間の短縮量り秒を
決定する。そのために、図に示すように再シフトまでの
時間Tに応じて短縮量O〜も5.が設定されたテーブル
が用意されている。そして、ステップ216において、
基本出力時間から前記短縮量りが減算されデユーティソ
レノイドのフルオープン出力時間が変更される。
、2、Lレンジで、かつ、前回のシフト位置がP、R,
Nレンジであれば、ステップ214において、D、2、
LレンジからP、RSNレンジにシフトし再度D、2、
Lレンジにシフトした経過時間T秒(以下再シフトまで
の時間という)に従って、デユーティソレノイドのフル
オーブン(デユーティ比O%)出力時間の短縮量り秒を
決定する。そのために、図に示すように再シフトまでの
時間Tに応じて短縮量O〜も5.が設定されたテーブル
が用意されている。そして、ステップ216において、
基本出力時間から前記短縮量りが減算されデユーティソ
レノイドのフルオープン出力時間が変更される。
第15図はデユティデータを補正した場合の作用を示し
ている。
ている。
(イ)図は、D、2、LレンジからPSR,Nレンジに
シフトし再度D、2、Lレンジにシフトする場合のデユ
ーティ比と時間の関係を示し、NからDレンジへのシフ
ト時には、デユーティ比を所定時間O%とし、十分なア
プライ流量を確保してからデユーティ比を増加させた後
、徐々に0%に近づけするようにしている0本例では再
シフトまでの経過時間Tが10秒の場合であるので、第
14図に示すように短縮量tはOである。
シフトし再度D、2、Lレンジにシフトする場合のデユ
ーティ比と時間の関係を示し、NからDレンジへのシフ
ト時には、デユーティ比を所定時間O%とし、十分なア
プライ流量を確保してからデユーティ比を増加させた後
、徐々に0%に近づけするようにしている0本例では再
シフトまでの経過時間Tが10秒の場合であるので、第
14図に示すように短縮量tはOである。
(ロ)図は再シフトまでの経過時間Tが6秒の場合であ
るので、第14図に示すように短縮量は14秒となD、
図示のようにNからDレンジへのシフト時におけるデユ
ーティ比を所定時間0%とする時間が、14秒だけ短縮
されるため、油圧の急激な立ち上がりがなくなD、ショ
ックを防止できることになる。
るので、第14図に示すように短縮量は14秒となD、
図示のようにNからDレンジへのシフト時におけるデユ
ーティ比を所定時間0%とする時間が、14秒だけ短縮
されるため、油圧の急激な立ち上がりがなくなD、ショ
ックを防止できることになる。
第16図は、第13図のステップ208におけるエンジ
ン始動後に始めてN、Dシフトした場合のデユーティデ
ータ補正の処理を示している。
ン始動後に始めてN、Dシフトした場合のデユーティデ
ータ補正の処理を示している。
エンジンを停止させると油圧回路の油が全て抜けるため
、エンジン始動後の最初のN→Dシフト時に通常のソレ
ノイド制御を行うと、油量が少なく変速が完了しないた
めに壁あたりによるショックを起こす可能性を生じる。
、エンジン始動後の最初のN→Dシフト時に通常のソレ
ノイド制御を行うと、油量が少なく変速が完了しないた
めに壁あたりによるショックを起こす可能性を生じる。
そのために、イグニッションスイッチがオンで最初のN
→Dシフト時には、油路およびクラッチのピストンへの
初期の油量を多くするために、デユティデータの補正を
行う。すなわち、第17図に示すように、NからDレン
ジへのシフト時におけるデユーティ比を所定時間0%と
する時間をα秒だけ延長する。
→Dシフト時には、油路およびクラッチのピストンへの
初期の油量を多くするために、デユティデータの補正を
行う。すなわち、第17図に示すように、NからDレン
ジへのシフト時におけるデユーティ比を所定時間0%と
する時間をα秒だけ延長する。
第18図は、第13図のステップ203における油温補
正の処理を示している。
正の処理を示している。
自動変速機が通常の状態で動作しているときの油温は6
0°C〜851C程度であるが、油温が低下すると油の
粘性が低下するため、その分、油が流れにくくなD、ま
た、油温が高くなるとレノイドの特性が変化し補正する
必要がある。
0°C〜851C程度であるが、油温が低下すると油の
粘性が低下するため、その分、油が流れにくくなD、ま
た、油温が高くなるとレノイドの特性が変化し補正する
必要がある。
ステップ221において、油温に対応したソレノイド出
力時間とデユーティ比からなる補正データを選定する0
次いでステップ222において該補正データに基づいて
ソレノイドのフルオン(またはオフ)時間を第19図(
イ)に示すように補正する。
力時間とデユーティ比からなる補正データを選定する0
次いでステップ222において該補正データに基づいて
ソレノイドのフルオン(またはオフ)時間を第19図(
イ)に示すように補正する。
次に、ステップ223においてダウンスィーブか否かの
判定を行う、第7図で説明したように、CIクラッチを
係合させて1速状態にする際には、C−■ソレノイドを
ダウンスイープで制御してるが、2速に移行する場合に
は、B−1ソレノイドをアップスイープで制御してB、
クラッチを係合させる。
判定を行う、第7図で説明したように、CIクラッチを
係合させて1速状態にする際には、C−■ソレノイドを
ダウンスイープで制御してるが、2速に移行する場合に
は、B−1ソレノイドをアップスイープで制御してB、
クラッチを係合させる。
そのために、ステップ223にてダウンスィーブか否か
の判定を行い、ダウンスィーブであれば、ステップ22
5において、ステップ221で選定した補正データに基
づきデユーティ比を減少させるように変更し〔第19図
(ロ)〕、アアプライープであれば逆にデユーティ比を
増加させるように変更するものである。なお、上記補正
は、ソレノイドの出力時間、デユーティ比の何れか−に
より補正するようにしてもよい。
の判定を行い、ダウンスィーブであれば、ステップ22
5において、ステップ221で選定した補正データに基
づきデユーティ比を減少させるように変更し〔第19図
(ロ)〕、アアプライープであれば逆にデユーティ比を
増加させるように変更するものである。なお、上記補正
は、ソレノイドの出力時間、デユーティ比の何れか−に
より補正するようにしてもよい。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、
種々の変更が可能である。
種々の変更が可能である。
例えば、上記実施例においては、4速自動変速機に適用
しているが、3速成いは5速自動変速機にも適用可能で
あることは勿論である。
しているが、3速成いは5速自動変速機にも適用可能で
あることは勿論である。
第1図は本発明の自動変速機用油圧制御装置の1実施例
を示す制?11系のブロック構成図、第2図は本発明が
適用される自動変速機の1例を示す構成図、第3図は第
1図および第2図の動作を説明するための図、第4図は
第1図におけるブレーキ機構を示す断面図、第5図はD
レンジの1速時における油圧回路の作用を説明するため
の図、第6図は同2速時における油圧回路の作用を説明
するための図、第7図は2〜3変速時における摩擦係合
要素の作用を説明するための図、第8図はDレンジの3
速時における油圧回路の作用を説明するための図、第9
図は2〜3変速時における摩擦係合要素の作用を説明す
るだめの図、第1O図はDレンジの4速時における油圧
回路の作用を説明するための図、第11図はライン圧特
性を説明するための図、第12図は本発明における制御
系の処理のメインフロー図、第13図は前記変速デユー
ティ処理のフロー図、第14図はN−+Dシフトデユー
ティデータ補正の処理を示すフロー図、第15図はデユ
ティデータを補正した場合の作用を説明するための図、
第16図はエンジン始動後のN→Dシフトデユーティデ
ータ補正の処理を示すフロー図、第17図はその作用を
説明するための図、第18図は油温補正の処理を示すフ
ロー図、第19図はその作用を説明するための図である
。 19.20.21・・・ソレノイド、23・・・油温セ
ンサ、101・・・スピードセンサ、102・・・スロ
ントルセンサ、103・・・シフトレバーボジシ呵ンス
イッチ、105・・・電子制御装置、106・・・デユ
ーティデータ選定手段、107・・・タイマ、108・
・・N→Dシフトデユーティデータ補正手段、109・
・・油温補正手段、110・・・デニーティソレノイド
オン時間設定手段。 出 願 人 アイシン・エイ・ダブリヱ株式会社代理人
弁理士 白 井 博 樹(外4名)第2図 第3図 第9図 3→4シフト (C−0ソ一イi句テ偽シムぶこ式kOへ、ma箆)4
→3シフト cb、c、t、t′、rz、又0.トルF、FT&I=
より亥ハヒNφ會DシアトーチのC−’IM3ウーイ、
テtう−・ツレJ4ド^イF1カ1◆−257)v%r
> B−IM 3ウーイ・う声シシパルノイド(P内
r会す及1油5 第7 2峙3シフト (C−I A月−較〕に比鴫0覧闇枚胤
)3→2シフ) (c−+ソレノイg*テ;−1<’
に一’K 0%、l5lt軸)cf、b:c≦t、t’
n、スロットル駒即衾Δ七・スロットル瞭(l)[%) D+N N+D h「門 第14図 第16図 第17図 ↑−畿覧
を示す制?11系のブロック構成図、第2図は本発明が
適用される自動変速機の1例を示す構成図、第3図は第
1図および第2図の動作を説明するための図、第4図は
第1図におけるブレーキ機構を示す断面図、第5図はD
レンジの1速時における油圧回路の作用を説明するため
の図、第6図は同2速時における油圧回路の作用を説明
するための図、第7図は2〜3変速時における摩擦係合
要素の作用を説明するための図、第8図はDレンジの3
速時における油圧回路の作用を説明するための図、第9
図は2〜3変速時における摩擦係合要素の作用を説明す
るだめの図、第1O図はDレンジの4速時における油圧
回路の作用を説明するための図、第11図はライン圧特
性を説明するための図、第12図は本発明における制御
系の処理のメインフロー図、第13図は前記変速デユー
ティ処理のフロー図、第14図はN−+Dシフトデユー
ティデータ補正の処理を示すフロー図、第15図はデユ
ティデータを補正した場合の作用を説明するための図、
第16図はエンジン始動後のN→Dシフトデユーティデ
ータ補正の処理を示すフロー図、第17図はその作用を
説明するための図、第18図は油温補正の処理を示すフ
ロー図、第19図はその作用を説明するための図である
。 19.20.21・・・ソレノイド、23・・・油温セ
ンサ、101・・・スピードセンサ、102・・・スロ
ントルセンサ、103・・・シフトレバーボジシ呵ンス
イッチ、105・・・電子制御装置、106・・・デユ
ーティデータ選定手段、107・・・タイマ、108・
・・N→Dシフトデユーティデータ補正手段、109・
・・油温補正手段、110・・・デニーティソレノイド
オン時間設定手段。 出 願 人 アイシン・エイ・ダブリヱ株式会社代理人
弁理士 白 井 博 樹(外4名)第2図 第3図 第9図 3→4シフト (C−0ソ一イi句テ偽シムぶこ式kOへ、ma箆)4
→3シフト cb、c、t、t′、rz、又0.トルF、FT&I=
より亥ハヒNφ會DシアトーチのC−’IM3ウーイ、
テtう−・ツレJ4ド^イF1カ1◆−257)v%r
> B−IM 3ウーイ・う声シシパルノイド(P内
r会す及1油5 第7 2峙3シフト (C−I A月−較〕に比鴫0覧闇枚胤
)3→2シフ) (c−+ソレノイg*テ;−1<’
に一’K 0%、l5lt軸)cf、b:c≦t、t’
n、スロットル駒即衾Δ七・スロットル瞭(l)[%) D+N N+D h「門 第14図 第16図 第17図 ↑−畿覧
Claims (1)
- (1)遊星歯車機構におけるいくつかの回転要素を互い
に選択的に連結させる複数の摩擦係合装置と、該前記摩
擦係合装置を切換制御する油圧回路とを備え、該油圧回
路には、ライン圧を発生させるレギュレータバルブと、
該ライン圧を油圧回路に選択的に切換えるマニュアルバ
ルブと、変速時にデューティ制御により前記摩擦係合装
置の係合油圧を直接制御する複数の変速用ソレノイドバ
ルブと、該ソレノイドバルブにより制御される複数のリ
レイバルブとを有し、前記ソレノイドバルブを独立して
デューティ制御する自動変速機用油圧制御装置において
、エンジン始動を検出するイグニッションスイッチと、
該スイッチの信号により最初のP、R、NからD、2、
Lへのシフト時に前記ソレノイドバルブのデューティデ
ータを補正する補正手段とを有することを特徴とする自
動変速機用油圧制御装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63199092A JP2786452B2 (ja) | 1988-08-10 | 1988-08-10 | 自動変速機用油圧制御装置 |
US07/377,428 US4982622A (en) | 1988-07-12 | 1989-07-10 | Hydraulic pressure control device for automatic transmission |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63199092A JP2786452B2 (ja) | 1988-08-10 | 1988-08-10 | 自動変速機用油圧制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0251659A true JPH0251659A (ja) | 1990-02-21 |
JP2786452B2 JP2786452B2 (ja) | 1998-08-13 |
Family
ID=16401980
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63199092A Expired - Fee Related JP2786452B2 (ja) | 1988-07-12 | 1988-08-10 | 自動変速機用油圧制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2786452B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19504650C1 (de) * | 1995-02-13 | 1996-04-04 | Daimler Benz Ag | Einrichtung zur Getriebetemperaturerfassung |
KR100405668B1 (ko) * | 1997-12-31 | 2004-01-24 | 현대자동차주식회사 | 자동 변속기의 저유온시 변속 제어 장치 및 그 방법 |
KR100645549B1 (ko) * | 2004-06-03 | 2006-11-15 | 현대자동차주식회사 | 자동 변속 차량의 변속 제어방법 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6130431A (ja) * | 1984-07-20 | 1986-02-12 | Mitsubishi Motors Corp | 車両用自動変速機における変速油圧制御方法 |
JPS6140570A (ja) * | 1984-07-31 | 1986-02-26 | Sansha Electric Mfg Co Ltd | 開閉器の試験装置 |
-
1988
- 1988-08-10 JP JP63199092A patent/JP2786452B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6130431A (ja) * | 1984-07-20 | 1986-02-12 | Mitsubishi Motors Corp | 車両用自動変速機における変速油圧制御方法 |
JPS6140570A (ja) * | 1984-07-31 | 1986-02-26 | Sansha Electric Mfg Co Ltd | 開閉器の試験装置 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19504650C1 (de) * | 1995-02-13 | 1996-04-04 | Daimler Benz Ag | Einrichtung zur Getriebetemperaturerfassung |
KR100405668B1 (ko) * | 1997-12-31 | 2004-01-24 | 현대자동차주식회사 | 자동 변속기의 저유온시 변속 제어 장치 및 그 방법 |
KR100645549B1 (ko) * | 2004-06-03 | 2006-11-15 | 현대자동차주식회사 | 자동 변속 차량의 변속 제어방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2786452B2 (ja) | 1998-08-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4982622A (en) | Hydraulic pressure control device for automatic transmission | |
US4955257A (en) | Method of controlling shifts in an automatic transmission | |
US4742732A (en) | Automatic transmission system for a vehicle | |
JP2815864B2 (ja) | 自動変速機用油圧制御装置 | |
JPH0559298B2 (ja) | ||
JPH0474575B2 (ja) | ||
US5537887A (en) | Hydraulic control system for 4-speed automatic transmission | |
US5865702A (en) | Oil temperature responsive hydraulic control system for an automatic transmission | |
US5895334A (en) | Hydraulic control system for automatic transmissions | |
US5010787A (en) | Hydraulic control device for automatic transmission for vehicle adapted to engage clutch at different speed according to engine output power | |
US5109734A (en) | Hydraulic control system for an automatic transmission | |
US20020198647A1 (en) | Hydraulic pressure control apparatus of automatic transmission | |
JPH054545B2 (ja) | ||
JPH0251659A (ja) | 自動変速機用油圧制御装置 | |
US5833565A (en) | Oil pressure control system for automatic transmission | |
JP2837166B2 (ja) | 自動変速機用油圧制御装置 | |
US20020173406A1 (en) | Shift control apparatus of automatic transmissions | |
JP2786451B2 (ja) | 自動変速機用油圧制御装置 | |
US5012700A (en) | Hydraulic control device for automatic transmission for vehicle having clutch disengage control means independent of clutch engage control means | |
JP2884989B2 (ja) | 自動変速機の変速制御装置 | |
JP2853513B2 (ja) | 自動変速機の変速制御装置 | |
JPH1096466A (ja) | 自動変速機のセレクトショック軽減装置 | |
JP2788268B2 (ja) | 車両用自動変速機の油圧制御装置 | |
JPH023075B2 (ja) | ||
KR100216056B1 (ko) | 차량용 자동 변속기의 변속제어방법 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |