JPH0251426B2 - - Google Patents

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JPH0251426B2
JPH0251426B2 JP57212838A JP21283882A JPH0251426B2 JP H0251426 B2 JPH0251426 B2 JP H0251426B2 JP 57212838 A JP57212838 A JP 57212838A JP 21283882 A JP21283882 A JP 21283882A JP H0251426 B2 JPH0251426 B2 JP H0251426B2
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diaminoanthraquinone
diamino
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JP57212838A
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JPS58126848A (ja
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Shutabitsutsu Yozefu
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Bayer AG
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Bayer AG
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Publication date
Application filed by Bayer AG filed Critical Bayer AG
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Publication of JPH0251426B2 publication Critical patent/JPH0251426B2/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B1/00Dyes with anthracene nucleus not condensed with any other ring
    • C09B1/16Amino-anthraquinones
    • C09B1/20Preparation from starting materials already containing the anthracene nucleus
    • C09B1/48Anthrimides

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、30〜60%強度H2SO4、好適には40
〜60%強度H2SO4中の任意に置換されていても
よい1,4−ジアミノアントラキノン及び任意に
置換されていてもよい1−アミノアントラキノン
の混合物を、アルカリ金属もしくはアンモニウム
塩の形で使用されるパーオキソ一硫酸又はパーオ
キソ二硫酸を用いて酸化し、そして生成物を次に
還元することを特徴とする、4,4′−ジアミノ−
1,1′−ジアントルイミド類の製造方法に関する
ものである。好適には、本発明に従う方法におけ
る2種の出発成分は0.9:1〜1.4:1の、特に好
適には1:1〜1.1:1の、任意に置換されてい
てもよい1−アミノアントラキノン対任意に置換
されていてもよい1,4−ジアミノアントラキノ
ンのモル比で使用される。 アントラキノン類の微細分割状混合物を使用す
ることが簡便である。 一般に、酸化は約0〜約80℃、好適には約30〜
約60℃、の温度で行なわれる。 パーオキソ二硫酸カリウムが特に好適な酸化剤
である。 4,4′−ジアミノ−1,1′−ジアントルイミド
は本質的に二方法により製造できる: 1 ウルマン反応〔ウルマンス・エンツイクロペ
デイ・デル・テクニツシエン・ヘミイ(Ull−
mann′s Enzyklopa¨die der technischen
Chemie)、7巻、585頁、3版、1974〕に従う
銅触媒下での1−クロロアントラキノンと1−
アミノ−アントラキノンの縮合、ボロ硫酸中で
の4,4′−位置で置換されていない生成したジ
アントルイミドのニトロ化、及び得られた4,
4′−ジニトロアントルイミドの還元、並びに 2 スイス特許明細書573959の方法に従う、銅触
媒下での任意に置換されていてもよい4−ベン
ゾイルアミノ−1−クロロアントラキノンと任
意に置換されていてもよい1−アミノ−4−ベ
ンゾイルアミノアントラキノンの縮合及びベン
ゾイルアミノ基の加水分解。 4,4′−ジアミノジアントルイミドを与えるた
めの1,4−ジアミノアントラキノン及び1−ア
ミノアントラキノンの混合物の酸化はホウベン/
ウエイル(Houben/Weyl)(7巻、3部、213
頁、4版)から公知である。この文献に従うと、
上記の成分を85〜96%強度H2SO4中で二酸化マ
ンガンで処理するときに、ジアントルイミドが生
成する。この操作を繰返すと、明白に高濃度
H2SO4中では、反応は全く進行しないか又は最
終生成物の収率及び品質に関して非常に不満足な
結果しかもたらさないことが示される。 驚ろくべきことに、本発明に従う方法により短
時間で高純度の4,4′−ジアミノジアントルイミ
ドを良好な収率で製造することができる。 a 酸化条件下で中間生成物として生成する加水
分解敏感性のアントラキノン−1,4−ジイミ
ンが水性H2SO4中で1−アミノアントラキノ
ンとほとんど定量的に反応して4,4′−ジアミ
ノジアントルイミドを与えること; b 反応条件下ではすでに生成したジアントルイ
ミド又はそれのキノン−イミンは、たとえおこ
るとしても、非常に少程度だけ加水分解され
て、1,4−ジアミノ−アントラキノン及び4
−アミノ−1−ヒドロキシアントラキノンを与
えること;及び c ドイツ公告明細書2085991に従うアミノトリ
アントルイミド類又はアミノポリアントルイミ
ド類を与えるための1−アミノアントラキノン
の自己縮合の競合反応は、たとえおこるとして
も、非常に少程度だけおこること、 が特に驚異的なことである。 本発明方法は従つて公知の方法に比べて、その
簡単さ、短かい工程時間及び有機溶媒なしに操作
できる点に関してはるかにすぐれている。さら
に、公知の方法によつては製造が非常に困難な
4,4′−ジアミノジアントルイミド類がこの方法
で容易に得られる。 本発明に従う方法では1モルの1,4−ジアミ
ノアントラキノン当り約1.0〜約2.5モルの酸化
剤、好適には1.6モル〜2.2モルの酸化剤が好適に
使用される。 酸化は重金属塩類もしくは酸化物類、例えば
MnO2、KMnO4、CrO3、K2CrO7、Na2Cr2O7
ど、の添加により促進できる。重金属化合物類の
添加は好適には触媒量である。 還元用には、硫酸媒体中で活性な公知の還元
剤、例えばSnCl2、FeSO4、SO2、ジヒドロキシ
ベンゼン類、トリヒドロキシベンゼン類、低原子
価硫黄のオキソ及びチオ酸のアルカリ金属塩類及
び低い酸化状態のりんの酸素酸並びにそれらの塩
類を還元用に使用できる。単独で又は混合されて
使用される好適な還元剤類はFeSO2、Na2SO3
NaHSO3、H3PO3及びH3PO2並びにそれのアル
カリ金属塩類である。もちろん、上記の還元剤の
混合物も使用できる。 該方法では、好適には式 〔式中、Rは水素、アルキル、特にC1〜C6
アルキル、特にC1〜C6−アルキル、シクロアル
キル、特にC3〜C7−シクロアルキル、アリール、
特にフエニル及びナフチル、アラルキル、特にフ
エニル−C1〜C6−アルキルを示し、ここで上記
の炭化水素基は置換されていてもよく、そして R1、R2、R3、R4及びR5は水素、ハロゲン、特
にCl及びBr、−NO2、−SO3H、−COOH、−OH、
−NH2、−CH、アリールアミノ、特にフエニル
アミノ及びナフチルアミノ、アルキルアミノ、特
にC1〜C6−アルキルアミノ、アルキル、特にC1
〜C6−アルキル、シクロアルキル、特にC3〜C7
−シクロアルキル、アリール、特にフエニル及び
ナフチル、アラルキル、特にフエニル−C1〜C6
−アルキル、アルコキシ、特にC1〜C6−アルコ
キシ及びアリールオキシ、特にフエノキシ、を示
す〕 の1−アミノアントラキノン類が使用される。 Rは好適には水素を表わす。 R1、R2、R3、R4及びR5は好適には水素、Cl、
Br、−SO3H、−COOH、−OH、−NH2、−CN、−
NO2、C1〜C4−アルキル、特にメチル及びエチ
ル、フエニル、C1〜C4−アルキルアミノ及びフ
エニルアミノを表わす。 例として下記のものが挙げられる;1−アミノ
−アントラキノン、1−アミノ−5−クロロアン
トラキノン、1−アミノ−8−クロロアントラキ
ノン、1−アミノ−5,8−ジクロロアントラキ
ノン、1−アミノアントラキノン−2−スルホン
酸、1−アミノアントラキノン−8−スルホン
酸、1−アミノ−6−ヒドロキシアントラキノ
ン、1,5−ジアミノアントラキノン、1,8−
ジアミノアントラキノン、1,5−ジアミノ−4
−クロロアントラキノン、1−アミノ−5−ニト
ロアントラキノン、1−アミノ−8−ニトロアン
トラキノン、1−アミノ−2−メチルアントラキ
ノン、1−アミノ−5−フエニルアミノアントラ
キノン、1−アミノ−8−フエニルアミノアント
ラキノン、1−アミノ−5−メチルアミノアント
ラキノン及び1−アミノ−8−メチルアミノアン
トラキノン。 特に、式 の1,4−ジアミノアントラキノン類が本発明に
従う方法で使用される。 式において、R6、R7、R8、R9及びR10は水
素、ハロゲン、特にCl及びBr、−NO2、−SO3H、
−COOH、−OH、−NH2、−CN、アリールアミ
ノ、特にフエニルアミノ及びナフチルアミノ、ア
ルキルアミノ、特にC1〜C6−アルキルアミノ、
アルキル、特にC1〜C6−アルキル、シクロアル
キル、特にC3〜C7−シクロアルキル、アリール、
特にフエニル及びナフチル、アラルキル、特にフ
エニル−C1〜C6−アルキル、アルコキシ、特に
C1〜C6−アルコキシ及びアリールオキシ、特に
フエノキシを示す。R6、R7、R8、R9及びR10
好適には水素、Cl、Br、−SO3H、−COOH、−
OH、−NH2、−NO2、−CN、C1〜C4−アルキル、
特にメチル及びエチル、C1〜C4−アルキルアミ
ノ及びフエニルアミノを表わす。 例として下記のものが挙げられる:1,4−ジ
アミノ−アントラキノン、1,4−ジアミノアン
トラキノン−5−スルホン酸、1,4−ジアミノ
アントラキノン−6−スルホン酸、1,4−ジア
ミノアントラキノン−7−スルホン酸、1,4−
ジアミノアントラキノン−8−スルホン酸、1,
4−ジアミノ−5−クロロアントラキノン、1,
4−ジアミノ−6−クロロアントラキノン、1,
4−ジアミノ−7−クロロアントラキノン、1,
4−ジアミノ−8−クロロアントラキノン、1,
4−ジアミノ−5−ブロモアントラキノン、1,
4−ジアミノ−6−ブロモアントラキノン、1,
4−ジアミノ−7−ブロモアントラキノン、1,
4−ジアミノ−8−ブロモアントラキノン、1,
4−ジアミノ−5,8−ジクロロアントラキノ
ン、1,4−ジアミノ−5−ニトロアントラキノ
ン、1,4−ジアミノ−2−メチルアントラキノ
ン、1,4−ジアミノ−2−カルボキシアントラ
キノン、1,4−ジアミノ−2−ニトロアントラ
キノン、1,4−ジアミノ−2,3−ジクロロア
ントラキノン及び1,4−ジアミノ−2,3−ジ
シアノアントラキノン。 本発明に従う方法で任意に置換されていてもよ
い1−アミノアントラキノンを任意に置換されて
いてもよい1,5−又は1,8−ジアミノアント
ラキノンにより置換するなら、1.8〜2.0モルの
1,4−ジアミノアントラキノンを使用すると、
下記の反応式に従うテトラアミノトリアントルイ
ミドを与えるための二重反応も得られる: 本発明に従う方法を使用すると、微細粉砕され
た任意に置換されていてもよい1−アミノアント
ラキノン及び任意に置換されてもよい1,4−ジ
アミノアントラキノンの30〜60%強度H2SO4
懸濁液が酸化できる。1−アミノアントラキノン
及び1,4−ジアミノアントラキノンは好適には
連続してペースト化されるが、経済的理由のため
に特に非常に好適には一緒にペースト化され、そ
の理由はこの工程は生成物の品質に関して欠点を
有していないためである。 この方法では酸化剤を最初に水中又は硫酸/水
混合物中に加えることもでき、そして硫酸を混合
しているアミノアントラキノンに滴々添加するこ
ともできる。しかしながら、酸化剤をアミノアン
トラキノン類のペーストに連続的に又は一部分ず
つ計量添加することが有利である。酸化剤の添加
は0.5〜5時間内で実施できる。 1,4−キノンイミンと1−アミノ−アントラ
キノンの反応は普通低温においてすら急速に起き
る。経済的理由のため及び撹拌性の理由のために
−特に反応混合物が濃縮されている時−、10〜60
℃の、特に30〜50℃の、温度における反応が好ま
しい。反応は酸化剤の添加後約0.5〜2時間で完
了する。反応過程は分析的に追跡でき、例えば出
発成分の量は公知のクロマトグラフ法により急速
に測定できる。 硫酸の使用量は、アミノアントラキノン類の硫
酸中での溶解度及びペースト又は酸化融解物の撹
拌性により決められる。一般に、1重量部の1,
4−ジアミノアントラキノン当り約10〜約40重量
部の40〜60%強度H2SO4が使用される。 生成したジアミノジアントルイミド類のキノン
イミン類の還元は還元剤単独で又は例えば水溶液
の形状の還元剤を用いて実施できる。この反応用
には、酸化融解物を最初に加えられてある還元剤
に加えること又は還元剤を融解物中に計量添加す
ることができ、後者の方法は酸化及び還元を同一
容器中で実施できるという利点を有する。還元を
完了させるために加熱することもできる。 他の可能な方法は、完全に又は部分的に酸化さ
れたジアミノジアントルイミドを単離しそして次
それを、還元剤の水溶液を用いる処理により還元
することからなつている。 1,4−ジアミノアントラキノンが、それの先
駆体であるロイコ−1,4−ジアミノアントラキ
ノンの濃硫酸中での酸化により製造され、そして
中間生成物の単離なしに水中でペーストにされ
る。酸化は好適にはドイツ特許明細書625759及び
ドイツ特許明細書627482中に記されている如く二
酸化マンガン、塩素、塩化スルフリル又は臭素を
用いて90〜110℃で実施される。 実施例 1 52.0gの1,4−ジアミノアントラキノン(92
%純度)及び47.0gの1−アミノアントラキノン
(98%純度)を512gの96%強度H2SO4中に溶解
させ、そしてこの溶液を充分撹拌しながら460g
の水に30分以内に滴々添加した。約15℃に冷却し
た後に、110.0gのパーオキシ二硫酸カリウムを
充分撹拌しながら約3時間以内に加え、そして混
合物をゆつくりと20℃に自然に暖めた。融解物を
約20℃において2〜3時間にわたつて撹拌し、そ
して次に600mlの水及び150mlの40%強度
NaHSO3溶液の混合物に加え、そして発泡防止
剤の添加後に、混合物を30分以内に80〜90℃に加
熱した。80〜90℃における30分後に、固体を熱時
に吸引別し、水で中性となるまで洗浄し、そし
て100℃で乾燥した。97.4gの4,4′−ジアミノ
−1,1′−ジアントルイミド(81%純度)が得ら
れ、それは理論値の86%に相当していた。 実施例 2 52.0gの1,4−ジアミノアントラキノン(92
%純度)及び47.0gの1−アミノアントラキノン
(98%純度)の410gの96%強度H2SO4中溶液を
410gの水に滴々添加した。95.0gのパーオキソ
二硫酸カリウムを40〜50℃において1時間以内に
赤橙色のペースト中に加え、混合物をさらに約30
分間撹拌し、そして固体を吸引別した。フイル
ターケーキを中性となるまで洗浄し、次に100ml
の40%強度NaHSO3溶液及び400mlの水の混合物
中で短時間撹拌した。次に固体を吸引別し、水
で洗浄し、そして100℃で乾燥した。96.5gの4,
4′−ジアミノ−1,1′−ジアントルイミド(84%
純度)が単離され、それは理論値の88%に相当し
ていた。 実施例 3 塩素を、52.0gのロイコ−1,4−ジアミノア
ントラキノン(94%純度)の410gの96%強度
H2SO4中に100℃において、ロイコ化合物が事実
上完全に消えるまで通した。過剰の塩素及び塩化
水素を空気と共に吹き出した。次に48.0gの1−
アミノアントラキノンを加えながら混合物を室温
に自然冷却し、そして溶液を410gの水に滴々添
加した。95.0gのパーオキソ二硫酸カリウムを一
部分ずつ40〜50℃において約1時間で加えた。混
合物をそのまま約30分間撹拌し、固体を吸引別
し、そして水でほとんど中性となるまで洗浄し
た。フイルターケーキを300mlの10%強度
NaHSO3溶液で洗浄し、次に水で洗浄し、そし
て100℃で乾燥した。102.3gの4,4′−ジアミノ
−1,1′−ジアントルイミド(79%純度)が得ら
れ、それは理論値の87%に相当していた。 実施例 4 10.6gの1,4−ジアミノアントラキノン(92
%純度)及び15.5gの1−アミノアントラキノン
2−スルホン酸ナトリウム(90%純度)を220g
の96%強度H2SO4中に加えた。この溶液を220g
の水に約30分以内に滴々添加した。約15℃に冷却
した後に、0.5gの二酸化マンガンを充分撹拌し
ながら加え、次に22.0gのパーオキソ二硫酸カリ
ウムを2.5時間内に加えた。混合物を15〜20℃で
さらに2〜3時間撹拌し、30mlの濃塩酸中の15.0
gのSnCl2・2H2Oを濃褐色の融解物に加え、そ
してそれをさらに1〜2時間撹拌した。次に混合
物を500gの80〜90℃に加熱されている水で希釈
し、固体を吸引別し、10%強度H2SO4で洗浄
し、次に50〜60℃の水で中性となるまで洗浄し
た。100℃で乾燥した後に、18.7gの4,4′−ジ
アミノ−1,1′−ジアントルイミド−3−スルホ
ン酸が得られ、それは理論値の84%に相当してい
た。使用したパーオキソ二硫酸カリウムを等量の
パーオキソ二硫酸アンモニウムで置換しても悪影
響を与えなかつた。 実施例 5 10.6gの98%純度1,4−ジアミノアントラキ
ノン及び17.4gの1−アミノアントラキノン−8
−スルホン酸ナトリウム(80.4%純度)の220g
の96%強度H2SO4中溶液を220gの水中に冷却し
ながら撹拌添加した。15℃に冷却後に、22.0gの
パーオキソ二硫酸カリウムを2〜3時間内に加
え、そして混合物を15〜20℃においてさらに3〜
4時間撹拌した。次に20mlのH3PO3水溶液(73
%強度)を滴々添加し、混合物を30分間撹拌し、
そして6.0gのFeSO4・7H2Oを1時間内に加えた
後に1〜2時間にわたつて80〜90℃に加熱した。
冷却後に、固体を吸引別し、水で中性となるま
で洗浄し、そして100℃で乾燥した。19.6gの4,
4′−ジアミノ−1,1′−ジアントルイミド−5−
スルホン酸(約90%純度)が単離された。 実施例 6 10.0gの1,4−ジアミノアントラキノン(92
%純度)及び11.3gの8−アミノ−1−クロロア
ントラキノン(89%純度)の180gの96%強度
H2SO4中溶液を180gの水中に30分内に滴々添加
した。10〜15℃に冷却後に、21.0gのパーオキソ
二硫酸カリウムを2時間内に加え、そして混合物
を15℃においてさらに3〜4時間撹拌した。次に
40mlのNaHSO3水溶液(40%強度)を滴々添加
し、混合物を20〜25℃でさらに0.5〜1時間撹拌
し、そして次に30mlのNaHSO3水溶液(40%強
度)を滴々添加しながら80〜90℃に30分間加熱し
た。固体を熱時に吸引別し、熱水で中性となる
まで洗浄し、そして100℃で乾燥した。収量:
19.6gの粗生成物。スルホン酸を介する精製後
に、15.6gの5−クロロ−4,4′−ジアミノ−
1,1′−ジアントルイミドが得られ、それは1,
4−ジアミノアントラキノンに関して理論値の83
%に相当していた。 実施例 7 10.6gの1,4−ジアミノアントラキノン(92
%純度)及び15.3gの5−アミノ−1,4−ジク
ロロアントラキノン(82%純度)の180gの96%
強度硫酸中溶液を180gの水に冷却しながら滴々
添加した。融解物中に23.5gのパーオキソ二硫酸
カリウムを15〜20℃において加え、そして混合物
を15〜20℃においてさらに2〜3時間撹拌した。
濃色の融解物を500mlの水及び200mlの40%強度
NaHSO3溶液の混合物中に注ぎ、そして短時間
撹拌した後に0.5〜1時間にわたつて80〜90℃に
加熱した。 固体を吸引別し、水で中性となるまで洗浄
し、そして100℃で乾燥した。23.8gの粗製生成
物から硫酸塩を介する精製後に、16.1gの純粋な
5,8−ジクロロ−4,4′−ジアミノ−1,1′−
ジアントルイミドが得られ、それらは理論値の74
%に相当していた。 実施例 8 10.6gの1,4−ジアミノアントラキノン(92
%純度)及び11.9gの1,5−ジアミノ−4−ク
ロロアントラキノン(98%純度)の220gの96%
強度H2SO4中溶液を230gの水中でペースト状に
し、融解物を22.0gのパーオキソ二硫酸カリウム
を用いて実施例5に従つて処理した。21.9gの粗
製生成物が得られ、そして硫酸塩を介して精製後
に15.4gのわずかに不純な5−クロロ−4,4′,
8−トリアミノ−1,1′−ジアントルイミドが得
られた。 実施例 9 10.0gの1,4−ジアミノアントラキノン(92
%純度)及び10.3gの1−アミノ−2−メチルア
ントラキノン(91.5%純度)の180gの96%強度
H2SO4中溶液を冷却しながら170gの水に滴々添
加した。21.0gのパーオキソ二硫酸カリウムを15
℃において2〜3時間以内に加え、そして濃色の
融解物をさらに2〜3時間撹拌した。実施例5に
従つて処理しそして硫酸塩を介して精製すると、
20.5gの粗生成物及び12.3gの純粋な3−メチル
−4,4′−ジアミノジアントルイミドを与え、そ
れは理論値の67%に相当していた。 実施例 10 12.2gの1,4−ジアミノアントラキノン(92
%純度)及び13.8gの1−メチルアミノアントラ
キノン(89%純度)の220gの96%強度H2SO4
溶液を210gの水中でペースト状とした。21.0g
のパーオキソ二硫酸カリウムを15℃において2〜
3時間内に加え、そして濃色の融解物をさらに2
〜3時間撹拌した。次に30mlの濃塩酸中の16.0g
のSnCl2・2H2Oを加え、1時間後に混合物を80
〜90℃に短時間加熱し、固体を吸引別し、そし
て20%強度H2SO4で洗浄した。22.8gの4−アミ
ノ−4′−メチルアミノ−1,1′−ジアントルイミ
ド(約85〜90%純度)が得られた。 実施例 11 10.6gの1,4−ジアミノアントラキノン(92
%純度)及び14.0gの1−フエニルアミノアント
ラキノン(91%純度)の220gの96%強度H2SO4
中溶液を220gの水中でペースト状とした。22.0
gのパーオキソ二硫酸カリウムを15℃において2
〜3時間内に加えた。2〜3時間撹拌した後に、
融解物を300mlの水及び100mlの40%強度
NaHSO3溶液の混合物に加え、そして80〜90℃
で1時間加熱した。固体を吸引別し、30%強度
H2SO4で洗浄し、次に熱水で中性となるまで洗
浄し、そして100℃で乾燥した。15.6gの事実上
純粋な4−アミノ−4′−フエニルアミノ−1,
1′−ジアントルイミドが得られた。 実施例 12 10.6gの1,4−ジアミノアントラキノン(92
%純度)及び10.6gの1,8−ジアミノアントラ
キノン(96%純度)の200gの96%強度H2SO4
溶液を210gの水中でペースト状とし、そして融
解物を15℃で22.0gのパーオキソ二硫酸カリウム
で酸化した。実施例5に従つて処理すると、22.0
gの粗生成物を与え、そしてスルホン酸塩を介し
ての精製後に16.2gの本質的な純粋な4,4′,5
−トリアミノ−1,1′−ジアントルイミドを与え
た。 実施例 13 22.0gの1,4−ジアミノアントラキノン(92
%純度)及び10.2gの1,8−ジアミノアントラ
キノン(96%純度)の220gの96%強度H2SO4
溶液を冷却しながら220gの水及び100gの50%強
度H2SO4の混合物に滴々添加した。45.0gのパー
オキソ二硫酸カリウムを約10℃において5時間内
で加え、そして濃色の融解物を10〜15℃で10時間
撹拌した。100mlの40%強度NaHSO3溶液を15〜
20℃において滴々添加し、混合物を15〜20℃にお
いて30分間撹拌し、10.0gのFeSO4・7H2Oを加
え、そして2〜3時間後に80℃に加熱した。固体
を熱時に吸引別し、熱水で中性となるまで洗浄
し、そして100℃で乾燥した。30.8gの生成物が
単離され、それは主生成物である4′,4″,4,5
−テトラアミノ−1,1′;8,1″−トリアントル
イミドの他に20〜30%のトリアミノジアントルイ
ミドも含有していた。 実施例 14 10.6gの1,4−ジアミノアントラキノン(92
%純度)及び10.0gの1,5−ジアミノアントラ
キノン(99%純度)の200gの96%強度H2SO4
溶液を200gの水中でペースト化し、そして融解
物を10〜15℃で24.0gのパーオキソ二硫酸カリウ
ムで酸化した。実施例5に従つて処理すると、
17.5gの4,4′,8−トリアミノ−1,1′−ジア
ントルイミドを与え、それは依然として少量のア
ミノポリアントルイミドで汚染されていた。 実施例 15 12.2gの1,4−ジアミノ−5−ニトロアント
ラキノン(93%純度)及び9.6gの1−アミノア
ントラキノン(98%純度)の200gの90%強度
H2SO4中溶液を200gの水中でペースト化した。
10℃に冷却した後に、21.0gのパーオキソ二硫酸
カリウムを2〜3時間内に加え、そして融解物を
10〜15℃でさらに約2時間撹拌した。次に15.0g
のヒドロキノンを加え、そして約30分後に混合物
を50〜60℃に短時間加熱し、冷却後に固体を吸引
別した。フイルターケーキを最初は40%強度
H2SO4で洗浄し、次に熱水で中性となるまで洗
浄し、そして100℃で乾燥した。17.4gの異性体
状の5−ニトロ−4,4′−ジアミノ−1,1′−ジ
アントルイミド及び8−ニトロ−4,4′−ジアミ
ノ−1,1′−ジアントルイミドの混合物がこのよ
うにして得られ、それは理論値の86%に相当して
いた。 実施例 16 12.5gの1,4−ジアミノ−2,3−ジクロロ
アントラキノン(98%純度)及び9.6gの1−ア
ミノアントラキノン(98%純度)の180gの96%
強度硫酸中溶液を180gの水中に撹拌添加した。
10〜15℃に冷却後に、22.0gのパーオキソ二硫酸
カリウムを2〜3時間内で加え、そして融解物を
15〜20℃でさらに1〜2時間撹拌した。実施例5
と同様にして処理しそして精製すると、17.7gの
2,3−ジクロロ−4,4′−ジアミノ−1,1′−
ジアントルイミドを与えた。 実施例 17 15.0gの1,4−ジアミノ−2,3−ジシアノ
−アントラキノン(87%純度)及び10.5gの1−
アミノアントラキノン(9.8%純度)の230gの96
%強度H2SO4中溶液を冷却しながら220gの水中
に撹拌添加した。25.0gのパーオキソ二硫酸カリ
ウムを10℃で2時間内に加えた。10〜15℃におけ
る4時間後に、20.0gのFeSO4・7H2Oを加え、
そして融解物を20〜25℃で4時間撹拌した。吸引
別し、中性となるまで水で洗浄し、そして100
℃に乾燥した後に、24.2gの粗生成物が得られ、
そしてスルホン酸塩を介して精製後に17.9gの
2,3−ジシアノ−4,4′−ジアミノ−1,1′−
ジアントルイミドが得られ、それは理論値の78%
に相当していた。 上記実施例による目的化合物の主なものについ
て同定資料を示せば、次の通りである。
【表】
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 30〜60%強度H2SO4中の任意に置換されて
    いてもよい1,4−ジアミノアントラキノン及び
    任意に置換されていてもよい1−アミノアントラ
    キノンの混合物を、パーオキソ一硫酸もしくはパ
    ーオキソ二硫酸のアルカリ金属もしくはアンモニ
    ウム塩を用いて酸化し、そして生成物を次に還元
    することを特徴とする、4,4′−ジアミノ−1,
    1′−ジアントルイミド類の製造方法。 2 出発成分を0.9:1〜1.4:1の任意に置換さ
    れてもよい1−アミノアントラキノン対任意に置
    換されていてもよい1,4−ジアミノアントアラ
    キノンのモル比で使用することを特徴とする、特
    許請求の範囲第1項記載の方法。 3 アントラキノン類の微細分割状混合物を使用
    することを特徴とする、特許請求の範囲第1〜2
    項のいずれかに記載の方法。 4 酸化をパーオキソ二硫酸カリウムを用いて実
    施することを特徴とする、特許請求の範囲第1〜
    3項のいずれかに記載の方法。 5 酸化を重金属酸化物類又は塩類の存在下で実
    施することを特徴とする、特許請求の範囲第1〜
    4項のいずれかに記載の方法。 6 1,4−ジアミノアントアラキノン及び1−
    アミノアントラキノンの混合物を使用することを
    特徴とする、特許請求の範囲第1〜5項のいずれ
    かに記載の方法。 7 使用される1,4−ジアミノアントラキノン
    が硫酸中でのロイコ−1,4−ジアミノアントラ
    キノンの酸化により製造され、そしてそれを中間
    生成物の単離をせずにそしてペーストに転化した
    後に1−アミノアントアラキノンと反応させるこ
    とを特徴とする、特許請求の範囲第1〜6項のい
    ずれかに記載の方法。
JP57212838A 1981-12-09 1982-12-06 4,4′−ジアミノ−1,1′−ジアントルイミド類の製造方法 Granted JPS58126848A (ja)

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DE3148693.2 1981-12-09

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EP0081169A3 (en) 1983-08-03
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EP0081169A2 (de) 1983-06-15
DE3148693A1 (de) 1983-06-30
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